JPH1078358A - トルクセンサ - Google Patents

トルクセンサ

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JPH1078358A
JPH1078358A JP25087396A JP25087396A JPH1078358A JP H1078358 A JPH1078358 A JP H1078358A JP 25087396 A JP25087396 A JP 25087396A JP 25087396 A JP25087396 A JP 25087396A JP H1078358 A JPH1078358 A JP H1078358A
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coils
coil
torque
coil bobbin
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Kazuo Chikaraishi
一穂 力石
Koichi Sato
浩一 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】実質的に同一特性の二つのコイルをトルクセン
サに用いるためには、コイルボビンの管理コストが嵩ん
でしまう。 【解決手段】プラスチック等の不導体からなり、ハウジ
ング1に入力軸2や出力軸3と同軸に固定されるコイル
ボビン9に、軸方向に離隔した同軸の二つの円周溝9
A,9Bを形成し、それら円周溝9A,9Bにトルク検
出用のコイルを一つずつ巻き付ける。連結部9cの径方
向外側を向く端面には、そこからさらに径方向外側に突
出する端子取付部9Fを形成し、この端子取付部9Fの
上面には金属製の三本の端子12A,12B及び12C
を固定し、端子12Aには一方のコイルの一端部を巻き
付け、端子12Bには他方のコイルの一端部を巻き付
け、端子12Cには両コイルの他端部を巻き付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、回転軸に発生す
るトルクを検出するトルクセンサに関し、特に、発生す
るトルクに応じてインピーダンスが互いに逆方向に変化
する二つのコイルを有し、それら二つのコイルの端子電
圧の差に基づいてトルクを検出するようになっているト
ルクセンサにおいて、トルクの検出精度がより向上する
ようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】従来のトルクセンサとしては、例えば、
特開平4−47638号公報や特開平8−5477号公
報等に開示されたものがあり、これら従来のトルクセン
サは、回転軸に作用しているトルクをコイルのインピー
ダンス変化に反映させ、そのインピーダンス変化を検出
することによりトルクを検出するようになっている。つ
まり、コイルは回転軸を包囲するように配設されてい
て、回転軸のトルクに応じた磁気的或いは機械的な構造
変化によって、コイルのインピーダンスを変化させるよ
うになっているから、そのインピーダンス変化をコイル
の端子電圧を測定することにより検出すれば、回転軸に
発生しているトルクを検出することができるのである。
さらに、上述したような従来のトルクセンサにあって
は、温度等のトルク以外の要因によるコイルのインピー
ダンス変化を相殺するために、トルクによってインピー
ダンスが互いに逆方向に変化するように二つのコイルを
配設し、それら二つのコイルを含むブリッジ回路を形成
し、そのブリッジ回路の二つの出力の差に基づいてトル
クを検出するようになっている。即ち、トルク以外の要
因によってコイルのインピーダンスが変化しても、かか
る要因によるインピーダンス変化は、二つのコイルで同
じ方向に生じるから、ブリッジ回路の出力電圧の差を求
めることにより相殺することができるのである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
トルクセンサにあっては、差動を求めるために設けた二
つのコイルは、各個別のコイルボビンに巻き付けられて
いるため、トルク以外の要因によるインピーダンス変化
を確実に相殺するためには、特に各コイルボビンに巻き
付けられたコイルの巻き付け張力や素線の径にバラツキ
がないことが重要となるが、通常の製造工程にあって
は、コイルボビンに素線を巻き付けるコイル捲線機は、
使用状況等に応じて巻き付け張力が時々刻々と変化して
