JP2698675B2 - カラー画像情報の符号化及び再生方法 - Google Patents

カラー画像情報の符号化及び再生方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】
本発明は、カラー画像情報の符号化及び再生方法に係
り、特に、印刷用画像データを圧縮し、再生する際に用
いるのに好適な、カラー画像情報の符号化及び再生方法
に関する。
【従来の技術】
従来、印刷用画像データを符号化して圧縮するに際し
ては、テレビジヨン(TV)に代表される画像の帯域圧縮
技術として知られているYIQ変換法を適用していた。な
お、このYIQ変換法は、三原色レツド(R)、グリーン
(G)、ブルー(B)のカラー情報を、より信号間相関
の低い輝度Yと色度I、Qの色度軸によるカラー情報に
変換する方法である。 このYIQ変換法を適用して印刷用画像データを符号化
する際には、まず、シアン(C)、マゼンタ(M)、イ
エロ()の画像データを反転した(補色とみなした)
R、G、Bの画像データを用いて、前記テレビジヨンと
同等の次式(1)のような変換式でYIQ変換を行う。 次いで、人間の視覚の解像度特性(輝度Yが高解像度
を必要とするのに対して、色度I、Qに対する解像度は
比較的低い)を考慮し、前記色度I、Qについて画像デ
ータの画素を間引くという処理を施することにより符号
化効率の向上を図つていた。
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記従来の印刷用画像データの符号化技術
においては、YIQ変換により色度軸変換を行う対象を、
前記(1)式の如くC、M、の印刷用画像データに限
っており、ブラツク(K)の画像データは前記YIQ変換
の対象としていないため、当該Kの画像データをモノク
ロ画像と見なして符号化し圧縮することしかできなかつ
た。 しかしながら、輝度YとKとは相関が高く、この信号
間に冗長度が残留することから、YIQ変換のみでは、
C、M、、K4色の印刷用画像データを信号間相関のよ
り低い形態にしているとはいえない。従つて、前記従来
の技術では、印刷用画像データを効率良く符号化して圧
縮することができないという問題点があつた。 本発明は、前記従来の問題点を解消すべくなされたも
ので、カラー画像情報を信号間相関のより低い形態に変
換して、効率良く符号化し圧縮することができるカラー
画像情報の符号化方法を提供することを第1の課題とす
る。 又、本発明は、前記符号化方法で圧縮されたカラー画
像情報を元の情報に確実に再生し得るカラー画像情報の
再生方法を提供することを第2の課題とする。
【課題を解決するための手段】
本発明は、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロ
)、ブラツク(K)の画像データからなるカラー画
像情報を色度軸変換して符号化する方法であつて、前記
C、M、の画像データを輝度Yを含む色度軸の画像デ
ータに変換し、変換された輝度Yの画像データ及び実際
のKの画像データに基づき、各輝度の画像データ毎にK
の画像データの期待値を求めて、該期待値を予測値とす
るK信号予測器を作成し、作成されたK信号予測器を用
いて、前記変換された輝度Yの画像データからKの画像
データを予測し、Kの実際の画像データに対する予測画
像データの誤差を求め、前記変換された輝度Yを含む色
度軸の画像データ及び求められた誤差を符号化すること
により、前記第1の課題を解決したものである。 又、本発明は、前記の如く符号化された、輝度Yを含
む色度軸の画像データ及び誤差を復号し、復号された輝
度Yの画像データから、前記K信号予測器を用いてKの
画像データを予測し、予測画像データと復号された誤差
から、Kの実際の画像データを再生し、前記復号された
輝度Yを含む色度軸の画像データをC、M、の画像デ
ータに変換して、C、M、、Kの画像データを再生す
ることにより、前記第2の課題を解決したものである。
【発明の作用及び効果】
本発明においては、C、M、、Kの画像データから
なるカラー画像情報の色度軸を変換し符号化する際に、
前記画像データのうち、C、M、の画像データをより
信号間相関の低い輝度Yを含む色度軸、例えば輝度Y、
色度I、Qの色度軸の画像データに変換する。変換され
た輝度Yの画像データ及び実際のKの画像データに基づ
き、各輝度Yのデータ毎にKの画像データ期待値を求め
て、該期待値を予測値とするK信号予測器を作成する。
このK信号予測器により二乗平均誤差を最小にするK画
像データを予測できる高画質化が図れる。 作成されたK信号予測器を用いて、前記変換された輝
度Yの画像データからKの画像データを予測し、Kの実
際の画像データに対する予測画像データの誤差eKを求め
