JPH1083659A - 信号再生方法およびコンパクトディスク再生装置 - Google Patents

信号再生方法およびコンパクトディスク再生装置

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JPH1083659A
JPH1083659A JP23938896A JP23938896A JPH1083659A JP H1083659 A JPH1083659 A JP H1083659A JP 23938896 A JP23938896 A JP 23938896A JP 23938896 A JP23938896 A JP 23938896A JP H1083659 A JPH1083659 A JP H1083659A
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JP23938896A
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Inventor
Takashi Morishita
尚 森下
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Sony Group Corp
Original Assignee
Aiwa Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】容易に所望の信号の再生を開始できる信号再生
方法およびそれを用いたコンパクトディスク再生装置を
提供する。 【解決手段】ビデオ−CDのINFO.VCDに記録さ
れたセグメントプレイアイテムコンテンツテーブルの情
報から最初のセグメントプレイアイテムか継続するアイ
テムかを判別する。最初のセグメントプレイアイテムと
されたContents Byteの情報、およびこの最初のセグメ
ントプレイアイテムと継続するセグメントプレイアイテ
ムに基づいて得た開始アドレスと終了アドレスからDS
Pアイテムテーブルを生成する。DSPアイテム番号を
選択することにより、LOT.VCDに記録されている
再生手順に対応したリストのアドレスを示したテーブル
の情報やPSD.VCDに記録されている再生手順のリ
ストを読み出すことなくビデオ−CDに記録されている
所望の信号を容易に再生できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は信号再生方法およ
びそれを用いたコンパクトディスク再生装置に関する。
詳しくは、例えばビデオ−CDのディスクインフォメー
ション領域(INFO.VCD)に記録されたセグメン
トプレイアイテムコンテンツテーブルの情報に基づいて
再生動作制御情報を新たに生成して保持し、この再生動
作制御情報に基づいてディスクの再生を行うものであ
る。
【0002】
【従来の技術】コンパクトディスクでは、音声と動画が
圧縮されて記録されたビデオ−CDと呼ばれるコンパク
トディスクなどが規格化されている。
【0003】このビデオ−CDの一つの規格であるバー
ジョン2.0では、図12に示すようにTOC情報が記
録されたリードイン領域の外周側のトラック1に、PV
D部やビデオCDインフォメーション部が形成されてい
る。また、トラック1には、カラオケインフォメーショ
ン部やセグメントプレイ部およびCD−Iアプリケーシ
ョン部等が形成されている。さらにトラック1よりも外
周側のトラック2以降の領域には、動画や音声の信号が
圧縮して記録されている。なお、トラック1は、CD−
ROM XA(CD-ROM eXtenden Architecture)のMOD
E2,FORM1の仕様に準拠しており、トラック2以
降はCD−ROM XA(CD-ROM eXtenden Architectur
e)のMODE2,FORM2の仕様に準拠するものとさ
れている。
【0004】トラック1のビデオCDインフォメーショ
ン部は、1セクタ(ユーザーデータ2Kバイト)のイン
フォメーション(以下「INFO.VCD」という)と
1セクタのエントリー(以下「ENTRIES.VC
D」という)、32セクタのリストIDオフセットテー
ブル(以下「LOT.VCD」という)、最大256セ
クタのプレイバックコントロール(以下「PSD.VC
D」という)で構成されている。
【0005】このINFO.VCDには、ディスクに関
する情報や後述するセグメントプレイアイテムに関する
情報等が記録されている。ENTRIES.VCDに
は、トラック2以降のトラックに記録された動画や音声
のデータの再生位置を示すエントリー番号が記録されて
いる。このエントリー数は、最大500個設定すること
ができるものである。LOT.VCDには、再生手順に
対応したリストのアドレスを示したテーブルが記録され
て、PSD.VCDには、再生手順のリストが記録され
ている。
【0006】このPSD.VCDの動画再生手順を記述
したプレイリストやメニュー再生の手順を記述したセレ
クションリストは、プレイアイテム番号(以下「PIN
(Play Item Number)」という)を有しており、PINの
値が「1000〜2979」であるとき、「PIN−9
99」の値がセグメントプレイアイテム番号を示すもの
とされて、この値を利用してセグメントプレイアイテム
番号の記録位置の検出が行われて再生が開始される。