しまうし、また、コイル捲線機は複数台が同時に稼働す
るのが一般的であり、装置間の巻き付け張力にバラツキ
があるのは避けられないし、しかも、コイルとなる素線
の径等にもバラツキがある。このため、同一のコイル捲
線機によって連続してコイルが巻き付けられた二つのコ
イルボビンが、最終的に一つのトルクセンサに組み込ま
れるようにすれば、そのトルクセンサには実質的に同一
特性の二つのコイルが用いられるようになるから、トル
ク以外の要因によるコイルのインピーダンス変化を略確
実に相殺することはできるが、これではコイルボビンの
管理コストが嵩んでしまう。これに対し、そのような管
理を行わない場合には、実質的に同一特性と見なせない
二つのコイルが一つのトルクセンサに用いられるという
ことが前提になってしまい、煩雑なブリッジ回路のバラ
ンス調整等が必須となるから、やはり製造コストが嵩ん
でしまう。
【0004】本発明は、このような従来の技術が有する
未解決の課題に着目してなされたものであって、コスト
増大を避けつつ、検出精度の向上が可能なトルクセンサ
を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係るトルクセンサは、ハウジングに回転自
在に支持された回転軸と、この回転軸を包囲するように
配設された二つのコイルと、前記回転軸に作用するトル
クの変化に応じて前記二つのコイルのインピーダンスを
互いに逆方向に変化させるインピーダンス可変手段と、
を備え、前記二つのコイルの端子電圧の差に基づいて前
記回転軸に発生するトルクを検出するようになっている
トルクセンサにおいて、前記回転軸と同軸になるように
前記ハウジング側に固定されるコイルボビンを有し、そ
のコイルボビンには、軸方向に離隔し且つ前記回転軸と
同軸の二つの溝を形成し、それら二つの溝に前記コイル
を一つずつ巻き付けた。
【0006】なお、コイルボビンは一体成形品でもよい
し、二つ若しくは三つ以上に分割成形したものを組立て
た後にコイルを巻くようにしてもよい。そして、本発明
によれば、一つのコイルボビンの二つの溝のそれぞれに
コイルを巻き付けるようになっているため、煩雑な管理
等を行わなくても、実質的に同一規格の二つのコイルを
一つのトルクセンサに組み込むことができるから、二つ
のコイルのインピーダンス誤差は非常に小さく、例えば
ブリッジ回路を形成した場合でもそのバランス調整は不
要若しくは簡易で済む。
【0007】なお、コイルボビンの二つの溝の間には空
隙を形成しておき、その空隙内に例えばリング状のヨー
ク部材をはめ込むとともに、二つの円筒形のヨーク部材
でコイルボビンの二つの溝の部分のそれぞれを外側から
包囲することにより、各コイルの内径側以外の部分を、
ヨークで覆うようにしてもよい。
【0008】また、コイルボビンの二つの溝に挟まれた
部分に、径方向外側に突出する3本の端子を有する端子
取付部を設け、第1の端子には一方のコイルの巻き始め
の端部を固定し、第2の端子には他方のコイルの巻き終
わりの端部を固定し、第3の端子には一方のコイルの巻
き終わりの端部及び他方のコイルの巻き始めの端部を固
定するようにする。このようにすれば、第3の端子は二
つのコイルの端部が固定される共通端子となるから、巻
き付け順を、例えば第1の端子→第3の端子→第2の端
子とすることにより、一本の素線でもって連続して二つ
のコイルを巻き付けることができる。さらに、そのよう
な巻き付け順で素線を巻き付ける場合には、コイルボビ
ンの二つの溝への素線の巻き付け方向を、第3の端子に
到達する前後で逆にすることがより好ましい。即ち、か
かる巻き付け構造であれば、例えば共通端子である第3
の端子をアース側端子とし、第1の端子を一方のコイル
の電源側端子、第2の端子を他方の端子の電源側端子と
することにより、二つのコイルの同一方向の駆動電流を
供給することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。図1乃至図10は本発明の一実
施の形態を示す図であって、この実施の形態は、本発明
にかかるトルクセンサを、車両の電動パワーステアリン
グ装置に適用したものである。
【0010】先ず、構成を説明すると、ハウジング1内
には、トーションバー4を介して連結された入力軸2及
び出力軸3が、軸受5a,5b及び5cによって回転自
在に支持されている。これら入力軸2,出力軸3及びト
ーションバー4は、同軸に配置されていて、入力軸2及
びトーションバー4間は、それら各端部がスプライン結
