JPH1085477A - 洗濯機 - Google Patents

洗濯機

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Publication number
JPH1085477A
JPH1085477A JP8248312A JP24831296A JPH1085477A JP H1085477 A JPH1085477 A JP H1085477A JP 8248312 A JP8248312 A JP 8248312A JP 24831296 A JP24831296 A JP 24831296A JP H1085477 A JPH1085477 A JP H1085477A
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JP
Japan
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washing
time
laundry
stirring blade
washing machine
Prior art date
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Application number
JP8248312A
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English (en)
Inventor
Toshihiro Tamura
敏裕 田村
Shigeki Yoshida
茂樹 吉田
Naoki Kitayama
直樹 北山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH1085477A publication Critical patent/JPH1085477A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】布絡みや洗いムラなどを生じることなく洗濯を
行うことのできる洗濯機を提供すること。 【解決手段】図2(b)に示すように、モータの比較的
短い時間(0.8秒間)の正回転および逆回転が繰り返
される途中に、定期的に回転時間が長くされる(1.4
秒間)。これにより、洗濯槽内には、定期的に強い水流
が発生し、このとき洗濯物が大きく移動する。ゆえに、
水面付近の洗濯物と洗濯槽の底部付近の洗濯物とが入れ
替わり、洗いムラが生じない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、攪拌翼が洗濯槽
の側面に設けられた洗濯機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、洗濯機においては種々の形態
のものが提案されており、本願出願人も、洗濯槽の側面
に攪拌翼を取り付けた構成の洗濯機を提案している(た
とえば特願平7−224214号)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、洗濯槽の側
面に攪拌翼が設けられた洗濯機、言い換えれば攪拌翼の
回転軸が洗濯槽の側面に直交するように配置された洗濯
機では、水流が上下方向に生じるために、洗濯物が洗濯
槽内で上手く攪拌されず、洗いムラや洗濯槽の底方で洗
濯物が絡み合って動かない状態(布絡み状態)を生じや
すいといった問題があった。
【0004】そこで、この発明の目的は、攪拌翼が洗濯
槽の側面に設けられた洗濯機であって、布絡みや洗いム
ラなどを生じることなく洗濯を行うことのできる洗濯機
を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの請求項1記載の洗濯機は、底面および底面の周囲か
ら立ち上がった側面を有し、内部に洗濯水および洗濯物
を収容することのできる洗濯槽と、洗濯槽の側面に回転
自在に設けられた攪拌翼とを備え、攪拌翼を正逆交互に
回転させて洗濯を行う洗濯機であって、比較的長い時間
の正回転および逆回転が、比較的短い時間の正逆回転の
繰り返し中に挿入されるように攪拌翼の駆動を制御する
駆動制御手段を含むことを特徴とするものである。
【0006】請求項1記載の構成によれば、攪拌翼の比
較的短い時間の正逆回転の繰り返し中に、比較的長い時
間の正回転および逆回転が行われて、このとき洗濯物が
大きく移動する。ゆえに、水面付近の洗濯物と洗濯槽の
底部付近の洗濯物とが入れ替わり、洗いムラが生じな
