JPH1083796A - 高圧放電ランプ、高圧放電ランプ点灯装置および照明装置 - Google Patents

高圧放電ランプ、高圧放電ランプ点灯装置および照明装置

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JPH1083796A
JPH1083796A JP24010396A JP24010396A JPH1083796A JP H1083796 A JPH1083796 A JP H1083796A JP 24010396 A JP24010396 A JP 24010396A JP 24010396 A JP24010396 A JP 24010396A JP H1083796 A JPH1083796 A JP H1083796A
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JP
Japan
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discharge lamp
pressure discharge
metal tube
metal
lamp according
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Application number
JP24010396A
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Inventor
Akira Ito
彰 伊藤
Hisashi Honda
久司 本田
Atsushi Saida
淳 斉田
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Toshiba Lighting and Technology Corp
Original Assignee
Toshiba Lighting and Technology Corp
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  • Vessels And Coating Films For Discharge Lamps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】セラミックス容器に一体に封着された金属管に
対する電極の支持を容易かつ確実にした高圧放電ランプ
およびこれを用いた照明装置を提供する。 【解決手段】気密性にして放射透過性のセラミックス容
器と、この容器の少なくとも一端部に気密に封着されて
この容器から外方へ突出しかつ突出端部が封止部を構成
している耐火性の金属管とで放電容器を構成し、上記金
属管の封止部に融着された支持部材に内実金属棒の基端
部を支持し、この金属棒の先端側に電極主部を形成して
なる電極を備えている。金属管を排気および放電媒体の
封入に使用することができて、しかも金属管の封止と同
時に電極を金属管に支持させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【0001】
【0002】
【発明の属する技術分野】本発明はセラミックスを主体
として構成された放電容器を備えている高圧放電ランプ
およびこれを用いた照明装置に関する。
【0003】
【0002】
【0004】
【従来の技術】セラミックスは石英に比べて耐熱性およ
び耐蝕性に優れることから、高圧放電ランプの放電容器
の材料として放射透過性を有する透光性アルミナやYA
Gを用いることによって、優れた寿命特性が得られると
期待されている。特にディスプロシウムDyやナトリウ
ムNaなどの発光金属が放電容器を構成している材料と
反応して生じる失透現象に伴う光束低下を抑制できると
期待されている。
【0005】
【0003】ところで、セラミックスは石英のようにピ
ンチシールすることができないことから、通常はフリッ
トと呼ばれる充填材をセラミックスとこれに封着すべき
部材との間の間隙に流し込んで封着している。従来の高
圧ナトリウムランプなどのセラミックス製の放電容器を
備えた放電ランプでは、フリットとしてアルミナ−カル
シア系のものが使用されていたが、メタルハライドラン
プの場合はカルシアとハロゲン化物とが反応するため、
アルミナ−シリカ系のものが用いられている。
【0006】
【0004】ところが、このフリットも徐々にではある
が、ハロゲン化物と反応するため、全くフリットを使用
しない方法が検討されてきた。
【0007】
【0005】図6は、従来のこの種高圧放電ランプを示
す断面図である。
【0008】
