JPH1076422A - 管切断用カッタ - Google Patents

管切断用カッタ

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JPH1076422A
JPH1076422A JP23175096A JP23175096A JPH1076422A JP H1076422 A JPH1076422 A JP H1076422A JP 23175096 A JP23175096 A JP 23175096A JP 23175096 A JP23175096 A JP 23175096A JP H1076422 A JPH1076422 A JP H1076422A
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JP
Japan
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drive shaft
moving groove
recess
axial direction
recesses
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JP23175096A
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English (en)
Inventor
Katsuhei Omi
勝平 大見
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Omi Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Omi Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ガイド部材が駆動軸の軸線方向へずれるのを防
止する。 【解決手段】管切断用カッタ11の駆動軸12には、そ
の駆動軸12の軸線方向へ延びる移動溝15と、移動溝
15に繋がって駆動軸12の周方向へ延びる複数の凹部
16とが設けられる。又、駆動軸12には移動スリーブ
19が駆動軸12の軸線方向へ移動可能に設けられ、移
動スリーブ19には回転リング20が駆動軸12の軸線
を中心に回転可能に設けられる。移動スリーブ19の内
周面には、前記移動溝15及び凹部16に嵌め込まれる
突部が設けられる。そして、突部が移動溝15に沿って
移動し、その移動溝15から凹部16へ移動するよう
に、移動スリーブ19を駆動軸12の軸線方向及び周方
向へ移動させる。すると、前記突部が凹部16に嵌め込
まれて、移動スリーブ19及び回転リング20が駆動軸
12の軸線方向へ移動しないようにされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は管切断用カッタに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば実公平6−45291号公
報に示す管切断用カッタには、筒状に形成された支持ス
リーブを貫通する駆動軸が設けられ、駆動軸は前記支持
スリーブ内にて回転可能に支持されている。駆動軸にお
ける支持スリーブから突出する部分には丸鋸が取り付け
られている。又、支持スリーブにはガイド部材が取り付
けられ、支持スリーブはガイド部材の重心から偏心した
位置を貫通した状態になっている。このガイド部材に
は、外側方から支持スリーブへ向かってボルトが螺入さ
れている。そして、ボルトを締め付けて前記ボルトの先
端を支持スリーブの外周面に押し付けることにより、ガ
イド部材が支持スリーブの軸線方向へ移動しないように
前記支持スリーブに固定されている。
【0003】上記管切断用カッタの使用時には、ボルト
を緩めてガイド部材を駆動軸の軸線方向へ位置調節した
後、前記ボルトを締め付けてガイド部材を再び支持スリ
ーブに固定する。そして、丸鋸を管の開口部から挿入
し、ガイド部材を管の開口端に当接させる。この状態
で、駆動軸を回転させながら管の周方向へ押すと、駆動
軸がガイド部材により案内されて管の周方へ移動され
る。駆動軸が管の内周面に沿って一周すると、その管は
丸鋸により径方向に切断されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記管切断
用カッタでは、切断時の振動等によりガイド部材を固定
するボルトの先端が支持スリーブの外周面に対してず
れ、駆動軸の軸線方向に対するガイド部材の位置が変わ
ってしまうことがある。そして、ガイド部材の位置が変
わると、管を切削している丸鋸の厚さ方向に前記管から
力が加わり、丸鋸が厚さ方向に湾曲変形したり破損した
りするという問題があった。
【0005】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、第1の目的は、ガイド部材が駆動軸
