JPH1085532A - 換気送風機 - Google Patents
換気送風機Info
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- JPH1085532A JPH1085532A JP27389496A JP27389496A JPH1085532A JP H1085532 A JPH1085532 A JP H1085532A JP 27389496 A JP27389496 A JP 27389496A JP 27389496 A JP27389496 A JP 27389496A JP H1085532 A JPH1085532 A JP H1085532A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】建物等の換気送風に際して、エアフィルタの清
掃や交換をすることなしに長期間清浄な気体を取り込め
ることを目的とする。 【構成】気体取り入れ口と気体取り出し口を具備した吸
気通路に少なくともプロペラファンとエアフィルタを備
えた換気送風機において、前記エアフィルタが慣性分離
型の集塵フィルタであることと前記集塵フィルタの下部
に設けた開口と前記気体取り入れ口側と前記気体取り出
し口側の3つの開口を有するダスト排除通路を備えてい
ることおよび前記ダスト排除通路内の前記気体取り出し
口側の開口へのダストの排出を妨げる第1逆止弁と前記
気体取り入れ口側開口からの気体の流入を妨げる第2逆
止弁とを前記ダスト排除通路内に備えることを特徴とす
る。
掃や交換をすることなしに長期間清浄な気体を取り込め
ることを目的とする。 【構成】気体取り入れ口と気体取り出し口を具備した吸
気通路に少なくともプロペラファンとエアフィルタを備
えた換気送風機において、前記エアフィルタが慣性分離
型の集塵フィルタであることと前記集塵フィルタの下部
に設けた開口と前記気体取り入れ口側と前記気体取り出
し口側の3つの開口を有するダスト排除通路を備えてい
ることおよび前記ダスト排除通路内の前記気体取り出し
口側の開口へのダストの排出を妨げる第1逆止弁と前記
気体取り入れ口側開口からの気体の流入を妨げる第2逆
止弁とを前記ダスト排除通路内に備えることを特徴とす
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】建物や自動車室内や船舶の客室や
貨物室の換気送風機に関する。
貨物室の換気送風機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、換気送風機としては図5に示す構
造のものが一般的であった。壁(1)に穴(2)を開け
てパイプスリーブ(3)を通して、その中にプロペラフ
ァン(4)を備えている。外気(5)の汚れはエアフィ
ルタ(6)によってその大部分が取り除かれて清浄な気
体が室内に送気される。従来の換気送風機の具体的な例
としては三菱電機株式会社中津川製作所(岐阜県中津川
市駒場町1−3)が1996年3月に作成した「三菱換
気送風機 新製品NEWSNo.5」掲載のV−08P
QUKがある。前記V−08PQUKはエアフィルタと
してポリプロピレン不織布製のフィルタを用いている。
造のものが一般的であった。壁(1)に穴(2)を開け
てパイプスリーブ(3)を通して、その中にプロペラフ
ァン(4)を備えている。外気(5)の汚れはエアフィ
ルタ(6)によってその大部分が取り除かれて清浄な気
体が室内に送気される。従来の換気送風機の具体的な例
としては三菱電機株式会社中津川製作所(岐阜県中津川
市駒場町1−3)が1996年3月に作成した「三菱換
気送風機 新製品NEWSNo.5」掲載のV−08P
QUKがある。前記V−08PQUKはエアフィルタと
してポリプロピレン不織布製のフィルタを用いている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の換気送風機では
外気に含まれる塵や埃がそのエアフィルタにからめて捕
獲保持されるために、一定時間使用した換気送風機では
常にエアフィルタに捕獲保持された塵や埃を通過して室
内に外気を導入することになる。つまり、従来の換気送
風機では外気をエアフィルタで清浄化する作用とエアフ
ィルタの塵や埃で汚染させる作用が同時に行われてい
た。エアフィルタに捕獲保持された塵や埃がその後に水
分を含むとカビや有害微生物を増加させる温床となるた