【0006】この従来技術は、特開平5−205701
号公報に開示されているもので、モリブデンやタングス
テンなどの耐火性金属とセラミックスとの熱膨張率の違
いを利用してセラミックスと金属とを直接接合して気密
性を確保する構成である。すなわち図において、61は
透光性のセラミックス容器、62はモリブデンまたはタ
ングステンからなる排気管、63は電極である。排気管
62に電極63を予め溶接してから、容器61の開口端
に嵌合させて容器61とともに焼結することにより両者
を気密に一体化する。
【0009】
【0007】上記従来技術の欠点は電極を排気管に装着
した状態で排気管とセラミックス容器との焼結を行うた
め、電極コイルに予め酸化トリウムなどの電子放射物質
を被着させることができないことである。なぜなら、電
子放射物質を予め被着させると、焼結時の高温で電子放
射物質が飛散して炉内を汚染するからである。
【0010】
【0008】これに対して、特開平6−318435号
公報には、金属排気管中にその内径よりも小さい金属管
を先端に電極を支持させたうえで挿入し、外部から金属
排気管および金属管を同時に溶融させて封止固定する技
術が開示されている。これにより、電極コイル部に予め
電子放射物質を被着可能になり、始動特性の改善やタン
グステンの飛散による発光管の黒化が抑制される。
【0011】
【0009】
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た後者の従来技術は予め金属管内に電極軸を挿入して気
密に溶接する必要があり、その場合溶接ビームまたは被
溶接物を溶接合わせ目に沿って動かしていく必要があ
り、製造の困難性が増す。金属管を内実の金属棒に代え
れば気密に対する配慮は不要になるが、今度は熱容量が
増加するために排気管と金属棒とを溶融する場合に大出
力のレーザ加熱器が必要となり設備費がかさむばかりで
なく、溶融時にセラミックスのクラックを引き起こすこ
とがある。
【0013】
【0010】本発明は、セラミックス容器に一体に封着
された金属管に対する電極の支持を容易かつ確実にした
高圧放電ランプおよびこれを用いた照明装置を提供する
ことを目的とする。
【0014】
【0011】
【0015】
【課題を達成するための手段】請求項1の発明の高圧放
電ランプは、気密性にして放射透過性のセラミックス容
器およびセラミックス容器の少なくとも一端部に気密に
封着されて容器から外方へ突出しかつ突出端部が封止部
を構成している耐火性の金属管から構成された放電容器
と;放電容器内の端部近傍において金属管の封止部に融
着して支持された耐火性金属からなる支持部材と;支持
部材に支持されて金属管内に挿通された耐火性の内実金
属棒および内実金属棒の他端に形成された電極主部から
なる電極と;放電容器内に封入された放電媒体と;を具
備していることを特徴としている。
【0016】
【0012】本発明および以下の請求項の各発明におい
て、特に指定しない限り用語の定義および技術的意味は
次による。
【0017】
【0013】気密性にして放射透過性のセラミックス容
器は、形状、大きさ、材質などを問わない。放射透過性
であるとは、放電によって発生した放射を外部に導出す
るために、少なくとも一部が放射透過性を備えているも
のを含む意味である。放射の透過性は所望波長域の放射
に対して透明性および拡散透過性のいずれかがあればよ
い。
【0018】
【0014】耐火性の金属管は、タングステン、モリブ
デンなどからなり、セラミックス容器との封着は容器に
金属管を嵌合させてから両者を焼結して気密に一体に封
着するか、両者の嵌合部に外側からフリットを被着さ
せ、フリットを溶融させることにより両者を気密に一体
化させてもよい。
【0019】
【0015】支持部材は、電極の内実金属棒を金属管内
に挿入状態に支持することができれば、どのような構造
でもよい。たとえば内実金属棒の基端部に装着されたコ
イルをもって構成することができる。コイルの一部に巻
き返し部を形成して、巻き返し部が未封止の金属管の開
口端に載置するようにし、その状態で金属管とコイルを
加熱溶融させることにより、金属管を封止すると同時に
内実金属棒を金属管の要すれば軸線上に位置させた状態
で固定することができる。また、他の構成としては支持
部材たとえばコイルが金属管内面に摩擦によって係止す
るようにしてもよい。
【0020】
【0016】電極は、少なくともその一方が上記支持部
材に内実金属棒の一端が支持されていて他端側に電極主
部が形成されていればよく、電極主部はコイルを装着す
ることによって形成されるか、内実金属棒の先端部がそ
のまま電極主部を構成してもよい。電極は通常一対で機
