JPH1084488A - 画像処理装置及び方法並びに画像処理のプログラムコードが格納されたコンピュータ可読記録媒体 - Google Patents

画像処理装置及び方法並びに画像処理のプログラムコードが格納されたコンピュータ可読記録媒体

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JPH1084488A
JPH1084488A JP9099129A JP9912997A JPH1084488A JP H1084488 A JPH1084488 A JP H1084488A JP 9099129 A JP9099129 A JP 9099129A JP 9912997 A JP9912997 A JP 9912997A JP H1084488 A JPH1084488 A JP H1084488A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 符号化されたカラー画像データに対する画像
処理を行う場合に簡易な処理で短時間に実現し、高品位
な画像処理を実現できる画像処理装置及び方法並びに画
像処理プログラムを記録した記録媒体を提供することで
ある。 【解決手段】 色差系色空間で圧縮符号化されたカラー
画像データを入力する入力する入力ステップ(S1)
と、前記符号化されたカラー画像データを復号化する復
号化ステップ(S2,S3,S4)と、前記復号化ステ
ップによって復号化されたカラー画像データの輝度信号
に対して補正処理する処理ステップ(S5,S6)と、
前記処理ステップにより処理された輝度信号と前記復号
化ステップによって復号化されたカラー画像データの色
差信号とを符号化する符号化ステップ(S7,S8,S
9)とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像処理装置及び方
法並びに画像処理のプログラムコードが格納されたコン
ピュータ可読記録媒体に係わり、特にカラー画像編集装
置、カラー画像伝送装置等におけるカラー画像データに
対して空間フィルタリング処理やコントラスト処理等を
施す画像処理に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、カラー画像編集装置やカラー画像
伝送装置において、取り扱う画像データに対して空間フ
ィルタリング処理を行っている。
【0003】その場合、従来は原色系のRGB信号に対
して画像空間フィルタリング処理を行っていたので、各
信号に対してフィルタリング処理のための画像処理が個
別に必要であった。
【0004】また、JPEG(Joint Photographic Expe
rts Group)方式等の輝度・色差色空間で圧縮された画像
データを扱うようになってきている。
【0005】ここで、JPEG方式の画像圧縮処理を図
17を用いて簡単に説明する。
【0006】図17は、JPEG方式の画像圧縮処理を
行うためのブロック図である。
【0007】まず、入力された画像データはブロック化
部141で(8×8)画素ブロックにブロック化され
る。ブロック化された画像データはDCT(Discrete Co
sine Transform) 変換処理部142でDCT変換され
る。そして、DCT変換された画像データは量子化部1
43により所定の量子化ステップにより量子化され、ハ
フマン符号化部144によりハフマン符号化される。
【0008】以上の処理により画像データを画質劣化を
目立たせることなく約1/10に圧縮することができ
る。
【0009】また、JPEG方式の符号化では、一般的
に輝度・色差色空間系で符号化を行っています。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のフィルタリング処理により、上述したJPEG
方式のような輝度・色差色空間で圧縮符号化された画像
データに対して従来方法でフィルタリング処理を行う場
合や、従来方法でフィルタリング処理を行った画像デー
タに対してJPEG方式のような輝度・色差色空間で圧
縮符号化を行う場合、原色系(RGB)の画像信号を色
差系の画像信号にする変換或はその逆変換を行う色空間
変換処理部、更にフィルタリング処理のための画像処理
部が各色信号毎に必要となり、複雑な処理となる。従っ
て、ソフトウエアで実現する場合には処理時間がかか
り、ハードウエアにより実現する場合には回路規模の拡
大化等の問題点が生じる。
【0011】上述したような背景から本願発明の一つの
目的は、既に符号化されたカラー画像データに対する画
像処理を行う場合に簡易な処理で短時間に実現する画像
処理装置/方法並びに画像処理のプログラムコードが格
納されたコンピュータ可読記録媒体を提供することであ
る。
【0012】また、入力されたカラー画像データに対す
る画像処理を行って圧縮符号化を行う場合に簡易な処理
で短時間に実現する画像処理装置/方法並びに画像処理
のプログラムコードが格納されたコンピュータ可読記録
媒体を提供することである。
【0013】尚、本発明の他の目的は以下の明細書の記
載から明らかとなるであろう。
【0014】
【課題を解決するための手段】本願は上記の目的を達成