【0007】なお、PIN=「0又は1」である時には
PINの値が無効とされて再生が行われない。PIN=
「2〜99」である時にはPINの値がトラック番号を
示すものとされてPINで示されたトラック番号の位置
の信号が再生される。PIN=「100〜599」であ
る時には「PIN−99」の値がビデオCDインフォメ
ーション部のENTRIES.VCDに記録されたエン
トリー番号を示すものとされて、このPINに基づくエ
ントリー番号で示された位置の信号が再生される。
【0008】セグメントプレイ部には、メニュー画面や
静止画あるいは動画の信号が記録されており、このセグ
メントプレイ部の所望の信号を再生するためには、メニ
ュー再生モード(以下「PBC(Play Back Control)モ
ード」という)の場合、PSD.VCDのリストに基づ
いて選択操作を順次行うことにより得られたPINの値
を利用して再生が行われる。また、所望の信号が含まれ
るシーン番号を指定するシーン番号指定の場合、LO
T.VCDのリストのアドレスを利用して指定されたシ
ーン番号のアドレスを検出して再生が行われる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、これら2つ
の再生方法では、PSD.VCDやLOT.VCDの情
報の読み込みが必要される。このため、所望の信号を再
生する場合には、ビデオ−CDから記録された信号を読
み出すためのヘッド部をPSD.VCDやLOT.VC
Dの位置に移動させて情報の読み込みを行わなければな
らず、通常のトラックサーチに比べて再生開始までに時
間を要してしまう。
【0010】またPBCモードでは、所望の信号を再生
するために選択操作が繰り返し必要とされる場合があ
り、再生開始までに時間を要するだけでなく操作も煩雑
となってしまう。更に、ディスク面のPSD.VCDや
LOT.VCDの領域で傷や汚れを生じた場合に、PS
D.VCDやLOT.VCDの情報を読み取ることが出
来なくなると、トラック1に記録されている信号を再生
することが出来なくなってしまう。
【0011】そこで、この発明では、容易に所望の信号
の再生を開始できる信号再生方法およびそれを用いたコ
ンパクトディスク再生装置を提供するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明に係る信号再生
方法は、記録媒体に信号と共に記録されている信号の再
生に関する情報から新たな再生動作制御情報を生成し、
再生動作制御情報を用いて記録媒体に記録された信号を
再生するものである。
【0013】また、コンパクトディスク再生装置は、コ
ンパクトディスクに記録された信号を再生する信号再生
手段と、信号再生手段でコンパクトディスクを再生して
得られた信号に基づく情報から新たな再生動作制御情報
を生成して保持する動作制御手段と、操作手段を有し、
動作制御手段では操作手段の操作に応じて保持された再
生動作制御情報に基づき信号再生手段を制御し、コンパ
クトディスクに記録された信号を再生するものである。
【0014】この発明においては、記録媒体に信号と共
に記録されている信号の再生に関する情報、例えばビデ
オ−CDのディスクインフォメーション領域(INF
O.VCD)に記録されたセグメントプレイアイテムコ
ンテンツテーブルの情報に基づいて新たな再生動作制御
情報が生成されて保持される。この再生動作制御情報を
用いることで、ビデオ−CDの再生手順リストや再生手
順に対応したリストのアドレス等の情報を用いることな
くビデオ−CDに記録された信号を再生することが可能
となる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図を参照しながら、この発
明について詳細に説明する。
【0016】図1はコンパクトディスク再生装置の構成
の一部を示している。この図1において、コンパクトデ
ィスク10には、信号読出部15の光ヘッド(図示せ
ず)からレーザ光が照射される。また、信号読出部15
ではコンパクトディスク10からの反射光に基づき読出
信号RFが生成されて信号処理部20に供給される。な
お、信号読出部15では、後述する制御部90からの制
御信号CSに基づいてコンパクトディスク10の再生位
置が制御される。
【0017】CD信号処理部20では、信号読出部15
から供給された読出信号RFがEFM復調される。この
EFM復調によって得られたデータは元の順番に整列さ
れると共にエラー訂正が行われてデータ信号RDAとさ
れる。また、コンパクトディスク10のリードイン領域
に記録されているディスク情報を示す信号DSが、マイ
クロコンピュータを用いて構成された制御部90に供給
されることにより、制御部90でコンパクトディスク1
0の種類が判別される。ここで、コンパクトディスク1
0の種類がCDーDAと判別されたときには、制御部9
0から供給された制御信号CSに基づいてデータ信号R
DAが再生信号としてD/Aコンバータ25に供給され
てアナログの音声信号SAAに変換されて出力される。
【0018】また、コンパクトディスク10がCDーD
Aでないと判別されたときには、データ信号RDAがC
D−ROM信号処理部30に供給される。このCD−R
OM信号処理部30では、CD信号処理部20から供給
されたデータ信号RDAが再び整列しなおされると共に
