JPH04264806A - 演算増幅器およびこれを安定化する方法 - Google Patents

演算増幅器およびこれを安定化する方法

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JPH04264806A
JPH04264806A JP3276553A JP27655391A JPH04264806A JP H04264806 A JPH04264806 A JP H04264806A JP 3276553 A JP3276553 A JP 3276553A JP 27655391 A JP27655391 A JP 27655391A JP H04264806 A JPH04264806 A JP H04264806A
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JP
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coupled
amplifier
transistor
frequency
output
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JP3276553A
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English (en)
Inventor
Dejan Mijuskovic
ディジャン・ミジャスコビック
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Motorola Inc
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F3/00Amplifiers with only discharge tubes or only semiconductor devices as amplifying elements
    • H03F3/45Differential amplifiers
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F1/00Details of amplifiers with only discharge tubes, only semiconductor devices or only unspecified devices as amplifying elements
    • H03F1/08Modifications of amplifiers to reduce detrimental influences of internal impedances of amplifying elements
    • H03F1/083Modifications of amplifiers to reduce detrimental influences of internal impedances of amplifying elements in transistor amplifiers
    • H03F1/086Modifications of amplifiers to reduce detrimental influences of internal impedances of amplifying elements in transistor amplifiers with FET's

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Amplifiers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般的には演算増幅器
に関し、かつ、より特定的には、演算増幅器の安定性を
改善するための補償回路および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】演算増幅器(OPアンプ)は差動入力信
号に応じて出力信号を提供するためのハイゲインの装置
として技術上よく知られている。OPアンプは広い帯域
の周波数にわたり満足すべき動作を与えるために高いゲ
イン−帯域幅積(gain−bandwidth  p
roduct)を有することが望ましい。OPアンプの
ゲイン−帯域幅積は任意の与えられた動作点において実
質的に一定であるから、より高いフィードバックループ
ゲインが一般に動作帯域幅を低減し、一方より高い動作
帯域幅は、よく理解されているように、発振を防止する
ためにより小さなフィードバックループゲインを必要と
する。高いゲインのみの特徴は達成するのは困難ではな
いが、OPアンプはまた特定された帯域幅にわたり安定
な動作を維持しなければならない。従って、広い動作帯
域幅を提供することと格別に重要な関心事である全周波
数範囲にわたり安定したOPアンプの高いゲインを有す
ることとの間にトレードオフが存在する。
【0003】OPアンプの安定度を判定するための2つ
の一般的に受け入れられている基準は位相マージンおよ
びゲインマージンでありこれらはゲインおよび位相の大
きさ対ラジアン周波数ωのボード線図から読むことがで
きる。位相マージンはゲイン応答の0dB(デシベル)
に対応するラジアン周波数における伝達関数の位相応答
と360度(degrees)の間の差であり、かつゲ
インマージンは位相応答の360度に対応する臨界周波
数(critical  frequency)におけ
るOPアンプにおけるゲインと0dBとの間の差である
。 ゲインが1(0dB)より大きいすべての周波数に対し
