JPH1078141A - トラック密封アセンブリ - Google Patents

トラック密封アセンブリ

Info

Publication number
JPH1078141A
JPH1078141A JP9162217A JP16221797A JPH1078141A JP H1078141 A JPH1078141 A JP H1078141A JP 9162217 A JP9162217 A JP 9162217A JP 16221797 A JP16221797 A JP 16221797A JP H1078141 A JPH1078141 A JP H1078141A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seal member
track
ceramic seal
ceramic
sealing assembly
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9162217A
Other languages
English (en)
Inventor
Peter W Anderton
ピーター・ダブリュー・アンダートン
Michael H Haselkorn
ミッチェル・エイチ・ヘイゼルコーン
William A Holt
ウィリアム・エイ・ホルト
Jerry A Metz
ジェリー・エイ・メッツ
Daniel L Mikrut
ダニエル・エル・ミクルト
Kenneth R Watts
ケニス・アール・ワッツ
Harry M Yousefnia
ハリー・エム・ヨセフニア
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Caterpillar Inc
Original Assignee
Caterpillar Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Caterpillar Inc filed Critical Caterpillar Inc
Publication of JPH1078141A publication Critical patent/JPH1078141A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16JPISTONS; CYLINDERS; SEALINGS
    • F16J15/00Sealings
    • F16J15/16Sealings between relatively-moving surfaces
    • F16J15/34Sealings between relatively-moving surfaces with slip-ring pressed against a more or less radial face on one member
    • F16J15/3436Pressing means
    • F16J15/344Pressing means the pressing force being applied by means of an elastic ring supporting the slip-ring
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D55/00Endless track vehicles
    • B62D55/08Endless track units; Parts thereof
    • B62D55/088Endless track units; Parts thereof with means to exclude or remove foreign matter, e.g. sealing means, self-cleaning track links or sprockets, deflector plates or scrapers
    • B62D55/0887Track-articulation sealings against dust, water, mud or the like
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S277/00Seal for a joint or juncture
    • Y10S277/935Seal made of a particular material
    • Y10S277/943Ceramic or glass

