JPH1076457A - リング材の自動切断装置 - Google Patents

リング材の自動切断装置

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JPH1076457A
JPH1076457A JP25241296A JP25241296A JPH1076457A JP H1076457 A JPH1076457 A JP H1076457A JP 25241296 A JP25241296 A JP 25241296A JP 25241296 A JP25241296 A JP 25241296A JP H1076457 A JPH1076457 A JP H1076457A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リング材を簡単に等分割して自動的に切断す
ることができるリング材の自動切断装置を提供するこ
と。 【解決手段】 被切断リング材Sが取付けられる回転テ
ーブル12の外周部に切断個数に応じた切断溝25,2
6を形成して切断位置に割り出し回転できるようにし、
切断位置で回転テーブル12の同一円周状に切断個数に
応じて形成した位置決め穴27,28の1つに位置決め
ピン29,30を入れて固定するようにし、切断溝2
5,26に切断砥石40を切り込んで切断する。そし
て、制御機構50で回転テーブル12の割り出し回転と
位置決めピン29,30による固定を行って切断砥石4
1で切断することを繰り返すようにして簡単に自動切断
ができるようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、リング材の自動
切断装置に関し、ガスタービンの薄肉ハニカム構造のシ
ュラウド等のリング材の自動切断に好適なものである。
【0002】
【従来の技術】薄肉のリング材を切断しなければならな
い場合の1つにガスタービンのシュラウドがあり、リン
グ状に加工した後、所定個数に等分して切断することが
行われている。
【0003】このようなシュラウドが取付けられている
ステータアセンブリは、その一例を図7に示すように、
第1段のタービンシュラウド1、ステータケーシング
2、第2段アウターサポートリング3、第2段シュラウ
ド4で構成されており、ステータケーシング2の前方に
第1段のタービンシュラウド1が配置されるとともに、
ステータケーシング2の後方に第2段シュラウド4が配
置されてシュラウドサポートリング3で保持されてい
る。
【0004】このような第1段および第2段のシュラウ
ド1,4は共に複数に等分されたセグメント1a,4a
で構成され、例えば8個のセグメント1a,4aで構成
されたり、10個のセグメント1bで構成され、ガスタ
ービンの運転に伴って高温になっても熱膨張などの影響
が生じないようにしている。
【0005】このようなシュラウド1,4の内面は、例
えばステンレス製ハニカム構造とされ、ハニカム部には
ブレイダロイ等が詰められている。
【0006】そして、シュラウド1,4の製造に当たっ
ては、リング状として一体に作った後、所定個数に切断
されて等分割されるが、ハニカム部が存在することなど
から、切断には、汎用の回転台と専用の固定治具を用い
て手動の切断砥石で切断するようにしている。
【0007】すなわち、リング状のシュラウド1,4に
切断位置をけがき、専用治具を汎用の回転台にセットし
たのち、専用治具にリング状のシュラウド1,4を固定
し、けがき線を見ながら回転駆動された切断砥石で切断
している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来は切断
の際に汎用の回転台に専用治具をセットしなければなら
ず、専用治具のセットに時間と手間がかかるという問題
がある。
【0009】また、手動でけがき線を見ながら切断する
ことから、作業者による寸法精度のバラツキなどの問題
が生じ易いという問題がある。
【0010】さらに、径の異なるリング状のシュラウド
を切断する場合には、汎用の回転台に別の専用治具をセ
ットしなければならず、段取り替えに時間と手間がかか
るという問題もある。
【0011】この発明は、かかる従来技術の課題に鑑み
てなされたもので、リング材を簡単に等分割して自動的