増幅器を通る位相シフトが360度より小さいことが重
要であり、さもなければ、OPアンプの出力が、例えば
アクティブフィルタの用途において、何らかのインピー
ダンスネットワークによりその入力に結合し戻された時
、出力信号が入力信号と同相でフィードバックすること
があり、それによりOPアンプがそれ自身の動作を維持
することを許容しかつ発振する。
【0004】ゲイン対ラジアン周波数ωとしてプロット
された補償なしのOPアンプの伝達関数は当然その構成
要素(components)が動作限界に到達した時
ある高い周波数でロールオフする。しかしながら、その
ような補償されていないOPアンプは典型的にはオープ
ンループゲインが0dBより大きい状態で1つまたはそ
れ以上の動作周波数が360度の位相シフトを通る時受
け入れ難いゲインおよび位相マージンを有し、該OPア
ンプを発振させる可能性がある。その結果、大部分のO
Pアンプは伝達関数が周波数で例えば6dB/オクター
ブにおいてロールオフしかつ位相応答が360度に到達
する前に0dBより下に降下することを保証するため所
定の低い周波数で挿入された支配的なポールによって補
償されている。OPアンプの初期のバージョンは外部ポ
ートを設け、そこに支配的なポール(dominate
  pole)を与えるために容量が結合できた。より
最近では、OPアンプは、例えば、ゲイン−帯域幅積を
最大にするためにOPアンプの特定の特性にマッチした
容量フィードバック回路により、内部的に補償されてい
る。補償容量および支配的なポールの所定の低い周波数
の値の選択はOPアンプの性能を決定する上で重要であ
る。支配的なポールの周波数は良好な帯域幅を与えるた
めにできるだけ高くすべきであるが、より高い周波数の
選択はロールオフ周波数(伝達関数の第1のブレークポ
イント)およびユニティゲイン周波数(0dBのクロス
)を上伸させ、それによりゲインおよび位相マージンを
低くする。もし支配的なポールの周波数があまりにも高
く選択され製造プロセスにおける構成要素の変動が支配
的なポールの周波数をさらに高くドリフトさせることが
あれば、位相応答はゲイン応答が0dBより低く下がる
前に360度を通りかつOPアンプは不安定な状態で動
作するかもしれない。
【0005】時には、ゲイン応答のさらに急峻なロール
オフ、例えば12dB/オクターブを提供するために所
定の低い周波数に2重ポールが挿入され、これはユニテ
ィゲインの周波数を増大することなくかつより広い帯域
幅を提供しながらより高いロールオフ周波数を提供する
ように見えるかもしれない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、2重ポ
ールはまた単一ポールの応答に比較してより低い周波数
において位相応答を臨界の360度に接近させる180
度の位相シフトを挿入し、たぶん受け入れ難い位相マー
ジンを生成しかつOPアンプが発振し易くし、それによ
り2重ポールの目的を無効にする。従って、大部分のO
Pアンプ設計者は、製造プロセスにおける構成要素の変
動を許容しかつゲイン−帯域幅積に対する関連する制限
を受け入れるためにゲインおよび位相マージンにおける
十分なガードバンドとともに内部周波数補償回路に対し
単一の支配的なポールのみの前記第1の選択肢を選ぶ。
【0007】従って、必要なものは動作帯域幅にわたり
OPアンプの安定性を補償しながらゲイン−帯域幅積を
増大するためにより高い周波数に配置された支配的なポ
ールを許容するOPアンプのための改良された周波数補
償回路である。
【0008】従って、本発明の目的は改良された演算増
幅器を提供することにある。
【0009】本発明の他の目的は、改良された周波数補
償回路を有するOPアンプを提供することにある。
【0010】本発明のさらに他の目的は、改良されたゲ
イン−帯域幅積を提供するために第1の周波数において
第1の支配的なポールを有する第1の補償回路を有する
改良されたOPアンプを提供することにある。
【0011】本発明のさらに他の目的は、前記第1の補
償回路の位相マージンを増大しかつ動作帯域幅にわたり
OPアンプの安定度を保証する正の位相シフトをその周
りに挿入するために所定の高い周波数において第2のポ
ールおよびゼロを確立するための前記第1の補償回路の
ループ内で動作する第2の補償回路を有する改良された
OPアンプを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段および作用】上記および他
の目的に従い、差動入力信号を受けるように結合された
第1および第2の入力を有しかつ前記差動入力信号に関
し反転された出力信号を提供するための出力を有する演
算増幅器が提供され、該演算増幅器は前記差動入力信号
に応答しかつ第1および第2の差動電流を流すための第
1および第2の出力を有する入力段を具備する。差動−
単一終端変換器が設けられ前記第1および第2の差動電
流を受けるよう結合された第1および第2の入力を有し
かつ第1のノードに出力信号を提供し、この場合該第1
のノードは高いインピーダンスによって前記差動−単一
終端変換器の第1の入力から分離されている。出力段が
前記第1のノードおよび演算増幅器の出力の間に結合さ
れ、かつドレインが演算増幅器の出力に結合され、ソー
スが第1の動作電源に結合されかつゲートが前記差動−
単一終端変換器の出力信号を受けるよう結合された第1
のトランジスタを含む。該出力段はさらに第1の所定の
周波数で演算増幅器の伝達関数における第1のポールを
確立するために前記差動−単一終端変換器の第1の入力