る。このように誤差eKを求めることにより、Kをそのま
まに圧縮するよりも遥かに分散を小さくでき、輝度Yと
Kとの信号間相関を除去することが可能になる。 従つて、変換されたYIQと予測誤差eKの画像データを
符号化することにより、従来のYIQ変換のみを施す手法
と比較して、C、M、、Kの4色のカラー画像情報を
信号間相関のより低い形態にすることができる。よつ
て、圧縮手法の圧縮効率を飛躍的に向上させることがで
きる。又、比較的簡単なアルゴリズムにより、色度軸を
変換し、符号化できるため、符号化システムのハード化
が容易であると共に高速処理が可能になる。又、信号間
相関が低くなり圧縮効率が向上するため、従来の技術に
比べ同じ圧縮率であれば高画質化する等の優れた効果が
得られる。 なお、圧縮されたYIQeKの信号を符号化する際には、
例えばDPCM法を用いることができる。このようにすれ
ば、変換のアルゴリズムを比較的簡単にして圧縮効率を
向上させ、高速に符号化できる。 又、本発明においては、前記のように符号化された輝
度Yを含む色度軸の画像データ及び誤差eKから、前記
C、M、、Kの画像データを再生するに際して、符号
化された輝度Yを含む色度軸の画像データ及び誤差eKを
復号し、復号された輝度Yの画像データから、前記K信
号予測器を用いてブラツクの画像データを予測し、予測
画像データと復号された誤差eKから、ブラツクの実際の
画像データを再生し、前記復号された輝度Yを含む色度
軸の画像データをC、M、の画像データに変換して、
前記C、M、、K画像データを再生する。 従つて、印刷用画像データを伝送するに際して符号化
された画像データを確実に再生することができる。又、
比較的簡単なアルゴリズムにより再生することができる
ため再生システムのハード化が容易であると共に高速処
理が可能になる。又、高画質の再生画像データを得るこ
とができる等の優れた効果が得られる。
【実施例】
以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明す
る。 まず、第1実施例について説明する。 この第1実施例は、C、M、、Kの印刷用の画像デ
ータを、第1図に示すように、大きく3つの処理ステツ
プ(ステツプC1〜C3)で構成される手順に基づき、YIQe
Kのデータに変換し、変換されたYIQeKのデータを符号化
する装置である。 この装置の全体的な構成を第2図に示す。 第2図に示すように、この装置には、印刷用カラー透
過原稿1からC、M、、Kの画像データを取込むため
のスキヤナ2と、該スキヤナ2から出力されるC、M、
の画像データをR、G、Bの画像データに変換するた
めの第1のメモリテーブル3と、変換されたR、G、B
の画像データを輝度Y、色度I、Qの画像データに変換
するための第2のメモリーテーブル4と、前記変換され
て色度I、Qの画像データに対して画素の間引きを行う
ための間引き部5と、間引かれた色度I、Q、及び後記
予測誤差eKのデータを線形量子化するための線形量子化
部6と、輝度Yの画像データ、線形量子化された色度
I、Qの画像データ及びKの画像データを記憶するため
のメモリ18と、輝度Yの画像データの信号と線形量子化
された色度I、Q及び予測誤差eKの画像データをDPCM法
により符号化するための符号化部7と、前記メモリ18に
記憶された輝度YとKの画像データに基づき、各輝度Y
の画像データ毎にKの画像データの期待値を求めて、該
期待値を予測値とするK信号予測器を有し、符号化部7
内で符号化された輝度Yの画像データを局部的に復号
し、その復号された輝度Yの値から、前記K信号予測器
を用いてKの予測を行う予測部8と、スキヤナ2から取
込まれた実際のKの値と、予測されたKの値(K′)と
の誤差(予測誤差eK)を求めて前記符号化部7に入力す
るための加算点9とで主に構成される。 なお、符号化部7からは、符号化された画像データが
出力されて伝送されたり、後記記録媒体30に蓄積され
る。 前記第1のメモリテーブル3には、第3図に示すよう
に、C、M、の画像データをR、G、Bの各画像デー
タに変換する変換テーブル10、11、12が書込まれてい
て、入力されたC、M、の画像データから各変換テー
ブル10、11、12をアクセスするルツクアツプテーブル方
式によりC、M、の画像データをR、G、Bの画像デ
ータに変換するようになつている。 前記第2のメモリテーブル4には、第4図(A)に示
すようにR、G、Bの画像データを輝度Y、色度IQの画
像データに変換するための変換テーブル14、15、16が書
込まれており、入力されたR、G、Bの画像データによ
りこれら変換テーブル14、15、16をアクセスするルツク
アツプテーブル(以下、LUTと略記する)方式により、
R、G、Bの画像データをYIQの画像データに変換する
