JP2001289314A - 変速機ケース結合部構造 - Google Patents

変速機ケース結合部構造

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JP2001289314A
JP2001289314A JP2000100331A JP2000100331A JP2001289314A JP 2001289314 A JP2001289314 A JP 2001289314A JP 2000100331 A JP2000100331 A JP 2000100331A JP 2000100331 A JP2000100331 A JP 2000100331A JP 2001289314 A JP2001289314 A JP 2001289314A
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Tetsuo Yamase
哲雄 山瀬
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明の目的は、変速機の結合前の搬送等
によるプレートの脱落を確実に防止し得て、組付性を向
上することにある。 【構成】 このため、この発明は、エンジンのシリンダ
ブロック及びオイルパンのブロック側結合面及びパン側
結合面と変速機のクラッチハウジングのクラッチ側結合
面との間にプレートを介装して結合ボルトによりエンジ
ンに変速機を結合して設けた変速機ケース結合部構造に
おいて、エンジンに変速機を結合する前にプレートをブ
ロック側結合面及びパン側結合面に当接させた状態でシ
リンダブロック及びオイルパンの少なくとも一方に取付
ける固定ボルトを設け、この固定ボルトのボルト頭部と
の干渉を回避する逃げ部をクラッチ側結合面に設けたこ
とを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は変速機ケース結合
部構造に係り、特に、変速機の結合前の搬送等によるプ
レートの脱落を確実に防止し得て、組付性を向上し得る
変速機ケース結合部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】車両に搭載されるエンジンには、駆動力
を変換して取り出すために、変速機を連結して設けてい
る。エンジンに連結される変速機の変速機ケース結合部
構造としては、図11に示すものがある。図11におい
て、102はエンジン、104は変速機である。エンジ
ン102は、シリンダブロック106とシリンダヘッド
108とヘッドカバー110とオイルパン112とを設
けている。変速機104は、エンジン102側から順次
にクラッチハウジング114と第1ケース部116と第
2ケース部118とからなる変速機ケース120を設け
ている。
【0003】この変速機104の変速機ケース結合部構
造は、エンジン102のシリンダブロック106のクラ
ンク軸線方向一側端にブロック側結合面122を設け、
変速機104の変速機ケース120のクラッチハウジン
グ114にクラッチ側結合面124を設けている。エン
ジン102と変速機104とは、ブロック側結合面12
2とクラッチ側結合面124との形状が違うことから、
ブロック側結合面122とクラッチ側結合面124との
間にプレート126を介装し、クラッチハウジング11
4内に小石等の異物が飛び込むことを防止している。
【0004】エンジン102に変速機104を結合する
際には、図示しないクランク軸にフライホイールを組付
けてから、ブロック側結合面122とクラッチ側結合面
124との間にプレート126を介装し、結合ボルト1
28により共締めしてエンジン102に変速機104を
結合している。
【0005】このようにフライホイールを組付けてから
エンジン102に変速機104を結合するため、プレー
ト126は、ロック側結合面122と上方のクラッチ側
結合面124との間に介装されるアッパプレート部12
6−1と、下方のクラッチ側結合面124に当接されて
取付ボルト130によりクラッチハウジング114に取
付けられるロアプレート部126−2とに2分割し、エ
ンジン102と変速機104との結合直前にブロック側
結合面122とクラッチ側結合面124との間に介装し
ている。
【0006】また、変速機ケース結合部構造には、図1
2に示す如く、エンジン102と変速機104との結合
剛性を高めるために、オイルパン112をクランク軸線
方向一側に延長してパン側結合面132を設け、ブロッ
ク側結合面122及びパン側結合面132とクラッチ側
結合面124との間に上下一体型のプレート134を介
装し、結合ボルト128により共締めして結合している
ものがある。
【0007】このような変速機ケース結合部構造として
は、実開平2−146256号公報、実開平5−476