と演算増幅器の出力との間に結合された第1の補償回路
を含み、一方第2の補償回路が演算増幅器の位相マージ
ンを増大する第3の所定の周波数の周りの正の位相シフ
トを挿入するために第2および第3の所定の周波数にお
いて演算増幅器の伝達関数に第2のポールおよびゼロを
確立するために前記演算増幅器の出力および前記第1の
トランジスタのゲートの間に結合されている。
【0013】他の態様においては、本発明は演算増幅器
を安定化する方法であって、該方法は差動入力信号を受
けかつ該差動入力信号を第1のノードにおける出力信号
に変換する段階を具備する。前記出力信号が第1のトラ
ンジスタのゲートに印加されそのドレインにおいて演算
増幅器の反転された出力信号を提供する。第1のポール
が周波数の増大とともに演算増幅器の前記反転された出
力信号の大きさを低減するために第1の所定の周波数に
おいて演算増幅器の伝達関数に確立され、かつ第2のポ
ールおよびゼロが演算増幅器における360度の位相シ
フトに対応する周波数より高い演算増幅器のユニティゲ
イン周波数を伸ばすことなしに前記第1の所定の周波数
が増大することを許容する第3の所定の周波数の周りの
正の位相シフトを挿入するためにそれぞれ第2および第
3の所定の周波数において演算増幅器の伝達関数に確立
される。
【0014】
【実施例】伝統的なOPアンプ10が図1に従来技術と
して示されており、これは平衡差動トランジスタ12お
よび14を含み、これらのトランジスタ12および14
はそれぞれ入力端子16および18に印加される差動入
力信号を受けるよう結合されたゲート、およびトランジ
スタ20のドレインに結合された共通ソース端子を有し
、トランジスタ20はソースが電源供給導体22に結合
されて電流源として動作しかつゲートはバイアス電位V
BIAS1に応答して所定の電流をトランジスタ12お
よび14に供給する。トランジスタ12および14のソ
ースはそれぞれトランジスタ24および26によって形
成されるカレントミラー回路の入力および出力に結合さ
れ、各トランジスタ24および26は各々共通のゲート
および典型的にはグランド電位で動作する電源供給導体
28に結合された共通ソースを有する。トランジスタ3
0および32はカレンミラートランジスタ24および2
6に関しカスコード接続された第2のカレントミラー回
路を形成する。トランジスタ30のドレインはトランジ
スタ30および32の共通ゲートに結合されかつカスコ
ード電流源トランジスタ34および36に結合され、一
方トランジスタ32のドレインはカスコード電流源トラ
ンジスタ38および40によって供給される電流を受け
るように結合されている。カレンミラートランジスタ3
0および32はトランジスタ24および26とカスコー
ド接続されノード42、すなわちトランジスタ32のド
レインに高いインピーダンスを提供する。
【0015】図1により説明を続けると、トランジスタ
34および38のゲートはバイアス電位VBIAS2を
受けるよう結合され、かつトランジスタ36および40
のゲートはバイアス電位VBIAS3を受けるように結
合され、一方後者の2つのトランジスタ36および40
のドレインはVDDのような正の電位で動作する電源供
給導体22に結合されている。カスコード電流源34−
36および38−40は、カスコードカレントミラー3
0−32および24−26と組合わせて、トランジスタ
12および14を流れる差動電流に応じてトランジスタ
44のゲート(ノード42)に電圧を与えるための差動
−単一終端(シングルエンデッド:single  e
nded)コンバータとして動作する。トランジスタ4
4のドレインは出力ノード48においてトランジスタ4
6のドレインに結合されかつ周波数補償容量50を介し
てノード52におけるトランジスタ26のドレインに結
合されている。トランジスタ44のソースは電源供給導
体28に結合され、かつトランジスタ46のソースは電
源供給導体22に結合され、一方後者のトランジスタ4
6のゲートはバイアス電位VBIAS4に応答する。容
量54がトランジスタ44のゲートと電源供給導体28
との間に結合され、かつ容量56が出力ノード48およ
び電源供給導体28の間に結合されている。
【0016】伝統的なOPアンプ10の動作は次のよう
に行なわれる。トランジスタ12および14は入力端子
16および18に印加される差動入力信号に応答する平
衡差動対として動作する。トランジスタ34−36は、
それぞれ、バイアス電位VBIAS2およびVBIAS
3に応じてトランジスタ24および30のドレイン−ソ
ース導電経路を通って流れる第1の所定の電流を供給し
、かつトランジスタ38−40はノード42に平衡出力
信号を出力するためにトランジスタ26および32を通
って流れる第2の所定の電流を供給する。不平衡差動入
力信号に対しては、例えば入力端子18に印加される信
号が入力端子16に印加される信号より高い場合には、
図1に示されるように、それぞれ、差動電流ΔIおよび
−ΔIがトランジスタ14および12のドレイン−ソー
ス導電経路を通って流れる。トランジスタ24に流れ込
む−ΔIの差動電流はトランジスタ26を通って反映さ
れ−ΔIの電流をノード52から吸引し、あるいはΔI
の電流をノード52に供給する。これはトランジスタ1
4を流れるΔIの差動電流と加算し合計の差動電流2Δ
Iがノード52へ流れ込み、それによりノード52およ
び同様にノード42における電位を増大させる。出力ノ
ード48における出力信号はトランジスタ44のゲート
駆動が増大するに応じて低下する。あるいは、もし差動
入力信号が入力端子16における信号が入力端子18に
