JPH1078048A - クラッチ装置 - Google Patents
クラッチ装置Info
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- JPH1078048A JPH1078048A JP24908296A JP24908296A JPH1078048A JP H1078048 A JPH1078048 A JP H1078048A JP 24908296 A JP24908296 A JP 24908296A JP 24908296 A JP24908296 A JP 24908296A JP H1078048 A JPH1078048 A JP H1078048A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- boss
- clutch
- input shaft
- bearing retainer
- shaft bearing
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、インプットシャフトベアリングリ
テーナの取付時に、インプットシャフトベアリングリテ
ーナに一体的に設けたボスに肉付け部を接触させ、クラ
ッチハウジングの軸方向寸法の変更を必要とせず、手動
変速機の小型化に寄与し得るとともに、ボスに作用する
力の方向に対しておさえができ、ボスを補強部材で補強
する必要がなく、形状の簡素化及び軽量化を実現し得る
ことを目的としている。 【構成】 このため、手動変速機のクラッチ操作をする
際に使用するクラッチレリーズ機構を有するクラッチ装
置において、クラッチレリーズ機構のクラッチレリーズ
フォークの支点となるピボット取付用ボスをインプット
シャフトベアリングリテーナに一体的に設け、手動変速
機の変速機ケースにはボスに接触し且つクラッチハウジ
ング取付面に対して面一状態となる肉付け部を設けてい
る。
テーナの取付時に、インプットシャフトベアリングリテ
ーナに一体的に設けたボスに肉付け部を接触させ、クラ
ッチハウジングの軸方向寸法の変更を必要とせず、手動
変速機の小型化に寄与し得るとともに、ボスに作用する
力の方向に対しておさえができ、ボスを補強部材で補強
する必要がなく、形状の簡素化及び軽量化を実現し得る
ことを目的としている。 【構成】 このため、手動変速機のクラッチ操作をする
際に使用するクラッチレリーズ機構を有するクラッチ装
置において、クラッチレリーズ機構のクラッチレリーズ
フォークの支点となるピボット取付用ボスをインプット
シャフトベアリングリテーナに一体的に設け、手動変速
機の変速機ケースにはボスに接触し且つクラッチハウジ
ング取付面に対して面一状態となる肉付け部を設けてい
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はクラッチ装置に係
り、特に変速機ケースにボスに接触し且つクラッチハウ
ジング取付面に対して面一状態となる肉付け部を設け、
インプットシャフトベアリングリテーナの取付時に、イ
ンプットシャフトベアリングリテーナに一体的に設けた
ボスに肉付け部を接触させ、クラッチハウジングの軸方
向寸法の変更を必要とせず、手動変速機の小型化に寄与
し得るとともに、ボスに作用する力の方向に対しておさ
えができ、ボスを補強部材で補強する必要がなく、形状
の簡素化及び軽量化を実現し得るクラッチ装置に関す
る。
り、特に変速機ケースにボスに接触し且つクラッチハウ
ジング取付面に対して面一状態となる肉付け部を設け、
インプットシャフトベアリングリテーナの取付時に、イ
ンプットシャフトベアリングリテーナに一体的に設けた
ボスに肉付け部を接触させ、クラッチハウジングの軸方
向寸法の変更を必要とせず、手動変速機の小型化に寄与
し得るとともに、ボスに作用する力の方向に対しておさ
えができ、ボスを補強部材で補強する必要がなく、形状
の簡素化及び軽量化を実現し得るクラッチ装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】クラッチ装置は、車両に搭載される内燃