する一手段として、以下の構成を備える。
【0015】本発明にかかる画像処理装置/方法は、色
差系色空間で圧縮符号化されたカラー画像データを入力
し、前記入力されたカラー画像データを復号化し、前記
復号化されたカラー画像データの輝度成分データに対し
て補正処理し、前記処理された輝度成分データと前記復
号化されたカラー画像データの色差成分データとを符号
化することを特徴とする。
【0016】また、本発明にかかる画像処理装置/方法
は、カラー画像データを入力し、前記入力されたカラー
画像データを色差系色空間に変換し、前記変換されたカ
ラー画像データの輝度成分データに対して補正処理し、
前記処理された輝度成分データと前記変換されたカラー
画像データの色差成分データとを符号化することを特徴
とする。
【0017】また、本発明にかかる画像処理装置/方法
は、色差系色空間で圧縮符号化されたカラー画像データ
を入力し、前記入力されたカラー画像データを復号化
し、前記復号化されたカラー画像データの輝度成分デー
タに対して補正処理し、前記処理された輝度成分データ
と前記復号化されたカラー画像データの色差成分データ
とに基づいて色空間変換することを特徴とする。
【0018】また、本発明にかかる画像処理のプログラ
ムコードが格納されたコンピュータ可読記録媒体は、色
差系色空間で圧縮符号化されたカラー画像データを入力
する入力工程のコードと、前記入力工程によって入力さ
れたカラー画像データを復号化する復号化工程のコード
と、前記復号化工程によって復号化されたカラー画像デ
ータの輝度成分データに対して補正処理する処理工程の
コードと、前記処理工程により処理された輝度成分デー
タと前記復号化工程によって復号化されたカラー画像デ
ータの色差成分データとを符号化する符号化工程のコー
ドとを有することを特徴とする。
【0019】また、本発明にかかる画像処理のプログラ
ムコードが格納されたコンピュータ可読記録媒体は、カ
ラー画像データを入力する入力する入力工程のコード
と、前記入力工程によって入力されたカラー画像データ
を色差系色空間に変換する変換工程のコードと、前記変
換工程によって変換されたカラー画像データの輝度成分
データに対して補正処理する処理工程のコードと、前記
処理工程により処理された輝度成分データと前記変換工
程によって変換されたカラー画像データの色差成分デー
タとを符号化する符号化工程のコードとを有することを
特徴とする。
【0020】また、画像処理のプログラムコードが格納
されたコンピュータ可読記録媒体は、カラー画像データ
を入力する入力する入力工程のコードと、前記入力工程
によって入力されたカラー画像データを色差系色空間に
変換する変換工程のコードと、前記変換工程によって変
換されたカラー画像データの輝度成分データに対して補
正処理する処理工程のコードと、前記処理工程により処
理された輝度成分データと前記変換工程によって変換さ
れたカラー画像データの色差成分データとを符号化する
符号化工程のコードとを有することを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】
〔第1の実施例〕図1は本発明にかかる第1の実施例の
基本構成を示すブロック図である。尚、第1の実施例で
は被処理画像データはJPEG方式により符号化されて
半導体メモリやハードディスク等の記憶装置に格納され
ているものとする。
【0022】図1において、輝度・色差信号抽出部11
では記憶装置に格納されている符号化データを読み出し
た後、復号化して輝度(Y)信号、色差(U,V)信号
を得る。
【0023】次に、輝度・色差信号抽出部11で得られ
たY信号に対してのみ画像処理部12により空間フィル
タリング処理を行う。そして、画像処理部12で得られ
たY信号及び輝度・色差信号抽出部11で抽出された
U,V信号を輝度・色差信号格納部13で記憶装置に格
納する。
【0024】図2は、第1の実施例の輝度・色差信号抽
出部11の詳細を示すブロック図である。
【0025】図2において、符号化データ読出部21で
ハードディスク等に格納されている輝度・色差色空間で
圧縮符号化された画像データを読み出し、ハフマン復号
化処理部22では符号化データ読出部21で読み出され
た画像データをハフマン復号化する。そして、復号化さ
れた画像データは逆量子化処理部23により逆量子化さ
れ、DCT係数データに変換される。逆量子化された画
像データは逆DCT変換処理部24により逆DCT処理
され、Y信号とU,V信号とに分離出力される。
【0026】図3は、第1の実施例の輝度・色差信号格
納部13の詳細を示すブロック図である。
【0027】図3において、輝度・色差信号であるY・
UV信号はDCT変換処理部31でDCT変換され、量
子化処理部32により量子化処理を行う。量子化された
画像データはハフマン符号化処理部33でハフマン符号
化される。ハフマン符号化された画像データは符号化デ
ータ格納処理部34によりハードディスク等の記憶装置
に格納される。
【0028】図4は、本発明にかかる画像処理をデジタ
ル信号処理プロセッサ(DSP)を用いてソフトウエア
で実現する場合の構成を示すブロック図である。
【0029】図4において、41は複数のポートを備え