ようになつている。 前記符号化部7は、DPCM法により符号化を行うもので
あり、第5図に示すように、後記差分値eiを量子化する
ため、前段で線形量子化し、後段でマツクスの量子化を
行う量子化器22と、量子化後の差分値q(ei)を局部的
に復号して画素値xi′を求め、同一走査線上で1画素分
遅延し、既に1つ前の画素において復号され遅延された
画素値xi-1′から、今回の画像データの画素値xを予
測して実際の画素値xiとの差(差分値ei)を求めるため
の局部復号器24と、前記量子化された差分値q(ei)を
符号(コード)化するためのコード化器26とを有してい
る。なお、局部復号器24における画素値xの導出法と
して、同一走査線上の1つ前で局部復号された画素値x
i-1′に予測係数aを掛ける1次元の前値予測を用いる
と共に、その予測係数aを1とすることができる。この
ような条件で符号化部7を構成すれば、演算回路等のハ
ードウエア構成が簡単となり経済的であると共に、処理
が単純化されているため高速処理ができる。 前記予測部8前後における信号の入出力状態は、第6
図に示されるようになつている。即ち、第6図に示すよ
うに、予測部8は、前記符号化部7で局部的に復号化さ
れて入力された輝度Yに基づきK信号予測器でKの予測
値K′を求め、加算点9でKの実際のデータと予測値
K′の差を求め、その差が予測誤差eKとして前記線形量
子化部6に入力されるようになつている。 なお、前記符号化部7には、第2図のように符号化さ
れた画像データを書込んで蓄積するための記録媒体30が
接続されている。又、この記録媒体30は、予測部8から
のK信号予測器データが入力されて蓄積するようになつ
ている。この記録媒体には、例えば、ハードデイスク、
マグネチツクテープ(MT)、ストリーマ(小型のMT)、
光デイスク、光磁気デイスク等を用いることができる。 以下、第1実施例の作用を説明する。 この第1実施例においては、第1図に示す手順に基づ
き、第2図に示すカラー透過原稿1から読込まれたC、
M、、Kの印刷用の画像データをYIQeKのデータに変
換し、変換データを符号化して圧縮する。即ち、まず、
入力されたC、M、、Kの画像データをYIQKの画像デ
ータに変換してメモリ18に蓄える処理を行い(ステツプ
C1)、次いで、輝度YとKの2次元画素振幅分布から、
K信号予測器を作成し、伝送あるいは蓄積する(ステツ
プC2)。次いで、YIQ信号とeK信号をDPCM符号化する
(ステツプC3)。以下に、この手順の詳細を説明する。 まず、前記ステツプC1の処理は、詳細には第7図の如
く行う。この処理においては、まず、カラースキヤナな
どからC、M、の画像データの信号を第1のメモリテ
ーブル3に入力する(ステツプC1−1)。 入力された画像データの中で、C、M、の画像デー
タをR、G、Bの画像データに変換する(ステツプC1−
2)。この際、C、M、とR、G、Bは互いに補色関
係にあると考え、次式(2)の変換式で変換する。 実施例では、予め(2)式の変換結果が書き込まれ
た、第2図、第3図に示す第1のメモリテーブル3をア
クセスするLUT形式を使用して変換する。なお、(2)
式を実行する回路で演算し変換することができる。 次いで、R、G、Bに変換された画像データを第2の
メモリテーブル4に入力し、このR、G、B画像データ
をNTSCで定められている次式(3)の変換式を用いて、
輝度Yと色度I、QのYIQデータに変換する(ステツプC
1−3)。 これにより、R、G、Bデータを、信号間相関がより
弱い形態であるYIQデータに変換できる。 実施例では、予め(3)式の変換結果が書き込まれ
た、第2図、第4図に示す第2のメモリテーブル4をア
クセスするLUT形式を使用することにより、処理時間の
低減を図つている。なお、(3)式を実行する回路で演
算し変換することができる。 次いで、YIQに変換された画像データの符号化効率を
向上させるために、間引き部5でYIQのうち色度I、Q
のデータに関して、画素の間引きを行う(ステツプC1−
4)。このように、輝度Yのデータを間引かず、色度
I、Qのデータを間引くのは、人間の視覚の解像度特性
は、輝度Yに対しては高いが、色度I、Qに対しては比
較的低いことが知られており、従つて、色度I、Qは適
宜間引いても画質への影響が少ないからである。又、こ
の間引き率の調整によつて圧縮率を変化させることがで
きる。なお、実施例では、第8図に示すように、色度
I、Qの画像データについて、主走査線方向と副走査線
方向とに対して1画素置きに画像データの間引きを行
い、輝度Yの画像データについて間引きは行わない。 次いで、間引きされた色度I、Qの画像データに対し
て、線形量子化部6で、線形量子化を行う(ステツプC1
−5)。通常、この線形量子化は8ビツトで行うが、更