誤り検出,訂正が行われてデータ信号RDBとされる。
【0019】ここで、コンパクトディスク10の種類が
CD−ROMと判別されたときには、制御部90からの
制御信号CSに基づきデータ信号RDBが再生信号とし
てインターフェース部35に供給されて、インタフェー
ス部35を介して再生データ信号DTとして出力され
る。またコンパクトディスク10がCD−Iと判別され
たときには、データ信号RDBが再生信号として画像音
声再生部40に供給される。この画像音声再生部40で
は、データ信号RDBに基づいて画像信号SVBと音声
信号SABが生成されて出力される。
【0020】コンパクトディスク10が符号化された信
号を記録したCD−I、あるいはビデオーCDと判別さ
れたときには、CD−ROM信号処理部30で生成され
たデータ信号RDBがMPEGデコーダ部50に供給さ
れる。
【0021】MPEGデコーダ部50には動き補償用メ
モリ部55が接続されており、この動き補償用メモリ部
55を用いてデータ信号RDBの復号化が行われる。な
お、MPEGデコーダ部50も制御部90からの制御信
号CSに基づいて動作が制御される。このMPEGデコ
ーダ部50で得られた画像データ信号VDおよび音声デ
ータ信号ADは再生信号としてビデオエンコーダ部60
とD/Aコンバータ65に供給される。このビデオエン
コーダ部60では、画像データ信号VDに基づき複合映
像信号SVCが生成されて出力される。D/Aコンバー
タ65では、音声データ信号ADがアナログの音声信号
SACとされて出力される。
【0022】なお、制御部90には操作部95が接続さ
れており、操作部95の操作に応じて操作信号SSが制
御部90に供給される。制御部90では、この操作信号
SSに基づいても制御信号CSが生成される。また制御
部90にはメモリ部98が接続されており、このメモリ
部98を利用してコンパクトディスク再生装置の再生動
作の制御が行われる。
【0023】ここで、ビデオーCDであると判別された
ときには、PSD.VCDやLOT.VCDを読み出す
ことなくコンパクトディスクの再生が行うことができる
ように、新たなダイレクトセグメントプレイアイテムテ
ーブル(以下「DSP(Direct Segment Play )アイテム
テーブル」という)が生成される。
【0024】まず、トラック1のビデオCDインフォメ
ーション部のINFO.VCDの読込が行われる。この
INFO.VCDは図2に示すように、ビデオーCDで
あることを示す情報、ビデオーCDのバージョン番号、
PSD.VCDのサイズやスタート位置、リストIDの
最大値、セグメント番号の最大値、セグメントプレイア
イテムコンテンツテーブル(以下「SPIC(Segment P
lay Item Contents )テーブル」という)等から構成さ
れている。
【0025】このSPICテーブルのバイト構成は、図
3に示すようにビット[0,1]によって、記録されて
いる音声データがMPEGで符号化されたデータか否
か、あるいは片チャネルか両チャネルの音声データであ
るか等が示される。ビット[2〜4]では、映像データ
の情報が、MPEGで符号化されたデータか否か、NT
SC方式あるいはPAL方式のいずれのデータである
か、および画像の解像度が示される。ビット[5]で
は、最初のセグメントプレイアイテムかあるいは継続さ
れるセグメントプレイアイテムか等が示される。なお、
ビット[6,7]は予備ビットとされる。
【0026】このSPICテーブルを利用して、容易に
所望の信号の再生を開始できるようにDSPアイテムテ
ーブルが生成される。
【0027】図4はSPICテーブルの一例を示してお
り、最初の1バイトデータが「0C」であることから、
セグメントプレイアイテムの最初のセグメントであっ
て、画像データはNTSC方式の動画であり、音声デー
タはMPEGで符号化されていないことが示される。な
お、SPICテーブルの1バイトデータは2秒間に相当
するものである。
【0028】次に、SPICテーブルのバイトデータが
「2C」であることから、このセグメントプレイアイテ
ムは継続されるセグメントであることが示される。な
お、最初のセグメントと同じく画像データはNTSC方
式の動画で、音声データはMPEGで符号化されていな
いものである。
【0029】その後、SPICテーブルのバイトデータ
が「2C」から「04」とされると、セグメントプレイ
アイテムは新たな最初のセグメントであることが示され
ると共に、画像データはNTSC方式の静止画であり、
音声データはMPEGで符号化されていないことが示さ
れる。
【0030】SPICテーブルのバイトデータが「0
4」から「04」とされると、更にセグメントプレイア
イテムは新たな最初のセグメントであることが示される
と共に、画像データはNTSC方式の静止画であり、音
声データはMPEGで符号化されていないことが示され
る。
【0031】このように、SPICテーブルのバイトデ
ータのbit5によってセグメントの開始点が判別され
るので、このセグメント開始点を利用して図4のSPI
Cテーブルのデータから図5に示すDSPアイテムテー
ブルが生成される。
【0032】ここで、図6のフローチャートを使用して
DSPアイテムテーブルの生成処理について説明する。
ステップST1では、ディスクに記録されたINFO.
