JPH1075135A - BiCMOSトランスコンダクタ差動段および2番目の通過帯域フィルタ - Google Patents
BiCMOSトランスコンダクタ差動段および2番目の通過帯域フィルタInfo
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- JPH1075135A JPH1075135A JP9144154A JP14415497A JPH1075135A JP H1075135 A JPH1075135 A JP H1075135A JP 9144154 A JP9144154 A JP 9144154A JP 14415497 A JP14415497 A JP 14415497A JP H1075135 A JPH1075135 A JP H1075135A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 通過帯域を増加させ、フィルタ装置を制限す
る限界や短所を打ち破った高周波フィルタ用のBiCM
OSトランスコンダクタ差動段を実現すること。 【解決手段】 この発明に係るBiCMOSトランスコ
ンダクタ差動段は、2極トランジスタ(Q1、Q2)の
うちの少なくとも1つに接続され、トランスコンダクタ
内の複数の寄生キャパシタの間の接続を変化させるスイ
ッチング装置(3)を備え、そのスイッチング装置は、
さらに、カスコード配列の2極トランジスタ(Q1、Q
2)に並列かつ取り外し可能に接続された少なくとも1
つの付加2極トランジスタ(Q1x、Q2x)を備え
る。
る限界や短所を打ち破った高周波フィルタ用のBiCM
OSトランスコンダクタ差動段を実現すること。 【解決手段】 この発明に係るBiCMOSトランスコ
ンダクタ差動段は、2極トランジスタ(Q1、Q2)の
うちの少なくとも1つに接続され、トランスコンダクタ
内の複数の寄生キャパシタの間の接続を変化させるスイ
ッチング装置(3)を備え、そのスイッチング装置は、
さらに、カスコード配列の2極トランジスタ(Q1、Q
2)に並列かつ取り外し可能に接続された少なくとも1
つの付加2極トランジスタ(Q1x、Q2x)を備え
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、高周波フィルタ
用のBiCMOSトランスコンダクタ差動段に関するも
のであり、信号入力端を有する入力回路部分と、信号入
力端に対応するゲート端子を有する一対のMOSトラン
ジスタと、信号出力端を有する回路部分と、共通のベー
スが回路ノードに接続されるとともに、上記信号入力端
及び信号出力端の間にカスコード配列状に挿入された一
対の2極トランジスタとを備えるBiCMOSトランス
コンダクタ差動段に関するものである。
用のBiCMOSトランスコンダクタ差動段に関するも
のであり、信号入力端を有する入力回路部分と、信号入
力端に対応するゲート端子を有する一対のMOSトラン
ジスタと、信号出力端を有する回路部分と、共通のベー
スが回路ノードに接続されるとともに、上記信号入力端
及び信号出力端の間にカスコード配列状に挿入された一
対の2極トランジスタとを備えるBiCMOSトランス
コンダクタ差動段に関するものである。
【0002】この発明の技術分野は、特に、時間的に連
続した通過帯域フィルタ用のトランスコンダクタに関す
るものであり、それは半導体上にモノリシック化されて
集積されている。以下で単に説明を簡略にするために、
上述の技術分野を説明する。トランスコンダクタは、相
互コンダクタンスを有する電圧制御型の差動増幅段であ
る。トランスコンダクタは、アクティブフィルタに組み
込まれた集積回路に用いられ、また、発振器やインピー
ダンス変換回路の中にも用いられている。
続した通過帯域フィルタ用のトランスコンダクタに関す
るものであり、それは半導体上にモノリシック化されて
集積されている。以下で単に説明を簡略にするために、
上述の技術分野を説明する。トランスコンダクタは、相
互コンダクタンスを有する電圧制御型の差動増幅段であ
る。トランスコンダクタは、アクティブフィルタに組み
込まれた集積回路に用いられ、また、発振器やインピー
ダンス変換回路の中にも用いられている。
【0003】
【従来の技術】近年、時間連続集積フィルタを供給する
ために様々な技術が提案されてきた。高周波に適用する
ために最も効果的であると認められた技術は、BiCM
OSトランスコンダクタ段をフィルタの基本構成として
用いた技術である。BiCMOSトランスコンダクタフ
ィルタの内部では、開ループで電圧−電流変換が行われ
る。このため、いわゆる変換器の不活性極は、演算増幅
器回路部の単位周波数ゲインによって制限されることは
ない。これは、CMOS技術により供給されるフィルタ
の優位点である。
ために様々な技術が提案されてきた。高周波に適用する
ために最も効果的であると認められた技術は、BiCM
OSトランスコンダクタ段をフィルタの基本構成として
用いた技術である。BiCMOSトランスコンダクタフ
ィルタの内部では、開ループで電圧−電流変換が行われ
る。このため、いわゆる変換器の不活性極は、演算増幅
器回路部の単位周波数ゲインによって制限されることは
ない。これは、CMOS技術により供給されるフィルタ
の優位点である。
【0004】しかしながら、トランスコンダクタフィル
タは短所も備えており、それは、開ループ動作モードの
結果として、寄生キャパシタに特に敏感になることであ
る。このことにより、通過帯域の特に高周波側の幅が制
限されている。この通過帯域の制限を解決するための試
みは、本願と同一の出願人の米国特許第5,332,9
37号の中に開示されている。この米国の特許に開示さ
れた解決方法は、いくつかの点で優位であったものの、
要求されていた程の通過帯域幅を達成できなかった。
タは短所も備えており、それは、開ループ動作モードの
結果として、寄生キャパシタに特に敏感になることであ
る。このことにより、通過帯域の特に高周波側の幅が制
限されている。この通過帯域の制限を解決するための試