に圧縮効率を向上させたい場合には、8ビツト以下で線
形量子化すればよい。 Y信号と線形量子化されたIQ信号とK信号をメモリ18
に書込む(ステツプC1−6)。このメモリ18中に記憶さ
れた各データはK信号予測器作成やDPCMによる符号化の
際に参照される。このデータの記憶により、CMY−YIQ変
換並びに、現データの読込みが1回ですむことから、後
の処理を高速に行うことができる。 このステツプC1−1からC1−6までの処理は、全画素
について終了するまで繰返し行い、全画素について処理
が終了したならば、ステツプC1の処理を終了し、次のス
テツプC2の処理に移行する。 ステツプC2におけるK信号予測器の作成及び伝送の処
理は、詳細には第9図に示す手順、第10図の概念に従つ
て行われる。なお、この手順は、二乗平均予測誤差を最
小化するように解析的に導かれるものであり、その証明
については後に説明する。 この手順が始動すると、まず、メモリ18に記憶された
輝度YとKの画像データを用いて、各輝度Y信号(YO〜
YN:8bit量子化時にはN=255)に関し、第10図に示すよ
うに、K信号の振幅分布を測定する(ステツプC2−
1)。次いで、各K信号分布に関してKの期待値(KO〜
KN)をK信号予測値として算出し(C2−2)、そのK信
号予測値を登録し、K信号予測器としてLUT化する(C2
−3)。この処理を全ての輝度Yのデータ(0〜255)
について終了するまで行う。全ての輝度Yのデータにつ
いて処理が終了したならばK信号予測器が完成したこと
になる。このK信号予測器を、後のK信号予測と予測誤
差eK変換処理で使用する。 又、符号化されたこの画像データを復合して再生する
際に使用するため、このK信号予測器を後記再生装置へ
伝送しあるいは蓄積する(ステツプC2−4)。これでス
テツプC2における処理が終了する。 ここで、前記K信号予測器の作成について説明する。 前記K信号予測器は、K予測誤差変換を行う際の二乗
平均誤差(以下MSEと略する)を最小にすることを最適
化要件として、輝度Y(データ)信号が確定したときの
K(データ)信号の条件付き期待値を予測とすればよ
い。これは以下のように証明される。 K信号を輝度Yの関数であるK信号予測値PK(Y)で
予測したとき、MSEを最小にするPK(Y)を求めること
である。MSEは輝度Y信号とK信号の結合確率密度関数
p(Y、K)を用いて、次式(4)のように書くことが
できる。 ここで、結合確率密度関数p(Y、K)は、Y信号確
定後のK信号の条件付き確率密度関数p(K|Y)とY信
号の確率密度関数p(Y)との関係の次式(5)によ
り、次に示す(6)式のように変形することができる。 (6)式においてp(Y)並びにp(K|Y)が正であ
るが故に、MSEも正である。MSEが最小になるのは、p
(Y)が常に正であることから、あらゆる輝度Yに対し
て(6)式の内側積分である次式(7)が最小になると
きである。 従つて、この(7)式で示される内側積分において、
次式(8)のように、誤差eのPK(Y)に関する微分係
数が0であることが、MSEの最小化の条件である。 この(8)式を整理して、次の(9)式とする。 ここで、(9)式の右辺の積分は1であるため、K信
号予測関数は次式(10)となる。 従つて、MSEを最小化するK信号予測値PK(Y)を求
めるには、輝度Y確定後のK信号の条件付き期待値を求
めればよいことが証明された。よつて、このK信号予測
器により、MSEを最小にするK信号を予測でき、高画質
化が図れる。 ステツプC2処理の後には、ステツプC3処理を行う。こ
のC3処理は、詳しくは、第11図に示す手順に従つて行
う。 まず、CMから変換された輝度Yの画像データと線形
量子化された色度I、Qの画像データを、第5図に示す
符号化部7でDPCM法により、符号化する(ステツプC3−
1)。 即ち、この符号化部7においては、まず、局部復号器
24が、既に、同一走査線上の1つ前に位置し、復号され
た画素値Xi-1′に対して予測係数aを掛ける前値予測に
より画素値xを予測し、次いで、予測画素値xと入
力された画素値xiとの差(差分値)eiを求めることによ
り、該画素値xiを差分値eiに変換する。この差分値ei
分散は、画像データの画素値xiの分散の1/10以下になる
ことが知られており、少ないデータ量でのデータの伝送
・蓄積が可能になる。 次いで、変換された差分値eiを量子化器22で量子化
し、量子化後の差分値q(ei)をコード化することによ
り、コードデータを伝送や蓄積に使用する。 なお、予測法としては、同一走査線上の一つ前の画素
値に予測係数aを掛ける1次元の前置予測を用いる。
又、予測係数には1を用いる。これらの条件は、ハード
ウエアの構成を簡単とし経済的であると共に、処理が単