に切断することができるリング材の自動切断装置を提供
しようとするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
この発明の請求項1記載のリング材の切断装置は、被切
断リング材が同心状に取付けられ切断個数に応じた切断
溝が外周部に形成されるとともに、切断個数に応じて割
り出し回転駆動される回転テーブルと、この回転テーブ
ルの回転軸と同心状に配置され切断個数に応じて等間隔
に形成される位置決め穴と、これら位置決め穴の1つと
対向して設置され切断位置に割り出し回転された前記回
転テーブルの当該位置決め穴に挿脱される位置決めピン
と、前記回転テーブルの切断溝の1つに対応して設けら
れ被切断リング材の切込方向に往復駆動可能に設けられ
る切断機構と、前記回転テーブルの割り出し回転および
割り出された切断位置で位置決め穴に位置決めピンを挿
脱するとともに、切断機構の切込駆動と退避駆動とを繰
り返して自動切断する制御機構とでなることを特徴とす
るものである。
【0013】このリング材の自動切断装置によれば、被
切断リング材が取付けられる回転テーブルの外周部に切
断個数に応じた切断溝を形成して切断位置に割り出し回
転できるようにし、切断位置で回転テーブルの同一円周
状に切断個数に応じて形成した位置決め穴の1つに位置
決めピンを入れて固定するようにし、切断溝に切断機構
を切り込んで切断するようにしており、制御機構で回転
テーブルの割り出し回転と位置決めピンによる固定を行
って切断機構で切断することを繰り返して簡単に自動切
断ができるようになる。
【0014】また、この発明の請求項2記載のリング材
の自動切断装置は、前記請求項1記載の構成に加え、前
記回転テーブルに複数組の切断個数に応じた切断溝およ
び位置決め穴を形成し、いずれの切断個数の組かを設定
するとともに検出する切断個数設定検出手段を設けたこ
とを特徴とするものである。
【0015】このリング材の自動切断装置によれば、8
等分や10等分などの複数組の切断個数に対しても、回
転テーブルにこれらに応じた切断溝と位置決め穴を形成
し、切断個数を設定検出できるようにしてあり、段取り
替えなしに切断個数の異なる切断が簡単にできるように
なる。
【0016】さらに、この発明の請求項3記載のリング
材の自動切断装置は、前記請求項1または2記載の構成
に加え、前記切断機構の切込方向の往復駆動方向を被切
断リングの放射方向または軸平行方向のいずれかとした
ことを特徴とするものである。
【0017】このリング材の自動切断装置によれば、切
断機構の切り込み方向を水平の回転テーブルに対して横
方向(放射方向)や上下方向(軸方向)のいずれかとす
るようにしており、被切断リング材の厚さや軸方向高さ
などの異なる場合にも切断可能な切断負荷状態で切断で
きるようになる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づき詳細に説明する。図1〜図4はこの発明のリ
ング材の自動切断装置の一実施の形態にかかり、図1は
全体の概略構成を示す斜視外観図、図2は正面図、図3
は平面図、図4は回転テーブルの位置決め穴などの説明
図である。
【0019】このリング材の自動切断装置10は被切断
リング材であるシュラウドを8等分または10等分に自
動切断するものである。
【0020】このリング材の自動切断装置10は、キャ
スタ付きの移動台11に搭載されて移動できるようにな
っており、移動台11の上面に回転テーブル12が設置
される。
【0021】この回転テーブル12は、被切断リング材
であるシュラウドSの外径より大きな外径に形成され、
中心に取付けた支持軸13が軸受14を介して移動台1
1に回転可能に支持されるとともに、回転テーブル12
の下面の円周方向3か所に球状の支持軸受15を備えた
支柱16が当接して回転テーブル12を支持軸13とと
もに回転可能に支持するようになっている。そして、こ
の回転テーブル12を中心軸回りに回転駆動して分割切
断個数の8箇所または10箇所に割り出し回転するた
め、支持軸13の中間部に歯付きプリー17が取付けら
れ、移動台11の側面に取付けたモータ18の歯付きプ
リー19との間に掛けられた歯付きベルト20を介して
回転駆動されるようになっている。
【0022】この回転テーブル12の上面には、回転中