た画像メモリで、画像データバッファとして使用され
る。画像メモリ41は図示しない表示制御部、読取・印
刷制御部、全体制御部のマイクロプロセッサ(MPU)
及び後述するDSP42等からアクセス可能である。
【0030】42はDSPであり、ROM(Read Only M
emory)44等に格納されたプログラムに従って、本発明
に関する画像処理等を行う。
【0031】尚、RAM(Random Access Memory)43は
DSP42のワークメモリとして使用される。
【0032】45はインターフェース部(i/f)であ
り、DSP42と全体の動作を司るMPUとの間で、D
SPの動作を指示するコマンド等のやり取りを行う。
【0033】尚、画像処理の対象となる符号化データは
図示しないハードディスク等の記憶装置から、全体制御
部により画像メモリ41へ予め転送されているものとす
る。
【0034】次に、図4の構成により第1の実施例の画
像処理の動作フローを図5を用いて説明する。
【0035】ステップS1では画像処理に必要な符号化
データを順次記憶装置から読み出しステップS2へ進
む。
【0036】ステップS2では、読み出された符号化デ
ータをハフマン復号化する。
【0037】次に、ステップS3で復号化された画像デ
ータに対して逆量子化を行い、ステップS4では逆DC
T変換処理されてYUV色空間の画像データとされる。
【0038】次に、ステップS5では、Y信号であるか
否かを判断し、Y信号の場合はステップS6に進み、Y
信号でないUV信号の場合はステップS7へ進む。
【0039】ステップS6では、Y信号に対して空間フ
ィルタリング処理を行う。
【0040】ここで、本実施例の空間フィルタリング処
理を説明する。
【0041】本実施例の空間フィルタ処理係数を図6に
示す。図6は、エッジ強調を目的としたラプラシアンフ
ィルタを実現する場合のフィルタ係数を表す。
【0042】図7に参照画素の例を示す。図7に示すP
22画素のデータに対して図6に示す係数のフィルタリ
ング処理を行う場合、下記の式の演算により処理後の画
素値を得る。
【0043】P22=P22+(4×P22−P12−
P21−P23−P32)/4 図5のフローの説明に戻り、ステップS6でフィルタリ
ング処理されたY信号はステップS7でDCT変換処理
される。
【0044】一方、ステップS5でUV信号であると判
断された場合は、ステップS7でそのままDCT変換処
理される。
【0045】次に、ステップS8で量子化処理を行い、
ステップS9でハフマン符号化される。
【0046】ステップS10では符号化された画像デー
タをハードディスク等の記憶装置に格納する。そして、
ステップS11において、上述した処理を全データに対
して行ったかどうかが判断され、全データに対して行っ
ていればフローを終了し、全データに対して行っていな
ければステップS1に戻る。
【0047】上述した処理により、圧縮符号化された画
像データに対してエッジ強調処理を施すことができる。
【0048】以上説明したように、本実施例によれば、
JPEG等の輝度・色差色空間で圧縮符号化された画像
データに対して、簡単な方法で短時間で実用上十分高品
位な空間フィルタリング処理を施すことができる。
【0049】〔第2の実施例〕第2の実施例の画像処理
装置の基本構成は第1の実施例と同様に図1に示した構
成である。
【0050】第2の実施例では図1の輝度・色差信号抽
出部11、輝度・色差信号格納部13の構成が異なり、
画像処理部12に関しては第1の実施例と同様である。
【0051】第2の実施例では、第1の実施例より更に
処理を簡易化するために色差信号の復号処理をハフマン
復号化処理までで終わらせ、色差信号に対する復号化処
理を削減したものである。
【0052】図8は、第2の実施例における輝度・色差
信号抽出部11の詳細を示すブロック図である。尚、図
8において図2と同一部分には同一符号を付す。
【0053】図8において、符号化データ読出部21で
ハードディスク等に格納されている輝度・色差色空間で
圧縮符号化された画像データを読み出し、ハフマン復号
化処理部22では符号化データ読出部21で読み出され
た画像データをハフマン復号化する。
【0054】そして、復号化された画像データは、分離
処理部81により既定のフォーマットに従って輝度
(Y)信号と色差(U,V)信号とに分離される。
【0055】分離処理部81により分離された輝度信号
は逆量子化処理部82により逆量子化され、更に逆DC
T変換処理部83により逆DCT処理され、完全に復号
された輝度信号を得て、画像処理部12に出力される。
【0056】また、分離処理部81により分離された色
差信号はそのまま輝度・色差信号格納部13に出力され
る。
【0057】図9は、第2の実施例の輝度・色差信号格
納部13の詳細を示すブロック図である。尚、図9にお
いて図3と同一部分には同一符号を付す。
【0058】図9において、画像処理部12により画像
処理された輝度信号はDCT変換処理部91によりDC
T変換され、量子化処理部92により量子化処理されて
結合処理部93に供給される。
【0059】結合処理部93では量子化処理部92によ
り量子化された輝度信号と、輝度色差信号抽出部11の