めに、エアフィルタを備えていることでかえって外気を
汚染させて室内に取り込む場合もあるという課題を抱え
ていた。また、エアフィルタは送風に対するコンダクタ
ンスを低下させる影響があり、特に捕獲保持された塵や
埃の量が多くなるとコンダクタンスがさらに低下する。
その分、換気送風機の送風能力に負担を強いる課題を抱
えていた。
外気に含まれる塵や埃がそのエアフィルタにからめて捕
獲保持されるために、一定時間使用した換気送風機では
常にエアフィルタに捕獲保持された塵や埃を通過して室
内に外気を導入することになる。つまり、従来の換気送
風機では外気をエアフィルタで清浄化する作用とエアフ
ィルタの塵や埃で汚染させる作用が同時に行われてい
た。エアフィルタに捕獲保持された塵や埃がその後に水
分を含むとカビや有害微生物を増加させる温床となるた
めに、エアフィルタを備えていることでかえって外気を
汚染させて室内に取り込む場合もあるという課題を抱え
ていた。また、エアフィルタは送風に対するコンダクタ
ンスを低下させる影響があり、特に捕獲保持された塵や
埃の量が多くなるとコンダクタンスがさらに低下する。
その分、換気送風機の送風能力に負担を強いる課題を抱
えていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の換気送風機は、
気体取り入れ口と気体取り出し口を具備した吸気通路に
少なくともプロペラファンとエアフィルタを備えること
に加えて、前記エアフィルタが慣性分離型の集塵フィル
タであることと前記集塵フィルタの下部に設けた開口と
前記気体取り入れ口側と前記気体取り出し口側の3つの
開口を有するダスト排除通路を備えていることおよび前
記ダスト排除通路内の前記気体取り出し口側の開口への
ダストの排出を妨げる第1逆止弁と前記気体取り入れ口
側開口からの気体の流入を妨げる第2逆止弁とを前記ダ
スト排除通路内に備えること、または、さらに加えて、
前記第1逆止弁または前記第2逆止弁またはその両方に
弁強制開閉装置を備えることを特徴とする。
気体取り入れ口と気体取り出し口を具備した吸気通路に
少なくともプロペラファンとエアフィルタを備えること
に加えて、前記エアフィルタが慣性分離型の集塵フィル
タであることと前記集塵フィルタの下部に設けた開口と
前記気体取り入れ口側と前記気体取り出し口側の3つの
開口を有するダスト排除通路を備えていることおよび前
記ダスト排除通路内の前記気体取り出し口側の開口への
ダストの排出を妨げる第1逆止弁と前記気体取り入れ口
側開口からの気体の流入を妨げる第2逆止弁とを前記ダ
スト排除通路内に備えること、または、さらに加えて、
前記第1逆止弁または前記第2逆止弁またはその両方に
弁強制開閉装置を備えることを特徴とする。
【0005】
【作用】慣性分離型の集塵フィルタはそのフィルタの気
体取り入れ口側からフィルタに流入した気体中に含まれ
ているダストがフィルタ内の壁面に衝突して下方に落下
する作用を利用している。質量の軽い気体分子はフィル
タ内の障害物をすり抜けてフィルタの出口に至るが、質
量の大きなダストは慣性力が強いために障害物に衝突す
る。このフィルタではダストが下方向に落下して堆積す
る特徴がある。本発明ではこの落下して堆積したダスト
を送風によって外部放出もしくは所定の収集箱に溜め
る。このダスト放出等の作用は、前記集塵フィルタ下部
に開口を設けてダストをその開口部に堆積させる。そし
て、堆積ダストを室内側から外部に向けて吹き飛ばす。
2つの逆止弁によって外気の取り込み時には必ず前記集
塵フィルタを気体が通過して、また、ダストを吹き飛ば
す際にはダストが逆流して屋内に紛れ込まなくしてい
る。逆止弁の作用によって前記吹き飛ばし機能を外気の
吹き付けでも達成できる。
体取り入れ口側からフィルタに流入した気体中に含まれ
ているダストがフィルタ内の壁面に衝突して下方に落下
する作用を利用している。質量の軽い気体分子はフィル
タ内の障害物をすり抜けてフィルタの出口に至るが、質
量の大きなダストは慣性力が強いために障害物に衝突す
る。このフィルタではダストが下方向に落下して堆積す
る特徴がある。本発明ではこの落下して堆積したダスト
を送風によって外部放出もしくは所定の収集箱に溜め
る。このダスト放出等の作用は、前記集塵フィルタ下部
に開口を設けてダストをその開口部に堆積させる。そし
て、堆積ダストを室内側から外部に向けて吹き飛ばす。
2つの逆止弁によって外気の取り込み時には必ず前記集
