JPH1074956A - 半導体圧力センサの製造方法 - Google Patents

半導体圧力センサの製造方法

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JPH1074956A
JPH1074956A JP22954296A JP22954296A JPH1074956A JP H1074956 A JPH1074956 A JP H1074956A JP 22954296 A JP22954296 A JP 22954296A JP 22954296 A JP22954296 A JP 22954296A JP H1074956 A JPH1074956 A JP H1074956A
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JP
Japan
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silicon substrate
etching
substrate
forming
supporting
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JP22954296A
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Takashi Saijo
隆司 西條
Shuichiro Yamaguchi
山口周一郎
Kazuo Eda
和夫 江田
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B81MICROSTRUCTURAL TECHNOLOGY
    • B81CPROCESSES OR APPARATUS SPECIALLY ADAPTED FOR THE MANUFACTURE OR TREATMENT OF MICROSTRUCTURAL DEVICES OR SYSTEMS
    • B81C1/00Manufacture or treatment of devices or systems in or on a substrate
    • B81C1/00015Manufacture or treatment of devices or systems in or on a substrate for manufacturing microsystems
    • B81C1/00134Manufacture or treatment of devices or systems in or on a substrate for manufacturing microsystems comprising flexible or deformable structures
    • B81C1/00182Arrangements of deformable or non-deformable structures, e.g. membrane and cavity for use in a transducer

Abstract

(57)【要約】 【課題】 所定厚さ及び所定長さを有するダイアフラム
部及びガラス台座との接合面26を確保して、小型化を
達成できる半導体圧力センサの製造方法を提供する。 【解決手段】 (110)の面方位を基板面とするシリ
コン基板1の両面に耐エッチング膜14を形成する耐エ
ッチング膜形成工程と、(100)の面方位を基板面と
してシリコン基板1を支持する支持シリコン基板2の両
面に耐エッチング膜14を形成し、少なくとも一面21
側の耐エッチング膜14を所定位置にて除去し開口部2
3aを設け、その開口部23aから異方性エッチングし
て貫通孔25を形成する貫通孔形成工程と、シリコン基
板1の一方面11と支持シリコン基板2の一面21とを
貼り合わせる貼り合わせ工程と、支持シリコン基板2の
他面22側から異方性エッチングしてダイアフラム部1
5をシリコン基板1に形成するダイアフラム部形成工程
とを有する構成にしてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、気体又は液体の圧
