JPH1076364A - アーク溶接機 - Google Patents
アーク溶接機Info
- Publication number
- JPH1076364A JPH1076364A JP23401296A JP23401296A JPH1076364A JP H1076364 A JPH1076364 A JP H1076364A JP 23401296 A JP23401296 A JP 23401296A JP 23401296 A JP23401296 A JP 23401296A JP H1076364 A JPH1076364 A JP H1076364A
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- Japan
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- welding machine
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 アーク溶接機において他のアーク溶接機との
母材線共通及び並列運転時においても、安定したアーク
スタート成功率を得ることを可能としたものである。 【解決手段】 母材端子８とケースアース１１間に、放
電経路１０を設けることにより、他機との母材線共通及
び並列運転時、他機のコンデンサに直流高電圧が充電さ
れなくなり、所定の直流高電圧が確保できるため安定し
たアークのスタートを得ることができる。
母材線共通及び並列運転時においても、安定したアーク
スタート成功率を得ることを可能としたものである。 【解決手段】 母材端子８とケースアース１１間に、放
電経路１０を設けることにより、他機との母材線共通及
び並列運転時、他機のコンデンサに直流高電圧が充電さ
れなくなり、所定の直流高電圧が確保できるため安定し
たアークのスタートを得ることができる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、直流高電圧による
接触、非接触点弧式のアーク溶接機、更に詳しくは他機
との母材線共通及び並列運転時にあって他機のアークス
タートを確実にしたアーク溶接機に関する。
接触、非接触点弧式のアーク溶接機、更に詳しくは他機
との母材線共通及び並列運転時にあって他機のアークス
タートを確実にしたアーク溶接機に関する。
【０００２】
【従来の技術】直流高電圧電源を具備するアーク溶接機
について、従来例を図５、図６にて説明する。図５は直
流高電圧発生装置を用いたアーク溶接機の構成図で、１
は直流電源装置、２は直流高電圧電源、３は単方向整流
素子、４は電極、５は母材、６は直流電源装置１と直流
高電圧電源２を起動する起動スイッチ、７は単方向整流
素子３に並列接続した電圧クランプ素子、８は直流高電
圧電源２と、単方向整流素子３を介して直流電源装置１
にそれぞれ接続した母材端子、９は電極４のトーチ端子
で、直流電源装置１、直流高電圧電源２の正側に接続し
てある。そして、直流高電圧電源２による直流高電圧印
加の際、単方向整流素子３は、直流高電圧電源２が発生
する直流高電圧の直流電源装置１への侵入を防ぐ。
について、従来例を図５、図６にて説明する。図５は直
流高電圧発生装置を用いたアーク溶接機の構成図で、１
は直流電源装置、２は直流高電圧電源、３は単方向整流
素子、４は電極、５は母材、６は直流電源装置１と直流
高電圧電源２を起動する起動スイッチ、７は単方向整流
素子３に並列接続した電圧クランプ素子、８は直流高電
圧電源２と、単方向整流素子３を介して直流電源装置１
にそれぞれ接続した母材端子、９は電極４のトーチ端子
で、直流電源装置１、直流高電圧電源２の正側に接続し
てある。そして、直流高電圧電源２による直流高電圧印
加の際、単方向整流素子３は、直流高電圧電源２が発生
する直流高電圧の直流電源装置１への侵入を防ぐ。
【０００３】起動スイッチ６が押されると直流電源装置
１と直流高電圧電源２が動作し、直流電源装置１から電
極４と母材５間に給電される電力に直流高電圧電源２が
発生した直流高電圧を重畳する。そして、非接触で電極
４と母材５間に放電を開始し、直流電源装置１からの給
電電力によりアークが起動される。
１と直流高電圧電源２が動作し、直流電源装置１から電
極４と母材５間に給電される電力に直流高電圧電源２が
発生した直流高電圧を重畳する。そして、非接触で電極
４と母材５間に放電を開始し、直流電源装置１からの給
電電力によりアークが起動される。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ここで、図６に示すよ
うに上記アーク溶接機Ａを他のアーク溶接機Ｂ（以下他
機という）と母材５を共通及び並列運転させた場合、他
機Ｂの母材端子８、ケースアース１１間にあるコンデン
サ１２が直流高電圧電源２から発生した直流高電圧を充
電し、他機Ｂのアークスタートがしない恐れを有してい
た。すなわち、溶接施工の現場において、溶接機を母材
線共通運転することが頻繁に行われたり、溶接機の使用
率及び溶接電流の確保のために、溶接機を並列にて運転
することがある。上記アーク溶接機Ａと他機Ｂ（通常、
溶接機には、ノイズ除去用等の目的として出力端である
母材端子８、トーチ端子９にコンデンサ１３、抵抗１４
及び、ケースアース間にコンデンサ１２が接続されてい
る。）との母材線共通及び並列運転においては、直流高
電圧電源２から発生した直流高電圧が、パワーケーブル
１５、他機Ｂの母材端子８を介し、母材端子・ケースア
ース間のコンデンサ１２を充電させ、電極・母材間に直
流高電圧が印加されなくなり、アークスタートしないと
いう恐れがあった。
うに上記アーク溶接機Ａを他のアーク溶接機Ｂ（以下他
機という）と母材５を共通及び並列運転させた場合、他
機Ｂの母材端子８、ケースアース１１間にあるコンデン
