JPH1079259A - 円筒型固体電解質燃料電池のセルおよびその製造方法 - Google Patents

円筒型固体電解質燃料電池のセルおよびその製造方法

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JPH1079259A
JPH1079259A JP8233925A JP23392596A JPH1079259A JP H1079259 A JPH1079259 A JP H1079259A JP 8233925 A JP8233925 A JP 8233925A JP 23392596 A JP23392596 A JP 23392596A JP H1079259 A JPH1079259 A JP H1079259A
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晃弘 山下
Tsutomu Hashimoto
勉 橋本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガスの透過しやすいインタコネクタであって
もインタコネクタ部分でのガスのリークを抑えることが
できる円筒型固体電解質燃料電池のセルおよびその製造
方法を提供する。 【解決手段】 多孔質性の基体管11の外周面の所定箇
所に当該基体管11と同材質のスラリを吸着させた後、
当該基体管11を仮焼成することにより、ガス透過性の
低い緻密層11aを上記所定箇所に形成してから、上記
所定箇所を除く基体管11の外周面部分に燃料ガス極1
2を構成するスラリを塗布すると共に電解質13を構成
するスラリを塗布する一方、インタコネクタ16を構成
するスラリを基体管11の外周面の上記所定箇所に塗布
したら、基体管11を焼結し、続いて、酸化ガス極14
を構成するスラリを上記電解質13上に塗布して焼結す
ることにより、インタコネクタ16と接する基体管11
の外周面上に上記緻密層11aを有するセルが製造でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、円筒型固体電解質
燃料電池のセルおよびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】円筒型固体電解質燃料電池のセルは、図
5に示すように、多孔質性の基体管1の外周面に成膜さ
れた燃料ガス極2と、当該燃料ガス極2の外面に成膜さ
れた固体電解質3と、当該電解質3の外面に成膜された
酸化ガス極4とからなる単素子5が当該管1の軸心方向
に沿って所定の間隔で複数(約10〜30程度)設けら
れ、基体管1の外周面の上記単素子5間に当該単素子5
同士を電気的に接続するインタコネクタ6が成膜された
ものである。
【0003】このようなセルにおいては、高温状態(約
800〜1000℃)にしながら、基体管1の内部に水
素ガスなどの燃料ガスを流通させると共に、基体管1の
外側に酸素ガスや空気などの酸化ガスを流通させること
により、燃料ガスと酸化ガスとが上記単素子5で電気化
学的に反応して、電力を得ることができるようになって
いる。
【0004】このようなセルの製造方法には、基体管1
の外周面上に上記各電極2,4や上記電解質3やインタ
コネクタ6を構成するそれぞれの材料を溶射法やレーザ
アブレーション法などのドライプロセスで成膜する方法
や、上記材料のスラリをそれぞれ塗布した後に焼結する
共焼結法などのウエットプロセスで成膜する方法などが
ある。なかでも、共焼結法などのウエットプロセスは、
ドライプロセスよりも工程が簡単であることから製造コ
ストが低減できるため、実用化検討が行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記インタ
コネクタ6の材料として用いられるLaCrO3 系のペ
ロブスカイト型の酸化物は、焼結性が悪いため、当該材
料を用いて共焼結法で成膜したインタコネクタ6は、緻
密度が低くなってしまい、燃料ガスや酸化ガスが透過し
やすくなってしまう。このため、ペロブスカイト型の酸
化物をインタコネクタ6の材料に用いて共焼結法で製造
したセルにおいては、インタコネクタ6部分で上記ガス
がリークしやすいという問題を生じていた。
【0006】このようなことから、本発明は、ガスの透