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Sealing (AREA)
  • Sealing Devices (AREA)
  • Gasket Seals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐久性があり、磨かれたスムーズなブッシュ
面を必要とせずに、シールを維持している間にブッシュ
とトラックリンクとの間の相対運動を許容するトラック
密封アセンブリを提供することである。 【解決手段】 トラックリンクと第1セラミックシール
部材を有し、トラック継ぎ手をシールするのに適合した
トラック密封アセンブリ。トラック密封アセンブリは更
に、トラックリンクと第1セラミックシール部材との間
に位置付けされた第1エラストマー部材と、端面を有す
るブッシュを含んでいる。トラック密封アセンブリは更
に、ブッシュの端面に固定された第2セラミックシール
部材を含んでおり、(1)第1セラミックシール部材が
第2セラミックシール部材に接触してシール界面を形成
し、(2)ブッシュの端面はカウンタボアを有してお
り、(3)第2セラミックシール部材はブッシュのカウ
ンタボア中に位置付けされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は一般的に移動車両の
密封継ぎ手に関し、特に、装軌型トラクタのトラックチ
ェーンのトラック継ぎ手をシールするための装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ブルドーザー等の装軌型トラクタは、ト
ラクタを走行させるために、一般的にスプロケット、遊
動輪、トラックチェーン及びトラックチェーンに取り付
けられた数多くのトラックシューを有している。
【0003】装軌型トラクタの使用の間、スプロケット
が回転してトラックチェーンを係合し、これにより固定
されたトラックシューと共にトラックチェーンをスプロ
ケットと遊動輪により画成されたパス回りに回転させ
る。トラックチェーンが回転すると、トラックシューが
地面に係合し、これにより装軌型トラクタを地面上を走
行させて数多くの作業を実行する。
【0004】トラックチェーンは一般的に一対の平行な
チェーンを含んでおり、各平行チェーンは一連の連結さ
れたマスタリンク及びトラックリンクから構成されてい
る。トラックチェーンは更に、平行チェーンの間に配置
され平行チェーンに連結された一連のピン及びブッシュ
を含んでいる。
【0005】ブッシュ及びトラックリンクが共働して、
例えばトラックチェーンがスプロケットと遊動輪の回り
を回転するときのようなトラックチェーンの使用の間、
トラックリンクに対するブッシュの必要な運動を許容す
る数多くのトラック継ぎ手(ジョイント)を形成する。
【0006】トラックチェーンが使用の間に晒される数
多くの腐食及び研磨水混合物、ゴミ、土砂、岩、他の鉱
物又は化学物質等を遮断するために、トラック継ぎ手は
通常トラック密封アセンブリを具備している。
【0007】トラック密封アセンブリは更に、上述した
ブッシュとトラックリンクとの間の相対運動を容易にす
るために、トラック継ぎ手の中に潤滑油を保持する機能
を果たす。
【0008】この機能を達成するために使用される従来
のトラック密封アセンブリの1つは、弾性ゴム負荷リン
グにより磨かれたブッシュ面に対して摺動密封係合する
ように軸方向に付勢された密封部材を採用している。し
かし、この密封アセンブリを長期間使用すると、数多く
の問題が発生する。
【0009】問題点の1つはブッシュ面の溝化に関連し
ている。トラックチェーンの作業環境下で遭遇する数多
くの研磨粒子の混合物は、ブッシュ面を磨耗して溝を形
成する優れた研磨混合物を形成しやすい。
【0010】もしこの溝が十分に深くなると、トラック
密封アセンブリの一体性が弱体化され、研磨粒子がトラ
ック継ぎ手中に侵入する。これらの溝は更にトラック継
ぎ手中に保持されている潤滑油が漏れ出す通路を提供す
る。
【0011】更に、シール(密封)部材はブッシュ面と
摺動接触するので(即ち、ブッシュ面は動的シール表面
である)、これらの2つの要素が相対的にスライド運動
すると、溝付きブッシュ面或いは荒いブッシュ面がシー
ル部材の磨耗を加速させる。
【0012】この磨耗の加速によりトラック密封アセン
ブリの一体性が更に損なわれ、研磨粒子がトラック継ぎ
手中に侵入する可能性を増加させる。上述した全ての問
題はトラック継ぎ手及びトラックチェーンの早期の破壊
に繋がる。
【0013】故に、上述した議論から、上述した問題点
を克服するトラックチェーン中のトラック継ぎ手をシー
ルするトラック密封アセンブリを提供するのが望ましい
ことは明らかである。
【0014】1つのアプローチとして、本発明は動的シ
ール表面としての(例えばブッシュ面のような)いかな
るトラック継ぎ手部品の使用をも必要としないトラック
密封アセンブリを提供する。
【0015】他のアプローチとして、本発明は、例えば
セラミック物質のような非常に固く、耐腐食性及び耐研
磨性物質から形成された1つ或いは複数の部品を有する
トラック密封アセンブリを提供する。
【0016】上述したアプローチを使用して、本発明は
従来の密封アセンブリが経験した上述した問題を解決す
る耐久性、信頼性があり、低コストのトラック密封アセ
ンブリを提供する。
【0017】本発明のトラック密封アセンブリは更に、
セラミック部品をトラックチェーンを使用する間に発生
される有害な力から隔離する。更に、開示されたトラッ
ク密封アセンブリのデザインは現在使用されているトラ
ックリンクの寸法に容易に適合可能である。また、本発
明のトラック密封アセンブリは動的シール表面としての
トラック継ぎ手部品の使用を除去する。
【0018】よって本発明の目的は、新規で有用なトラ
ック密封アセンブリを提供することである。本発明の他
の目的は、改良されたトラック密封アセンブリを提供す
ることである。
【0019】本発明の更に他の目的は、堅牢なトラック
密封アセンブリを提供することである。本発明の更に他
の目的は、スムーズ或いは磨かれたブッシュ面を必要と
しないトラック密封アセンブリを提供することである。
【0020】本発明の更に他の目的は、動的シール表面
としてのトラック継ぎ手部品の使用を除去したトラック
密封アセンブリを提供することである。本発明の更に他
の目的は、シールを保持する間のブッシュとトラックリ
ンクとの相対運動を許容するトラック密封アセンブリを
提供することである。
【0021】
【発明の開示】本発明の一側面によると、トラック継ぎ
手をシールするのに適合したトラック密封アセンブリが
提供される。トラック密封アセンブリはトラックリンク
と、第1セラミックシール部材を含んでいる。
【0022】トラック密封アセンブリは更に、トラック
リンクと第1セラミックシール部材の間に位置付けされ
た第1エラストマー部材を含んでいる。更に、トラック
密封アセンブリは端面を有するブッシュを含んでいる。
【0023】トラック密封アセンブリは更に、ブッシュ
の端面に固定された第2セラミックシール部材を含んで
おり、第1セラミックシール部材は第2セラミックシー
ル部材に接触してシール界面を形成する。
【0024】本発明の他の側面によると、トラック継ぎ
手をシールするのに適合したトラック密封アセンブリが
提供される。トラック密封アセンブリはトラックリンク
と、第1セラミックシール部材を含んでいる。
【0025】トラック密封アセンブリは更に、トラック
リンクと第1セラミックシール部材の間に位置付けされ
たスプリング部材を含んでいる。更に、トラック密封ア
センブリは端面を有するブッシュを含んでいる。
【0026】トラック密封アセンブリは更に、ブッシュ
の端面に固定された第2セラミックシール部材を含んで
おり、第1セラミックシール部材が第2セラミックシー
ル部材に接触してシール界面を形成する。
【0027】本発明の更に他の側面によると、トラック
継ぎ手をシールするのに適合したトラック密封アセンブ
リが提供される。トラック密封アセンブリはトラックリ
ンクと、第1セラミックシール部材を含んでいる。
【0028】トラック密封アセンブリは更に、トラック
リンクと第1セラミックシール部材の間に位置付けされ
た第1エラストマー部材を含んでいる。トラック密封ア
センブリは更に、端面を有するブッシュを含んでおり、
端面にはカウンタボアが形成されている。
【0029】トラック密封アセンブリは更に、カウンタ
ボア中に位置付けされた第2シール部材を含んでおり、
第1セラミックシール部材が第2シール部材に接触して
シール界面を形成する。
【0030】本発明の更に他の側面によると、トラック
継ぎ手をシールするのに適合したトラック密封アセンブ
リが提供される。トラック密封アセンブリはトラックリ