力を測定する半導体圧力センサの製造方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の半導体圧力センサの製造
方法として、図3に示す製造方法が存在する。この製造
方法は、圧力による抵抗変化を電気信号に変換するピエ
ゾ抵抗Aが一面側に形成されて厚さが400ミクロンメ
ートルのシリコン基板Bの両面に、酸化珪素膜B1を介
して窒化珪素皮膜からなる耐エッチング膜B2を形成す
る。そして、他面側の耐エッチング膜B2を所定位置に
て除去して開口部を設ける(a)。
【0003】次いで、開口部からKOH溶液を使用して
異方性エッチングし台形状のエッチング部B3を形成し
て、圧力に対応して撓むダイアフラム部B4が、20ミ
クロンメートル所定厚さ及び1mm所定長さを有して、
ピエゾ抵抗Aの対応位置にてシリコン基板Bに形成され
る(b)。
【0004】シリコン基板Bの両面側の耐エッチング膜
B2を除去し、軸孔C1を設けたガラス台座Cが、その
軸孔C1及びダイアフラム部B4のそれぞれの位置が対
応した状態で、シリコン基板Bの他面である接合面B5
に接合される(c)。次いで、Alからなる金属をスパ
ッタし、ピエゾ抵抗に接続した配線部A1を形成する
(d)。
【0005】さらに詳しくは、実装されるパッケージに
装着するために、ガラス台座Cが必要であって、そのガ
ラス台座Cとシリコン基板Bとの接合強度を確保するた
め、シリコン基板Bの接合面B5が所定面積を有してい
る。また、シリコン基板Bは、熱膨張率がガラス台座C
と相違しているので、それぞれが接合面B5で接合され
るとその熱膨張率の差に起因してストレスが発生しその
ストレスを緩和するため、所定の膜厚以上になってい
る。また、エッチングは異方性エッチングであって、エ
ッチング部B3が開口部側ほど幅の広い台形状に形成さ
れる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の半導体
圧力センサの製造方法では、負荷された圧力に対応して
撓むダイアフラム部B4をシリコン基板Bに形成して、
圧力を測定する半導体圧力センサを製造できる。
【0007】しかしながら、ダイヤフラム部B4を所定
厚さ及び所定長さに形成するとき、シリコン基板Bはエ
ッチング部B3が開口部側、すなわち他面側ほど幅の広
い台形状に形成されて、さらにガラス台座Cとの接合面
B5を確保しなければならないため、基板面方向、つま
り厚さ方向に対する直交方向におけるサイズが、4mm
にまで大型化してしまうという問題があった。
【0008】本発明は、上記問題点に鑑みてなしたもの
で、その目的とするところは、所定厚さ及び所定長さを
有するダイアフラム部を形成するとともにガラス台座と
の接合面を確保した状態で、基板面方向における小型化
を達成できる半導体圧力センサの製造方法を提供するこ
とにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、請求項1記載の半導体圧力センサの製造方法
は、(110)の面方位を基板面とするシリコン基板の
両面に耐エッチング膜を形成する耐エッチング膜形成工
程と、(100)の面方位を基板面としてシリコン基板
を支持する支持シリコン基板の両面に耐エッチング膜を
形成し、少なくとも一面側の耐エッチング膜を所定位置
にて除去し開口部を設け、その開口部から異方性エッチ
ングして他面に到達するとともに開口部側ほど幅の広い
台形状のエッチング部を形成し、両面側の耐エッチング
膜を除去し貫通孔を形成する貫通孔形成工程と、シリコ
ン基板の一方面と支持シリコン基板の一面とを、それぞ
れの基板面が露出された状態で互いに貼り合わせる貼り
合わせ工程と、支持シリコン基板の他面側から異方性エ
ッチングして、負荷された圧力に対応して撓む所定厚さ
及び所定長さを有するダイアフラム部をシリコン基板に
形成するダイアフラム部形成工程と、シリコン基板の他
方面側の耐エッチング膜を除去し、圧力による抵抗変化
を電気信号に変換するピエゾ抵抗をダイアフラム部対応
位置に形成するピエゾ抵抗形成工程と、軸孔を設けたガ
ラス台座を、軸孔及びダイアフラム部の互いの位置を対
応した状態で、支持シリコン基板の他面を接合面として
接合するガラス台座接合工程と、を有する構成にしてあ
る。
【0010】請求項2記載のものは、請求項1記載の製
