JPH10214439A - デジタルビデオディスク - Google Patents
デジタルビデオディスクInfo
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- JPH10214439A JPH10214439A JP9016558A JP1655897A JPH10214439A JP H10214439 A JPH10214439 A JP H10214439A JP 9016558 A JP9016558 A JP 9016558A JP 1655897 A JP1655897 A JP 1655897A JP H10214439 A JPH10214439 A JP H10214439A
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- disk
- digital video
- hologram
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 情報が転写された２枚のディスク基板を貼り
合わせてなる両面ＤＶＤにおいて、レーベルとして読取
用レーザー光には透明なホログラムをディスク基板に貼
り付けて選別性と装飾効果を増すようにする。 【解決手段】 情報が転写されている２枚のディスク基
板を貼り合わせて作製されたドーナツ状のデジタルビデ
オディスク１０の２枚のディスク基板の何れか一方若し
くは両方の表面に、デジタルビデオディスクの読み出し
レーザー光の透過率は高いが人間の目では感知できる色
の記録像を再生する体積ホログラムからなるレーベル２
４が接着されている。
合わせてなる両面ＤＶＤにおいて、レーベルとして読取
用レーザー光には透明なホログラムをディスク基板に貼
り付けて選別性と装飾効果を増すようにする。 【解決手段】 情報が転写されている２枚のディスク基
板を貼り合わせて作製されたドーナツ状のデジタルビデ
オディスク１０の２枚のディスク基板の何れか一方若し
くは両方の表面に、デジタルビデオディスクの読み出し
レーザー光の透過率は高いが人間の目では感知できる色
の記録像を再生する体積ホログラムからなるレーベル２
４が接着されている。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタルビデオデ
ィスク（以下、ＤＶＤと記す。）に関し、特に、ホログ
ラムからなるレーベルを貼り付けた両面ＤＶＤに関す
る。
ィスク（以下、ＤＶＤと記す。）に関し、特に、ホログ
ラムからなるレーベルを貼り付けた両面ＤＶＤに関す
る。
【０００２】
【従来の技術】音若しくは画像の再生専用に使用される
ＤＶＤには、一面側に信号が転写されたディスク基板
を、他面側に信号のない平面平板のディスク基板を相互
に貼り合わせてなる片面ディスクと呼ばれるものと、２
枚の信号が転写されたディスク基板同士を貼り合わせて
なる両面ディスク（両面読み取り型ＤＶＤ）と呼ばれる
ものとがある。また、片面ディスク、両面ディスク共、
各記録層に半透過の記録層を追加して２層構造にして記
録容量を増やすものもある。何れにしても、片面ディス
クは片面からしか情報を読み出せないＤＶＤであり、両
面ディスクは両面から情報を読み出せるＤＶＤである。
ＤＶＤには、一面側に信号が転写されたディスク基板
を、他面側に信号のない平面平板のディスク基板を相互
に貼り合わせてなる片面ディスクと呼ばれるものと、２
枚の信号が転写されたディスク基板同士を貼り合わせて
なる両面ディスク（両面読み取り型ＤＶＤ）と呼ばれる
ものとがある。また、片面ディスク、両面ディスク共、
各記録層に半透過の記録層を追加して２層構造にして記
録容量を増やすものもある。何れにしても、片面ディス
クは片面からしか情報を読み出せないＤＶＤであり、両
面ディスクは両面から情報を読み出せるＤＶＤである。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】片面ＤＶＤは情報の読
み出しができない側にスクリーン印刷等によりレーベル