印加されるものより大きくなるように切替えられれば、
ノード52は−2ΔIの差動電流を吸引しノード52お
よび42の電位を低減させこれはトランジスタ44のゲ
ートドライブを低下させかつ出力ノード48における出
力信号を増大させる。OPアンプ10の高いDCゲイン
が部分的に±2ΔIの差動電流をトランジスタ32を通
りノード42の高インピーダンスに供給することにより
達成される。
【0017】トランジスタ32および44および容量5
0を含むマイナー補償ループがメジャー補償ループを安
定化するために設けられており、後者のメジャー補償ル
ープは出力ノード48および入力端子16および18の
間に結合されたアクティブフィルタのアプリケーション
からのインピーダンスネットワーク(図示せず)を備え
ることができる。ゲインが0dBより高いすべての周波
数に対し前に説明したように増幅器における360度よ
り小さい位相シフトを有することが重要である。従って
、OPアンプ10はノード52およびトランジスタ26
のドレイン−ソース導通経路を介して出力ノード48の
負荷となる古典的なポール分割(pole−split
ting)容量50によって内部的に周波数補償されて
いる。容量50の値はよく知られたミラー効果により増
大され、容量50の実効的な値はそのコンポーネントの
値にトランジスタ32および44のゲインをかけたもの
に等しく、ノード52において所定の低い周波数で大き
な優勢なポールを生成する。マイナー周波数補償ループ
はさらに差動−単一終端変換器の高インピーダンスノー
ド42における出力信号を低域ろ波するためのトランジ
スタ32および44および容量54を含む。高い周波数
に対しては、トランジスタ44の出力インピーダンスは
容量50を通るネガティブフィードバックループにより
低くなり、それによりトランジスタ44が出力ノード4
8に印加される負荷における変化を阻止する。例えば、
出力ノード48から流される何らかの付加的な電流はト
ランジスタ44のドレインの電位を低下させ、これは容
量50を介してフィードバックされノード52における
電位を低下させかつノード42においても同様である。 トランジスタ44のゲートドライブは従って低減され、
トランジスタ46が出力ノード48を通って吸引される
付加的な電流を供給するからトランジスタ44のドレイ
ン電圧はそこを流れる電流の減少から上昇する。従って
、トランジスタ32,44および容量50を通るフィー
ドバック経路はトランジスタ44の出力インピーダンス
を低減しこれは出力ノード48におけるRC時定数積を
低下させかつ出力ポールの周波数を増大させる。従って
、容量50は一般にポール分割容量として知られている
が、その理由はそれがノード52に低い周波数の優勢な
ポールをかつ出力ノード48に高い周波数のポールを提
供するからである。低い周波数の優勢なポールは臨界的
な360度の位相シフトの前にゲインが0dBより低下
するようにOPアンプ10の伝達関数をロールオフする
ために必要であるが、それにもかかわらず出力ノード4
8におけるポールはそれに関連する90度の位相シフト
がゲイン応答のユニティゲイン周波数ωu(0dBのク
ロス)の近傍で位相応答に影響を与えずかつ全体の安定
度に悪影響を与えないように高い周波数に置かれなけれ
ばならない。
【0018】図2に示されるボード線図は、OPアンプ
10のマイナー周波数補償回路のラジアン周波数(角周
波数)ωに対するゲイン応答を示す。OPアンプ10の
ユニティゲイン周波数ωuはgm12/C50、例えば
10MHzで与えられ、この場合周波数補償優勢ポール
ωpは1KHzであり、ここでgm12はトランジスタ
12のトランスコンダクタンスでありかつC50は容量
50の値である。従来技術のマイナー補償ループに伴な
う1つの困難性は図2のゲイン応答特性58に示される
ようにその伝達関数の単一ポールのロールオフによるゲ
イン−帯域幅積の制限であり、この場合優勢ポールωp
の周波数は適切なゲインおよび位相マージンを補償する
ために比較的低くされなければならない。優勢ポールω
pの周波数を増大しかつそれによりゲイン−帯域幅積を
増大することが望ましい。不幸にして、そのような移動
はユニティゲイン周波数ωuをも引上げかつOPアンプ
10の位相マージンおよび安定度を低下させる。
【0019】マイナー周波数補償回路の他の欠点はノー
ド42において高いインピーダンスを維持するためにト
ランジスタ32がトランジスタ44と同じサイズでなけ
ればならないことであり、すなわち、トランジスタ32
のトランスコンダクタンス(gm)が適切な出力ドライ
ブを提供するために大きくなければならないトランジス
タ44のgmと同じに作られなければならないというこ
とである。トランジスタ32および44の間の類似性は
ノード42が高いインピーダンス点を維持するように、
あるいは図2の周波数ωrに示されるような、マイナー
ループの共振周波数において生ずる大きなピークがOP
アンプ10のメジャーループのゲインに貢献できるよう
に、容量フィードバック回路50の適切なダンプを提供
する必要性から生ずる。このゲインのピーキングは容量
50およびは54のポール対に対する高いQファクタに
より引起こされ、かつ伝達関数のユニティゲイン周波数
ωuをより高い周波数に伸ばしかつ位相マージンを低減
して位相応答の360度の位相シフトの点においてゲイ
ンが1より大きくなりOPアンプ10を発振させる。
【0020】マイナー補償回路の共振周波数およびそれ
に関連するゲインピーキングは製造プロセスの変動に対
して制御するのが困難なパラメータである。従って共振