い。また、請求項2記載の発明は、駆動制御手段は、所
定時間内に行われる正回転時間の合計と逆回転時間の合
計とがほぼ同じになるように攪拌翼の駆動を制御するも
のであることを特徴とする請求項1記載の洗濯機であ
る。
【0007】請求項2記載の構成によれば、攪拌翼の比
較的長い時間の正回転および逆回転が行われる度に洗濯
物が大きく移動されるが、所定時間内における攪拌翼の
正回転時間の合計と逆回転時間の合計とが、ほぼ同じで
あるから、結果として洗濯物の位置は変わらない。ゆえ
に、洗濯物が偏ることがなく、洗濯物が互いに絡み合う
おそれも少ない。
【0008】請求項3記載の発明は、駆動制御手段は、
所定時間内に行われる一方向への回転時間の合計が他方
向への回転時間の合計よりも長くなるように攪拌翼の駆
動を制御するものであることを特徴とする請求項1記載
の洗濯機である。請求項3記載の構成によれば、所定時
間内における一方向への回転時間の合計が、他方向への
回転時間の合計よりも長くされるので、洗濯物は一方向
および他方向に回されながら、一方向にゆっくりと移動
する。よって、洗いムラが発生しない。
【0009】請求項4記載の発明は、底面および底面の
周囲から立ち上がった側面を有し、内部に洗濯水および
洗濯物を収容することのできる洗濯槽と、洗濯槽の側面
に回動自在に設けられた攪拌翼とを備え、攪拌翼を正逆
交互に回転させて洗濯を行う洗濯機であって、一方向へ
の回転時間が他方向への回転時間よりも長くなるように
攪拌翼の駆動を制御する駆動制御手段を含むことを特徴
とする洗濯機である。
【0010】請求項4記載の発明によれば、一方向への
回転時間よりも他方向への回転時間が長くなるように攪
拌翼が駆動されるから、洗濯物は一方向および他方向に
回されながら、一方向にゆっくりと移動する。ゆえに、
洗いムラを生じない。請求項5記載の発明は、上記洗濯
機は、最初の予め定める第1時間は、攪拌翼の正逆回転
時間の合計が停止時間の合計よりも長くなるように攪拌
翼を駆動させることにより、洗濯槽内に比較的強い水流
を発生させて洗濯を行い、それに続く予め定める第2時
間は、攪拌翼の正逆回転時間の合計と停止時間の合計と
がほぼ同じになるように攪拌翼を駆動させることによ
り、比較的弱い水流を発生させて洗濯を行うものであ
り、上記駆動制御手段による攪拌翼の駆動制御は、上記
第2時間に実行されることを特徴とする請求項1ないし
請求項4のいずれかに記載の洗濯機である。
【0011】請求項5記載の構成によれば、駆動制御手
段による攪拌翼の駆動制御は、比較的弱い水流を発生さ
せて洗濯を行うときに実行される。請求項6記載の発明
は、上記第2時間に続く予め定める第3時間は、洗濯物
が揺すられるように攪拌翼を小刻みに正逆回転させるこ
とを特徴とする請求項5記載の洗濯機である。
【0012】請求項6記載の構成によれば、第3時間以
前に実行された洗濯動作でたとえ布絡みが生じていたと
しても、洗濯物は揺すられるように洗われるので、洗濯
物の絡みがほぐれる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の実施形態を、
添付図面を参照して詳細に説明する。図1は、この発明
の一実施形態にかかる洗濯機の概略構成を示す図解的な
図であり、(a)は正面から見た構成、(b)は左側面
から見た構成を示している。この洗濯機には、ハウジン
グ11内に、平面形状が略長方形状の内形を有する洗濯
槽12と、洗濯槽12内に設けられた攪拌翼13と、攪
拌翼13を回動させるための駆動機構14とが備えられ
ており、攪拌翼13の回動によって洗濯槽12内に水流
を発生させて、洗いおよびすすぎを行う。
【0014】洗濯槽12は、洗濯水および洗濯物を入れ
るための槽で、底面15および底面15の周囲から立ち
上がった4つの側面を有している。4つの側面は、図1
(a)において左右に位置する一対の長側面16a,1
6bと、図1(b)において左右に位置する一対の短側
面17a,17bとで構成されている。短側面17a,
17bと底面15とは凹湾曲面18a,18bで接続さ
れて、攪拌翼13で洗濯水および洗濯物を攪拌する際
に、洗濯水および洗濯物がスムーズに回動するようにな
っている。また、長側面16a,16bと底面15との
接続部は、この実施形態ではほぼ直角に交わっている
(図1(a)参照)が、この長側面16a,16bと底
面15との接続部も凹湾曲面としてもよい。
【0015】底面15には、排水口19が形成されてい
る。この排水口19には、排水管20が接続されてお