純化されているため高速である。予測法として2次予測
以上の予測法を用いることができる。 又、DPCMにより差分値ei信号はラプラス分布になるこ
とが知られており、量子化はマツクスの量子化を行うこ
とにより、前記差分値eiを最適に量子化した量子データ
q(ei)を作成して、平均量子化雑音電力を最小にす
る。このマツクスの量子化は、誤差分布がラプラス分布
と仮定して量子化データq(ei)を作成するか、誤差分
布の実データから量子化データq(ei)を作成する。 その後、量子化後の差分値q(ei)をコード化器26で
符号化して、符号による画像データを作成し、該符号に
よる画像データを伝送や蓄積に使用する。この符号化に
際しては、予測誤差分布に応じて作成されるハフマンコ
ードを用いることにより、最小の平均符号長を実現する
ことができる。 なお、量子化後の差分値q(ei)から同一走査線上の
1つ後の画素値を予測するために画素値xi′を復元して
おく。 以上のようにして、YIQの画像データは、符号化され
て圧縮される。 次いで、符号化部7で、局部的に輝度Yを復号し、局
部的に復号された輝度Yから、第6図に示すK信号予測
器8を参照してKの予測を行い、入力された実際のKの
値に対する予測されたKの値K′の誤差(予測誤差)eK
を求める(ステツプC3−2)。 この求められたKの予測値K′から実際のKの値を
引き予測誤差eKを求める。なお、求められた予測誤差eK
は、Kの実際のデータの分散と比較して、その分散を1/
3〜1/8程度にすることができる。 その後、予測誤差eKを線形量子化部6に入力して線形
量子化する。実施例では、この線形量子化は、8ビツト
データに量子化するが、更に圧縮効率を向上させたい場
合には、8ビツト以下のデータに線形量子化すればよ
い。 以上のように線形量子化された予測誤差eKを、YIQ信
号と同様に符号化部7で前記DPCM法により符号化する
(ステツプC3−3)。 次いで、符号化されたYIQeKの画像データを、ハード
デイスク等の所定の記録媒体30に書き込んで蓄積し、あ
るいは、伝送する(ステツプC3−4)。 次いで、処理しようとする画面の全画素の処理が終了
したか否かを判断し、終了していない場合は、第11図の
手順の始め(ステツプC3−1)に戻つて、他の画素の処
理を行うようにする。このようにして入力画像データの
全ての画素を符号化するまで処理を行う。 以上で符号化処理は終了する。 なお、前記第1実施例においては、CMからRGBの変
換にLUTを用いたが、(2)式を実行する回路を用いる
ことも可能である。又、RGBからYIQの変換にLUTを用い
たが、(3)式を演算する回路を用いることも可能であ
る。 又、第2のメモリテーブル4中の変換テーブル14は、
第4図(B)のような構成でも実現可能である。第4図
(B)の変換テーブル14は、YIQ変換の行列演算を次式
(11)のように展開したときのYに関する浮動小数点の
積演算(例えば、a11×R等)をLUT化したものである。 このように、一般に演算時間を要する浮動小数点の積
演算をLUT化する構成を用いることにより、高速処理を
実現し、LUTに要するメモリ容量も少なくてすむ。 なお、第2のメモリテーブル4中のI、Qに関する変
換テーブル15、16もYと同様に、(11)式のI、Qの積
演算を第4図(C)、(D)の様にLUT化して構成すれ
ば良い。 次に、第2実施例について説明する。 この第2実施例は、前記ステツプC1〜C3により符号化
されたデータ(以下、符号化データという)を復号し、
種々の処理を施してC、M、、K印刷用画像データを
再生する装置である。 この装置は、第12図に示すように、入力されたYIQeK
の符号化データを復号すると共に、DPCM法によりYIQeK
の画像データに復元するための復号化・復元部32と、第
1実施例の符号化装置で作成・伝送されたK信号予測器
を記憶してLUT化し、そのLUTで、前記復元された輝度Y
の画像データよりKの画像データを予測するための第2
の予測部34と、予測されたKの画像データK′から、復
号された予測誤差eKの画像データを減算してKの画像デ
ータを復元するための第2の加算点36と、復元された色
度I、Qの画像データを補間するための補間部38と、復
元され補間されたYIQの画像データをR、G、Bの画像
データに変換する変換テーブル40A、40B、40Cを有してL
UT形式で変換する第3のメモリテーブル40と、R、G、
Bの画像データをC、M、の画像データに変換する変
換テーブル42A、42B、42Cを有してLUT形式で変換する第
4のメモリテーブル42とを備えている。 この装置は、前記符号化データの復号、再生を、第13
図のフローチヤートに示す手順により実行する。なお、
この装置の復号化・復元部32等の詳細構成は、以下の各