合されるスリーブ2Aを介して連結され、トーションバ
ー4の他端側は出力軸3内の深く入り込んだ位置にスプ
ライン結合されている。また、入力軸2及び出力軸3
は、鉄等の磁性材料から形成されている。なお、入力軸
2,出力軸3及びトーションバー4が、本発明における
回転軸に相当する。
【0011】そして、入力軸2の図示しない図1右端側
には、ステアリングホイールが回転方向に一体に取り付
けられており、また、出力軸3の図示しない図1左端側
には、例えば公知のラックアンドピニオン式ステアリン
グ装置を構成するピニオン軸が連結されている。従っ
て、操縦者がステアリングホイールを操舵することによ
って発生した操舵力は、入力軸2,トーションバー4,
出力軸3及びラックアンドピニオン式ステアリング装置
を介して、図示しない転舵輪に伝達する。
【0012】入力軸2端部に固定されたスリーブ2A
は、出力軸3端部外周面を包囲するような長さを有して
いる。そして、そのスリーブ2Aの出力軸3端部外周面
を包囲する部分の内周面には軸方向に長い複数の凸部2
aが形成され、これら凸部2aに対向する出力軸3の外
周面には軸方向に長い複数(凸部2aと同数)の溝3a
が形成され、それら凸部2a及び溝3aは周方向に余裕
を持って嵌め合わされていて、これにより、入力軸2及
び出力軸3間の所定範囲(例えば±5度程度)以上の相
対回転を防止している。
【0013】そして、出力軸3には、これと同軸且つ一
体に回転するウォームホイール6が外嵌し、このウォー
ムホイール6の樹脂製の噛合部6aと、電動モータ7の
出力軸7a外周面に形成されたウォーム7bとが噛み合
っている。従って、電動モータ7の回転力は、その出力
軸7a,ウォーム7b及びウォームホイール6を介して
出力軸3に伝達されるようになっており、電動モータ7
の回転方向を適宜切り換えることにより、出力軸3に任
意の方向の操舵補助トルクが付与されるようになってい
る。
【0014】さらに、入力軸2と一体となっているスリ
ーブ2Aには、出力軸3の外周面に近接してこれを包囲
するように、肉薄の円筒部材8が回転方向に一体に固定
されている。
【0015】即ち、円筒部材8は導電性で且つ非磁性の
材料(例えば、アルミニウム)から形成されていて、こ
の円筒部材8及びその周囲の斜視図である図2にも示す
ように、円筒部材8の出力軸3を包囲する部分のうち、
スリーブ2Aに近い側には、周方向に等間隔離隔した長
方形の複数(この実施例では、九つ)の窓8a,…,8
aが形成され、スリーブ2Aから遠い側には、窓8a,
…,8aと位相が180度ずれるように周方向に等間隔
離隔した長方形(窓8aと同形状)の複数(この実施例
では、九つ)の窓8b,…,8bが形成されている。
【0016】また、出力軸3の円筒部材8に包囲された
部分の外周面には、軸方向に延びる横断面略長方形の複
数(窓8a,8bと同数、従ってこの例では九つ)の溝
3Aが形成されている。
【0017】より具体的には、円筒部材8の周面を周方
向にN(この例ではN=9)等分した角度を一周期角度
θ(=360/N,この例ではθ=40度)とし、円筒
部材8の出力軸3から遠い側の部分では一周期角度θの
一方の端から所定角度の部分が窓8a,…,8aとな
り、残りの部分が塞がっており、また、窓8a,…,8
aとの位相が半周期(θ/2)ずれるように、円筒部材
8の出力軸3に近い側の部分では一周期角度θの他方の
端から所定角度の部分が窓8b,…,8bとなり、残り
の部分が塞がっている。
【0018】ただし、トーションバー4に捩じれが生じ
ていないとき(操舵トルクが零のとき)に、窓8aの周
方向幅中央部と、溝3Aの周方向の一方の端部とが重な
り、窓8bの周方向幅中央部と、溝3Aの周方向の他方
の端部とが重なり合うようになっている。従って、窓8
a及び溝3Aの重なり状態と、窓8b及び溝3Aの重な
り状態とは、周方向で逆になっており、窓8a,8bの
周方向幅中央部と溝3Aの周方向幅中央部とはそれぞれ
θ/4ずつずれている。
【0019】そして、円筒部材8は、同一規格の二つの
コイル10及び11が巻き付けられたコイルボビン9で
包囲されている。即ち、コイル10及び11は、円筒部
材8と同軸に配置されていて、コイル10は窓8a,
…,8aが形成された部分を包囲するようにコイルボビ
ン9に巻き付けられ、コイル11は窓8b,…,8bが
形成された部分を包囲するようにコイルボビン9に巻き
付けられている。
【0020】コイルボビン9は、プラスチック等の不導
体からなる部材であって、ハウジング1に入力軸2や出