機関と手動変速機間に配設され、内燃機関側のクランク
シャフトから手動変速機のインプットシャフトに伝達さ
れる駆動力の断続操作を行っている。そして、クラッチ
装置は、手動変速機のクラッチ操作をする際に使用する
クラッチレリーズ機構を有している。
機関と手動変速機間に配設され、内燃機関側のクランク
シャフトから手動変速機のインプットシャフトに伝達さ
れる駆動力の断続操作を行っている。そして、クラッチ
装置は、手動変速機のクラッチ操作をする際に使用する
クラッチレリーズ機構を有している。
【0003】前記クラッチ装置としては、実開平3−8
1423号公報に開示されるものがある。この公報に開
示されるクラッチレリーズ軸受装置は、クラッチのイン
プットシャフトが回転自在に挿入される筒状リテーナに
対して軸方向に摺動自在に嵌挿されたスリーブと、スリ
ーブの外周から半径方向外方へ突設され、且つクラッチ
操作部材と係合するフランジ部と、フランジ部に沿って
半径方向外方へ延びる側壁と、側壁の外周縁からスリー
ブと平行に延びる外筒部と、外筒部の先端から半径方向
内方へ延びる内鍔部からなる軸受支持具と、外輪が、軸
受支持具の側壁と内鍔部との間に、バネを介して非回転
に挟持され、内輪が、軸受支持具の側壁から所定間隔離
して配置された転がり軸受と、内輪と軸受支持具の側壁
との間を密封するシール体とを備えるクラッチレリーズ
軸受装置において、シール体が、転がり軸受の内輪の、
軸受支持具の側壁と対向する端面側の内周に圧入される
円筒部と、円筒部の一端から半径方向外方へ延設され、
円筒部の圧入時に圧入力を受ける勘定の受圧部とからな
る芯金と、芯金に被着され、受圧部の外周縁から、軸受
支持具の側壁に向けて斜め内方に延びているとともに、
先端側が軸受支持具の側壁に摺接し、且つ先端部が、受
圧部の内周縁より半径方向外方に位置する弾性リップ部
とを備えている。
1423号公報に開示されるものがある。この公報に開
示されるクラッチレリーズ軸受装置は、クラッチのイン
プットシャフトが回転自在に挿入される筒状リテーナに
対して軸方向に摺動自在に嵌挿されたスリーブと、スリ
ーブの外周から半径方向外方へ突設され、且つクラッチ
操作部材と係合するフランジ部と、フランジ部に沿って
半径方向外方へ延びる側壁と、側壁の外周縁からスリー
ブと平行に延びる外筒部と、外筒部の先端から半径方向
内方へ延びる内鍔部からなる軸受支持具と、外輪が、軸
受支持具の側壁と内鍔部との間に、バネを介して非回転
に挟持され、内輪が、軸受支持具の側壁から所定間隔離
して配置された転がり軸受と、内輪と軸受支持具の側壁
との間を密封するシール体とを備えるクラッチレリーズ
軸受装置において、シール体が、転がり軸受の内輪の、
軸受支持具の側壁と対向する端面側の内周に圧入される
円筒部と、円筒部の一端から半径方向外方へ延設され、
円筒部の圧入時に圧入力を受ける勘定の受圧部とからな
る芯金と、芯金に被着され、受圧部の外周縁から、軸受
支持具の側壁に向けて斜め内方に延びているとともに、
先端側が軸受支持具の側壁に摺接し、且つ先端部が、受
圧部の内周縁より半径方向外方に位置する弾性リップ部
とを備えている。
【0004】また、実開平4−54330号公報に開示
されるものがある。この公報に開示されるプルタイプク
ラッチ用レリーズ装置は、プルタイプクラッチの中央部
に配置されたレリーズベアリングを軸方向に移動させる
ためのプルタイプクラッチ用レリーズ装置であって、レ
リーズベアリングに先端部が取り外し可能に係止される
レリーズフォークと、レリーズフォークのプル側の荷重
を受けるようにレリーズフォークの中央部に当接するこ
とにより、レリーズフォークを回動自在に支持する支持
ブロックと、支持ブロックでレリーズフォークを取り外
し可能な状態で弾性的に保持させるために、レリーズフ
ォークに設けられた弾性部材とを備えている。
されるものがある。この公報に開示されるプルタイプク
ラッチ用レリーズ装置は、プルタイプクラッチの中央部
に配置されたレリーズベアリングを軸方向に移動させる
ためのプルタイプクラッチ用レリーズ装置であって、レ
リーズベアリングに先端部が取り外し可能に係止される