分離処理部81により分離された色差信号とを所定のフ
ォーマットで結合する。
【0060】結合処理部93で処理された画像データは
ハフマン符号化処理部33によりハフマン符号化され
る。ハフマン符号化された画像データは符号化データ格
納処理部34によりハードディスク等の記憶装置に格納
する。
【0061】次に、第2の実施例でも図4に示す構成で
ソフト的に第2の実施例の画像処理を実行する際の処理
について説明する。
【0062】図10は、第2の実施例におけるDSP4
2が実行する画像処理の動作を示すフローチャートであ
る。
【0063】まず、ステップS21では画像処理に必要
な符号化データを順次記憶装置から読み出しステップS
22へ進む。
【0064】ステップS22では、読み出された符号化
データをハフマン復号化する。次にステップ23で指定
されたフォーマットに従いハフマン復号化処理された画
像データをY信号とU,V信号に分離処理する。
【0065】ステップS24では、Y信号であるか否か
を判断し、Y信号の場合はステップS25に進み、Y信
号でないU,V信号の場合はステップS30へ進む。
【0066】ステップS25では、Y信号に対して逆量
子化処理を行い、ステップS26では逆DCT変換処理
される。ステップS27ではY信号に対して空間フィル
タリング処理を行う。
【0067】尚、空間フィルタリング処理は第1の実施
例と同様であるので省略する。
【0068】ステップS27でフィルタリング処理され
たY信号はステップS28でDCT変換処理され、ステ
ップS28では量子化処理される。
【0069】次に、ステップS30ではステップS28
で量子化処理されたY信号とステップS24で判断され
たU,V信号とを、所定のフォーマットに従って結合処
理される。
【0070】ステップS30で結合処理された画像デー
タはステップS31でハフマン符号化される。
【0071】次に、ステップS32では符号化された画
像データをハードディスク等の記憶装置に格納する。そ
して、ステップS33において、上述した処理を全デー
タに対して行ったかどうかが判断され、全データに対し
て行っていればフローを終了し、全データに対して行っ
ていなければステップS21に戻る。
【0072】上述した処理により、圧縮符号化された画
像データに対してエッジ強調処理を施すことができる。
【0073】以上説明したように、本実施例によれば、
JPEG等の輝度・色差色空間で圧縮符号化された画像
データに対して、第1の実施例より更に簡単な方法で短
時間で実用上十分高品位な空間フィルタリング処理を実
行できる。
【0074】〔第3の実施例〕第3の実施例の基本構成
は第1の実施例と同様に図1に示した構成である。
【0075】第3の実施例では図1の輝度・色差信号抽
出部11の構成が異なるだけで他の処理部に関しては第
1の実施例と同様である。
【0076】第3の実施例における輝度・色差信号抽出
部11ではスキャナ等により読み取られたRGB色空間
の画像信号を色空間変換しYUV色空間の画像信号とし
て取り出す。
【0077】図11に第3の実施例における輝度・色差
信号抽出部11の詳細を示すブロック図である。
【0078】101は画像読取処理部であり光学式スキ
ャナ等によりRGB色空間の画像信号を得る。102は
色空間変換処理部であり、画像読取処理部101により
得られたRGB画像信号を輝度・色差信号であるYUV
色空間の画像信号に変換する。
【0079】画像処理部12及び輝度・色差信号格納処
理部13の第1の実施例と同様なので説明を省略する。
【0080】次に、第3の実施例でも図4に示す構成で
ソフト的に第3の実施例の画像処理を実行する際の処理
について説明する。
【0081】図12は、第3の実施例におけるDSP4
2が実行する画像処理の動作を示すフローチャートであ
る。
【0082】まず、ステップS40では図示しない画像
読取処理部(例えばスキャナ)から得られたRGB画像
信号を取り込む。次に、ステップS41では取り込まれ
たRGB信号を色空間変換処理してYUV画像信号を生
成する。
【0083】色空間変換処理では下記のようなマトリク
ス演算によりRGB信号をYUV信号に変換する。
【0084】Y=0.2988×R+0.5869×G
+0.1143×B U=0.7130×(R−Y) V=0.5640×(B−Y) 次に、ステップS42では、Y信号であるか否かを判断
し、Y信号の場合はステップS43に進み、Y信号でな
いU,V信号の場合はステップS44へ進む。
【0085】ステップS43では、Y信号に対して空間
フィルタリング処理を行う。
【0086】尚、空間フィルタリング処理は第1の実施
例と同様であるので省略する。
【0087】ステップS43でフィルタリング処理され
たY信号はステップS44でDCT変換処理される。
【0088】一方、ステップS42でU,V信号である
と判断された場合は、ステップS44に進み、そのまま
DCT変換処理される。
【0089】次に、ステップS45で量子化処理を行
い、ステップS46でハフマン符号化される。
【0090】ステップS47では符号化された画像デー
タをハードディスク等の記憶装置に格納する。そして、