サ１２が直流高電圧電源２から発生した直流高電圧を充
電し、他機Ｂのアークスタートがしない恐れを有してい
た。すなわち、溶接施工の現場において、溶接機を母材
線共通運転することが頻繁に行われたり、溶接機の使用
率及び溶接電流の確保のために、溶接機を並列にて運転
することがある。上記アーク溶接機Ａと他機Ｂ（通常、
溶接機には、ノイズ除去用等の目的として出力端である
母材端子８、トーチ端子９にコンデンサ１３、抵抗１４
及び、ケースアース間にコンデンサ１２が接続されてい
る。）との母材線共通及び並列運転においては、直流高
電圧電源２から発生した直流高電圧が、パワーケーブル
１５、他機Ｂの母材端子８を介し、母材端子・ケースア
ース間のコンデンサ１２を充電させ、電極・母材間に直
流高電圧が印加されなくなり、アークスタートしないと
いう恐れがあった。
【０００５】本発明は並列運転時の他機がアークスター
トを確実に行うことのできるアーク溶接機を提供するこ
とを目的としたものである。
トを確実に行うことのできるアーク溶接機を提供するこ
とを目的としたものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明では、この課題を
解決するために、母材端子とケースアース間に、放電経
路を設けたものである。
解決するために、母材端子とケースアース間に、放電経
路を設けたものである。
【０００７】
【発明の実施の形態】上記構成において、母材端子・ケ
ースアース間に抵抗、インダクタンス、電圧クランプ素
子等の放電経路を設けることにより、他機との母材線共
通及び並列運転時、コンデンサによる直流高電圧の充電
もなくなり、所定の直流高電圧を確保できるため安定し
たアークスタートを得ることができる。
ースアース間に抵抗、インダクタンス、電圧クランプ素
子等の放電経路を設けることにより、他機との母材線共
通及び並列運転時、コンデンサによる直流高電圧の充電
もなくなり、所定の直流高電圧を確保できるため安定し
たアークスタートを得ることができる。
【０００８】（実施の形態１）以下、本発明アーク溶接
機の実施の形態について説明する。
機の実施の形態について説明する。
【０００９】図１において、放電経路（抵抗、インダク
タンス、電圧クランプ素子等）を設けたアーク溶接機の
主要回路図を示す。符号１から９までは従来技術の図５
で説明した構成、作用と同一なので詳細な説明を省略
し、異なる部分を中心に説明する。１０は本発明の特徴
である放電経路（抵抗、インダクタンス、電圧クランプ
素子等）で、母材端子８と溶接機の金属からなる本体ケ
ースのアース１１の間に設けたものである。このように
母材端子８、ケースのアース１１間に放電経路１０（抵
抗、インダクタンス、電圧クランプ素子等）を設けたこ
とにより、図６でいう他機Ｂとの母材線共通及び並列運
転時、他機Ｂのケースにアースされているコンデンサに
直流高電圧が充電されなくなり、直流高電圧を確保でき
て他機におけるアークも起動することになる。
タンス、電圧クランプ素子等）を設けたアーク溶接機の
主要回路図を示す。符号１から９までは従来技術の図５
で説明した構成、作用と同一なので詳細な説明を省略
し、異なる部分を中心に説明する。１０は本発明の特徴
である放電経路（抵抗、インダクタンス、電圧クランプ
素子等）で、母材端子８と溶接機の金属からなる本体ケ
ースのアース１１の間に設けたものである。このように
母材端子８、ケースのアース１１間に放電経路１０（抵
抗、インダクタンス、電圧クランプ素子等）を設けたこ
とにより、図６でいう他機Ｂとの母材線共通及び並列運
転時、他機Ｂのケースにアースされているコンデンサに
直流高電圧が充電されなくなり、直流高電圧を確保でき
て他機におけるアークも起動することになる。
【００１０】なお、図２に示すアーク溶接機は単方向整
流素子３と電圧クランプ素子７の並列回路を直流高電圧
電源２に直接接続した点が図１と異なるがそれ以外の構
成、作用は全く同一である。
流素子３と電圧クランプ素子７の並列回路を直流高電圧
電源２に直接接続した点が図１と異なるがそれ以外の構
成、作用は全く同一である。
【００１１】（実施の形態２）図３及び図４は直流高電
圧電源２及び単方向整流素子３を溶接負荷の直近に置い
たアーク溶接機の主要回路図を示す。符号１から９まで
は図１、図２で説明した本発明の実施の形態１と構成、
作用効果が同一なので詳細な説明を省略し、異なる部分
を中心に説明する。１６は直流高電圧電源２と、単方向
整流素子３と電圧クランプ素子７から構成される直流高
電圧発生装置である。直流高電圧電源２を溶接負荷の直
近におくことにより、延長ケーブルからの直流高電圧の
リークや、延長ケーブルがもつ分布容量が極めて少なく
なり、溶接施工者にとって感電等による危険性が少なく
なる。
圧電源２及び単方向整流素子３を溶接負荷の直近に置い
たアーク溶接機の主要回路図を示す。符号１から９まで
は図１、図２で説明した本発明の実施の形態１と構成、
作用効果が同一なので詳細な説明を省略し、異なる部分
を中心に説明する。１６は直流高電圧電源２と、単方向
整流素子３と電圧クランプ素子７から構成される直流高
電圧発生装置である。直流高電圧電源２を溶接負荷の直
近におくことにより、延長ケーブルからの直流高電圧の
リークや、延長ケーブルがもつ分布容量が極めて少なく
なり、溶接施工者にとって感電等による危険性が少なく
なる。
【００１２】ここで、本発明は、直流高電圧が溶接機外
部に蓄積された場合の放電経路を溶接機内部または、直
流高電圧発生装置内部に設けておくことが主旨である。
部に蓄積された場合の放電経路を溶接機内部または、直
流高電圧発生装置内部に設けておくことが主旨である。
【００１３】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば母材端子・ケースアース間に、放電経路（抵