印刷を施すことができるが、両面から情報が読み出せる
両面ＤＶＤにおいては、レーベル印刷を施すスペースが
ほとんどない。したがって、両面ＤＶＤにおいては、セ
ンターホールの周囲の中心部の僅かなスペースに印刷若
しくは回折格子パターンとしてレーベル表示を行うた
め、表示が非常に見難いという問題点があった。
み出しができない側にスクリーン印刷等によりレーベル
印刷を施すことができるが、両面から情報が読み出せる
両面ＤＶＤにおいては、レーベル印刷を施すスペースが
ほとんどない。したがって、両面ＤＶＤにおいては、セ
ンターホールの周囲の中心部の僅かなスペースに印刷若
しくは回折格子パターンとしてレーベル表示を行うた
め、表示が非常に見難いという問題点があった。
【０００４】本発明は従来技術のこのような問題点に鑑
みてなされたものであり、その目的は、情報が転写され
た２枚のディスク基板を貼り合わせてなるドーナツ状の
両面ＤＶＤにおいて、レーベルとして読取用レーザー光
には透明なホログラムをディスク基板に貼り付けて選別
性と装飾効果を増すようにすることである。
みてなされたものであり、その目的は、情報が転写され
た２枚のディスク基板を貼り合わせてなるドーナツ状の
両面ＤＶＤにおいて、レーベルとして読取用レーザー光
には透明なホログラムをディスク基板に貼り付けて選別
性と装飾効果を増すようにすることである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明のデジタルビデオディスクは、情報が転写されている
２枚のディスク基板を貼り合わせて作製されたドーナツ
状のデジタルビデオディスクにおいて、前記の２枚のデ
ィスク基板の何れか一方若しくは両方の表面に、デジタ
ルビデオディスクの読み出しレーザー光の透過率は高い
が人間の目では感知できる色の記録像を再生する体積ホ
ログラムからなるレーベルが接着されていることを特徴
とするものである。
明のデジタルビデオディスクは、情報が転写されている
２枚のディスク基板を貼り合わせて作製されたドーナツ
状のデジタルビデオディスクにおいて、前記の２枚のデ
ィスク基板の何れか一方若しくは両方の表面に、デジタ
ルビデオディスクの読み出しレーザー光の透過率は高い
が人間の目では感知できる色の記録像を再生する体積ホ
ログラムからなるレーベルが接着されていることを特徴
とするものである。
【０００６】この場合、紫色、青色、緑色、黄色又は橙
色の記録像を再生する体積ホログラムを用いることがで
きる。また、その体積ホログラムに異なる２つ以上の波
長で記録像が再生可能に記録されていてもよい。
色の記録像を再生する体積ホログラムを用いることがで
きる。また、その体積ホログラムに異なる２つ以上の波
長で記録像が再生可能に記録されていてもよい。
【０００７】本発明のもう１つのデジタルビデオディス
クは、情報が転写されている２枚のディスク基板を貼り
合わせて作製されたドーナツ状のデジタルビデオディス
クにおいて、前記の２枚のディスク基板の何れか一方若
しくは両方の表面に、デジタルビデオディスクの読み出
しレーザー光の入射方向でのその読み出しレーザー光の
波長近傍の光の回折効率は低いが、その方向以外の方向
においてその読み出しレーザー光の波長近傍の光の回折
効率が高い体積ホログラムからなるレーベルが接着され
ていることを特徴とするものである。
クは、情報が転写されている２枚のディスク基板を貼り
合わせて作製されたドーナツ状のデジタルビデオディス
クにおいて、前記の２枚のディスク基板の何れか一方若
しくは両方の表面に、デジタルビデオディスクの読み出
しレーザー光の入射方向でのその読み出しレーザー光の
波長近傍の光の回折効率は低いが、その方向以外の方向
においてその読み出しレーザー光の波長近傍の光の回折
効率が高い体積ホログラムからなるレーベルが接着され
ていることを特徴とするものである。
【０００８】本発明においては、両面読み取り型ＤＶＤ
のレーベル情報をＤＶＤディスクの両面若しくは片面に
体積ホログラム（リップマンホログラム）として貼り付
けることにより付与するので、両面読み取り型ＤＶＤで