ステップS48において、上述した処理を全データに対
して行ったかどうかが判断され、全データに対して行っ
ていればフローを終了し、全データに対して行っていな
ければステップS40に戻る。
【0091】以上説明したように、第3の実施例により
例えばスキャナのような画像読取装置によって読み取ら
れた画像データをJPEG等で圧縮蓄積する場合に、簡
単な方法で短時間に実用上十分高品位な空間フィルタリ
ング処理を施すことができる。
【0092】〔第4の実施例〕第4の実施例は、第1の
実施例の輝度・色差信号格納処理部13の構成が異なる
だけで他の処理部に関しては第1の実施例と同様であ
る。
【0093】第4の実施例の輝度・色差信号格納処理部
13では画像処理部12で得られた輝度信号及び輝度・
色差信号抽出処理部11で得られた色差信号をRGB色
空間画像に変換し画像表示装置に表示する。
【0094】図13に、第4の実施例の輝度・色差信号
格納処理部11の構成を示すブロック図である。
【0095】111は色空間変換処理部でありYUV信
号をRGB信号に変換する。112は画像表示装置であ
り、色変換されたRGB信号をCRT等の画像表示装置
に表示する。
【0096】輝度・色差信号抽出部11及び画像処理部
12は第1の実施例と同様なので説明を省略する。
【0097】次に、第4の実施例でも図4に示す構成で
ソフト的に第4の実施例の画像処理を実行する際の処理
について説明する。
【0098】図14は、第4の実施例におけるDSP4
2が実行する画像処理の動作を示すフローチャートであ
る。
【0099】まず、ステップS50では画像処理に必要
な符号化された画像データを順次記憶装置から読み出
す。読み出された符号化された画像データはステップS
51においてハフマン復号化される。
【0100】ハフマン復号化された画像データはステッ
プS52において逆量子化処理される。
【0101】逆量子化処理された画像データはステップ
S53において逆DCT変換処理されYUV色空間の画
像データとして取り出される。
【0102】ステップS54では、Y信号であるか否か
を判断し、Y信号の場合はステップS55に進み、Y信
号でないU,V信号の場合はステップS56へ進む。
【0103】ステップS55では、Y信号に対して空間
フィルタリング処理を行う。
【0104】尚、空間フィルタリング処理は第1の実施
例と同様であるので説明を省略する。
【0105】ステップS55でフィルタリング処理され
たY信号と逆DCT変換処理で取り出されたU,V信号
はステップS56で色空間処理される。ここでは、YU
V信号をRGB信号に変換する。ここでの色空間変換処
理は例えば第3の実施例で示すRGB→YUV信号の逆
変換により得られるマトリクス演算により算出される。
【0106】色空間変換されたRGB信号はステップS
57でCRT等を制御する画像表示処理部へ転送され
る。
【0107】そして、ステップS58において、上述し
た処理を全データに対して行ったかどうかが判断され、
全データに対して行っていればフローを終了し、全デー
タに対して行っていなければステップS50に戻る。
【0108】以上説明したように、本実施例により、J
PEG等で圧縮蓄積された画像データに画像表示装置に
表示する際、簡単な方法で短時間で実用上十分高品位な
空間フィルタリング処理処理を施すことができる。
【0109】〔第5の実施例〕第5の実施例は、第1の
実施例の輝度・色差信号格納処理部13の構成が異なる
だけで他の処理部に関しては第1の実施例と同様であ
る。
【0110】本実施例の輝度・色差信号格納処理部13
では画像処理部12で得られた輝度信号及び輝度・色差
信号抽出処理部11で得られた色差信号をCMY色空間
画像に変換し画像印刷処理部で印刷処理する。
【0111】図15に、第4の実施例の輝度・色差信号
格納処理部13の構成を示すブロック図である。
【0112】121は色空間変換処理部でありYUV信
号をCMY信号に変換する。122は画像印刷処理部で
あり、色空間変換されたCMY色空間の画像データを印
刷装置に印字する。
【0113】輝度・色差信号抽出部11及び画像処理部
12は第1の実施例と同様なので説明を省略する。
【0114】次に、第5の実施例でも図4に示す構成で
ソフト的に第5の実施例の画像処理を実行する際の処理
について説明する。
【0115】図16は、第5の実施例におけるDSP4
2が実行する画像処理の動作を示すフローチャートであ
る。
【0116】まず、ステップS60では画像処理に必要
な符号化された画像データを順次記憶装置から読み出
す。読み出された符号化された画像データはステップS
61においてハフマン復号化される。
【0117】ハフマン復号化された画像データはステッ
プS62において逆量子化処理される。
【0118】逆量子化処理された画像データはステップ
S63において逆DCT変換処理されYUV色空間の画
像データとして取り出される。
【0119】ステップS64では、Y信号であるか否か
を判断し、Y信号の場合はステップS65に進み、Y信
号でないUV信号の場合はステップS66へ進む。
【0120】ステップS65では、Y信号に対して空間
フィルタリング処理を行う。
【0121】尚、空間フィルタリング処理は第1の実施