心である支持軸13と同心状に被切断リング材であるシ
ュラウドSの外径に対応した2つの取付溝21,22が
形成され、これら取付溝21,22にそれぞれシュラウ
ドSが嵌まり込むようになっており、取付溝21,22
に嵌まり込んだシュラウドSを上方から押えるため、下
面に押え溝が形成された合成樹脂製などの押えリング2
3が載せられ、回転テーブル12に蝶ボルト24をねじ
込んで固定できるようにしてある。
【0023】また、この回転テーブル12の外周部に
は、切断個数に応じた2組の切断溝25,26が外周側
が開口し上下に貫通して形成され、その幅が切断砥石4
0の厚さに対して余裕をもって形成してあり、円周上の
基準点から8等分の切断溝25の場合には45度の間隔
で、10等分の切断溝26の場合には36度の間隔で合
計16箇所(基準点と180度の点は共通)に形成して
ある。そして、8等分または10等分の各切断溝25,
26毎に割り出し回転して停止固定するため、回転テー
ブル12の外周側部には、図4(a)に示すように、下
側に8等分に対応した45度間隔の位置決め穴27が形
成され、図4(b)に示すように、上側に10等分に対
応した36度間隔の位置決め穴28が形成してあり、外
側がそれぞれテーパ状に面取り加工してある。
【0024】さらに、下側の位置決め穴27の1つと、
上側の位置決め穴28の1つと対向して位置決めピンを
構成する位置決めシリンダ29,30が移動台11上に
固定され、ロッドを位置決め穴27または位置決め穴2
8に挿入して回転テーブル12を固定する一方、退避さ
せて回転テーブル12を割り出し回転可能にする。
【0025】このような回転テーブル12の位置決め穴
27,28に位置決めピンを構成する位置決めシリンダ
29,30のロッドを挿脱するためには、回転テーブル
12を所定位置(所定角度)毎に停止する必要があり、
位置決め穴27または位置決め穴28の回転テーブル1
2の回転方向手前4.5度のところにそれぞれボルト穴
31,32が形成され、停止位置検出用のボルト33,
34が取付けてある。そして、これらボルト33,34
と対向して8等分用と10等分用の近接スイッチ35,
36が移動台11上に設置してある。
【0026】また、回転テーブル12が一周して全て切
断溝25,26が切断位置に割り出されたことを検出す
るため、回転テーブル12の下面に戻り検出ボルト37
が取付けられ、基準点の切断溝が切断位置にあるときに
この戻り検出ボルト37が移動台11に取付けた戻り検
出用の近接スイッチ38と対向するようにしてある。
【0027】したがって、例えば8等分する場合には、
停止位置検出用のボルト33が近接スイッチ35で検出
されると、回転テーブル12を駆動するモータ18が停
止され、位置決めシリンダ29のロッドが伸長されて位
置決め穴27に挿入されて回転テーブル12が固定され
ると同時に、戻り検出ボルト37が近接スイッチ38で
検出される基準位置となるようにする。
【0028】次いで、基準位置の切断溝25での切断が
行われたのち、位置決め穴27から位置決めシリンダ2
9のロッドが退避され、再び回転テーブル12が回転さ
れ、次の停止位置検出用のボルト33が近接スイッチ3
5で検出されるまで回転されたのち、回転テーブル12
を駆動するモータ18が停止され、位置決めシリンダ2
9のロッドが伸長されて位置決め穴27に挿入されて回
転テーブル12が固定されることを繰り返して残り7箇
所の切断溝25での切断が行われる。
【0029】なお、10等分する場合にも、同様にして
停止位置検出用ボルト34を近接スイッチ36で検出す
るとともに、位置決めシリンダ30と位置決め穴28で
の固定が繰り返されて10箇所の切断溝26での切断が
行われる。
【0030】また、8等分の場合と10等分の場合を検
出するため、被切断リング材であるシュラウドSを検出
する切断個数検出用近接スイッチ39が回転テーブル1
2に取付けられるシュラウドSと対向するよう移動台1
1上に取付けてあり、大径のシュラウドでONとなり、
小径のシュラウドでOFFとなるように設置して検出す
る。
【0031】このような切断位置に割り出された切断溝
25,26でのシュラウドSの切断は、切断砥石40を
備えた切断機構41で行われる。
【0032】この切断機構41は、移動台11上に取付