02号公報に開示されるものがある。
【0008】実開平2−146256号公報に開示され
るものは、トランスミッションのコンバータケース及び
メインケースの結合面の周囲に所定ピッチで植込ボルト
を植設し、コンバータケース及びメインケースの結合部
に介在される軸承板に前記植込ボルトが挿通されるボル
ト穴を穿設し、軸承板のボルト穴の締付側に締付ナット
及び締付工具が入る切欠凹部を形成したものである。
【0009】実開平5−47602号公報に開示される
ものは、ハウジングケースを構成するトランスミッショ
ンケースとコンバータハウジングとがハウジングケース
内に装着されるオイルポンプを間に介してボルトにより
締結され、オイルポンプがトランスミッションケースと
コンバータハウジングとの一方に第1ボルトにより締結
され、トランスミッションケースとコンバータハウジン
グとが第1ボルトと同一円周上に配置された第2ボルト
により締結されるものである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の変速
機ケース結合部構造には、前記図12に示す如く、エン
ジン102と変速機104との結合剛性を高めるため
に、ブロック側結合面122及びパン側結合面132と
クラッチ側結合面124との間に上下一体型のプレート
134を介装し、結合ボルト128により共締めしてエ
ンジン102に変速機104を結合しているものがあ
る。
【0011】ところが、この変速機ケース結合部構造
は、上下一体型のプレート134であるため、エンジン
102に変速機104を結合する際の図示しないクラン
ク軸にフライホイールを組付ける前に、ブロック側結合
面122及びパン側結合面132にプレート134を組
付けておく必要があり、エンジン102に変速機104
を結合するまでの搬送中にプレート134が脱落するお
それがある。
【0012】このため、上下一体型のプレート134に
よる変速機ケース結合部構造は、プレート134をエン
ジン102側のブロック側結合面122及びパン側結合
面132に固定ボルト等によって固定する必要がある
が、プレート134の全周面がブロック側結合面122
及びパン側結合面132とクラッチ側結合面124とに
当接されるため、固定ボルトのボルト頭部がクラッチ側
結合面124に干渉してしまい、固定することができな
い不都合があるとともに、エンジン102に変速機10
4を結合する際にプレート134が脱落しないように抑
える脱落阻止動作を必要とするため、組付性が低下する
不都合がある。
【0013】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、上
述の不都合を除去すべく、エンジンのシリンダブロック
及びオイルパンに夫々ブロック側結合面及びパン側結合
面を設け、前記エンジンに連結される変速機の変速機ケ
ースのクラッチハウジングにクラッチ側結合面を設け、
前記ブロック側結合面及びパン側結合面とクラッチ側結
合面との間にプレートを介装して結合ボルトによりエン
ジンに変速機を結合して設けた変速機ケース結合部構造
において、前記エンジンに変速機を結合する前に前記プ
レートを前記ブロック側結合面及びパン側結合面に当接
させた状態で前記シリンダブロック及びオイルパンの少
なくとも一方に取付ける固定ボルトを設け、この固定ボ
ルトのボルト頭部との干渉を回避する逃げ部を前記クラ
ッチ側結合面に設けたことを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】この発明の変速機ケース結合部構
造は、エンジンに変速機を結合する前に、プレートをブ
ロック側結合面及びパン側結合面に当接させた状態で、
シリンダブロック及びオイルパンの少なくとも一方に取
付ける固定ボルトを設け、この固定ボルトのボルト頭部
との干渉を回避する逃げ部をクラッチ側結合面に設けた
ことにより、プレート固定用ボスを設ける必要がなく、
また、クラッチハウジングと干渉することなく、変速機
の結合前にプレートをエンジンに取付けておくことがで
きる。
【0015】
【実施例】以下図面に基づいて、この発明の実施例を説
明する。図1〜図7は、この発明の第1実施例を示すも
のである。図7において、2は車両(図示せず)に搭載
されるエンジン、4は変速機である。エンジン2は、シ
リンダブロック6の上部にシリンダヘッド8を取付け、
シリンダヘッド8の上部にヘッドカバー10を取付けて
設けている。
【0016】また、エンジン2は、図6に示す如く、シ
リンダブロック6の下部にクランク軸12を軸支して設
け、クランク軸12を覆うようにオイルパン14を取付
けて設けている。クランク軸12のクランク軸線方向一
端側には、フライホイール16を取付けて設けている。
【0017】前記変速機4は、変速機ケース18を設け