レリーズフォークと、レリーズフォークのプル側の荷重
を受けるようにレリーズフォークの中央部に当接するこ
とにより、レリーズフォークを回動自在に支持する支持
ブロックと、支持ブロックでレリーズフォークを取り外
し可能な状態で弾性的に保持させるために、レリーズフ
ォークに設けられた弾性部材とを備えている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のクラ
ッチ装置においては、図7〜図9に夫々示す如く、クラ
ッチ装置102は、図示しない内燃機関と手動変速機間
に配設され、内燃機関側のクランクシャフト108から
手動変速機のインプットシャフト110に伝達される駆
動力の断続操作を行っている。
ッチ装置においては、図7〜図9に夫々示す如く、クラ
ッチ装置102は、図示しない内燃機関と手動変速機間
に配設され、内燃機関側のクランクシャフト108から
手動変速機のインプットシャフト110に伝達される駆
動力の断続操作を行っている。
【0006】前記クランクシャフト108の出力側端部
にフライホイール114を固定し、クラッチ装置102
のクラッチハウジング104内には、手動変速機のクラ
ッチ操作をする際に使用するクラッチレリーズ機構12
2が配設されている。
にフライホイール114を固定し、クラッチ装置102
のクラッチハウジング104内には、手動変速機のクラ
ッチ操作をする際に使用するクラッチレリーズ機構12
2が配設されている。
【0007】前記クラッチ装置102のクラッチハウジ
ング104を変速機ケース106のアッパケース106
−1に固定して設け、変速機ケース106のアッパケー
ス106−1とロアケース106−2間に配設されるイ
ンプットシャフトリヤベアリング130を保持するイン
プットシャフトベアリングリテーナ132を前記インプ
ットシャフト110外周に配設する。
ング104を変速機ケース106のアッパケース106
−1に固定して設け、変速機ケース106のアッパケー
ス106−1とロアケース106−2間に配設されるイ
ンプットシャフトリヤベアリング130を保持するイン
プットシャフトベアリングリテーナ132を前記インプ
ットシャフト110外周に配設する。
【0008】前記クラッチレリーズ機構122のクラッ
チレリーズフォーク126のピボット(「サポート」と
も言う)134は、クラッチレリーズフォーク126の
支点となるピボット取付用ボス136に装着されてい
る。
チレリーズフォーク126のピボット(「サポート」と
も言う)134は、クラッチレリーズフォーク126の
支点となるピボット取付用ボス136に装着されてい
る。
【0009】そして、ピボット134にレリーズフォー
ククリップ138を接触させて設け、クラッチレリーズ
フォーク126の他端側にクラッチレリーズブーツ14
0を配設するとともに、クラッチオペレーティングシリ
ンダ142を接触させて設ける。
ククリップ138を接触させて設け、クラッチレリーズ
フォーク126の他端側にクラッチレリーズブーツ14
0を配設するとともに、クラッチオペレーティングシリ
ンダ142を接触させて設ける。
【0010】このとき、前記ボス136を、変速機ケー
ス106の例えばロアケース106−2に一体的に形成
している。
ス106の例えばロアケース106−2に一体的に形成
している。
【0011】前記変速機ケース106のアッパケース1
06−1及びロアケース106−2は、クラッチハウジ
ング104やインプットシャフトベアリングリテーナ1
32等を取り付けるための端面たるクラッチハウジング
取付面148を有し、このクラッチハウジング取付面1
48は加工されている。
06−1及びロアケース106−2は、クラッチハウジ
ング104やインプットシャフトベアリングリテーナ1
32等を取り付けるための端面たるクラッチハウジング
取付面148を有し、このクラッチハウジング取付面1
48は加工されている。
【0012】そして、前記ピボット134の取付距離A
を確保するために、クラッチハウジング取付面148か
ら前記ボス136が突出形成されている。
を確保するために、クラッチハウジング取付面148か