みは、本願と同一の出願人の米国特許第5,332,9
37号の中に開示されている。この米国の特許に開示さ
れた解決方法は、いくつかの点で優位であったものの、
要求されていた程の通過帯域幅を達成できなかった。
【0005】コンピュータ中の大容量メモリ、即ち、ハ
ードディスクドライブの読み出しに関連したいくつかの
適用においては、フィルタされる信号の通過帯域をさら
に拡大する必要があった。従来技術において、時間連続
トランスコンダクタフィルタの性能を改善する際の困難
性をよく理解するためには、添付の図1を参照すること
が有益である。
ードディスクドライブの読み出しに関連したいくつかの
適用においては、フィルタされる信号の通過帯域をさら
に拡大する必要があった。従来技術において、時間連続
トランスコンダクタフィルタの性能を改善する際の困難
性をよく理解するためには、添付の図1を参照すること
が有益である。
【0006】図1は、通過帯域フィルタに内蔵されてい
るトランスコンダクタ差動段の基本的な構造を示す図で
ある。差動段1は、第1基準供給電圧Vddと第2基準
電圧GND、即ち、接地との間に電力が供給される。こ
の差動段は、2極トランジスタとMOSトランジスタを
備えるため、いわゆる複合BiCMOS技術を用いて実
施される。差動段1は、一対のN型MOSトランジスタ
M1、M2から構成される入力回路部を備え、N型MO
SトランジスタM1、M2のソース端子は互いに接続さ
れて回路ノードAを構成している。
るトランスコンダクタ差動段の基本的な構造を示す図で
ある。差動段1は、第1基準供給電圧Vddと第2基準
電圧GND、即ち、接地との間に電力が供給される。こ
の差動段は、2極トランジスタとMOSトランジスタを
備えるため、いわゆる複合BiCMOS技術を用いて実
施される。差動段1は、一対のN型MOSトランジスタ
M1、M2から構成される入力回路部を備え、N型MO
SトランジスタM1、M2のソース端子は互いに接続さ
れて回路ノードAを構成している。
【0007】第1トランジスタM1のゲート端子G1
は、差動段1の非反転入力IN+を構成する。トランジ
スタM2のゲート端子G2は、反転入力IN−を構成す
る。回路ノードAと接地との間には、電流源A1が配設
されている。npn接合型の2極型トランジスタQ1、
Q2からなる出力回路部が設けられ、これらのトランジ
スタQ1、Q2のベースB1、B2は、共通回路ノード
Bで互いに接続され、共通ノードBは、バイアス電流源
Idを介して基準供給電圧Vddによって電力供給され
る。
は、差動段1の非反転入力IN+を構成する。トランジ
スタM2のゲート端子G2は、反転入力IN−を構成す
る。回路ノードAと接地との間には、電流源A1が配設
されている。npn接合型の2極型トランジスタQ1、
Q2からなる出力回路部が設けられ、これらのトランジ
スタQ1、Q2のベースB1、B2は、共通回路ノード
Bで互いに接続され、共通ノードBは、バイアス電流源
Idを介して基準供給電圧Vddによって電力供給され
る。
【0008】2極トランジスタQ1、Q2は、差動段1
にいわゆるカスコード配列で挿入されるとともに、その
エミッタE1、E2は、一対のMOS入力トランジスタ
のドレーン端子D1、D2に接続されている。2極トラ
ンジスタQ1、Q2のコレクタCL1、CL2は、差動
段1の出力端子を構成しており、その出力端子は図中に
おいてOUT+、OUT−で示されている。いずれの出
力端子もアクティブ負荷装置2に接続されている。
にいわゆるカスコード配列で挿入されるとともに、その
エミッタE1、E2は、一対のMOS入力トランジスタ
のドレーン端子D1、D2に接続されている。2極トラ
ンジスタQ1、Q2のコレクタCL1、CL2は、差動
段1の出力端子を構成しており、その出力端子は図中に
おいてOUT+、OUT−で示されている。いずれの出
力端子もアクティブ負荷装置2に接続されている。
【0009】差動段1の構成は、バイポーラnpn型の
第3トランジスタQ3によって完成され、トランジスタ
Q3のベースB3は、ベースB1、B2に接続されてお
り、エミッタE3は、抵抗Rを介してノードAに接続さ
れている。第3トランジスタQ3のコレクタCL3は、
バイアス電流源Idに接続されている。トランジスタQ
3のベースB3およびコレクタCL3は互いに接続され
て、このトランジスタのダイオード配置を構成してい
る。
第3トランジスタQ3によって完成され、トランジスタ
Q3のベースB3は、ベースB1、B2に接続されてお
り、エミッタE3は、抵抗Rを介してノードAに接続さ
れている。第3トランジスタQ3のコレクタCL3は、
バイアス電流源Idに接続されている。トランジスタQ
3のベースB3およびコレクタCL3は互いに接続され
て、このトランジスタのダイオード配置を構成してい
る。
【0010】入力トランジスタM1、M2は線形動作領
域でバイアスされ、電圧を電流に線形的に変換し、これ
によって差動段1の相互コンダクタンスgmが決定され
る。抵抗Rの抵抗値により、両方のMOSトランジスタ
のドレーン−ソース間電圧降下Vdsが生じる。線形領
域において、トランジスタM1、M2には、以下の式で
与えられる電流I1、I2が流れる。 I1=I2=μCox{(Vgs−Vt)Vds−(V
ds)2/2}W/L ここに、Vgsはゲート−ソース間におけるMOSトラ
ンジスタの電圧降下、Vtはその閾値、WとLはそれぞ
れチャネル領域の幅と長さ、μとCoxはそれぞれのト
ランジスタの既知のパラメータである。
域でバイアスされ、電圧を電流に線形的に変換し、これ
によって差動段1の相互コンダクタンスgmが決定され
る。抵抗Rの抵抗値により、両方のMOSトランジスタ
のドレーン−ソース間電圧降下Vdsが生じる。線形領
域において、トランジスタM1、M2には、以下の式で
与えられる電流I1、I2が流れる。 I1=I2=μCox{(Vgs−Vt)Vds−(V
ds)2/2}W/L ここに、Vgsはゲート−ソース間におけるMOSトラ
ンジスタの電圧降下、Vtはその閾値、WとLはそれぞ