あっても広い表示領域が確保できレーベル情報が見やす
くなる。この際、体積ホログラムにＤＶＤのデータの読
み出しに影響を与えない色あるいは角度でレーベル情報
を記録してあるので、ＤＶＤの読み出しは正常に行うこ
とができ、かつ、体積ホログラムには３次元情報等を記
録することもできるので、意匠性、装飾性を向上させる
こともできる。
のレーベル情報をＤＶＤディスクの両面若しくは片面に
体積ホログラム（リップマンホログラム）として貼り付
けることにより付与するので、両面読み取り型ＤＶＤで
あっても広い表示領域が確保できレーベル情報が見やす
くなる。この際、体積ホログラムにＤＶＤのデータの読
み出しに影響を与えない色あるいは角度でレーベル情報
を記録してあるので、ＤＶＤの読み出しは正常に行うこ
とができ、かつ、体積ホログラムには３次元情報等を記
録することもできるので、意匠性、装飾性を向上させる
こともできる。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下、本発明のＤＶＤの実施例に
ついて説明する。実施例の説明の前に両面ＤＶＤの概略
の構成を図１の断面図を参照にして説明する。図１
（ａ）に示すように、ポリカーボネート樹脂等の透明プ
ラスチックからなる２枚の透明基板１、２それぞれの片
面のトラック上に記録すべきデジタルデータを表現する
情報ピット３と呼ばれる種々の長さで一定の深さの穴を
設け、このデータ記録面上全面にアルミニウム等の反射
層４を被覆し、その上に保護層を設け、この２枚の基板
１、２をデータ記録面側で背中合わせに向かい合わせて
接着層５で両者を貼り合わせて、両面ＤＶＤが完成す
る。図中、６はセンターホールである。
ついて説明する。実施例の説明の前に両面ＤＶＤの概略
の構成を図１の断面図を参照にして説明する。図１
（ａ）に示すように、ポリカーボネート樹脂等の透明プ
ラスチックからなる２枚の透明基板１、２それぞれの片
面のトラック上に記録すべきデジタルデータを表現する
情報ピット３と呼ばれる種々の長さで一定の深さの穴を
設け、このデータ記録面上全面にアルミニウム等の反射
層４を被覆し、その上に保護層を設け、この２枚の基板
１、２をデータ記録面側で背中合わせに向かい合わせて
接着層５で両者を貼り合わせて、両面ＤＶＤが完成す
る。図中、６はセンターホールである。
【００１０】また、図１（ｂ）に示すように、各反射層
４の読み出し側にそれから若干間隔をおいて同様の構造
の記録面を構成する半透過反射層７を設けた２層両面Ｄ
ＶＤとすることもできる。このような両面ＤＶＤは、両
面９．４Ｇバイト（図（ａ））あるいは１７Ｇバイト
（図（ｂ））と大容量のデータを記録することができ
る。その読み取りには、図１に示すように、各記録層に
読み取り光を集光させ、情報ピット３からの反射光を検
出することにより行われる。なお、読み取り光としては
波長６３５〜６５０ｎｍの赤色半導体レーザー光が用い
られる。
４の読み出し側にそれから若干間隔をおいて同様の構造
の記録面を構成する半透過反射層７を設けた２層両面Ｄ
ＶＤとすることもできる。このような両面ＤＶＤは、両
面９．４Ｇバイト（図（ａ））あるいは１７Ｇバイト
（図（ｂ））と大容量のデータを記録することができ
る。その読み取りには、図１に示すように、各記録層に
読み取り光を集光させ、情報ピット３からの反射光を検
出することにより行われる。なお、読み取り光としては
波長６３５〜６５０ｎｍの赤色半導体レーザー光が用い
られる。
【００１１】このように基板１、２表面上に情報ピット
３を設ける方法としては、情報ピット３に相当する凸部
を有するスタンパを含む金型内に溶融した樹脂を高圧力
で注入して固まらせて成形する射出成形法、スタンパを
油圧プレス機械のモールディングダイスの片側に取り付
け、溶融点ぎりぎりまで加熱した樹脂材料を置き、プレ
スして成形する圧縮成形法、光透過性の基材フィルムと
原版との間に紫外線又は電子線で硬化する樹脂液を充填
し、紫外線又は電子線を基材フィルムに照射して樹脂液
を硬化させて原版を複製する２Ｐ（Ｐｈｏｔｏ Ｐｏｌ
ｙｍａｒｉｚａｔｉｏｎ）法（特開平２−２０３４４４