周波数において生ずるピークゲインを低減するために、
ノード42において高インピーダンス点を維持するため
にトランジスタ32に対し大きな寸法および高いゲイン
を与える必要がある。さらに、トランジスタ24−40
によって形成される差動−単一終端変換器の対称性のた
め、各々はトランジスタ32と同様に大きくしなければ
ならず、それにより全体の物理的領域および増幅器の電
力消費を増大させる。より望ましい状況は出力負荷を駆
動するためにトランジスタ44に対し大きな寸法を与え
、なおかつトランジスタ24−40の大きさを比較的小
さく維持することであろう。
【0021】図3を参照すると、伝統的な集積回路プロ
セスを用いて集積回路形式で製造するのに適した本発明
のOPアンプ60が示されている。OPアンプ60は平
衡差動トランジスタ62および64を含み、これらの各
々は、それぞれ、入力端子66および68に印加される
差動入力信号を受けるよう結合されたゲート、およびト
ランジスタ70のドレインに結合された共通ソース端子
を有し、後者のトランジスタ70は電流源として動作し
そのソースが電源供給導体72に結合されかつゲートは
バイアス電位VBIAS1に応答する。トランジスタ6
2および64のソースはそれぞれトランジスタ74およ
び76で形成されたカレントミラー回路の入力および出
力に結合され、トランジスタ74および76は各々共通
のゲートおよび典型的にはグランド電位で動作する電源
供給導体78に結合された共通のソースを有する。トラ
ンジスタ80および82はカレントミラートランジスタ
74および76に関しカスコード接続された第2のカレ
ントミラー回路を形成する。トランジスタ80のドレイ
ンはトランジスタ80および82の共通ゲートに結合さ
れかつカスコード電流源トランジスタ84および86に
結合され、一方トランジスタ82のドレインはカスコー
ド電流源トランジスタ88および90により供給される
電流を受けるように結合されている。トランジスタ80
および82はトランジスタ74および76とカスコード
接続されノード92、すなわちトランジスタ82のドレ
インに高インピーダンスを提供する。トランジスタ84
および88のゲートはバイアス電位VBIAS2を受け
るように結合され、トランジスタ86および90のゲー
トはバイアス電位VBIAS3を受けるように結合され
、一方後者の2つのトランジスタ86および90のドレ
インはVDDのような正の電位で動作する電源供給導体
72に結合されている。カスコード電流源トランジスタ
84−86および88−90は、カスコードカレントミ
ラー80−82および74−76と組合わせて、トラン
ジスタ62および64を流れる差動電流に応じてノード
92に電圧を提供するための差動−単一終端変換器とし
て動作する。
【0022】本発明は、図1のトランジスタ12−40
について説明したのと同様に構成されかつ動作する上に
述べたトランジスタ62−90を含み、かつさらにトラ
ンジスタ94を具備する改良された周波数補償出力段を
含み、該トランジスタ94は電源供給導体72に結合さ
れたドレイン、ノード98におけるソース、およびノー
ド92におよび容量96を介して電源供給導体78に結
合されたゲートを有する。ノード98はまたトランジス
タ100のドレイン、トランジスタ102のゲートおよ
び容量104を介して電源供給導体78に結合されてい
る。トランジスタ100のゲートはバイアス電位VBI
AS4を受けるように結合され、一方該トランジスタの
ソースはトランジスタ106のドレインおよび容量10
8を介して出力ノード110、すなわちトランジスタ1
02のドレインに結合されている。トランジスタ106
のゲートはバイアス電位VBIAS5を受けるよう結合
され、かつそのソースはトランジスタ102のソースと
ともに電源供給導体78に結合され、一方トランジスタ
102のドレインは容量112および抵抗114を介し
てノード116におけるトランジスタ76のドレインに
結合されている。トランジスタ102のドレインはまた
容量118を介して電源供給導体78にかつトランジス
タ120のソースに結合されており、一方トランジスタ
120のゲートはバイアス電位VBIAS6を受けるよ
う結合され、そして該トランジスタのドレインは電源供
給導体72に結合されている。OPアンプ60の出力信
号は出力ノード110に与えられる。
【0023】トランジスタ62,64および70、そし
てトランジスタ74−90を含む、差動−単一終端変換
器を具備する、OPアンプ60の差動入力段は図1のト
ランジスタ12−40について説明したのとほぼ同様に
動作する。簡単にいえば、トランジスタ62および64
は入力端子66および68に印加された差動入力信号に
応答する平衡差動対として動作する。トランジスタ84
−86は、それぞれ、バイアス電位VBIAS2および
VBIAS3に応じてトランジスタ74および80のド
レイン−ソース導通経路を通って流れる第1の所定の電
流を供給し、かつトランジスタ88−90はノード92
において平衡出力信号を展開するためにトランジスタ7
6および82を介して流れる第2の所定の電流を供給す
る。不平衡差動入力信号に対しては、差動電流±2△I
がトランジスタ76および74を通って流れかつノード
116および92における電位を上昇させかつ低下させ
る。ノード98における電位はトランジスタ94のソー
スフォロワ構成のためノード92の電位に追従する。ノ
ード98における電位はトランジスタ102を駆動しト
ランジスタ120および102を通るより多くのまたは
より少ない電流を導通させ出力ノード110における電
位をノード92の電位に関し逆方向に変化させる。