れチャネル領域の幅と長さ、μとCoxはそれぞれのト
ランジスタの既知のパラメータである。
【0011】差動信号が差動段1の入力IN−とIN+
とに入力されると、その差動段の相互コンダクタンスg
mを出力電流Ioutの変化と入力電圧Vinの変化と
の漸増比として計算することが可能となる。ここにVi
n=Vgs(M1)−Vgs(M2)であり、この結
果、 gm=δIout/δVin=δCoxVdsW/L となる。フィルタの通過帯域が依存する極は、相互コン
ダクタンスgmと関連があり、特に、gm:Cの比で与
えられる。ここに、Cは、トランスコンダクタ差動段の
等価静電容量である。
とに入力されると、その差動段の相互コンダクタンスg
mを出力電流Ioutの変化と入力電圧Vinの変化と
の漸増比として計算することが可能となる。ここにVi
n=Vgs(M1)−Vgs(M2)であり、この結
果、 gm=δIout/δVin=δCoxVdsW/L となる。フィルタの通過帯域が依存する極は、相互コン
ダクタンスgmと関連があり、特に、gm:Cの比で与
えられる。ここに、Cは、トランスコンダクタ差動段の
等価静電容量である。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】フィルタの周波数特性
を改善するためには、上述したパラメータの一方、即
ち、相互コンダクタンスまたは等価静電容量を変える必
要がある。例えば、従来技術の解決手段は、文献"Tunab
le BiCMOS Continuous-Time Filter for High Frequenc
y Application" IEEE Journal of Solid State Circuit
s、 Dec. 1992の1905頁に記載されており、ここに
は、相互コンダクタンスgmを適用分野の要求に併せて
変化させることが記載されている。この文献中には、相
互コンダクタンスを4段階で変化させることが検討され
ている。
を改善するためには、上述したパラメータの一方、即
ち、相互コンダクタンスまたは等価静電容量を変える必
要がある。例えば、従来技術の解決手段は、文献"Tunab
le BiCMOS Continuous-Time Filter for High Frequenc
y Application" IEEE Journal of Solid State Circuit
s、 Dec. 1992の1905頁に記載されており、ここに
は、相互コンダクタンスgmを適用分野の要求に併せて
変化させることが記載されている。この文献中には、相
互コンダクタンスを4段階で変化させることが検討され
ている。
【0013】この文献は、トランスコンダクタ差動段に
適用できる入力信号の強度には上限が存在することを分
析している。この上限を超えると差動段の線形性は著し
く損なわれる。この上限は、ドレーン−ソース間電圧降
下Vdsと、差動段のいわゆるオーバドライブとに関係
している。トランスコンダクタの入力の許容最大ピーク
−ピーク幅は以下の式で与えられる。 Vinmax=gmmax{(Vgs−Vt)−Vds}M1,
M2=4{(Vgs−Vt)−Vds}M1,M2
適用できる入力信号の強度には上限が存在することを分
析している。この上限を超えると差動段の線形性は著し
く損なわれる。この上限は、ドレーン−ソース間電圧降
下Vdsと、差動段のいわゆるオーバドライブとに関係
している。トランスコンダクタの入力の許容最大ピーク
−ピーク幅は以下の式で与えられる。 Vinmax=gmmax{(Vgs−Vt)−Vds}M1,
M2=4{(Vgs−Vt)−Vds}M1,M2
【0014】従って、通過帯域は、所定の入力信号に対
する許容歪みの関数であり、抵抗Rの両端におけるドレ
ーン−ソース間の電圧降下Vdsに依存するものであ
る。このドレーン−ソース間電圧Vdsは、低すぎると
MOSトランジスタM1、M2における閾値以下での動
作の問題を避けることができないが、高すぎるとトラン
ジスタの飽和領域を避けることができなくなってしま
う。上述の文献による解決でさえ、現在の装置の要求に
対処できていない。本発明における技術的課題は、時間
連続フィルタの通過帯域を増加させることができ、か
つ、従来技術におけるフィルタ装置を制限する限界や短
所を打ち破ることができるような構造的および機能的な
特徴を備えた高周波フィルタ用のトランスコンダクタ差
動段を実現することである。
する許容歪みの関数であり、抵抗Rの両端におけるドレ
ーン−ソース間の電圧降下Vdsに依存するものであ
る。このドレーン−ソース間電圧Vdsは、低すぎると
MOSトランジスタM1、M2における閾値以下での動
作の問題を避けることができないが、高すぎるとトラン
ジスタの飽和領域を避けることができなくなってしま
う。上述の文献による解決でさえ、現在の装置の要求に
対処できていない。本発明における技術的課題は、時間
連続フィルタの通過帯域を増加させることができ、か
つ、従来技術におけるフィルタ装置を制限する限界や短
所を打ち破ることができるような構造的および機能的な
特徴を備えた高周波フィルタ用のトランスコンダクタ差
動段を実現することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記技術的課題は、以下
で説明するとともに請求項1およびその従属項によって
定義される上述した型のトランスコンダクタ差動段によ
って解決される。この発明のBiCMOSトランスコン
ダクタ差動段(10)は、信号入力端(IN+、IN
−)を有する入力回路部分と、信号入力端に対応するゲ
ート端子(G1、G2)を備える一対のMOSトランジ
スタ(M1、M2)と、信号出力端(OUT−、OUT
+)を有する出力回路部分と、ベースが回路ノード
(B)に接続されるとともに、信号入力端(IN+、I
N−)及び信号出力端(OUT−、OUT+)の間にカ
スコード配列で挿入された一対の2極トランジスタ(Q
1、Q2)と、を備えてなり、2極トランジスタ(Q