塵フィルタを気体が通過して、また、ダストを吹き飛ば
す際にはダストが逆流して屋内に紛れ込まなくしてい
る。逆止弁の作用によって前記吹き飛ばし機能を外気の
吹き付けでも達成できる。
【0006】
【実施例】本発明の請求項1の第1の実施例を図1を用
いて説明する。図1の実施例は建物の外壁に貫通穴を設
けて室内の換気を行う換気送風機の例であり、パイプ用
ファンと一般的に呼ばれているものもこの一種である。
図1において、換気送風機(8)は壁(1)に設けられ
た穴(2)に角型のパイプスリーブ(3’)を設けてそ
の内部に換気送風機(8)を設置した例である。換気送
風機には吸気通路(9)とダスト排除通路(10)が備
えられている。吸気通路にはプロペラファン(4)と慣
性分離型の集塵フィルタ(9)が備えられている。外気
(5)は前記慣性分離型の集塵フィルタでダスト類を排
除されで室内に取り込まれる清浄な送気(7)となる。
慣性分離型の集塵フィルタの一例としては本発明者らが
公開特許の特開平2−20286で公開した慣性分離型
の集塵フィルタまたは、特開平8−80413、特開平
8−80414で公開した集塵フィルタがある。ダスト
排除通路には補助プロペラファン(12)が備えられて
いる。この補助プロペラファンは前記プロペラファンと
は独立に作動と停止が行える。ダスト排除通路にはさら
に第1逆止弁(13)と第2逆止弁(14)が設けられ
ている。
いて説明する。図1の実施例は建物の外壁に貫通穴を設
けて室内の換気を行う換気送風機の例であり、パイプ用
ファンと一般的に呼ばれているものもこの一種である。
図1において、換気送風機(8)は壁(1)に設けられ
た穴(2)に角型のパイプスリーブ(3’)を設けてそ
の内部に換気送風機(8)を設置した例である。換気送
風機には吸気通路(9)とダスト排除通路(10)が備
えられている。吸気通路にはプロペラファン(4)と慣
性分離型の集塵フィルタ(9)が備えられている。外気
(5)は前記慣性分離型の集塵フィルタでダスト類を排
除されで室内に取り込まれる清浄な送気(7)となる。
慣性分離型の集塵フィルタの一例としては本発明者らが
公開特許の特開平2−20286で公開した慣性分離型
の集塵フィルタまたは、特開平8−80413、特開平
8−80414で公開した集塵フィルタがある。ダスト
排除通路には補助プロペラファン(12)が備えられて
いる。この補助プロペラファンは前記プロペラファンと
は独立に作動と停止が行える。ダスト排除通路にはさら
に第1逆止弁(13)と第2逆止弁(14)が設けられ
ている。
【0007】第1の実施例の送気の際の使用例について
述べる。外気を慣性分離型の集塵フィルタで清浄化して
送気を得るにはプロペラファン(4)を作動させて図1
の左から右の方向に風流を起こす。この風流によって慣
性分離型の集塵フィルタでは上記特開平2−20286
の明細書で示した作用によって外気中のダストが捕獲さ
れる。捕獲されたダストの一部は重力下方向に落下して
堆積ダスト(15)となる。
述べる。外気を慣性分離型の集塵フィルタで清浄化して
送気を得るにはプロペラファン(4)を作動させて図1
の左から右の方向に風流を起こす。この風流によって慣
性分離型の集塵フィルタでは上記特開平2−20286
の明細書で示した作用によって外気中のダストが捕獲さ
れる。捕獲されたダストの一部は重力下方向に落下して
堆積ダスト(15)となる。
【0008】図1の実施例では第1逆止弁と第2逆止弁
とが互いに独立して作動する。具体的には前記2つの逆
止弁は板状の弁本体(16)が蝶番(17)でダスト排
除通路に取り付けられており、弁本体の可動範囲を制限
する止め爪(18)が隣接して排されている構造であ
る。前記堆積ダストを排出する際には前記補助プロペラ
ファンを作動させて図1で右から左に風流を作る。この
風流は第1逆止弁と第2逆止弁の両方にとって順方向で
あるので2つの弁とも開いて堆積ダスト(15)が張り
出し板(19)上を通過して建物の外に排出される。前
記張り出し板は排出された堆積ダストが外壁をつたって
汚すことを防ぐ目的で取り付けられている。堆積ダスト
は前記プロペラファンおよび補助プロペラファンの両方
ともが停止状態でも排出される。自然の風が図1の外気
と示した矢印方向に吹き付けた場合、前記プロペラファ
ンが停止しているので吸気通路のプロペラファン部分の
送気コンダクタンスが低下している。このため、前記慣