【0024】図1に示された従来技術に対する主な改良
点は容量112と抵抗114とトランジスタ82,94
および102とを具備する第1の補償回路を含むノード
92および110の間のマイナー補償回路に含まれてい
る。容量112はOPアンプ60の伝達関数をロールオ
フするためのノード116における所定の周波数の優勢
なポール、およびそれに関連する90°の位相シフトが
ユニティゲイン周波数の近傍での位相応答に影響を与え
ずかつ全体の安定度に悪影響を与えないように出力ノー
ド110において高い周波数のポールを提供するための
ポール分割(pole  splitting)容量と
して動作する。さらに、増幅器60は容量108とトラ
ンジスタ100および102を具備する第2の補償回路
を含む。第2の補償回路は前記第1の補償回路の全体の
応答をダンプしかつその共振周波数における大きなピー
クゲインを抑圧するために設けられる。
【0025】前記第1および第2の補償回路の効果は図
4に示されるようなその1次の等価回路のオープンルー
プ解析によって最もよく理解することができ、この場合
該ループは出力ノード110において切断されそれによ
り容量112がトランジスタ82の等価回路と直列にな
るようにし、該トランジスタ82の等価回路はトランジ
スタ82のゲインを表す増幅器122とそれぞれそのト
ランスコンダクタンスおよび出力インピーダンスとして
の抵抗124および126とを含む。同じ機能を有する
コンポーネントは図3において使用されているものと同
じ参照番号が与えられている。トランジスタ82の等価
回路の出力(ノード92)は容量96を通り電源供給導
体78にかつ増幅器128を通り出力ノード110に結
合され、この場合前記増幅器128はノード92および
110の間の伝達関数を表す。図3の抵抗114は解析
を簡単にするため一時的に省略されている。両方の容量
108および112の値は、それぞれ、トランジスタ8
2,94および102とトランジスタ100および10
2の増幅によるミラー効果によって効果的に増大されて
おり、一方容量96および118は第1の補償回路を安
定化するのを助けている。図4に示される等価回路のオ
ープンループ伝達関数F(s)は次のように表すことが
できる。   F(s)=Vout(s)/Vin(s)    
      =:(C112/gdc){s/[1+(
C96/gdc)s]}          ・{1/
[1+(C112/gm82)s]}Av128(s)
                         
                         
        −−−(1)この場合、“s”は複素
ラプラス変換変数であり、Vin(s)は“s”に関す
るオープンループの入力電圧であり、Vout(s)は
“s”に関するオープンループの出力電圧であり、C1
12は容量112の値であり、gdcは値1/R126
のトラジスタ82の出力コンダクタンスであり、C96
は容量96の値であり、gm82は値1/R124のト
ランジスタ82のトランスコンダクタンスであり、Av
128(s)はノード92および110の間の増幅器1
28の複素伝達関数である。増幅器128の複素応答は
次のように公式化することができる。なお、=:はほぼ
等しいことを表わす。   Av128(s)=:Av128(0)     
             ・{[1+(C108/g
m100)s]/                 
   [1+(C108/gm94)Av128(0)
s]}                  ・{1/
[1+(C104/gm102)s]}       
           ・{1/[1+(C118/g
m102)s]}                 
                         
                −−−(2)この場
合、Av128(O)は増幅器128のDCゲインであ
り、C108は容量108の値であり、C104は容量
104の値であり、C118は容量118の値であり、
gm94はトランジスタ94のトランスコンダクタンス
であり、gm100はトランジスタ100のトランスコ
ンダクタンスであり、gm102はトランジスタ102
のトランスコンダクタンスである。従って、式(2)は
Av128(s)がほぼDC項Av128(0)をゼロ
[1+(C108/gm100)s]およびポール[1
+(C108/gm94)Av128(0)s]の比率
により乗算したものに等しく、いくつかの付加的な高い
周波数のポール[1+(C104/gm102)s]お
よび[1+(C118/gm102)s]を有する。g
m94がgm100に等しいという仮定のもとで式(2
)のゲインおよび位相応答の特性のみをまず考察する。 トランジスタ94のトランスコンダクタンスおよび容量
108の組み合わせはノード98の負荷となり容量10
8がポール分割容量として動作するから周波数ωa=g
m94/Av128(0)C108に優勢または支配的
なポールを生成する。ωaに対する典型的な周波数は1
MHzである。ωaおよびωbの間の周波数においてゲ
イン応答130は周波数ωb=gm100/C108ま
で容量108からの1次ポールにより6dB/オクター
ブで降下し、この場合容量108のリアクタンスは非常
に低くなりショート回路に近付きそれにより周波数ωa
における支配的なポールからの効果を除去しかつゲイン
を0dBに合わせる(gm94=gm100)全体の伝
達関数にゼロを付加する。他のより高い周波数の支配的
でないポールが図5のボード線図に示されるようにある