の軸線方向へずれるのを防止することにある。第2の目
的は、駆動軸の軸線方向に対するガイド部材の位置調節
を容易に行うことにある。
【0006】第3の目的は、突部の移動溝及び各凹部に
沿った移動を滑らかに行うことにある。第4の目的は、
突部を移動溝から各凹部へ容易に移動させることにあ
る。
【0007】第5の目的は、突部を各凹部内にて位置決
めできるようにすることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成させるた
め、請求項1記載の発明では、特に、固定手段を、駆動
軸の軸線方向に複数並設された凹部と、その各凹部のい
ずれかに嵌め込まれる突部とから構成し、その凹部と突
部との嵌め合わせによりガイド部材を駆動軸の軸線方向
へ移動しないように固定するものとした。
【0009】請求項2記載の発明では、前記各凹部は駆
動軸の周方向へ延びるように設けられ、更に各凹部を繋
ぐように駆動軸の軸線方向へ延びる移動溝が設けられ、
突部は前記移動溝及び各凹部に嵌め込まれた状態で移動
溝及び各凹部に沿って移動可能なものとした。
【0010】請求項3記載の発明では、前記突部には移
動溝及び各凹部の内面に接触可能な転動体を転動できる
ように支持した。請求項4記載の発明では、前記移動溝
における各凹部に対応する位置には窪みがそれぞれ設け
られ、前記転動体は付勢手段により移動溝側及び各凹部
側へ向かって付勢されるものとした。
【0011】請求項5記載の発明では、前記各凹部内に
はそれぞれ窪みを設けた。即ち、請求項1記載の発明で
は、突部を各凹部の内のいずれかと嵌め合わせることに
より、ガイド部材が駆動軸の軸線方向へ移動しないよう
に固定される。
【0012】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
発明の作用に加え、駆動軸の軸線方向に対するガイド部
材の位置を変更するには、突部が移動溝に位置するよう
にガイド部材を駆動軸の周方向へ移動させる。その後、
ガイド部材を突部が別の凹部に対応して位置するように
移動させ、更に前記ガイド部材を突部が前記凹部内に位
置するように駆動軸の周方向へ移動させる。
【0013】請求項3記載の発明では、請求項2記載の
発明の作用に加え、突部を移動溝及び各凹部に沿って移
動させると、突部に設けられた転動体が前記移動溝及び
各凹部に沿って転がる。
【0014】請求項4記載の発明では、請求項3記載の
発明の作用に加え、移動溝に沿って移動する突部が各凹
部に対応して位置すると、その位置に設けられた窪みに
突部の転動体が付勢手段により押し付けられる。その結
果、転動体が前記窪みに嵌められ、ガイド部材が位置決
めされる。この状態で、ガイド部材を駆動軸の周方向へ
移動させると、前記窪みに対応する凹部へ突部が嵌め込
まれる。
【0015】請求項5記載の発明では、請求項3又は4
記載の発明の作用に加え、凹部へ突部が嵌め込まれる
と、付勢手段により前記凹部の窪みに転動体が嵌められ
る。その結果、突部が凹部へ嵌め込まれた状態で位置決
めされる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
形態を図1〜図4に従って説明する。図1に示すよう
に、管切断用カッタ11は駆動軸12を備えている。駆
動軸12の基端部には、管切断用カッタ11を図示しな
い電動機の出力軸に接続するための取付部12aが設け
られている。又、駆動軸12の先端部には丸鋸13がボ
ルト13aにより取付固定され、駆動軸12における丸
鋸13よりも基端側にはガイド輪14が取り付けられて
いる。このガイド輪14は駆動軸12に対して回転可能
となっている。
【0017】駆動軸12の長手方向中央部の外周面に
は、図2に示す移動溝15及び凹部16が設けられてい
る。前記凹部16は固定手段として設けられている。移
動溝15は駆動軸12の軸線方向へ延び、移動溝15の
内面は前記移動溝15の幅方向において円弧状に湾曲し
ている。前記凹部16は移動溝15と同形状に形成さ
れ、駆動軸12の軸線方向に複数並設されている。又、
凹部16は駆動軸12の周方向へ延び、凹部16の周方
向一端部は移動溝15に繋がっている。移動溝15の底
部における各凹部16に対応する位置には、それぞれ窪
み17が設けられている。各凹部16の底部において、
その凹部16の長手方向他端部には窪み18が設けられ
ている。図4に示すように、窪み17,18の内面は、
駆動軸12の軸線へ向かうほど縮径するテーパ状に形成
されている。
【0018】図1に示すように、駆動軸12の軸線方向
中央部には、移動スリーブ19と回転リング20とが設
けられている。尚、本実施形態では、前記移動スリーブ
19及び回転リング20によりガイド部材が構成されて
いる。図3に示すように、移動スリーブ19には貫通孔
21が設けられ、駆動軸12は前記貫通孔21を貫通し