けた4本の伸縮支柱42に支持される昇降台43を備
え、2つのエアシリンダ44のロッドの伸長で上昇駆動
されるとともに、1つの油圧ブレーキ45が連結されて
下降速度を調整できるようになっている。そして、この
昇降台43上にモータ46が取付けられ、切断砥石40
が回転駆動されるようになっており、切断砥石40の周
囲がアクリル製などのカバー47で覆われるとともに、
カバー47の底部に切断切粉吸引用の吸引ホース48が
取付けられ、移動台11の下方に取付けた吸引装置49
に接続され、切断切粉を吸引するようになっている。
【0033】この切断砥石40は昇降台43が下降され
たときに切断溝25,26内を通過して大小径いずれの
シュラウドSでも切断できるようにしてある。
【0034】このような8等分および10等分の2組の
切断位置への回転テーブル12の割り出し、位置決め穴
27,28と位置決めシリンダ29,30とによる回転
テーブル12の固定、切断機構41による切断、全ての
切断箇所の切断の確認等による自動切断を行うため、制
御機構50が移動台11の側部に取付けてある。
【0035】また、移動台11上には、8等分と10等
分の別を設定する切断個数設定器51が取付けられて制
御機構50に設定できるようにしてあり、切断加工前に
作業者が設定するようになっている。
【0036】さらに、非常停止ボタン52が移動台11
上に設けられ、これにより制御機構50の制御によるい
ずれの切断工程でも直ちに停止されるが、予め設定した
切断個数および現在の切断回数はそのまま制御機構50
に記憶されるようになっている。
【0037】次に、このリング材の自動切断装置10の
動作および制御機構50による制御とともに、シュラウ
ドSの自動切断について8等分する場合で説明する。
【0038】まず、自動切断前の準備として、被切断リ
ング材であるシュラウドSを回転テーブル12の取付溝
21に嵌め込むようにのせ、押えリング23を被せるよ
うにして蝶ボルト24で締め付けて固定する。こうして
準備が完了した後、自動切断が開始される。
【0039】(1) 自動切断開始の起動ボタンがONに
なると、加工中を表示するランプが点灯される。
【0040】(2) 回転テーブル12が基準位置に停止
していることを戻り検出ボルト37および戻り検出用近
接スイッチ38がONになっていることで確認する。
【0041】(3) 被切断リング材Sの大きさが判別さ
れ、切断個数検出用近接スイッチ39がONとなって切
断個数が8等分であることが確認されるとともに、切断
個数設定器51で8等分に設定してあることを確認す
る。
【0042】(4) 回転テーブル12を切断位置に固定
する位置決めシリンダ29,30のロッドが退避状態で
あることが確認され、回転テーブル12を割り出し回転
できる状態であることを確認する。
【0043】(5) 回転テーブル12を割り出し回転す
るモータ18が起動され、回転テーブル12を回転す
る。このモータ18の起動は回転駆動の指令が出力され
た後3秒後となるようにしてあり、こうすることによ
り、現在の停止位置を検出中の近接スイッチ35がOF
Fになるまでの時間差2秒の影響がないようにする。
【0044】(6) こうして回転テーブル12が回転さ
れ、次の切断位置(切断溝25)に対応した停止位置検
出用ボルト33が近接スイッチ35で検出されると、回
転テーブル12を駆動するモータ18が停止される。
【0045】すると、所定の切断位置に対して4.5度
手前で停止されることから位置決め穴27と位置決めシ
リンダ29がほぼ直線上で対向する状態に停止できる。
【0046】(7) すると、位置決めピンを構成する位
置決めシリンダ29のロッドが伸長されて位置決め穴2
7に挿入され、回転テーブル12が固定される。
【0047】この状態では、最初の切断溝25が切断機
構41の切断砥石40の下方の切断位置に位置すること
になる。
【0048】(8) この位置決めピンを構成する位置決
めシリンダ29による回転テーブル12の固定状態で、
戻り位置検出用の近接スイッチ38により戻り検出ボル
ト37を検出し、戻り位置が検出された時は、この位置
での切断を行って最後の切断とする。
【0049】これにより、自動切断開始時に戻り位置で
あることを確認した後、最初の切断位置に割り出して切
