JPH108417A - 吊床版橋 - Google Patents

吊床版橋

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JPH108417A
JPH108417A JP16344796A JP16344796A JPH108417A JP H108417 A JPH108417 A JP H108417A JP 16344796 A JP16344796 A JP 16344796A JP 16344796 A JP16344796 A JP 16344796A JP H108417 A JPH108417 A JP H108417A
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JP
Japan
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suspended
auxiliary
steel member
bridge
steel
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Withdrawn
Application number
JP16344796A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyasu Kitayama
裕康 北山
Nobuyuki Murata
信之 村田
Kiyotsuyo Yokota
聖剛 横田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kumagai Gumi Co Ltd
Original Assignee
Kumagai Gumi Co Ltd
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Publication date
Application filed by Kumagai Gumi Co Ltd filed Critical Kumagai Gumi Co Ltd
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Publication of JPH108417A publication Critical patent/JPH108417A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 吊床版橋に於けるPC鋼材の配置に余裕を持
たせるとともに、活荷重や振動に対する耐力を向上させ
る。 【解決手段】 吊床版6を形成するPC鋼材4とは別
に、補助PC鋼材7を前記吊床版6の左右端縁に沿って
その上方に張架する。また、前記吊床版6の左右端縁に
は支柱8,8…が立設され、この支柱8,8…先端に前
記補助PC鋼材7を掛着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は吊床版橋に関する
ものであり、特に、吊床版を形成するPC鋼材の配置に
余裕を持たせるとともに、活荷重や振動に対する耐力を
向上させた吊床版橋に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】吊床版
橋は、並行する複数本のPC鋼材を橋台間に架け渡し、
該PC鋼材にコンクリートを巻くとともに、該PC鋼材
を緊張させて吊床版を形成し、該吊床版上を人や車が通
行できるようにした形式の橋梁である。
【0003】斯かる吊床版橋は、主にサグ(垂れ下がり
量)と張力とのバランスにより設計されるため、縦断勾
配を小さくしようとすれば、必要なPC鋼材の本数が増
える。また、床版厚や幅員はPC鋼材の配置に左右され
る。従って、床版厚や幅員を狭くして吊床版の自重を軽
くしようとすると、PC鋼材を必要数配置することがで
きなくなる場合がある。
【0004】また、設計にあたって、人や車の通行によ
る活荷重の移動や風等による振動を充分に考慮する必要
があるが、完成後に予期せぬ活荷重や振動が発生すると
対処が難しい。
【0005】そこで、PC鋼材の配置に余裕を持たせる
とともに、活荷重や振動に対する充分な耐力を有する吊
床版橋を提供するために解決すべき技術的課題が生じて
くるのであり、本発明は該課題を解決することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために提案されたものであり、吊床版の左右端縁に
沿って補助PC鋼材を張架するとともに、該補助PC鋼
材と前記吊床版とを支柱又はハンガー材等の連結材で連
結することにより、前記吊床版を補強した吊床版橋を提
供するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
乃至図3に従って詳述する。図1に於て1は峡谷に架設
された吊床版橋であり、該吊床版橋1の橋台2,2は夫
々グラウンドアンカー3によって地盤に定着している。
また、該橋台2,2間にはPC鋼材4が複数本並行して
架け渡される。
【0008】そして、何れか一方の橋台2にプレキャス
トコンクリート製の床版5,5…を搬入して、該床版
5,5…を1枚づつ前記PC鋼材4に吊金具を介して懸
架するとともに、他方の橋台2にウインチを設置するこ
とにより、懸架した床版5をたぐり寄せる。こうして、
該他方の橋台2から前記一方の橋台2へ向けて床版5が
1枚(または複数枚)づつ順次連接される。次いで、該
床版5上に中詰めコンクリートを場所打ちしてPC鋼材
4を埋設するとともに、該PC鋼材4を緊張してプレス
トレスをかける。斯くして、橋台2,2間に吊床版6が
架設される。
【0009】而して、該吊床版6の左右端縁に沿って、
その上方には補助PC鋼材7が該吊床版6に平行に架け
渡され、且つ、該補助PC鋼材7の両端部は夫々グラウ
ンドアンカー3aに接続してプレストレスを付与されて
いる。また、前記吊床版6の左右端縁には一定間隔毎に
高剛性金属フレームから成る支柱8,8…が立設され、
各支柱8の先端に前記補助PC鋼材7が係着している。