能するが、本発明においては少なくとも一方の電極が上
述の構造であればよい。また、内実金属棒は、支持部材
に支持される部分と電極主部が形成される部分とで異な
る金属を接合することによって構成されていてもよい。
【0021】
【0017】さらに、本発明の高圧放電ランプの放電の
態様は、交流放電および直流放電のいずれでもよく、ま
たロングアーク放電およびショートアーク放電のいずれ
でもよい。
【0022】
【0018】したがって、前記電極は、上記放電の態様
に対応する構成であることを許容するものである。
【0023】
【0019】高圧放電ランプとしては、メタルハライド
ランプ、高圧水銀ランプおよび高圧ガス放電ランプたと
えばキセノンランプなど既知の任意の高圧放電ランプで
あることを許容する。
【0024】
【0020】放電媒体は、上記各態様の高圧放電ランプ
に対応する構成であることを許容する。しかしながら、
特にメタルハライドランプにおいて本発明は顕著な効果
を奏する関係上、発光金属のハロゲン化物、水銀などの
緩衝金属および希ガスを含む放電媒体が推奨される。
【0025】
【0021】そうして、本発明の高圧放電ランプは、セ
ラミックス容器に金属管を封着後に金属管のセラミック
ス容器から外側に突出している開口端に支持部材を介し
て内実金属棒を金属管内に挿入させた状態で金属管と支
持部材の両者を溶融させて封着と同時に内実金属棒を金
属管に支持させる。もちろん、その前に必要な放電容器
内への放電媒体の封入を行うことができる。金属管の封
着時には希ガス雰囲気中でセラミックス容器を液化窒素
で冷却しながら前記溶融を実施すればよい。セラミック
ス容器への金属管の封着は少なくとも一端であればよい
が、両端に一対の金属管を封着する構造の場合はセラミ
ックス容器への金属管の封着は同時に行い、一端側の金
属管に支持部材を介して金属管の封着と内実金属棒の支
持を両者の溶融によって行った後に、他方の金属管から
放電媒体を封入し支持部材を介して内実金属棒および電
極主部を挿入するとともに、希ガス雰囲気中で金属管お
よび支持部材を加熱溶融して封着することができる。な
お、金属管および支持部材を加熱するのにれーざー光ゃ
ハロゲン電球の発光を高密度に集光させた光ビームを照
射するのが効果的であり、この場合封着予定部の周囲を
別のヒーターで補助的に加熱するのは光ビーム照射のパ
ワーを小さくできるので、一層効果的である。
【0026】
【0022】請求項2の発明の高圧放電ランプは、請求
項1記載の高圧放電ランプにおいて、金属管は、外径が
2.5mm以下、セラミックス容器からの突出長が5m
m以上であることを特徴としている。
【0027】
【0023】金属管の外径が2.5mm以下であれば、
封着が比較的容量の小さいレーザービームによる封着が
容易である。また、金属管のセラミックス容器からの突
出長が5mm以上にすると、最冷部温度の管理が容易で
ある。
【0028】
【0024】請求項3の発明の高圧放電ランプは、請求
項1または2記載の高圧放電ランプにおいて、金属金属
管は、セラミックス容器と一体に焼結されることにより
封着されていることを特徴としている。
【0029】
【0025】本発明においては、放電容器にはフリット
を用いていないので、メタルハライドランプに実施した
としてもハロゲン化物とフリットとの反応による不都合
は全く問題にならない。
【0030】
【0026】請求項4の発明の高圧放電ランプは、請求
項1または2記載の高圧放電ランプにおいて、金属管
は、フリットによりセラミックス容器に封着されている
ことを特徴としている。
【0031】
【0027】本発明においては、フリットを用いている
が、セラミックス製の容器の端盤部の肉厚を十分にとれ
ば、フリットが放電空間に曝されることが殆どなくな
る。また、フリットを焼結と併用してもよい。
【0032】
【0028】請求項5の発明の高圧放電ランプは、請求
項1ないし4のいずれか一記載の高圧放電ランプにおい
て、金属管は、タングステンまたはモリブデンからなる
ことを特徴としている。
【0033】
【0029】本発明においては、いずれの金属も耐火性
およびセラミックスとの封着性に問題がない。
【0034】
【0030】請求項6の発明の高圧放電ランプは、請求
項1ないし5のいずれか一記載の高圧放電ランプにおい
て、支持部材は、コイルであることを特徴としている。
【0035】
【0031】本発明においては、内実金属棒の基端部に
コイルの一端を巻装して他端を金属管の開口端に載置ま
たは金属管内面に摩擦により支持させることにより、金
属管とコイルとを同時に溶融して金属管を封着すること