過しやすいインタコネクタであっても、インタコネクタ
部分からのガスのリークを抑えることができる円筒型固
体電解質燃料電池のセルおよびその製造方法を提供する
ことを目的とした。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述した課題を解決する
ための、本発明による円筒型固体電解質燃料電池のセル
は、電解質を燃料ガス極と酸化ガス極とで挟んでなる複
数の単素子とこれら単素子間を電気的に接続するインタ
コネクタとを多孔質性の基体管の外周面に設けてなる円
筒型固体電解質燃料電池のセルであって、上記インタコ
ネクタの設けられる上記基体管の外周面部分にガス透過
性の低い緻密層が設けられていることを特徴とする。
【0008】前述した課題を解決するための、本発明に
よる円筒型固体電解質燃料電池のセルの製造方法は、多
孔質性の基体管の外周面の所定箇所に当該基体管と同材
質のスラリを吸着させた後、当該基体管を焼成すること
によりガス透過性の低い緻密層を上記所定箇所に形成し
てから、電解質を燃料ガス極と酸化ガス極とで挟んでな
る単素子を上記基体管の上記所定箇所を除く外周面に設
けると共に、上記単素子間を電気的に接続するインタコ
ネクタを上記基体管の外周面の上記所定箇所に設けるこ
とを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明による円筒型固体電解質燃
料電池のセルおよびその製造方法の実施の形態を図1〜
3を用いて以下に説明する。なお、図1は、そのセルの
概略構造を表す一部抽出断面図、図2は、その製造方法
の手順を表すフローチャート、図3は、その製造方法の
実施に使用する吸引装置の概略構成図である。
【0010】図1に示すように、多孔質性の基体管11
の外周面には、燃料ガス極12が成膜されており、当該
燃料ガス極12は、上記管11の軸心方向に沿って所定
の間隔で複数設けられている。燃料ガス極12の外面に
は、電解質13が成膜されている。電解質13の外面に
は、酸化ガス極14が成膜されている。つまり、基体管
11の外周面には、上記燃料ガス極12、電解質13、
酸化ガス極14からなる単素子15が当該管11の軸心
方向に沿って複数(約10〜30程度)設けられている
のである。
【0011】基体管11の外周面の上記単素子15間に
は、インタコネクタ16が成膜されており、当該インタ
コネクタ16は、上記単素子15間を電気的に接続する
ようになっている。
【0012】上記インタコネクタ16の成膜された基体
管11の外周面部分は、空孔が閉塞された緻密層11a
となっており、当該緻密層11aは、ガス透過性が非常
に低くなっている。
【0013】このため、基体管11の内部に水素ガスな
どの燃料ガスが流通し、基体管11の外側に酸素ガスや
空気などの酸化ガスが流通しても、基体管11の上記緻
密層11aが上記各ガスの透過を防止するので、インタ
コネクタ16がガスを透過しやすくても、当該インタコ
ネクタ16部分からのガスのリークを抑えることができ
る。
【0014】したがって、上述した円筒型固体電解質燃
料電池のセルによれば、LaCrO 3 系のペロブスカイ
ト型の酸化物をインタコネクタ16の材料に用いて共焼
結法で製造されていても、当該インタコネクタ16部分
からリークするガスが少ないものとなる。
【0015】つまり、従来のセルでは、インタコネクタ
の緻密度が95%以上必要であったのに対し、本発明に
よる上記セルでは、インタコネクタの緻密度が約80%
程度あれば十分となるのである。なお、インタコネクタ
の緻密度は、断面を電子顕微鏡で観察し、画像より判断
することができる。
【0016】次に、上述したようなセルの製造方法を説
明する。まず、燃料ガス極12を成膜する基体管11の
外周面部分をマスキングし(図2(a))、図3に示す
ように、基体管11の一端をゴム栓21で塞ぐと共に、
吸引管23の貫通したゴム栓22を基体管11の他端に
嵌め込んだ後、当該吸引管23を介して基体管11内を
真空ポンプで減圧しながら基体管11と同材質のスラリ
20の入った容器24内に当該基体管11を浸漬する
(図2(b))ことにより、マスキング部分を除く基体
管11の外周面部分に上記スラリ20を浸透させて吸着