高い周波数ωhにおいて全体の応答に影響し始める。図
5のボード線図の1つの重要な特徴は位相応答であり、
周波数ωaにおける前記ポールが180°からの−90
°の位相シフトを挿入し一方周波数ωbにおけるゼロは
+90°の位相シフトを挿入し、位相応答特性132を
再び高い周波数の支配的でないポールから再び降下する
周波数ωhまで180°に戻す。この位相応答の増大は
示されるように複合的な第1および第2の補償回路のゲ
インおよび位相応答において有利に用いることができる
【0026】複合的な第1および第2の補償回路のゲイ
ンおよび位相応答特性134および136が図6のボー
ド線図に示されており、OPアンプ60の望ましいオー
プンループ応答が示されている。出力ノード110にお
いて切断された第1の補償ループとともに、容量112
がゼロを導入するが、それはそれがノード110および
116の間に直列的に接続されているからである。図4
の等価オープンループ回路の支配的なポールが次に容量
96によって提供される。式(1)からのF(s)に対
する表現はDC項C112/gdcがゼロ(s)および
ポール[1+(C96/gdc)s]の比によって乗算
されたものを生み出し、かつさらにポール[1+(C1
12/gm82)s]および式(2)から示されるAv
128(s)のポールおよびゼロを含む。ゼロの周波数
において、容量128を介するフィードバック経路はゼ
ロゲイン(−無限大dB)に対応するオープン回路であ
る。ゲイン応答特性134は周波数ω1=gdc/C9
6に到達するまでC112Av128(0)/C96の
ゲインG1によってトランジスタ82のトランスコンダ
クタンス(gm82)および容量112により与えられ
る増加するゲインのため増大する。周波数ω1に対する
典型的な値は容量112の値が2ピコファラッド、容量
96が0.3ピコファラッドおよび抵抗114がほぼ1
00オームとすることによって1kHzとなる。周波数
ω1においては、容量96はハイインピーダンスノード
92の負荷となりそれによりゼロ(s)を打ち消しかつ
ゲイン応答特性134の周波数ω1およびω2の間の平
坦な応答を提供する。位相応答特性136はゼロ(s)
のため270°で始まり、かつ周波数ω1において22
5°を通るポール[1+(C96/gdc)s]によっ
て180°に降下する。
【0027】ソースフォロワ構成のトランジスタ94の
負荷となるミラー増強容量108およびトランジスタ1
00および106を介する電流バッファは図6に示され
るように、図5のゲイン応答特性130の周波数ωaお
よびωbに対応する、周波数ω2およびω3の間でゲイ
ン応答特性134を6dB/オクターブで減少させるポ
ールを周波数ω2=gm94/Av128(0)C10
8に与える効果を有する。ω2に対する典型的な値は容
量108の値を4ピコファラッドに選択することにより
1MHzとなる。位相応答特性136は周波数ω2にお
いて135°を通る他の−90°の位相シフトを容量1
08から受ける。容量108は周波数ω3=gm100
/C108においてショート回路に近付き周波数ω2に
おけるポールの効果を除去し、それによりゲイン応答特
性134をゲインG2=C112*gm94/C96*
gm100でレベルオフしかつ位相応答特性136は、
正の位相シフト+90°により180°に戻り、再び周
波数ω3において135°を通過する。
【0028】直列容量112から生ずるゼロ(s)はそ
れがショート回路に近付くため周波数ω4=gm82/
C112において除去され、再びゲイン応答特性134
が6dB/オクターブで降下することを許容する。さら
に、位相応答特性136は−90°の位相シフトを受け
周波数ω4において135°を通過する。ゲイン応答特
性134はユニティゲイン周波数ωu=gm82*gm
94/C96*gm100でゼロdBをクロスしこれは
この例においてはほぼ75°の位相マージンに対応し、
360°の臨界位相シフトより十分上であり、一方ゲイ
ンマージンはほぼ11dBである。とりわけ、臨界周波
数ωuはトランスコンダクタンスgm82,gm94お
よびgm100の比で与えられ、これらは典型的には製
造中において制御しかつ整合するのが容易なプロセスパ
ラメータである。
【0029】従って、第2の補償回路の主要な利点は周
波数ω3において生ずる正の位相シフトであり、OPア
ンプ60の全体の伝達関数に対し付加的な位相マージン
を効果的に提供する。支配的なポールの周波数は少なく
とも差分的周波数ω4−ω2によって従来技術よりも増
大できるが、それは本発明がその周波数範囲(ω2およ
びω4の間で90°〜180°)にわたり正の位相シフ
トを提供しこれはOPアンプ60の安定度を維持するた
めの位相マージンおよひゲインマージンを拡張し一方前
記第1の補償回路の支配的なポールのより高い周波数は
ゲイン−帯域幅積を増大する。主要なフィードバックル
ープが外部インピーダンスネットワークによって閉じら
れた時、ゲイン−帯域幅積は200MHzに到達し得る
【0030】
【発明の効果】以上のように、上に説明したものは第1
および第2の補償回路を含むOPアンプに対する新規な
補償回路であり、第2の補償ループのゲインおよび位相
応答がOPアンプの全体の伝達関数に正の位相シフトを
挿入し第1の補償回路の支配的なポールが拡張されるこ
とを許容し、それによりOPアンプの動作上の帯域幅に
わたり安定度を保証しながらゲイン−帯域幅積を増大す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】演算増幅器に対する伝統的な補償回路を示す電