1、Q2)のうちの少なくとも1つに接続され、トラン
スコンダクタ内の複数の寄生キャパシタの間の接続を変
化させるスイッチング装置(3)を備え、そのスイッチ
ング装置は、さらに、カスコード配列の2極トランジス
タ(Q1、Q2)に並列かつ取り外し可能に接続された
少なくとも1つの付加2極トランジスタ(Q1x、Q2
x)を備えることを特徴とする。この発明による差動段
の特徴および利点は、添付図面を参照して本発明を何ら
限定するものではない一例として示した以下の実施例の
説明中に記載されている。
で説明するとともに請求項1およびその従属項によって
定義される上述した型のトランスコンダクタ差動段によ
って解決される。この発明のBiCMOSトランスコン
ダクタ差動段(10)は、信号入力端(IN+、IN
−)を有する入力回路部分と、信号入力端に対応するゲ
ート端子(G1、G2)を備える一対のMOSトランジ
スタ(M1、M2)と、信号出力端(OUT−、OUT
+)を有する出力回路部分と、ベースが回路ノード
(B)に接続されるとともに、信号入力端(IN+、I
N−)及び信号出力端(OUT−、OUT+)の間にカ
スコード配列で挿入された一対の2極トランジスタ(Q
1、Q2)と、を備えてなり、2極トランジスタ(Q
1、Q2)のうちの少なくとも1つに接続され、トラン
スコンダクタ内の複数の寄生キャパシタの間の接続を変
化させるスイッチング装置(3)を備え、そのスイッチ
ング装置は、さらに、カスコード配列の2極トランジス
タ(Q1、Q2)に並列かつ取り外し可能に接続された
少なくとも1つの付加2極トランジスタ(Q1x、Q2
x)を備えることを特徴とする。この発明による差動段
の特徴および利点は、添付図面を参照して本発明を何ら
限定するものではない一例として示した以下の実施例の
説明中に記載されている。
【0016】
【発明の実施の形態】先ず、図3の実施例において、符
号10は、BiCMOS技術によるこの発明のトランス
コンダクタ差動段を全体的かつ概略的に示すものであ
る。差動段10の中心は差動セルである。これは図1に
示す上述の構造と同様のものであり、以下では、詳しい
説明を省略し、この発明の説明を複雑化しないようにす
る。
号10は、BiCMOS技術によるこの発明のトランス
コンダクタ差動段を全体的かつ概略的に示すものであ
る。差動段10の中心は差動セルである。これは図1に
示す上述の構造と同様のものであり、以下では、詳しい
説明を省略し、この発明の説明を複雑化しないようにす
る。
【0017】差動段10は、2つの主要な回路分岐部
4、5から構成されており、いずれも差動入力の各々に
対応するものである。この発明の優位点は、差動段10
がそれぞれの差動入力に対応したスイッチング装置3を
備えることである。スイッチング装置3は、トランスコ
ンダクタにおける寄生静電容量間の接続を変えることが
できる。これを行うため、スイッチング装置3はマイク
ロスイッチSWを備え、これは信号ENABLE_LO
W_FREQによって閉じられる常開スイッチである。
マイクロスイッチSWは、差動段10のノードBと接地
GNDとの間に挿入されている。ノードBは、2極トラ
ンジスタQ1、Q2のベースB1、B2の接続点であ
る。
4、5から構成されており、いずれも差動入力の各々に
対応するものである。この発明の優位点は、差動段10
がそれぞれの差動入力に対応したスイッチング装置3を
備えることである。スイッチング装置3は、トランスコ
ンダクタにおける寄生静電容量間の接続を変えることが
できる。これを行うため、スイッチング装置3はマイク
ロスイッチSWを備え、これは信号ENABLE_LO
W_FREQによって閉じられる常開スイッチである。
マイクロスイッチSWは、差動段10のノードBと接地
GNDとの間に挿入されている。ノードBは、2極トラ
ンジスタQ1、Q2のベースB1、B2の接続点であ
る。
【0018】図2aは、スイッチング装置3を詳細に示
す図であり、その中には、さまざまな構成要素に対向し
て差動段10中に設けられたキャパシタが示されてい
る。とりわけ、キャパシタC1、C2は、トランスコン
ダクタの出力端に接続されており、高い静電容量を有
し、一方、キャパシタCjは、トランジスタQ3の寄生
静電容量に対応する。これらのキャパシタをトランスコ
ンダクタの出力端から見た等価静電容量は、以下の式で
求められる。 Ceg=CjC2/(Cj+C2)+C1
す図であり、その中には、さまざまな構成要素に対向し
て差動段10中に設けられたキャパシタが示されてい
る。とりわけ、キャパシタC1、C2は、トランスコン
ダクタの出力端に接続されており、高い静電容量を有
し、一方、キャパシタCjは、トランジスタQ3の寄生
静電容量に対応する。これらのキャパシタをトランスコ
ンダクタの出力端から見た等価静電容量は、以下の式で
求められる。 Ceg=CjC2/(Cj+C2)+C1
【0019】抵抗Ronは、マイクロスイッチSWと直
列接続されており、これは閉状態におけるマイクロスイ
ッチSWの固有抵抗を表している。この抵抗Ronは、
できる限り低い方がよい。図2bは、制御あるいはゲー
ト端子Gsを備えたN型MOSトランジスタとして提案
されたマイクロスイッチSWの一例を拡大して表す図で
あり、そのN型MOSトランジスタMsのゲート端子G
sには、信号ENABLE_LOW_FREQが印加さ
れる。MOSトランジスタMsは、内部抵抗Ronを小
さくするために大型(大容量)のものを選ぶ方が良い
が、これは、キャパシタC1、C2の容量増大を招くと
いう欠点を生じさせる。
列接続されており、これは閉状態におけるマイクロスイ
ッチSWの固有抵抗を表している。この抵抗Ronは、
できる限り低い方がよい。図2bは、制御あるいはゲー
ト端子Gsを備えたN型MOSトランジスタとして提案
されたマイクロスイッチSWの一例を拡大して表す図で
あり、そのN型MOSトランジスタMsのゲート端子G
sには、信号ENABLE_LOW_FREQが印加さ
れる。MOSトランジスタMsは、内部抵抗Ronを小
さくするために大型(大容量)のものを選ぶ方が良い