断を行うことから、再び戻り位置が検出される状態で回
転テーブル12が1回転した状態になる。
【0050】(9) こうして最初の切断位置での切断準
備が完了すると、切断機構41のモータ46が起動さ
れ、上昇位置の昇降台43がエアシリンダ44によって
下降されるとともに、下降速度が油圧ブレーキ45で調
整されて切断が開始される。
【0051】これにより、切断砥石40が上方から下方
に被切断リング材Sの軸平行方向が切込方向とされて切
断が行われる。
【0052】そして、切断中は吸引装置49により吸引
ホース48を介してカバー47内が吸引され、切粉が吸
引装置49に集められる。なお、この最初の切断から切
断回数がカウンタで記憶される。
【0053】(10) 昇降台43が下降端まで下降されて
切断が終了すると、昇降台43がエアシリンダ44で上
昇された後、位置決めシリンダ29が後退されて位置決
め穴27から抜かれ、回転テーブル12の固定状態が解
放される。
【0054】(11) この後、(8) の戻り位置の検出が戻
り検出用の近接スイッチ38でなされるまでは、(4) の
位置決めシリンダ29の後退の確認から切断回数である
残り7回の自動切断工程が繰り返される。
【0055】(12) そして、8回目の切断位置に回転テ
ーブル12が割り出し回転されると、これが戻り検出用
近接スイッチ38で検出され、切断が行われて切断が完
了し、加工中を表示していたランプが消灯される。
【0056】(13) こうして被切断リング材であるシュ
ラウドSの8等分の自動切断が終了する。
【0057】以上のようにしてシュラウドSの自動切断
を行うことで、回転テーブル12にシュラウドSを取付
けて固定した後、起動ボタンをONにするだけで簡単に
8等分に切断することができる。
【0058】また、小径のシュラウドを10等分する場
合には、回転テーブル12の小径の取付溝22にシュラ
ウドを取付けた後、切断個数設定器51に10等分にす
ることを設定するだけで自動的に切断することができ
る。
【0059】そして、8等分であるか、10等分である
かは切断個数設定器51で設定するだけでなく、被切断
リング材の大きさを切断個数検出用近接スイッチ39で
検出するようにしてあるので、作業者が設定を誤っても
実際の切断では切断個数を誤ること無く、所定の切断個
数に自動切断することができる。
【0060】このような自動切断により、従来の汎用の
回転台に専用治具を取付けて手作業で切断する場合に比
べ、時間や手間を省くことができるとともに、作業者に
よるバラツキも無く切断精度を向上することができる。
【0061】次に、この発明のリング材の自動切断装置
の他の一実施の形態について図6に示す概略斜視図によ
り説明するが、既に説明した上記実施の形態と同一部分
には同一番号を記し説明は省略する。
【0062】このリング材の自動切断装置60では、切
断砥石61の切込方向が被切断リング材の放射方向とさ
れ、回転テーブル12の側方から水平方向に移動して切
り込むようになっているとともに、切断個数が8等分の
1組としてある。
【0063】このため切断機構62として移動台11上
面には、回転テーブル12の放射方向にリニアガイド6
3が取付けられ、水平移動台64が往復移動可能に設け
られており、エアシリンダ65と油圧ブレーキ66によ
って水平移動台64を切込移動とその速度が調整できる
ようになっている。そして、この水平移動台64上に切
断機構62の切断砥石61を駆動するモータ67が取付
けられている。その他の構成は既に説明した装置と同一
である。
【0064】このようなリング材の自動切断装置60で
も、回転テーブル12上にシュラウドSを取付けて起動
ボタンを押すことで、切断位置への割り出し、回転テー
ブル12の固定、切断砥石61による切断などが自動制
御されてシュラウドSを8等分することができ、上記装
置による8等分の場合と同一の効果を奏する。
【0065】
【発明の効果】以上、実施の形態とともに具体的に説明
したようにこの発明の請求項1記載のリング材の自動切
断装置によれば、被切断リング材が取付けられる回転テ
ーブルの外周部に切断個数に応じた切断溝を形成して切
断位置に割り出し回転できるようにし、切断位置で回転
テーブルの同一円周状に切断個数に応じて形成した位置
決め穴の1つに位置決めピンを入れて固定するように