ている。移動スリーブ19の外周面において、移動溝1
5に対応する位置には凹所22が設けられている。移動
スリーブ19には、凹所22と貫通孔21とを連通する
ネジ孔23が設けられている。
【0019】前記ネジ孔23には、移動スリーブ19の
外周面側から駆動軸12へ向かってネジ軸24が螺入さ
れている。ネジ軸24の先端部には貫通孔21の内周面
から突出する突部25が固定手段として設けられ、突部
25の外周面は先端へ向かうほど縮径するテーパ状に形
成されている。そして、突部25の先端は移動溝15内
に位置し、図4に示すように移動溝15の幅方向両縁は
突部25の外周面に接触している。ネジ軸24の軸線上
には収容部27が形成され、収容部27には付勢手段と
してのコイルスプリング27を介して転動体としてのボ
ール28が転動可能な状態で挿入されている。このボー
ル28はコイルスプリング27により、移動溝15の窪
み18に嵌められる。又、ネジ軸24の基端部にはナッ
ト29が螺着され、そのナット29を締め付けることに
よりネジ軸24が固定される。
【0020】図3に示すように、移動スリーブ19には
駆動軸12よりも大径に形成された筒部30が、駆動軸
12の軸線方向へ延びるように設けられている。この筒
部30の内側には、筒状に形成された軸受保持部材31
の一端部が嵌め込まれた状態で固定されている。軸受保
持部材31の外側には、一対の軸受32を介して前記回
転リング20が嵌め込まれている。
【0021】回転リング20は軸受保持部材31の外側
に嵌め込まれる回転筒33と、回転筒33の外周面から
突出する円板状の回転板34とから構成されている。駆
動軸12は、移動スリーブ19と回転リング20との重
心Gを通過し、且つ回転筒33の軸線方向へ延びた状態
になっている。前記回転板34の外縁部には、その回転
板34を貫通する支持軸35が設けられ、支持軸35の
先端部にはガイドローラ36が回転可能に支持されてい
る。
【0022】次に、上記のように構成された管切断用カ
ッタ11の作用を説明する。図1に示す管37を切断す
る場合、作業者は図4に示すようにネジ軸24の突部2
5が移動溝15内に位置した状態で、移動スリーブ19
及び回転リング20を手で駆動軸12の軸線方向へ押
す。すると、突部25の外周面が移動溝15の幅方向両
端部に接触した状態で、且つ突部25のボール28が移
動溝15に沿って転動しながら、突部25が移動溝15
の軸線方向へ移動する。その突部及び移動溝15によ
り、移動スリーブ19及び回転リング20が駆動軸12
の軸線方向へ移動するように案内される。
【0023】そして、突部25が所望の凹部16に対応
して位置すると、コイルスプリング27の弾性力により
ボール28が窪み17に嵌められ、移動スリーブ19及
び回転リング20が駆動軸12の軸線方向へ移動しない
ように位置決めされる。この状態で、支持スリーブ19
を駆動軸12の軸線が中心となるように、図4の矢印方
向へ回動させると、、突部25は移動溝15から凹部1
6へ移動し、突部25の外周面が凹部16の幅方向両端
部に接触する。
【0024】凹部16に沿った突部25の駆動軸12の
周方向への移動は、突部25の外周面が凹部16の幅方
向両端部に接触し、且つボール28が凹部16に沿って
転動した状態で行われる。そして、突部25が凹部16
の窪み18に対応して位置すると、コイルスプリング2
7の弾性力によりボール28が窪み18に嵌められ、移
動スリーブ19が駆動軸12の周方向へ移動しないよう
に位置決めされる。上記のように突部25が嵌め込まれ
る凹部16を選択することにより、駆動軸12の軸線方
向に対する移動スリーブ19及び回転リング20の位置
が変更され、回転リング20と丸鋸13との距離が変更
される。
【0025】その後、作業者は管切断用カッタ11の取
付部12aを電動機の出力軸に接続し、図1に示すよう
に駆動軸12を管37の内側に挿入するとともに、回転
リング20を管37の開口端に当接させる。この状態
で、電動機が駆動されて出力軸が回転されると、駆動軸
12及び移動スリーブ19が、その軸線を中心に回転リ
ング20及びガイド輪14に対して回転する。そして、
回転リング20のガイドローラ36を管37の外周面に
当接させるとともに、駆動軸12を管37の内周面に接
近するように移動させる。すると、駆動軸12に設けら
れた丸鋸13により、管37が内周面側から切削され
る。
【0026】丸鋸13が管37を切削するときの振動等
により、移動スリーブ19及び回転リング20が駆動軸
12の軸線方向へずれようとすると、突部25が凹部1
6の幅方向両端部に引っ掛かかる。そのため、移動スリ
ーブ19及び回転リング20が駆動軸12の軸線方向へ
ずれることが防止される。そして、丸鋸13が管37を
内側から外側へ貫通すると、ガイド輪14が管37の内
周面に当接される。この状態で、作業者が駆動軸12を