が、これは、キャパシタC1、C2の容量増大を招くと
いう欠点を生じさせる。
【0020】実際、トランジスタMsのドレーン端子は
ノードBに接続されており、ソース端子は接地されてい
る。ドレーン端子とゲート端子との間には、寄生キャパ
シタCdgが存在し、一方、ドレーン端子とトランジス
タのバルクとの間には、第2寄生キャパシタCdbが存
在する。マイクロスイッチSWの効果が制限されてしま
うのは、内部にこれらの寄生キャパシタが存在するため
である。
ノードBに接続されており、ソース端子は接地されてい
る。ドレーン端子とゲート端子との間には、寄生キャパ
シタCdgが存在し、一方、ドレーン端子とトランジス
タのバルクとの間には、第2寄生キャパシタCdbが存
在する。マイクロスイッチSWの効果が制限されてしま
うのは、内部にこれらの寄生キャパシタが存在するため
である。
【0021】このような欠点を克服するために、この発
明では、スイッチング装置の中にトランジスタQxを挿
入している。トランジスタQxは、関連する回路分岐部
の2極カスコードトランジスタと並列に接続されてい
る。特に、差動段10の第1の回路分岐部4に関連する
スイッチング装置3は、npn型の2極トランジスタQ
1xを備え、この2極トランジスタQ1xは、2極トラ
ンジスタQ1と並列に、回路から取り外せるように接続
されている。トランジスタQ1xのベースB1xと接地
GNDとの間には、スイッチSW1が挿入されている。
明では、スイッチング装置の中にトランジスタQxを挿
入している。トランジスタQxは、関連する回路分岐部
の2極カスコードトランジスタと並列に接続されてい
る。特に、差動段10の第1の回路分岐部4に関連する
スイッチング装置3は、npn型の2極トランジスタQ
1xを備え、この2極トランジスタQ1xは、2極トラ
ンジスタQ1と並列に、回路から取り外せるように接続
されている。トランジスタQ1xのベースB1xと接地
GNDとの間には、スイッチSW1が挿入されている。
【0022】同様に、差動段10の第2の回路分岐部5
に関連するスイッチング装置3は、npn型の2極トラ
ンジスタQ2xを備え、この2極トランジスタQ2x
は、2極トランジスタQ2と並列に、回路から取り外せ
るように接続されている。トランジスタQ2xのベース
B2xと接地GNDとの間には、スイッチSW2が挿入
されている。好ましくは、いずれのスイッチング装置3
の中にも、第2マイクロスイッチ6が配設されており、
これらは、2つの2極トランジスタのそれぞれのベース
端子の間に挿入されている。
に関連するスイッチング装置3は、npn型の2極トラ
ンジスタQ2xを備え、この2極トランジスタQ2x
は、2極トランジスタQ2と並列に、回路から取り外せ
るように接続されている。トランジスタQ2xのベース
B2xと接地GNDとの間には、スイッチSW2が挿入
されている。好ましくは、いずれのスイッチング装置3
の中にも、第2マイクロスイッチ6が配設されており、
これらは、2つの2極トランジスタのそれぞれのベース
端子の間に挿入されている。
【0023】この第2のマイクロスイッチ6は、常開ス
イッチであり、信号ENABLE_HIGH_FREQ
によって閉成される。マイクロスイッチ6は、寄生成分
の発生を抑制するために容量の小さいトランジスタで構
成する。マイクロスイッチ6が閉成されれば、差動段1
0の各2極トランジスタQ1、Q2は、同様の2極トラ
ンジスタQ1x、Q2xとそれぞれ並列接続される。こ
のような状況の下に、相互コンダクタンスgmは減少
し、トランスコンダクタの差動段10の第2等価極は低
周波側にシフトする。これは、付加トランジスタQ1
x、Q2xのエミッタ端子により寄生キャパシタが導入
されるためである。しかし、これと同時に、相互コンダ
クタンスgmが低下するため、gm:Cの比で与えられ
るトランスコンダクタの極の電位は低下する。
イッチであり、信号ENABLE_HIGH_FREQ
によって閉成される。マイクロスイッチ6は、寄生成分
の発生を抑制するために容量の小さいトランジスタで構
成する。マイクロスイッチ6が閉成されれば、差動段1
0の各2極トランジスタQ1、Q2は、同様の2極トラ
ンジスタQ1x、Q2xとそれぞれ並列接続される。こ
のような状況の下に、相互コンダクタンスgmは減少
し、トランスコンダクタの差動段10の第2等価極は低
周波側にシフトする。これは、付加トランジスタQ1
x、Q2xのエミッタ端子により寄生キャパシタが導入
されるためである。しかし、これと同時に、相互コンダ
クタンスgmが低下するため、gm:Cの比で与えられ
るトランスコンダクタの極の電位は低下する。
【0024】これによって、差動段10のいわゆる位相
超過が改善されて、位相超過の発生を抑制し、差動段に
は、低い公称ゲイン、即ち、公称値の変化により制御さ
れたゲインが供給される。こうして、位相超過に関連す
るゲインAの変動が可能な限り取り除かれる。これらの
問題は、この発明と同一の出願人による欧州特許出願第
94830390号で扱われている。いずれにせよ、本
願で要求される位相超過の変化は、トランスコンダクタ
を低周波数で動作させるときにのみ発生し、本願のトラ
ンスコンダクタ差動段の高周波数における動作には悪影
響を及ぼさない。
超過が改善されて、位相超過の発生を抑制し、差動段に
は、低い公称ゲイン、即ち、公称値の変化により制御さ
れたゲインが供給される。こうして、位相超過に関連す
るゲインAの変動が可能な限り取り除かれる。これらの
問題は、この発明と同一の出願人による欧州特許出願第
94830390号で扱われている。いずれにせよ、本
願で要求される位相超過の変化は、トランスコンダクタ
を低周波数で動作させるときにのみ発生し、本願のトラ
ンスコンダクタ差動段の高周波数における動作には悪影
響を及ぼさない。
【0025】基本的には、この発明における差動段の構
造により、相互コンダクタンスgmを変化させることが
できるとともに、周波数特性を悪化させることなく、同
調領域を増大させることができるものである。入力信号