造方法において、前記貫通孔形成工程は、両面側の前記
耐エッチング膜を前記所定位置にて除去し両前記開口部
を設け、その両前記開口部から前記異方性エッチングし
互いに連通する両前記エッチング部を形成して、前記貫
通孔を形成する構成にしてある。
【0011】請求項3記載の半導体圧力センサの製造方
法は、(110)の面方位を有するシリコン基板の一方
面と、(100)の面方位を有してシリコン基板を支持
する支持シリコン基板の一面とをそれぞれの基板面が露
出された状態で、互いに貼り合わせる貼り合わせ工程
と、支持シリコン基板に形成された他面側の耐エッチン
グ膜を所定位置にて除去し開口部を設け、その開口部か
ら異方性エッチングして、負荷された圧力に対応して撓
む所定厚さのダイアフラム部をシリコン基板に形成する
ダイアフラム部形成工程と、シリコン基板の他方面側に
形成された耐エッチング膜を除去し、圧力による抵抗変
化を電気信号に変換するピエゾ抵抗をダイアフラム部対
応位置に形成するピエゾ抵抗形成工程と、軸孔を設けた
ガラス台座を、軸孔及びダイアフラム部の互いの位置を
対応した状態で、支持シリコン基板の他面を接合面とし
て接合するガラス台座接合工程とを有する構成にしてあ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の第1実施形態を図1に基
づいて以下に説明する。
【0013】シリコン基板1は、平板状で200ミクロ
ンメートルの膜厚で(110)の面方位を基板面とする
シリコンウェハにより、一方面11及び他方面12とを
有して、両面に酸化珪素膜13を設けている。先ず、耐
エッチング膜形成工程において、窒化珪素皮膜からなる
耐エッチング膜14を酸化珪素膜13を介して両面に形
成する(a)。
【0014】支持シリコン基板2は、平板状で200ミ
クロンメートルの膜厚で(100)の面方位を基板面と
するシリコンウェハにより、一面21及び他面22とを
有して、シリコン基板1を支持する。貫通孔形成工程に
おいて、窒化珪素皮膜からなる耐エッチング膜23を両
面側に形成した後、耐エッチング膜23が、通常のフォ
トリソグラフィー及びエッチングでもって一面21側の
所定位置にて除去されて、開口部23aが形成される。
【0015】耐エッチング膜23をマスクとしてKOH
溶液でもって、開口部23aから異方性エッチングして
エッチング部24を形成し、一面21側のエッチング部
24の幅が所定長さの後述するダイアフラム部15を形
成する長さになるまでエッチングして、エッチング部2
4が支持シリコン基板2の他面22に到達するとともに
開口部23a側に行くほど幅の広い台形状に形成される
(b)。そして、両面側の耐エッチング膜23を除去す
ることによって貫通孔25を形成する(c)。
【0016】次いで、貼り合わせ工程において、シリコ
ン基板1の一方面11側の耐エッチング膜14をCF4
プラズマエッチングによって、酸化珪素膜13をHF溶
液によってそれぞれ除去する。それぞれの基板面が露出
された状態で、シリコン基板1の一方面11と支持シリ
コン基板2の一面21とを、略摂氏1100度で熱処理
し、互いに貼り合わせる(c)。
【0017】次いで、ダイアフラム部形成工程におい
て、KOH溶液でもって支持シリコン基板2の他面22
側から、所定厚さである20ミクロンメートルの厚さに
なるまでシリコン基板1を異方性エッチングして、1m
mの所定長さを有して負荷された圧力に対応して撓むダ
イアフラム部15をシリコン基板1に形成する(d)。
【0018】ここで、基板面を(110)とするシリコ
ン基板1は基板面を(100)とする支持シリコン基板
2と比較して、基板面方向へのエッチング速度が速いの
で、接合界面におけるシリコン基板1のエッチング部1
6の幅が支持シリコン基板2の幅よりも広くなる。すな
わち、支持シリコン基板2の貫通孔25の他面22側に
おける幅を狭くした状態で、所定長さのダイアフラム部
15を形成する(d)。
【0019】次いで、ピエゾ抵抗形成工程において、シ
リコン基板1の他方面12側の耐エッチング膜14を除
去し、圧力による抵抗変化を電気信号に変換するピエゾ
抵抗3をダイアフラム部15の対応位置に形成し、Al
からなる金属をスパッタしピエゾ抵抗3に接続した配線
部31を形成する(e)。
【0020】次いで、ガラス台座接合工程において、軸