手順の説明で併せて説明する。 即ち、第13図の手順が始動すると、まず、前記第2図
に示したK予測部8から伝送若しくは蓄積されたK信号
予測器を受信あるいは読込み、メモリ上にLUTとして展
開する(ステツプD1)。次いで、前記符号化データを復
号化・復元部32に入力する(ステツプD2)。入力する符
号化データは、記憶媒体(ハードデイスク、MT、ストリ
ーマ、光デイスク、光磁気デイスク等)から読込まれた
データ、あるいは伝送されたデータ等のいずれでもよ
い。 次いで、入力された符号化データのうちY、I、Qの
符号化データをDPCM法により復号、復元する(ステツプ
D3)。次いで、入力された予測誤差eKの符号化データを
前記ステツプD3と同様のDPCM法により復号、復元する
(ステツプD4)。 即ち、ステツプD3、D4におけるYIQeKの符号化データ
の復号は、まず、復号化・復元部32に設けられた、第14
図に示す復号化器44が該符号化データを一意的に量子化
後の差分値q(ei)として復号することにより行う。こ
の場合、該復号化器44は、前記第5図の符号化器26が用
いたハフマンコード表に対応するコード表により復号す
る。 このようにして復号された差分値q(ei)からYIQeK
画像データの画素値xi′を復元する。この場合、既に同
一走査線上の1つ前に復元された画素値xi-1′に予測係
数aを掛けて当該画素値x(=axi-1′)を前置予測
し、予測された画素値x(=axi-1′)に前記差分値
q(ei)を加算して当該画素値x′を復元する。ここ
で、予測係数aは、復号化器26で復号化する際に用いた
予測係数値と同一の値を用いる。実施例ではa=1であ
る。このようにしてY、I、Q、eKの画像データが復元
する。 次いで、Kの画像データを復元すべく、まず前記ステ
ツプD3で復元された輝度Yのデータから、第15図に詳細
に示す第2の予測部34でKの予測値(K′)を求める。
この第2の予測部34には、既に受信されLUTとして登録
されているK信号予測器を用いるものであり、この予測
器は予測部8で用いたものと同一のため、その説明は略
す。 次いで、このKの予測値K′から先のステツプD4で復
号された予測誤差eKを、第2の加算点36で減算すること
により、Kの画像データを復元する(ステツプD5)。 次いで、前記ステツプD3で復元された色度I、Qの画
像データは間引かれた状態であるので、補間部38におい
て、この間引かれた画像データを補間する(ステツプD
6)。実施例では、この色度I、Qの補間にニアレスト
ネイバ補間法を用いており、第16図(A)、(B)にこ
のニアレスネイバ補間法で補間する前後の画像データの
例を示す。即ち、間引きされた補間前の画像データが第
16図(A)に示す状態であつた場合、補間後には、画像
データは第16図(B)に示す状態になる。なお、実施例
では補間をニアレストネイバ補間法を用いて行つている
ため、処理が単純であり高速な処理が可能であり、ハー
ド化等を実施するのが容易となる。又、前記色度I、Q
の画像データを補間する方法として、ニアレスネイバ補
間法の他、バイリニア補間法やキユービツク補間法を用
いることができる。 次いで、復元され補間されたYIQの画像データをRGBの
画像データに変換する(ステツプD7)。この変換は、次
式(12)で示す変換式で変換する。なお、この(12)式
の係数行列は、第1図中のステツプC1で用いた(3)式
のNTSCマトリクスの係数行列の逆行列である。 通常、演算により変換を行う場合、予め変換結果の書
き込まれたLUTを使用した方が処理速度が速い。そこ
で、実施例では、予め、所定値について(12)式の変換
結果が書き込まれた第17図(A)に示すような、第3の
メモリテーブル40を用いており、YIQデータにより、該
第3のメモリテーブル40の変換テーブル40A、40B、40C
をアクセスするLUT形式によりY1QデータをRGBデータに
変換する。これにより、処理時間が減少するため効率化
が図れる。 次いで、変換されたRGBデータを次式(13)でCM
ータに変換する(ステツプD8)。 実施例の場合、予め所定値について(13)式の変換結
果が書き込まれた、第18図に示すような第4のメモリテ
ーブル42を用いており、前記RGBデータからCMデータ
に変換する際には、RGBデータにより該第4のメモリテ
ーブルの変換テーブル42A、42B、42CをアクセスするLUT
形式で変換を行つている。これにより処理時間が減少す
るため効率化が図れる。 以上のステツプD1〜D8の処理で、YIQeKの符号化デー
タからCMKの画像データが再生でき、このCMKデー
タをハードデイスク等の記憶媒体もしくは出力器(スキ
ヤナ、陰極線管(CRT)、カラープリンタ等)に出力す