抗、インダクタンス、電圧クランプ素子等）を設けるこ
とにより、他機との母材線共通及び並列運転時、他機の
コンデンサに直流高電圧が充電されなくなり、所定の直
流高電圧が確保できるため安定したアークスタートを得
ることができる。
によれば母材端子・ケースアース間に、放電経路（抵
抗、インダクタンス、電圧クランプ素子等）を設けるこ
とにより、他機との母材線共通及び並列運転時、他機の
コンデンサに直流高電圧が充電されなくなり、所定の直
流高電圧が確保できるため安定したアークスタートを得
ることができる。
【図１】本発明アーク溶接機の実施形態を示す主要構成
図
図
【図２】同アーク溶接機の主要構成図
【図３】同アーク溶接機の実施の形態２を示す主要構成
図
図
【図４】同アーク溶接機の主要構成図
【図５】従来のアーク溶接機の主要構成図
【図６】従来のアーク溶接機Ａと他機Ｂを並列運転した
時の主要構成図
時の主要構成図
１ 直流電源装置 ２ 直流高電圧電源 ４ 電極 ５ 母材 ６ 起動スイッチ ８ 母材端子 ９ トーチ端子 １０ 放電経路 １１ ケースアース １６ 直流高電圧発生装置
Claims (2)
- 【請求項１】 電極と母材間の絶縁を破壊してアークを
発生させる手段として直流高電圧電源を具備し、母材端
子と溶接機のケースアース間に放電経路を設けたアーク
溶接機。 - 【請求項２】 放電経路に接続する素子として、抵抗、
インダクタンスまたは電圧クランプ素子を用いる請求項
１記載のアーク溶接機。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP08234012A JP3106974B2 (ja) | 1996-09-04 | 1996-09-04 | アーク溶接機 |
| US08/773,853 US5852278A (en) | 1995-12-28 | 1996-12-27 | Arc welding and arc plasma cutting machines having improved DC high-voltage generator |
| CN96117974A CN1050081C (zh) | 1995-12-28 | 1996-12-27 | 电弧焊和弧光等离子体切割机 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP08234012A JP3106974B2 (ja) | 1996-09-04 | 1996-09-04 | アーク溶接機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1076364A true JPH1076364A (ja) | 1998-03-24 |
| JP3106974B2 JP3106974B2 (ja) | 2000-11-06 |
Family
ID=16964179
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP08234012A Expired - Lifetime JP3106974B2 (ja) | 1995-12-28 | 1996-09-04 | アーク溶接機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3106974B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009285687A (ja) * | 2008-05-29 | 2009-12-10 | Asmo Co Ltd | 溶接装置及び溶接方法 |
| CN105189010A (zh) * | 2013-03-15 | 2015-12-23 | 伊利诺斯工具制品有限公司 | 用于提供焊接式功率的方法和设备 |
| US12030142B2 (en) | 2021-10-05 | 2024-07-09 | Illinois Tool Works Inc. | Method and apparatus for providing welding power |
-
1996
- 1996-09-04 JP JP08234012A patent/JP3106974B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009285687A (ja) * | 2008-05-29 | 2009-12-10 | Asmo Co Ltd | 溶接装置及び溶接方法 |
| CN105189010A (zh) * | 2013-03-15 | 2015-12-23 | 伊利诺斯工具制品有限公司 | 用于提供焊接式功率的方法和设备 |
| US10207351B2 (en) | 2013-03-15 | 2019-02-19 | Illinois Tool Works Inc. | Method and apparatus for providing welding power |
| US11148219B2 (en) | 2013-03-15 | 2021-10-19 | Illinois Tool Works, Inc. | Method and apparatus for providing welding power |
| US12030142B2 (en) | 2021-10-05 | 2024-07-09 | Illinois Tool Works Inc. | Method and apparatus for providing welding power |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3106974B2 (ja) | 2000-11-06 |
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