JP2004340476A - 顕熱比が可変な空気除湿装置 - Google Patents

顕熱比が可変な空気除湿装置 Download PDF

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Abstract

【課題】パイロット熱交換器の伝熱面積を小さくできる、顕熱比が可変な空気除湿装置を提供する。
【解決手段】空気冷却器12と、空気冷却器12の前後で処理空気を冷媒の蒸発と凝縮によりそれぞれ予冷と加熱する予冷却器11及び再熱器13と、凝縮冷媒を再熱器13から予冷却器11に送る第1の冷媒経路21と、蒸発冷媒を予冷却器11から再熱器13に送る第2の冷媒経路22と、予冷却器11で蒸発した冷媒を凝縮させるパイロット熱交換器14と、そこで凝縮した冷媒を貯留する貯液部14aと、貯液部14aから予冷却器11に冷媒を導く、第1の開閉弁15を有する第3の冷媒経路23を備える空気除湿装置。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、顕熱比が可変な空気除湿装置に関し、特に予冷却器と再熱器を備える空気除湿装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、図10に示すように、顕熱比が可変な空調機として、処理空気の流れに沿って、主冷却コイル2を挟んで設けられた予冷却コイル1と再熱コイル3の上方に熱交換器4を設けたものがあった(例えば特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
US5,448,897公報(Fig.3)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、以上のような従来の空調機では、予冷却コイル1と再熱コイル3の両方で蒸発した冷媒を全て上方の熱交換器4で凝縮させる必要があり、伝熱量が多く伝熱面積の大きな熱交換器が必要であった。
【0005】
そこで本発明は、パイロット熱交換器の伝熱面積を小さくできる、顕熱比が可変な空気除湿装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明による空気除湿装置10は、例えば図1に示すように、処理空気を冷却する空気冷却器12と;前記処理空気を空気冷却器12で冷却する前に、冷媒の蒸発により、予め冷却する予冷却器11と;前記処理空気を空気冷却器12で冷却した後で、冷媒の凝縮により、加熱する再熱器13と;前記凝縮した冷媒を再熱器13から予冷却器11に送る第1の冷媒経路21と;前記蒸発した冷媒を予冷却器11から再熱器13に送る第2の冷媒経路22と;予冷却器11で蒸発した冷媒を凝縮させるパイロット熱交換器14と;パイロット熱交換器14で凝縮した冷媒を貯留する貯液部14aと;貯液部14aから予冷却器11に冷媒を導く第3の冷媒経路であって、冷媒経路を開閉する第1の開閉弁15を有する第3の冷媒経路23を備える。
【0007】
典型的には貯液部14aはパイロット熱交換器14と一体に構成される。例えばパイロット熱交換器14のシェルの下部を貯液部14aとする。また典型的には、パイロット熱交換器14で冷媒を凝縮させるための冷熱媒体の温度は、空気冷却器12で冷却された後の処理空気の温度よりも低い。
【0008】
このように構成すると、第1の開閉弁を閉とすると予冷却器と再熱器の双方で冷媒は蒸発し、比較的小さい伝熱面積のパイロット熱交換器で凝縮され、凝縮した冷媒は貯液部に貯留される。このときは典型的には冷房モードの運転となる。また、第1の開閉弁を開とすると貯液部の冷媒は予冷却器(及び再熱器)に導かれ、その後冷媒は予冷却器と再熱器との間で第1の冷媒経路と第2の冷媒経路を通して循環して除湿モードの運転がされる。
【0009】
また請求項2に記載のように、請求項1に記載の空気除湿装置では、予冷却器11で蒸発した冷媒をパイロット熱交換器14に導く第4の冷媒経路であって、冷媒経路を開閉する第2の開閉弁16を有する第4の冷媒経路24を備えるようにしてもよい。
【0010】
典型的には、冷房モードの運転では、第1の開閉弁が閉で、第2の開閉弁は開とする。冷房モードから除湿モードに切り替えるときは、第1の開閉弁を開とし、第2の開閉弁は開のままとする。除湿モードに入ると、第1の開閉弁と第2の開閉弁は双方ともに閉とする。
【0011】
また請求項3に記載のように、請求項2に記載の空気除湿装置では、第1の開閉弁15と第2の開閉弁16の開閉を制御するコントローラ17を備えるようにしてもよい。
【0012】