る(ステツプD9)。 次いで、上記手順D1〜D9の処理が、全画素の画像デー
タについて終了したか否かを判断し、全画素についての
処理が未だ終了していないと判断されたときは、再度最
初のステツプD1に戻り、このステツプD1以降の手順を他
の画素のデータについて実行する。一方、全画素の処理
が終了したと判断されたならば、符号化データの復元を
終了する。このようにして、全画面の全画素について再
生し、印刷用のC、M、、Kの画像データを得る。 なお、前記第2実施例においては、YIQからRGBへの変
換にLUTを用いていたが、(12)式を演算する回路を用
いることも可能である。又、RGBデータをYIQデータに変
換するのにLUTを用いていたが、(13)式を演算する回
路を用いることも可能である。 又、第3のメモリテーブル中の変換テーブル40Aは、
第17図(B)のような構成でも実現可能である。第17図
(B)の変換テーブル40Aは、YIQ変換の逆行列演算を次
式(14)のように展開したときのRに関する浮動小数点
の積演算(例えば、b11×Y等)をLUT化したものであ
る。 このような一般に演算時間を要する浮動小数点の積演
算をLUT化する構成を用いることにより、高速処理を実
現し、LUTに要するメモリ容量も少なくてすむ。 なお、第3のメモリテーブル中のG、Bに関する40
B、40CもRと同様に、(14)式中のG、Bの積演算を第
17図(C)、(D)の様にLUT化して構成すれば良い。 前記第1実施例においては、画像データをCMからRG
Bに変換し、次いで、NTSC式のYIQの画像データに色度軸
変換した。又、前記第2実施例においては、画像データ
をYIQからRGBに変換し、CMYに変換していた。しかしな
がら、本発明を実施する際の色度軸変換はこれに限定さ
れるものではない。YIQの色度軸に替えて例えばL
、L、YUVの色度軸に変換してもよ
い。又、前記NTSC方式のYIQの色度軸のデータに替え
て、輝度Yを含む色度軸であれば、他の色度軸、例えば
PAL方式のY、I、Qのデータに変換することもでき
る。 又、前記第1、第2実施例においては、YIQeKデータ
をDPCM法で符号化して圧縮すると共に再生していたが、
符号化、再生する技術はこのDPCM法に限定されるもので
はなく、他の直交変換、例えば離散的コサイン変換、ア
ダマール変換、スラント変換、カルーネンレーベ変換等
により符号化、再生することができる。 前記第1実施例で示した符号化は、第1図等の手順の
他、第19図の手順により処理することも可能である。第
19図の手順においては、K信号予測器の作成を色度軸変
換の前に行つてしまうものである。このような処理を行
う処理系では、前記第1実施例で用いていたYIQK信号用
のメモリ18が不要になるので、大きなサイズの画像に対
応するための大容量メモリが節約できる。 第19図の処理を説明する。まず、始めにK信号予測器
を作成する(ステツプP1)。このステツプの詳細な処理
は第20図に示すようになつている。第20図における処理
においては、最初のループ内でCMKを読込み(ステツ
プP1−1)、CM信号を輝度Y信号に変換する(ステツ
プP1−2)。この変換は、CM→RGB変換、RGB→Y変換
が前記第1実施例で説明した処理と同様に行われる。 次いで、輝度YとKとの2次元画素振幅分布を測定す
る(ステツプP1−3)。この処理を全画素について終了
するまで行う。 全画素について終了したならば、各輝度Y毎にKの期
待値を算出し(ステツプP1−4)、その期待値をLUTへ
登録してLUTによりK信号予測器を作成する(ステツプP
1−5)。この処理を全ての輝度Y(0〜255)について
行う。K信号予測器作成終了後、K信号予測器を圧縮デ
ータ再生の際に使用すべく伝送・蓄積する(ステツプP1
−6)。 K信号予測器作成終了後、第19図のループに戻る。こ
の手順おいては、再生CMKの画像データを読込み、
C、M、の画像データを第1実施例と同様にYIQに変
換する(ステツプP2)。次いで、変換されたYIQの画像
データをDPCM法で符号化する(ステツプP3)。K信号に
関しては、DPCM内で局部的に復元された輝度YからK信
号予測器を参照することにより、K信号予測値K′を得
て、第1実施例と同様に予測誤差eKに変換する(ステツ
プP4)。次いで、その変換予測誤差eKをDPCM法により符
号化する(ステツプP5)。このYIQeK信号に関する圧縮
データは順次伝送・蓄積される。以上の処理を全画素に
ついて終了するまで行い、符号化処理を終了する。 上記のように符号化処理した画像データの再生は、前
出第2実施例により行う。 前記、第1、第2の実施例において、K信号予測器を
画像毎に作成し、伝送・受信していたが、複数の画像を
連続して圧縮、伝送する場合には、2回目以降のK信号