が容易となる。コイルを金属管に一層支持しやすくする
ために、コイルの他端側に巻き返しを形成することがで
きる。支持部材を支持させる前に金属管から放電媒体を
封入することができるが、支持部材と金属管との間に排
気、封入に差し支えない程度の隙間を形成することがで
きるならば、支持部材に内実金属棒および電極主部を金
属管に挿入した状態で排気、封入することもできる。
【0036】
【0032】請求項7の発明の高圧放電ランプは、請求
項1ないし6のいずれか一記載の高圧放電ランプにおい
て、セラミックス容器は、透光性アルミナまたはYAG
からなることを特徴としている。
【0037】
【0033】透光性アルミナおよびYAGはともに透光
性が良好であるとともに、成形性も比較的良好である。
もちろん、耐火性は問題ない。なお、YAGとはイット
リウム−アルミナ−ガーネット系のセラミックスのこと
で、化学記号は次のとおりである。Al10624また
はAl5Y3O12(焼結温度により異なる。) 請求項8の発明の高圧放電ランプは、請求項1ないし7
のいずれか一記載の高圧放電ランプにおいて、放電媒体
は、発光金属のハロゲン化物、緩衝金属および希ガスを
含むことを特徴としている。
【0038】
【0034】本発明の高圧放電ランプは、メタルハライ
ドランプである。放電容器がセラミックスを主体として
いるので、放電容器壁のハロゲン化物との化学反応が極
めて少ない。したがって、放電容器壁の失透現象が起こ
りにくい。
【0039】
【0035】請求項9の発明の高圧放電ランプは、請求
項1ないし8のいずれか一記載の高圧放電ランプにおい
て、放電容器を収納して気密にシールされた外囲器と;
外囲器に装着された口金と;を具備していることを特徴
としている。
【0040】
【0036】本発明は2重管タイプの高圧放電ランプで
ある。
【0041】
【0037】請求項10の発明の高圧放電ランプ点灯装
置は、入力端が電源に接続される安定器と;安定器の出
力端に接続される請求項1ないし9のいずれか一記載の
高圧放電ランプと;を具備していることを特徴とする高
圧放電ランプ点灯装置。
【0042】
【0038】本発明において、安定器は、鉄心およびコ
イルを主体として構成されるもの、および半導体回路を
主体として電子式に構成されるもののいずれでもよい。
また、電源は交流および直流のいずれでもよい。交流は
商用周波数および高周波のいずれでもよい。
【0043】
【0039】請求項11の発明の照明装置は、照明装置
本体と;照明装置本体に支持された請求項1ないし9の
いずれか一記載の高圧放電ランプと;を具備しているこ
とを特徴としている。
【0044】
【0040】本発明の照明装置は、高圧放電ランプを何
らかの照明のために使用する装置の全てに適応するもの
である。たとえば照明器具、表示装置、信号灯装置およ
び画像投射装置などに実施することができる。照明器具
としては、屋内用のダウンライト、天井直付け灯および
スポットライトなどあらゆる照明用途に実施することが
できる。画像投射装置としては、液晶プロジェクタ、オ
ーバヘッドプロジェクタなどに適用することができる。
【0045】
【0041】
【0046】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0047】
【0042】図1は、本発明の高圧放電ランプの第1の
実施形態を示す一部断面図である。
【0048】
【0043】図において、1は放電容器、2は電極、3
は支持部材である。
【0049】
【0044】放電容器1は、円筒部1aおよび円筒部1
a1の両端を閉鎖している一対の端盤部1a2からなる
透光性アルミナからなるセラミックス容器1aと、端盤
部1a2の中央に形成した透孔に基端部が挿入され、セ
ラミックス容器1aとともに焼結されて一体に封着され
たモリブデンからなる一対の金属管1bとから構成され
ている。なお、金属管1bとセラミックス容器1aの端
盤部1a2との外面接合部にはフリット4が被着されて
封着をより完全なものにしている。
【0050】
【0045】電極2は、内実金属棒2aと内実金属棒2
aの先端を突出させてコイル2bを装着させて形成した
電極主部2cとからなる。コイル2bの隙間には酸化ト
リウムを主成分とする電子放射物質を被着させている。
【0051】
【0046】支持部材3は、内実金属棒の基端部を内実
金属棒2aが金属管1bの軸に沿って金属管1b内に延
在した状態に支持するとともに、金属管1bと一緒に溶
融して金属管1bを封止すると同時に封止部に固定され
る。本実施形態においては、支持部材3は内実金属棒2
aの基端部に装着したコイルから構成されている。
【0052】