号）等が知られている。
３を設ける方法としては、情報ピット３に相当する凸部
を有するスタンパを含む金型内に溶融した樹脂を高圧力
で注入して固まらせて成形する射出成形法、スタンパを
油圧プレス機械のモールディングダイスの片側に取り付
け、溶融点ぎりぎりまで加熱した樹脂材料を置き、プレ
スして成形する圧縮成形法、光透過性の基材フィルムと
原版との間に紫外線又は電子線で硬化する樹脂液を充填
し、紫外線又は電子線を基材フィルムに照射して樹脂液
を硬化させて原版を複製する２Ｐ（Ｐｈｏｔｏ Ｐｏｌ
ｙｍａｒｉｚａｔｉｏｎ）法（特開平２−２０３４４４
号）等が知られている。
【００１２】ところで、リップマンホログラムあるいは
体積ホログラムと呼ばれるホログラムは白色光の下で記
録像が再生可能で、かつ、再生波長選択性、再生角度選
択性が大きく、再生波長以外の波長、再生照明光入射角
度以外の入射角では透明であるため、上記のようなＤＶ
Ｄの読み取り側表面に貼り付けても、読み取りレーザー
光には透明で、白色光でホログラム記録像が再生可能な
ホログラムを作成することが可能である。
体積ホログラムと呼ばれるホログラムは白色光の下で記
録像が再生可能で、かつ、再生波長選択性、再生角度選
択性が大きく、再生波長以外の波長、再生照明光入射角
度以外の入射角では透明であるため、上記のようなＤＶ
Ｄの読み取り側表面に貼り付けても、読み取りレーザー
光には透明で、白色光でホログラム記録像が再生可能な
ホログラムを作成することが可能である。
【００１３】すなわち、例えば緑色の波長の光で再生さ
れるリップマンホログラムの場合、白色照明光の下では
人間の目には緑色の３次元像あるいは２次元像が見える
が、図１（ａ）、（ｂ）に示すような両面ＤＶＤの波長
６３５ｎｍの読み取りレーザー光に対しては略透明（透
過率が略１００％）である。したがって、両面ＤＶＤの
表面又は裏面あるいは両面にこのようなリップマンホロ
グラムからなるレーベルを貼り付けておいても、既存の
ＤＶＤプレーヤーで両面ＤＶＤの情報を読み出すことが
できる。また、読み取りレーザー光はＤＶＤ面に垂直に
入出射するので、読み取りレーザー光の波長６３５ｎｍ
近傍の赤色の光で再生されるリップマンホログラムであ
っても、その角度（ＤＶＤ面に垂直）近傍のでの回折効
率が低く記録像が再生されないように記録されている場
合も、同様に両面ＤＶＤの表面又は裏面あるいは両面に
に貼り付けても問題なく情報を読み取ることができる。
れるリップマンホログラムの場合、白色照明光の下では
人間の目には緑色の３次元像あるいは２次元像が見える
が、図１（ａ）、（ｂ）に示すような両面ＤＶＤの波長
６３５ｎｍの読み取りレーザー光に対しては略透明（透
過率が略１００％）である。したがって、両面ＤＶＤの
表面又は裏面あるいは両面にこのようなリップマンホロ
グラムからなるレーベルを貼り付けておいても、既存の
ＤＶＤプレーヤーで両面ＤＶＤの情報を読み出すことが
できる。また、読み取りレーザー光はＤＶＤ面に垂直に
入出射するので、読み取りレーザー光の波長６３５ｎｍ
近傍の赤色の光で再生されるリップマンホログラムであ
っても、その角度（ＤＶＤ面に垂直）近傍のでの回折効
率が低く記録像が再生されないように記録されている場
合も、同様に両面ＤＶＤの表面又は裏面あるいは両面に
に貼り付けても問題なく情報を読み取ることができる。
【００１４】以下に、本発明に基づくホログラムレーベ
ルの実施例について説明する。図２にリップマンホログ
ラムの記録光学系の光路図を示す。図中、１１はこの実
施例１では波長５１５ｎｍのアルゴンレーザー、１２は
ハーフミラー、１３はミラー、１４は後側焦点面にスペ
ーシャルフィルターが設けられた凸レンズ、１５はコリ
メートレンズ、１６は透過散乱板（オパールガラス）、
１７はレーベル印刷情報が記録されたＯＮ−ＯＦＦマス
クからなるパターンマスク、１８はホログラム記録フィ
ルムであり、実施例１の場合、Ｏｍｎｉｄｅｘ７０６
（デュポン社製）である。
ルの実施例について説明する。図２にリップマンホログ
ラムの記録光学系の光路図を示す。図中、１１はこの実