このように構成すると、コントローラを備えるので、例えば、冷房モード、冷房モードから除湿モードへの切り替え、除湿モードに入った後の各状態に応じて、前記第1の開閉弁と第2の開閉弁の開閉を制御することができる。
【0013】
また請求項4に記載のように、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の空気除湿装置では、空気冷却器12で処理空気を冷却する冷熱媒体をパイロット熱交換器14で冷媒を凝縮させる冷熱媒体として用いるようにするとよい。
【0014】
このように構成すると、空気冷却器で処理空気を冷却する冷熱媒体をパイロット熱交換器で冷媒を凝縮させる冷熱媒体として用いるので、パイロット熱交換器用の冷熱媒体を別途用意する必要がない。
【0015】
典型的には、冷熱媒体はパイロット熱交換器から空気冷却器の順に流す。典型的には冷熱媒体はチラーで作られる5〜10℃程度の温度の冷水である。またチラーを直膨型のチラーとしたときは、冷熱媒体は膨張弁で膨張した冷媒であってもよい。
【0016】
また上記目的を達成するために、請求項5に係る発明による空気除湿装置10bは、例えば図6に示すように、処理空気を冷却する空気冷却器12と;前記処理空気を空気冷却器12で冷却する前に、冷媒の蒸発により、予め冷却する予冷却器11と;前記処理空気を空気冷却器12で冷却した後で、冷媒の凝縮により、加熱する再熱器13と;前記凝縮した冷媒を再熱器13から予冷却器11に送る第1の冷媒経路21と;前記蒸発した冷媒を予冷却器11から再熱器13に送る第2の冷媒経路22と;予冷却器11で蒸発した冷媒を凝縮させるパイロット熱交換器14と;パイロット熱交換器14で凝縮した冷媒を貯留する貯液部14aと;貯液部14aから予冷却器11に冷媒を導く第3の冷媒経路23と;予冷却器11で蒸発した冷媒をパイロット熱交換器14に導く第4の冷媒経路であって、冷媒経路を開閉する第2の開閉弁16を有する第4の冷媒経路24を備える。
【0017】
このように構成すると、予冷却器で蒸発した冷媒をパイロット熱交換器に導く第4の冷媒経路であって、冷媒経路を開閉する第2の開閉弁を有する第4の冷媒経路を備えるので、第2の開閉弁を開閉することにより、冷房モードと除湿モードの切り替えが可能である。
【0018】
また上記目的を達成するために、請求項6に係る発明による空気除湿装置10cは、例えば図7に示すように、処理空気を冷却する空気冷却器12と;前記処理空気を空気冷却器12で冷却する前に、冷媒の蒸発により、予め冷却する予冷却器11と;前記処理空気を空気冷却器12で冷却した後で、冷媒の凝縮により、加熱する再熱器13と;前記凝縮した冷媒を13再熱器から予冷却器11に送る第1の冷媒経路21と;前記蒸発した冷媒を予冷却器11から再熱器13に送る第2の冷媒経路22と;予冷却器11で蒸発した冷媒を凝縮させるパイロット熱交換器14と;パイロット熱交換器14で凝縮した冷媒を貯留する貯液部14aと;貯液部14aから予冷却器11に冷媒を導く第3の冷媒経路であって貯液部14aと予冷却器11との間にサイホンを形成する第3の冷媒経路23と;パイロット熱交換器14を作動と非作動とに切り替える切替装置19を備える。
【0019】
このように構成すると、パイロット熱交換器14を作動と非作動とに切り替える切替装置19を備えるので、冷房モードと除湿モードの切り替えが可能となる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、各図において互いに同一あるいは相当する部材には同一符号あるいは類似符号を付し、重複した説明は省略する。
【0021】
図1は、本発明による第1の実施の形態である空気除湿装置10のフロー図である。この空気除湿装置10は処理空気をその露点温度に冷却して水分を除いた後に再熱して除湿する除湿モードの運転と、主として顕熱を奪う冷房モードの運転ができる空気除湿装置である。
【0022】
ここで、「処理空気をその露点温度に冷却して除湿」というとき、処理空気は多少過冷却されることがあり、このときは「露点温度以下に冷却して除湿」となるが、この概念も含むものとする。また露点温度に冷却されて水分が除かれた空気は当初の空気よりも露点温度が低下するので、当初の露点温度を基準にすると「露点温度以下に冷却して除湿」となるが、この概念も含む。
【0023】
図1を参照して、第1の実施の形態である空気除湿装置10の構成を説明する。この空気除湿装置10は、空調空間100内に供給する処理空気を、除湿し、又は冷房のために冷却する。
【0024】
空気除湿装置10は、チラー31から供給される冷水で、処理空気としての空調空間100からの戻り空気を冷却する、空気冷却器としての主コイル12と、処理空気を主コイル12の上流で予冷する予冷却器としての予冷コイル11と、処理空気を主コイル12の下流で再熱する再熱器としての再熱コイル13とを含んで構成される。