VCDの情報がメモリ部98に記憶されて、ステップS
T2に進む。
【0033】ステップST2では、変数i,dが「0」
に設定されてステップST3に進む。ステップST3で
は、変数iで示された位置のSPICテーブルのバイト
データがDSPアイテムテーブルの変数dで示されるダ
イレクトセグメントプレイアイテム(以下「DSPアイ
テム」という)の開始位置に記憶されてステップST4
に進む。このDSPアイテム[d]の開始位置のデータ
は、Contents Byteのデータとされる。
【0034】ステップST4では、変数iの値が変数d
で示されるDSPアイテムのデータの開始位置を示す変
数Sの値とされてステップST5に進む。
【0035】ステップST5では、変数iの値に「1」
が加算されて新たな変数iとされてステップST6に進
み、新たな変数iの値がINFO.VCDより得られた
セグメント番号の最大値よりも小さいか否かが判別され
る。ここで、変数iの値がセグメント番号の最大値より
も小さい場合にはステップST7に進み、小さくない場
合にはステップST8に進む。
【0036】ステップST7では、変数iで示された位
置のSPICテーブルのバイトデータと20h(hは1
6進数であることを示す)との論理積が算出されて、バ
イトデータのbit5の値が判別される。ここで、bi
t5の値が「0」であるときには論理積値が「0」とさ
れるのでステップST8に進み、bit5の値が「1」
であるときには論理積値が「0」でないのでステップS
T5に戻る。
【0037】ステップST8ではアドレスの生成が行わ
れる。このアドレス生成処理を図7のフローチャートに
示す。
【0038】図7において、SPICテーブルの1バイ
トは2秒のプレイタイムを表すことから、1秒が75フ
レームであるときに1バイトは150フレームに相当す
る。このため、ステップST21では変数Sの値に15
0フレームを乗算して得られた値をSPICテーブルの
最初のセグメントの開始アドレスに加算することによ
り、DSPアイテム[d]の開始アドレスが設定されて
ステップST22に進む。
【0039】ステップST22では、変数iの値に15
0フレームを乗算し、さらに得られた値から「1」減算
して、SPICテーブルの先頭アドレスに加算すること
により、このDSPアイテム[d]の終了アドレスが設
定されてアドレス生成処理が終了される。
【0040】アドレス生成処理が終了されて図6のステ
ップST9に戻ると、変数dの値に「1」が加算されて
新たな変数dの値とされてステップST10に進む。ス
テップST10では変数iの値がセグメント番号の最大
値よりも小さいか否かが判別される。ここで、変数iの
値がセグメント番号の最大値よりも小さい場合にはステ
ップST3に戻る。また小さくない場合にはステップS
11に進み、変数dがDSPアイテムテーブルのDSP
アイテムの最大値とされて終了される。
【0041】このように、図6および図7のフローチャ
ートで示す処理によってDSPアイテムテーブルの開始
アドレスや終了アドレスが算出されて、例えば1つのD
SPアイテムが7バイトとされたDSPアイテムテーブ
ルが生成される。このDSPアイテムの最初の1バイト
はContents Byte、2〜4バイト目のデータは開始アド
レス、5〜7バイト目のデータは終了アドレスを示すも
のとされる。
【0042】ここで、SPICテーブルのデータが図4
に示すデータ値であると共に、SPICテーブルの最初
のセグメントの開始アドレスが「00:05:00(5
秒0フレーム)」であるときには、図5に示すようにD
SPアイテム[0]のContents Byteは「0C」とされ
て、2〜4バイト目のデータで開始アドレス「00:0
5:00(5秒0フレーム)」が示され、5〜7バイト
目のデータで終了アドレス「00:10:74(10秒
74フレーム)」が示される。同様に、DSPアイテム
[1]のContents Byteは「04」、開始アドレスは
「00:11:00(11秒)」、終了アドレスは「0
0:12:74(12秒74フレーム)」とされる。ま
た、DSPアイテム[2]のContents Byteは「0
4」、開始アドレスは「00:13:00(13
秒)」、終了アドレスは「00:14:74(14秒7
4フレーム)」とされる。以下同様にしてSPICテー
ブルに基づきDSPアイテムテーブルが生成される。ま
た生成されたDSPアイテムにはDSPアイテム番号が
設定されている。
【0043】ところで、図1の操作部95には、生成さ
れたDSPアイテムテーブルのDSPアイテムに基づき
