JPH1082585A - 籾の乾燥方法及び乾燥装置 - Google Patents
籾の乾燥方法及び乾燥装置Info
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- JPH1082585A JPH1082585A JP23641296A JP23641296A JPH1082585A JP H1082585 A JPH1082585 A JP H1082585A JP 23641296 A JP23641296 A JP 23641296A JP 23641296 A JP23641296 A JP 23641296A JP H1082585 A JPH1082585 A JP H1082585A
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
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- Y02P60/00—Technologies relating to agriculture, livestock or agroalimentary industries
- Y02P60/80—Food processing, e.g. use of renewable energies or variable speed drives in handling, conveying or stacking
- Y02P60/85—Food storage or conservation, e.g. cooling or drying
Landscapes
- Drying Of Solid Materials (AREA)
- Storage Of Fruits Or Vegetables (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 収穫後の籾を食味を落さないように乾燥させ
る方法と、そのための乾燥装置を提供することを課題と
する。 【解決手段】 乾燥装置として、冷媒圧縮機1、第1熱
交換器2、第2熱交換器3、冷媒再熱器4、四方弁5か
らなり、第1熱交換器の液管2bに第1電磁弁6を、第
2熱交換器のガス管3aに第4電磁弁9、及び液管3b
に第2電磁弁7を、冷媒再熱器のガス管4aに第3電磁
弁8をそれぞれ設け、四方弁の接続口5aは第3、4電
磁弁に、接続口5bは第1熱交換器のガス管2aに、接
続口5cはアキュムレータ10にそれぞれ接続され、ア
キュムレータの出口は吸入圧力調整弁11を経て冷媒圧
縮機に接続されている。
る方法と、そのための乾燥装置を提供することを課題と
する。 【解決手段】 乾燥装置として、冷媒圧縮機1、第1熱
交換器2、第2熱交換器3、冷媒再熱器4、四方弁5か
らなり、第1熱交換器の液管2bに第1電磁弁6を、第
2熱交換器のガス管3aに第4電磁弁9、及び液管3b
に第2電磁弁7を、冷媒再熱器のガス管4aに第3電磁
弁8をそれぞれ設け、四方弁の接続口5aは第3、4電
磁弁に、接続口5bは第1熱交換器のガス管2aに、接
続口5cはアキュムレータ10にそれぞれ接続され、ア
キュムレータの出口は吸入圧力調整弁11を経て冷媒圧
縮機に接続されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコンバイン等で収穫
した籾を食味を落とさないように所定の状態に乾燥させ
る乾燥方法及びそのための乾燥装置に関する。
した籾を食味を落とさないように所定の状態に乾燥させ
る乾燥方法及びそのための乾燥装置に関する。
【0002】
【従来の技術】コンバイン等で収穫した籾を乾燥する方
法として、従来は次の何れかの方法が採られていた。そ
の1は、火力により加熱された空気で乾燥する方法。そ
の2は、ヒートポンプにより加温する装置で加熱された
空気で乾燥する方法。その3は、冷却された空気を冷媒
再熱して冷却除湿された空気で乾燥する方法。
法として、従来は次の何れかの方法が採られていた。そ
の1は、火力により加熱された空気で乾燥する方法。そ
の2は、ヒートポンプにより加温する装置で加熱された
空気で乾燥する方法。その3は、冷却された空気を冷媒
再熱して冷却除湿された空気で乾燥する方法。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のその1
の方法は空気温度が高くなり易く、穀温も高くなり、食
味が低下すると共に、火災の危険もある。その2の方法
は穀温を低く保てるが、籾の水分量が24%程度の場合
