JPH1083867A

JPH1083867A - プラグとソケットとを有しロック／アンロック部材が設けられた形式のシールドコネクタ

Info

Publication number: JPH1083867A
Application number: JP9094185A
Authority: JP
Inventors: Jacky Thenaisie; ジャッキー・テネシー; Patrick Champion; パトリック・チャンピオン
Original assignee: Framatome Connectors International SAS
Current assignee: FCI SA
Priority date: 1996-04-12
Filing date: 1997-04-11
Publication date: 1998-03-31
Also published as: DE69714332T2; EP0801447B1; FR2747518A1; DE69714332D1; FR2747518B1; US5879194A; EP0801447A1

Abstract

(57)【要約】【課題】簡易さを維持しながら、効果的なロック／ア
ンロック部材を有するコネクタを提供する。【解決手段】プリント回路基板（ＣＩ）に取り付けら
れるソケット（１）と、該ソケット内に挿入することに
より結合されるように設計されたプラグ（７）とを有
し、第１のシールド部材（２，４）がフック（２４）を
設けた可撓性を有するロック突起（２２）により延長さ
れ、プラグ（７）のシールド（９ａ）がフック（２４）
が係合する孔（９０ａ）を有し、突起（２２）がプラグ
（７）のシールドを摩擦しプラグ（７）およびソケット
（１）のシールド（９ａ，２−４）間の通電接触を達成
してプラグをソケット内に確実にロックし、押圧力（Ｆ
１）が突起（３）に印加されかつ引抜き力（Ｆ２）がプ
ラグに印加されたときに第１の突起（２２）がプラグ
（７）とソケット（１）とをアンロックできるレバーを
形成する、絶縁材料よりなる分離部材（３）を有する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、シールドコネク
タに関し、さらに詳細には、プラグとソケットとを有し
かつロック／アンロック部材が設けられた形式のシール
ドコネクタに関するものである。さらに詳細には、平坦
な支持体、特に、金属被覆された孔を有するプリント回
路基板に取り付けられるように設計されたコネクタに関
するものである。

【０００２】出願人は、欧州特許出願第０６４９１９５
号において、Ｕ字状断面を有する絶縁ブリッジ片と、一
端において前記Ｕ字状構造の内側に露出するＬ字状コン
タクト部材とを有する接続部材を提案している。他端
は、強制力（プレスばめ）によってプリント配線板の金
属被覆された孔内に挿入されている。さらに、１つの興
味深い特徴によれば、その接続部材は、湾曲部分におい
て前記電気的コンタクト部材を取り囲む後部絶縁部材
と、これもプリント配線板に挿入される保持片とを有し
ている。

【０００３】この接続部材は、相補的な形状のプラグを
受け入れるように設計されたソケットを形成している。
使用される装置は、該接続部材とカードの他の部材との
真空半田付け作業の間に有効にブリッジ片を保護するこ
とを可能としている。あるアプリケーションに対して
は、特に、伝送される信号がいわゆる「弱い」ものであ
りかつ高いまたは非常に高い周波数であるときに、電磁
界干渉に対して感度の低いコネクタを使用することが必
要である。このためには、コネクタ部材にはシールドが
設けられなければならない。さらに、一方では２つの部
材（プラグとソケット）の間に、他方では、ソケットと
プリント配線カードとの間に良好な接地連続性(ground
continuity)が形成されなければならない。

【０００４】

【従来の技術】遮蔽された接続部材は、例えば、米国特
許第５２７７６２４号明細書（パトリックチャンピオ
ン(Patrick CHAMPION)他）、米国特許第５２５９７７３
号明細書（パトリックチャンピオン他）または米国特
許第５３５６３０１号明細書（パトリックチャンピオ
ン他）において提案されている。これらのモジュール式
接続部材は、マザーカードおよび／またはドーターカー
ドからの電気的な接触を生成することができる。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】１つの部材とソケット
との接地連続性を達成し、該ソケットに面する壁面に貫
通された孔と協動するために、対応するプラグのシール
ドと通電接触(galvaniccontact)するように、２つの十
字型の可撓性のある金属突起が設けられている。この突
起対は、プラグに圧力を印加するとはいえ、ソケット内
部のプラグの保持は、特に、一の部材（例えばソケッ
ト）の雄コンタクトを、他の部材（例えばプラグ）の雌
コンタクト内に挿入することにより達成される。言い換
えると、真のロックが成されず、接地連続性の特性は変
動するものとなる。