力軸3と同軸に固定される。そして、コイルボビン9
は、斜視図である図3、平面図である図4、図4のA−
A線断面図である図5、側面図である図6にそれぞれ示
すように、軸方向に離隔した同軸の二つの円周溝9A,
9Bを有し、一方の円周溝9Aにはコイル10が巻き付
けられ、他方の円周溝9Bにはコイル11が巻き付けら
れるようになっている。より具体的には、コイルボビン
9は、空隙9Cを介して軸方向に離隔した二つの同寸法
の円筒部9D,9Eを有し、それら円筒部9D,9Eの
互いに外側を向く外端側には外側フランジ9aが、互い
に対向する内端側には内側フランジ9bが形成されてい
る。そして、円筒部9D及び9Eの内側フランジ9b同
士が、周方向に180度離隔した二位置に形成される連
結部9c,9dを介して連結されている。連結部9c及
び9dは、空隙9Cを跨ぐように径方向外側に突出した
凹形状となっている。
【0021】一方の連結部9cの径方向外側を向く端面
には、そこからさらに径方向外側に突出する略直方体状
の端子取付部9Fが形成されていて、この端子取付部9
Fの上面には、金属製の三本の端子12A,12B及び
12Cが、径方向外側に突出するように固定されてい
る。これら端子12A〜12Cは、円周溝9A,9Bの
接線方向に沿って所定距離隔てて並ぶように固定されて
いる。なお、ここでは、端子取付部9Fを上側に位置さ
せた状態で円筒部9Dをその外側フランジ9a側から見
た場合(図5参照)に、左側に位置する端子を第1の端
子12A、中央に位置する端子を第2の端子12B、右
側に位置する端子を第3の端子12Cとする。
【0022】また、端子取付部9Fの両端面には、円周
溝9A,9Bの接線方向に突出するように、二つの凸部
9e,9fが形成されている。これら凸部9e,9f
は、その幅及び高さが端子取付部9Fの端面よりも小さ
くて厚みの薄い凸部である。さらに、端子取付部9F及
び連結部9cの円周溝9A側の側面には、その円周溝9
Aに近い部分を若干肉厚にすることにより、図5におい
て凸部9eの下側の位置から斜め右下に伸びる細い段差
9gが形成されている。同様に、端子取付部9F及び連
結部9cの円周溝9B側の側面には、その円周溝9Bに
近い部分を若干肉厚にすることにより、凸部9fの下側
の位置から斜めに伸びる細い段差9hが形成されてい
る。
【0023】このような形状のコイルボビン9の円周溝
9A,9Bにコイル10,11が巻き付けられるのであ
るが、それらコイル10,11の巻き付けは、一のコイ
ル捲線機によって連続して行われるようになっている。
コイル10,11の巻き付け手順を図4を伴って詳細に
説明すると、先ず、第1の端子12Aに、反時計方向に
素線を巻き付けた後に、図4で示すように、その素線
を図4で左斜め上方に引っ張り、凸部9eの円周溝9B
側の側面から下面側に回り込ませて、円周溝9A側に引
き出す。円周溝9A側に引き出した素線は、段差9gに
沿って円周溝9A表面に徐々に近づけ、円周溝9Aをそ
の外側フランジ9a側から見た状態(図5参照)で時計
方向に、規定回数だけ円周溝9Aに巻き付ける。
【0024】円周溝9Aに規定回数だけ巻き付けたら、
図4で示すように、再び円周溝9Aから素線を離し、
凸部9fの下面から円周溝9B側の側面を通じて端子取
付部9Fの上面側に引き出し、そこから第3の端子12
Cに反時計方向に数回巻き付ける。そして、図4で示
すように、その素線を図4で右斜め下方に引っ張り、凸
部9fの円周溝9A側の側面から下面側に回り込ませ
て、円周溝9B側に引き出す。円周溝9B側に引き出し
た素線は、段差9hに沿って円周溝9B表面に徐々に近
づけ、円周溝9Bをその外側フランジ9a側から見た状
態で時計方向に、規定回数だけ円周溝9Bに巻き付け
る。
【0025】円周溝9Bに規定回数だけ巻き付けたら、
図4で示すように、再び円周溝9Bから素線を離し、
凸部9eの下面から円周溝9A側の側面を通じて端子取
付部9Fの上面側に引き出し、そこから第2の端子12
Bに反時計方向に数回巻き付け、これでコイルの巻き付
けを完了する。
【0026】この状態では、各端子12A〜12Cに
は、導線を絶縁体で被覆してなる素線がそのまま巻き付
けられているため、各端子12A〜12Cと素線との間
では導通が採られていないが、巻き付けを完了した後
に、各端子12A〜12Cをその先端側から半田槽に浸
漬すれば、各端子12A〜12Cに半田が付着するとと
もに、その半田の熱によって素線の被覆が溶けるから、
各端子12A〜12Cと素線との間の導通が採られる。