ンクと、セラミックシール部材を含んでいる。
【0031】トラック密封アセンブリは更に、トラック
リンクとセラミックシール部材の間に位置付けされたス
プリング部材を含んでいる。トラック密封アセンブリは
更に、端面を有するブッシュを含んでおり、シール部材
をブッシュの端面に当接するように付勢して、シール界
面を形成する。
【0032】
【発明の実施の形態】本発明は数多くの変更及び代替形
状を採り得るが、本発明の特別な実施形態が例示的に図
面に示されており、以下本明細書において詳細に説明さ
れる。
【0033】しかし、本発明は開示された実施形態に限
定されるものではなく、反対に、特許請求の範囲に定義
された本発明の範囲に入る全ての改変、均等物及び代替
実施形状を含むものである。
【0034】図1を参照すると、スプロケット4と、遊
動輪8と、スプロケット4及び遊動輪8に渡り掛け回さ
れたトラックチェーン10と、トラックチェーン10に
固定された数多くのトラックシュー6を有する装軌型ト
ラクタ2が示されている。
【0035】装軌型トラクタ2を走行させるために、ス
プロケット4が回転してトラックチェーン10を係合す
る。この回転及び係合が取り付けられたトラックシュー
と共にトラックチェーン10を、スプロケット4と遊動
輪8により画成されたパス回りに回転させる。トラック
シュー6が地面に係合すると、装軌型トラクタ2が地面
上を推進されて、数多くの作業を達成する。
【0036】図2を参照すると、明瞭化のためにトラッ
クシュー6が取り除かれた図1に示されたトラックチェ
ーン10の一部が示されている。トラックチェーン10
は一対の平行なチェーンコンポーネント15を形成する
ように接続された、一連のマスタリンク12とトラック
リンク14を含んでいる。
【0037】トラックチェーン10は更にチェーンコン
ポーネント15の間に配置され、一対のチェーンコンポ
ーネント15を連結する一連の円筒形状ブッシュ16と
ピン18を含んでいる。
【0038】円22で囲まれた断面図に示されるよう
に、ブッシュ16とトラックリンク14が共働して、ブ
ッシュ16とトラックリンク14の中に収容されたトラ
ックピン18を包囲する環状トラック継ぎ手20を形成
する。トラックリンク14はリング状構造を形成するこ
とに注意されたい。
【0039】トラックチェーン10を使用する間、トラ
ック継ぎ手20はブッシュ16及びトラックリンク14
のトラックピン18の縦方向軸39(図3参照)に対す
る半径方向及び軸方向運動を許容する。トラック継ぎ手
20は更に、ブッシュ16のトラックリンク14に対す
る回転運動を許容する。
【0040】装軌型トラクタ2を使用する間、トラック
チェーン10がスプロケット4及び遊動輪8回りを回転
すると、トラックチェーン10は各トラック継ぎ手20
で間接運動しなければならないので、トラックチェーン
10を使用するためにはこの種の運動が必要である。
【0041】このような運動は、トラックチェーン10
に結合されたトラックシュー6が岩等の障害物に遭遇し
てこれに乗り上げる場合にも発生する。円22で指摘さ
れた断面図に示されているように(詳しくは図3参
照)、トラック継ぎ手20がトラック継ぎ手中に潤滑油
を保持し破片を排除するための、トラック継ぎ手中に配
置されたトラック密封アセンブリ34を有している。
【0042】図3乃至図6を参照して、トラック継ぎ手
20及びトラック密封アセンブリ34について詳細に説
明する。図3は図2の円22で囲まれた部分の断面図の
拡大図を示している。
【0043】図3に示されているように、トラックピン
18はブッシュ16及びトラックリンク14内に収容さ
れ、これらにより支持されている。トラックリンク14
は、軸方向に伸長した円筒表面26と半径方向に伸長し
た端面27とにより画成されたトラックリンクのカウン
タボア25を含んでいる。
【0044】円筒形状ブッシュ16はリング形状ブッシ
ュ面28を画成した端部部分を有している。ブッシュ面
28はエラストマー物質40(図4参照)を受け入れる
ための環状ブッシュ面カウンタボア30或いは溝を含ん
でいる。ブッシュ面28はトラックリンクカウンタボア
25に対向する関係で配置されて、トラック継ぎ手20
を形成している。
【0045】トラック継ぎ手20はトラックピン18を
包囲し、トラックピン18と実質上同軸関係で形成され
た環状室であることに注意されたい。スラストリング2
4がブッシュ面28と半径方向に伸長した端面27の間
に配置されて、これらの間の軸方向の相対運動を制限し
ている。
【0046】トラック密封アセンブリ34もまたトラッ
ク継ぎ手20中に配置されている。トラック密封アセン
ブリ34及びスラストリング24の両方が、トラックピ
ン18と実質上同軸関係のリング形状構造を形成してい
ることに注意されたい。
【0047】上述した各コンポーネントの配置では、ブ
ッシュ面28、トラック密封アセンブリ34、半径方向
に伸長した端面27及びスラストリング24の共働によ
り、トラック継ぎ手20中に密封キャビティ56(図4
参照)が形成される。密封キャビティ56は、トラック
継ぎ手20におけるブッシュ16とトラックリンク14
の関節運動を助けるための潤滑油を収容するように機能
する。
【0048】トラックチェーン10の各コンポーネント
の潤滑については、ピン18は穴37に連通している軸
方向ボア36を有していることに注意されたい。軸方向
ボア36及び穴37がピン18とブッシュ16との間の
空間(図示せず)に潤滑油を分配するように機能する。
【0049】図4は図3に示されたトラック継ぎ手20
の拡大図である。図4に示されているように、トラック
密封アセンブリ34はブッシュ面カウンタボア30中に
配置されたエラストマー物質40を含んでいる。
【0050】エラストマー物質40は適当な接着剤によ
り、或いは摩擦係合によりブッシュ面カウンタボア30
中に固定される。代替案としては、エラストマー物質4
0はブッシュ面カウンタボア30と第1セラミックシー
ル部材42との間にモールド成形可能である。
【0051】次いで、概略長方形断面を有する第1セラ
ミックシール部材42が、エラストマー物質40と摩擦
係合するようにブッシュ面カウンタボア30中に位置付
けられる。
【0052】エラストマー物質40と第1セラミックシ
ール部材42との間の摩擦係合が、これらの要素間の如
何なる相対運動も防止し、トラック継ぎ手20の作動中
におけるこれらの要素間の静的シールを提供する。
【0053】もし必要ならば、トラック継ぎ手20の作
動中におけるエラストマー物質40と第1セラミックシ
ール部材42との間の相対運動を防止するために、適当
な接着剤をエラストマー物質40と第1セラミックシー
ル部材42との間に適用してもよい。
【0054】第1セラミックシール部材42は、その一
部がブッシュ面28から外側に伸長するように、ブッシ
ュ面カウンタボア30中に位置付けされる。トラック密
封アセンブリ34は更に、第2セラミックシール部材4
4が第1セラミックシール部材42に対して摺動シール
界面50を形成するように、トラック継ぎ手20中に配
置された第2セラミックシール部材44を含んでいる。
【0055】好ましくは、第1セラミックシール部材4
2及び第2セラミックシール部材44は、炭化ケイ素、
酸化アルミニウム、酸化ジルコニウム、窒化ケイ素等か
ら形成されている。
【0056】トラック密封アセンブリ34は更に、エラ
ストマー製の或いは合成樹脂製のリング形状負荷部材3
8を含んでいる。負荷部材38は半径方向に伸長した端
面27と、第2セラミックシール部材44と、軸方向に
伸長した円筒表面26との間に配置されており、トラッ
ク継ぎ手20が組み立てられるとこれらの間で圧縮負荷
がかかるようになっている。
【0057】その圧縮負荷状態においては、摩擦力のた
めに負荷部材38と半径方向に伸長した端面27との
間、或いは負荷部材38と第2セラミックシール部材4
4との間に如何なる相対回転運動も発生しない。
【0058】しかし、ある状態或いは応用において必要
なときには、これらの部品を比較的静止状態に保つのを
助けるために、負荷部材38と半径方向に伸長した端面
27との間又は第2セラミックシール部材44との間に
適当な接着剤が適用される。
【0059】その圧縮負荷状態においては、負荷部材3
8は、所定力の弾性負荷を第2セラミックシール部材4
4に与え、第2セラミックシール部材44を第1セラミ
ックシール部材42に対して密封係合するように強制的
に押し付ける。
【0060】その強制押し付け機能を設計するために、
負荷部材38のサイズ、形状及び構成に関連したよく知
られたプロセスが使用される。上述した負荷部材38の
特性が操作されて、シール界面50の一体性を保持し、
密封キャビティ56から破片を締め出すために必要な高
負荷を提供する。
【0061】しかし、上述した負荷部材38の特性は、