させたら(図2(c))、当該基体管11を容器24か
ら取り出してマスキング等を取り外し(図2(d))、
当該基体管11を仮焼成する(図2(e))。
【0017】以上の工程により、上記マスキング部分を
除く基体管11の外周面部分、すなわち、基体管11の
外周面の所定箇所の空孔を閉塞して、当該所定箇所にガ
ス透過性の非常に低い緻密層11aを形成することがで
きる。
【0018】次に、燃料ガス極12を構成する材料のス
ラリを上記基体管11の外周面のマスキングされていた
部分、すなわち、基体管11の前記所定箇所を除く外周
面部分に塗布した後に、電解質13を構成する材料のス
ラリをさらに塗布する一方、インタコネクタ16を構成
する材料のスラリを上記部分を除く基体管11の外周
面、すなわち、基体管11の外周面の前記所定箇所に塗
布して(図2(f))焼結したら(図2(g))、酸化
ガス極14を構成する材料のスラリを上記電解質13の
外面に塗布して(図2(h))焼結する(図2
(i))。
【0019】つまり、基体管11の外周面の所定箇所、
すなわち、緻密層11a上にインタコネクタ16を成膜
すると共に、基体管11の上記所定箇所を除く外周面部
分に単素子15を設けたのである。
【0020】したがって、このようにして円筒型固体電
解質燃料電池のセルを製造すれば、インタコネクタ16
の成膜される基体管11の外周面部分に緻密層11aを
容易に形成することができるので、LaCrO3 系のペ
ロブスカイト型の酸化物をインタコネクタ16の材料に
用いた共焼結法によっても、当該インタコネクタ16部
分からのガスのリークの少ないセルを容易に得ることが
できる。
【0021】
【実施例】前述した実施の形態に基づいた円筒型固体電
解質燃料電池のセルの製造方法の実施例を以下に示す。
【0022】[基体管の製作]ZrO2 およびCaOの
粉体を混合(CaO,15〜20 mol%)し、空気雰囲
気下1500℃で5時間焼成することにより混合粉体
(CSZ)を得る。このCSZの粒径分布の中心が約1
0〜20μmとなるように上記CSZをボールミルで粉
砕したら、押し出し法によって円筒型に成形する(外
径:20mm,内径15mm,長さ45mm)ことによ
り基体管を製作した。
【0023】[セルの製造]上述したようにして製作し
た基体管を用い、前述した実施の形態に基づいて以下の
ような条件でセルを製造した。
【0024】 ・マスキング材−材質:フッ素樹脂 形態:テープ ・浸漬スラリ−組成:CSZ粉体20wt%,水75wt%,分散剤5wt% ・スラリ吸着工程(c)−基体管内圧:約300mmHg 浸漬時間:約1分間 ・仮焼成−雰囲気:空気 温度:1000℃ 時間:2時間
【0025】 ・燃料ガス極−スラリ組成:NiOとYSZとの混合酸化物(NiO ,40wt %)40%,水40%,分散剤20% 厚さ:70〜100μm 長さ:約19mm ・電解質−スラリ組成:ZrO2 とY2 3 との混合酸化物(Y2 3 ,8 mol %)10%,水60%,分散剤30% 厚さ:80〜100μm 長さ:約19mm ・インタコネクタ−スラリ組成:La0.9 Sr0.1 CrO3 酸化物10% ,水 60%,分散剤30% 厚さ:30〜50μm 長さ:約19mm ・焼結工程(g)−雰囲気:空気 温度:1500℃ 時間:2時間
【0026】 ・酸化ガス極−スラリ組成:La0.9 Sr0.1 MnO3 酸化物40% ,水40 %,分散剤30% 厚さ:100〜150μm 長さ:約23mm ・焼結工程(i)−雰囲気:空気 温度:1300℃ 時間:2時間
【0027】[製造結果] <スラリ吸着量>基体管に浸透して吸着したスラリ重量
は、2〜3gであり、仮焼成した基体管の増加重量は、
約0.8gであることから、CSZ粉体は、単位セルあ
たり約0.8g吸着されたことが確認された。
【0028】[確認実験]上述したようにして製造した
セルの効果を確認するため、図4に示すような実験装置
を用いてガスリークの確認実験を行った。なお、図4
は、その装置の概略構成図であり、図4において、10
はセル、31は電気炉、32は窒素ガス供給源、33は
水素ガス供給源、34a,34bは調整バルブ、35は
差圧計、36a〜36dは石鹸膜流量計である。
【0029】<実験方法>セル10の端部を閉塞するよ