ら前記ボス136が突出形成されている。
【0013】この結果、変速機ケースのアッパケース及
びロアケースの端面たるクラッチハウジング取付面を加
工する際に、ボスが邪魔となって大なる加工時間がかか
り、実用上不利であるとともに、加工費用が崇み、経済
的に不利であるという不都合がある。
びロアケースの端面たるクラッチハウジング取付面を加
工する際に、ボスが邪魔となって大なる加工時間がかか
り、実用上不利であるとともに、加工費用が崇み、経済
的に不利であるという不都合がある。
【0014】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、上
述不都合を除去するために、手動変速機のクラッチ操作
をする際に使用するクラッチレリーズ機構を有するクラ
ッチ装置において、前記クラッチレリーズ機構のクラッ
チレリーズフォークの支点となるピボット取付用ボスを
インプットシャフトベアリングリテーナに一体的に設け
るとともに前記手動変速機の変速機ケースには前記ボス
に接触し且つクラッチハウジング取付面に対して面一状
態となる肉付け部を設けたことを特徴とする。
述不都合を除去するために、手動変速機のクラッチ操作
をする際に使用するクラッチレリーズ機構を有するクラ
ッチ装置において、前記クラッチレリーズ機構のクラッ
チレリーズフォークの支点となるピボット取付用ボスを
インプットシャフトベアリングリテーナに一体的に設け
るとともに前記手動変速機の変速機ケースには前記ボス
に接触し且つクラッチハウジング取付面に対して面一状
態となる肉付け部を設けたことを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】上述の如く発明したことにより、
前記インプットシャフトベアリングリテーナの取付時に
は、インプットシャフトベアリングリテーナに一体的に
設けたボスに肉付け部を接触させ、クラッチハウジング
の軸方向寸法の変更を必要とせず、手動変速機の小型化
に寄与するとともに、ボスに作用する力の方向に対して
おさえができ、ボスを補強部材で補強する必要がなく、
形状の簡素化及び軽量化を実現させている。
前記インプットシャフトベアリングリテーナの取付時に
は、インプットシャフトベアリングリテーナに一体的に
設けたボスに肉付け部を接触させ、クラッチハウジング
の軸方向寸法の変更を必要とせず、手動変速機の小型化
に寄与するとともに、ボスに作用する力の方向に対して
おさえができ、ボスを補強部材で補強する必要がなく、
形状の簡素化及び軽量化を実現させている。
【0016】
【実施例】以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細
に説明する。
に説明する。
【0017】図1〜図6はこの発明の実施例を示すもの
である。図1において、2は図示しない手動変速機に装
着されるクラッチ装置、4はクラッチハウジング、6は
変速機ケースである。
である。図1において、2は図示しない手動変速機に装
着されるクラッチ装置、4はクラッチハウジング、6は
変速機ケースである。
【0018】前記クラッチ装置2は、図示しない内燃機
関と手動変速機間に配設され、内燃機関側のクランクシ
ャフト8から手動変速機のインプットシャフト10に伝
達される駆動力の断続操作を行っている。
関と手動変速機間に配設され、内燃機関側のクランクシ
ャフト8から手動変速機のインプットシャフト10に伝
達される駆動力の断続操作を行っている。
【0019】前記クランクシャフト8の出力側端部にフ
ライホイールボルト12によってフライホイール14を
固定し、このフライホイール14の内周面に前記インプ
ットシャフト10の入力側端部をインプットシャフトフ
ロントベアリング16を介して軸支して設け、フライホ
イール14にはクラッチディスク18とクラッチカバー
20とを対峙させて設ける。
ライホイールボルト12によってフライホイール14を
固定し、このフライホイール14の内周面に前記インプ
ットシャフト10の入力側端部をインプットシャフトフ
ロントベアリング16を介して軸支して設け、フライホ
イール14にはクラッチディスク18とクラッチカバー