シール界面50に沿った第1セラミックシール部材42
と第2セラミックシール部材44との間の相対回転運動
を許容するように設計されなければならない。トラック
チェーン10を使用する間に如何にしてこの相対回転運
動が起こるかの更に詳しい説明は、図5及び図6を参照
して後ですることにする。
【0062】上述した方法によりトラック密封アセンブ
リ34の部品を組み立てるのに重要な点は、システム中
においてシール界面50がただ1つの動的シール界面で
あるという点である。
【0063】このことは、第1セラミックシール部材4
2及び第2セラミックシール部材44のみがトラック継
ぎ手20中において互いに摺動係合する要素であるの
で、本当のことである。その結果、ブッシュ面28のよ
うなトラック継ぎ手コンポーネントは、動的シール機能
を有しないことになる。
【0064】更に、シール界面50は従来技術のトラッ
ク密封アセンブリで利用されている金属(例えばブッシ
ュ面)上のプラスチック及び/或いはゴム界面ではな
く、セラミックとセラミックの界面である点に注意され
たい。
【0065】セラミック物質は腐食せず、研磨物質に対
して殆ど傷つかないので、研磨環境或いは腐食環境中に
おいてプラスチック及び/或いはゴム型シール部材を使
用するときに関連する重大な耐久性問題を回避できる。
【0066】負荷部材38及びその付勢機能は(上述し
たよく知られたプロセスを利用して)第2セラミックシ
ール部材44を半径方向に圧縮するように設計される。
この半径方向の圧縮力が第2セラミックシール部材44
中に円周方向の圧縮輪状ストレスを発生させる。
【0067】これはセラミック物質が大きな曲げ負荷を
収容し、トラックチェーン10の使用中に発生される力
により第2セラミックシール部材44が損傷する可能性
を減少させる、望ましいストレス状態である点に注意さ
れたい。
【0068】負荷部材38は第2セラミックシール部材
44上に配置された円錐表面46を係合することによ
り、第2セラミックシール部材44を第1セラミックシ
ール部材42に対して付勢する。この係合は円錐駆動界
面48を形成する。
【0069】円錐駆動界面48の重要な点は、円錐駆動
界面48がブッシュ16の縦方向軸(図4において線5
1で示されている)に対して角度付けられている点であ
る。即ち、第2セラミックシール部材44と負荷部材3
8の断面が、線51と鈍角で交差する線を円錐駆動界面
48に画成する。
【0070】上述した方法で弾性駆動界面48を鈍角に
したことにより、大きな利益がある点に注意されたい。
例えば、円錐駆動界面48を鈍角にしたことにより、ト
ラックチェーン10を使用する間にブッシュ16とトラ
ックリンク14の間に一般的に発生する(図4の矢印5
2及び54で示されている)急激な軸方向運動の間、或
いは(矢印53及び55で示されている)半径方向運動
の間に、負荷部材38と第2セラミックシール部材44
との間の(線51で示された縦方向軸に対して)如何な
る軸方向或いは半径方向運動又はスリップをも防止す
る。
【0071】負荷部材38のエラストマーの性質が、上
述した運動の間に負荷部材38を第2セラミックシール
部材44に対する接触を維持する作用をする。これは、
エラストマー物質から形成された負荷部材38がブッシ
ュ16とトラックリンク14の間の相対運動により形成
される力の下で、伸びたり縮んだりすることが可能であ
るので、真実である。
【0072】故に、エラストマー物質は負荷部材38と
第2セラミックシール部材44を接触させたままでこの
運動を収容することができ、これにより円錐駆動界面4
8及びシール界面50に沿って形成されたシールを保持
する。
【0073】第1セラミックシール部材42と第2セラ
ミックシール部材44はエラストマー物質40と負荷部
材38の間に配置されているので、直接金属表面と接触
していない。セラミックは硬い金属表面に接触している
間に力に晒されると幾分脆くてクラックが入るか或いは
破壊するので、このことは重要である。
【0074】故に、エラストマー物質40及び負荷物質
38の伸びたり縮んだりする能力が、第1セラミックシ
ール部材42及び第2セラミックシール部材44を、ト
ラックリンク14に対するブッシュ16の運動の間に発
生される潜在的に有害な力から隔離するのを助ける作用
をする。
【0075】図5及び図6を参照すると、明瞭化のため
にブッシュ16、トラックピン18、スラストリング2
4及びトラックリング14を取り外したトラック密封ア
センブリ34の拡大図が示されている。図6は図5の6
−6線方向から見たトラック密封アセンブリ34の図で
ある。
【0076】図5に見られるように、第1セラミックシ
ール部材42とエラストマー物質40で第1リング41
を形成する。第2セラミックシール部材44と負荷部材
38で第2リング43を形成する。
【0077】明瞭化のために、第1リング41及び第2
リング43の半分のみが示されている。第1リング41
と第2リング43はシール界面50に沿って互いに摺動
接触して、トラック密封アセンブリ34を形成する。
【0078】上述したように、トラック密封アセンブリ
34はトラックピン18と実質上同軸関係で環状路(ア
ニュラス)を画成している(トラックピン18は図示さ
れていないが、トラックピン18の縦方向軸39が図5
に示されている)。
【0079】図6に示されているように、第1リング4
1と第2リング43は互いに回転運動が可能である。こ
の回転運動の間に、第1リング41と第2リング43は
界面53で互いに摩擦接触する(図5参照)。
【0080】例えば、第1リング41は矢印58で示さ
れるように時計回り方向に回転され、第2リング43は
矢印60で示されるように反時計回り方向にに回転す
る。第1リング41は矢印60で示される方向(反時計
回り方向)に回転し、第2リング43は矢印58で示さ
れる方向(時計回り方向)に回転することもできる。
【0081】トラック継ぎ手20(図示せず、図3及び
図4参照)中でのトラック密封アセンブリ34の使用の
間に、如何にして上述した第1リング41と第2リング
43の相対運動が起こるかについての例を以下に説明す
る。
【0082】上述したように、第1リング41のコンポ
ーネント(即ち、エラストマー物質40と第1セラミッ
クシール部材42)は互いに或いはブッシュ16(図4
参照)に対して回転しない。
【0083】更に、第2リング43のコンポーネント
(即ち、第2セラミックシール部材44及び負荷部材3
8)は互いに或いはトラックリンク14(図4参照)に
対して回転しない。
【0084】故に、トラックリンク14を使用する間に
ブッシュ16が矢印58で示された方向にその縦軸回り
に回転し、トラックリンク14が矢印60で示された方
向にその縦軸回りに回転すると、第1リング41と第2
リング43の間にはシール界面50に沿った対応する相
対回転が発生する。
【0085】上述した方法で移動するトラック密封アセ
ンブリ34の能力の重要な側面は、密封キャビティ56
の一体性を維持しながらブッシュ16とトラックリンク
14の相対回転運動を許容するという点である。故に、
潤滑油が有効に保持され、破片が有効に除去されて、キ
ャビティ56を密封する。
【0086】図7乃至図12を参照すると、図4に示さ
れたトラック継ぎ手に幾分類似したトラック継ぎ手が示
されている。図7乃至図12にトラックピンと同軸関係
で環状室を画成した幾つかのトラック継ぎ手が示されて
いる。
【0087】その上、トラック継ぎ手20(図4参照)
と同様に、図7乃至図12に示されたトラック継ぎ手
は、ブッシュ面がトラックリンクのカウンタボア(図3
に関連した説明を参照)に対向するように位置付けされ
る、ブッシュ面を有する円筒状ブッシュを設けることに
より形成される。
【0088】図7乃至図12の各々は本発明のトラック
密封アセンブリの付加的な実施形態を示している。図7
乃至図12に示したトラック密封アセンブリの各々は、
図5及び図6に示されたトラック密封アセンブリと幾分
類似した構造的特性を有しており、同様な方法で使用さ
れ、実質上同様な方法で動作し、図3乃至図6を参照し
て説明したのと同様な効果を有している。しかし、図7
乃至図12を参照して以下に説明するように、各トラッ
ク密封アセンブリは特別な利点を有している。
【0089】図7を参照すると、トラック継ぎ手62が
示されている。トラック継ぎ手62中にはトラック密封
アセンブリ64が配置されている。トラック密封アセン
ブリ64は本発明のトラック密封アセンブリの第2実施
形態である。
【0090】トラック密封アセンブリ64はレセプタク
ル77を有するエラストマー剪断パッド69を含んでい
る。エラストマー剪断パッド69はブッシュ面のカウン
タボア70中に配置されている。
【0091】エラストマー剪断パッド69は、ブッシュ