り、排水管20の途中部に配設されたバルブ(図示せ
ず)を開くことによって、洗濯槽12内に溜められた洗
濯水を排水することができる。攪拌翼13は、洗濯槽1
2の長側面16bのほぼ中央に配置されている。攪拌翼
13には、中心軸21を中心に回動する円板22と、円
板22の表面に突設された複数個(この実施形態では3
個)の突起23とが含まれている。攪拌翼13の中心軸
21は、長側面16bを貫通しており、貫通部分は洗濯
槽12内の水が外部に漏れないようにシールされてい
る。
【0016】攪拌翼13を回動させるための駆動機構1
4には、モータ24と、モータ24の出力軸25に固定
された小プーリ26と、攪拌翼13の中心軸21に固定
された大プーリ27と、小プーリ26および大プーリ2
7に掛け渡されたベルト28とが備えられている。モー
タ24の回転力は、小プーリ26およびベルト28によ
って大プーリ27に伝達され、さらに中心軸21を介し
て攪拌翼13に伝えられる。これにより、攪拌翼13が
回転し、洗濯槽12内に水流が発生する。
【0017】この洗濯機にはさらに、CPU30、RA
M31およびROM32を含む制御部29が備えられて
いる。制御部29は、モータ24に接続されており、モ
ータ24の駆動を制御する。具体的には、制御部29
は、プログラム上で作成された内部タイマによってモー
タ24の駆動時間や停止時間を計時し、後述するタイミ
ングでモータ24の駆動/停止や回転方向の切換えを行
う。
【0018】図2は、制御部29によって実行されるモ
ータ24の駆動制御の一例を示すタイミングチャートで
ある。また、図3および図4は、洗い動作時の洗濯槽1
2内の洗濯物の様子を示す図解図である。なお、図3お
よび図4は、実際の洗濯物の形状を示すものではなく、
洗濯物の動きの概要を説明するためのものである。図2
に示す駆動制御は、予め定められたコースに従って、た
とえば12分間の洗いが行われる際の制御である。この
12分間の洗いコースでは、まず最初の2分間は、比較
的強い水流を発生させることによって洗濯物を、洗濯槽
12内にまんべんなく分散させる。そして、次の9.5
分間で、標準となる水流を発生させることによって洗濯
物がムラなく洗われ、最後の0.5分間はほぐし水流を
発生させることによって、洗い時に巻きつき合ったり、
絡み合っている洗濯物がほぐされる。
【0019】以下、この駆動制御について詳しく説明す
る。なお、以下の説明において、モータ24が正回転さ
れると、攪拌翼13が図3および図4における時計回り
に回転され、モータ24が逆回転されると、攪拌翼13
は反時計回りに回転されるとする。図3(a)を参照し
て、ユーザによって洗濯槽12内に洗濯物が入れられ
て、洗濯槽内12内に給水が行われた状態では、洗濯槽
12内で洗濯物が偏っていたり、攪拌翼13に対してま
んべんなく分散するよう位置していない。このような状
態のときは、弱い水流では、洗濯物がスムーズに回転し
にくい。
【0020】そこで、図2(a)に示すように、まずモ
ータ24が1.2秒間正回転されて、攪拌翼13が時計
回りに回転される。これに伴って、洗濯物も時計回りに
回わる。そして、モータ24を0.5秒間停止させた後
に、モータ24を1.2秒間逆回転させる。これに伴
い、攪拌翼13が反時計回りに回転されて、洗濯水およ
び洗濯物も半時計回りに回わる。一方向への攪拌翼13
の回転時間を比較的長い時間(1.2秒間)とすること
によって、攪拌翼13の回転につられて、洗濯物もその
方向へ追従して回りやすい。
【0021】その後、モータ24を0.5秒停止させ
る。次に、モータ24を0.5秒間正回転、0.5秒間
停止、0.5秒間逆回転させる。こうすることにより、
洗濯物が揺すられるようにして、絡みがほぐされる。以
上を1サイクル(5.4秒間)として、このサイクルが
2分間繰り返し実行される。これにより、図3(a)に
示す状態の洗濯物が、図3(b)に示すように、洗濯槽
12内にまんべんなく分散される。よって、これ以降に
継続して行われる洗い動作において、洗濯物が上手く攪
拌される。
【0022】なお、1サイクル中のモータ24が駆動さ
れている時間の合計(3.4秒間)は、モータ24が停
止されている時間の合計(2秒間)よりも長くなってい
る。ゆえに、洗濯槽12内には比較的強い水流が発生す
ることになる。しかしながら、強水流による洗い時間は
2分間と短いので、布痛みが生じるおそれはない。ま
た、比較的長い時間(1.2秒間)の正回転および逆回