には、まだ空気の温度が高く食味が低下する。その3の
方法は籾の水分量が24%程度の時は理想的であるが、
籾の水分量が20%程度になると乾燥速度が低下する。
の方法は空気温度が高くなり易く、穀温も高くなり、食
味が低下すると共に、火災の危険もある。その2の方法
は穀温を低く保てるが、籾の水分量が24%程度の場合
には、まだ空気の温度が高く食味が低下する。その3の
方法は籾の水分量が24%程度の時は理想的であるが、
籾の水分量が20%程度になると乾燥速度が低下する。
【0004】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、収穫後の籾を乾燥装置を使用して乾燥させる方法
として、籾の水分が20%程度になるまでは運転モード
を冷却除湿モードにし、36℃、相対湿度28%程度の
乾燥空気を籾に送風し、籾の水分が20〜15%の間は
ヒートポンプモードで加熱した41℃、相対湿度25%
程度の乾燥空気を送風して乾燥させ、更に乾燥後低温貯
蔵の必要がある場合には冷却モードで15℃、相対湿度
75%程度の冷却空気を送風するものである。
めに、収穫後の籾を乾燥装置を使用して乾燥させる方法
として、籾の水分が20%程度になるまでは運転モード
を冷却除湿モードにし、36℃、相対湿度28%程度の
乾燥空気を籾に送風し、籾の水分が20〜15%の間は
ヒートポンプモードで加熱した41℃、相対湿度25%
程度の乾燥空気を送風して乾燥させ、更に乾燥後低温貯
蔵の必要がある場合には冷却モードで15℃、相対湿度
75%程度の冷却空気を送風するものである。
【0005】上述の方法を実施するための装置として、
冷媒圧縮機1、第1熱交換器2、第2熱交換器3、冷媒
再熱器4、及び前記冷媒圧縮機1の出口に接続口5dで
接続している四方弁5からなり、この四方弁5の一端の
接続口5aに接続する前記第2熱交換器3のガス管3a
に第4電磁弁9及び液管3bに逆止弁3dと並列に絞り
装置3cを介して第2電磁弁7が接続してあると共に、
同じく接続口5aに接続する前記冷媒再熱器4のガス管
4aに第3電磁弁8及び液管4bに逆止弁4cが接続し
てあり、前記四方弁5の他端の接続口5bは前記第1熱
交換器2のガス管2aに接続し、液管2bには逆止弁2
dと並列に絞り装置2cを介して第1電磁弁6がそれぞ
れ接続されており、前記各逆止弁2d、3d、4cの順
方向の配管は互いに接続され、前記四方弁5の中央の接
続口5cはアキュムレータ10及び吸入圧力調整弁11
を経て前記冷媒圧縮機1に接続されている。
冷媒圧縮機1、第1熱交換器2、第2熱交換器3、冷媒
再熱器4、及び前記冷媒圧縮機1の出口に接続口5dで
接続している四方弁5からなり、この四方弁5の一端の
接続口5aに接続する前記第2熱交換器3のガス管3a
に第4電磁弁9及び液管3bに逆止弁3dと並列に絞り
装置3cを介して第2電磁弁7が接続してあると共に、
同じく接続口5aに接続する前記冷媒再熱器4のガス管
4aに第3電磁弁8及び液管4bに逆止弁4cが接続し
てあり、前記四方弁5の他端の接続口5bは前記第1熱
交換器2のガス管2aに接続し、液管2bには逆止弁2
dと並列に絞り装置2cを介して第1電磁弁6がそれぞ
れ接続されており、前記各逆止弁2d、3d、4cの順
方向の配管は互いに接続され、前記四方弁5の中央の接
続口5cはアキュムレータ10及び吸入圧力調整弁11
を経て前記冷媒圧縮機1に接続されている。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明による籾の乾燥方法とし
て、最初に乾燥装置の運転モードを冷却除湿モードにし
て36℃、相対湿度28%程度の乾燥空気を送風して籾
の水分を20%程度まで乾燥させる。次に運転モードを
ヒートポンプモードにして41℃、相対湿度25%程度
の乾燥空気を送風して籾の水分を20〜15%程度まで
乾燥させる。
て、最初に乾燥装置の運転モードを冷却除湿モードにし
て36℃、相対湿度28%程度の乾燥空気を送風して籾
の水分を20%程度まで乾燥させる。次に運転モードを
ヒートポンプモードにして41℃、相対湿度25%程度
の乾燥空気を送風して籾の水分を20〜15%程度まで
乾燥させる。
【0007】更に、乾燥後、籾を低温貯蔵するためには
運転モードを冷却モードにして15℃、相対湿度75%
程度の冷風を送って籾を更に低温にする。
運転モードを冷却モードにして15℃、相対湿度75%
程度の冷風を送って籾を更に低温にする。
【0008】上述の乾燥方法を実施する装置として、図
1に冷媒系統図を示す。この装置は冷媒圧縮機1、第1