【０００６】したがって、この発明は、簡易さを維持し
ながら、効果的なロック／アンロック部材を有するコネ
クタを提供することを目的としている。また、この発明
はソケットとプラグとの間の良好な接地連続性を可能と
することをも目的としている。したがって、この発明
は、複雑な手段に頼ることなく２つの機能を同時に充足
することをも要求している。好ましい変形例において、
この発明は、ソケットに対して、上述した欧州特許出願
第０６４９１９５号に従うコネクタ部材の有利な構造の
本質的なものをも保有している。

【０００７】この目的を達成するために、この発明は、
特に、ソケットの先端に設けた絶縁材料よりなる分離部
材を組み合わせた、バネを形成するシールド部材を提供
する。このシールド部材は、ロック機能を保証するため
に、プラグの一壁面に設けられた孔と協動するフックを
有している。アンロックは、単に前記分離部材を押圧
し、プラグを引くことにより達成される。さらに、この
シールド部材は、実質的に、その全幅をプラグシールド
上に適用することにより良好な接地連続性を保証する。
この組立は、製造作業の複雑さのみならず製造コストを
も大して増大させないものである。

【０００８】

【課題を解決するための手段】したがって、この発明
は、主に、ソケットへのプラグの挿入により結合される
ように設計されたソケットおよびプラグを具備し、前記
プラグが、少なくともその壁面上において導電材料のシ
ールドによって被覆されたシールドコネクタを有し、前
記プラグの壁面に対応するソケットの少なくとも１つの
第１の壁面が、導電材料のシールドにより被覆されるよ
うにバネを形成する少なくとも１つの突起によりソケッ
トの前方に向かって延長され、少なくとも１つの突起に
は、第１のフック手段が設けられ、前記プラグシールド
は第１のフック手段と相補的でありかつプラグのソケッ
ト内への完全な挿入後にソケット内にプラグをロックし
てプラグとソケットのシールド間の通電接触を可能とす
るように前記第１のフック手段と協動する第２のフック
手段を有し、絶縁材料よりなる分離部材が、バネを形成
する突起の前端に係合し、この分離部材が、該分離部材
を押圧し、プラグをアンロックし、引き抜き力が印加さ
れたときにソケットからの離脱を許容することにより、
第２のフック手段から第１のフック手段を解放するよう
にプラグのシールドに接触するレバーの形態を有するこ
とを特徴としている。

【０００９】

【発明の実施の形態】添付図面を参照して以下になされ
る説明により、この発明はより良く理解されかつ他の特
徴および利点も明らかになる。図１は、この発明に係る
コネクタのソケットの好適な一実施形態を示す縦断面図
である。図２〜図４は、図１に係るソケットに結合され
るバネを形成するシールド部材を示す詳細図である。図
５〜図７は、図１のソケット上にシールドを据え付ける
段階を示している。図８は、この発明に係るソケットの
シールド部材を据え付ける段階を示している。図９は、
この発明に係るコネクタであって、プラグがソケット内
にロックされた状態を示す縦断面図である。図１０は、
ソケットからのプラグの解除を示す縦断面図である。

【００１０】この発明の範囲をいかなる方法においても
限定することなく良好に理解可能とするために、我々
は、この発明に係るコネクタの好適な一実施形態を以下
に説明する。すなわち、コネクタは、上述した欧州特許
出願第０６４９１９５号に記載されたものと略同等の構
造のソケットを具備している。また、以下においては、
この発明の良好な理解に欠くことのできない部材のみを
明細に示す。ソケットのさらに詳細な説明のために、こ
の欧州特許出願を参照することが一助となるであろう。

【００１１】図１はそのようなソケット１の縦断面を示
している。以下に説明されるこの発明に特有の装置は、
本質的に３つの部分：Ｕ字状断面の絶縁された前部ブリ
ッジ片１０と、後部絶縁体１１と、９０゜に曲がった一
組の電気的なコンタクト部材６とを具備している。前部
ブリッジ片１０は、２つの横アーム１２，１３と、電気
的なコンタクト部材６によって貫かれる中央領域１４と
を具備している。図示された例では、それらは雄部材で
ある。電気的なコンタクト部材６の数およびその配置は
特定のアプリケーションに依存している。それらは、概
略マトリックス形態、すなわち、行および列に整列され
ている。前部６１（直線）は、アーム１２，１３間に露
出し、プラグによって運ばれる雌コンタクト（図１では
省略）に挿入され得るように設計されている。

