JPH1083568A - 光ディスク - Google Patents
光ディスクInfo
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- JPH1083568A JPH1083568A JP8253806A JP25380696A JPH1083568A JP H1083568 A JPH1083568 A JP H1083568A JP 8253806 A JP8253806 A JP 8253806A JP 25380696 A JP25380696 A JP 25380696A JP H1083568 A JPH1083568 A JP H1083568A
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Abstract
や絵柄などの表示を可能とする。 【解決手段】 光ディスクの記録層2の上層に設けた透
明基板1中または基板を貼り合わせるための接着剤層1
1に信号読み取り用のレーザー光では実質的に反射や屈
折などの影響を受けない波長領域の光で感光する色素を
混合し、光を透過する部分と光を透過しない部分とを有
する情報シート7を介して光を照射することにより色素
が感光し、文字や図形などを形成する。
Description
Versatile Disk)などの光ディスクに関し、特にデ
ィスク基板に使用するポリカーボネート樹脂などに感光
性の色素を混合して、光を照射することによりディスク
表面に文字や図形などを表示しディスク内容を視認する
ことのできる光ディスクに関する。
は、両面貼り合わせ構造と単板構造との二種類がある。
また、CDなどの単板構造の光ディスクの表面(信号が
記録されていない部分)にその内容を印刷して表示する
ことが行われている。更にLDなどの両面貼り合わせ構
造の光ディスクでは信号の読み取りに支障の無い中心部
(センターホールの近傍)に内容を示すシールなどを貼
ることが行われている。
の高密度化が進み、ディスクサイズが小さくなっていく
傾向にある。例えば近年規格提唱されているDVDと呼
ばれる高密度光ディスクには両面貼り合わせ構造のもの
があり、直径120mm、板厚0.6mmの基板を貼り
合わせ、波長600nm台のレーザー光を用いることに
より、CDの10倍以上のメモリ容量を達成しようとし
ている。
イズの高密度光ディスクでは、読み取りに支障の無い中
心部分に、文字や絵柄等を印刷したり、あるいは文字や
絵柄等を印刷したラベルを貼ることが行われているが、
この面積が狭いため、印刷された文字や絵柄、貼付され
たラベルの視認性が悪かった。
可能なランダムアクセスメモリ(RAM)タイプと、再
生専用のリードオンリーメモリー(ROM)とがある。
このうち、RAMタイプの高密度光ディスクは種々の情
報の記録再生を行なうため、そのメモリ内容の表示を行
なう目的での文字や絵柄の印刷やラベルの貼付などは必
要がないのに対して、ROMタイプの高密度光ディスク
ではそのメモリ内容についての表示が必要であり、また
商品のデザイン上もディスク表面の大部分に印刷可能で
あるということは重要である。
177739号公報に開示されたディスクの製造方法が
ある。この方法はCDなどのカッティングの際、透明な
基盤上にレーザー光にて感光可能なフォトレジスト等の
情報記録層を形成し、この基盤の情報記録層が形成され
た面と反対側の面に、レーザー光に対して比較的吸収性
の高い材料により描かれた文字、絵柄などを対向させ
る。そして、中心に対してスパイラル状または同心円状
に高密度にトラック(ピット)を形成するように、レー
ザー光を前述した情報記録層に照射し、前述した文字、
絵柄などのための上記材料がある部分とない部分とに対
応するトラック幅(ピットの幅)を変化させ、この変化
により、文字や絵柄などを読み取り面側に表示しようと
する(情報記録層を形成してあるディスク面側を透過し
て文字や絵柄を良好に視認可能)ものである。
号公報に開示されたディスクの製造方法では、ピット幅
の微少な変化で文字や絵柄を表示させるため、CDのデ
ィスク表面へのスクリーン印刷に比べると視認性が悪
く、装飾としては使えても、ソフトの内容やタイトルな
どの表示には向かないという欠点があった。そこで本発
明は、信号の読み取り面側に文字や絵柄が視認性良く表
示された光ディスクを提供することを目的とするもので
ある。
ために、本発明による光ディスクは、符号情報を記録す
るための記録層と、前記記録層の符号情報を読み取るレ
ーザー光が入射する側に設けた光が透過する基板とを有
する光ディスクであって、前記基板は前記レーザー光の
波長に実質的に反射・屈折の影響を受けず視覚的に反応
できる波長領域にある光源により感光する色素を含み、
前記基板と前記光源との間に光を透過する部分と光を透
過しない部分とを設けた情報シートを介することにより
前記色素を含む基板が文字や図形などを表示することを
特徴とするものであり、また、前記記録層を2層設け、
前記各記録層に用いる反射膜の色を異ならせたり、前記
記録層を2層設け、前記基板に混合する色素の色を各層
によって異ならせたり、前記記録層を2層設け、前記基
板に混合する色素を、一方の面は均一になるように混合
し、他方の面は不均一になるように混合したりしても良
く、更に、符号情報を記録するための記録層を少なくと
も2層有し、前記記録層の符号情報を読み取るレーザー
光が入射する側に設けた光が透過する基板とを有する光
ディスクであって、前記記録層のうちレーザー光が符号
情報を読み取る面に近い方の記録層は半透明状であり、
前記各記録層は前記レーザー光の波長に実質的に反射・