予冷コイル11と再熱コイル13の構造については別図を参照して後で詳しく説明する。
【0025】
なお図1(図3、4、5、6、8、9も同様)は、空気除湿装置10を側面から見た模式的な側面図でもある。すなわち、側面図として、予冷コイル11、主コイル12、再熱コイル13、パイロット熱交換器14の上下関係をあらわしている。図示のように、予冷コイル11、主コイル12、再熱コイル13は、ほぼ水平方向に配列されており、パイロット熱交換器14の特に貯液部14aは、予冷コイル11、主コイル12、再熱コイル13よりも、鉛直方向上方に配置されている。
【0026】
予冷コイル11の細管の最下部と再熱コイル13の最下部とは、第1の冷媒経路21で接続され連通している。また予冷コイル11の最上部と再熱コイル13の最上部とは第2の冷媒経路22で接続され連通している。予冷コイル11と再熱コイル13とがヒートパイプとして作用するときは、再熱コイル13中で凝縮した冷媒液は第1の冷媒経路21を通して予冷コイル11に流れ、予冷コイル11中で蒸発した冷媒ガスは第2の冷媒経路22を通して再熱コイル13に流れる。
【0027】
空気除湿装置10は、さらにパイロット熱交換器14を備える。パイロット熱交換器14は、缶胴14a内にチラー31から供給される冷水の通る冷却管が配置され、冷媒ガスから熱を奪って凝縮させる。
【0028】
またパイロット熱交換器14の缶胴は、特にその下部が、冷媒を貯留する貯液部14aとしても構成されている。貯液部14aは、予冷コイル11と再熱コイル13とで熱交換に供される冷媒を液として全て貯留するのに十分な容量を有している。
【0029】
貯液部14aから鉛直方向下方には冷媒貯液脚部23aが形成されている。これは冷媒貯液部の一部ではあるが、冷媒を予冷コイル11に送るに十分な太さがあればよく、特に太くする必要はない。
【0030】
冷媒貯液脚部23aと第1の冷媒経路21とは、第3の冷媒経路23で接続されている。第3の冷媒経路23には、冷媒を遮断し連通する第1の開閉弁としての電磁弁15が設けられている。第3の冷媒経路23は、第1の冷媒経路21に接続する必要はなく、予冷コイル11の下部に接続されていればよい。
【0031】
第2の冷媒経路22とパイロット熱交換器14の上部とは、第4の冷媒経路24で接続され連通している。第4の冷媒経路24には、第2の開閉弁としての電磁弁16が設けられている。電磁弁15と電磁弁16とを制御するコントローラ17が備えられている。コントローラ17は、空気除湿装置10が、冷房モードで運転されるか、除湿モードか、冷房モードから除湿モードへの切り換え時かにより、電磁弁15と電磁弁16を開閉制御する。
【0032】
予冷コイル11、主コイル12、再熱コイル13を通る処理空気を流すためのファン18が、処理空気経路に備えられている。再熱コイル13で再熱され、相対湿度の低下した処理空気は、ファン18により、空調空間100に送られ、空調空間100からの戻り空気は、予冷コイル11に流入する。なお、予冷コイル11、主コイル12、再熱コイル13、パイロット熱交換器14、ファン18及びこれらを収納する筐体を含んで、空調機組立ASSYが構成されている。
【0033】
図2を参照して、予冷コイル11と再熱コイル13の構造の一例を説明する。本図は、予冷コイル11と再熱コイル13を抽出して示したものである。実際は、両コイルの間に、この図には不図示の空気冷却器である主コイル12が設けられている。予冷コイル11と再熱コイル13は、ほぼ水平方向に配列されている。予冷コイル11、再熱コイル13は、アルミ等で製作された多層フィン11a、13aと、該フィンを蛇行して貫通する細管群で構成されている。
【0034】
本図では、予冷コイル11のフィンは一部のみ図示し、他は図示を省略してある。特に再熱コイル13の細管は、凝縮した冷媒液が滞留することなく鉛直方向下方に流下するように構成されている。本図では、予冷コイル11、再熱コイル13共に、水平方向に配列された複数の細管の端部をU(ユー)チューブで接続し、蛇行した細管として構成されている。予冷コイル11、再熱コイル13それぞれの、蛇行した細管は上部で第2の冷媒経路22で接続されている。また、予冷コイル11、再熱コイル13それぞれの、蛇行した細管は下部で第1の冷媒経路21で接続されている。本図では、第1の冷媒経路21に接続された第3の冷媒経路と、第2の冷媒経路に接続された第4の冷媒経路は図示を省略してある。
【0035】