孔41を設けて厚さが1mmのガラス台座44を、軸孔
41及びダイアフラム部15の互いの位置を対応した状
態で、支持シリコン基板2の他面22を接合面26とし
て接合する(f)。
【0021】このものの動作を説明する。気体又は液体
の流体は、圧力を持ってガラス台座4の軸孔41に導入
される。ダイアフラム部15は、流体の圧力が負荷され
ると流体の圧力と大気圧との差に比例して撓み、ダイア
フラム部15に形成されたピエゾ抵抗3の抵抗値が撓み
の大きさに比例して変化し、この抵抗値を電気信号とし
て端子(図示せず)に出力して、流体の圧力を測定す
る。
【0022】かかる第1実施形態の半導体圧力センサの
製造方法にあっては、上記したように、(110)の面
方位を基板面とするシリコン基板1の一方面11と、貫
通孔25が形成されて(100)の面方位を基板面とす
る支持シリコン基板2の一面21とを貼り合わせた状態
で、支持シリコン基板2の他面22側から異方性エッチ
ングして、所定厚さ及び所定長さを有するダイアフラム
部15をシリコン基板1に形成したから、シリコン基板
1が支持シリコン基板2と比較して基板面方向へのエッ
チング速度が速いので支持シリコン基板2の貫通孔25
の他面22側における幅を狭くした状態で、所定長さの
ダイアフラム部15を形成するとともに、ガラス台座4
との接合面26を広くして、支持シリコン基板2を貼り
合わせずにダイアフラム部15を形成した従来と比較し
て、基板面方向におけるサイズを2.2mmにまで小型
化した半導体圧力センサを製造することができる。
【0023】本発明の第2実施形態を図2に基づいて以
下に説明する。なお、第2実施形態では第1実施形態と
異なる製造工程について述べることとし、第1実施形態
と実質的に同一機能を有する部材については、同一符号
を付してある。
【0024】支持シリコン基板2は、平板状で400ミ
クロンメートルの膜厚のシリコンウェハにより、一面2
1及び他面22とを有して、シリコン基板1を支持す
る。貫通孔形成工程において、窒化珪素皮膜からなる耐
エッチング膜23を両面側に形成した後、耐エッチング
膜23が通常のフォトリソグラフィー及びエッチングで
もって、両面側の所定位置にて除去されて、両側に開口
部23aが形成される。
【0025】耐エッチング膜23をマスクとしてKOH
溶液でもって、両開口部23aから異方性エッチングし
て両側に台形状のエッチング部24を形成し、一面21
側のエッチング部24の幅が所定長さのダイアフラム部
15を形成する長さになるまでエッチングして、両側の
エッチング部24が連通した、すなわち他面22に到達
したエッチング部24を形成して、貫通孔25を形成す
る(b)。その後、両面側の耐エッチング膜14を除去
する(c)。
【0026】かかる第2実施形態の半導体圧力センサの
製造方法にあっては、上記したように、貫通孔形成工程
で所定位置における両面側の耐エッチング膜14を除去
し両開口部23aを設け、その両開口部23aから異方
性エッチングして貫通孔25を形成したから、一面21
側からのみエッチングする同一時間で2倍の厚さの支持
シリコン基板2がエッチングされて、接合面26に接合
されたガラス台座4と支持シリコン基板2との熱膨張率
の差に起因するストレスが厚い支持シリコン基板2で緩
和されて、支持シリコン基板2又はシリコン基板1に発
生するクラックを防止した半導体圧力センサを製造する
ことができる。
【0027】本発明の第3実施形態を図3に基づいて以
下に説明する。なお、第3実施形態では第1実施形態と
異なる製造工程について述べることとし、ピエゾ抵抗形
成工程及びガラス台座接合工程の説明を省略するととも
に、第1実施形態と実質的に同一機能を有する部材につ
いては、同一符号を付してある。
【0028】シリコン基板11は、平板状で200ミク
ロンメートルの膜厚で(110)の面方位を基板面とす
るシリコンウェハにより、一方面11及び他方面12と
を有して、両面に酸化珪素膜13を設けている。支持シ
リコン基板22は、平板状で200ミクロンメートルの
膜厚で(100)の面方位を基板面とするシリコンウェ
ハにより、一面21及び他面22とを有して、シリコン
基板1を支持する。
【0029】先ず、貼り合わせ工程において、シリコン