面カウンタボア70中に置かれると、ブッシュ面71か
ら外側方向に伸長し、レセプタクル77の如何なる部分
もブッシュ面カウンタボア70中にないように、設計さ
れる。円錐表面73を有する第1セラミックシール部材
72が、図7に示されるようにレセプタクル77中に位
置付けされている。
【0092】トラック密封アセンブリ64は更にトラッ
ク継ぎ手62中に位置付けされた第2セラミックシール
部材74を含んでいる。第2セラミックシール部材74
は円錐表面73を有している。
【0093】第2セラミックシール部材74は、その円
錐表面73が第1セラミックシール部材72の円錐表面
73に摺動接触して密封円錐界面76を形成するよう
に、トラック継ぎ手62中に位置付けされている。
【0094】トラック密封アセンブリ64は更に、軸方
向に伸長した円筒状表面66と、半径方向に伸長した端
面67と、第2セラミックシール部材74の間に位置付
けされたエラストマー負荷部材65を含んでいる。
【0095】エラストマー負荷部材65は第2セラミッ
クシール部材74をトラック継ぎ手62中で支持し、第
2セラミックシール部材74に所定の力を印加して第2
セラミックシール部材74を第1セラミックシール部材
72に対して押し付けて、円錐界面76に沿って摺動密
封係合させる。よって、円錐表面73及び75がトラッ
ク密封アセンブリ64の動的シール表面を形成する。
【0096】トラック密封アセンブリ64の各コンポー
ネントを上述したように形状付けて配置する1つの利点
は、トラック継ぎ手62のコンポーネントの急激な移動
の間(即ち、ブッシュ63とトラックリンク68との間
の軸方向又は半径方向の運動)、第1セラミックシール
部材72と第2セラミックシール部材74との間の軸方
向或いは半径方向の移動或いはスリップを円錐界面76
が防止できることである。これは円錐界面76に接触可
能な破片の量を減少させる。
【0097】更に、ブッシュ63及びトラックリンク6
8(及び第1セラミックシール部材72及び第2セラミ
ックシール部材74)は、トラックチェーン10の使用
の間矢印78及び80で示されている半径方向に一般的
に移動する。
【0098】故に、第1セラミックシール部材72は矢
印80で示される半径方向にしばしば強制的に移動さ
れ、これと同時に、第2セラミックシール部材74は矢
印78で示される半径方向に強制的に移動される。
【0099】この型の運動は円錐界面76に沿って望ま
しくない剪断力を発生させ、第1セラミックシール部材
72及び第2セラミックシール部材74に有害なストレ
スを与えることになる。
【0100】この問題に対処するために、エラストマー
剪断パッド69が矢印78及び80で示された方向と同
一の半径方向に撓み且つ曲がるように設計される。故
に、第1セラミックシール部材72をエラストマー剪断
パッド69中に配置することにより、上述した半径方向
の運動を吸収することができる。
【0101】この吸収により、これらの半径方向の運動
により円錐界面76に沿って加えられる剪断力を減少す
ることができ、第1セラミックシール部材72及び第2
セラミックシール部材74のストレスを減少することが
できる。
【0102】図8を参照すると、トラック継ぎ手82が
示されている。トラック継ぎ手82中にはトラック密封
アセンブリ84が配置されている。トラック密封アセン
ブリ84は本発明のトラック密封アセンブリの第3実施
形態である。
【0103】トラック密封アセンブリ84はブッシュ面
カウンタボア90中に配置されたエラストマー物質88
を含んでいる。概略長方形の断面形状を有する第1セラ
ミックシール部材92が、エラストマー物質88と摩擦
係合するようにブッシュ面カウンタボア90中に位置付
けされている。
【0104】トラック密封アセンブリ84は更に、軸方
向に伸長した円筒状表面100から下方向に伸長する環
状エラストマーダイヤフラム(隔板)98を含んでい
る。概略長方形断面形状を有する第2セラミックシール
部材94が、トラック継ぎ手82中に取り付けられて第
1セラミックシール部材92に摺動接触してシール界面
96を形成するように、ダイヤフラム98中に収容され
ている。
【0105】第2セラミックシール部材94、ダイヤフ
ラム98及び軸方向に伸長した円筒状表面100の間に
は回転運動が発生しないことに注意されたい。トラック
密封アセンブリ84は更に、スプリング86からなる負
荷部材を含んでいる。スプリング86は第2セラミック
シール部材94と半径方向に伸長した端面102の間に
配置されている。
【0106】本発明の他の負荷部材について前に説明し
たように、スプリング86は第2セラミックシール部材
94に力を加えて第2セラミックシール部材94を動的
シール界面96に沿って第1セラミックシール部材92
に摺動接触させる。
【0107】エラストマーダイヤフラム98とスプリン
グ86を上述した方法で使用することにより、第2セラ
ミックシール部材94が概略長方形断面形状をとること
ができる。
【0108】これは、第2セラミックシール部材を取り
付け、更に軸方向に付勢して第1セラミックシール部材
とシール係合させるために、負荷部材を使用するのと対
照的である。
【0109】第2シール部材をトラック継ぎ手中に取り
付け、軸方向に第2シール部材を付勢して共働するシー
ル部材と動的なシール界面を形成するために、負荷部材
を上述した配置で使用すると、第2セラミックシール部
材が適当なベクトルに沿って必要な半径方向及び軸方向
の力を伝達するために、より複雑な形状(即ち、負荷部
材を係合するための円錐表面)が一般的に要求されるの
で、これは真実である。
【0110】殆ど長方形断面形状を有する第2シール部
材を使用する利点は、より複雑な断面形状(即ち円錐表
面)を有するものよりも非常に製造するのが安価である
ということである。よって、トラック密封アセンブリ8
4は第2シール部材が比較的複雑な断面形状を有するも
のよりも簡単であり、安価に製造できる。
【0111】図9を参照すると、トラック密封アセンブ
リ106がその中に配置されたトラック継ぎ手104が
示されている。トラック密封アセンブリ106は本発明
のトラック密封アセンブリの第4実施形態である。
【0112】トラック密封アセンブリ106はブッシュ
面カウンタボア122に配置されたエラストマー物質1
20を含んでいる。殆ど長方形断面形状を有する第1セ
ラミックシール部材124は、エラストマー物質120
と摩擦係合するようにブッシュ面カウンタボア122に
位置付けされる。
【0113】トラック密封アセンブリ106は更に、円
形レセプタクルを画成する軸方向に伸長した環状フラン
ジ117を有するリング形状保持部材116を含んでい
る。円形レセプタクル中にはガスケット119が配置さ
れている。
【0114】保持部材116は更に半径方向上方に伸長
する壁118を有している。軸方向に伸長する環状フラ
ンジ117は内部表面121と上面123を有してい
る。内部表面121は円周方向に離間して軸方向に伸長
した多数の隆起部(図示せず)を有している。
【0115】概略長方形断面形状を有する第2セラミッ
クシール部材126も設けられている。第2セラミック
シール部材126は軸方向に離間して半径方向に伸長し
た多数の溝(図示せず)を有している。
【0116】第2セラミックシール部材126はガスケ
ット119と接触して、軸方向に伸長した環状フランジ
117により画成されたレセプタクル中に収容されてい
る。第2セラミックシール部材126は更に、内部表面
121上の隆起部が外部表面127上の溝に嵌まり込ん
で第2セラミックシール部材126と保持部材116と
の如何なる回転運動をも防止するように、保持部材11
6に対して位置付けされている。
【0117】第2セラミックシール部材126と保持部
材116は、第2セラミックシール部材126が第1セ
ラミックシール部材124に摺動接触するように、トラ
ック継ぎ手104中に位置付けされている。トラック密
封アセンブリ106は更に、軸方向に伸長した円筒状表
面110と、半径方向に伸長した端面112と、保持部
材116との間に位置付けされたエラストマー負荷部材
108を含んでいる。
【0118】負荷部材108は上面123と係合して、
保持部材116と第2セラミックシール部材126をト
ラック継ぎ手104中で弾性的に取り付ける。負荷部材
104は更に半径方向に伸長した壁118に係合して、
第2セラミックシール部材126に第1セラミックシー
ル部材124方向に向かう軸方向力を加え、これにより
動的なシール界面128を形成する。
【0119】第2セラミックシール部材126及び保持
部材116を上述した方法により使用する利点は、第2
セラミックシール部材126が殆ど長方形断面形状をと
ることを許容しながら、(1)トラック継ぎ手104中
に取り付けられ、(2)1つの要素、即ち負荷部材10