しかも、上記のような巻き付け手順であると、図4から
も判るように、端子取付部9F上面において素線同士が
交差することがないから、上記半田固定の際に素線同士
が途中で短絡することも防止できる。
【0027】さらに、図3に分解して示すように、コイ
ルボビン9には、その円周溝9A及び9Bを外側から覆
うように略円筒形状のヨーク部材13A,13Bが固定
されるとともに、コイルボビン9の空隙9C内には、略
リング状のヨーク部材13Cが嵌め込まれるようになっ
ている。
【0028】図3の他に、各ヨーク部材13A〜13C
を固定した状態での平面図である図7、図7のB−B線
断面図である図8、図8のC−C線断面図である図9に
も示すように、ヨーク部材13Cは、空隙9Cを跨ぐ二
つの連結部9c及び9dの径方向内側の面と整合するよ
うに、その外周面の周方向に180度離隔した二位置に
平坦部13a,13bが形成されている。また、ヨーク
部材13Cの内径は円筒部9D,9Eの内径と同寸法と
なっていて、ヨーク部材13Cの外径は内側フランジ部
9bの外径と同寸法となっている。ただし、ヨーク部材
13Cの外周面の平坦部13a,13bから90度ずつ
離隔した二位置には、ヨーク部材13Cと同幅で、ヨー
ク部材13A及び13Bの肉厚よりも若干薄い厚さだけ
径方向外側に突出するように、凸部13c,13dが形
成されている。このため、ヨーク部材13Cをコイルボ
ビン9の空隙9Cに嵌め込むと、凸部13c,13dが
内側フランジ9bよりも突出するようになる。
【0029】これに対し、ヨーク部材13A及び13B
は、同形状の部材であって、コイル10,11が巻き付
けられた状態のコイルボビン9に外嵌する円筒部13d
と、コイルボビン9に固定される際に軸方向外側を向く
端部に形成されたリング状の底部13eとから構成され
ていて、底部13eの内径は、コイルボビン9の円筒部
9D,9Eの内径と同寸法となっている。そして、円筒
部13dの底部13eとは逆側の端部には、互いに周方
向に90度ずつ離隔して四つの凹部13g,13h,1
3i,13jが形成されている。
【0030】これら凹部13g〜13jのうち、凹部1
3gは端子取付部9Fに嵌合する凹部であり、凹部13
hは連結部9dに嵌合する凹部であり、凹部13i,1
3jはヨーク部材13Cの凸部13c,13dに嵌合す
る凹部である。
【0031】凹部13i,13jは、その幅方向(周方
向)寸法は凸部13c,13dの長さ方向(周方向)寸
法よりも若干小さくなっているが、その深さ方向(軸方
向)寸法は凸部13c,13dの厚さ方向(軸方向)寸
法の丁度半分となっている。従って、コイルボビン9
に、ヨーク部材13Cを固定するとともに、ヨーク部材
13A,13Bを外嵌させると、それらヨーク部材13
A,13Bの軸方向位置は、凹部13i,13jの底面
が凸部13c,13dに当接することにより規制され
る。
【0032】一方、凹部13gは、その幅方向寸法は凸
部9e及び9fを含む端子取付部9Fの長さ方向寸法と
同じになっているが、その深さ方向寸法は端子取付部9
Fの厚さ方向寸法の半分よりも大きくなっている。同様
に、凹部13hは、その幅方向寸法は連結部9dの長さ
方向寸法と同じになっているが、その深さ方向寸法は連
結部9dの厚さ方向寸法の半分よりも若干大きくなって
いる。従って、コイルボビン9にヨーク部材13A,1
3Bを外嵌させると、それらヨーク部材13A,13B
の回転方向位置は、凹部13g,13hの内側面が、端
子取付部9F,連結部9dの端面に当接することにより
規制される。
【0033】さらに、凹部13gの寸法を上記のように
設定しているため、その凹部13gの内側面は凸部9
e,9fの端面に当接することになるが、その凸部9
e,9fの側面,下面と凹部13g内面との間には隙間
が確保される。この結果、凸部9e,9f外面に沿って
配設されるコイル10,11用の素線が凹部13g内面
と凸部9e,9fとの間に挟み込まれるようなことがな
いから、素線の被覆が破損してヨーク部材13A,13
Bとの間で短絡しまうことを回避できる。
【0034】なお、ハウジング1内のウォームホイール
6が配設されている空間とコイルボビン9が配設されて
いる空間との間は、金属製のシール部材17によって隔
離されていて、これによりウォームホイール6及びウォ
ーム7の噛み合い部分に供給される潤滑油がコイルボビ
ン9側に入り込まないようになっている。
【0035】そして、各端子12A〜12Cの端部はハ
ウジング1を貫通してセンサケース18内に至ってお