のスイッチングを避けることも可能であり、差動段の反
復により、相互コンダクタンスgmの値をより簡単に制
御できる。
造により、相互コンダクタンスgmを変化させることが
できるとともに、周波数特性を悪化させることなく、同
調領域を増大させることができるものである。入力信号
のスイッチングを避けることも可能であり、差動段の反
復により、相互コンダクタンスgmの値をより簡単に制
御できる。
【0026】この発明の他の実施例を示す図4におい
て、差動段10の入力部のMOSトランジスタM1、M
2に、MOSトランジスタをそれぞれ並列に挿入するこ
とによって相互コンダクタンスgmを変化させることが
可能である。このようにして、いずれの入力トランジス
タM1、M2のW:Lの比も、少なくとも1つのMOS
トランジスタを並列接続することによって変えることが
できる。
て、差動段10の入力部のMOSトランジスタM1、M
2に、MOSトランジスタをそれぞれ並列に挿入するこ
とによって相互コンダクタンスgmを変化させることが
可能である。このようにして、いずれの入力トランジス
タM1、M2のW:Lの比も、少なくとも1つのMOS
トランジスタを並列接続することによって変えることが
できる。
【0027】上述の解決策とは異なり、入力信号に対し
てスイッチを導入することを避けるために、付加される
MOSトランジスタをカレントミラー構造によって動作
させればよい。特に図4においては、入力MOSトラン
ジスタM1、M2のそれぞれにMOSトランジスタM1
x、M2xが接続されている。付加されたトランジスタ
M1x、M2xのそれぞれのソース端子は、共通ノード
Xで互いに接続され、このノードXは、直列接続された
電流源AxおよびマイクロスイッチSWmを介して接地
されている。
てスイッチを導入することを避けるために、付加される
MOSトランジスタをカレントミラー構造によって動作
させればよい。特に図4においては、入力MOSトラン
ジスタM1、M2のそれぞれにMOSトランジスタM1
x、M2xが接続されている。付加されたトランジスタ
M1x、M2xのそれぞれのソース端子は、共通ノード
Xで互いに接続され、このノードXは、直列接続された
電流源AxおよびマイクロスイッチSWmを介して接地
されている。
【0028】電流源A1およびAxがMOS技術により
製造されるのであれば、マイクロスイッチSWmは、容
量の小さいトランジスタで構成してもよい。しかし、電
流源が2極技術によるものであれば、容量の大きいトラ
ンジスタが必要となる。もし、gm1が入力トランジス
タM1、M2に関連した相互コンダクタンスを表すとす
れば、付加するトランジスタM1x、M2xに関する相
互コンダクタンスはgm2によって表すことができる。
電流源Axの動作中に、差動段10の相互コンダクタン
スはgm1とgm2の合計で求められることを示すこと
ができる。これは、高周波時に、即ちgm/Cの値が大
きいときに可能である。
製造されるのであれば、マイクロスイッチSWmは、容
量の小さいトランジスタで構成してもよい。しかし、電
流源が2極技術によるものであれば、容量の大きいトラ
ンジスタが必要となる。もし、gm1が入力トランジス
タM1、M2に関連した相互コンダクタンスを表すとす
れば、付加するトランジスタM1x、M2xに関する相
互コンダクタンスはgm2によって表すことができる。
電流源Axの動作中に、差動段10の相互コンダクタン
スはgm1とgm2の合計で求められることを示すこと
ができる。これは、高周波時に、即ちgm/Cの値が大
きいときに可能である。
【0029】一方、低周波数での動作においては、電流
源Axが動作していないため、差動段10の相互コンダ
クタンスは、gm1のみに対応する。この解決方法によ
っても、適用時の要求によって相互コンダクタンスが2
種類の値を取るようにすることができる。結論として、
この発明による差動段は、線形性を確保しながら信号の
帯域幅に適合することが可能となる。
源Axが動作していないため、差動段10の相互コンダ
クタンスは、gm1のみに対応する。この解決方法によ
っても、適用時の要求によって相互コンダクタンスが2
種類の値を取るようにすることができる。結論として、
この発明による差動段は、線形性を確保しながら信号の
帯域幅に適合することが可能となる。
【0030】
【図1】 従来のトランスコンダクタ差動段の基本的な
構造を示す図である。
構造を示す図である。
【図2】 この発明のトランスコンダクタ差動段のスイ
ッチング回路の詳細図と、その拡大図である。
ッチング回路の詳細図と、その拡大図である。
【図3】 この発明のスイッチング回路を備えるトラン
スコンダクタ差動段を全体的かつ概略的に示す図であ
る。
スコンダクタ差動段を全体的かつ概略的に示す図であ
る。
【図4】 この発明のトランスコンダクタ差動段の他の
実施例を示す図である。
実施例を示す図である。
3 スイッチング装置、6 第2マイクロスイッチ、1
0BiCMOSトランスコンダクタ差動段、Ax 電流
源、B 回路ノード、IN+、IN− 信号入力端、G
1、G2 ゲート端子、M1、M2 MOSトランジス
タ、M1x、M2x 付加MOSトランジスタ、Ms
N型MOSトランジスタ、OUT−、OUT+ 信号出
力端、Q1、Q2 2極トランジスタ、Q1x、Q2x
付加2極トランジスタ、SW 常開マイクロスイッ
チ、SWxマイクロスイッチ、Ron 抵抗、X 共通
ノード、
0BiCMOSトランスコンダクタ差動段、Ax 電流
源、B 回路ノード、IN+、IN− 信号入力端、G
1、G2 ゲート端子、M1、M2 MOSトランジス
タ、M1x、M2x 付加MOSトランジスタ、Ms
N型MOSトランジスタ、OUT−、OUT+ 信号出
力端、Q1、Q2 2極トランジスタ、Q1x、Q2x
付加2極トランジスタ、SW 常開マイクロスイッ
チ、SWxマイクロスイッチ、Ron 抵抗、X 共通
ノード、