例と同様である。
【0122】ステップS65でフィルタリング処理され
たY信号と逆DCT変換処理で取り出されたUV信号は
ステップS66で色空間処理される。ここでは、YUV
信号をCMY信号に変換する。ここでの色空間変換処理
は例えば印刷装置の画像表示特性にあわせてあらかじめ
作成されたルックアップテーブル等を参照する事により
変換処理を行う。
【0123】色空間変換されたCMY信号はステップS
67でプリンタ等を制御する画像印刷装置へ転送され
る。
【0124】そして、ステップS68において、上述し
た処理を全データに対して行ったかどうかが判断され、
全データに対して行っていればフローを終了し、全デー
タに対して行っていなければステップS60に戻る。
【0125】以上説明したように、本実施例により、J
PEG等で圧縮蓄積された画像データを印刷処理する
際、簡単な方法で実用上十分高品位な空間フィルタリン
グ処理処理を施すことができる。
【0126】〔他の実施形態〕本発明は複数の機器(た
とえばホストコンピュータ、インタフェース機器、リー
ダ、プリンタ等)から構成されるシステムに適用しても
一つの機器(たとえば複写機、ファクシミリ装置)から
なる装置に適用してもよい。
【0127】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現する様に各種のデバイスを動作させる様に
該各種デバイスと接続された装置あるいはシステム内の
コンピュータに、前記実施形態機能を実現するためのソ
フトウエアのプログラムコードを供給し、そのシステム
あるいは装置のコンピュータ(CPUあるいはMPU)
を格納されたプログラムに従って前記各種デバイスを動
作させることによって実施したものも本発明の範疇に含
まれる。
【0128】この場合、前記ソフトウエアのプログラム
コード自体が前述した実施形態の機能を実現することに
なり、そのプログラムコード自体、及びそのプログラム
コードをコンピュータに供給するための手段、例えばか
かるプログラムコードを格納した記憶媒体は本発明を構
成する。
【0129】プログラムコードを格納する記憶媒体とし
ては例えばフロッピーディスク、ハードディスク、光デ
ィスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁
気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いる
ことが出来る。
【0130】また、コンピュータが供給されたプログラ
ムコードを実行することにより、前述の実施形態の機能
が実現されるだけではなく、そのプログラムコードがコ
ンピュータにおいて稼働しているOS(オペレーティン
グシステム)、あるいは他のアプリケーションソフト等
と共同して前述の実施形態の機能が実現される場合にも
かかるプログラムコードは本願発明の実施形態に含まれ
ることは言うまでもない。
【0131】更に、供給されたプログラムコードが、コ
ンピュータの機能拡張ボードやコンピュータに接続され
た機能拡張ユニットに備わるメモリに格納された後その
プログラムコードの指示に基づいてその機能拡張ボード
や機能格納ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一
部または全部を行い、その処理によって前述した実施形
態の機能が実現される場合も本願発明に含まれることは
言うまでもない。
【0132】尚、本発明はその精神又は主要な特徴から
逸脱することなく、他のいろいろな形で実施することが
できる。
【0133】例えば、上記実施例では、画像処理の内容
として空間フィルタリング処理処理の場合を例に説明し
たが、本発明はこれに限るものではなく例えばコントラ
スト変換等、画像データの輝度情報に関して有効な処理
であればどのようなものでもよい。
【0134】また、上記実施例では画像信号の圧縮方法
としてJPEG方式の場合について説明したが、本発明
はこれに限るものではなく、輝度・色差色空間で表現さ
れた圧縮方式全てに対して有効である。
【0135】また、本実施例では色差系としてYUV系
で示したが、本発明はこれに限るものではなく例えばY
br 系でも良い。
【0136】また、第1〜5の実施例は上述したように
図4に示した構成で全て達成できるので、第1〜5の実
施例を組み合わせた装置も本発明である。
【0137】上述したように前述の実施例はあらゆる点
で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。
【0138】特許請求の範囲の均等範囲に属する変形や
変更はすべて本発明の範囲内のものである。
【0139】
【発明の効果】以上説明したように本願発明によれば、
色差系色空間で圧縮符号化されたカラー画像データを復
号化し、復号化されたカラー画像データの輝度信号に対
して補正処理し、処理された輝度信号と復号化されたカ
ラー画像データの色差信号とを符号化するので、符号化
されたカラー画像データを簡単な処理で実用上十分高品
位な画像処理を施して符号化することができる。
【0140】また、本願発明によれば、入力されたカラ
ー画像データを色差系色空間に変換し、変換されたカラ