【0047】放電容器1には放電媒体として、発光金属
のハロゲン化物と緩衝金属である水銀とアルゴンガス1
00torrとを封入した。発光金属のハロゲン化物と
してはヨウ化インジウム−ヨウ化タリウム−ヨウ化ナト
リウムを用いた。
【0053】
【0048】図2は、本発明の高圧放電ランプの第2の
実施形態を示す正面図である。
【0054】
【0049】本実施形態は図1の高圧放電ランプを発光
管IBとする定格電力250Wの2重管タイプのメタル
ハライドランプである。すなわち、不活性ガスを封入し
てシールされた外囲器OB内に発光管IBを常法により
収納し、かつ外囲器OBに口金Bを装着した構造であ
る。
【0055】
【0050】そうして、製作したランプを測定した結
果、発光効率100lm/W、Ra65、平均寿命12
000時間以上の特性を示した。
【0056】
【0051】図3は、本発明の高圧放電ランプの製造工
程を示す製造装置およびランプ部品の要部拡大断面図で
ある。
【0057】
【0052】放電容器1の下端を図示しない水冷ホルダ
ーに挿入し、支持部材3により上端の金属管1bの開口
端に載置することにより係止させて金属管1b内に電極
2を挿入する。なお、コイルからなる支持部材3を金属
管1bに係止させるには、コイルの上端に巻き返し部3
aを形成し、巻き返し部3aが金属管1bの開口端に載
置するようにするとよい。
【0058】
【0053】その後、セラミックス容器1aの端盤部1
a2の上に窒化ボロンからなる熱絶縁体11を介してカ
ーボンヒーター12を金属管1bの封止予定部を包囲し
て載置する。
【0059】
【0054】そして、これらを石英ベルジャー13内に
入れ、アルゴンガス雰囲気中にてカーボンヒーター12
を図示しない誘導コイルによって加熱して金属管1bを
約1000℃に保持する。
【0060】
【0055】次に、上方からYAGレーザー14からレ
ーザー光を照射して金属管1bと支持部材3とを同時に
溶融させて金属管1bを封止すると同時に電極2を支持
部材3を介して金属管1bの封止部に固定する。
【0061】
【0056】そうして、放電容器1の一端側を封止した
後、放電容器1を石英ベルジャー13から取り出して、
上記工程において下側に位置していた未排気の金属管1
bを上に反転させて金属管1bから水銀およびハロゲン
化物を放電容器1内に導入する。次に、電極2を金属管
1b内に挿入した後、再び放電容器1を石英ベルジャー
13内に入れ、下側を冷却しながら希ガス雰囲気中で金
属管1bを前記と同様に加熱溶融させて封止する。
【0062】
【0057】なお、カーボンヒーター12は金属管1b
を予備加熱するためで、これによりレーザー出力を小さ
くすることができるとともに、セラミックスへのヒート
ショックを緩和して、封止時のクラック発生を防止す
る。
【0063】
【0058】図4は、本発明の高圧放電ランプ点灯装置
の一実施形態を示す回路図である。
【0064】
【0059】図において、10は交流電源、11は安定
器、12は高圧放電ランプである。
【0065】
【0060】安定器11は、鉄心およびコイルを主構成
要素とするチョークコイルからなる。
【0066】
【0061】高圧放電ランプ12は、図2に示すもので
ある。
【0067】
【0062】図5は、本発明の照明装置を照明器具に実
施した第1の実施形態を示す概念図である。
【0068】
【0063】本実施形態の照明器具はダウンライトであ
る。21はダウンライト本体、22は高圧放電ランプで
ある。
【0069】
【0064】ダウンライト本体21は、天井面に埋設さ
れる枠体21aと、枠体21a内に内装される反射体2
1bと、その他図示しないがランプソケット、端子台な
どの部品とを配設している。
【0070】
【0065】
【0071】
【発明の効果】請求項1ないし9の発明によれば、セラ
ミックス容器に一体に封着された金属管に対する電極の
支持を容易かつ確実にした高圧放電ランプを提供するこ
とができる。
【0072】
【0066】請求項2の発明によれば、加えて金属管の
外径およびセラミックス容器からの突出長を規定するこ
とにより、製造および最冷部温度管理が容易な高圧放電
ランプを提供することができる。
【0073】
【0067】請求項3の発明によれば、加えて金属管が
セラミックス容器と一体に焼結されている高圧放電ラン
プを提供することができる。
【0074】
【0068】請求項4の発明によれば、加えて金属管が
フリットによりセラミックス容器に封着されている高圧
放電ランプを提供することができる。
【0075】
【0069】請求項5の発明によれば、加えて金属管が
タングステンまたはモリブデンからなる高圧放電ランプ