再生動作を行う動作モード(以下「DPモード」とい
う)を選択する操作キーが設けられており、DPモード
とされているときにNextキーやPreviousキ
ー、Playキーが操作されると、あたかもトラック単
位でのサーチ動作やトラックを選択して再生を行うトラ
ックプレイのような動作を行うことができる。また、操
作された数字キーの数値と対応するDSPアイテム番号
の情報を用いて再生を行うことにより、所望する信号を
容易に再生することが可能となる。
【0044】次に、図8を使用してこのコンパクトディ
スク再生装置の再生動作を説明する。図8のステップS
T31ではDPモードとされているか否かが判別され
る。ここで、DPモードとされているときには、ステッ
プST40に進み、DP再生動作が行われる。なお、後
述するように、ステップST40のDP再生動作中にS
topキーが操作されたされたときには、DP再生動作
が終了されてステップST31に戻る。
【0045】ステップST31でDPモードとされてい
ないときにはステップST32に進み、トラックモード
とされているか否かが判別される。トラックモードとさ
れているときには、ステップST100に進み、トラッ
ク動作が行われる。このトラックモードのときには、操
作部95のキー操作に応じてトラック単位でのサーチ動
作やトラックプレイが行われる。また、トラックモード
とされていないときにはステップST33に進み、PB
Cモードとされているか否かが判別される。ここで、P
BCモードとされているときにはステップST110に
進み、PBC動作が行われる。このPBCモードのとき
には、操作部95のキー操作に応じてメニュー再生動作
等が行われる。また、PBCモードとされていないとき
にはステップST31に戻る。
【0046】次に、DP再生動作について図9のフロー
チャートを使用して説明する。ステップST41では、
信号の再生に用いられるDSPアイテム番号のカレント
ポジションCが「1」とされてステップST42に進
む。すなわち、信号の再生に用いられるDSPアイテム
が図5に示すDSPアイテム番号1に設定されてステッ
プST42に進む。
【0047】ステップST42では、操作部95の操作
キーが操作されたか否かが判別される。ここで操作キー
が操作されたときにはステップST43に進み、操作さ
れていないときにはステップST42に戻る。
【0048】ステップST43では、操作された操作キ
ーが数字キーであるか否かが判別される。数字キーでな
いときにはステップST44に進み、数字キーであると
きにはステップST50に進む。
【0049】ステップST44では、操作された操作キ
ーがNextキーであるか否かが判別される。Next
キーでないときにはステップST45に進み、Next
キーであるときにはステップST55に進む。
【0050】ステップST45では、操作された操作キ
ーがPreviousキーであるか否かが判別される。
PreviousキーでないときにはステップST46
に進み、Previousキーであるときにはステップ
ST57に進む。
【0051】ステップST46では、操作された操作キ
ーがPlayキーであるか否かが判別される。Play
キーでないときにはステップST47に進み、Play
キーであるときにはステップST60に進む。
【0052】ステップST47では、操作された操作キ
ーがStopキーであるか否かが判別される。Stop
キーでないときにはステップST42に戻り、Stop
キーであるときには図8のステップST31に戻る。
【0053】ステップST43で数字キーが操作された
と判別されてステップST50に進むと、操作された数
字キーの数値が変数Nと定義されてステップST51に
進む。ステップST51では変数Nが「0」よりも大き
くDSPアイテム番号の最大値以下であるか否かが判別
される。ここで、変数Nが「0」であるかDSPアイテ
ム番号の最大値よりも大きいときにはステップST42
に戻り、変数Nが「0」よりも大きくDSPアイテム番
号の最大値以下である場合には、ステップST52に進
み変数Nの値が変数Cの値とされてステップST60に
進む。
【0054】ステップST44で、操作された操作キー
がNextキーであると判別されてステップST55に
進むと、ステップST55では、変数Cの値がDSPア
イテム番号の最大値以上であるか否かが判別される。こ
こで、変数Cの値がDSPアイテム番号の最大値以上で
あるときにはステップST42に戻り、変数Cの値がD
SPアイテム番号の最大値よりも小さいときには、ステ