ている。変速機ケース18は、エンジン2側から順次に
クラッチハウジング20と第1ケース部22と第2ケー
ス部24とからなる。第1ケース部22は、第1アッパ
ケース部22−1及び第1ロアケース部22−2からな
るなる。変速機ケース18は、これらクラッチハウジン
グ20と第1ケース部22と第2ケース部24とを締結
ボルト26により締結して設けている。
【0018】変速機4は、クラッチハウジング20にク
ランク軸12と同軸に入力軸28を軸支して設け、第1
ケース部22及び第2ケース部24に入力軸28と同軸
にメイン軸30を軸支して設けるとともにこのメイン軸
30と平行にカウンタ軸32を軸支して設けている。変
速機4は、入力軸28にクラッチ34を設け、入力軸2
8及びメイン軸30とカウンタ軸32との間に変速ギヤ
列36を設けている。
【0019】クラッチハウジング20のハウジング室3
8内には、前記クランク軸12に取付けられるフライホ
イール16が配設され、このフライホイール16と対峙
するように前記クラッチ34を配設している。クラッチ
34は、作動シリンダ40によって揺動されるレリーズ
フォーク42によりフライホイール16に接離され、ク
ランク軸12から入力軸28に伝達される駆動力を断続
する。
【0020】この変速機4の変速機ケース結合部構造
は、図7に示す如く、エンジン2のシリンダブロック6
のクランク軸線方向一側端にブロック側結合部44を設
け、オイルパン14のクランク軸線方向一側端にブロッ
ク側結合部44に連続するパン側結合部46を設けてい
る。ブロック側結合部44には、ブロック側結合面48
を設けている。パン側結合部46には、ブロック側結合
面48に連続するパン側結合面50を設けている。ブロ
ック側結合部44及びパン側結合部46には、ブロック
側結合面48及びパン側結合面50にブロック側ボルト
孔52及びパン側ボルト孔54とブロック側ノックピン
用孔56とを設けている。
【0021】また、この変速機ケース結合部構造は、図
3に示す如く、変速機ケース18のクラッチハウジング
20の入力軸線方向他端側に、前記ブロック側結合部4
4及びパン側結合部46と対向するクラッチ側結合部5
8を設けている。クラッチ側結合部58には、前記ブロ
ック側結合面48及びパン側結合面50と対向するクラ
ッチ側結合面60を設けている。クラッチ側結合部58
には、クラッチ側結合面60に前記ブロック側ボルト孔
52及びパン側ボルト孔54とブロック側ノックピン用
孔56とに合致するクラッチ側ボルト孔62とクラッチ
側ノックピン用孔64とを設けている。
【0022】この変速機ケース結合部構造は、ブロック
側結合面48及びパン側結合面50とクラッチ側結合面
60との間に介装するプレート66を設けている。プレ
ート66は、前記ブロック側結合面48及びパン側結合
面50とクラッチ側結合面60との形状の違いから、ク
ラッチハウジング20のハウジング室38に小石等の異
物が飛び込むのを防止する。
【0023】このプレート66は、図4・図5に示す如
く、ハウジング室38に連通してクランク軸12の軸端
を挿通する開口68を設け、エンジン2側のブロック側
ボルト孔52及びパン側ボルト孔54とブロック側ノッ
クピン用孔56と変速機4側のクラッチ側ボルト孔62
とクラッチ側ノックピン用孔64とに夫々合致するプレ
ート側ボルト孔70とプレート側ノックピン用孔72と
を設けている。また、プレート66には、エンジン2と
対向する側に緩衝材74を付設している。
【0024】変速機4は、エンジン2のブロック側結合
面48及びパン側結合面50とクラッチ側結合面60と
の間にプレート66を介装し、ブロック側ノックピン用
孔56とクラッチ側ノックピン用孔64とプレート側ノ
ックピン用孔72とにノックピン76を嵌合して位置決
めし、クラッチ側ボルト孔62からプレート側ボルト孔
70に挿通した結合ボルト78をブロック側ボルト孔5
2及びパン側ボルト孔54に螺着することにより、結合
する。
【0025】この変速機ケース結合部構造は、プレート
66をエンジン2側に取付ける固定ボルト80を設けて
いる。固定ボルト80は、ボルト軸部82とボルト頭部
84とからなり、エンジン2に変速機4を結合する前
に、プレート66をブロック側結合面48及びパン側結
合面50に当接させた状態で、シリンダブロック6及び
オイルパン14の少なくとも一方に取付ける。この実施
例においては、プレート66を固定ボルト80によって
オイルパン14に取付けている。
【0026】オイルパン14には、図1・図2に示す如
く、固定ボルト80のボルト軸部82を螺着するパン側
固定孔86を設けている。パン側固定孔86は、オイル
パン14のパン側結合部46のパン側結合面50の最下
部に位置させて設けている。プレート66には、パン側