し、切断溝に切断機構を切り込んで切断するようにした
ので、制御機構で回転テーブルの割り出し回転と位置決
めピンによる固定を行って切断機構で切断することを繰
り返すようにして簡単に自動切断を行うことができる。
【0066】これにより、従来の汎用の回転台に専用治
具を取付けて手作業で切断する場合に比べ、切断やその
準備のための時間や手間を省くことができるとともに、
作業者によるバラツキも無く切断精度を向上することが
できる。
【0067】また、この発明の請求項2記載のリング材
の自動切断装置によれば、8等分や10等分などの複数
組の切断個数に対しても、回転テーブルにこれらに応じ
た切断溝と位置決め穴を形成し、切断個数を設定検出で
きるようにしたので、段取り替えなしに切断個数の異な
る切断を簡単に行うことができる。
【0068】さらに、この発明の請求項3記載のリング
材の自動切断装置によれば、切断機構の切り込み方向を
水平の回転テーブルに対して横方向(放射方向)や上下
方向(軸方向)のいずれかとするようにしたので、被切
断リング材の厚さや軸方向高さなどの異なる場合にも切
断可能な切断負荷状態で切断することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のリング材の自動切断装置の一実施の
形態にかかる全体の概略構成を示す斜視外観図である。
【図2】この発明のリング材の自動切断装置の一実施の
形態にかかる正面図である。
【図3】この発明のリング材の自動切断装置の一実施の
形態にかかる平面図である。
【図4】この発明のリング材の自動切断装置の一実施の
形態にかかる回転テーブルの位置決め穴などの説明図で
ある。
【図5】この発明のリング材の自動切断装置の一実施の
形態にかかる自動切断工程のフロー図である。
【図6】この発明のリング材の自動切断装置の他の一実
施の形態にかかる全体の概略構成を示す斜視外観図であ
る。
【図7】この発明のリング材の自動切断装置による切断
対象の一例であるシュラウドの概略斜視図である。
【符号の説明】
S シュラウド(被切断リング材) 10 リング材の自動切断装置 11 移動台 12 回転テーブル 13 支持軸 14 軸受 17,19 歯付きプリー 18 モータ 20 歯付きベルト 21,22 取付溝 23 押えリング 24 蝶ボルト 25,26 切断溝 27,28 位置決め穴 29,30 位置決めシリンダ 33,34 停止位置検出用のボルト 35,36 停止位置検出用の近接スイッチ 40 切断砥石 41 切断機構 43 昇降台 50 制御機構 51 切断個数設定器

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被切断リング材が同心状に取付けられ切
    断個数に応じた切断溝が外周部に形成されるとともに、
    切断個数に応じて割り出し回転駆動される回転テーブル
    と、 この回転テーブルの回転軸と同心状に配置され切断個数
    に応じて等間隔に形成される位置決め穴と、 これら位置決め穴の1つと対向して設置され切断位置に
    割り出し回転された前記回転テーブルの当該位置決め穴
    に挿脱される位置決めピンと、 前記回転テーブルの切断溝の1つに対応して設けられ被
    切断リング材の切込方向に往復駆動可能に設けられる切
    断機構と、 前記回転テーブルの割り出し回転および割り出された切
    断位置で位置決め穴に位置決めピンを挿脱するととも
    に、切断機構の切込駆動と退避駆動とを繰り返して自動
    切断する制御機構とでなることを特徴とするリング材の
    自動切断装置。
  2. 【請求項2】 前記回転テーブルに複数組の切断個数に
    応じた切断溝および位置決め穴を形成し、いずれの切断
    個数の組かを設定するとともに検出する切断個数設定検
    出手段を設けたことを特徴とする請求項1記載のリング
    材の自動切断装置。
  3. 【請求項3】 前記切断機構の切り込みの往復駆動方向
    を被切断リングの放射方向または軸平行方向のいずれか
    としたことを特徴とする請求項1または2記載のリング
    材の自動切断装置。
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