フロントページの続き (71)出願人 593100798 コリムメ−コンソルツィオ・ペル・ラ・リ チェルカ・スッラ・ミクロエレットロニ カ・ネル・メッツォジオルノ CO.RI.M.ME.−CONSORZ IO PER LA RICERCA S ULLA MICROELETTRONI CA NEL MEZZOGIORNO イタリア国、95121 カタニア、ストラダ ーレ・プリモゾーレ 50 (72)発明者 ヴァレリオ・ピサーティ イタリア国、27049 ボナスコ、ヴィア・ カヴァッランテ 19 (72)発明者 ロベルト・アリーニ イタリア国、27049 ストラデッラ、ヴィ ア・ジ・ディ・ヴィットリオ 48 (72)発明者 ガエターノ・コセンンティノ イタリア国、95121 カタニア、ヴィア・ サン・フランチェスコ・ラ・レーナ 77 (72)発明者 ジャンフランコ・ヴァイ イタリア国、27100 パヴィア、ヴィア・ エッセ・アッレンデ 77/ディ
Claims (10)
- 【請求項1】 信号入力端(IN+、IN−)を有する
入力回路部分と、 前記信号入力端に対応するゲート端子(G1、G2)を
備える一対のMOSトランジスタ(M1、M2)と、 信号出力端(OUT−、OUT+)を有する出力回路部
分と、 ベースが回路ノード(B)に接続されるとともに、前記
信号入力端(IN+、IN−)及び前記信号出力端(O
UT−、OUT+)の間にカスコード配列で挿入された
一対の2極トランジスタ(Q1、Q2)と、 を備えた、高周波フィルタ用のBiCMOSトランスコ
ンダクタ差動段(10)であって、 前記2極トランジスタ(Q1、Q2)のうちの少なくと
も1つに接続され、トランスコンダクタ内の複数の寄生
キャパシタの間の接続を変化させるスイッチング装置
(3)を備え、そのスイッチング装置は、さらに、カス
コード配列の前記2極トランジスタ(Q1、Q2)に並
列かつ取り外し可能に接続された少なくとも1つの付加
2極トランジスタ(Q1x、Q2x)を備えることを特
徴とするBiCMOSトランスコンダクタ差動段。 - 【請求項2】 前記スイッチング装置(3)は、励起信
号(ENABLE_LOW_FREQ)によって閉成さ
れる常開マイクロスイッチ(SW)を備え、前記マイク
ロスイッチ(SW)は、前記回路ノード(B)と基準電
圧(GND)との間に挿入されていることを特徴とする
請求項1に記載のBiCMOSトランスコンダクタ差動
段。 - 【請求項3】 前記マイクロスイッチ(SW)は、前記
励起信号(ENABLE_LOW_FREQ)が入力さ
れる制御端子あるいはゲート端子(Gs)を備えたN型
MOSトランジスタ(Ms)であることを特徴とする請
求項2に記載のBiCMOSトランスコンダクタ差動
段。 - 【請求項4】 前記N型MOSトランジスタ(Ms)
は、大容量のものであり、内部抵抗(Ron)が小さい
ことを特徴とする請求項3に記載のBiCMOSトラン
スコンダクタ差動段。 - 【請求項5】 前記スイッチング装置(3)は、前記回
路ノード(B)と前記付加2極トランジスタ(Q1x、
Q2x)のベース端子との間に挿入された第2マイクロ
スイッチ(6)をさらに備えることを特徴とする請求項
2に記載のBiCMOSトランスコンダクタ差動段。 - 【請求項6】 前記第1マイクロスイッチ(SW)は、
前記付加トランジスタの前記ベース端子と基準電圧(G
ND)との間に挿入されていることを特徴とする請求項
2に記載のBiCMOSトランスコンダクタ差動段。 - 【請求項7】 スイッチング装置(3)は、カスコード
配列の前記2極トランジスタ(Q1、Q2)のそれぞれ
に設けられていることを特徴とする請求項2に記載のB
iCMOSトランスコンダクタ差動段。 - 【請求項8】 前記入力部の前記MOS型トランジスタ
(M1、M2)に並列接続され、該MOS型トランジス
タ(M1、M2)のそれぞれのW:L比を変化させる付
加MOSトランジスタ(M1x、M2x)を備えること
を特徴とする請求項1に記載のBiCMOSトランスコ
ンダクタ差動段。 - 【請求項9】 前記付加MOSトランジスタ(M1x、
M2x)のソース端子は、それぞれ共通ノード(X)に
接続され、該共通ノード(X)は、直列接続された電流
源(Ax)とマイクロスイッチ(SWx)とを介して接
地(GND)されていることを特徴とする請求項8に記
載のBiCMOSトランスコンダクタ差動段。 - 【請求項10】 請求項1に記載されたトランスコンダ
クタ差動段(10)を少なくとも1つ備える2番目の通
過帯域フィルタ。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
EP96830311A EP0810723B1 (en) | 1996-05-31 | 1996-05-31 | BICMOS transconductor differential stage for high-frequency filters |
IT96830311.5 | 1996-05-31 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1075135A true JPH1075135A (ja) | 1998-03-17 |
Family
ID=8225924
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9144154A Pending JPH1075135A (ja) | 1996-05-31 | 1997-06-02 | BiCMOSトランスコンダクタ差動段および2番目の通過帯域フィルタ |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5912582A (ja) |
EP (1) | EP0810723B1 (ja) |
JP (1) | JPH1075135A (ja) |
DE (1) | DE69614248T2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002232239A (ja) * | 2001-02-01 | 2002-08-16 | Akita Kaihatsu Center Ard:Kk | 演算増幅器 |