基板1の一方面11と支持シリコン基板2の一面21と
を、それぞれの基板面が露出された状態で略摂氏110
0度で熱処理して互いに貼り合わせる(a)。次いで、
シリコン基板1の他方面12側及び支持シリコン基板2
の他面22側に耐エッチング膜14,23を形成する
(a)。
【0030】次いで、ダイアフラム部形成工程におい
て、支持シリコン基板2の他面22側の耐エッチング膜
23が、通常のフォトリソグラフィー及びエッチングで
もって所定位置にて除去されて、開口部23aが形成さ
れる。耐エッチング膜23をマスクとしてKOH溶液で
もって、開口部23aから異方性エッチングして、開口
部23a側ほど幅の広い台形状のエッチング部24を形
成する(b)。さらにエッチングが進行すると、シリコ
ン基板1がエッチングされ別のエッチング部16が形成
されて、所定厚さ及び所定長さを有するダイアフラム部
15が形成される(c)。
【0031】ここで、基板面を(110)とするシリコ
ン基板1が基板面を(100)とする支持シリコン基板
2と比較して、基板面方向へのエッチング速度が速いの
で、支持シリコン基板2のエッチング部24の他面22
側における幅を狭くした状態で、所定長さのダイアフラ
ム部15を形成する(c)。
【0032】かかる第3実施形態の半導体圧力センサの
製造方法にあっては、上記したように、基板面を(11
0)とするシリコン基板1と、基板面を(100)とす
る支持シリコン基板2とを貼り合わせた状態で、支持シ
リコン基板2の開口部23aから異方性エッチングして
ダイアフラム部15を形成したから、シリコン基板1が
支持シリコン基板2と比較して基板面方向へのエッチン
グ速度が速いので支持シリコン基板2のエッチング部2
4の他面22側における幅を狭くした状態で、所定厚さ
及び所定長さのダイアフラム部15を形成するととも
に、ガラス台座4との接合面26を広くして、支持シリ
コン基板2を貼り合わせずにダイアフラム部15を形成
した従来と比較して、基板面方向におけるサイズを2.
5mmにまで小型化した半導体圧力センサを製造するこ
とができる。
【0033】
【発明の効果】請求項1記載の半導体圧力センサの製造
方法は、(110)の面方位を基板面とするシリコン基
板の一方面と、貫通孔が形成されて(100)の面方位
を基板面とする支持シリコン基板の一面とを貼り合わせ
た状態で、支持シリコン基板の他面側から異方性エッチ
ングして、所定厚さ及び所定長さを有するダイアフラム
部をシリコン基板に形成したから、シリコン基板が支持
シリコン基板と比較して基板面方向へのエッチング速度
が速いので支持シリコン基板の貫通孔の他面側における
幅を狭くした状態で、所定長さのダイアフラム部を形成
するとともに、ガラス台座との接合面を広くして、支持
シリコン基板を貼り合わせずにダイアフラム部を形成し
た従来と比較して、基板面方向におけるサイズを小型化
した半導体圧力センサを製造することができる。
【0034】請求項2記載の半導体圧力センサの製造方
法は、請求項1記載の製造方法の効果に加えて、貫通孔
形成工程で所定位置における両面側の耐エッチング膜を
除去し両開口部を設け、その両開口部から異方性エッチ
ングして貫通孔を形成したから、一面側からのみエッチ
ングする同一時間で2倍の厚さの支持シリコン基板がエ
ッチングされて、接合面に接合されたガラス台座と支持
シリコン基板との熱膨張率の差に起因するストレスが厚
い支持シリコン基板で緩和されて、支持シリコン基板又
はシリコン基板に発生するクラックを防止した半導体圧
力センサを製造することができる。
【0035】請求項3記載の半導体圧力センサの製造方
法は、基板面を(110)とするシリコン基板と、基板
面を(100)とする支持シリコン基板とを貼り合わせ
た状態で、支持シリコン基板の開口部から異方性エッチ
ングしてダイアフラム部を形成したから、シリコン基板
が支持シリコン基板と比較して基板面方向へのエッチン
グ速度が速いので支持シリコン基板のエッチング部の他
面22側における幅を狭くした状態で、所定厚さ及び所
定長さのダイアフラム部を形成するとともに、ガラス台
座との接合面を広くして、支持シリコン基板を貼り合わ
せずにダイアフラム部を形成した従来と比較して、基板
面方向におけるサイズを小型化した半導体圧力センサを