【0010】従って、前記吊床版6上を人や車が通行す
れば、前記支柱8,8…を介して活荷重が前記補助PC
鋼材7へも伝達することになる。これにより、活荷重の
一部を該補助PC鋼材7に分担させることができるの
で、前記吊床版6を形成するためのPC鋼材4の本数が
少なくて済み、吊床版6の幅員を狭くしたりスパンを長
くした場合であっても、PC鋼材4を充分な余裕を持っ
て配置することが可能となる。また、振動に対する耐力
も可及的に向上する。
【0011】更に、前記補助PC鋼材7に並行してその
下方には前記支柱8,8…と交差するように数段のワイ
ヤ9,9を張り、且つ、前記支柱8,8…の高さを一般
的な高欄の高さと同様に1.0m〜1.3mに形成すれ
ば、前記補助PC鋼材7を吊床版6の補強材としてだけ
でなく、高欄の笠木としても使用することができ経済的
である。
【0012】図2は本発明の他の実施の形態に係る吊床
版橋11を示したものである。該吊床版橋11に於いて
も前記吊床版橋1と同様に、橋台12,12を夫々グラ
ウンドアンカー13にて地盤に定着するとともに、該橋
台12,12間にPC鋼材14を複数本並行して架け渡
し、該PC鋼材14に沿って床版15,15…を連接す
ることにより、吊床版16を形成する。
【0013】また、前記橋台12,12の背部上方にも
う一組の橋台17,17を構築し、その橋台17,17
間、且つ、前記吊床版16の左右端縁上方に補助PC鋼
材18を架け渡して、そのグラウンドアンカー13aを
緊張させてサグ(垂れ下り量)を調節する。更に、該補
助PC鋼材18には一定間隔毎にハンガー材19,19
…を吊下する。このハンガー材19,19…は吊床版1
6の中央に近いもの程、短かくなっている。そして、斯
かるハンガー材19,19…の下端を夫々前記吊床版1
6の左右端縁に掛着して、該吊床版16がこれらのハン
ガー材19,19…を介して前記補助PC鋼材18に吊
り上げられるように構成する。
【0014】ここで、前記床版15,15…の左右端縁
には前記ハンガー材19を掛着するための金具20をプ
レキャスト成型時に予め埋め込んでおく。尚、前記金具
20は現場で後施工により取り付けても良い。
【0015】而して、前記吊床版16上を人や車が通行
して活荷重が増大すれば、その増大分の活荷重を吊床版
16内のPC鋼材14のみならず前記補助PC鋼材18
にも受け持たせることができる。斯くして、前記吊床版
橋1の場合と同様にPC鋼材14の必要本数が減少して
吊床版16の幅員を狭くしたりスパンを長くしても、該
PC鋼材14の配置に余裕を持たせることができる。ま
た、振動に対する耐力も可及的に向上する。
【0016】図3は本発明の更に他の実施の形態に係る
吊床版橋21を示したものである。該吊床版橋21に於
いても前記吊床版橋1及び11と同様に、橋台22,2
2を夫々グラウンドアンカー23にて地盤に定着すると
ともに、該橋台22,22間にPC鋼材24を複数本並
行して架け渡し、該PC鋼材24に沿って床版25,2
5…を連接することにより、吊床版26を形成する。
【0017】また、前記床版25,25…の左右端縁に
金具27を予め、又は後施工にて設置し、該金具27に
ハンガー材28を掛着して吊下する。このハンガー材2
8は前記ハンガー材19と同様に吊床版26の中央に近
いもの程、短くなっている。そして、前記橋台22,2
2の内側下方にもう一組の橋台29,29を構築し、該
橋台29,29間、且つ、前記吊床版26の左右端縁下
方に補助PC鋼材30を架け渡すとともに、前記ハンガ
ー材28,28…の下端を夫々該補助PC鋼材30に掛
着する。そして更に、該補助PC鋼材30の両端はグラ
ウンドアンカー23aに接続して地盤に定着させる。
【0018】而して、前記吊床版26上を人や車が通行
することにより活荷重が移動したり、風が吹いたりした
場合には、該吊床版26はねじれたり振動したりしよう
とする。しかし、前記補助PC鋼材30の作用により、
そのようなねじれや振動は可及的に低減されることにな
る。
【0019】尚、この図3に示す実施形態は、前述した
図1又は図2に示す実施形態と組み合わせて構成しても
良い。而して、本発明は、本発明の精神を逸脱しない限
り種々の改変を為すことができ、そして、本発明が該改
変されたものに及ぶことは当然である。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は吊床版の
左右端縁に沿って、その外方に支柱やハンガー材等を介
して補助PC鋼材を張架することにより、活荷重の一部
を該補助PC鋼材にも分担させることができ、ねじれや
振動に対する耐力も向上する。
【0021】これにより、吊床版を形成するためのPC
鋼材の必要本数が減少し、その配置に充分な余裕が生ま
れ、吊床版橋の設計の自由度が拡大する。また、供用後
の荷重増加や耐力の低下に伴う補修の必要が生じた場合
に有効な補強手段となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示し、その側面解説
図。
【図2】本発明の他の実施の形態を示し、その側面解説
図。
【図3】本発明の更に他の実施の形態を示し、その側面
解説図。
【符号の説明】
1,11,21 吊床版橋 4,14,24 PC鋼材 5,15,25 床版 6,16,26 吊床版 7,18,30 補助PC鋼材 8 支柱 19,28 ハンガー材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吊床版の左右端縁に沿って補助PC鋼材
    を張架するとともに、該補助PC鋼材と前記吊床版とを
    支柱又はハンガー材等の連結材で連結することにより、
    前記吊床版を補強したことを特徴とする吊床版橋。
JP16344796A 1996-06-24 1996-06-24 吊床版橋 Withdrawn JPH108417A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16344796A JPH108417A (ja) 1996-06-24 1996-06-24 吊床版橋