このような構造において、予冷コイル11では、下部の細管内に溜まった冷媒液がフィン11a側を通過する処理空気で加熱され、沸騰して蒸発し、上部の細管に冷媒ガスとなって流れる。この冷媒ガスは第2の冷媒経路22を通して再熱コイル13側に流入し、ここでフィン13a側を流れる処理空気を加熱し、自身は熱を奪われて凝縮する。凝縮した冷媒液は蛇行した細管の下部に溜まり、次いで第1の冷媒経路21を通して、再熱コイル11の下部に流れる。
【0036】
予冷コイル11は、液混じりの冷媒ガスが下方から上方にスムーズに流れる構造であればよく、また再熱コイル13は、ガス混じりの冷媒液が上方から下方にスムーズに流れる構造であればよい。したがって、図3に示す構造に限らず、最上部と最下部にそれぞれ水平方向に設置されるヘッダーを備え、両ヘッダー間を複数の細管で連結した構造をとってもよい。
【0037】
主コイル12も、予冷コイル11、再熱コイル13と同様に、アルミ等で製作された多層フィンと、該フィンを蛇行して貫通する細管群で構成されている。主コイル12は、本発明の実施の形態では、冷熱媒体として冷水を用いるので、細管の配列は予冷コイル11、再熱コイル13と同様である必要はない。上下方向に配列され、上部と下部でUチューブにより接続された構造であってもよい。
【0038】
図3のフロー図を参照して、第1の実施の形態である、空気除湿機10の作用を説明する。本図は、空気除湿装置10が除湿モードに設定されている場合である。
【0039】
除湿モードでは、コントローラ17の指令により電磁弁15と電磁弁16は両方とも閉とされる。図中、黒塗りされた弁は閉となっていることを示す。
【0040】
電磁弁15と電磁弁16が開の間に、貯液部14aの液は僅かな量を冷媒貯液脚部23aに残して予冷コイル11と再熱コイル13に移動している。すなわち電磁弁15が開となっているので、冷媒液は第3の冷媒経路23を通して冷媒貯液脚部23aから、ひいては冷媒貯液部14aから、予冷コイル11と再熱コイル13に移動する。このとき、電磁弁16が開となっているので、第4の冷媒経路24は均圧管として作用して、冷媒ガスは予冷コイル11と再熱コイル13から貯液部14aの上部に移動する。
冷媒液が、冷媒貯液部14a側と予冷コイル11及び再熱コイル13側とで同レベルになったとき、即ち冷媒液が十分に予冷コイル11及び再熱コイル13に移動したところで、電磁弁15と電磁弁16を閉とする。
【0041】
その後は、冷媒は予冷コイル11内での蒸発と再熱コイル13内での凝縮を繰り返すことにより、処理空気間の熱交換を行う。すなわち、冷媒は予冷コイル11内で蒸発し、空調空間100からの温度の高い処理空気を予冷することにより自身は熱を得て蒸発する。蒸発した冷媒ガスは第2の冷媒経路22を通して再熱コイル13の上部に流れ、再熱コイル13内で凝縮し、主コイル12で冷却されて絶対湿度の低下した処理空気を加熱(再熱)する。
【0042】
再熱コイル13内で凝縮した冷媒液は、第1の冷媒経路21を通して予冷コイル11の下部に流入する。流入した冷媒は、前記のように予冷コイル11内で蒸発する。このようにして、予冷コイル11と再熱コイル13とにより、主コイル12前後の処理空気の間で熱交換がされる。予冷コイル11が処理空気の予冷をするので、主コイル12が処理空気の絶対湿度を下げるのに有効に使用でき、再熱コイル13が再熱をするので、処理空気の相対湿度を下げることができる。
【0043】
なお図3では、除湿モードで電磁弁15と電磁弁16を閉とするものとして説明したが、両方の弁を開としてもよい。このときは、パイロット熱交換器14内で、多少の冷媒が凝縮されるが、もともとパイロット熱交換器14は後述のように冷房モードのときに冷媒液を貯液部14aに溜め込むために凝縮させるに十分な伝熱面積を有するだけなので、ここで凝縮される冷媒量はそれほど多くない。
【0044】
したがって、再熱コイル13による再熱効果が多少低下するだけなので、除湿モードの運転が可能である。このような運転は、処理空気の温度が比較的高く、再熱効果が低くてもよい場合にするとよい。
【0045】
次に図4のフロー図を参照して、第1の実施の形態の空気除湿装置を冷房モードで運転する場合を説明する。
【0046】
冷房モードでは、コントローラ17の指令により電磁弁15は閉、電磁弁16は開とされる。この状態では、冷媒は、貯液部14aに移動する。すなわち電磁弁16が開となっているので、冷媒ガスは第4の冷媒経路24を通して、予冷コイル11と再熱コイル13側から、パイロット熱交換器14側に移動する。移動した冷媒ガスは、パイロット熱交換器14内で凝縮し、凝縮した冷媒液は冷媒貯液部14aに貯留される。
【0047】