熱交換器2、第2熱交換器3、冷媒再熱器4、及び前記
冷媒圧縮機1の出口に接続口5dに接続している四方弁
5からなる。四方弁5の一端の接続口5aに接続する第
2熱交換器3のガス管3aに第4電磁弁9及び液管3b
に逆止弁3dと並列に絞り装置3cを介して第2電磁弁
7が接続してあると共に、同じ接続口5aに接続する冷
媒再熱器4のガス管4aに第3電磁弁8及び液管4bに
逆止弁4cが接続してある。四方弁5の他端の接続口5
bは第1熱交換器2のガス管2aに接続し、液管2bに
は逆止弁2dと並列に絞り装置2cを介して第1電磁弁
6がそれぞれ接続されている。上述の各逆止弁2d、3
d、4cの順方向の配管は互いに接続されており、又、
四方弁5の中央の接続口5cはアキュムレータ10及び
吸入圧力調整弁11を経て冷媒圧縮機1に接続されてい
る。
1に冷媒系統図を示す。この装置は冷媒圧縮機1、第1
熱交換器2、第2熱交換器3、冷媒再熱器4、及び前記
冷媒圧縮機1の出口に接続口5dに接続している四方弁
5からなる。四方弁5の一端の接続口5aに接続する第
2熱交換器3のガス管3aに第4電磁弁9及び液管3b
に逆止弁3dと並列に絞り装置3cを介して第2電磁弁
7が接続してあると共に、同じ接続口5aに接続する冷
媒再熱器4のガス管4aに第3電磁弁8及び液管4bに
逆止弁4cが接続してある。四方弁5の他端の接続口5
bは第1熱交換器2のガス管2aに接続し、液管2bに
は逆止弁2dと並列に絞り装置2cを介して第1電磁弁
6がそれぞれ接続されている。上述の各逆止弁2d、3
d、4cの順方向の配管は互いに接続されており、又、
四方弁5の中央の接続口5cはアキュムレータ10及び
吸入圧力調整弁11を経て冷媒圧縮機1に接続されてい
る。
【0009】上述の乾燥装置の構造の一例として図2
(イ)に部分分解斜視図、(ロ)に平面配置図を示し、
図中の矢線は空気流を示してある。図中、左側部分に第
1熱交換器2が収納してあり、右側面から入った外気
(約25℃)は内部の第1熱交換器2を通過した空気
となり、上側の窓12からダクト13により冷媒再熱器
4の側面に送風され、最終的に籾の処理室内に空気と
して送風される。この場合、空気、空気の温度は次
に述べる各モードにより異なるものである。
(イ)に部分分解斜視図、(ロ)に平面配置図を示し、
図中の矢線は空気流を示してある。図中、左側部分に第
1熱交換器2が収納してあり、右側面から入った外気
(約25℃)は内部の第1熱交換器2を通過した空気
となり、上側の窓12からダクト13により冷媒再熱器
4の側面に送風され、最終的に籾の処理室内に空気と
して送風される。この場合、空気、空気の温度は次
に述べる各モードにより異なるものである。
【0010】次に上述の乾燥装置の動作について籾を乾
燥する動作としての冷却除湿モード、ヒートポンプモー
ド、冷却モードに分けて説明する。冷却除湿モードの場
合、図3の接続図に示すように、四方弁5は接続口5d
と5a、及び5bと5cとが連通する位置にセットされ
ている。第1電磁弁6、第3電磁弁8は開放、第2電磁
弁7、第4電磁弁9は閉鎖の状態で運転する。図の太矢
線は冷媒の流れる部分及び方向を示し、太矢破線は空気
の流れ方向を示す。空気(外気)は第1熱交換器2を
通り、続いて冷媒再熱器4を通ってとして籾の処理
室に供給される。
燥する動作としての冷却除湿モード、ヒートポンプモー
ド、冷却モードに分けて説明する。冷却除湿モードの場
合、図3の接続図に示すように、四方弁5は接続口5d
と5a、及び5bと5cとが連通する位置にセットされ
ている。第1電磁弁6、第3電磁弁8は開放、第2電磁
弁7、第4電磁弁9は閉鎖の状態で運転する。図の太矢
線は冷媒の流れる部分及び方向を示し、太矢破線は空気
の流れ方向を示す。空気(外気)は第1熱交換器2を
通り、続いて冷媒再熱器4を通ってとして籾の処理
室に供給される。
【0011】冷媒は冷媒圧縮機1で圧縮されて約100
℃の高温高圧のガスで四方弁5の接続口5dから入り、
接続口5aに出る。このガスは第3電磁弁8を通り、ガ
ス管4aで冷媒再熱器4に入る。冷媒再熱器4ではここ
を通過する約15℃の低温空気を加熱して約36℃の
空気とし、高温ガスは冷却されて約50℃の高圧液と
なり、逆止弁4c、第1電磁弁6を通過し絞り装置2c
で断熱膨張して低圧液となり、第1熱交換器2で蒸発し
て低圧ガスとなり、ガス管2aを通って四方弁5の接続
口5bに到達し、更に接続口5cからアキュムレータ1
0、吸入圧力調整弁11を経由して冷媒圧縮機1に還流
する。