り、コイル10及び11は、それら各端子12A〜12
Cを介して、センサケース18内の制御基板19上に構
成されているモータ制御回路に接続されている。モータ
制御回路は、例えば図10に示すように、所定周波数の
交流電流を定電流部20を介してコイル10,11に供
給する発振部21と、コイル10の端子電圧を整流及び
平滑して出力する整流・平滑回路22と、コイル11の
端子電圧を整流及び平滑して出力する整流・平滑回路2
3と、整流・平滑回路22の出力及び整流平滑回路23
の出力の差を増幅して出力する差動アンプ24A,24
Bと、差動アンプ24Aの出力から高周波ノイズ成分を
除去するノイズ除去フィルタ25Aと、差動アンプ24
Bの出力から高周波ノイズ成分を除去するノイズ除去フ
ィルタ25Bと、それらノイズ除去フィルタ25A,2
5Bの出力の例えば平均値に基づいて入力軸2及び円筒
部材8の相対回転変位の方向及び大きさを演算しその結
果に例えば所定の比例定数を乗じて操舵系に発生してい
る操舵トルクを求めるトルク演算部26と、トルク演算
部26の演算結果に基づいて操舵トルクを軽減する操舵
補助トルクが発生するような駆動電流Iを電動モータ7
に供給するモータ駆動部27と、から構成されている。
【0036】なお、本実施の形態では、コイル10,1
1は三つの端子12A〜12Cを介してモータ制御回路
に接続されているが、それら三つの端子のうち、コイル
10の一方の端部(素線の巻き始め端部)が接続される
第1の端子12Aは、電気抵抗Rを介して発振部21側
に接続され、コイル11の一方の端部(素線の巻き終わ
り端部)が接続される第2の端子12Bは、他の電気抵
抗Rを介して発振部21側に接続され、コイル10,1
1の他方の端部(素線の中間部)が接続される共通の第
3の端子12Cは、アース側に接続されている。
【0037】次に、本実施の形態の動作を説明する。
今、操舵系が直進状態にあり、操舵トルクが零であるも
のとすると、入力軸2及び出力軸3間には相対回転は生
じない。従って、出力軸3と円筒部材8との間にも、相
対回転は生じない。
【0038】一方、ステアリングホイールを操舵して入
力軸2に回転力が生じると、その回転力は、トーション
バー4を介して出力軸3に伝達される。このとき、出力
軸3には、転舵輪及び路面間の摩擦力や出力軸3の図示
しない左端側に構成されたラックアンドピニオン式ステ
アリング装置のギアの噛み合い等の摩擦力に応じた抵抗
力が生じるため、入力軸2及び出力軸3間には、トーシ
ョンバー4が捩じれることによって出力軸3が遅れる相
対回転が発生し、出力軸3及び円筒部材8間にも相対回
転が生じる。
【0039】円筒部材8に窓がない状態では、円筒部材
8は導電性で且つ非磁性の材料からなるから、コイルに
交流電流を流してコイル内部に交番磁界を生じさせる
と、円筒部材8の外周面にコイル電流と反対方向の渦電
流が発生する。
【0040】この渦電流による磁界とコイルによる磁界
とを重ね合わせると、円筒部材8の内側の磁界は相殺さ
れる。円筒部材8に窓8a,8bを設けた場合、円筒部
材8の外周面に生じた渦電流は、窓8a,8bによって
外周面を周回できないため、窓8a,8bの端面に沿っ
て円筒部材8の内周面側に回り込み、内周面をコイル電
流と同方向に流れ、また隣の窓8a,8bの端面に沿っ
て外周面側に戻り、ループを形成する。
【0041】つまり、コイルの内側に、渦電流のループ
を周方向に周期的に(θ=360/N)に配置した状態
となる。コイル電流と渦電流の作る磁界は重ね合わさ
れ、円筒部材8の内外には、周方向に周期的な磁界の強
弱と、更に中心に向かうほど小さくなる勾配を持った磁
界が形成される。周方向の磁界の強弱は隣り合う渦電流
の影響を強く受ける窓8a,8bの中心部分で強く、そ
こから半周期(θ/2)ずれたところが弱くなる。そし
て、円筒部材8の内側には、磁性材料からなる出力軸3
が同軸に配設され、その出力軸3には、溝3Aによって
凸部及び凹部が窓8a,8bと同じ周期を持って形成さ
れているが、磁界中に置かれた磁性体は磁化して、自発
磁化(磁束)を発するがその量は飽和に至るまでは磁界
の強さに応じて大きくなる。
【0042】このため、円筒部材8によって作られる周
方向に周期的な強弱と半径方向に勾配を持つ磁界によっ
て、出力軸3の自発磁化は、円筒部材8との相対的な位
相によって増減する。自発磁化が最大となる位相は、窓
8a,8bの中心と凸部の中心とが一致した状態であ
る。
【0043】そして、自発磁化の増減に応じて、コイル