このとき、電磁弁15が閉となっているので、冷媒貯液部14aに貯留された冷媒液は、予冷コイル11と再熱コイル13側に移動しない。予冷コイル11と再熱コイル13内で、冷媒は処理空気からの熱で蒸発する。
しばらくすると、予冷コイル11と再熱コイル13中には、冷媒液が無くなり、乾いた状態となる。したがって処理空気の予冷コイル11による予冷と再熱コイル13による再熱は行われず、主コイル12による冷却だけとなる。すなわち冷房モードの運転がされる。
【0048】
図1の表に、第1の実施の形態の各モードにおける電磁弁15、16の開閉状態をまとめて示す。すなわち、冷房モードでは、電磁弁15(表中「弁A」)は閉、電磁弁16(表中「弁B」)は開である。冷房モードから除湿モードへの切り替え時には、電磁弁15、16は共に、前述のように冷媒液の移動に要する時間だけ限時的に開となる。除湿モードでは、電磁弁15、16は、両方共閉とする。
【0049】
図5のフロー図を参照して、第2の実施の形態である、空気除湿機10aを説明する。第1の実施の形態との相違点は、第2の開閉弁としての電磁弁16が備わっていない点である。第1の開閉弁としての電磁弁15の開閉で、冷房モードと除湿モードの切り替えを行う。
【0050】
本図に示されるのは、冷房モードに設定されている場合である。電磁弁16が閉となっているので、図4で説明したのと同様に、冷媒は貯液部14aに貯留される。電磁弁16がなくても、冷媒ガスはパイロット熱交換器14で、パイロット熱交換器14の熱交換チューブ内を流れる冷熱媒体である冷水の温度に対応する飽和圧力で凝縮されてしまうと、それ以上は冷媒経路24を冷媒が流れることはない。したがって予冷コイル11と再熱コイル13で蒸発、凝縮が行われることはない。主コイル12における冷却が行われる。すなわち冷房モードの運転がされる。
【0051】
なおパイロット熱交換器14で用いる冷熱媒体である冷水は、主コイル12で処理空気の冷却に使用される前にパイロット熱交換器14で冷媒の凝縮に使用される。したがってここで使用される冷水の温度は、その後の冷水により、主コイル12で冷却された処理空気の温度よりもかなり低い。再熱コイル13のフィン側を通る処理空気は主コイル12で冷却されたものである。予冷コイル11のフィン側を通る処理空気は、もちろんのこと再熱コイル13を通る処理空気よりも温度が高い。したがって、予冷コイル11と再熱コイル13で、処理空気により蒸発した冷媒は、パイロット熱交換器14で凝縮するのである。
【0052】
除湿モードの運転をするためには、電磁弁15を開とする。電磁弁15を開くと、貯液部14aに貯留されていた冷媒液は、電磁弁15を有する第3の冷媒経路23を通って、予冷コイル11側に流れてここで蒸発する。以後は、予冷コイル11での蒸発と再熱コイル13での凝縮を繰り返し、処理空気の予冷と再熱を行う。すなわち除湿モードの運転となる。
【0053】
なお図3の説明で、電磁弁15と電磁弁16の両方の弁を開としても除湿モードの運転ができる旨言及したが、その運転形態は、本実施の形態での電磁弁15を開とした状態と同様である。すなわち、このときはパイロット熱交換器14内で、多少の冷媒が凝縮されるが、もともとパイロット熱交換器14は後述のように冷房モードのときに冷媒液を貯液部14aに溜め込むために凝縮させるに十分な伝熱面積を有するだけなので、ここで凝縮される冷媒量はそれほど多くない。
【0054】
図6のフロー図を参照して、第3の実施の形態である空気除湿機10bを説明する。第1の実施の形態との相違点は、第1の開閉弁としての電磁弁15が備わっていない点である。第2の開閉弁としての電磁弁16の開閉で、冷房モードと除湿モードの切り替えを行う。
【0055】
本図に示されるのは、冷房モードに設定されている場合である。電磁弁16が閉となっているので、第4の冷媒経路24を通じて冷媒ガスがパイロット熱交換器14に供給されない。したがってパイロット熱交換器14内にあった冷媒ガスは、冷水により凝縮して貯液脚部23a内に、また貯液部14a内に冷媒液を吸い上げる。冷媒液は再熱コイル13側から、サイホンを形成する第3の冷媒経路を通して、貯液脚部23a、ひいては貯液部14a内に流入し、貯液部14aに貯留される。このようにして、予冷コイル11と再熱コイル13内には冷媒液は存在しないことになり、熱交換器としては機能しなくなる。
【0056】
このようにして、処理空気は主コイル12で冷却されるだけになり、冷房モードの運転が継続される。
【0057】
除湿モードの運転に入るためには、電磁弁16を開とする。すると第4の冷媒経路24は、均圧管として作用し、冷媒ガスをパイロット熱交換器14に供給する。冷媒ガスが供給されるので、冷媒液は第3の冷媒経路23を通して予冷コイル11側に流れる。これは図5で説明した第2の実施の形態で、電磁弁15を開としたのと同じ状態であり、除湿モードの運転である。