【００１２】アーム１２，１３は、外に向かって開くリ
ップ（面取り）１５，１６を有する口を前面に形成して
いる。後部絶縁部材１１は、電気的なコンタクト部材６
の後部を、少なくとも、前記ブリッジ片１０の中央領域
１４とこれらの電気的なコンタクト部材のエルボとの間
に構成された領域にわたって被覆している。コンタクト
部材の垂直部の端部６０は、プリント配線板ＣＩの金属
被覆された孔内に強制力（プレスばめ）によって挿入さ
れ、通常の方法で半田付けされる。後部絶縁部材１１に
は、これもプリント配線板ＣＩに圧入される保持片１１
２が設けられていることが有利である。

【００１３】この発明の主な特徴によれば、ソケットに
は、ソケット１の上下アーム１２，１３の上下面にそれ
ぞれ配置された少なくとも１つの、選択的に２つのシー
ルド部材２，４，５が設けられている。これらは、薄い
厚さの金属板であるが、それにも関わらず、バネ効果を
十分に保持している。例えば、各辺約３０ｍｍの立方体
に包含されるソケットに対しては、典型的には厚さ０．
３ｍｍである。

【００１４】シールドソケット１の主な機能に加えて、
このシステムは、図９に関連して見ることができるよう
に、ソケット１に挿入されるプラグ７のシールドとの良
好な接地連続性を可能としている。すなわち、この同一
のプラグ７をソケット１の内側にロックすることができ
る。

【００１５】上部シールド部材は２つのプレート２，４
を有している。図２および図３には、より詳細に示され
ている。図２は、上部部材を構成する２つのプレート
２，４を断面で示している。図３は、組立前のこれらの
２つのプレート２，４を分解斜視で示しており、図４
は、反転させたプレート２の底部の詳細を示している。

【００１６】プレート２またはロックバーは、開いた略
Ｖ字状のバネ（例として３つが記載されている。）を形
成するタブ２２により前面に延長された本体２０からな
っている。この本体２０は、ブリッジ片１０の背面に引
っかかるように設計された曲がった突起２１（例では３
つが記載されている。）により延長されている。このた
めに、中央領域１４に、適当な溝または孔１７が設けら
れている。

【００１７】プレート４は、上部アーム１２の上面を被
覆する本体４０を具備し、ブリッジ片１０の前方、さら
に詳細には、上部の開いたリップ１５に引っかかるよう
に設計された曲がり突起４２（例では２つが記載されて
いる。）により前方に延長されている。

【００１８】しかしながら、これら２つのプレート２，
４は、ブリッジ片１０に連結する前に組み立てられる。
このため、孔（切断部分）４１（例では３つが記載され
ている。）の列がプレート４の本体４０に設けられ、突
起（切断部分）２５がプレート２の本体２０に切り込ま
れている。図３に示されるように、これら２つのプレー
ト２，４は、一体にされかつ相互に連結され（垂直の矢
印）、突起２５は孔４１に導入される。その後、相対的
な並進移動（水平な矢印）により、これらのプレート
は、突起２５を孔４１に係合させることにより連結され
る。

【００１９】この組立体すなわちプレート２，４は、図
８に示されるようにソケットにはめ込むだけで十分であ
る。曲がり突起４２は、リップ１５に引っかけられ、バ
ネの効果によって、曲がり突起２１が溝または孔１７に
噛み合わせられる。

【００２０】下部シールド部材５は、図５〜図７によっ
て、より詳細に示されている。この部材は、ブリッジ片
１０の下部アーム１３の下面を、実質的に被覆する本体
５０を具備している。この本体５０は、突起またはそれ
ら自体が後方に湾曲した滑りコンタクト５２によって、
バネを形成するように前方に向かって延びている。これ
らの突起と交互に、やはりそれら自体が後方に湾曲した
突起により構成されるがより低い高さのフック５３が設
けられている。また、１組の突起またはフック５４も本
体５０の前方の一部を切り込むことにより、突起５３の
背後に設けられている。