10,11のインダクタンスも増減し、その変化は、ほ
ぼ正弦波状となる。トルクが作用しない状態において
は、自発磁化(インダクタンス)が最大となる位相に対
して1/4周期(θ/4)ずれた状態となっており、更
にスリーブ2Aに近い側の窓列と他方の窓列との位相は
前述のように1/2周期(θ/2)の位相差としてあ
る。
【0044】このため、トルクにより円筒部材8と出力
軸3に位相差が生じると、二つのコイル10,11のイ
ンダクタンスの一方は増加し、他方は同じ割合で減少す
るが、コイル10,11のインダクタンスがこのように
変化すれば、電流増幅部26から供給される電流の周波
数が一定という条件下では、コイル10及び11のイン
ピーダンスも同様の傾向で変化するし、コイル10及び
11の自己誘導起電力も同様の傾向で変化する。従っ
て、コイル10及び11の端子電圧の差を求める差動ア
ンプ24A及び24Bの出力は、操舵トルクの方向及び
大きさに従って変化するようになる。また、差動アンプ
24A及び24Bにおいて整流・平滑回路22,23の
差を求めているため、温度等による自己インダクタンス
の変化は相殺される。
【0045】そして、トルク演算部26は、ノイズ除去
フィルタ25A,25Bを介して供給される差動アンプ
24A,24Bの出力の平均値を演算し、その値に例え
ば所定の比例定数を乗じて操舵トルクを求め、その結果
をモータ駆動部27に供給する。モータ駆動部27は、
操舵トルクの方向及び大きさに応じた駆動電流Iを電動
モータ7に供給する。
【0046】すると、電動モータ7には、操舵系に発生
している操舵トルクの方向及び大きさに応じた回転力が
発生し、その回転力がウォームギア等を介して出力軸3
に伝達されるから、出力軸3に操舵補助トルクが付与さ
れたことになり、操舵トルクが減少し、操縦者の負担が
軽減される。
【0047】さらに、本実施の形態にあっては、上記し
たように温度等による自己インダクタンスの変化を相殺
するために二つのコイル10,11を設けているが、そ
れらコイル10,11を共通のコイルボビン9に巻き付
けるようにしており、しかも一のコイル捲線機によって
連続して二つのコイル10,11を巻き付けるようにし
ているから、それらコイル10,11の張力や素線径の
バラツキは極めて小さくすることができる。このため、
煩雑な管理等を行わなくても同一規格と見なせる二つの
コイル10,11を一つのトルクセンサに組み込むこと
ができるし、それらコイル10,11間の芯ずれも生じ
ないから、から、図10のようなモータ制御回路と接続
した段階でのブリッジ回のバランス調整は不要若しくは
簡易で済む。よって、コストの大幅な増大を招くことな
く、トルク以外の要因によるコイル10,11のインダ
クタンス変化を確実に相殺することができるから、検出
精度の高いトルクセンサとすることができるのである。
【0048】また、本実施の形態であれば、三つの端子
12A〜12Cに対する素線の巻き付け手順を上述のよ
うにするともに、凸部9e,9fの周囲に隙間を形成
し、その隙間に素線を配するようにしているから、素線
の中途部同士や、素線とヨーク部材13A,13Bとの
間等で短絡が生じるようなことを、より確実に回避する
ことができる。
【0049】さらに、本実施の形態では、円筒形のヨー
ク部材13A,13Bとリング状のヨーク部材13Cと
を適宜嵌め合わせることにより、ヨーク部材13A〜1
3C全体の芯ずれは生じ難いし、また、ヨーク部材13
A〜13Cの軸心とコイルボビン9の軸心との間のずれ
も生じ難くなっている。かかる利点も、トルクセンサの
検出精度を向上することに寄与する。
【0050】また、コイルボビン9を二つのコイル1
0,11で共通の部材としたため、部品点数の削減し、
ハウジング1への組み付け工数も削減するから、これに
よってもコスト低減が図られるという利点もある。
【0051】そして、本実施の形態では、上述のような
手順でコイルボビン9に素線を巻き付けているため、コ
イル10,11の巻き付け方向は逆であっても、第1の
端子12A及び第2の端子12Bのそれぞれを電気抵抗
Rを介して電源側に接続し、コイル10,11で共通と
なる第3の端子12Cをアース側に接続しているから、
電流の流れる向きはコイル10,11で共通となり、コ
イル10,11の極性は同じにすることができるのであ
る。
【0052】なお、上記実施の形態では、第1の端子1
2A及び第2の端子12Bのそれぞれを電気抵抗Rを介
して電源側に接続し、第3の端子12Cをアース側に接