固定孔86に合致するプレート側固定孔88を最下部に
位置させて設けている。
【0027】また、変速機4のクラッチハウジング20
のクラッチ側結合部58には、固定ボルト80のボルト
頭部84との干渉を回避する逃げ部90を窪ませて設け
ている。逃げ部90は、ボルト頭部84との間に、水の
抜けを許容する一方で小石等の異物の侵入を阻止し得る
程度の隙間を確保して、クラッチ側結合面60に窪ませ
て設けている。
【0028】この逃げ部90は、クラッチハウジング2
0の内側のハウジング室38と外側の大気とを連通する
ように、クラッチ側結合面60の幅方向に指向させて設
けている。また、逃げ部90は、クラッチ側結合部58
のクラッチ側結合面60の最下部に位置させて、上下方
向に指向させて設けている。
【0029】次に、第1実施例の作用を説明する。
【0030】エンジン2に変速機4を結合する際には、
先ず、シリンダブロック6のブロック側結合面48及び
オイルパン14のパン側結合面50にプレート66を当
接させ、プレート側固定孔88に固定ボルト80のボル
ト軸部82を挿通してパン側結合部46のパン側固定孔
86に螺着して、プレート66を取付ける。プレート6
6は、プレート側ノックピン用孔72にブロック側結合
部44のブロック側ノックピン用孔56に嵌合したノッ
クピン76を嵌合することにより位置決めされる。
【0031】次に、オイルパン14にプレート66を取
付けたエンジン2には、図6に示す如く、プレート66
の開口68を挿通してハウジング室38側にわずかに突
出されるクランク軸12の軸端にフライホイール16を
取付ける。
【0032】変速機4は、変速機ケース18に入力軸2
8、メイン軸30、カウンタ軸32を軸支して変速ギヤ
列36を組付け、入力軸28にクラッチ34を組付け、
作動シリンダ40、レリーズフォーク42を組付けた状
態となっている。
【0033】この変速機4は、固定ボルト80のボルト
頭部84をクラッチ側結合面60の逃げ部90に一致さ
せながら、ノックピン76をクラッチ側結合部58のク
ラッチ側ノックピン用孔64に嵌合して位置決めし、エ
ンジン2のシリンダブロック6及びオイルパン14に固
定ボルト80により取付けたプレート66にクラッチハ
ウジング20のクラッチ側結合面60を当接させ、クラ
ッチ側ボルト孔62からプレート側ボルト孔70に挿通
した結合ボルト78をブロック側ボルト孔52及びパン
側ボルト孔54に螺着することにより、エンジン2に結
合する。
【0034】このように、この変速機ケース結合部構造
は、エンジン2に変速機4を結合する前に、プレート6
6をブロック側結合面48及びパン側結合面50に当接
させた状態でオイルパン14に取付ける固定ボルト80
を設け、この固定ボルト80のボルト頭部84との干渉
を回避する逃げ部90をクラッチ側結合面60に設けた
ことにより、プレート固定用ボスを設ける必要がなく、
また、クラッチハウジング20と干渉することなく、変
速機4の結合前にプレート66をエンジン2に取付けて
おくことができる。
【0035】このため、この変速機ケース結合部構造
は、変速機4の結合前の搬送等によるプレート66の脱
落を確実に防止することができ、プレート66の脱落阻
止動作を要しないことにより組付性を向上することがで
きる。
【0036】また、この変速機ケース結合部構造は、ボ
ルト頭部84との干渉を回避する逃げ部90を、クラッ
チハウジング20の内側と外側とを連通するようにクラ
ッチ側結合面60の幅方向に指向させて設けたことによ
り、ハウジング室38の通気口として機能させることが
でき、また、クラッチ側結合部58のクラッチ側結合面
60の最下部に位置させて上下方向に指向させて設けて
いることにより、ハウジング室38の水抜き穴として機
能させることができる。
【0037】さらに、この変速機ケース結合部構造は、
クラッチハウジング20のクラッチ側結合面60に設け
た逃げ部90にボルト頭部84が位置することにより、
飛び石等の侵入を阻止することができ、エンジン2と変
速機4との結合状態で固定ボルト80を緩めていくこと
により、エンジン2と変速機4とを分離させる方向の力
が加わるため、ボルト頭部84を分離時の支点として機
能させることができ、分離を容易にすることができる。
【0038】図8は、第2実施例を示すものである。第
2実施例の変速機ケース結合部構造は、シリンダブロッ
ク4のブロック側ノックピン用孔56にノックピン76
を嵌合して設け、プレート66にこのノックピン76に
嵌合されるプレート側ノックピン用孔72を設け、この
プレート側ノックピン用孔72の内周にノックピン76
の径D1よりもわずかに小径D2(D1>D2)の円環
状の突条部92を形成して設けたものである。
【0039】第2実施例の変速機ケース結合部構造は、
シリンダブロック4のブロック側ノックピン用孔56か