屈折の影響を受けず視覚的に反応できる波長領域にある
光源により感光する色素を混合して成る接着剤層により
貼り合わせられ、前記基板と前記光源との間に光を透過
する部分と光を透過しない部分とを設けた情報シートを
介することにより前記色素を含む接着剤層が文字や図形
などを表示するものであり、前記基板に混合する色素の
色を各層によって異ならせたり、 前記基板に混合する
色素を、一方の面は均一になるように混合し、他方の面
は不均一になるように混合したりしても良いものであ
る。
好適な実施例を詳細に説明する。 (実施例1)図1は本発明の第1実施例に係る光ディスク
の断面図である。凹凸のあるディスク3上にAl(アル
ミニウム)などの反射層2が形成されており、その上に
ポリカーボネート樹脂に感光性の色素を混合させた層1
を形成する。このように形成した基板にほぼ同じ厚さ
(約0.6mm)のダミー基材5を接着剤4により貼り
合わせる。そして図2に示すようにポリカーボネート樹
脂に感光性の色素を混合した層1を情報シート7で覆
い、ディスクの盤面に均一に光6を照射する。このと
き、情報シート7は、文字や図形などを表示させたい部
分は光6が透過するようにし、それ以外の部分は光6を
透過しないようにする(例えばネガのようなもの)。ま
たディスク盤面に照射する光6は感光性の色素に反応を
与える範囲で、且つ、光ディスクの記録層2に供給され
るレーザー光の波長(630〜650nm)には実質的
に反射・屈折などの影響を与えない波長領域とする。従
って、感光性の色素はレーザー光の波長に影響を与えな
い特性のものを使用している。
示す図であり、単層の記録層を有する基板を貼り合わ
せ、両面から信号を読み取る形態のものである。一方の
面には反射層2をAl(アルミニウム)などで形成し、
他方の面には反射層8をAu(金)などで形成する。そ
して、各反射層2,8の上にポリカーボネート樹脂と感
光性の色素を混合した層1,1を形成し、両側から情報
シートを介して光を照射する。このとき、感光性の色素
は同種類のものを使用しているが反射層2,8の色が異
なるため(この例では、Alが銀色でAuが金色)視認
性が良くなると共に、各面の区別が容易にできる。
示す図であり、単層の記録層を有する基板を貼り合わ
せ、両面から信号を読み取る形態のものである。両面と
も同種類の反射層2を形成し、その上に、一方の面には
ポリカーボネート樹脂に感光性の色素Aを混合した層1
を形成し、他方の面にはポリカーボネート樹脂に感光性
の色素Bを混合した層9を形成する。そして、両面から
情報シートを介して光を照射する。このとき、ポリカー
ボネート樹脂に混合する感光性の色素の色が異なるた
め、視認性が良くなると共に各面の区別が容易にでき
る。色素A,Bは、それぞれ、読み取り用のレーザー光
を透過し、感光された部分は可視光を吸収する特性をも
つ。
示す図であり、単層の記録層を有する基板を貼り合わ
せ、両面から信号を読み取る形態のものである。両面と
も同種類の反射層を形成し、その上に重ねる層にはポリ
カーボネート樹脂に同種類の感光性の色素を混合した層
を形成する。一方の面にはポリカーボネート樹脂に感光
性の色素を混合した層を均一になるように形成1し、他
方の面にはポリカーボネート樹脂に感光性の色素を混合
した層を不均一となるように形成12する(例えば渦巻
模様)。そして、各面に情報シートを介して光を照射す
ることにより文字や図形が表示されるが、このとき、一
方の面を色素が均一になるようにしたのに対し、他方の
面は色素が不均一になるようにしたので各面の区別が容
易となると共に視認性が良くなる。この色素は、読み取
りのレーザー光を透過する分光特性をもつ。
示す図であり、単層の記録層を有する基板を貼り合わ
せ、片面から信号を読み取る形態のものである。このと
き、信号読み取り面に近い方の記録層10は半透明膜に
より形成されており(1層目)、信号読み取り面から遠
い方の記録層2は通常と同様の反射層により形成されて
いる(2層目)。1層目の半透明膜10は入力したレー
ザー光の一定割合を反射させ、残りを透過させる膜であ
る。1層目を読み出すときは、この層に焦点を結ばせる
ことでこの半透明膜10が反射膜の代わりをする。2層
目はこれまでの反射層と同じである。2層目を読み出す
ときはレーザー光は1層目の半透明膜10を透過し2層
目の記録層2に焦点を結ぶ。このような基板の貼り合わ
せに使用する接着剤11に感光性の色素を混合し、1層
目の面側をそれぞれ情報シート7で覆い、図7に示すよ
うに光6を照射することにより、文字や図形などが接着
剤層11上に形成される。また、1層目の記録層10の
上に位置するポリカーボネート樹脂により形成される層
1に感光性の色素(接着剤層に混合する感光性の色素と
は異なる)を混合することにより1層目の記録層10の
内容と2層目記録層2の内容を別々に表示することが可
能となる。これらの色素は読み取り用のレーザー光を透
過する分光特性をもつ。
示す図であり、2層の記録層を有する基板を貼り合わ
せ、両面から信号を読み取る形態のものである。このと
き、信号読み取り面に近い方の記録層10はそれぞれ半
透明膜により形成されており(1層目)、信号読み取り
面から遠い方の記録層は通常と同様の反射層2により形
成されている(2層目)。このような基板を2枚貼り合
わせることで合計4層の記録層が形成される。
層目)の外側に形成したポリカーボネート樹脂と感光性
の色素を混合した層1に、情報シートを介して光を当て
ることにより、文字や図形などが形成される。このと
き、ポリカーボネート樹脂に混合する感光性の色素を変
えることで各面の識別が用意となる。
ィスクは、基板上に文字や絵柄などを視認性良く表示