20とを対峙させて設ける。
【0020】前記クラッチ装置2のクラッチハウジング
4内には、手動変速機のクラッチ操作をする際に使用す
るクラッチレリーズ機構22が配設されている。このク
ラッチレリーズ機構22のクラッチレリーズベアリング
24をインプットシャフト10外周に配設し、クラッチ
レリーズベアリング24近傍のインプットシャフト10
外周にクラッチレリーズフォーク26の一端側を連絡し
て設ける。
4内には、手動変速機のクラッチ操作をする際に使用す
るクラッチレリーズ機構22が配設されている。このク
ラッチレリーズ機構22のクラッチレリーズベアリング
24をインプットシャフト10外周に配設し、クラッチ
レリーズベアリング24近傍のインプットシャフト10
外周にクラッチレリーズフォーク26の一端側を連絡し
て設ける。
【0021】前記クラッチ装置2のクラッチハウジング
4を、変速機ケース6のアッパケース6−1にクラッチ
ハウジングボルト28によって固定して設け、変速機ケ
ース6のアッパケース6−1とロアケース6−2間に配
設されるインプットシャフトリヤベアリング30を保持
するインプットシャフトベアリングリテーナ32を前記
インプットシャフト10外周に配設する。
4を、変速機ケース6のアッパケース6−1にクラッチ
ハウジングボルト28によって固定して設け、変速機ケ
ース6のアッパケース6−1とロアケース6−2間に配
設されるインプットシャフトリヤベアリング30を保持
するインプットシャフトベアリングリテーナ32を前記
インプットシャフト10外周に配設する。
【0022】前記クラッチレリーズ機構22のクラッチ
レリーズフォーク26のピボット(「サポート」とも言
う)34は、クラッチレリーズフォーク26の支点とな
るピボット取付用ボス36に装着されている。
レリーズフォーク26のピボット(「サポート」とも言
う)34は、クラッチレリーズフォーク26の支点とな
るピボット取付用ボス36に装着されている。
【0023】そして、ピボット34にレリーズフォーク
クリップ38を接触させて設け、クラッチレリーズフォ
ーク26の他端側にクラッチレリーズブーツ40を配設
するとともに、クラッチオペレーティングシリンダ42
を接触させて設ける。このクラッチオペレーティングシ
リンダ42をオペレーティングシリンダボルト44によ
って前記クラッチハウジング4に固定して設ける。
クリップ38を接触させて設け、クラッチレリーズフォ
ーク26の他端側にクラッチレリーズブーツ40を配設
するとともに、クラッチオペレーティングシリンダ42
を接触させて設ける。このクラッチオペレーティングシ
リンダ42をオペレーティングシリンダボルト44によ
って前記クラッチハウジング4に固定して設ける。
【0024】なお符号46はインプットシャフト10と
インプットシャフトベアリングリテーナ32間に配設さ
れるインプットシャフトオイルシールである。
インプットシャフトベアリングリテーナ32間に配設さ
れるインプットシャフトオイルシールである。
【0025】このとき、前記ボス36をインプットシャ
フトベアリングリテーナ32に一体的に設けるととも
に、前記手動変速機の変速機ケース6には前記ボス36
に接触し且つクラッチハウジング取付面48に対して面
一状態となる肉付け部50を設ける構成とする。
フトベアリングリテーナ32に一体的に設けるととも
に、前記手動変速機の変速機ケース6には前記ボス36
に接触し且つクラッチハウジング取付面48に対して面
一状態となる肉付け部50を設ける構成とする。
【0026】詳述すれば、前記ボス36を、図1及び図
6に夫々示す如く、インプットシャフトベアリングリテ
ーナ32に一体的に形成する際に、クラッチ装置2側に
円筒形状に突出すべく形成する。
6に夫々示す如く、インプットシャフトベアリングリテ
ーナ32に一体的に形成する際に、クラッチ装置2側に
円筒形状に突出すべく形成する。
【0027】また、前記肉付け部50を、図3(b)に
示す如く、ボス36の変速機ケース6のロアケース6−
2側に接触するようにクラッチハウジング取付面48に
対して面一状態に形成する。
示す如く、ボス36の変速機ケース6のロアケース6−