施例１では波長５１５ｎｍのアルゴンレーザー、１２は
ハーフミラー、１３はミラー、１４は後側焦点面にスペ
ーシャルフィルターが設けられた凸レンズ、１５はコリ
メートレンズ、１６は透過散乱板（オパールガラス）、
１７はレーベル印刷情報が記録されたＯＮ−ＯＦＦマス
クからなるパターンマスク、１８はホログラム記録フィ
ルムであり、実施例１の場合、Ｏｍｎｉｄｅｘ７０６
（デュポン社製）である。
【００１５】図２の配置において、アルゴンレーザー１
１からの波長５１５ｎｍのアルゴンレーザー光をハーフ
ミラー１２で二分し、その反射光をミラー１３を介して
凸レンズ１４とコリメートレンズ１５からなるビームエ
ッキスパンダーでビーム径を拡大し、透過散乱板１６を
介してパターンマスク１７を照明し、物体光としてホロ
グラム記録フィルム１８の一方の面から入射させ、一
方、ハーフミラー１２で二分された透過光は、ミラー１
３を介して凸レンズ１４とコリメートレンズ１５からな
るビームエッキスパンダーでビーム径を拡大し、ホログ
ラム記録フィルム１８の他方の面から参照光として入射
させ、物体光と参照光をホログラム記録フィルム８中で
干渉させることにより、レーベル用リップマンホログラ
ムを露光した。露光量は３０ｍＪ／ｃｍ2 であり、記録
後、紫外線露光、熱処理を行った後、ホログラム記録フ
ィルム１８の透明保護フィルム２１とは反対側の面に透
明粘着剤ＭＣ２０００（日東電工（株）製）の層２２を
塗布し、その上に剥離フィルム２３を貼り合わせ、型抜
き後、図３に断面を示した構成のホログラムレーベルシ
ール２４を得た。なお、図３において、符号１９はホロ
グラム記録フィルム１８中のホログラム記録層であり、
符号２０はホログラム記録層１９上に透明保護フィルム
２１を貼り付けている粘着剤層である。
１からの波長５１５ｎｍのアルゴンレーザー光をハーフ
ミラー１２で二分し、その反射光をミラー１３を介して
凸レンズ１４とコリメートレンズ１５からなるビームエ
ッキスパンダーでビーム径を拡大し、透過散乱板１６を
介してパターンマスク１７を照明し、物体光としてホロ
グラム記録フィルム１８の一方の面から入射させ、一
方、ハーフミラー１２で二分された透過光は、ミラー１
３を介して凸レンズ１４とコリメートレンズ１５からな
るビームエッキスパンダーでビーム径を拡大し、ホログ
ラム記録フィルム１８の他方の面から参照光として入射
させ、物体光と参照光をホログラム記録フィルム８中で
干渉させることにより、レーベル用リップマンホログラ
ムを露光した。露光量は３０ｍＪ／ｃｍ2 であり、記録
後、紫外線露光、熱処理を行った後、ホログラム記録フ
ィルム１８の透明保護フィルム２１とは反対側の面に透
明粘着剤ＭＣ２０００（日東電工（株）製）の層２２を
塗布し、その上に剥離フィルム２３を貼り合わせ、型抜
き後、図３に断面を示した構成のホログラムレーベルシ
ール２４を得た。なお、図３において、符号１９はホロ
グラム記録フィルム１８中のホログラム記録層であり、
符号２０はホログラム記録層１９上に透明保護フィルム
２１を貼り付けている粘着剤層である。
【００１６】図３のホログラムレーベルシール２４の剥
離フィルム２３を剥離して、図１（ａ）あるいは（ｂ）
に示したような通常の工程を経て作製された両面読み出
し型ＤＶＤ１０の両面又は片面の一部あるいは全面にラ
ミネートするとにより、図４に要部の断面を示したよう
なホログラムレーベル付きＤＶＤを得ることができる
（図４は図１（ａ）の両面ＤＶＤ１０の両面にホログラ
ムレーベル２４を貼り付けてある。）。このレーベル２
４は自然光下で緑色に見えるため、人間の目にはＤＶＤ
のレーベル情報は見えるが、読み出しレーザー光（波長
６３５ｎｍ）には透明なため、正常にＤＶＤ１０の情報
の読み出しができる。
離フィルム２３を剥離して、図１（ａ）あるいは（ｂ）
に示したような通常の工程を経て作製された両面読み出
し型ＤＶＤ１０の両面又は片面の一部あるいは全面にラ
ミネートするとにより、図４に要部の断面を示したよう
なホログラムレーベル付きＤＶＤを得ることができる
（図４は図１（ａ）の両面ＤＶＤ１０の両面にホログラ