し、かつ再生には悪影響を与えない感光性の色素を用い
たので、例えば、光ディスクのセンターホールの近傍な
どの従来の表示場所以外の基板上にも文字や絵柄などを
表示できるから、従来よりも格段に広い面積を取ること
ができ、この結果、確実に文字や絵柄などを視認するこ
とができる。
うに両面が信号記録面で、従来技術では表示面積を広く
取れないものにも視認性の良い表示が可能である。更
に、感光性の色素に光を照射するだけで文字や絵柄など
を表示可能であるので、その工程も従来のレーベル印刷
やラベル貼り付けなどと比較しても煩雑にならないので
生産性が良好となる。
ートを介して光を照射した状態を示す断面図である。
ートを介して光を照射した状態を示す断面図である。
した層 2,8,10 記録層 4,11 接着剤層
Claims (7)
- 【請求項1】符号情報を記録するための記録層と、前記
記録層の符号情報を読み取るレーザー光が入射する側に
設けた光が透過する基板とを有する光ディスクであっ
て、前記基板は前記レーザー光の波長に実質的に反射・
屈折の影響を受けず視覚的に反応できる波長領域にある
光源により感光する色素を含み、前記基板と前記光源と
の間に光を透過する部分と光を透過しない部分とを設け
た情報シートを介することにより前記色素を含む基板が
文字や図形などを表示することを特徴とする光ディス
ク。 - 【請求項2】前記記録層を2層設け、前記各記録層に用
いる反射膜の色を異ならせることを特徴とする請求項1
に記載の光ディスク。 - 【請求項3】前記記録層を2層設け、前記基板に混合す
る色素の色を各層によって異ならせることを特徴とする
請求項1に記載の光ディスク。 - 【請求項4】前記記録層を2層設け、前記基板に混合す
る色素を、一方の面は均一になるように混合し、他方の
面は不均一になるように混合することを特徴とする請求
項1に記載の光ディスク。 - 【請求項5】符号情報を記録するための記録層を少なく
とも2層有し、前記記録層の符号情報を読み取るレーザ
ー光が入射する側に設けた光が透過する基板とを有する
光ディスクであって、前記記録層のうちレーザー光が符
号情報を読み取る面に近い方の記録層は半透明状であ
り、前記各記録層は前記レーザー光の波長に実質的に反
射・屈折の影響を受けず視覚的に反応できる波長領域に
ある光源により感光する色素を混合して成る接着剤層に
より貼り合わせられ、前記基板と前記光源との間に光を
透過する部分と光を透過しない部分とを設けた情報シー
トを介することにより前記色素を含む接着剤層が文字や
図形などを表示することを特徴とする光ディスク。 - 【請求項6】前記基板に混合する色素の色を各層によっ
て異ならせることを特徴とする請求項5に記載の光ディ
スク。 - 【請求項7】前記基板に混合する色素を、一方の面は均
一になるように混合し、他方の面は不均一になるように
混合することを特徴とする請求項5に記載の光ディス
ク。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25380696A JP3228148B2 (ja) | 1996-09-04 | 1996-09-04 | 光ディスク及び光ディスクの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25380696A JP3228148B2 (ja) | 1996-09-04 | 1996-09-04 | 光ディスク及び光ディスクの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1083568A true JPH1083568A (ja) | 1998-03-31 |
JP3228148B2 JP3228148B2 (ja) | 2001-11-12 |
Family
ID=17256414
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25380696A Expired - Fee Related JP3228148B2 (ja) | 1996-09-04 | 1996-09-04 | 光ディスク及び光ディスクの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3228148B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7050387B2 (en) | 2002-06-28 | 2006-05-23 | Victor Company Of Japan, Ltd. | Optical storage medium |
-
1996
- 1996-09-04 JP JP25380696A patent/JP3228148B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7050387B2 (en) | 2002-06-28 | 2006-05-23 | Victor Company Of Japan, Ltd. | Optical storage medium |
USRE42343E1 (en) | 2002-06-28 | 2011-05-10 | Victor Company Of Japan | Optical storage medium |
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---|---|
JP3228148B2 (ja) | 2001-11-12 |
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