ップST56で変数Cの値に「1」が加算されて、新た
な変数Cの値とされてステップST42に戻る。
【0055】ステップST45で操作された操作キーが
Previousキーであると判別されてステップST
57に進むと、ステップST57では、変数Cの値が
「1」よりも大きいか否かが判別される。ここで、変数
Cの値が「1」よりも大きくない場合にはステップST
42に戻り、変数Cの値が「1」よりも大きいときに
は、ステップST58で変数Cの値から「1」が減算さ
れて、変数Cの新たな値とされてステップST42に戻
る。
【0056】ステップST46でPlayキーが操作さ
れると、ステップST60に進みDSPアイテムのデー
タを用いた再生動作が開始される。ここで、DSPアイ
テムテーブルのデータを用いた再生動作を図10のフロ
ーチャートに示す。
【0057】図10において、ステップST61では変
数Cの値を用いてDSPアイテムテーブルのデータの読
み出し位置の検出が行われる。ここで、1つのDSPア
イテムは7バイトとされていることからDSPアイテム
テーブルのデータの読み出し開始アドレスは式(1)か
ら算出される。 読み出し開始アドレス=(C−1)×7・・・(1)
【0058】また、読み出し開始アドレスに基づきDS
Pアイテムテーブルから読み出された1バイト目のデー
タは、DSPアイテムのContents Byteであり、このCon
tents Byteの情報に基づき画像データや音声データがM
PEGで圧縮されたデータであるか否かが判別されると
共に、判別結果に応じてMPEGデコーダ部50の動作
が設定されてステップST62に進む。
【0059】ステップST62では、ステップST61
に続いてDSPアイテムテーブルから3バイトのデータ
が読み出されて、この3バイトのデータで示される位置
が再生開始点とされてステップST63に進む。また、
ステップST63では、さらに3バイトのデータが読み
出されて、この3バイトのデータで示される位置が再生
終了点とされてステップST64に進み、設定された再
生開始点から再生終了点までの再生動作が開始されてス
テップST65に進む。
【0060】ステップST65では、再生動作中に操作
キーが操作されたか否かが判別されて、操作キーが操作
されていないときにはステップST66に進む。またス
テップST66では設定された再生終了点まで再生動作
が行われたか否かが判別されて、再生終了点まで再生が
行われていないときにはステップST65に戻る。
【0061】ステップST65で操作キーが操作された
と判断されたとき、あるいはステップST66で再生終
了点まで再生が行われたときには、図9のステップST
70に戻る。
【0062】図9のステップST70では、図10のス
テップST61で得られたContentsByteの情報に基づき
画像が静止画であるか否かが判別される。ここで、静止
画であると判別されたときにはステップST80に進
み、静止画でないとされたときにはステップST90に
進む。
【0063】ステップST80では所定時間だけ動作が
待機状態とされたのちステップST90に進む。このス
テップST80の待機動作を図11に示する。
【0064】図11のフローチャートにおいて、ステッ
プST81では、操作部95のいずれかの操作キーが操
作されるまで待機状態を保持する永久モードとされてい
るか否かが判別される。ここで、永久モードとされてい
ないときにはステップST82に進み、永久モードとさ
れているときにはステップST83に進む。
【0065】ステップST82では、予め設定された待
機時間が経過したか否かが判別される。ここで、待機時
間が経過していないときにはステップST84に進み、
経過したときには待機動作が終了される。ステップST
83では、操作キーが操作されたか否かが判別されて、
操作キーが操作されていないときにはステップST83
に戻り、操作されたときには待機動作が終了される。ま
たステップST84でも同様に操作キーが操作されたか
否かが判別されて、操作キーが操作されていないときに
はステップST83に戻り、操作されたときには待機動
作が終了される。
【0066】待機動作が終了されると図9のステップS
T90に進む。ステップST90では、変数CがDSP
アイテムテーブルのDSPアイテム数以上であるか否か
が判別される。ここで、変数CがDSPアイテムテーブ
ルの最大数以上であるときにはステップST42に戻
り、変数CがDSPアイテムテーブルのDSPアイテム
数以上でないときにはステップST95で変数Cの値に