うに当該セル10を電気炉31内にセットし、電気炉3
1を作動してセル10を1000℃に保持し、セル10
の内部に水素ガスを100cc/minで送給するよう
に石鹸膜流量計36bを確認しながら水素ガス供給源3
3を操作すると共に、電気炉31の内部、すなわち、セ
ル10の外側に窒素ガスを100cc/minで送給す
るように石鹸膜流量計36aを確認しながら窒素ガス供
給源32を操作する一方、セル10の内部へ送給する水
素ガスの圧力がセル10の外側へ送給する窒素ガスの圧
力よりも約20mmHg程高くなるように差圧計35を
確認しながら調整バルブ34a,34bを操作し、電気
炉31からの排出ガスの組成をガスクロマトグラムによ
り計測した。
【0030】なお、比較のため、従来の製造方法で製造
した従来のセル、すなわち、スラリ吸着を実施しない以
外は上記方法と同様な条件で製造したセルについても上
記実験を行った。
【0031】<実験結果>その結果、従来の方法で製造
した従来のセルにおいては、上記排出ガスの組成が窒素
75%、水素25%であったのに対し、スラリ吸着を行
って緻密層を形成したセルにおいては、上記排ガスの組
成が窒素98%、水素2%であった。
【0032】したがって、上述したようにして製造した
セルのガスのリークは、従来のセルよりも大幅に少ない
ことが確認された。
【0033】
【発明の効果】本発明の円筒型固体電解質燃料電池のセ
ルによれば、インタコネクタがガスを透過しやすくて
も、基体管の緻密層がガスの透過を防止するので、イン
タコネクタ部分からのガスのリークを抑えることができ
る。このため、ペロブスカイト型の酸化物をインタコネ
クタの材料に用いて共焼結法で製造されていても、当該
インタコネクタ部分からリークするガスが少ないものと
なる。
【0034】また、本発明の円筒型固体電解質燃料電池
のセルの製造方法によれば、上述のセルを容易に製造す
ることができる。このため、ペロブスカイト型の酸化物
をインタコネクタの材料に用いた共焼結法によっても、
インタコネクタ部分からのガスのリークの少ないセルを
容易に製造することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による円筒型固体電解質燃料電池のセル
の実施の形態の概略構造を表す一部抽出断面図である。
【図2】本発明による円筒型固体電解質燃料電池のセル
の製造方法の実施の形態の手順を表すフローチャートで
ある。
【図3】セルの製造の際に使用する吸引装置の概略構成
図である。
【図4】セルのガスリーク確認実験に用いた装置の概略
構成図である。
【図5】円筒型固体電解質燃料電池の従来のセルの概略
構造を表す一部抽出断面図である。
【符号の説明】
11 基体管 11a 緻密層 12 燃料ガス極 13 電解質 14 酸化ガス極 15 単素子 16 インタコネクタ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電解質を燃料ガス極と酸化ガス極とで挟
    んでなる複数の単素子とこれら単素子間を電気的に接続
    するインタコネクタとを多孔質性の基体管の外周面に設
    けてなる円筒型固体電解質燃料電池のセルであって、上
    記インタコネクタの設けられる上記基体管の外周面部分
    にガス透過性の低い緻密層が設けられていることを特徴
    とする円筒型固体殿下室燃料電池のセル。
  2. 【請求項2】 多孔質性の基体管の外周面の所定箇所に
    当該基体管と同材質のスラリを吸着させた後、当該基体
    管を焼成することによりガス透過性の低い緻密層を上記
    所定箇所に形成してから、電解質を燃料ガス極と酸化ガ
    ス極とで挟んでなる単素子を上記基体管の上記所定箇所
    を除く外周面に設けると共に、上記単素子間を電気的に
    接続するインタコネクタを上記基体管の外周面の上記所
    定箇所に設けることを特徴とする円筒型固体電解質燃料
    電池のセルの製造方法。
JP8233925A 1996-09-04 1996-09-04 円筒型固体電解質燃料電池のセルおよびその製造方法 Pending JPH1079259A (ja)

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