気回路図である。
【図2】図1の演算増幅器に対する伝統的な補償回路の
ボード線図を示すグラフである。
【図3】本発明の好ましい実施例に関わる演算増幅器を
示す電気回路図である。
【図4】図3の演算増幅器のオープンループ解析のため
の第1および第2の補償回路の等価回路を示す電気回路
図である。
【図5】第2の補償回路のゲインおよび位相特性を示す
グラフである。
【図6】複合された第1および第2の補償回路のゲイン
および位相特性を示すグラフである。
【符号の説明】 60  OPアンプ 62,64,70,74,76,80,82,84,8
6,88,90,94,100,102,106,12
0  トランジスタ 66,68  入力端子 72,78  電源供給導体 96,104,108,112,118  容量110
  出力端子

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  差動入力信号を受けるように結合され
    た第1および第2の入力を有しかつ該差動入力信号に関
    し反転された出力信号を提供するための出力を有する増
    幅器であって、前記差動入力信号に応答しかつ第1およ
    び第2の差動電流を流すための第1および第2の出力を
    有する入力段(62−70)、前記第1および第2の差
    動電流を受けるように結合された第1および第2の入力
    を有しかつ第1のノードに出力信号を提供する第1の手
    段(74−90)であって、前記第1のノードは前記第
    1の手段の前記第1の入力から高いインピーダンスによ
    って分離されているもの、そして前記増幅器の前記第1
    のノードおよび出力の間に結合された出力段(94−1
    20)であって、該出力段は、(a)ドレイン、ゲート
    およびソースを有する第1のトランジスタ(102)で
    あって、前記ドレインは前記増幅器の出力に結合され、
    前記ソースは第1の動作電位源に結合され、前記ゲート
    は前記第1のノードにおいて提供される前記第1の手段
    の前記出力信号を受けるように結合されているもの、(
    b)前記増幅器の出力と前記第1の手段の前記第1の入
    力との間に結合され第1の所定の周波数に前記増幅器の
    伝達関数における第1のポールを確立するための第1の
    補償回路(112,114)、そして(c)前記増幅器
    の出力と前記第1のトランジスタの前記ゲートの間に結
    合され前記増幅器の位相マージンを増大する前記第3の
    所定の周波数の回りに正の位相シフトを挿入するために
    第2および第3の所定の周波数において前記増幅器の伝
    達関数に第2のポールおよびゼロを確立するための第2
    の補償回路(100,106,108)、を含むもの、
    を具備することを特徴とする増幅器。
  2. 【請求項2】  前記第2の補償回路は、ドレイン、ゲ
    ートおよびソースを有する第2のトランジスタ(100
    )であって、前記ソースは前記第1の動作電位源に結合
    され、前記ゲートは第1のバイアス電位を受けるよう結
    合されているもの、ドレイン、ゲートおよびソースを有
    する第3のトランジスタ(106)であって、前記ドレ
    インは前記第1のトランジスタの前記ゲートに結合され
    、前記ソースは前記第2のトランジスタの前記ドレイン
    に結合され、前記ゲートは第2のバイアス電位を受ける
    よう結合されているもの、そして前記増幅器の出力およ
    び前記第3のトランジスタの前記ソースの間に結合され
    た第1の容量(108)、を含むことを特徴とする請求
    項1に記載の増幅器。
  3. 【請求項3】  前記第2の補償回路はさらに前記第1
    のトランジスタの前記ゲートと前記第1の動作電位源の
    間に結合された第2の容量(104)を含むことを特徴
    とする請求項2に記載の増幅器。
  4. 【請求項4】  前記第1の補償回路は、前記増幅器の
    出力と前記第1の手段の前記第1の入力との間に結合さ
    れた第3の容量(112)、そして前記第1のノードお
    よび前記第1の動作電位源の間に結合された第4の容量
    (96)、を含むことを特徴とする請求項3に記載の増
    幅器。
  5. 【請求項5】  演算増幅器を安定化する方法であって
    、差動入力信号を受ける段階、前記差動入力信号を第1
    のノードにおける出力信号に変換する段階、前記第1の
    ノードに与えられた前記出力信号を第1のトランジスタ
    のゲートに印加してそのドレインに前記演算増幅器の反
    転された出力信号を提供する段階、周波数の増大ととも
    に前記演算増幅器の前記反転された出力信号の大きさを
    低減するため第1の所定の周波数において前記演算増幅
    器の伝達関数に第1のポールを確立する段階、そして第
    2および第3の所定の周波数にそれぞれ前記演算増幅器
    の伝達関数における第2のポールおよびゼロを確立し前
    記演算増幅器における360°の位相シフトに対応する
    周波数より上で前記演算増幅器のユニティゲイン周波数
    を伸ばすことなく前記第1の所定の周波数を増大できる
    ようにする正の位相シフトを前記第3の所定の周波数の
    回りに挿入する段階、を具備することを特徴とする演算
    増幅器を安定化する方法。
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