ムレーベル２４を貼り付けてある。）。このレーベル２
４は自然光下で緑色に見えるため、人間の目にはＤＶＤ
のレーベル情報は見えるが、読み出しレーザー光（波長
６３５ｎｍ）には透明なため、正常にＤＶＤ１０の情報
の読み出しができる。
【００１７】次に、実施例２においては、図２に示す光
学系の配置で、ホログラム記録フィルム１８としてＨＲ
Ｆ７５０Ｘ０７１（デュポン社製）を使用し、レーザー
１１として波長６４７ｎｍのクリプトンレーザーを用い
て、露光量３０ｍＪ／ｃｍ2の露光量でレーベル用リッ
プマンホログラムを露光した。記録後、紫外線露光、熱
処理を行った後、ホログラム記録フィルム１８の透明保
護フィルム２１とは反対側の面に透明粘着剤ＭＣ２００
０（日東電工（株）製）の層２２を塗布し、その上に剥
離フィルム２３を貼り合わせ、型抜き後、図３に断面を
示した構成のホログラムレーベルシール２４を得た。
学系の配置で、ホログラム記録フィルム１８としてＨＲ
Ｆ７５０Ｘ０７１（デュポン社製）を使用し、レーザー
１１として波長６４７ｎｍのクリプトンレーザーを用い
て、露光量３０ｍＪ／ｃｍ2の露光量でレーベル用リッ
プマンホログラムを露光した。記録後、紫外線露光、熱
処理を行った後、ホログラム記録フィルム１８の透明保
護フィルム２１とは反対側の面に透明粘着剤ＭＣ２００
０（日東電工（株）製）の層２２を塗布し、その上に剥
離フィルム２３を貼り合わせ、型抜き後、図３に断面を
示した構成のホログラムレーベルシール２４を得た。
【００１８】この実施例の図３の断面のホログラムレー
ベルシール２４の剥離フィルム２３を剥離して、図１
（ａ）あるいは（ｂ）に示したような通常の工程を経て
作製された両面読み出し型ＤＶＤ１０の両面又は片面の
一部あるいは全面にラミネートするとにより、図４に要
部の断面を示したようなホログラムレーベル付きＤＶＤ
を得ることができる（図４は図１（ａ）の両面ＤＶＤ１
０の両面にホログラムレーベル２４を貼り付けてあ
る。）。このレーベル２４は、自然光下で赤色に見える
ため、ＤＶＤ１０の読み出しレーザー光に影響を与える
ように思われるが、図２の配置で記録する際の参照光が
斜め方向から入射しているため、ＤＶＤディスク面に垂
直な光に対しては波長６３５ｎｍでの回折効率は低く、
ＤＶＤ１０の読み出しは正常に行うことができた。
ベルシール２４の剥離フィルム２３を剥離して、図１
（ａ）あるいは（ｂ）に示したような通常の工程を経て
作製された両面読み出し型ＤＶＤ１０の両面又は片面の
一部あるいは全面にラミネートするとにより、図４に要
部の断面を示したようなホログラムレーベル付きＤＶＤ
を得ることができる（図４は図１（ａ）の両面ＤＶＤ１
０の両面にホログラムレーベル２４を貼り付けてあ
る。）。このレーベル２４は、自然光下で赤色に見える
ため、ＤＶＤ１０の読み出しレーザー光に影響を与える
ように思われるが、図２の配置で記録する際の参照光が
斜め方向から入射しているため、ＤＶＤディスク面に垂
直な光に対しては波長６３５ｎｍでの回折効率は低く、
ＤＶＤ１０の読み出しは正常に行うことができた。
【００１９】以上、本発明のデジタルビデオディスクを
実施例に基づいて説明してきたが、本発明はこれら実施
例に限定されず種々の変形が可能である。例えば、体積
ホログラムに２波長以上の波長で記録することによりカ
ラー像を記録するようにすることも可能である。
実施例に基づいて説明してきたが、本発明はこれら実施
例に限定されず種々の変形が可能である。例えば、体積
ホログラムに２波長以上の波長で記録することによりカ
ラー像を記録するようにすることも可能である。
【００２０】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のデジタルビデオディスクによると、両面読み取り型Ｄ
ＶＤのレーベル情報をＤＶＤディスクの両面若しくは片
面に体積ホログラム（リップマンホログラム）として貼
り付けることにより付与するので、両面読み取り型ＤＶ
Ｄであっても広い表示領域が確保できレーベル情報が見
やすくなる。この際、体積ホログラムにＤＶＤのデータ