2側に接触するようにクラッチハウジング取付面48に
対して面一状態に形成する。
【0028】更に、前記肉付け部50を、図3(a)に
示す如く、ボス36の外形形状に合致する略円形状に形
成するとともに、ボス36に対して中心を略一致させる
べく形成する。
示す如く、ボス36の外形形状に合致する略円形状に形
成するとともに、ボス36に対して中心を略一致させる
べく形成する。
【0029】前記インプットシャフトベアリングリテー
ナ32を、ボス36と2箇所のリテーナボルト(図示せ
ず)の締結部52とによって略三角形状を形成する。つ
まり、図4に示す如く、ボス36と、このボス36に近
接する締結部52−1、52−2とによってインプット
シャフトベアリングリテーナ32に略三角形状を形成す
るとともに、ボス36と締結部52−1、52−2とを
リブ54−1、54−2によって夫々連結して設ける。
ナ32を、ボス36と2箇所のリテーナボルト(図示せ
ず)の締結部52とによって略三角形状を形成する。つ
まり、図4に示す如く、ボス36と、このボス36に近
接する締結部52−1、52−2とによってインプット
シャフトベアリングリテーナ32に略三角形状を形成す
るとともに、ボス36と締結部52−1、52−2とを
リブ54−1、54−2によって夫々連結して設ける。
【0030】次に作用について説明する。
【0031】前記インプットシャフトベアリングリテー
ナ32の取付時には、図1に示す如く、インプットシャ
フトベアリングリテーナ32に一体的に設けたボス36
の変速機ケース6のロアケース6−2側に肉付け部50
を接触させる。
ナ32の取付時には、図1に示す如く、インプットシャ
フトベアリングリテーナ32に一体的に設けたボス36
の変速機ケース6のロアケース6−2側に肉付け部50
を接触させる。
【0032】そして、肉付け部50は、クラッチハウジ
ング取付面48に対して面一状態に形成されている。
ング取付面48に対して面一状態に形成されている。
【0033】また、前記インプットシャフトベアリング
リテーナ32のボス36に、前記クラッチレリーズ機構
22のクラッチレリーズフォーク26のピボット34を
装着させる。
リテーナ32のボス36に、前記クラッチレリーズ機構
22のクラッチレリーズフォーク26のピボット34を
装着させる。
【0034】つまり、前記インプットシャフトシャフト
10と図示しないカウンタシャフトとのインプットシャ
フトベアリングリテーナ32の変速機ケース6への8箇
所の締結部52よりも外側に突出する部位に肉付け部5
0が形成され、インプットシャフトベアリングリテーナ
32の締結によりボス36と肉付け部50とが密着且つ
強固に取り付けられる。
10と図示しないカウンタシャフトとのインプットシャ
フトベアリングリテーナ32の変速機ケース6への8箇
所の締結部52よりも外側に突出する部位に肉付け部5
0が形成され、インプットシャフトベアリングリテーナ
32の締結によりボス36と肉付け部50とが密着且つ
強固に取り付けられる。
【0035】更に、前記クラッチレリーズフォーク26
を介してボス36に作用する力は、インプットシャフト
ベアリングリテーナ32の変速機ケース6への締結力の
作用する方向と一致し、インプットシャフトベアリング
リテーナ32に無理な力が作用しない。
を介してボス36に作用する力は、インプットシャフト
ベアリングリテーナ32の変速機ケース6への締結力の
作用する方向と一致し、インプットシャフトベアリング
リテーナ32に無理な力が作用しない。
【0036】これにより、前記インプットシャフトベア
リングリテーナ32にボス36を設けても、クラッチハ
ウジング4の軸方向寸法の変更を必要とせず、手動変速
機の小型化に寄与し得る。
リングリテーナ32にボス36を設けても、クラッチハ
ウジング4の軸方向寸法の変更を必要とせず、手動変速
機の小型化に寄与し得る。
【0037】また、前記変速機ケース6に肉付け部50
を設けたことにより、ボス36に作用する力の方向に対
しておさえができることとなり、ボス36を補強部材で
補強する必要がなく、形状の簡素化及び軽量化を実現し
得る。