8により第1セラミックシール部材124に向かって付
勢されることを許容する配置を提供できることである。
よって、比較的複雑な断面形状(即ち、多数の円錐表
面)を有する第2セラミックシール部材を製造する費用
を避けることができる。
【0120】図10を参照すると、トラック密封アセン
ブリ132がその中に配置されたトラック継ぎ手130
が示されている。トラック密封アセンブリ132は本発
明のトラック密封アセンブリの第5実施形態である。
【0121】トラック密封アセンブリ132はブッシュ
面カウンタボア144中に配置されたエラストマー物質
142を含んでいる。殆ど長方形断面形状を有する第1
セラミックシール部材146が、エラストマー物質14
2と摩擦係合するようにブッシュ面カウンタボア144
中に位置付けされている。
【0122】トラック密封アセンブリ132は更に、概
略L型断面形状を有する第2セラミックシール部材14
7を含んでいる。L型断面形状を有する第2セラミック
シール部材147は、半径方向に伸長するアーム部分1
48と軸方向に伸長するアーム部分149を画成してい
る。
【0123】アーム部分148及び149は、トラック
継ぎ手130の軸方向に伸長した円筒状表面136と半
径方向に伸長した端面138と丁度向き合う形で配置さ
れた着座部分(シート部分)145を画成している。
【0124】第2セラミックシール部材147は更に、
半径方向に伸長したアーム部分148が第1セラミック
シール部材146と摺動接触するようにトラック継ぎ手
130中に配置されている。
【0125】トラック密封アセンブリ132は更に、軸
方向に伸長した円筒状表面136と、半径方向に伸長し
た端面138と、第2セラミックシール部材147の間
に位置付けされたエラストマー負荷部材134を含んで
いる。
【0126】負荷部材134は、負荷部材134が着座
部分145を係合して、これにより第2セラミックシー
ル部材をトラック継ぎ手130中で弾性的に取り付ける
ように位置付けされている。
【0127】負荷部材134が着座部分145に係合す
ると、第2セラミックシール部材147に軸方向の力が
印加されて、第2セラミックシール部材147を第1セ
ラミックシール部材146に対して付勢し、これにより
動的なシール界面150が形成される。
【0128】第2セラミックシール部材147は概略L
形状断面を有しているため、第2セラミックシール部材
147がトラック継ぎ手130中に取り付けられて、唯
1つの要素、即ち負荷部材134により第1セラミック
シール部材146方向に付勢されるのを許容する。
【0129】第2セラミックシール部材147の取り付
け及び付勢に唯1つの要素を使用することにより、トラ
ック密封アセンブリ132の複雑性が減少し、これによ
り製造コストを減少することができる。
【0130】図11を参照すると、トラック密封アセン
ブリ154がその中に配置されたトラック継ぎ手152
が示されている。トラック密封アセンブリ154は本発
明のトラック密封アセンブリの第6実施形態である。
【0131】トラック密封アセンブリ154は図10に
示されたトラック密封アセンブリ132に類似してい
る。しかし、トラック密封アセンブリ154はセラミッ
クシール部材に代わってエラストマーシール部材166
を有している(例えば、ウレタンから形成されたシール
部材)。
【0132】エラストマーシール部材166は、ブッシ
ュ面カウンタボア164に対して静止し、トラック継ぎ
手152の作動の間に静止シールを提供するように、ブ
ッシュ面カウンタボア164の表面に摩擦係合する。
【0133】エラストマーシール部材166は、ブッシ
ュ面カウンタボア164から外側方向に突出し、セラミ
ックシール部材168の表面165に接触する軸方向に
伸長したリップ167を含んでいる。
【0134】セラミックシール部材168は概略L型状
断面を有し、トラック継ぎ手152中に取り付けられて
おり、エラストマーシール部材166方向に付勢されて
図10を参照して説明したのと同様な方法で動的シール
界面170を形成する。
【0135】エラストマーシール部材166を使用する
利点は、セラミック物質から形成されたシール部材と対
照的に、エラストマーシール部材166はセラミックシ
ール部材168の表面165上に存在するどのような不
規則性(バンプ、隆起部等)にも追従できるということ
である。
【0136】故に、上述した不規則性は動的シール界面
170の一体性を弱体化することはない。斯くして2つ
のセラミックシール部材が係合して動的シール界面を形
成するときに比較して、セラミックシール部材168は
表面165の平面性に関連したより緩い公差で製造する
ことができる。
【0137】セラミックシール部材168をより緩い公
差で製造できるので、比較的安価に製造することがで
き、これによりトラック密封アセンブリ154のコスト
を低減することができる。
【0138】図12を参照すると、その中に配置された
トラック密封アセンブリ174を有するトラック継ぎ手
172が示されている。トラック密封アセンブリ174
は本発明のトラック密封アセンブリの第7実施形態であ
る。
【0139】トラック密封アセンブリ174は、負荷部
材176及びセラミックシール部材186のデザイン及
び共働関係について、図4に示されたトラック密封アセ
ンブリ34と実質的に同一である。
【0140】しかし、負荷部材176がセラミックシー
ル部材186を軸方向に付勢して他のセラミックシール
部材に摺動係合させる代わりに、負荷部材176がセラ
ミックシール部材186を軸方向に付勢してセラミック
ブッシュ面187に摺動係合させる。
【0141】セラミックシール部材186がセラミック
ブッシュ面187に係合することにより、動的なシール
界面192を形成する。セラミックブッシュ面187
は、セラミックブッシュ面を従来の(例えば金属製)ブ
ッシュに取り付けることにより、或いはブッシュ184
をセラミックから形成することにより得ることができ
る。
【0142】トラック密封アセンブリ174の利点は、
トラック面カウンタボアと第2シール部材を除去できる
ことであり、これにより製造コストを削減できる。以
上、本発明を図面に示した実施形態に基づいて説明して
きたが、このような説明は制限的ではなく例示的なもの
であり、本発明はこれらの実施形態の数多くの変形及び
均等物を含むこと、勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の特徴を具備したトラックチェーンに連
結されたトラックシューを有する装軌型トラクタの概略
側面図である。
【図2】図1に示されたトラックチェーンの概略平面図
である(明瞭化のためにトラックシューが取り外され、
トラックチェーンの一部が断面図で示されている)。
【図3】図2に示された断面図の拡大図である。
【図4】図3に示されたトラック継ぎ手の拡大図であ
る。
【図5】明瞭化のためにブッシュ、トラックリンク、ト
ラックピン及びスラストリングが取り外された、図3に
示されたトラック密封アセンブリの立面図である。
【図6】図5の6−6方向から見たトラック密封アセン
ブリを示す図である。
【図7】本発明のトラック密封アセンブリの第2実施形
態の拡大断面図である。
【図8】本発明のトラック密封アセンブリの第3実施形
態の拡大断面図である。
【図9】本発明のトラック密封アセンブリの第4実施形
態の拡大断面図である。
【図10】本発明のトラック密封アセンブリの第5実施
形態の拡大断面図である。
【図11】本発明のトラック密封アセンブリの第6実施
形態の拡大断面図である。
【図12】本発明のトラック密封アセンブリの第7実施
形態の拡大断面図である。
【符号の説明】
2 装軌型トラクタ 4 スプロケット 8 遊動輪 10 トラックチェーン 12 マスタリンク 14 トラックリンク 16 ブッシュ 18 ピン 20 トラック継ぎ手 34 トラック密封アセンブリ
フロントページの続き (72)発明者 ミッチェル・エイチ・ヘイゼルコーン アメリカ合衆国、61615イリノイ、ピオー リア、タリスマン・テラス6615 (72)発明者 ウィリアム・エイ・ホルト アメリカ合衆国、61525イリノイ、ダンラ ップ、ウィンドクレスト・コート11906 (72)発明者 ジェリー・エイ・メッツ アメリカ合衆国、61550イリノイ、モート ン、エヌ・モートン・アベニュー2361 (72)発明者 ダニエル・エル・ミクルト アメリカ合衆国、61615イリノイ、ピオー リア、ヘイメドウ・ピーエル5411 (72)発明者 ケニス・アール・ワッツ アメリカ合衆国、61571イリノイ、ワシン トン、ヘザー・コート・ナンバー8 (72)発明者 ハリー・エム・ヨセフニア アメリカ合衆国、61614イリノイ、ピオー リア、エヌ・インペリアル・ドライブ6021