【００２１】プレート５が、図８にさらに詳細に示され
るように、ブリッジ片１０の下側リップ１６上に引っか
けられ得るように、これらのフック５４は突起５３と協
動する。リップ１６は、傾斜した斜面の前側壁１９ｂ上
を滑る突起５３とフック５４の間に拘束され得るように
鋭利な後部壁１９ａを有し、フック５４は該後部壁１９
ａに係合される（図１参照）。バネを形成している曲が
り突起５２は、ブリッジ片１０の内部に配置される。

【００２２】図５に表されている最初の変形例では、水
平プレート５５を形成するように曲げられた垂直壁５１
により延長されている。この水平プレートは、プリント
回路ＣＩへの挿入前に、保持片１１２を受け入れるよう
に設計された孔５６を有している。この変形例によれ
ば、プレート５は、図８に示されるように、一方では一
組の前部突起５３，５４により、他方では保持片１１２
によって、ソケット１に連結されている。

【００２３】追加の曲がりタブ５７が水平プレート５５
の後部に設けられていることが有利である。これらの曲
がりタブは、図６に示されるように、プリント回路基板
ＣＩに形成された金属被覆された孔Ｔｍ内に力（圧力ば
め）で挿入される。この変形例によれば、プリント回路
における良好な接地回復が可能である。

【００２４】図７に示される第２の変形例では、下側プ
レート５’も垂直面５１’により終端する本体５０’を
有しているが、水平プレートは、ブリッジ片１０の中央
領域１４の後部に設けられた溝１８内に挿入されるよう
に設計された内側に向かうベンド５５’により置き換え
られている。

【００２５】この発明の１つの重要な特徴によれば、シ
ールド部材は３つの役割：遮蔽、正確に言えば、少なく
ともソケットとプラグとの間（および好ましくはプリン
ト回路と）の接地連続性およびプラグのソケット内への
ロック／アンロックという役割を果たす。

【００２６】これらの機能をより完全に表すために、こ
の発明に係る完全なコネクタであって、（既に述べたよ
うな）ソケット１とプラグ７とを具備するものを示す図
９を参照する。プラグ７は標準的に、絶縁材料よりな
り、同数の電気的コンタクト部材６に対して相補的であ
って適当に空間内に配列された一組の電気的コンタクト
部材８を組み込んだ本体７０を具備しており、コンタク
ト部材８内にコンタクト部材６を導入することによって
電気的な結合を有効にすることができる。一組のコンタ
クト部材８はプラグ７の後方において多芯電線７１に接
続されている。

【００２７】この発明の一変形例では、シールド、すな
わち、プレート９ａ，９ｂがプラグ７の上下外壁にそれ
ぞれ設けられている。プラグ７とソケット１との間の接
地連続性は、コンタクト５２のシールド９ｂ上における
摺動摩擦により生成される一方、バネを構成するタブ２
２、さらに正確には、「Ｖ」字状基部を構成する領域２
６のシールド９ａ上における摺動摩擦によって生成され
る（図４参照）。

【００２８】この領域は非常に広いので、上部アーム１
２の全幅（その役割を以下に詳細に説明されるフック２
４とタブ２２間の溝の狭い領域を除く。）を実質的に被
うものであることがわかる。したがって、通電接触は、
滑りコンタクト５２がこの接触に貢献しかつ、さらにバ
ネ効果によって、本体７０を上方に向けて（すなわち、
タブ２２に向けて）押圧する傾向を有する限り良質のも
のである。

【００２９】その役割としてのロック機能は、単にこの
バネ効果によって実施される。実際には、プラグ７がソ
ケット１内に完全に挿入されたときにフック２４と協動
する孔９０ａが、シールド９ａに設けられているなら
ば、フック２４はこれらの孔内に係合する。したがっ
て、この動作は、プラグ７をソケット内にロックし、シ
ールド９ａ上におけるタブ２２の領域２６の効果的な摺
動摩擦を可能としている。

【００３０】多くのアプリケーションのために、プラグ
７のソケット１への結合は、可逆的でなければならな
い。したがって、プラグ７をアンロックして、ソケット
１から引き出すことができることも必要である。