【0058】
図7のフロー図を参照して、第4の実施の形態である空気除湿機10cを説明する。第1の実施の形態との相違点は、電磁弁15、16、第4の冷媒経路24を備えず、その代わりに、冷熱媒体である冷水の切り替え装置としての、三方弁19を備える点である。三方弁19は、冷水を他の実施の形態と同様に、パイロット熱交換器14を通す場合と、パイロット熱交換器14をバイパスする冷水バイパス管34を通す場合とで切り替えるための弁である。冷水バイパス管34は、冷水供給管32に設けられた三方弁19と、パイロット熱交換器14の下流側の冷水供給管とを接続する。
【0059】
パイロット熱交換器14の下方には冷媒貯液脚部23aが立ち下がっており、冷媒貯液脚部23aは、その下部において第3の冷媒経路23により予冷コイル11の下部に接続されている。本実施の形態では第3の冷媒経路23は、第1の冷媒経路21に接続されている結果、予冷コイル11と再熱コイル13の下部に接続されていることになる。また、第3の冷媒経路23は、冷媒貯液脚部23aと共に、貯液部14aと予冷コイル11の下部との間でサイホンを形成している。パイロット熱交換器14は、第3の冷媒経路23は、冷媒貯液部23aを通じる他、冷媒の出入口を有しない、いわば行き止まりの冷媒空間を形成している。
【0060】
図示は、冷水がパイロット熱交換器14を通る場合であり、冷房モードの運転の場合である。この状態では、冷水がパイロット熱交換器14内の冷媒ガスを凝縮するので、冷媒液は第3の冷媒経路23と冷媒貯液部23aを通して、パイロット熱交換器14、乃至は貯液部14aに吸い込まれる。その結果、予冷コイル11と再熱コイル13には、冷媒液は存在しないことなり、別の実施の形態で説明したように、冷房モードの運転になる。
【0061】
三方弁19を、冷水がパイロット熱交換器14をバイパスするように切り替えると、冷媒ガスはパイロット熱交換器14で凝縮されないので、冷媒液は徐々に予冷コイル11と再熱コイル13側に流入し、除湿モードの運転となる。なお、パイロット熱交換器14乃至は冷媒貯液脚部23aは、冷媒液を加熱する加熱手段を備えるとよい。例えば冷媒貯液脚部23aを処理空気の流路中に置けばよい。
【0062】
次に図8に示す除湿モード時の湿り空気線図を参照して、また構成については適宜図3を参照して、空気除湿装置11の除湿モード時の作用を説明する。図中、アルファベット記号K、X、L、Mにより、各部における空気の状態を示す。この記号は、図3のフロー図中で丸で囲んだアルファベットに対応する。
【0063】
図中、空調空間100からの処理空気(状態K)は、処理空気経路を通して、予冷コイル11に送り込まれ、ここで蒸発する冷媒によりある程度まで冷却される。これは主コイル11で露点温度(以下)まで冷却される前の予備的冷却であるので予冷と呼ぶことができる。この間、予冷コイル11で冷却されながら、また状態Kの温度が低いときは、ある程度水分を除去され僅かながら絶対湿度を低下させながら、点Xに到る。点Xは飽和線上にある。あるいは予冷段階では、飽和線と点Xとの中間点まで冷却するものであってもよい(図示はその場合である)。又は飽和線を越えて、多少飽和線上を低湿度側に移行した点まで冷却されるものであってもよい。
【0064】
予冷された処理空気は、処理空気経路を通して、主コイル12に導入される。ここでは、熱源機であるチラー31から供給され、パイロット熱交換器14を経由した冷水により、処理空気はその露点温度(以下)に冷却され、水分を奪われながら、絶対湿度を低下させつつ乾球温度を下げて、点Lに到る。点Xから点Lまでの変化を示す太線は、便宜上飽和線とはずらして描いてあるが、実際は飽和線と少なくとも一部で重なっている。
【0065】
点Lの状態の処理空気は、処理空気経路を通して再熱コイル13に流入する。ここでは再熱コイル13内で凝縮する冷媒により、絶対湿度一定のまま加熱され点Mに到る。点Mは、点Kよりも絶対湿度は十分に低く、乾球温度は低すぎない、適度な相対湿度の空気として、ファン18により吸い込まれ、空調空間100に戻される。
【0066】
予冷コイル11と再熱コイル13では、予冷コイル11での冷媒の蒸発により処理空気を予冷し、再熱コイル13での冷媒の凝縮により処理空気を再熱する。そして予冷コイル11で蒸発した冷媒は、再熱コイル13で凝縮する。このように同じ冷媒の蒸発と凝縮作用により、主コイル12で冷却される前後の処理空気同士の熱交換を間接的に行う。
【0067】