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トラック継ぎ手をシールするのに適合し
    たトラック密封アセンブリであって、 トラックリンクと;端面と、端面中に画成されたカウン
    タボアを有するブッシュと;前記ブッシュに画成された
    カウンタボア中に位置付けされた第1セラミックシール
    部材と;第2セラミックシール部材と;前記カウンタボ
    アと前記第1セラミックシール部材との間に位置付けさ
    れた第1エラストマー部材と;前記トラックリンクに固
    定された第2エラストマー部材とを具備し;前記第2エ
    ラストマー部材は前記第2セラミックシール部材に接触
    して、該第2セラミックシール部材を前記第1セラミッ
    クシール部材と接触するように付勢し、両者の間にシー
    ル界面を形成するように適合していることを特徴とする
    トラック密封アセンブリ。
  2. 【請求項2】 前記トラックリンクはカウンタボアを有
    しており、 前記第2セラミックシール部材は前記トラックリンクの
    前記カウンタボア中に位置付けされていることを特徴と
    する請求項1記載のトラック密封アセンブリ。
  3. 【請求項3】 前記第2エラストマー部材は、前記第2
    セラミックシール部材と前記トラックリンク中に画成さ
    れた前記カウンタボアの内壁の間に配置されていること
    を特徴とする請求項2記載のトラック密封アセンブリ。
  4. 【請求項4】 前記ブッシュ端面に画成された前記カウ
    ンタボアの全ての内壁は前記第1エラストマー部材と整
    列していることを特徴とする請求項3記載のトラック密
    封アセンブリ。
  5. 【請求項5】 前記第1セラミックシール部材はリング
    型形状をしており、 前記第2セラミックシール部材もリング型形状をしてい
    ることを特徴とする請求項1記載のトラック密封アセン
    ブリ。
  6. 【請求項6】 前記第1セラミックシール部材は第1傾
    斜端部を有しており、 前記第2セラミックシール部材は第2傾斜端部を有して
    おり、 前記第1セラミックシール部材の前記第1傾斜端部が前
    記第2セラミックシール部材の前記第2傾斜端部に接触
    してシール界面を形成することを特徴とする請求項5記
    載のトラック密封アセンブリ。
  7. 【請求項7】 前記第1傾斜端部は外側傾斜端部であ
    り、 前記第2傾斜端部は内側傾斜端部であることを特徴とす
    る請求項6記載のトラック密封アセンブリ。
  8. 【請求項8】 前記第2エラストマー部材はその中に画
    成されたレセプタクルを有しており、 前記第2エラストマー部材の前記レセプタクルの何れの
    部分も前記ブッシュの前記カウンタボア中には位置付け
    されていず、 前記第2セラミックシール部材が前記第2エラストマー
    部材の前記レセプタクル中に位置付けされていることを
    特徴とする請求項1記載のトラック密封アセンブリ。
  9. 【請求項9】 前記トラックリンクに固定されたホルダ
    を更に具備し;前記第1セラミックシール部材は前記ホ
    ルダ中に固定されていることを特徴とする請求項1記載
    のトラック密封アセンブリ。
  10. 【請求項10】 前記ホルダはリング型形状をしている
    ことを特徴とする請求項9記載のトラック密封アセンブ
    リ。
  11. 【請求項11】 トラック継ぎ手をシールするのに適合
    したトラック密封アセンブリであって、 トラックリンクと;第1セラミックシール部材と;前記
    トラックリンクと前記第1セラミックシール部材との間
    に位置付けされた第1エラストマー部材と;端面を有す
    るブッシュと;前記ブッシュの前記端面に固定された第
    2セラミックシール部材とを具備し;前記第1セラミッ
    クシール部材が前記第2セラミックシール部材に接触し
    てシール界面を形成し、 前記第1セラミックシール部材は半径方向に伸長したア
    ーム部分と軸方向に伸長したアーム部分を含んでおり、 前記第1エラストマー部材は前記半径方向に伸長したア
    ーム部分に軸方向の力を印加し、 前記第1エラストマー部材は前記軸方向に伸長したアー
    ム部分に半径方向の力を印加することを特徴とするトラ
    ック密封アセンブリ。
  12. 【請求項12】 トラック継ぎ手をシールするのに適合
    したトラック密封アセンブリであって、 トラックリンクと;第1セラミックシール部材と;前記
    トラックリンクと前記第1セラミックシール部材の間に
    位置付けされたスプリング部材と;端面を有するブッシ
    ュと;前記ブッシュの前記端面に固定された第2セラミ
    ックシール部材とを具備し;前記第1セラミックシール
    部材が前記第2セラミックシール部材に接触してシール
    界面を形成することを特徴とするトラック密封アセンブ
    リ。
  13. 【請求項13】 前記スプリング部材はエラストマー部
    材を含んでいることを特徴とする請求項12記載のトラ
    ック密封アセンブリ。
  14. 【請求項14】 前記スプリング部材は前記第1セラミ
    ックシール部材に軸方向の力を印加し、 前記エラストマー部材は前記第1セラミックシール部材
    に半径方向の力を印加することを特徴とする請求項13
    記載のトラック密封アセンブリ。
  15. 【請求項15】 トラック継ぎ手をシールするのに適合
    したトラック密封アセンブリであって、 トラックリンクと;第1セラミックシール部材と;前記
    トラックリンクと前記第1セラミックシール部材との間
    に位置付けされた第1エラストマー部材と;カウンタボ
    アの形成された端面を有するブッシュと;前記カウンタ
    ボア中に位置付けされた第2シール部材とを具備し;前
    記第1セラミックシール部材が前記第2シール部材に接
    触してシール界面を形成することを特徴とするトラック
    密封アセンブリ。
  16. 【請求項16】 前記第2シール部材はエラストマー物
    質を含んでいることを特徴とする請求項15記載のトラ
    ック密封アセンブリ。
  17. 【請求項17】 トラック継ぎ手をシールするのに適合
    したトラック密封アセンブリであって、 トラックリンクと;セラミックシール部材と;前記トラ
    ックリンクと前記セラミックシール部材との間に位置付
    けされたスプリング部材と;端面を有するブッシュとを
    具備し;前記スプリング部材が前記セラミックシール部
    材を前記ブッシュの端面に圧接させて、シール界面を形
    成することを特徴とするトラック密封アセンブリ。
  18. 【請求項18】 前記スプリング部材はエラストマー物
    質を含んでいることを特徴とする請求項17記載のトラ
    ック密封アセンブリ。
  19. 【請求項19】 前記ブッシュの前記端面はセラミック
    物質から形成されていることを特徴とする請求項17記
    載のトラック密封アセンブリ。
  20. 【請求項20】 前記ブッシュはセラミック物質から形
    成されていることを特徴とする請求項19記載のトラッ
    ク密封アセンブリ。
JP9162217A 1996-07-30 1997-06-19 トラック密封アセンブリ Pending JPH1078141A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US08/690630 1996-07-30
US08/690,630 US5826884A (en) 1996-07-30 1996-07-30 Track joint sealing assembly for sealing a track joint having ceramic and elastomeric seal portions