性分離型の集塵フィルタの下方向に風流が向けられる。
第2逆止弁が風流(風圧)によって開かれて堆積ダスト
が排出される。この外気による排出作用の場合には前記
慣性分離型の集塵フィルタの内部での風の向きが通常の
送気の場合と異なり下方向に向いているので、前記慣性
分離型の集塵フィルタ内部に残留していたダストが積極
的に排出される。
とが互いに独立して作動する。具体的には前記2つの逆
止弁は板状の弁本体(16)が蝶番(17)でダスト排
除通路に取り付けられており、弁本体の可動範囲を制限
する止め爪(18)が隣接して排されている構造であ
る。前記堆積ダストを排出する際には前記補助プロペラ
ファンを作動させて図1で右から左に風流を作る。この
風流は第1逆止弁と第2逆止弁の両方にとって順方向で
あるので2つの弁とも開いて堆積ダスト(15)が張り
出し板(19)上を通過して建物の外に排出される。前
記張り出し板は排出された堆積ダストが外壁をつたって
汚すことを防ぐ目的で取り付けられている。堆積ダスト
は前記プロペラファンおよび補助プロペラファンの両方
ともが停止状態でも排出される。自然の風が図1の外気
と示した矢印方向に吹き付けた場合、前記プロペラファ
ンが停止しているので吸気通路のプロペラファン部分の
送気コンダクタンスが低下している。このため、前記慣
性分離型の集塵フィルタの下方向に風流が向けられる。
第2逆止弁が風流(風圧)によって開かれて堆積ダスト
が排出される。この外気による排出作用の場合には前記
慣性分離型の集塵フィルタの内部での風の向きが通常の
送気の場合と異なり下方向に向いているので、前記慣性
分離型の集塵フィルタ内部に残留していたダストが積極
的に排出される。
【0009】本発明請求項1に対応する第2の実施例を
図2に示す。以下で特に説明する特徴以外は図1で示し
た第1の実施例と同様である。図2は建物の部屋同士の
通気の実施例である。外気(5)を取り入れる側も極端
には汚したくない場合である。エアフロー環気システム
等に用いられる。送気(7)の側の部屋が気管支系の病
人の病室で外気(5)の側は健常者の居室空間である。
図2において、ダスト収集箱(20)が備えられてい
る。堆積ダスト(15)は補助プロペラファン(12)
の作動時またはプロペラファン(4)と補助プロペラフ
ァン停止状態での外気吹き付け時に第2逆止弁(14)
が開いてダスト収集箱に落下蓄積される。ダスト堆積箱
に蓄積された2次堆積ダスト(21)は定期的に前記収
集箱を取り外して清掃される。ダスト収集箱にはフィル
タ(22)が設けられている。このフィルタは例えばポ
リプロピレン不織布を素材としたスポンジ状のフィルタ
である。
図2に示す。以下で特に説明する特徴以外は図1で示し
た第1の実施例と同様である。図2は建物の部屋同士の
通気の実施例である。外気(5)を取り入れる側も極端
には汚したくない場合である。エアフロー環気システム
等に用いられる。送気(7)の側の部屋が気管支系の病
人の病室で外気(5)の側は健常者の居室空間である。
図2において、ダスト収集箱(20)が備えられてい
る。堆積ダスト(15)は補助プロペラファン(12)
の作動時またはプロペラファン(4)と補助プロペラフ
ァン停止状態での外気吹き付け時に第2逆止弁(14)
が開いてダスト収集箱に落下蓄積される。ダスト堆積箱
に蓄積された2次堆積ダスト(21)は定期的に前記収
集箱を取り外して清掃される。ダスト収集箱にはフィル
タ(22)が設けられている。このフィルタは例えばポ
リプロピレン不織布を素材としたスポンジ状のフィルタ
である。
【0010】本発明請求項2に対応する第1の実施例を
図3に示す。建物の外壁に設置して新鮮な外気を清浄化
して室内に取り込むための換気送風機の例である。以下
に特筆する以外の内容は図1の説明と同様であるので省
略する。図3では第2逆止弁(14’)に弁強制開閉装
置(23)が備えられている。この開閉装置は室内のス
イッチ(図は省略)で第2逆止弁の開閉を操作するため
の装置である。図1で説明した通り、プロペラファン
(4)と補助プロペラファン(12)の両方が停止して
いる状態で外気(5)が自然の風の流れで吹き付けられ
た場合には堆積ダスト(15)が建物の外に放出され
る。換気送風機(8)が玄関の真上などの人の通行の可
能性がある場所の上方に設置されている場合には堆積ダ
ストが放出されると困る場合がある。図3の実施例では
第2逆止弁の開閉を強制的に制御する弁強制開閉装置を
