JPH1081206A - 車のスピードに応じて回転数を変える自動ワイパー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 雨天時の渋滞中の運転、料金所を通るときな
ど、スピードの変化が激しい場合、自動ワイパーがワイ
パーの回転数を度々変える忙しさを大いにはぶき、車の
運転をより安全で気楽なものにする。 【解決手段】 車のバッテリー（１）とワイパーのモー
ター（２）の間にワイパーのステップスイッチ（３）以
外に、車のスビードに応じてワイパーの電気回路の電圧
を変えられる直流可変電圧発電機又は分圧器（４）を付
けた、車のスピードに応じて回転数を変える自動ワイパ
ーである。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、車のスピードの
変化と同時に電気回路の電圧を変える直流可変電圧発電
機又は分圧器を付けた、車のスピードに応じて回転数を
変える自動ワイパーに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、車のワイパーの回転数を変えるた
めに、ハンドルの横に手動ステップスイッチだけがあっ
た。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】これは次のような欠点
があった。 （イ）雨のとき車のスピードが変わると同時にフロント
ガラスにあたる水の量が変わるため、スピードの変化が
激しい場合ワイパーの回転数を度々変えるのに運転者が
忙しくなることがある。 （ロ）特に渋滞中の運転、料金所を通るときなどの場
合、ワイパーの回転数を度々変える忙しさが事故の原因
になることもある。 （ハ）同じ場合、逆に、ほかのことで忙しくて、ワイパ
ーの回転数を充分に早く変えないのも事故の原因になる
ことがある。 （ニ）安全で気楽な運転を目指して、ギヤを含めて、車
の多くの動きをできるだけオートマチックにする時代に
なったのに、ワイパーの回転数を変えるためには手動ス
イッチに限られている。 本発明は、これらの欠点を除くためになされたものであ
る。

【０００４】

【課題を解決するための手段】車によってワイパーのシ
ステムが異なるが、基本的には、ワイパーの回転数の変
化がワイパーの電気回路の電圧を変えることに行なわれ
るので、車のバッテリー（１）とワイパーのモーターシ
ステム（２）の間にワイパーのステップスイッチ（３）
以外に、車のスピードに応じてワイパーの電気回路の電
圧を変えられる直流可変電圧発電機又は分圧器（４）を
付ける。さらに、車が止まっているとき発電機は逆に電
気を使うことになり、ワイパーの電気回路の負担になる
可能性があるため、車が止まったっり動き出したりする
と同時に発電機システムを自動的にＯＦＦ／ＯＮにする
スイッチ（５）を付ける。本発明は、以上のような構成
よりなる車のスピードに応じて回転数を変える自動ワイ
パーである。

【０００５】

【作用】運転中に雨が降り出したら、ハンドルの横にあ
る手動ステップスイッチによって、そのときの雨の降り
方に応じて適当な回転数を決める。それからは、自動ワ
イパーによって、車のスピードの変化に応じてワイパー
の回転数が自動的に変わる。もし、雨の降り方が大きく
変わった場合のみ、手動ステップスイッチによってワイ
パーの回転数を調節する。

【０００６】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について説
明する。車種によってワイパーのシステムは異なるが、
基本的には、ワイパーの回転数の変化がワイパーの電気
回路の電圧を変えることに行なわれるので、車のバッテ
リー（１）とワイパーのモーターシステム（２）の間に
ワイパーのステップスイッチ（３）以外に、車のスピー
ドに応じてワイパーの電気回路の電圧を変えられる直流
可変電圧発電機又は分圧器（４）を付ける。さらに、車
が止まっているとき発電機は逆に電気を使うことにな
り、ワイパーの電気回路の負担になる可能性があるた
め、車が止まったっり動き出したりすると同時に発電機
システムを自動的にＯＦＦ／ＯＮにするスイッチ（５）
を付ける。車が動き出したら、自動ワイパーシステムが
このスイッチによってＯＮ状態になり、車のスピードに
応じて電気をおこす発電機はワイパーの電気回路の電圧
を上げ、ワイパーの回転数がその分速くなる。同じよう
に、車のスピードが下がった場合、ワイパーの電気回路
の電圧が下がり、ワイパーの回転数は遅くなる。本発明
は以上のような構造で、これを使用するときは、運転中
に雨が降り出したら、ハンドルの横にある手動ステップ
スイッチによって、そのときの雨の降り方に応じて適当
な回転数を決める。それからは、自動ワイパーによっ
て、車のスピードの変化に応じてワイパーの回転数が自
動的に変わる。もし、雨の降り方が大きく変わった場合
のみ、手動ステップスイッチによってワイパーの回転数
を調節する。したがって、ワイパーの手動ステップスイ
ッチを使うのは、ＯＮ，ＯＦＦ状態にするときと雨の降
り方が大きく変わった場合だけである。それ以外はワイ
パーの回転数の変化が自動的に行なわれる。

【０００７】

【発明の効果】雨の降り始めと止んだとき以外はほとん
どワイパーの動きを手動では調節する必要のないこの自
動ワイパーを使用することによって、特に気を使う雨と
渋滞中の運転のときワイパーの回転数を度々変える忙し
さが大いにはぶかれ、車の運転はより安全で気楽にな
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の回路図である。

【符号の説明】

１ 車のバッテリー ２ ワイパーのモーターシステム ３ ワイパーのステップスイッチ ４ 直流可変電圧発電機 ５ 発電機システムの自動スイッチ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】車のバッテリー（１）とワイパーのモータ
   ー（２）の間にワイパーのステップスイッチ（３）以外
   に、車のスピードの変化と同時にワイパーの電気回路の
   電圧を変える直流可変電圧発電機又は分圧器（４）を付
   けた、車のスピードに応じて回転数を変える自動ワイパ
   ー。