製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す製造工程図であ
る。
【図2】本発明の第2実施形態を示す製造工程図であ
る。
【図3】本発明の第3実施形態を示す製造工程図であ
る。
【図4】従来例を示す製造工程図である。
【符号の説明】
1 シリコン基板 11 一方面 12 他方面 14 耐エッチング膜 15 ダイアフラム部 2 支持シリコン基板 21 一面 22 他面 23 耐エッチング膜 23a 開口部 24 エッチング部 25 貫通孔 26 接合面 3 ピエゾ抵抗 4 ガラス台座 41 軸孔

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (110)の面方位を基板面とするシリ
    コン基板の両面に耐エッチング膜を形成する耐エッチン
    グ膜形成工程と、 (100)の面方位を基板面としてシリコン基板を支持
    する支持シリコン基板の両面に耐エッチング膜を形成
    し、少なくとも一面側の耐エッチング膜を所定位置にて
    除去し開口部を設け、その開口部から異方性エッチング
    して他面に到達するとともに開口部側ほど幅の広い台形
    状のエッチング部を形成し、両面側の耐エッチング膜を
    除去し貫通孔を形成する貫通孔形成工程と、 シリコン基板の一方面と支持シリコン基板の一面とを、
    それぞれの基板面が露出された状態で互いに貼り合わせ
    る貼り合わせ工程と、 支持シリコン基板の他面側から異方性エッチングして、
    負荷された圧力に対応して撓む所定厚さ及び所定長さを
    有するダイアフラム部をシリコン基板に形成するダイア
    フラム部形成工程と、 シリコン基板の他方面側の耐エッチング膜を除去し、圧
    力による抵抗変化を電気信号に変換するピエゾ抵抗をダ
    イアフラム部対応位置に形成するピエゾ抵抗形成工程
    と、 軸孔を設けたガラス台座を、軸孔及びダイアフラム部の
    互いの位置を対応した状態で、支持シリコン基板の他面
    を接合面として接合するガラス台座接合工程と、を有す
    ることを特徴とする半導体圧力センサの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記貫通孔形成工程は、両面側の前記耐
    エッチング膜を前記所定位置にて除去し両前記開口部を
    設け、その両前記開口部から前記異方性エッチングし互
    いに連通する両前記エッチング部を形成して、前記貫通
    孔を形成することを特徴とする請求項1記載の半導体圧
    力センサの製造方法。
  3. 【請求項3】 (110)の面方位を基板面とするシリ
    コン基板の一方面と、(100)の面方位を基板面とす
    るシリコン基板を支持する支持シリコン基板の一面とを
    それぞれの基板面が露出された状態で、互いに貼り合わ
    せる貼り合わせ工程と、 支持シリコン基板に形成された他面側の耐エッチング膜
    を所定位置にて除去し開口部を設け、その開口部から異
    方性エッチングして、負荷された圧力に対応して撓む所
    定厚さのダイアフラム部をシリコン基板に形成するダイ
    アフラム部形成工程と、 シリコン基板の他方面側に形成された耐エッチング膜を
    除去し、圧力による抵抗変化を電気信号に変換するピエ
    ゾ抵抗をダイアフラム部対応位置に形成するピエゾ抵抗
    形成工程と、 軸孔を設けたガラス台座を、軸孔及びダイアフラム部の
    互いの位置を対応した状態で、支持シリコン基板の他面
    を接合面として接合するガラス台座接合工程と、を有す
    ることを特徴とする半導体圧力センサの製造方法。
JP22954296A 1996-08-30 1996-08-30 半導体圧力センサの製造方法 Pending JPH1074956A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010256281A (ja) * 2009-04-28 2010-11-11 Yamatake Corp 圧力センサ及びその製造方法

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