の読み出しに影響を与えない色あるいは角度でレーベル
情報を記録してあるので、ＤＶＤの読み出しは正常に行
うことができ、かつ、体積ホログラムには３次元情報等
を記録することもできるので、意匠性、装飾性を向上さ
せることもできる。
のデジタルビデオディスクによると、両面読み取り型Ｄ
ＶＤのレーベル情報をＤＶＤディスクの両面若しくは片
面に体積ホログラム（リップマンホログラム）として貼
り付けることにより付与するので、両面読み取り型ＤＶ
Ｄであっても広い表示領域が確保できレーベル情報が見
やすくなる。この際、体積ホログラムにＤＶＤのデータ
の読み出しに影響を与えない色あるいは角度でレーベル
情報を記録してあるので、ＤＶＤの読み出しは正常に行
うことができ、かつ、体積ホログラムには３次元情報等
を記録することもできるので、意匠性、装飾性を向上さ
せることもできる。
【図１】両面読み取り型ＤＶＤの概略の構成を示す断面
図である。
図である。
【図２】本発明の実施例において用いるリップマンホロ
グラムの記録光学系の光路図である。
グラムの記録光学系の光路図である。
【図３】本発明の実施例によるホログラムレーベルシー
ルの断面図である。
ルの断面図である。
【図４】本発明の実施例によるホログラムレーベルシー
ル両面読み出し型ＤＶＤの両面にラミネートした様子を
示す要部の断面図である。
ル両面読み出し型ＤＶＤの両面にラミネートした様子を
示す要部の断面図である。
１、２…透明基板（ディスク基板） ３…情報ピット ４…反射層 ５…接着層 ６…センターホール ７…半透過反射層 １０…両面読み出し型ＤＶＤ １１…レーザー １２…ハーフミラー １３…ミラー １４…凸レンズ １５…コリメートレンズ １６…透過散乱板 １７…パターンマスク １８…ホログラム記録フィルム １９…ホログラム記録層 ２０…粘着剤層 ２１…透明保護フィルム ２２…粘着剤層 ２３…剥離フィルム ２４…ホログラムレーベルシール
Claims (4)
- 【請求項１】 情報が転写されている２枚のディスク基
板を貼り合わせて作製されたドーナツ状のデジタルビデ
オディスクにおいて、前記の２枚のディスク基板の何れ
か一方若しくは両方の表面に、デジタルビデオディスク
の読み出しレーザー光の透過率は高いが人間の目では感
知できる色の記録像を再生する体積ホログラムからなる
レーベルが接着されていることを特徴とするデジタルビ
デオディスク。 - 【請求項２】 請求項１において、紫色、青色、緑色、
黄色又は橙色の記録像を再生する体積ホログラムを用い
ることを特徴とするデジタルビデオディスク。 - 【請求項３】 請求項１又は２において、前記体積ホロ
グラムに異なる２つ以上の波長で記録像が再生可能に記
録されていることを特徴とするデジタルビデオディス
ク。 - 【請求項４】 情報が転写されている２枚のディスク基
板を貼り合わせて作製されたドーナツ状のデジタルビデ
オディスクにおいて、前記の２枚のディスク基板の何れ
か一方若しくは両方の表面に、デジタルビデオディスク
の読み出しレーザー光の入射方向でのその読み出しレー
ザー光の波長近傍の光の回折効率は低いが、その方向以
外の方向においてその読み出しレーザー光の波長近傍の
光の回折効率が高い体積ホログラムからなるレーベルが
接着されていることを特徴とするデジタルビデオディス
ク。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP01655897A JP3642375B2 (ja) | 1997-01-30 | 1997-01-30 | デジタルビデオディスク |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP01655897A JP3642375B2 (ja) | 1997-01-30 | 1997-01-30 | デジタルビデオディスク |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10214439A true JPH10214439A (ja) | 1998-08-11 |