ー画像データの輝度信号に対して補正処理し、処理され
た輝度信号と変換されたカラー画像データの色差信号と
を符号化するので、入力されたカラー画像データを簡単
な処理で実用上十分高品位な画像処理をして符号化する
ことができる。
【0141】また、本発明によれば、色差系色空間で圧
縮符号化されたカラー画像データをカラー画像データを
復号化し、復号化されたカラー画像データの輝度信号に
対して補正処理し、処理された輝度信号と復号化された
カラー画像データの色差信号とに基づいて色空間変換す
るので、符号化されたカラー画像データを簡単な処理で
実用上十分高品位な画像処理を施すことができ、高品位
な画像を形成或は表示することを可能にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる第1の実施例の基本構成を示す
ブロック図である。
【図2】第1の実施例の輝度・色差信号抽出部11の詳
細構成を示すブロック図である。
【図3】第1の実施例の輝度・色差信号格納部11の詳
細構成を示すブロック図である。
【図4】本発明にかかる画像処理をデジタル信号処理プ
ロセッサ(DSP)を用いてソフトウエアで実現する場
合の構成例を示すブロック図である。
【図5】第1の実施例におけるDSP42が実行する画
像処理の動作を示すフローチャートである。
【図6】空間フィルタ係数を示す図である。
【図7】空間フィルタリング処理の参照画素列を示す図
である。
【図8】第2の実施例における輝度・色差信号格納部1
3の詳細構成を示すブロック図である。
【図9】第2の実施例における輝度・色差信号格納部1
3の詳細構成を示すブロック図である。
【図10】第2の実施例におけるDSP42が実行する
画像処理の動作を示すフローチャートである。
【図11】第3の実施例における輝度・色差信号抽出部
11の詳細構成を示すブロック図である。
【図12】第3の実施例におけるDSP42が実行する
画像処理の動作を示すフローチャートである。
【図13】第4の実施例の輝度・色差信号格納処理部1
1の構成を示すブロック図である。
【図14】第4の実施例におけるDSP42が実行する
画像処理の動作を示すフローチャートである。
【図15】第5の実施例の輝度・色差信号格納処理部1
3の詳細構成を示すブロック図である。
【図16】第5の実施例におけるDSP42が実行する
画像処理の動作を示すフローチャートである。
【図17】JPEG方式の画像圧縮処理を行うためのブ
ロック図である。

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 色差系色空間で圧縮符号化されたカラー
    画像データを入力する入力手段と、 前記入力手段によって入力されたカラー画像データを復
    号化する復号化手段と、 前記復号化手段によって復号化されたカラー画像データ
    の輝度成分データに対して補正処理する処理手段と、 前記処理手段により処理された輝度成分データと前記復
    号化手段によって復号化されたカラー画像データの色差
    成分データとを符号化する符号化手段とを有することを
    特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 カラー画像データを入力する入力する入
    力手段と、 前記入力手段によって入力されたカラー画像データを色
    差系色空間に変換する変換手段と、 前記変換手段によって変換されたカラー画像データの輝
    度成分データに対して補正処理する処理手段と、 前記処理手段により処理された輝度成分データと前記変
    換手段によって変換されたカラー画像データの色差成分
    データとを符号化する符号化手段とを有することを特徴
    とする画像処理装置。
  3. 【請求項3】 色差系色空間で圧縮符号化されたカラー
    画像データを入力する入力する入力手段と、 前記符号化されたカラー画像データを復号化する復号化
    手段と、 前記復号化手段によって復号化されたカラー画像データ
    の輝度成分データに対して補正処理する処理手段と、 前記処理手段により処理された輝度成分データと前記復
    号化手段によって復号化されたカラー画像データの色差
    成分データとに基づいて色空間変換する変換手段とを有
    することを特徴とする画像処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3において、前記処理手段
    は空間フィルタリング処理であることを特徴とする画像
    処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至3において、前記処理手段
    はコントラスト処理であることを特徴とする画像処理装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項1或は2において、前記画像処理
    装置は更に前記符号化手段によって符号化されたカラー
    画像データを記憶する記憶手段を有することを特徴とす
    る画像処理装置。
  7. 【請求項7】 請求項1或いは3において、前記入力手