℃の高温高圧のガスで四方弁5の接続口5dから入り、
接続口5aに出る。このガスは第3電磁弁8を通り、ガ
ス管4aで冷媒再熱器4に入る。冷媒再熱器4ではここ
を通過する約15℃の低温空気を加熱して約36℃の
空気とし、高温ガスは冷却されて約50℃の高圧液と
なり、逆止弁4c、第1電磁弁6を通過し絞り装置2c
で断熱膨張して低圧液となり、第1熱交換器2で蒸発し
て低圧ガスとなり、ガス管2aを通って四方弁5の接続
口5bに到達し、更に接続口5cからアキュムレータ1
0、吸入圧力調整弁11を経由して冷媒圧縮機1に還流
する。
【0012】この冷媒の循環途中で、空気(外気)は
第一熱交換器2で冷却されて温度・湿度共に低い約15
℃の低温空気となり、更に冷媒再熱器4で加熱されて
約36℃の中温低湿度の空気となって処理室内に放出
される。
第一熱交換器2で冷却されて温度・湿度共に低い約15
℃の低温空気となり、更に冷媒再熱器4で加熱されて
約36℃の中温低湿度の空気となって処理室内に放出
される。
【0013】ヒートポンプモードの場合、図4の接続図
に示すように、四方弁5は接続口5dと5b、及び5a
と5cとが連通する位置にセットされている。第2電磁
弁7、第4電磁弁9は開放、第1電磁弁6、第3電磁弁
8は閉鎖の状態で運転する。図の太矢線は冷媒の流れる
部分及び方向を示し、太矢破線は空気の流れ方向を示
す。空気(外気)は第1熱交換器2を通り、続いて
冷媒再熱器4を通ってとして籾の処理室に供給される
ことは冷却除湿モードの場合と同じである。
に示すように、四方弁5は接続口5dと5b、及び5a
と5cとが連通する位置にセットされている。第2電磁
弁7、第4電磁弁9は開放、第1電磁弁6、第3電磁弁
8は閉鎖の状態で運転する。図の太矢線は冷媒の流れる
部分及び方向を示し、太矢破線は空気の流れ方向を示
す。空気(外気)は第1熱交換器2を通り、続いて
冷媒再熱器4を通ってとして籾の処理室に供給される
ことは冷却除湿モードの場合と同じである。
【0014】冷媒は冷媒圧縮機1で圧縮されて約100
℃の高温高圧のガスで四方弁5の接続口5dから入り、
接続口5bに出る。このガスはガス管2aを通って第1
熱交換器2に入る。この場合、第1熱交換器2は凝縮器
となり、約50℃の高圧液となって液管2b、逆止弁2
d、第2電磁弁7を通って絞り装置3cで低圧の液ガス
混合体で第2熱交換器3に入り、ここで蒸発器としての
作用を受けて低圧ガスとなり、第4電磁弁9、四方弁
5、アキュムレータ10、吸入圧力調整弁11を経て冷
媒圧縮機1に還流する。この場合の第2熱交換器3は液
ガス混合体を冷媒圧縮機1に還流するためにガス体とす
るためのもので、ここで冷却された冷風はそのまま大気
中に放出しても、冷房に利用してもよい。
℃の高温高圧のガスで四方弁5の接続口5dから入り、
接続口5bに出る。このガスはガス管2aを通って第1
熱交換器2に入る。この場合、第1熱交換器2は凝縮器
となり、約50℃の高圧液となって液管2b、逆止弁2
d、第2電磁弁7を通って絞り装置3cで低圧の液ガス
混合体で第2熱交換器3に入り、ここで蒸発器としての
作用を受けて低圧ガスとなり、第4電磁弁9、四方弁
5、アキュムレータ10、吸入圧力調整弁11を経て冷
媒圧縮機1に還流する。この場合の第2熱交換器3は液
ガス混合体を冷媒圧縮機1に還流するためにガス体とす
るためのもので、ここで冷却された冷風はそのまま大気
中に放出しても、冷房に利用してもよい。
【0015】この冷媒循環の途中で、空気(外気)は
凝縮器となっている第1熱交換器2で加熱され、約41
℃の空気となり、作用していない冷媒再熱器4を素通
りして籾の処理室へ空気として放出される。
凝縮器となっている第1熱交換器2で加熱され、約41
℃の空気となり、作用していない冷媒再熱器4を素通
りして籾の処理室へ空気として放出される。
【0016】冷却モードの場合、図5の接続図に示すよ
うに、四方弁5は接続口5dと5a、及び5bと5cと
が連通する位置にセットされている。第1電磁弁6、第
4電磁弁9は開放、第2電磁弁7、第3電磁弁8は閉鎖
の状態で運転する。図の太矢線は冷媒の流れる部分及び
方向を示し、太矢破線は空気の流れ方向を示す。空気
(外気)は第1熱交換器2を通り、続いて冷媒再熱
器4を通ってとして籾の処理室に供給されることは冷
却除湿モードの場合と同じである。
うに、四方弁5は接続口5dと5a、及び5bと5cと
が連通する位置にセットされている。第1電磁弁6、第
4電磁弁9は開放、第2電磁弁7、第3電磁弁8は閉鎖
の状態で運転する。図の太矢線は冷媒の流れる部分及び