備えることで例えば深夜人通りのない場合にだけ前記第
2逆止弁が開けるように設定する。前記開閉装置は補助
プロペラファンの作動スイッチと連動させて、補助プロ
ペラファンが作動する場合には無条件に第2逆止弁が開
くようにしてある。プロペラファンが作動する場合には
無条件に第2逆止弁が閉じるようにしてある。前記開閉
装置をプログラマブルコントローラ等の制御装置で制御
することでさらにきめ細かい設定を行う場合もある。堆
積ダスト量を測定するセンサと組み合わせてある一定量
以上にダストが堆積した場合にはプロペラファンと補助
プロペラファンの両方が停止している状態では常に第2
逆止弁が開いているように設定する場合もある。
図3に示す。建物の外壁に設置して新鮮な外気を清浄化
して室内に取り込むための換気送風機の例である。以下
に特筆する以外の内容は図1の説明と同様であるので省
略する。図3では第2逆止弁(14’)に弁強制開閉装
置(23)が備えられている。この開閉装置は室内のス
イッチ(図は省略)で第2逆止弁の開閉を操作するため
の装置である。図1で説明した通り、プロペラファン
(4)と補助プロペラファン(12)の両方が停止して
いる状態で外気(5)が自然の風の流れで吹き付けられ
た場合には堆積ダスト(15)が建物の外に放出され
る。換気送風機(8)が玄関の真上などの人の通行の可
能性がある場所の上方に設置されている場合には堆積ダ
ストが放出されると困る場合がある。図3の実施例では
第2逆止弁の開閉を強制的に制御する弁強制開閉装置を
備えることで例えば深夜人通りのない場合にだけ前記第
2逆止弁が開けるように設定する。前記開閉装置は補助
プロペラファンの作動スイッチと連動させて、補助プロ
ペラファンが作動する場合には無条件に第2逆止弁が開
くようにしてある。プロペラファンが作動する場合には
無条件に第2逆止弁が閉じるようにしてある。前記開閉
装置をプログラマブルコントローラ等の制御装置で制御
することでさらにきめ細かい設定を行う場合もある。堆
積ダスト量を測定するセンサと組み合わせてある一定量
以上にダストが堆積した場合にはプロペラファンと補助
プロペラファンの両方が停止している状態では常に第2
逆止弁が開いているように設定する場合もある。
【0011】本発明請求項2に対応する第2の実施例を
図4に示す。台所のガスレンジ上方に設けられた換気扇
の場合の実施例である。換気扇は揚げ物などの調理の際
の油分を含んだ熱気を建物の外に放出する機器である。
不快臭や有害ガスの放出にも使用される。図4の実施例
は排気装置である換気扇に外気取り入れの機能を備えさ
せた例である。図4において、壁(1)に穴が開けられ
て、排気通路(24)と吸気通路(9)とが設けられて
いる。排気通路には排気プロペラファン(25)が備え
られており、吸気通路にはプロペラファン(4)が備え
られている。吸気通路にはさらに慣性分離型の集塵フィ
ルタ(11)が設けられており、図4に描いてある通
り、前記集塵フィルタの下部には開口が設けられてあ
り、T字管(26)の一端がその開口おt接続されてい
る。前記T字管の残りの2つの口はそれぞれ排気通路内
でその室内側と室外側に向けられている。それぞれの口
は図示した通り第1逆止弁(13’)と第2逆止弁(1
4’)が備えられている。この2つの逆止弁の両方に弁
強制開閉装置(23)が備えられており、独立に開閉操
作が行える。
図4に示す。台所のガスレンジ上方に設けられた換気扇
の場合の実施例である。換気扇は揚げ物などの調理の際
の油分を含んだ熱気を建物の外に放出する機器である。
不快臭や有害ガスの放出にも使用される。図4の実施例
は排気装置である換気扇に外気取り入れの機能を備えさ
せた例である。図4において、壁(1)に穴が開けられ
て、排気通路(24)と吸気通路(9)とが設けられて
いる。排気通路には排気プロペラファン(25)が備え
られており、吸気通路にはプロペラファン(4)が備え
られている。吸気通路にはさらに慣性分離型の集塵フィ
ルタ(11)が設けられており、図4に描いてある通
り、前記集塵フィルタの下部には開口が設けられてあ
り、T字管(26)の一端がその開口おt接続されてい
る。前記T字管の残りの2つの口はそれぞれ排気通路内
でその室内側と室外側に向けられている。それぞれの口
は図示した通り第1逆止弁(13’)と第2逆止弁(1
4’)が備えられている。この2つの逆止弁の両方に弁
強制開閉装置(23)が備えられており、独立に開閉操
作が行える。