ら突出されるノックピン76をプレート66のプレート
側ノックピン用孔72に嵌合すると、ノックピン76の
径D1よりもわずかに小さい径D2(D1>D2)の円
環状の突条部92がノックピン76に噛み込まれること
により、プレート66の脱落を阻止して取付けることが
でき、固定ボルト80を不要にすることができ、部品点
数を削減することができる。
【0040】なお、第2実施例においては、プレート側
ノックピン用孔72の内周にノックピン76に噛み込ま
れる突条部92を形成したが、プレート側ノックピン用
孔72の内周にノックピン76の径D1よりもわずかに
小さい径D2(D1>D2)の嵌合孔を有する弾性体を
嵌合し、この弾性体の嵌合孔にプレート側ノックピン用
孔72に摺接嵌合することにより、プレート66の脱落
を阻止することもできる。
【0041】図9・図10は、第3実施例を示すもので
ある。第3実施例の変速機ケース結合部構造は、プレー
ト66の開口68の内周縁に、シリンダブロック4のブ
ロック側結合部44の内縁94に係止する係止部96を
設けたものである。
【0042】第3実施例の変速機ケース結合部構造は、
プレート66の係止部96をシリンダブロック4のブロ
ック側結合部44の内縁94に係止することにより、プ
レート66の脱落を阻止して取付けることができ、固定
ボルト80を不要にすることができ、部品点数を削減す
ることができる。
【0043】
【発明の効果】このように、この発明の変速機ケース結
合部構造は、プレートを取付ける固定ボルトのボルト頭
部との干渉を回避する逃げ部をクラッチ側結合面に設け
たことにより、プレート固定用ボスを設ける必要がな
く、また、クラッチハウジングと干渉することなく、変
速機の結合前にプレートをエンジンに取付けておくこと
ができる。
【0044】このため、この変速機ケース結合部構造
は、変速機の結合前の搬送等によるプレートの脱落を確
実に防止することができ、プレートの脱落阻止動作を要
しないことにより組付性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例を示すクラッチハウジン
グの側面図である。
【図2】図1の2−2線による断面図である。
【図3】図1の矢印3によるクラッチハウジングの正面
図である。
【図4】プレートの側面図である。
【図5】プレートの正面図である。
【図6】クラッチハウジングの断面図である。
【図7】エンジン及び変速機の側面図である。
【図8】第2実施例を示すプレートの拡大断面図であ
る。
【図9】第3実施例を示すプレートの側面図である。
【図10】第3実施例を示すプレートの正面図である。
【図11】従来例を示すエンジン及び変速機の側面図で
ある。
【図12】エンジン及び変速機の要部側面図である。
【符号の説明】
2 エンジン 4 変速機 6 シリンダブロック 12 クランク軸 14 オイルパン 16 フライホイール 18 変速機ケース 20 クラッチハウジング 28 入力軸 34 クラッチ 38 ハウジング室 44 ブロック側結合部 46 パン側結合部 48 ブロック側結合面 50 パン側結合面 58 クラッチ側結合部 60 クラッチ側結合面 66 プレート 80 固定ボルト 82 ボルト軸部 84 ボルト頭部 90 逃げ部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンのシリンダブロック及びオイル
    パンに夫々ブロック側結合面及びパン側結合面を設け、
    前記エンジンに連結される変速機の変速機ケースのクラ
    ッチハウジングにクラッチ側結合面を設け、前記ブロッ
    ク側結合面及びパン側結合面とクラッチ側結合面との間
    にプレートを介装して結合ボルトによりエンジンに変速
    機を結合して設けた変速機ケース結合部構造において、
    前記エンジンに変速機を結合する前に前記プレートを前
    記ブロック側結合面及びパン側結合面に当接させた状態
    で前記シリンダブロック及びオイルパンの少なくとも一
    方に取付ける固定ボルトを設け、この固定ボルトのボル
    ト頭部との干渉を回避する逃げ部を前記クラッチ側結合
    面に設けたことを特徴とする変速機ケース結合部構造。
  2. 【請求項2】 前記逃げ部は、クラッチハウジングの内
    外を連通するようにクラッチ側結合面の幅方向に横断さ
    せて設けたことを特徴とする請求項1に記載の変速機ケ
    ース結合部構造。
  3. 【請求項3】 前記逃げ部は、クラッチ側結合面の最下
    部に位置させて設けたことを特徴とする請求項1又は請
    求項2に記載の変速機ケース結合部構造。
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