JPH1078667A - 微細加工方法 - Google Patents

微細加工方法

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JPH1078667A
JPH1078667A JP25387096A JP25387096A JPH1078667A JP H1078667 A JPH1078667 A JP H1078667A JP 25387096 A JP25387096 A JP 25387096A JP 25387096 A JP25387096 A JP 25387096A JP H1078667 A JPH1078667 A JP H1078667A
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JP
Japan
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resist
workpiece
parts
grooves
substrate
Prior art date
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Pending
Application number
JP25387096A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsunori Ichiki
克則 一木
Masaki Hatakeyama
雅規 畠山
Yasushi Taima
康 當間
Yotaro Hatamura
洋太郎 畑村
Masayuki Nakao
政之 中尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ebara Corp
Original Assignee
Ebara Corp
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Publication date
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Publication of JPH1078667A publication Critical patent/JPH1078667A/ja
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  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
  • Diffracting Gratings Or Hologram Optical Elements (AREA)
  • Treatments Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Drying Of Semiconductors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 設計通りの滑らかな任意の加工表面形状を得
ることができ、しかも、その形状を、同時に多数製作す
ることができる微細加工方法及び微細加工装置を提供す
る。 【解決手段】 被加工物10の表面に凹所14を形成
し、凹所内に材料を充填して造影部20を形成し、被加
工物に対して斜めからエネルギービームFABを照射す
ることによりエッチングを施して傾斜した面28を形成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被加工物を加工し
て、レンチキュラや回折格子等の3次元微細構造物を作
製するための微細加工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、被加工物の表面に多数の微細なパ
ターンを加工する方法としては、半導体プロセスに用い
られるフォトリソグラフィ技術が用いられている。図4
は、フォトリソグラフィ技術による半導体基板加工方法
のフロー図を示すものである。第1工程(A)では、基
板1の表面にレジスト材2がコーティングされる。続い
て、第2工程(B)において、所定パターン形状の透過
孔が形成されたフォトマスク3を、レジスト材2の表面
から若干浮かした状態で対向配置し、マスクパターンの
透過孔3aを介してレジスト材2の表面に紫外線4を照
射する。これにより、フォトマスクに形成された透過孔
3aと同じパターンがレジスト材2aに転写される。
【0003】次に第3工程(c)において、レジスト材
2を現像し、透過孔3aを介して紫外線を照射した部分
のレジスト材2aを除去する。さらに、第4工程(D)
において、プラズマ中のイオンやラジカル種を利用して
基板1上のレジスト材が無い部分に異方性エッチングを
施し、穴を形成する。最後に、第5工程(E)におい
て、レジスト材2を完全に除去して基板への加工が完了
する。こうして、第1(A)〜第5工程(E)からなる
加工により、基板の表面にフォトマスクの透過孔と同じ
パターンの穴が形成される。
【0004】次に、基板上に深さが異なる穴を形成する
ためには、第2段階の加工のフォトリソグラフィ工程に
着手する。すなわち、表面に穴が形成された基板の表面
に再びレジスト材2をコーティングし、加工しない部分
を前回とは異なるパターンのフォトマスクにて覆い、フ
ォトマスクにて覆われていない部分に前回と同様の加工
を施す。この場合、加工深さは加工時間を制御すること
により調節でき、こうした数段階の加工を繰り返し行う
ことにより、基板に深さの異なる穴が形成された半導体
デバイスが出来上がる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のフォトリソグラフィ技術を用いた加工方法では、次
のような問題が生じる。すなわち、表面形状を複雑な曲
面形状に加工するには、一回のフォトリソグラフィ工程
では不可能で、複数回のフォトマスク形成工程が必要に
なり、繰り返すフォトリソグラフィ工程の数も増える。
特に、フォトリソグラフィ技術ではレジスト工程は大気
中で行われ、エッチング工程は真空中で行われるため、
その往復をする度に、真空排気・リークを繰り返さなけ
ればならず、時間がかかる。また、原理的に、表面形状
は、曲面に近似した階段状の形状にしかならず、完全に
任意の滑らかな三次元的な表面形状を得ることはできな
い。
【0006】本発明は上記の点に鑑みてなされたもの
で、本発明の目的は、設計通りの滑らかな任意の加工表
面形状を得ることができ、しかも、その形状を、同時に
多数製作することができる微細加工方法及び微細加工装
置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、被加工物の表面に凹所を形成し、該凹所内に材料を
充填して造影部を形成し、該被加工物に対して斜めから