を提供することができる。
【0076】
【0070】請求項6の発明によれば、加えて支持部材
がコイルからなることにより、内実金属棒の支持が確実
で、しかも金属管への溶融固定が容易な高圧放電ランプ
を提供することができる。
【0077】
【0071】請求項7の発明によれば、加えてセラミッ
クス容器が透光性アルミナまたはYAGからなる高圧放
電ランプを提供することができる。
【0078】
【0072】請求項8の発明によれば、加えてメタルハ
ライドランプである高圧放電ランプを提供することがで
きる。
【0079】
【0073】請求項9の発明によれば、加えて2重管タ
イプの高圧放電ランプを提供することができる。
【0080】
【0074】請求項10の発明によれば、請求項1ない
し9の効果を有する高圧放電ランプ点灯装置を提供する
ことができる。
【0081】
【0075】請求項11の発明によれば、請求項1ない
し9の効果を有する照明装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の高圧放電ランプの第1の実施形態を示
す一部断面正面図
【図2】本発明の高圧放電ランプの第2の実施形態を示
す正面図図
【図3】本発明の高圧放電ランプの製造工程を示す製造
装置およびランプ部品の要部拡大断面図
【図4】本発明の高圧放電ランプ点灯装置の一実施形態
を示す回路図
【図5】本発明の照明装置を照明器具に実施した実施形
態を示す概念図
【図6】従来のこの種高圧放電ランプを示す断面図
【符号の説明】
1…放電容器 1a…セラミックス容器 1b…金属管 2…電極 2a…内実金属棒 2b…電極主部 3…支持部材 4…フリット

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】気密性にして放射透過性のセラミックス容
    器およびセラミックス容器の少なくとも一端部に気密に
    封着されてセラミックス容器から外方へ突出しかつ突出
    端部が封止部を構成している耐火性の金属管から構成さ
    れた放電容器と;放電容器内の端部近傍において金属管
    の封止部に融着して支持された耐火性金属からなる支持
    部材と;支持部材に支持されて金属管内に挿通された耐
    火性の内実金属棒および内実金属棒の他端に形成された
    電極主部からなる電極と;放電容器内に封入された放電
    媒体と;を具備していることを特徴とする高圧放電ラン
    プ。
  2. 【請求項2】金属管は、外径が2.5mm以下、セラミ
    ックス容器からの突出長が5mm以上であることを特徴
    とする請求項1記載の高圧放電ランプ。
  3. 【請求項3】金属管は、セラミックス容器と一体に焼結
    されることにより封着されていることを特徴とする請求
    項1または2記載の高圧放電ランプ。
  4. 【請求項4】金属管は、フリットによりセラミックス容
    器に封着されていることを特徴とする請求項1または2
    記載の高圧放電ランプ。
  5. 【請求項5】金属管は、タングステンまたはモリブデン
    からなることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか
    一記載の高圧放電ランプ。
  6. 【請求項6】支持部材は、コイルであることを特徴とす
    る請求項1ないし5のいずれか一記載の高圧放電ラン
    プ。
  7. 【請求項7】セラミックス容器は、透光性アルミナまた
    はYAGからなることを特徴とする請求項1ないし6の
    いずれか一記載の高圧放電ランプ。
  8. 【請求項8】放電媒体は、発光金属のハロゲン化物、緩
    衝金属および希ガスを含むことを特徴とする請求項1な
    いし7のいずれか一記載の高圧放電ランプ。
  9. 【請求項9】放電容器を収納して気密にシールされた外
    囲器と;外囲器に装着された口金と;を具備しているこ
    とを特徴とする請求項1ないし8のいずれか一記載の高
    圧放電ランプ。
  10. 【請求項10】入力端が電源に接続される安定器と;安
    定器の出力端に接続される請求項1ないし9のいずれか
    一記載の高圧放電ランプと;を具備していることを特徴
    とする高圧放電ランプ点灯装置。
  11. 【請求項11】照明装置本体と;照明装置本体に支持さ
    れた請求項1ないし9のいずれか一記載の高圧放電ラン
    プと;を具備していることを特徴とする照明装置。
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