【0012】図4の換気扇の使用例を述べる。実際に揚
げ物などの調理を行っている場合には排気プロペラファ
ンを作動して排気をして、上記2つの逆止弁は強制的に
閉めておく。このようにしておくことで堆積ダスト(1
5)が油を含んで固定化することを防ぐ。プロペラファ
ン(4)は作動させて吸気を行う。吸気通路と排気通路
との境の素材を熱の伝導度に優れた銅にしておくことで
外気(5)が排気通路を通過する気体の持つ熱で暖めら
れて室内に取り込まれる。前記境の素材をステンレス等
の断熱素材にすることで排気の温度の影響を受けずに外
気を取り入れる例もある。慣性分離型の集塵フィルタで
は図1等で説明したのと同様にしてダストが取り除かれ
てT字管に堆積される。堆積されたダストはガスレンジ
を使用していない時に前記2つの逆止弁を開放にして排
気プロペラファンを作動させて外部に放出する。前記弁
強制開閉装置を前記ガスレンジのスイッチと連動させる
ことで上記動作を間違わずに行う。
げ物などの調理を行っている場合には排気プロペラファ
ンを作動して排気をして、上記2つの逆止弁は強制的に
閉めておく。このようにしておくことで堆積ダスト(1
5)が油を含んで固定化することを防ぐ。プロペラファ
ン(4)は作動させて吸気を行う。吸気通路と排気通路
との境の素材を熱の伝導度に優れた銅にしておくことで
外気(5)が排気通路を通過する気体の持つ熱で暖めら
れて室内に取り込まれる。前記境の素材をステンレス等
の断熱素材にすることで排気の温度の影響を受けずに外
気を取り入れる例もある。慣性分離型の集塵フィルタで
は図1等で説明したのと同様にしてダストが取り除かれ
てT字管に堆積される。堆積されたダストはガスレンジ
を使用していない時に前記2つの逆止弁を開放にして排
気プロペラファンを作動させて外部に放出する。前記弁
強制開閉装置を前記ガスレンジのスイッチと連動させる
ことで上記動作を間違わずに行う。
【0013】上述した図4の例では2つの弁強制開閉装
置を連動させて作動させているが、図3で示した実施例
と同様に自然の風を利用してダストを放出する場合もあ
る。この場合には第2逆止弁のみを強制的に開放する。
置を連動させて作動させているが、図3で示した実施例
と同様に自然の風を利用してダストを放出する場合もあ
る。この場合には第2逆止弁のみを強制的に開放する。
【0014】
【発明の効果】本発明の換気送風機では、長期間フィル
タの清掃や交換をすることなしに外気を清浄化して室内
に送気することができる。
タの清掃や交換をすることなしに外気を清浄化して室内
に送気することができる。
【図1】は本発明請求項1の第1の実飾例に対応する断
面図である。
面図である。
【図2】は本発明請求項1の第2の実施例に対応する断
面図である。
面図である。
【図3】は本発明請求項2の第1の実施例に対応する断
面図である。
面図である。
【図4】は本発明請求項2の第2の実施例に対応する断
面図である。
面図である。
【図5】は従来例の断面図である。
1は壁、2は穴、3および3’はパイプスリーブ、4は
プロペラファン、5は外気、6はエアフィルタ、7は送
気、8は換気送風機、9は吸気通路、10はダスト排除
通路、11は慣性分離型の集塵フィルタ、12は補助プ
ロペラファン、13および13’は第1逆止弁、 14
および14’は第2逆止弁、15は堆積ダスト、16は
弁本体、17は蝶番、18は止め爪、19は張り出し
板、20はダスト収集箱、21は2次堆積ダスト、22
はフィルタ、23は弁強制開閉装置、24は排気通路、
25は排気プロペラファン、26はT字管である。
プロペラファン、5は外気、6はエアフィルタ、7は送
気、8は換気送風機、9は吸気通路、10はダスト排除
通路、11は慣性分離型の集塵フィルタ、12は補助プ
ロペラファン、13および13’は第1逆止弁、 14
および14’は第2逆止弁、15は堆積ダスト、16は
弁本体、17は蝶番、18は止め爪、19は張り出し
板、20はダスト収集箱、21は2次堆積ダスト、22
はフィルタ、23は弁強制開閉装置、24は排気通路、
25は排気プロペラファン、26はT字管である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 増野 義明 神奈川県藤沢市城南4−4−14 (72)発明者 田村 幸彦 神奈川県横浜市旭区鶴ケ峰本町1366 (72)発明者 杉浦 光男 東京都世田谷区玉川田園調布1丁目15番12 号株式会社ニコテック内 (72)発明者 長谷川 正史 東京都北区赤羽南2丁目5番1号三恵技研 工業株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】気体取り入れ口と気体取り出し口を具備し