管37の周方向へ押すと、ガイドローラ36及びガイド
輪14が管37の外周面及び内周面に沿って周方向へ転
動する。このガイドローラ36及びガイド輪14の転動
により、駆動軸12が管37の周方向へ移動するように
案内される。そして、駆動軸12が管37の内周面に沿
って一周すると、管37が図1の一点鎖線で示すように
径方向に切断される。
【0027】以上詳述した本実施形態では、下記(a)
〜(g)に示す効果がある。 (a)丸鋸13が管37を切削しているとき、移動スリ
ーブ19及び回転リング20が駆動軸12の軸線方向へ
ずれようとすると、突部25が凹部16の幅方向両端部
に引っ掛かる。そのため、切削時の振動等により、移動
スリーブ19及び回転リング20が駆動軸12の軸線方
向へずれるのを防止することができる。従って、管37
の切削中に移動スリーブ19及び回転リング20が駆動
軸12の軸線方向へずれることにより、丸鋸13の厚さ
方向へ管37から力が加わり、丸鋸13が厚さ方向に湾
曲変形したり、破損したりするのを防止することができ
る。
【0028】(b)突部25が移動溝15に嵌め込まれ
た状態で、移動スリーブ19及び回転リング20を駆動
軸12の軸線方向へ移動させると、その移動が前記突部
25及び移動溝15により案内される。又、突部25が
凹部16に嵌め込まれた状態で、移動スリーブ19を駆
動軸12の周方向へ移動させると、その移動が前記突部
25及び凹部16により案内される。従って、突部25
が嵌め込まれる凹部16を選択することが容易になるた
め、ボルトを緩めたり締め付けたりしなければならなか
った従来と異なり、駆動軸12の軸線方向に対する移動
スリーブ19及び回転リング20の位置調節を容易に行
うことができるできる。
【0029】(c)移動スリーブ19を移動溝15及び
凹部16に沿って移動させるとき、突部25のボール2
8が前記移動溝15及び凹部16に沿って転動するた
め、移動溝15及び凹部16に沿った突部25の移動を
滑らかに行うことができる。
【0030】(d)移動溝15に沿って移動する突部2
5は凹部16に対応して位置すると、窪み17、コイル
スプリング27及びボール28により、駆動軸12の軸
線方向へ移動しないように位置決めされる。従って、突
部25を移動溝15から凹部16へ容易に移動させるこ
とができる。
【0031】(e)凹部16内には窪み18が設けられ
ているため、その窪み18、コイルスプリング27及び
ボール28により、凹部16に嵌め込まれた突部25が
駆動軸12の周方向へ移動しないように位置決めするこ
とができる。
【0032】(f)駆動軸12は移動スリーブ19及び
回転リング20の重心Gを通過している。そのため、駆
動軸12を管37の内側に挿入していない状態で、電動
機を誤って駆動させて駆動軸12を回転させたとき、回
転リング20が前記駆動軸12と一体回転したとして
も、その駆動軸12に径方向へのブレが発生するのを防
止することができる。
【0033】(g)ガイド輪14は駆動軸12に対して
回転可能になっているため、ガイド輪14を管37の内
周面に当接させたときに、前記ガイド輪14が駆動軸1
2の回転に伴って回転することはない。従って、ガイド
輪14が駆動軸12に固定されている場合に比べて、ガ
イド輪14を確実に管37の内周面に沿って転動させ、
駆動軸12を管37の周方向へ移動するように滑らかに
案内することができる。
【0034】尚、本発明は、例えば以下のように変更し
て具体化することもできる。 (1)本実施形態において、窪み17と窪み18との少
なくとも一方を省略してもよい。この場、窪み17,1
8を形成しなくてもよい分、駆動軸12の製造が容易に
なる。
【0035】(2)本実施形態において、コイルスプリ
ング27を省略し、突部25にボール28のみを転動可
能に支持してもよい。この場合、管切断用カッタ11の
構成を簡略化することができる。
【0036】(3)上記(2)の場合において、ボール
28を省略して管切断用カッタ11の構成を更に簡略化
してもよい。 (4)本実施形態において、駆動軸12が移動スリーブ
19及び回転リング20の重心Gを通過していなくても
よい。
【0037】(5)本実施形態において、ガイド輪14
は駆動軸12に固定されていてもよい。 (6)本実施形態では、付勢手段としてコイルスプリン
グ27を例示したが、これに代えて皿バネ等のバネ材や
ゴム等の弾性材を付勢手段として設けてもよい。
【0038】次に、以上の実施形態から把握することが
できる請求項以外の技術的思想を、その効果とともに以
下に記載する。 (イ)請求項1〜5のいずれかに記載の管切断用カッタ
において、駆動軸はガイド部材の重心を通過するように
前記ガイド部材を貫通している管切断用カッタ。この場
合、ガイド部材を管の開口端に当接させる前に駆動軸を
回転させたとき、ガイド部材が駆動軸と一体回転したと