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1078141A true JPH1078141A (ja) 1998-03-24

Family

ID=24773263

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9162217A Pending JPH1078141A (ja) 1996-07-30 1997-06-19 トラック密封アセンブリ

Country Status (4)

Country Link
US (2) US5826884A (ja)
JP (1) JPH1078141A (ja)
DE (1) DE19732849A1 (ja)
FR (1) FR2751934B1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010516560A (ja) * 2007-01-30 2010-05-20 ベルコ ソシエタ ペル アチオニ キャタピラのジョイントシールシステム
JP2013530094A (ja) * 2010-07-02 2013-07-25 キャタピラー インコーポレイテッド 履帯式機械の下部走行体用スラストリング

Families Citing this family (27)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6102408A (en) * 1997-09-03 2000-08-15 Caterpillar Inc. Track link assembly having a resiliently bonded protectively coated seal member and associated method for maintaining a track link assembly
JP4116187B2 (ja) * 1998-12-03 2008-07-09 日立建機株式会社 履帯
EP1258419B1 (en) * 2000-12-22 2008-01-23 Hitachi Construction Machinery Co., Ltd. Crawler belt
US6520859B2 (en) * 2000-12-27 2003-02-18 Spicer Driveshaft, Inc. Universal joint bearing insert formed from ceramic or composite materials
EP1479948A1 (en) * 2003-05-22 2004-11-24 Apex Dynamics Inc. Gearbox device having ceramic-incorporating oil seal units
US20050023897A1 (en) * 2003-07-31 2005-02-03 Anderton Peter W. Method and apparatus for rebuilding track assembly
JP4601942B2 (ja) * 2003-11-20 2010-12-22 イーグル工業株式会社 シール装置
US8657297B2 (en) * 2004-05-28 2014-02-25 Stein Seal Company Air riding seal
US20060022411A1 (en) * 2004-07-15 2006-02-02 Beardsley M B Sealing system
US7345255B2 (en) * 2005-01-26 2008-03-18 Caterpillar Inc. Composite overlay compound
US20060290067A1 (en) * 2005-06-01 2006-12-28 Freudenberg-Nok General Partnership Unitized seal with integral spacer
US7611151B2 (en) * 2006-04-06 2009-11-03 John Crane Inc. Mechanical seal with thermally stable mating ring
DE102006050439B4 (de) * 2006-10-26 2019-01-10 Ab Skf Dichtungsanordnung und Gelenk einer Kette mit der Dichtungsanordnung
US7798769B2 (en) * 2007-02-15 2010-09-21 Siemens Energy, Inc. Flexible, high-temperature ceramic seal element
FR2956890B1 (fr) * 2010-03-01 2012-03-09 Ksb Sas Robinet a bague d'etancheite elastomere/ceramique
US8678696B2 (en) 2010-03-31 2014-03-25 Caterpillar Inc. Seal assembly for track pin joint assembly
US8721213B2 (en) 2010-03-31 2014-05-13 Caterpillar Inc. Seal assembly for track pin joint assembly
DE102010018552B4 (de) * 2010-04-28 2023-02-23 Aktiebolaget Skf Dichtungsanordnung und Gelenk einer Kette mit der Dichtungsanordnung
JP5404531B2 (ja) * 2010-06-01 2014-02-05 株式会社椿本チエイン シールチェーン
JP5318843B2 (ja) * 2010-12-01 2013-10-16 株式会社小松製作所 履帯ブシュおよび履帯リンク装置
US9388906B2 (en) * 2010-12-23 2016-07-12 Caterpillar Inc. Seal assembly
US8985590B2 (en) 2011-04-22 2015-03-24 Caterpillar Seal assembly for track pin joint assembly of undercarriage
USD719588S1 (en) 2012-06-29 2014-12-16 Caterpillar Inc. Undercarriage track system for mobile earthmoving machine
US9604681B2 (en) * 2013-08-29 2017-03-28 Caterpillar Inc. Track joint assemblies
US20150197293A1 (en) * 2014-01-14 2015-07-16 Caterpillar Inc. Track joint assemblies
US10352452B2 (en) * 2016-09-26 2019-07-16 Caterpillar Inc. Face seal with energized lip and counterface
CN109244907B (zh) * 2018-09-28 2020-08-21 深圳供电局有限公司 一种环网柜接线柱套管修复方法

Family Cites Families (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3437385A (en) * 1967-01-24 1969-04-08 Int Harvester Co Track joint having floating seal
DE1750848A1 (de) * 1968-06-11 1971-06-03 Kupfer Asbest Co Laufring fuer Gleitringdichtungen
US3554560A (en) * 1968-06-26 1971-01-12 Komatsu Mfg Co Ltd Sealing device serving concurrently as a thrust bearing device for a hinge joint of endless track links
US3624809A (en) * 1970-03-23 1971-11-30 Coors Porcelain Co Ceramic seal
US4099728A (en) * 1977-10-17 1978-07-11 Borg-Warner Corporation Mechanical seal assembly
US3874680A (en) * 1973-08-23 1975-04-01 Coors Porcelain Co Seal ring and bearing assembly
US3926443A (en) * 1974-03-05 1975-12-16 Coors Porcelain Co Composite seal ring and assembly
CA1126305A (en) * 1979-05-11 1982-06-22 Toshio Kawamura Seal assembly for a linkage
DE3014866C2 (de) * 1980-04-17 1986-07-10 Kabushiki Kaisha Komatsu Seisakusho, Tokio/Tokyo Dichtring für schwimmende oder gleitende Dichtungen
US4327921A (en) * 1980-12-08 1982-05-04 Caterpillar Tractor Co. Pressure balanced - constant engagement force seal
US4704332A (en) * 1982-11-01 1987-11-03 United Technologies Corporation Lightweight fiber reinforced high temperature stable glass-ceramic abradable seal
DE3706365C1 (de) * 1987-02-27 1988-09-15 Geesthacht Gkss Forschung Kupplung zum spielfreien und zentrierten Verbinden eines Nabenteils mit einer Welle
US4819999A (en) * 1987-07-13 1989-04-11 Caterpillar Inc. End face seal assembly
JPH03249481A (ja) * 1990-02-26 1991-11-07 Riken Corp 高圧流体用回転軸シール装置
US5050764A (en) * 1990-03-08 1991-09-24 Pacesetter Infusion, Ltd. Lateral compression sealing system and method of making seal
US5094466A (en) * 1990-05-04 1992-03-10 General Motors Corporation Water pump seal with improved seal force distribution
US5183318A (en) * 1991-11-26 1993-02-02 Caterpillar Inc. Endless track chain for track-type vehicles
US5257858A (en) * 1992-11-02 1993-11-02 Caterpillar Inc. Inboard track joint retention apparatus
US5302012A (en) * 1993-01-14 1994-04-12 Caterpillar, Inc. Composite tread ring for track roller

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010516560A (ja) * 2007-01-30 2010-05-20 ベルコ ソシエタ ペル アチオニ キャタピラのジョイントシールシステム
KR101421315B1 (ko) * 2007-01-30 2014-07-18 베르코 쏘시에떼 퍼 아찌오니 트랙 조인트(track joint)용 밀봉 시스템
JP2013530094A (ja) * 2010-07-02 2013-07-25 キャタピラー インコーポレイテッド 履帯式機械の下部走行体用スラストリング

Also Published As

Publication number Publication date
FR2751934A1 (fr) 1998-02-06
FR2751934B1 (fr) 2000-06-16
DE19732849A1 (de) 1998-02-05
US6105969A (en) 2000-08-22
US5826884A (en) 1998-10-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH1078141A (ja) トラック密封アセンブリ
CA1314063C (en) End face seal assembly
KR101147797B1 (ko) 씰 장치
AU717581B2 (en) End face seal with sacrificial wear-in excluder
US3985366A (en) Duo-cone seal flexible mounting
EP2552766B1 (en) Seal assembly for track pin joint assembly
JPH08290788A (ja) 泥シールドを持つ履帯の端面シール
KR101160397B1 (ko) 롤러체인
JPS59159468A (ja) メカニカルシ−ル組立体
EP0716975B1 (en) Seal assembly having resilient load rings
US20160176454A1 (en) Seal Assembly for Track Pin Joint Assembly of Undercarriage
KR102629734B1 (ko) 트랙용의 시일링 시스템
US5899459A (en) Track joint sealing assembly having a ceramic seal member and elastomeric spring members for sealing a track joint in a track chain
US3218107A (en) Seal and coupling assembly for a hinged joint
US9822883B2 (en) Load ring for seal assembly and seal assembly of machine
US4058322A (en) Bearing seal for endless tracks
EP0213888A2 (en) Improved mechanical seal for pumps and method of fabricating same
CN105102753A (zh) 具有柔性金属面密封的牙轮钻头
KR100480392B1 (ko) 크롤러 벨트 및 크롤러 벨트에 사용하는 실
JP2003507674A (ja) 封入された円錐台状バネを有するシールアセンブリ
US20040026870A1 (en) Face seal assembly with integral support
US20060122019A1 (en) Chain joint seal
US11945525B2 (en) Radial seal for a track link joint
MXPA99002265A (en) End face seal with sacrificial wear-in excluder

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060912

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070403