| JP3642375B2 JP3642375B2 (ja) | 2005-04-27 |
Family
ID=11919618
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP01655897A Expired - Fee Related JP3642375B2 (ja) | 1997-01-30 | 1997-01-30 | デジタルビデオディスク |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3642375B2 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001057863A1 (de) * | 2000-02-04 | 2001-08-09 | Hsm Holographic Systems München Gmbh | Optisches speichermedium |
| WO2002095743A1 (de) * | 2001-05-22 | 2002-11-28 | Hsm Holographic Systems München Gmbh | Optisches speichermedium |
| WO2004067604A1 (en) * | 2003-01-24 | 2004-08-12 | H B Fuller Licensing & Financing Inc | Moisture vapor permeable film including ethylene copolymer and articles including the same |
| JP2010261744A (ja) * | 2009-04-30 | 2010-11-18 | Dainippon Printing Co Ltd | 体積型ホログラム積層体の検査方法および体積型ホログラム積層体の検査装置 |
| JP2013251037A (ja) * | 2012-05-31 | 2013-12-12 | Cmc Magnetics Corp | 光学効果片及びそれと結合する光記録媒体 |
-
1997
- 1997-01-30 JP JP01655897A patent/JP3642375B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001057863A1 (de) * | 2000-02-04 | 2001-08-09 | Hsm Holographic Systems München Gmbh | Optisches speichermedium |
| WO2002095743A1 (de) * | 2001-05-22 | 2002-11-28 | Hsm Holographic Systems München Gmbh | Optisches speichermedium |
| WO2004067604A1 (en) * | 2003-01-24 | 2004-08-12 | H B Fuller Licensing & Financing Inc | Moisture vapor permeable film including ethylene copolymer and articles including the same |
| JP2010261744A (ja) * | 2009-04-30 | 2010-11-18 | Dainippon Printing Co Ltd | 体積型ホログラム積層体の検査方法および体積型ホログラム積層体の検査装置 |
| JP2013251037A (ja) * | 2012-05-31 | 2013-12-12 | Cmc Magnetics Corp | 光学効果片及びそれと結合する光記録媒体 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3642375B2 (ja) | 2005-04-27 |
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