しても駆動軸の径方向にブレが発生するのを防止するこ
とができる。
【0039】(ロ)請求項1〜5及び上記(イ)のいず
れかに記載の管切断用カッタにおいて、管の内周面に当
接するガイド輪を駆動軸に対して回転できるように取り
付けた管切削用カッタ。この場合、駆動軸を滑らかに管
の周方向へ移動させることができる。
【0040】
【発明の効果】請求項1記載の発明では、突部と凹部と
を嵌め合わせることによりガイド部材が固定されるた
め、切削時の振動等によりガイド部材が駆動軸の軸線方
向へずれるのを防止することができる。
【0041】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
発明の効果に加え、突部が駆動軸の軸線方向へ延びる移
動溝と、駆動軸の周方向へ延びる凹部とに沿って移動す
るようにガイド部材を移動させることができる。従っ
て、駆動軸の軸線方向に対するガイド部材の位置調節を
容易に行うことができる。
【0042】請求項3記載の発明では、請求項2記載の
発明の効果に加え、突部に設けられた転動体が前記移動
溝及び各凹部に沿って転がるため、移動溝及び各凹部に
沿った突部の移動を滑らかに行うことができる。
【0043】請求項4記載の発明では、請求項3記載の
発明の効果に加え、移動溝に沿って移動する突部は各凹
部に対応して位置すると、その位置に位置決めされる。
従って、突部を移動溝から各凹部へ移動させることが容
易になる。
【0044】請求項5記載の発明では、請求項3又は4
記載の発明の効果に加え、窪みが凹部内に設けられてい
るため、突部を凹部内にて位置決めすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の管切断用カッタを示す側面図。
【図2】駆動軸を示す斜視図。
【図3】移動スリーブ及び回転リングを示す断面図。
【図4】図3の移動スリーブを矢印A−A方向から見た
断面図。
【符号の説明】
11…管切断用カッタ、12…駆動軸、13…丸鋸、1
6…固定手段としての凹部、17,18…窪み、19…
ガイド部材としての移動スリーブ、20…ガイド部材と
しての回転リング、25…固定手段としての突部、27
…付勢手段としてのコイルスプリング、28…転動体と
してのボール、37…管。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動軸(12)に丸鋸(13)を取り付
    け、その駆動軸(12)の軸線方向へ移動可能で且つ駆
    動軸(12)に対して相対的に回転可能なガイド部材
    (19,20)を設け、更に前記ガイド部材(19,2
    0)を駆動軸(12)の軸線方向へ移動しないように固
    定するための固定手段(16,25)を設け、前記固定
    手段(16,25)で固定されたガイド部材(19,2
    0)を管(37)の開口端に当接させ、その状態で駆動
    軸(12)を回転させるとともに駆動軸(12)を管
    (37)の周方向へ移動するようにガイド部材(19,
    20)で案内することにより管(37)を切断するよう
    にした管切断用カッタにおいて、 前記固定手段(16,25)を、駆動軸(12)の軸線
    方向に複数並設された凹部(16)と、その各凹部(1
    6)のいずれかに嵌め込まれる突部(25)とから構成
    し、その凹部(16)と突部(25)との嵌め合わせに
    よりガイド部材(19,20)を駆動軸(12)の軸線
    方向へ移動しないように固定するものとした管切断用カ
    ッタ。
  2. 【請求項2】 前記各凹部(16)は駆動軸(12)の
    周方向へ延びるように設けられ、更に各凹部(16)を
    繋ぐように駆動軸(12)の軸線方向へ延びる移動溝
    (15)が設けられ、突部(25)は前記移動溝(1
    5)及び各凹部(16)に嵌め込まれた状態で移動溝
    (15)及び各凹部(16)に沿って移動可能なもので
    ある請求項1記載の管切断用カッタ。
  3. 【請求項3】 前記突部(25)には移動溝(15)及
    び各凹部(16)の内面に接触可能な転動体(28)が
    転動できるように支持されている請求項2記載の管切断
    用カッタ。
  4. 【請求項4】 前記移動溝(15)における各凹部(1
    6)に対応する位置には窪み(17)がそれぞれ設けら
    れ、前記転動体(28)は付勢手段(27)により移動
    溝(15)側及び各凹部(16)側へ向かって付勢され
    ている請求項3記載の管切断用カッタ。
  5. 【請求項5】 前記各凹部(16)内にはそれぞれ窪み
    (18)が設けられている請求項3又は4記載の管切断
    用カッタ。
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