た吸気通路に少なくともプロペラファンとエアフィルタ
を備えた換気送風機において、前記エアフィルタが慣性
分離型の集塵フィルタであることと前記集塵フィルタの
下部に設けた開口と前記気体取り入れ口側と前記気体取
り出し口側の3つの開口を有するダスト排除通路を備え
ていることおよび前記ダスト排除通路内の前記気体取り
出し口側の開口へのダストの排出を妨げる第1逆止弁と
前記気体取り入れ口側開口からの気体の流入を妨げる第
2逆止弁とを前記ダスト排除通路内に備えることを特徴
とする換気送風機。 - 【請求項2】請求項1の換気送風機において、前記第1
逆止弁または前記第2逆止弁またはその両方に弁強制開
閉装置を備えることを特徴とする換気送風機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27389496A JPH1085532A (ja) | 1996-09-09 | 1996-09-09 | 換気送風機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27389496A JPH1085532A (ja) | 1996-09-09 | 1996-09-09 | 換気送風機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1085532A true JPH1085532A (ja) | 1998-04-07 |
Family
ID=17534062
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27389496A Ceased JPH1085532A (ja) | 1996-09-09 | 1996-09-09 | 換気送風機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1085532A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010243030A (ja) * | 2009-04-03 | 2010-10-28 | Panasonic Corp | 給気換気装置 |
CN104436915A (zh) * | 2014-11-07 | 2015-03-25 | 东莞市新百通电器科技有限公司 | 一种室内吸灰机 |
JP2016114352A (ja) * | 2014-12-17 | 2016-06-23 | シュティーベル エルトロン ゲーエムベーハー ウント コー.カーゲーStiebel Eltron GmbH & Co.KG | 換気装置及びフィルタ |
-
1996
- 1996-09-09 JP JP27389496A patent/JPH1085532A/ja not_active Ceased
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010243030A (ja) * | 2009-04-03 | 2010-10-28 | Panasonic Corp | 給気換気装置 |
CN104436915A (zh) * | 2014-11-07 | 2015-03-25 | 东莞市新百通电器科技有限公司 | 一种室内吸灰机 |
JP2016114352A (ja) * | 2014-12-17 | 2016-06-23 | シュティーベル エルトロン ゲーエムベーハー ウント コー.カーゲーStiebel Eltron GmbH & Co.KG | 換気装置及びフィルタ |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Effective date: 20070904 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A045 | Written measure of dismissal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A045 Effective date: 20080122 |