エネルギービームを照射することによりエッチングを施
して傾斜した面を形成することを特徴とする微細加工方
法である。
【0008】これにより、充填材料により形成された造
影部が斜めから入射するビームに対するマスクとして作
用し、エネルギービームの陰になっている部分を残すよ
うな形でエッチングが施され、複雑な3次元的な凹凸の
加工が簡単な工程で行われる。エネルギービームとして
は、高速原子線が好適である。高速原子線は中性のエネ
ルギー粒子ビームであり、指向性が非常に優れたビーム
であるため、あらゆる材料に対して適用でき、非常に精
度の良い、かつ、平坦度の良い平面や垂直な加工壁の作
製が実現できる。
【0009】請求項2に記載の発明は、前記充填材料と
して該被加工物よりもエッチング耐性の強い材料を用い
ることを特徴とする請求項1に記載の微細加工方法であ
る。このような材料としては、金属や特定のセラミック
ス、プラスチック等が挙げられ、加工精度や作業性を考
慮して、条件に応じた適当なものを採用する。
【0010】請求項3に記載の発明は、被加工物の表面
に、所定のビーム透過パターンを有する遮蔽膜を表面に
形成し、該被加工物とエネルギービーム源との間に所定
のビーム透過パターンを持つマスクを該表面に対して相
対移動可能に配置し、前記マスクと該被加工物を周期的
に相対並進運動させながら該表面にビームを照射するこ
とにより、該被加工物の表面に該エネルギービームの照
射量に応じた凹凸を加工することを特徴とする微細加工
方法である。
【0011】請求項4に記載の発明は、該遮蔽膜が、該
被加工物に塗布したレジスト膜であることを特徴とする
請求項3に記載の微細加工方法である。レジスト膜は、
厚みが薄く、均一な膜厚であるため、マスクを表面に十
分に近づけることができる。マスクと基板との距離は短
い程、良好な加工を行うことができるため、レジスト膜
は、遮蔽物として、特に好適なものである。
【0012】
【実施例】以下、図1ないし図3を参照して本発明によ
る微細加工方法の実施例を示す。図1に示す実施例は、
石英ガラスの板の表面に断面が「レ」字状の突条を複数
平行に加工し、ノコギリ刃状の断面形状の板を作成する
例である。この素子は、波長選択性を有する光学素子と
して機能する。
【0013】図1(a)において、石英ガラス製の基板
10の表面に10μm幅、20μmピッチのライン&ス
ペースパターンを持つ厚み1μmのレジストを塗布して
遮蔽膜12を形成する。そして、(b)において、SF
6ガスを用いて高速原子線エッチングを行い、深さ10
μmの溝14を形成し、さらにレジストを取り除く。次
に、(c)において、レジスト16を塗布し、溝14を
充填するとともに、基板10の表面を1μm厚に覆う。
【0014】次に、(d)において、20μmピッチの
ライン&スペースパターンを持つフォトマスク18を介
して紫外線露光を行い、現像して、(e)のように溝以
外の部分の石英ガラス10の表面を露出させる。これに
より、溝14内のレジストが個別に分離して造影部20
を形成する。そして、(f)において斜め45゜から高
速原子線FABを照射し、造影部20の陰となる部分以
外をエッチングして、斜面22を形成する。最後にレジ
ストを除去して(g)に示すようなノコギリ刃状の断面
形状を得る。
【0015】図2は、本発明の第2の実施例を示すもの
で、第1の実施例に比べて、深さに対してピッチが狭い
高アスペクト比の加工を行なう場合に適用される例であ
る。同図(a)において幅寸法が小さい溝14を加工
し、そこに、例えば、CVD(化学気相成長法)によっ
て銅24を堆積させる。次に(c)の工程で、メカノケ
ミカルポリッシュを行って余分な銅を除去し、溝内の銅
24を孤立化して造影部26とする。次に、斜めから高
速原子線エッチングすることにより、斜面28が形成さ
れて(d)を得る。
【0016】図1の実施例では、(f)の工程において
レジストもエッチングされるが、レジストの厚みが十分
に厚かったので対応できた。ピッチが狭くなると、エッ
チング耐性をより高いものにしなければ、エッチングの
途中で充填材料が貫通してしまい、マスクの役割を達成
できない。そこで、この例では銅を用いてこれを解決し
たものである。なお、上記の実施例では、造影部を形成
する凹所を断面矩形の溝としたが、被加工物の表面に形
成すべき凹凸の形状に応じて、くぼみ状あるいは任意の
形状の凹所とすることができる。
【0017】図3に示す実施例は、石英ガラスの基板1
0に同様の形状のノコギリ刃状の形状を作成する例であ
る。この素子は、波長選択性を有する光学素子として機
能する。
【0018】まず、予め、10μm幅、20μmピッチ
のライン&スペースパターンを持つ分離マスク30を作
製しておく。ここでは、ニッケルを素材とした電鋳製で
あり、厚みは10μmである。そして、工程(a)に示
すように、石英ガラス表面にフォトレジストにて10μ
m幅、20μmピッチのライン&スペースパターンを持
つ遮蔽膜32を形成する。レジストの厚みは、1μmで
ある。次に、分離マスク30を図のごとく位置合わせす
る。分離マスク30と石英ガラス基板10との距離は1
0μmである。
【0019】この分離マスク30を10μmの振幅で往
復運動させる。それと同時に高速原子線FABを分離マ
スク30を通して照射する。すると、被加工物である石
英ガラス10は、(b)のような斜面34を持つノコギ
リ刃状に加工される。工程(c)においてレジスト32
を除去することによって、(d)のような光学素子が完
成する。
【0020】
【発明の効果】以上に詳細に説明したように、本発明
は、直進性の高いエネルギービームと遮蔽物との組み合
わせにより、3次元的な凹凸を持つ微細な形状を容易に
加工することができ、このため、従来では製作困難であ
った構造や機能を有する光学素子等の製作を可能とし
て、産業上の利用価値が大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の方法の工程を示す図であ
る。
【図2】この発明の他の実施例の方法の工程を示す図で
ある。
【図3】この発明のさらに他の実施例の方法の工程を示
す図である。
【図4】従来の工程を示す図である。
【符号の説明】
10 基板 14 溝 20,26 造影部 28,34 斜面 30 マスク 32 遮蔽膜 FAB 高速原子線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G21K 5/04 G21K 5/04 A H01L 21/302 H01L 21/302 Z (72)発明者 當間 康 神奈川県藤沢市本藤沢4丁目2番1号 株 式会社荏原総合研究所内 (72)発明者 畑村 洋太郎 東京都文京区小日向2−12−11 (72)発明者 中尾 政之 千葉県松戸市新松戸4−272 D−805