【００３１】このために、この発明の最も重要な特徴に
よれば、絶縁材料よりなる分離部材３が設けられてい
る。この部材は、プレート２の突起２２の端部が挿入さ
れ得る１つまたはそれ以上の溝３２を有する概略突起形
状を有している（図１参照）。この分離部材３をプレー
ト２に連結することを可能とするために、孔３１が１つ
以上の溝３２の底部に設けられており、それによって、
突起２２の端部に形成されたフック２３がこれらの孔内
に係合する。これにより、分離部材３のプレート２上へ
のロックが達成される。

【００３２】分離部材の下部前端３３は面取りされてお
り、底部３４は平坦である。プラグ７が挿入されるとき
には、この分離部材の底部３４はプラグ７の本体７０の
上部壁面上、またはより正確には、シールド９ａ上を滑
る。フック２４は、孔９０ａ内に導入され、上述したよ
うにプラグのロックと領域２６の通電接触とを達成す
る。

【００３３】この分離部材３の前部を押圧すると（押圧
力Ｆ１）、上述した面取３３によって、分離部材は揺動
してフック２４がそれらの孔９０ａから引き出される。
この圧力が維持され、かつ、引き抜き力（矢印Ｆ２）が
印加されると、その後、面取３３をプラグ７の上部壁面
上を滑らせて、プラグがソケット１から解放され得る。
これら２つの操作（加圧および引き出し）は、簡易に有
効にされ得る。例えば、一方の手の親指で、レバーを形
成している分離部材３の前部を押圧し、他方の手でプラ
グ７を引っ張るだけで十分である。

【００３４】上述したように、この発明はその目的を明
確に達成することが容易にわかる。この発明は、効果的
なシールドによって、ソケットとプラグとの間（また、
好ましい実施形態ではプリント回路との間）の良好な接
地連続性のみならず、ソケット内におけるプラグのロッ
クを同時に可能としている。アンロックは、単に、この
発明の主な特徴に係るレバーの形態をした分離部材を追
加することにより達成される。補足的に、滑りコンタク
ト５２および突起２２の相対的な配列は、ソケット１内
への導入に際してのプラグ７の良好な案内を可能として
いる。

【００３５】これらの装置は、（シールドコネクタと比
較するときには、）コネクタおよびその製造作業をあま
り複雑化するものではない。図８に関連して示されるよ
うに、装着は単純な方法で達成できる。部品コストの増
加も些細なものである。本質的には、安価な絶縁材料よ
りなる分離部材の追加に係るものだけである。

【００３６】それにも関わらず、この発明は、主として
図１から図１０との関連で詳細に説明した実施形態の例
のみに限定されるものではないことは明らかである。種
々の形態および／または寸法は、特定のアプリケーショ
ンにより必要となる技術的要求の選択枝を構成するのみ
である。加えて、使用され得る材料は、この分野におけ
る通常の材料である。

【００３７】コネクタは、複数の別々のコネクタおよび
１つまたはそれ以上の隣接するソケットの前端に係合さ
れる絶縁材料よりなる少なくとも１つの分離部材よりな
っていてもよく、この場合、分離部材は、プリント回路
上へのそれらの同時挿入のために隣接ソケットを連結す
る。

【００３８】最後に、他のコネクタ構造を、主としてソ
ケットとの関係で装備してもよい。この発明の情報は、
特に、プリント回路基板上に取り付けられるように設計
されたソケットを有するコネクタについて重要なもので
あるけれども、この条件は不可欠なものではないことは
明らかである。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明に係るコネクタのソケットの好適な
一実施形態を示す縦断面図である。

【図２】図１に係るソケットに連結されるバネを形成
するシールド部材を示す側面図である。

【図３】図２のシールド部材を示す斜視図である。

【図４】図２のシールド部材のＶ字状基部を示す部分
的に拡大した斜視図である。

【図５】図１のソケット上に据え付けるシールド部材
を示す斜視図である。

【図６】図５のシールド部材の据え付け段階を示す部
分的な斜視図である。

【図７】図５のシールド部材の変形例を示す一部を破
断した斜視図である。

【図８】この発明に係るソケットのシールド部材の据
え付け段階を示す縦断面図である。

【図９】この発明に係るコネクタであって、プラグが
ソケット内にロックされた状態を示す縦断面図である。

【図１０】ソケットからのプラグの解除を示す縦断面
図である。

【符号の説明】

Ｆ１押圧力Ｆ２引抜き力１ソケット２，４シールド３分離部材７プラグ９ａシールド１５口２１切断部分２２突起２４第１のフック手段４２フック手段９０ａ孔（第２のフック手段）