ここで図8の湿り空気線図上に示す空気側のサイクルでは、予冷コイル11で処理空気を予冷した熱量、すなわち再熱コイル13で処理空気を再熱した熱量ΔHが熱回収分であり、主コイル12で処理空気を冷却した熱量分がΔQである。また空調空間100を冷房する、冷房効果がΔiである。
エンタルピ差Δiは、除湿冷房部(主コイル12と、予冷コイル11、再熱コイル13からなる)に入ってから出るまでの処理空気のエンタルピの差である。これは予冷コイル11と再熱コイル13の有無にかかわらず一定である。
【0068】
点Mを通る等エンタルピ線と線XLの交点をM’とする。点M’は予冷コイル11と再熱コイル13が無いと仮定したとき、除湿冷房部(主コイル12からなる)から出る処理空気の状態を表す。点Kと点M’を結ぶ線は、顕熱比SHF−0(冷房モード)を表す。また点Kと点Mとを結ぶ線は、顕熱比SHF−1(除湿モード)を表す。
【0069】
除湿冷房部については、顕熱比SHF−0>顕熱比SHF−1の関係がある。顕熱比が小さい方が、言い換えれば潜熱比が大きい(湿り空気線図上で傾斜が大きい)方が同じ冷房エンタルピ差(Δi)において除湿量が多くできる。即ち、本実施の形態のように予冷コイル11と再熱コイル13を設けると、図中SHF−1のように顕熱比が小さくなり、除湿量を多くできる。
【0070】
なお、ΔH+ΔQ−Δi=Δhは、予冷コイル11と再熱コイル13を設けたことによる、除湿能力の増加分である。仮に、除湿冷房部において、間接熱交換部である予冷コイル11と再熱コイル13の面積を小さくして行ったとすると、Δhは小さくなり、ついにはその面積がゼロになったところで、点Mは点M’と重なる。これは、除湿冷房部が特別の除湿効果の無い通常の冷房装置(主コイル12からなる)となったのと同じである。
【0071】
本実施の形態の除湿冷房部は、除湿モード時に、予冷コイル11と再熱コイル13からなる間接熱交換部を主コイル12を通過する前後の処理空気の再熱(レヒート)熱交換器として使うことによって冷却による結露水分量を冷房モード時より増やし、除湿能力すなわち潜熱処理能力を増加させることができる。これによって、除湿モード時では、速やかに湿度を下げることができ、梅雨時のようないわゆる低顕熱比の湿度の高い空調負荷に対応できる。
【0072】
図9のフロー図を参照して、第5の実施の形態の空気除湿装置を説明する。本実施の形態の、図1に示す第1の実施の形態と異なる点は、冷水バイパス管35を備える点である。冷水バイパス管35は、冷水供給管32のパイロット熱交換器14の上流側と下流側を接続して、パイロット熱交換器14をバイパスする。冷水バイパス管35には、パイロット熱交換器14と冷水バイパス管35との冷水流量の割合を調整するための、絞り35aが設けられている。絞り35aは典型的にはオリフィスであるが、開度を調整して設定できる弁であってもよい。
【0073】
パイロット熱交換器14は、もともと熱交換量はあまり大きくなくてもよい。除湿モードの際に、冷媒ガスを貯液部に溜めるためだけだからである。したがってパイロット熱交換器14の伝熱面積を主コイル12と比較して、相対的にかなり小さくしてもよいし、パイロット熱交換器14を流す冷水量を少なくしてもよい。冷水バイパス管35は、冷水量を少なくするためのものである。
【0074】
さらに第1、第2、第3の実施の形態の場合に、図9に示すような冷水供給管32と冷水バイパス管35を設け、冷水供給管32と冷水バイパス管35の接続部に不図示の三方弁を設け、電磁弁15、16の切り替え操作に加えて除湿モードのときは冷水を冷水バイパス管35の方に流し、冷房モードのときは冷水をパイロット熱交換器14の方に流すように、切り替えるように構成してもよい。特に第2、第3の実施の形態の変形例として冷水供給管32と冷水バイパス管35を設けるとよい。このように構成すると、除湿モードのときにパイロット熱交換器14での、不要な凝縮を避けることができる。
【0075】
以上の実施の形態では、熱源機は冷水を作るチラーとして説明したが、これに限らず、冷水を蓄える蓄熱槽であってもよい。
【0076】
以上の実施の形態では、空調空間を空調する除湿空調装置として説明したが、本発明の空気除湿装置は、必ずしもそのような空調空間に限らない。他の除湿を必要とする空間用の空気除湿装置として応用することもできる。
【0077】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、比較的小さい伝熱面積のパイロット熱交換器を備え、冷房モードと除湿モードの切り替えができる、空気除湿装置を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態である空気除湿装置のフロー図である。