「1」が加算されて、新たな変数Cの値とされてステッ
プST60に戻り、次のDSPアイテムテーブルのDS
PアイテムCの情報に基づいて再生動作が行われる。
【0067】このように、上述の実施の形態によれば、
INFO.VCDのデータからDSPアイテムテーブル
を生成することにより、PSD.VCDやLOT.VC
Dの情報を読み取ることが出来ない場合であっても、D
SPアイテムテーブルのDSPアイテムの情報からビデ
オ−CDに記録された信号を再生することができる。ま
た生成されたDSPアイテムテーブルをメモリに保持す
るものとすることにより、ヘッド部をPSD.VCDや
LOT.VCDの位置に移動させて情報の読み込みを行
う必要がなく、操作部95の操作に応じて素早く再生を
開始できる。
【0068】
【発明の効果】この発明によれば、記録媒体に信号と共
に記録されている信号の再生に関する情報に基づいて新
たな再生動作制御情報が生成されて保持され、この再生
動作制御情報を用いて記録媒体に記録された信号の再生
が行われる。
【0069】このため、記録媒体に記録されている再生
手順リストや再生手順に対応したリストのアドレス等の
情報を読み出すために、記録媒体に記録された信号を読
み出すためのヘッド部を移動させる必要がなく、素早く
再生を開始できる。また、再生手順リストや再生手順に
対応したリストのアドレス等の情報を読み出すことがで
きない場合であっても、記録媒体に記録されている信号
を読み出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンパクトディスク再生装置の構成を示す図で
ある。
【図2】INFO.VCDの構成を示す図である。
【図3】SPICテーブルの構成を示す図である。
【図4】SPICテーブルを示す図である。
【図5】DSPアイテムテーブルを示す図である。
【図6】DSPアイテムテーブルの生成処理を示すフロ
ーチャートである。
【図7】アドレス生成処理を示すフローチャートであ
る。
【図8】コンパクトディスク再生装置の再生動作を示す
フローチャートである。
【図9】DP再生動作を示すフローチャートである。
【図10】再生処理を示すフローチャートである。
【図11】WAIT動作を示すフローチャートである。
【図12】ビデオ−CDのバージョン2.0のファイル
構成を示す図である。
【符号の説明】
10 コンパクトディスク 15 信号読出部 20 CD信号処理部 25,65 D/Aコンバータ 30 CD−ROM信号処理部 35 インタフェース部 40 画像音声再生部 50 MPEGデコーダ部 55 動き補償用メモリ部 60 ビデオエンコーダ部 90 制御部 95 操作部 98 メモリ部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体に信号と共に記録されている信
    号の再生に関する情報から新たな再生動作制御情報を生
    成し、 上記再生動作制御情報を用いて上記記録媒体に記録され
    た信号を再生することを特徴とする信号再生方法。
  2. 【請求項2】 上記記録媒体はビデオ−CDであり、上
    記信号の再生に関する情報はビデオ−CDのディスクイ
    ンフォメーション領域(INFO.VCD)に記録され
    たセグメントプレイアイテムコンテンツテーブルの情報
    であることを特徴とする請求項1記載の信号再生方法。
  3. 【請求項3】 コンパクトディスクに記録された信号を
    再生する信号再生手段と、 上記信号再生手段で上記コンパクトディスクを再生して
    得られた信号に基づく情報から新たな再生動作制御情報
    を生成して保持する動作制御手段と、 操作手段を有し、 上記動作制御手段では、上記操作手段の操作に応じて保
    持された上記再生動作制御情報に基づき上記信号再生手
    段を制御し、上記コンパクトディスクに記録された信号
    を再生することを特徴とするコンパクトディスク再生装
    置。
  4. 【請求項4】 上記コンパクトディスクはビデオ−CD
    であり、 上記動作制御手段では、上記ビデオ−CDのディスクイ
    ンフォメーション領域(INFO.VCD)に記録され
    ているセグメントプレイアイテムコンテンツテーブルの
    情報に基づいて再生動作制御情報を生成することを特徴
    とする請求項3記載のコンパクトディスク再生装置。
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