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】ソケット（１）と、該ソケット（１）内
への挿入により結合されるように設計されたプラグ
（７）とを有し、該プラグがその壁面の少なくとも１つ
を電気的導体材料よりなるシールド（９ａ）によって被
覆されたシールドコネクタであって、前記プラグ（７）に対応する前記ソケット（１）の少な
くとも１つの第１の壁面であって、電気的導体材料より
なるシールド（２，４）により被覆され、該シールド
（２，４）が、前記プラグ（７）の挿入の間にプラグ
（７）のシールド（９ａ）に押しつけられるようにバネ
を形成する少なくとも１つの突起（２２）により、前記
ソケット（１）の前方に向かって延長されている第１の
壁面と、第１のフック手段（２４）が設けられた少なくとも１つ
の突起（２２）と、該第１のフック手段（２４）に対して相補的であり、プ
ラグ（７）のシールド（９ａ）に設けられ、プラグの完
全な挿入後にソケット（１）内にプラグ（７）をロック
しかつプラグ（７）およびソケット（１）のシールド間
の通電接触を可能とするように前記第１のフック手段と
協動する第２のフック手段（９０ａ）と、バネ（２２）を形成する突起の前端に係合される絶縁材
料よりなる分離部材（３）であって、該分離部材（３）
を押圧し、プラグ（７）をアンロックし、ソケットに引
出力（Ｆ２）が印加されるときに、ソケット（１）から
の引き出しを可能とすることにより、第２のフック手段
（９０ａ）から第１のフック手段（２４）を解放するよ
うに、プラグ（７）のシールド（９ａ）に圧接されるレ
バーの形態を有する分離部材（３）とを具備することを
特徴とするシールドコネクタ。
【請求項２】バネ（２２）を形成する各突起が、Ｖ字
状断面を有し、該Ｖ字の基部がプラグ（７）のシールド
（９ａ）に摩擦接触させられ、前記第１のフック手段が、前記Ｖ字状部分の下に配置さ
れたフック（２４）よりなり、第２のフック手段が、前
記フック（２４）が貫通する孔（９０ａ）を有するプラ
グ上のシールドよりなり、前記レバーを形成する分離部材（３）が、該レバーが前
方領域において押圧力（Ｆ１）を印加されたときに揺動
し得る形態を有しており、それによって、レバーの後部
領域が孔（９０ａ）からフック（２４）を引き抜くよう
に持ち上げられてアンロックを達成することを特徴とす
る請求項１記載のシールドコネクタ。
【請求項３】前記ソケット（１）の第１の壁面を被覆
するシールドが、組立を許容する相補的な切断部分より
なるフック手段が設けられた２つのプレート（２，４）
を積層してなり、これらプレート（２，４）のうちの上
側のプレート（２）にはバネを形成する少なくとも１つ
の突起（２２）が設けられ、これらプレート（２，４）の内の下側のプレート（４）
が、ソケット（１）の口（１５）に固定される切断部分
よりなるフック手段（４２）よりなり、前記上部プレー
ト（２）が前記ソケットの後部に固定される切断部分
（２１）よりなるフック手段を有し、これら２つのプレ
ート（２，４）を積層したものが、ソケット（１）の第
１の壁面上に、はめ込みにより取り付けられることを特
徴とする請求項１記載のシールドコネクタ。
【請求項４】ソケット（１）の第１の壁面上のシール
ドが、狭い溝によって分離された複数の突起（２２）を
有し、それによって、該突起のＶ字状基部とプラグのシ
ールドとの間の摩擦接触が、プラグ（７）のシールド
（９ａ）の略全幅において実施されることを特徴とする
請求項２記載のシールドコネクタ。
【請求項５】複数のシールドコネクタの集合よりなる
シールドコネクタであって、絶縁材料よりなる少なくと
も１つの分離部材（３）が、１つまたはそれ以上の隣接
するソケットの前端に係合し、それによって、分離部材
（３）が、隣接するソケットのプリント回路への同時挿
入のためにこれらの隣接ソケットを連結していることを
特徴とするシールドコネクタ。