    段はJPEG方式により符号化されたカラー画像データ
    を入力することを特徴とする画像処理装置。
  8. 【請求項8】 請求項1或いは2において、前記符号化
    手段はJPEG方式の符号化を行うことを特徴とする画
    像処理装置。
  9. 【請求項9】 請求項1において、前記復号化手段は輝
    度成分データのみを完全に復号化することを特徴とする
    画像処理装置。
  10. 【請求項10】 請求項2において、前記入力手段はイ
    メージスキャナであることを特徴とする画像処理装置。
  11. 【請求項11】 請求項3において、前記画像処理装置
    は更に前記変換手段により変換されたカラー画像データ
    に基づいて画像を形成する画像形成手段を有することを
    特徴とする画像処理装置。
  12. 【請求項12】 請求項3において、前記画像処理装置
    は更に前記変換手段により変換されたカラー画像データ
    に基づいて画像を表示する表示手段を有することを特徴
    とする画像処理装置。
  13. 【請求項13】 色差系色空間で圧縮符号化されたカラ
    ー画像データを入力する入力ステップと、 前記入力ステップによって入力されたカラー画像データ
    を復号化する復号化ステップと、 前記復号化ステップによって復号化されたカラー画像デ
    ータの輝度成分データに対して補正処理する処理ステッ
    プと、 前記処理ステップにより処理された輝度成分データと前
    記復号化ステップによって復号化されたカラー画像デー
    タの色差成分データとを符号化する符号化ステップとを
    有することを特徴とする画像処理方法。
  14. 【請求項14】 カラー画像データを入力する入力する
    入力ステップと、 前記入力ステップによって入力されたカラー画像データ
    を色差系色空間に変換する変換ステップと、 前記変換ステップによって変換されたカラー画像データ
    の輝度成分データに対して補正処理する処理ステップ
    と、 前記処理ステップにより処理された輝度成分データと前
    記変換ステップによって変換されたカラー画像データの
    色差成分データとを符号化する符号化ステップとを有す
    ることを特徴とする画像処理方法。
  15. 【請求項15】 色差系色空間で圧縮符号化されたカラ
    ー画像データを入力する入力ステップと、 前記符号化されたカラー画像データを復号化する復号化
    ステップと、 前記復号化ステップによって復号化されたカラー画像デ
    ータの輝度成分データに対して補正処理する処理ステッ
    プと、 前記処理ステップにより処理された輝度成分データと前
    記復号化ステップによって復号化されたカラー画像デー
    タの色差成分データとに基づいて色空間変換する変換ス
    テップとを有することを特徴とする画像処理方法。
  16. 【請求項16】 画像処理のプログラムコードが格納さ
    れたコンピュータ可読記録媒体であって、 色差系色空間で圧縮符号化されたカラー画像データを入
    力する入力工程のコードと、 前記入力工程によって入力されたカラー画像データを復
    号化する復号化工程のコードと、 前記復号化工程によって復号化されたカラー画像データ
    の輝度成分データに対して補正処理する処理工程のコー
    ドと、 前記処理工程により処理された輝度成分データと前記復
    号化工程によって復号化されたカラー画像データの色差
    成分データとを符号化する符号化工程のコードとを有す
    ることを特徴とするコンピュータ可読記録媒体。
  17. 【請求項17】 画像処理のプログラムコードが格納さ
    れたコンピュータ可読記録媒体であって、 カラー画像データを入力する入力する入力工程のコード
    と、 前記入力工程によって入力されたカラー画像データを色
    差系色空間に変換する変換工程のコードと、 前記変換工程によって変換されたカラー画像データの輝
    度成分データに対して補正処理する処理工程のコード
    と、 前記処理工程により処理された輝度成分データと前記変
    換工程によって変換されたカラー画像データの色差成分
    データとを符号化する符号化工程のコードとを有するこ
    とを特徴とするコンピュータ可読記録媒体。
  18. 【請求項18】 画像処理のプログラムコードが格納さ
    れたコンピュータ可読記録媒体であって、 カラー画像データを入力する入力する入力工程のコード
    と、 前記入力工程によって入力されたカラー画像データを色
    差系色空間に変換する変換工程のコードと、 前記変換工程によって変換されたカラー画像データの輝
    度成分データに対して補正処理する処理工程のコード
    と、 前記処理工程により処理された輝度成分データと前記変
    換工程によって変換されたカラー画像データの色差成分
    データとを符号化する符号化工程のコードとを有するこ
    とを特徴とするコンピュータ可読記録媒体。
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