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被加工物の表面に凹所を形成し、該凹所
    内に材料を充填して造影部を形成し、該被加工物に対し
    て斜めからエネルギービームを照射することによりエッ
    チングを施して傾斜した面を形成することを特徴とする
    微細加工方法。
  2. 【請求項2】 前記充填材料として該被加工物よりもエ
    ッチング耐性の強い材料を用いることを特徴とする請求
    項1に記載の微細加工方法。
  3. 【請求項3】 被加工物の表面に、所定のビーム透過パ
    ターンを有する遮蔽膜を表面に形成し、該被加工物とエ
    ネルギービーム源との間に所定のビーム透過パターンを
    持つマスクを該表面に対して相対移動可能に配置し、 前記マスクと該被加工物を周期的に相対並進運動させな
    がら該表面にビームを照射することにより、該被加工物
    の表面に該エネルギービームの照射量に応じた凹凸を加
    工することを特徴とする微細加工方法。
  4. 【請求項4】 該遮蔽膜が、該被加工物に塗布したレジ
    スト膜であることを特徴とする請求項3に記載の微細加
    工方法。
JP25387096A 1996-09-04 1996-09-04 微細加工方法 Pending JPH1078667A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001097587A1 (fr) * 2000-06-15 2001-12-27 Masahiko Shima Systeme d'utilisation/de gestion de logiciels, procede de controle d'utilisation/de gestion de logiciels, systeme de controle d'utilisation/de gestion de logiciels, systeme d'utilisation/de gestion de biens incorporels et procede d'utilisation/de gestion de logiciels et procede d'utilisation/gestion de biens incorporels
KR100557945B1 (ko) 2002-12-26 2006-03-10 주식회사 하이닉스반도체 반도체 소자의 비트라인 형성 방법
CN111033325A (zh) * 2017-06-02 2020-04-17 迪斯帕列斯有限公司 经高度调制的衍射母板及其制造方法

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CN111033325B (zh) * 2017-06-02 2022-01-11 迪斯帕列斯有限公司 经高度调制的衍射母板及其制造方法
US11391870B2 (en) 2017-06-02 2022-07-19 Dispelix Oy Height-modulated diffractive master plate and method of manufacturing thereof

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