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JP16344796A JPH108417A (ja) 1996-06-24 1996-06-24 吊床版橋

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH108417A true JPH108417A (ja) 1998-01-13

Family

ID=15774062

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16344796A Withdrawn JPH108417A (ja) 1996-06-24 1996-06-24 吊床版橋

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100757198B1 (ko) 2006-12-15 2007-09-07 재단법인서울대학교산학협력재단 종방향 섬유판과 프리캐스트 복합섬유 바닥판을 이용한스트레스 리본 교량 및 그 시공방법
KR101183125B1 (ko) 2010-12-11 2012-09-19 주식회사 디에스글로벌이엔씨 지렛대구조에 의하여 지점부에 발생되는 과도한 수평력 및 휨모멘트를 저감되게 한 스트레스 리본교 및 지렛대구조를 이용한 스트레스 리본교의 시공방법
CN114855586A (zh) * 2022-04-30 2022-08-05 中建三局第一建设工程有限责任公司 钢板带悬桥结构、施工胎架的线形确定方法及施工方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101183125B1 (ko) 2010-12-11 2012-09-19 주식회사 디에스글로벌이엔씨 지렛대구조에 의하여 지점부에 발생되는 과도한 수평력 및 휨모멘트를 저감되게 한 스트레스 리본교 및 지렛대구조를 이용한 스트레스 리본교의 시공방법
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A300 Withdrawal of application because of no request for examination

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Effective date: 20030902