を設けたことにより、ボス36に作用する力の方向に対
しておさえができることとなり、ボス36を補強部材で
補強する必要がなく、形状の簡素化及び軽量化を実現し
得る。
【0038】更に、変速機ケース6の加工時間を短縮す
ることができ、実用上有利であるとともに、加工費用も
低減し得て、経済的にも有利である。
ることができ、実用上有利であるとともに、加工費用も
低減し得て、経済的にも有利である。
【0039】更にまた、前記肉付け部50を、ボス36
の外形形状に合致する略円形状に形成するとともに、ボ
ス36に対して中心を略一致させるべく形成したことに
より、肉付け部50とボス36との中心を略一致させる
ことができ、肉付け部50によってボス36を確実にお
さえることができ、実用上有利である。
の外形形状に合致する略円形状に形成するとともに、ボ
ス36に対して中心を略一致させるべく形成したことに
より、肉付け部50とボス36との中心を略一致させる
ことができ、肉付け部50によってボス36を確実にお
さえることができ、実用上有利である。
【0040】また、前記ボス36と、このボス36に近
接する締結部52−1、52−2とによってインプット
シャフトベアリングリテーナ32に略三角形状を形成す
るとともに、ボス36と締結部52−1、52−2とを
リブ54−1、54−2によって夫々連結して設けたこ
とにより、ブリッジ構造が形成され、剛性を向上させる
ことができるとともに、リブ54−1、54−2によっ
てボス36に作用する力を分散さつせることができ、実
用上有利である。
接する締結部52−1、52−2とによってインプット
シャフトベアリングリテーナ32に略三角形状を形成す
るとともに、ボス36と締結部52−1、52−2とを
リブ54−1、54−2によって夫々連結して設けたこ
とにより、ブリッジ構造が形成され、剛性を向上させる
ことができるとともに、リブ54−1、54−2によっ
てボス36に作用する力を分散さつせることができ、実
用上有利である。
【0041】
【発明の効果】以上詳細に説明した如くこの発明によれ
ば、手動変速機のクラッチ操作をする際に使用するクラ
ッチレリーズ機構を有するクラッチ装置において、クラ
ッチレリーズ機構のクラッチレリーズフォークの支点と
なるピボット取付用ボスをインプットシャフトベアリン
グリテーナに一体的に設けるとともに、手動変速機の変
速機ケースにはボスに接触し且つクラッチハウジング取
付面に対して面一状態となる肉付け部を設けたので、イ
ンプットシャフトベアリングリテーナにボスを設けて
も、クラッチハウジングの軸方向寸法の変更を必要とせ
ず、手動変速機の小型化に寄与し得る。また、前記変速
機ケースに肉付け部を設けたことにより、ボスに作用す
る力の方向に対しておさえができることとなり、ボスを
補強部材で補強する必要がなく、形状の簡素化及び軽量
化を実現し得る。更に、変速機ケースの加工時間を短縮
することができ、実用上有利であるとともに、加工費用
も低減し得て、経済的にも有利である。
ば、手動変速機のクラッチ操作をする際に使用するクラ
ッチレリーズ機構を有するクラッチ装置において、クラ
ッチレリーズ機構のクラッチレリーズフォークの支点と
なるピボット取付用ボスをインプットシャフトベアリン
グリテーナに一体的に設けるとともに、手動変速機の変
速機ケースにはボスに接触し且つクラッチハウジング取
付面に対して面一状態となる肉付け部を設けたので、イ
ンプットシャフトベアリングリテーナにボスを設けて
も、クラッチハウジングの軸方向寸法の変更を必要とせ
ず、手動変速機の小型化に寄与し得る。また、前記変速
機ケースに肉付け部を設けたことにより、ボスに作用す
る力の方向に対しておさえができることとなり、ボスを
補強部材で補強する必要がなく、形状の簡素化及び軽量
化を実現し得る。更に、変速機ケースの加工時間を短縮
することができ、実用上有利であるとともに、加工費用
も低減し得て、経済的にも有利である。
【図1】この発明の実施例を示すクラッチ装置の概略断
面図である。
面図である。
【図2】インプットシャフトベアリングリテーナの取付
状態を示す正面図である。
状態を示す正面図である。