転が行われて洗濯物が強制的に回転された後で、短い時
間(0.5秒間)の正回転および逆回転が行われて洗濯
物の絡みがほぐされるので、一旦分散された洗濯物が絡
み合うといった不具合が生じることはない。
【0023】次に、図2(b)および図4を参照して、
標準水流発生時のモータ24の駆動制御について説明す
る。この発明の1つの特徴は、標準水流発生時のモータ
駆動制御にあり、モータ24の正回転および逆回転が繰
り返される途中に、定期的に回転時間が長くされる。こ
れにより、定期的に強い水流が発生し、このとき洗濯物
が大きく移動する。よって、水面付近の洗濯物が、水面
付近で往復移動するだけでなく、洗濯槽12の底部にも
移動するので、洗いムラが生じない。
【0024】上述の強水流による初期洗いが終了し、洗
濯物が図4(a)に示す状態にされた後、標準水流によ
る洗いが開始される。標準水流による洗いでは、モータ
24が0.8秒間正回転された後に1秒間停止される
と、洗濯物は時計回りに回転して、図4(b)に示す状
態となる。次に、モータ24は、1.4秒間逆回転され
た後、1秒間停止される。すると、モータ24の長い時
間の駆動に伴って攪拌翼13が長い時間回転されて、洗
濯物は反時計回りに大きく移動し、図4(c)に示す状
態になる。具体的には、たとえば図4(b)で水面付近
にある洗濯物Aは、反時計回りに大きく移動されて、図
4(c)では洗濯槽12の底部付近に位置している。
【0025】その後、モータ24が0.8秒間正回転、
1秒間停止されて、洗濯物が図4(d)に示す状態にな
った後、さらにモータ24が0.8秒間正回転、1秒間
停止されて、洗濯物は図4(e)に示す状態となる。次
に、モータ24が1.4秒間正回転された後、1秒間停
止される。これにより、洗濯物は図4(e)に示す状態
から時計回りに大きく移動されて、図4(f)に示す状
態になる。そして、モータ24が0.8秒間逆回転さ
れ、1秒間停止される(図4(g)参照)。以上を1サ
イクル(12秒間)として、9.5分間繰り返し実行さ
れる。
【0026】この1サイクルにおいて、モータ24の正
回転時間の合計(3秒間)と、逆回転時間の合計(3秒
間)とは等しくされているので、図4(a)と図4
(g)とを比べてわかるように、動作開始時と1サイク
ル動作終了時とでは、洗濯物の位置が大きく変わらな
い。ゆえに、洗濯物は偏らないから、洗濯物が互いに絡
み合うおそれも少ない。
【0027】また、1サイクル中のモータ24の駆動
(正回転および逆回転)時間の合計は、6秒間であり、
1サイクルにおけるモータ駆動時間の割合は全体の50
%になっている。ゆえに、図2(a)に示すようにモー
タ24が駆動制御された場合と比べて、発生する水流は
弱くなり、布絡みや布痛みを生じることなく、洗いを実
行できる。
【0028】また、標準水流による洗いが実行された後
の0.5分間は、ほぐし水流を発生させるために、モー
タ24が0.4秒ごとに正回転、停止および逆回転が行
われ、これが繰り返される。こうすることによって、た
とえ布絡みが生じていたとしても、洗濯物は揺すられる
ように洗われるので、洗濯物の絡みがほぐれる。なお、
標準水流による洗いが実行されている間に適当なタイミ
ングで、このほぐし水流を発生させると、洗濯物の絡み
がほぐれるので、さらに布絡みが発生しにくくなるま
た、上述の説明では、強水流、標準水流およびほぐし水
流を発生させて洗いを行うとしたが、標準水流のみで洗
いが実行されてもよい。
【0029】図5は、標準水流を発生させる際の他の駆
動制御の例を示すタイミングチャートである。この駆動
タイミングと図2(b)に示す駆動タイミングとの相違
点は、1サイクルにおいて、モータ24が正回転されて
いる時間の合計(3秒間)と、モータ24が逆回転され
ている時間の合計(2.7秒間)とが同じではなく、正
回転時間の合計が逆回転時間の合計よりも少し長くされ
ている点である。
【0030】まず、モータ24は0.8秒間正回転さ
れ、1秒間停止された後、1.3秒間逆回転されて、1
秒間停止される。これにより、洗濯物は時計回りに一旦
移動された後、反時計回りに大きく移動される。次に、
モータ24は0.8秒間正回転、1秒間停止、0.7秒
間逆回転、1秒間停止される。次いで、モータ24が
1.4秒間正回転され、1秒間停止されて、洗濯物は時
計回りに大きく移動する。その後、0.7秒間逆回転さ
れて、1秒間停止される。以上を1サイクルとして、こ
のサイクルが繰り返し行われる。
【0031】この駆動制御においても、長い時間(1.