予測器の作成・伝送・受信を省略することができる。こ
れは、各画像がほぼ同一条件で色分解された場合に、K
信号予測器は、ある程度汎用性があるため、1回目に作
成・伝送・受信したK信号予測器を符号化・再生双方で
再使用できることによる。こうすることにより、2回目
以降の符号化処理が高速化される。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の第1実施例に係る画像データを符号
化する手順を示すフローチヤート、 第2図は前記実施例装置の全体構成を示すブロツク図、 第3図は、前記実施例の作用を説明するためのCMから
RGBに画像データを変換するための第1のメモリテーブ
ルを詳細に示すブロツク図、 第4図(A)〜(D)は、同じく、RGBからYIQへ画像デ
ータを変換する第2のメモリテーブルを詳細に示すブロ
ツク図、 第5図は、同じく、符号化部の構成を示すブロツク図、 第6図は、同じく、K→eK変換器の構成を示すブロツク
図、 第7図は、同じく、CMKからYIQK変換の詳細手順を示
すフローチヤート、 第8図は、同じく、色度I、Qの画像データの間引き例
を示す平面図、 第9図は、同じく、K信号予測器作成手順を示すフロー
チヤート、 第10図は、同じく、輝度Yの画像データからKの画像デ
ータを予測するK信号予測器を求める概念を説明するた
めの線図、 第11図は、同じく、DPCM符号化手順を示すフローチヤー
ト、 第12図は、本発明の第2実施例に係る、符号化された画
像データを復元する装置の構成を示すブロツク図、 第13図は、第2実施例の作用を説明するための、前記画
像データの復元の手順を示すフローチヤート、 第14図は、前記第2実施例に係る、符号化データを復元
し画素データを求める復元回路の概略構成を示すブロツ
ク図、 第15図は、同じく、Kの画像データを復元する回路の原
理的な構成を示すブロツク図、 第16図は、前記第2実施例の作用を説明するための、間
引きされた画像データを補間する前後の画素の例を示す
線図、 第17図(A)〜(D)は、前記第2実施例に係る、第3
のメモリテーブルの構成を示すブロツク図、 第18図は、同じく、第4のメモリテーブルの構成を示す
ブロツク図、 第19図及び第20図は、他の実施例に係る符号化手順を示
すフローチヤートである。 2……スキヤナ、 3……第1のメモリテーブル、 4……第2のメモリテーブル、 5……間引き部、 6……線形量子化部、 7……符号化部、 8……予測部、 9……加算点、 10、11、12……CM→RGBの変換テーブル、 14、15、16……RGB→YIQの変換テーブル、 22……量子化器、 24……局部復号器、 26……コード化器、 30……記録媒体、 32……復号化・復元部、 34……第2の予測部、 36……第2の加算点、 38……補間部、 40……第3のメモリテーブル、 40A、40B、40C……YIQ→RGB変換テーブル、 42……第4のメモリテーブル、 42A、42B、42C……RGB→CM変換テーブル、 44……復号化器。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シアン、マゼンタ、イエロ、ブラツクの画
    像データからなるカラー画像情報を色度軸変換して符号
    化する方法であつて、 前記シアン、マゼンタ、イエロの画像データを輝度Yを
    含む色度軸の画像データに変換し、 変換された輝度Yの画像データ及び実際のブラツクの画
    像データに基づき、各輝度の画像データ毎にブラツクの
    画像データの期待値を求めて、該期待値を予測値とする
    ブラツク信号予測器を作成し、 作成されたブラツク信号予測器を用いて、前記変換され
    た輝度Yの画像データからブラツクの画像データを予測
    し、 ブラツクの実際の画像データに対する予測画像データの
    誤差を求め、 前記変換された輝度Yを含む色度軸の画像データ及び求
    められた誤差を符号化することを特徴とするカラー画像
    情報の符号化方法。
  2. 【請求項2】請求項1の符号化方法で符号化された、輝
    度Yを含む色度軸の画像データ及び誤差を復号し、 復号された輝度Yの画像データから、請求項1のブラツ
    ク信号予測器を用いてブラツクの画像データを予測し、 予測画像データと復号された誤差から、ブラツクの実際
    の画像データを再生し、 前記復号された輝度Yを含む色度軸の画像データをシア
    ン、マゼンタ、イエロの画像データに変換して、 シアン、マゼンタ、イエロ、ブラツクの画像データを再
    生するようにしたことを特徴とするカラー画像情報の再
    生方法。
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