【図3】変速機ケースを示し、(a)は変速機ケースの
正面図、(b)は図3(a)の〓b−〓b線による断面
図である。
正面図、(b)は図3(a)の〓b−〓b線による断面
図である。
【図4】インプットシャフトベアリングリテーナの拡大
正面図である。
正面図である。
【図5】インプットシャフトベアリングリテーナの拡大
背面図である。
背面図である。
【図6】図4のV〓−V〓線による断面図である。
【図7】この発明の従来の技術を示すクラッチ装置の概
略断面図である。
略断面図である。
【図8】インプットシャフトベアリングリテーナの取付
状態を示す正面図である。
状態を示す正面図である。
【図9】変速機ケースを示し、(a)は辺祖蒔きケース
の正面図、(b)は図9(a)の〓Xb−〓Xb線によ
る断面図である。
の正面図、(b)は図9(a)の〓Xb−〓Xb線によ
る断面図である。
【符号の説明】 2 クラッチ装置 4 クラッチハウジング 6 変速機ケース 6−1 アッパケース 6−2 ロアケース 8 クランクシャフト 10 インプットシャフト 14 フライホイール 16 インプットシャフトフロントベアリング 18 クラッチディスク 20 クラッチカバー 22 クラッチレリーズ機構 24 クラッチレリーズベアリング 26 クラッチレリーズフォーク 30 インプットシャフトリヤベアリング 32 インプットシャフトベアリングリテーナ 34 ピボット(「サポート」とも言う) 36 ボス 38 レリーズフォーククリップ 42 クラッチオペレーティングシリンダ 46 インプットシャフトオイルシール 48 クラッチハウジング取付面 50 肉付け部 52−1、52−2 締結部 54−1、54−2 リブ
Claims (3)
- 【請求項1】 手動変速機のクラッチ操作をする際に使
用するクラッチレリーズ機構を有するクラッチ装置にお
いて、前記クラッチレリーズ機構のクラッチレリーズフ
ォークの支点となるピボット取付用ボスをインプットシ
ャフトベアリングリテーナに一体的に設けるとともに前
記手動変速機の変速機ケースには前記ボスに接触し且つ
クラッチハウジング取付面に対して面一状態となる肉付
け部を設けたことを特徴とするクラッチ装置。 - 【請求項2】 前記肉付け部は、ボスの外形形状に合致
する略円形状に形成されるとともに、ボスに対して中心
を略一致させた肉付け部である特許請求の範囲の請求項
1に記載のクラッチ装置。 - 【請求項3】 前記インプットシャフトベアリングリテ
ーナは、ボスと2箇所のリテーナボルトの締結部とによ
って略三角形状を形成するインプットシャフトベアリン
グリテーナである特許請求の範囲の請求項1に記載のク
ラッチ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24908296A JPH1078048A (ja) | 1996-08-30 | 1996-08-30 | クラッチ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24908296A JPH1078048A (ja) | 1996-08-30 | 1996-08-30 | クラッチ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1078048A true JPH1078048A (ja) | 1998-03-24 |
Family
ID=17187739
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24908296A Pending JPH1078048A (ja) | 1996-08-30 | 1996-08-30 | クラッチ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1078048A (ja) |
-
1996
- 1996-08-30 JP JP24908296A patent/JPH1078048A/ja active Pending
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