4秒間)の正回転および長い時間(1.3秒間)の逆回
転が定期的に実行され、このとき洗濯物が大きく移動す
るので、洗いムラが生じない。また、1サイクル中の正
回転時間の合計が逆回転時間の合計よりも長くされてい
るので、動作開始時と1サイクル動作終了時とで比べる
と、洗濯物は少しずつ時計回りに移動される。これによ
り、さらに洗いムラが生じにくくなる。
【0032】図6は、標準水流を発生させる際のさらに
他の駆動制御の例を示すタイミングチャートである。こ
の駆動制御では、まず、モータ24が0.8秒間正回転
される。次に、1秒間停止された後、1.2秒間逆回転
される。そして、1秒間停止される。このモータ24の
正回転、停止および逆回転を1サイクルとして、このサ
イクルが繰り返される。つまり、正回転時間よりも逆回
転時間が長くなるようにモータ24が駆動されるから、
攪拌翼13が正逆回転を繰り返すうちに、洗濯物は時計
回り、反時計回りに回されながら、時計回りにゆっくり
と移動する。したがって、この駆動制御によっても、洗
いムラを生じることがない。
【0033】以上では、モータの駆動制御について具体
的な数値(時間)を例に挙げて説明したが、この発明は
上述の具体例に限定されるものではない。この発明の第
1の特徴は、モータの正回転、停止および逆回転が繰り
返される中で、比較的長い時間の正回転および逆回転が
挿入されることにより、強い水流を発生させて、このと
き洗濯物を大きく移動させる点にある。また、第2の特
徴は、モータの一方向の回転時間が他方向の回転時間よ
りも長くなるようにすることで、洗濯物が時計回り、反
時計回りに回されながら、ゆっくりと一方向にすること
である。したがって、これらの特徴のうち、少なくとも
どちらかを満たすようにモータが制御されればよく、具
体例に示すような数値には限定されない。
【0034】また、上述の実施形態では、洗い時におけ
るモータ駆動制御として説明したが、図2、図5および
図6に示すモータ駆動制御は、すすぎ時にも適用可能で
ある。
【0035】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、攪拌翼の
比較的短い時間の正逆回転の繰り返し中に、比較的長い
時間の正回転および逆回転が行われる。このとき洗濯物
が大きく移動されるので、水面付近の洗濯物と洗濯槽の
底部付近の洗濯物とが入れ替わり、洗いムラが生じな
い。
【0036】請求項2記載の発明によれば、攪拌翼の比
較的長い時間の正回転および逆回転が行われる度に洗濯
物が大きく移動されるが、所定時間内における攪拌翼の
正回転時間の合計と逆回転時間の合計とがほぼ同じであ
るから、結果として洗濯物の位置は変わらない。ゆえ
に、洗濯物が偏ることがなく、洗濯物が互いに絡み合う
おそれも少ない。
【0037】請求項3記載の発明によれば、所定時間内
における一方向への回転時間の合計が、他方向への回転
時間の合計よりも長くされるので、洗濯物は一方向およ
び他方向に回されながら、一方向にゆっくりと移動す
る。よって、洗いムラが発生しない。請求項4記載の発
明によれば、一方向への回転時間よりも他方向への回転
時間が長くなるように攪拌翼が駆動されるから、洗濯物
は一方向および他方向に回されながら、一方向にゆっく
りと移動する。ゆえに、洗いムラを生じない。
【0038】請求項5記載の発明によれば、駆動制御手
段による攪拌翼の駆動制御は、比較的弱い水流を発生さ
せて洗濯を行うときに実行される。請求項6記載の構成
によれば、第3時間以前に実行された洗濯動作でたとえ
布絡みが生じていたとしても、洗濯物は揺すられるよう
に洗われるので、洗濯物の絡みがほぐれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態にかかる洗濯機の概略構