【図2】本発明の実施の形態に適する予冷コイルと再熱コイルの一例を示す模式的斜視図である。
【図3】図1に示す空気除湿装置を除湿モードで運転する場合のフロー図である。
【図4】図1に示す空気除湿装置を冷房モードで運転する場合のフロー図である。
【図5】第2の実施の形態の空気除湿装置を冷房モードで運転する場合のフロー図である。
【図6】第3の実施の形態の空気除湿装置を冷房モードで運転する場合のフロー図である。
【図7】第4の実施の形態の空気除湿装置を冷房モードで運転する場合のフロー図である。
【図8】本発明の実施の形態である空気除湿装置の除湿モード時の作動を説明する湿り空気線図である。
【図9】本発明の第5の実施の形態である空気除湿装置のフロー図である。
【図10】従来の空気除湿装置のフロー図である。
【符号の説明】
10、10a、10b 空気除湿装置
11 予冷コイル
12 主コイル
13 再熱コイル
14 パイロット熱交換器
14a 貯液部
15、16 電磁弁
17 コントローラ
18 ファン
19 三方弁
21 第1の冷媒経路
22 第2の冷媒経路
23 第3の冷媒経路
23a 冷媒貯液脚部
24 第4の冷媒経路
31 チラー
32 冷水供給管
33 冷水戻り管
34、35 冷水バイパス管
35a バイパス弁
100 空調空間

Claims (6)

  1. 処理空気を冷却する空気冷却器と;
    前記処理空気を前記空気冷却器で冷却する前に、冷媒の蒸発により、予め冷却する予冷却器と;
    前記処理空気を前記空気冷却器で冷却した後で、冷媒の凝縮により、加熱する再熱器と;
    前記凝縮した冷媒を前記再熱器から前記予冷却器に送る第1の冷媒経路と;
    前記蒸発した冷媒を前記予冷却器から前記再熱器に送る第2の冷媒経路と;
    前記予冷却器で蒸発した冷媒を凝縮させるパイロット熱交換器と;
    前記パイロット熱交換器で凝縮した冷媒を貯留する貯液部と;
    前記貯液部から前記予冷却器に冷媒を導く第3の冷媒経路であって、冷媒経路を開閉する第1の開閉弁を有する第3の冷媒経路を備える;
    空気除湿装置。
  2. 前記予冷却器で蒸発した冷媒をパイロット熱交換器に導く第4の冷媒経路であって、冷媒経路を開閉する第2の開閉弁を有する第4の冷媒経路を備える;
    請求項1に記載の空気除湿装置。
  3. 前記第1の開閉弁と第2の開閉弁の開閉を制御するコントローラを備える、請求項2に記載の空気除湿装置。
  4. 前記空気冷却器で処理空気を冷却する冷熱媒体を前記パイロット熱交換器で冷媒を凝縮させる冷熱媒体として用いる、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の空気除湿装置。
  5. 処理空気を冷却する空気冷却器と;
    前記処理空気を前記空気冷却器で冷却する前に、冷媒の蒸発により、予め冷却する予冷却器と;
    前記処理空気を前記空気冷却器で冷却した後で、冷媒の凝縮により、加熱する再熱器と;
    前記凝縮した冷媒を前記再熱器から前記予冷却器に送る第1の冷媒経路と;
    前記蒸発した冷媒を前記予冷却器から前記再熱器に送る第2の冷媒経路と;
    前記予冷却器で蒸発した冷媒を凝縮させるパイロット熱交換器と;
    前記パイロット熱交換器で凝縮した冷媒を貯留する貯液部と;
    前記貯液部から前記予冷却器に冷媒を導く第3の冷媒経路と;
    前記予冷却器で蒸発した冷媒をパイロット熱交換器に導く第4の冷媒経路であって、冷媒経路を開閉する第2の開閉弁を有する第4の冷媒経路を備える;
    空気除湿装置。
  6. 処理空気を冷却する空気冷却器と;
    前記処理空気を前記空気冷却器で冷却する前に、冷媒の蒸発により、予め冷却する予冷却器と;
    前記処理空気を前記空気冷却器で冷却した後で、冷媒の凝縮により、加熱する再熱器と;
    前記凝縮した冷媒を前記再熱器から前記予冷却器に送る第1の冷媒経路と;
    前記蒸発した冷媒を前記予冷却器から前記再熱器に送る第2の冷媒経路と;
    前記予冷却器で蒸発した冷媒を凝縮させるパイロット熱交換器と;
    前記パイロット熱交換器で凝縮した冷媒を貯留する貯液部と;
    前記貯液部から前記予冷却器に冷媒を導く第3の冷媒経路であって前記貯液部と前記予冷却器との間にサイホンを形成する第3の冷媒経路と;
    前記パイロット熱交換器を作動と非作動とに切り替える切替装置を備える;
    空気除湿装置。
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