続しているが、これに限定されるものではなく、例え
ば、第3の端子12Cを定電流部20を介して発振部2
1側に接続するとともに、第1の端子12Aを電気抵抗
Rを介してアース側に接続し、第2の端子12Bを他の
電気抵抗Rを介してアース側に接続するようにしても、
トルクの検出は可能である。
【0053】また、上記実施の形態では、本発明に係る
トルクセンサを車両用の電動パワーステアリング装置に
適用した場合について説明したが、これに限定されるも
のではなく、他の用途のトルクセンサであっても適用可
能である。
【0054】ここで、本実施の形態にあっては、入力軸
2,スリーブ2A,出力軸3,溝3A,トーションバー
4及び円筒部材8によってインピーダンス可変手段が構
成される。
【0055】なお、上記実施の形態では、コイルボビン
9を一体成形品としているが、これに限定されるもので
はなく、例えば図11に示すように、コイルボビン9
を、その連結部9c,9dを境に円筒部9D,9E毎に
分割できる構造としてもよい。つまり、円筒部9D,9
E毎に二つに分割された各部材をそれぞれ成形し、それ
らを後に組み合わせてコイルボビン9とし、コイル1
0,11を巻き付けるようにしてもよく、このようにコ
イルボビン9を分割型にすれば、複雑な形状であっても
容易に且つ安価に製造することができる。また、コイル
ボビン9の組立て時の手間を簡易にするために、図11
に示すように、分割された各連結部9c,9dのそれぞ
れの当接面に互いに嵌まり合うように凹部9iや凸部9
jを形成するようにしてもよい。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
回転軸と同軸になるようにハウジング側に固定されるコ
イルボビンに、軸方向に離隔し且つ前記回転軸と同軸の
二つの溝を形成し、それら二つの溝に前記コイルを一つ
ずつ巻き付けたため、それらコイルの張力や素線径のバ
ラツキは極めて小さくすることができ、煩雑な管理等を
行わなくても同一規格と見なせる二つのコイルを一つの
トルクセンサに組み込むことができるから、コストの大
幅な増大を招くことなく、トルク以外の要因によるコイ
ルのインダクタンス変化を確実に相殺することができる
という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す全体の断面図であ
る。
【図2】コイル及びその周辺の構造を示す斜視図であ
る。
【図3】コイルボビン及びヨーク部材の組立状態を示す
斜視図である。
【図4】コイルボビンの平面図である。
【図5】図4のA−A線断面図である。
【図6】コイルボビンの側面図である。
【図7】ヨーク部材を組み付けた状態でのコイルボビン
の平面図である。
【図8】図7のB−B線断面図である。
【図9】図8のC−C線断面図である。
【図10】モータ制御回路の一例を示す回路図である。
【図11】コイルボビンを分割型にした場合の斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 ハウジング 2 入力軸(回転軸) 3 出力軸(回転軸) 3A 溝 4 トーションバー(回転軸) 8 円筒部材 8a,8b 窓 9 コイルボビン 9A,9B 円周溝 9F 端子取付部 10,11 コイル 12A〜12C 端子 13A〜13C ヨーク部材 20 定電流部 21 発振部 22,23 整流・平滑回路 24A,24B 差動アンプ 25A,25B ノイズ除去フィルタ 26 トルク演算部 27 モータ駆動回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングに回転自在に支持された回転
    軸と、この回転軸を包囲するように配設された二つのコ
    イルと、前記回転軸に作用するトルクの変化に応じて前
    記二つのコイルのインピーダンスを互いに逆方向に変化
    させるインピーダンス可変手段と、を備え、前記二つの
    コイルの端子電圧の差に基づいて前記回転軸に発生する
    トルクを検出するようになっているトルクセンサにおい
    て、 前記回転軸と同軸になるように前記ハウジング側に固定
    されるコイルボビンを有し、そのコイルボビンには、軸
    方向に離隔し且つ前記回転軸と同軸の二つの溝を形成
    し、それら二つの溝に前記コイルを一つずつ巻き付けた
    ことを特徴とするトルクセンサ。
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