JP2008141356A (ja) * | 2006-11-30 | 2008-06-19 | Sanyo Electric Co Ltd | 差動増幅回路 |
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US6373337B1 (en) * | 1999-06-30 | 2002-04-16 | Infineon Technologies Ag | Differential amplifier |
DE10231181A1 (de) | 2002-07-10 | 2004-01-29 | Infineon Technologies Ag | Verstärkerschaltung mit einstellbarer Verstärkung und Sendeanordnung mit der Verstärkerschaltung |
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EP1780888A1 (en) * | 2005-10-12 | 2007-05-02 | STMicroelectronics S.r.l. | Notch filter and apparatus for receiving and transmitting radio-frequency signals which comprises said filter |
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US7489207B1 (en) | 2008-04-22 | 2009-02-10 | International Business Machines Corporation | Structure for voltage controlled oscillator |
US8836374B2 (en) * | 2011-06-24 | 2014-09-16 | Broadcom Corporation | High performance pre-mixer buffer in wireless communications systems |
CN103888110B (zh) * | 2014-04-17 | 2016-08-24 | 苏州坤信微电子科技有限公司 | 射频本振信号的多选一电路 |
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JPS56102107A (en) * | 1980-01-18 | 1981-08-15 | Sony Corp | Differential amplifier |
US4390850A (en) * | 1981-03-16 | 1983-06-28 | Motorola, Inc. | Operational amplifier having improved slew rate/bandwidth characteristics |
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DE3813532A1 (de) * | 1988-04-22 | 1989-11-09 | Asea Brown Boveri | Umschaltbarer differenzverstaerker |
JPH0782404B2 (ja) * | 1989-07-11 | 1995-09-06 | 日本電気株式会社 | 基準電圧発生回路 |
US5162668A (en) * | 1990-12-14 | 1992-11-10 | International Business Machines Corporation | Small dropout on-chip voltage regulators with boosted power supply |
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IT1252392B (it) * | 1991-11-13 | 1995-06-12 | Sgs Thomson Microelectronics | Stadio transconduttore perfezionato per filtri ad alta frequenza |
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-
1996
- 1996-05-31 EP EP96830311A patent/EP0810723B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1996-05-31 DE DE69614248T patent/DE69614248T2/de not_active Expired - Fee Related
-
1997
- 1997-05-30 US US08/866,889 patent/US5912582A/en not_active Expired - Lifetime
- 1997-06-02 JP JP9144154A patent/JPH1075135A/ja active Pending
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Publication number | Publication date |
---|---|
EP0810723A1 (en) | 1997-12-03 |
EP0810723B1 (en) | 2001-08-01 |
DE69614248D1 (de) | 2001-09-06 |
DE69614248T2 (de) | 2001-11-15 |
US5912582A (en) | 1999-06-15 |
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