方向を示し、太矢破線は空気の流れ方向を示す。空気
(外気)は第1熱交換器2を通り、続いて冷媒再熱
器4を通ってとして籾の処理室に供給されることは冷
却除湿モードの場合と同じである。
【0017】冷媒は冷媒圧縮機1で圧縮されて約100
℃の高温高圧のガスで四方弁5の接続口5dから入り、
接続口5aに出る。このガスは第4電磁弁9を経てガス
管3aを通って第2熱交換器3に入る。ここで冷媒は凝
縮機としての作用を受けて約50℃の高圧液となり、液
管3bから逆止弁3d、第1電磁弁6を経て絞り装置2
cで断熱膨張を受けて低温液となり液管2bから第1熱
交換器2に入り、蒸発器としての作用により外気を冷
却して約15℃の空気とし、冷媒はガスとなってガス
管2aから四方弁5、アキュムレータ10、吸入圧力調
整弁11を経て冷媒圧縮機1に還流する。
℃の高温高圧のガスで四方弁5の接続口5dから入り、
接続口5aに出る。このガスは第4電磁弁9を経てガス
管3aを通って第2熱交換器3に入る。ここで冷媒は凝
縮機としての作用を受けて約50℃の高圧液となり、液
管3bから逆止弁3d、第1電磁弁6を経て絞り装置2
cで断熱膨張を受けて低温液となり液管2bから第1熱
交換器2に入り、蒸発器としての作用により外気を冷
却して約15℃の空気とし、冷媒はガスとなってガス
管2aから四方弁5、アキュムレータ10、吸入圧力調
整弁11を経て冷媒圧縮機1に還流する。
【0018】この場合、外気は約15℃に冷却されて
となるが、このモードでは冷媒再熱器4は作動してい
ないので、そのまま素通りして同じ温度の15℃のまま
として処理室に放出される。
となるが、このモードでは冷媒再熱器4は作動してい
ないので、そのまま素通りして同じ温度の15℃のまま
として処理室に放出される。
【0019】一般的に籾の発芽率と食味との関係は図6
に示すように、発芽率が高い程食味値も高い値を示して
いる。このために、発芽率を高く維持して乾燥させるた
めの籾の水分量と送風温度との関係を図7に示してあ
る。図中の丸の中の数字は発芽率を示してある。このデ
ータから、高い食味値を維持するためには、一般的に低
温乾燥が好ましいが、乾燥時間を短縮するために籾の残
留水分量に対応した運転モードを使用することが好まし
い。
に示すように、発芽率が高い程食味値も高い値を示して
いる。このために、発芽率を高く維持して乾燥させるた
めの籾の水分量と送風温度との関係を図7に示してあ
る。図中の丸の中の数字は発芽率を示してある。このデ
ータから、高い食味値を維持するためには、一般的に低
温乾燥が好ましいが、乾燥時間を短縮するために籾の残
留水分量に対応した運転モードを使用することが好まし
い。
【0020】このために、最初は冷却除湿モードで水分
量が20%位まで水分量を下げ、その後ヒートポンプモ
ードで送風温度を高くして水分量を15%位まで下げる
ことが好ましい。なお、更に籾を低温貯蔵する場合に
は、冷却モードで15℃位の冷風で低温貯蔵すれば良
い。
量が20%位まで水分量を下げ、その後ヒートポンプモ
ードで送風温度を高くして水分量を15%位まで下げる
ことが好ましい。なお、更に籾を低温貯蔵する場合に
は、冷却モードで15℃位の冷風で低温貯蔵すれば良
い。
【0021】
【発明の効果】上述のように、籾の水分量に応じた運転
モードを使用するために、効率良く、かつ籾を比較的高
温にする時には、充分に乾燥した状態であるので、食味
を落とす心配がない。
モードを使用するために、効率良く、かつ籾を比較的高
温にする時には、充分に乾燥した状態であるので、食味
を落とす心配がない。
【0022】最終的に籾を低温貯蔵し易いように冷風乾
燥が効率良く実施可能である。
燥が効率良く実施可能である。
【図1】本発明の冷却装置の冷媒系統図である。
【図2】本発明の冷却装置の一例の構造図で、(イ)は
部分分解斜視図、(ロ)は平面配置図である。
部分分解斜視図、(ロ)は平面配置図である。
【図3】冷却除湿モードの冷媒系統図である。
【図4】ヒートポンプモードの冷媒系統図である。
【図5】冷却モードの冷媒系統図である。
【図6】籾の発芽率と食味値の関係曲線図である。
【図7】籾の水分量と送風温度との関係図である。
1 冷媒圧縮機 2 第1熱交換器 3 第2熱交換器 4 冷媒再熱器 5 四方弁 6 第1電磁弁 7 第2電磁弁 8 第3電磁弁 9 第4電磁弁 10 アキュムレータ 11 吸入圧力調整弁
Claims (2)
- 【請求項1】 収穫後の籾を乾燥装置を使用して乾燥さ
せる方法として、籾の水分が20%程度になるまでは運
転モードを冷却除湿モードにし、36℃、相対湿度28