成を示す図解的な図であり、(a)は正面から見た構
成、(b)は左側面から見た構成を示している。
【図2】モータの駆動制御の一例を示すタイミングチャ
ートである。
【図3】強水流での洗いが行われている時の洗濯槽内の
洗濯物の様子を示す図解図である。
【図4】標準水流での洗いが行われている時の洗濯槽内
の洗濯物の様子を示す図解図である。
【図5】標準水流を発生させる際の他の駆動制御の例を
示すタイミングチャートである。
【図6】標準水流を発生させる際のさらに他の駆動制御
の例を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
12 洗濯槽 13 攪拌翼 14 駆動機構 24 モータ 29 制御部 30 CPU 31 RAM 32 ROM

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】底面および底面の周囲から立ち上がった側
    面を有し、内部に洗濯水および洗濯物を収容することの
    できる洗濯槽と、洗濯槽の側面に回転自在に設けられた
    攪拌翼とを備え、攪拌翼を正逆交互に回転させて洗濯を
    行う洗濯機であって、 比較的長い時間の正回転および逆回転が、比較的短い時
    間の正逆回転の繰り返し中に挿入されるように攪拌翼の
    駆動を制御する駆動制御手段を含むことを特徴とする洗
    濯機。
  2. 【請求項2】駆動制御手段は、所定時間内に行われる正
    回転時間の合計と逆回転時間の合計とがほぼ同じになる
    ように攪拌翼の駆動を制御するものであることを特徴と
    する請求項1記載の洗濯機。
  3. 【請求項3】駆動制御手段は、所定時間内に行われる一
    方向への回転時間の合計が他方向への回転時間の合計よ
    りも長くなるように攪拌翼の駆動を制御するものである
    ことを特徴とする請求項1記載の洗濯機。
  4. 【請求項4】底面および底面の周囲から立ち上がった側
    面を有し、内部に洗濯水および洗濯物を収容することの
    できる洗濯槽と、洗濯槽の側面に回動自在に設けられた
    攪拌翼とを備え、攪拌翼を正逆交互に回転させて洗濯を
    行う洗濯機であって、 一方向への回転時間が他方向への回転時間よりも長くな
    るように攪拌翼の駆動を制御する駆動制御手段を含むこ
    とを特徴とする洗濯機。
  5. 【請求項5】上記洗濯機は、最初の予め定める第1時間
    は、攪拌翼の正逆回転時間の合計が停止時間の合計より
    も長くなるように攪拌翼を駆動させることにより、洗濯
    槽内に比較的強い水流を発生させて洗濯を行い、それに
    続く予め定める第2時間は、攪拌翼の正逆回転時間の合
    計と停止時間の合計とがほぼ同じになるように攪拌翼を
    駆動させることにより、比較的弱い水流を発生させて洗
    濯を行うものであり、 上記駆動制御手段による攪拌翼の駆動制御は、上記第2
    時間に実行されることを特徴とする請求項1ないし請求
    項4のいずれかに記載の洗濯機。
  6. 【請求項6】上記第2時間に続く予め定める第3時間
    は、洗濯物が揺すられるように攪拌翼を小刻みに正逆回
    転させることを特徴とする請求項5記載の洗濯機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20000062787A (ko) * 1999-03-11 2000-10-25 니시무로 타이죠 드럼식 세탁기
KR101000055B1 (ko) 2003-12-12 2010-12-10 엘지전자 주식회사 세탁기의 포풀림방법

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