%程度の乾燥空気を籾に送風し、籾の水分が20〜15
%の間はヒートポンプモードで加熱した41℃、相対湿
度25%程度の乾燥空気を送風して乾燥させ、更に乾燥
後低温貯蔵の必要がある場合には冷却モードで15℃、
相対湿度75%程度の冷却空気を送風することを特徴と
する籾の乾燥方法。 - 【請求項2】 収穫後の籾を乾燥させる装置として、冷
媒圧縮機、第1熱交換器、第2熱交換器、冷媒再熱器、
及び前記冷媒圧縮機の出口に接続口で接続している四方
弁からなり、この四方弁の一端の接続口に接続する前記
第2熱交換器のガス管に第4電磁弁及び液管に逆止弁と
並列に絞り装置を介して第2電磁弁が接続してあると共
に、同じ接続口に接続する前記冷媒再熱器のガス管に第
3電磁弁及び液管に逆止弁が接続してあり、前記四方弁
の他端の接続口は前記第1熱交換器のガス管に接続し、
液管には逆止弁と並列に絞り装置を介して第1電磁弁が
それぞれ接続されており、前記各逆止弁の順方向の配管
は互いに接続され、前記四方弁の中央の接続口はアキュ
ムレータ及び吸入圧力調整弁を経て前記冷媒圧縮器に接
続されていることを特徴とする籾の乾燥装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23641296A JPH1082585A (ja) | 1996-09-06 | 1996-09-06 | 籾の乾燥方法及び乾燥装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23641296A JPH1082585A (ja) | 1996-09-06 | 1996-09-06 | 籾の乾燥方法及び乾燥装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1082585A true JPH1082585A (ja) | 1998-03-31 |
Family
ID=17000382
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23641296A Pending JPH1082585A (ja) | 1996-09-06 | 1996-09-06 | 籾の乾燥方法及び乾燥装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1082585A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008048637A (ja) * | 2006-08-23 | 2008-03-06 | Sanyo Electric Co Ltd | 保存庫 |
US8778431B2 (en) * | 2009-03-16 | 2014-07-15 | Toshiharu Ando | Nutrition-enriched rice manufacturing method |
CN104296516A (zh) * | 2014-10-17 | 2015-01-21 | 合肥天鹅制冷科技有限公司 | 快速预热型空气源热泵烘干机 |
WO2021185984A1 (en) * | 2020-03-20 | 2021-09-23 | Samster Ab | Method and system for supplying drying air |
-
1996
- 1996-09-06 JP JP23641296A patent/JPH1082585A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008048637A (ja) * | 2006-08-23 | 2008-03-06 | Sanyo Electric Co Ltd | 保存庫 |
US8778431B2 (en) * | 2009-03-16 | 2014-07-15 | Toshiharu Ando | Nutrition-enriched rice manufacturing method |
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WO2021185984A1 (en) * | 2020-03-20 | 2021-09-23 | Samster Ab | Method and system for supplying drying air |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040203 |