JPH1074506A - ポリシロキサンを用いるリチウムイオン電池用の電極 - Google Patents

ポリシロキサンを用いるリチウムイオン電池用の電極

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JPH1074506A
JPH1074506A JP9153426A JP15342697A JPH1074506A JP H1074506 A JPH1074506 A JP H1074506A JP 9153426 A JP9153426 A JP 9153426A JP 15342697 A JP15342697 A JP 15342697A JP H1074506 A JPH1074506 A JP H1074506A
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electrode
sio
ceramic
polymer
ome
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JP9153426A
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English (en)
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Jeffery Raymond Dahn
レイモンド ダーン ジェフリー
Alf M Wilson
エム.ウィルソン アルフ
Weibing Xing
イクシング ウェイビーング
Gregg Alan Zank
アラン ザンク グレッグ
Katsuya Eguchi
勝哉 江口
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Dow Silicones Corp
Original Assignee
Dow Corning Corp
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    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M4/00Electrodes
    • H01M4/02Electrodes composed of, or comprising, active material
    • H01M4/36Selection of substances as active materials, active masses, active liquids
    • H01M4/58Selection of substances as active materials, active masses, active liquids of inorganic compounds other than oxides or hydroxides, e.g. sulfides, selenides, tellurides, halogenides or LiCoFy; of polyanionic structures, e.g. phosphates, silicates or borates
    • H01M4/583Carbonaceous material, e.g. graphite-intercalation compounds or CFx
    • H01M4/587Carbonaceous material, e.g. graphite-intercalation compounds or CFx for inserting or intercalating light metals
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大容量、低不可逆的容量、高密度、及び良好
な安全性挙動を持った電池を製造するのに使用できる電
極を作る方法を提供する。 【解決手段】 次式 (R1R2R3SiO1/2)w (R4R5SiO) x (R6SiO3/2)y (SiO4/2)z で示されるシロキサンポリマーを熱分解し、その後リチ
ウムイオンを導入することにより、リチウムイオン電池
電極を形成する。上記式において、各R1 、R2
3 、R4 、R5 及びR6 は独立に水素原子及び炭素原
子数1〜20の炭化水素基から選ばれ、wは0〜0.8
の範囲にあり、xは0〜0.9の範囲にあり、yは0〜
0.9の範囲にあり、zは0〜0.9の範囲にあり、w
+x+y+z=1である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、充電可能なリチウ
ムイオン電池用の電極を形成する方法及びその方法によ
り形成される電極に関する。これらの電極は高い容量の
電池を形成するのに使用される。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】リチウ
ムイオン電池は当技術分野で知られており、ラップトッ
プコンピューター、セル電話、カムコーダ、等のための
電源として広く使用されている。それらは、高い電圧、
高エネルギー密度、少ない自己放電、及び優れた長期信
頼性を与え得る点で有利である。
【0003】充電可能なリチウムイオン電池は簡単な機
構を有する。放電の間、リチウムイオンはアノードから
抽出され、カソードに挿入される。充電のときは、反対
のプロセスが起こる。これらの電池に使用される電極は
非常に重要であり、電池の性能に劇的な影響を与える。
【0004】当技術分野で知られている充電可能なリチ
ウムイオン電池に使用するための正電極は、金属カルコ
ゲニド、金属酸化物及び導電性ポリマーを含む。充電可
能なリチウムイオン電池に使用するための、当技術分野
で知られている負極(アノード)は、リチウムイオンが
無機材料、例えばWO2 及びFe2 3 、並びに炭素質
の材料、例えばグラファイト又は導電性ポリマーの結晶
構造中に収容される化合物を含む。
【0005】電極材料に望まれる性質としては次のもの
が含まれる:(1)他の電池成分、例えばリチウムイオ
ン、電解質塩及び電解質媒体に対して化学的に不活性で
あること;(2)多量のリチウムを貯蔵できる能力;
(3)リチウムを可逆的に貯蔵し又は結合する能力;
(4)金属リチウムのクラスター又は集塊の形成を最小
にし、それによって安全性に対する配慮を最小にするリ
チウム貯蔵;並びに(5)体積効率を良くする高密度。
【0006】しかしながら、今日までの電極はこれらの
性質を最大にしていなかった。例えば、リチウム金属は
最良の電極電位を与えるのに、それで作った大きな電池
は安全性の挙動が乏しかった。同様に、リチウム合金は
相当な電極電位と安全性プロファイル(safety
profile)を持つが、それらは、電極の持続的な
繰り返しによって、しばしば割れたり崩壊したりする。
【0007】今日まで最も望ましいアノード材料は、炭
素質材料、例えばグラファイトであった。グラファイト
は、化学的に不活性であり、相当量のリチウムを結合し
(アノードの容量330mAh/gのセル)、不可逆性
が殆どなく(10%)、高密度である(2.2g/c
m3 、尤も電極では密度は1.2g/cm3 である)。し
かしながら、より大きな容量がしばしば望まれる。グラ
ファイトアノードの使用を記載している文献としては次
のようなものがある:Dahn et al.,Sci
ence,270,590−3(1995);Zhen
g et al.,Chemistry of Mat
erials,8,389−93(1996);Xue
et al.,J.of Electrochem.
Soc.,142,3668(1995);Wilso
n et al.,Solid State Ioni
cs,74,249−54(1994);Wilson
etal.,J.of Electrochem.S
oc.,142,326−32(1995);及びXu
e et al.,J.of Electroche
m.Soc.,142,2927(1995)。
【0008】炭素質アノードにホウ素、燐又はケイ素を
加えると、得られる電池の容量が増すことが、最近提案
された。しかしながら、そのような電池は最高の結果を
達成しなかった。
【0009】例えば、EP−A 0582173は、リ
チウムイオン電池における負電極として、ケイ素酸化物
又はシリケートを使用することを教えている。同様に、
EP−A 0685896は、リチウムイオン電池にお
いてアノードとしてSiC含有材料の使用を示してい
る。しかしながら、これらの文献は、ここに記載し特許
請求している方法を教えていない。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、特別のセ
ラミック前駆ポリシロキサンから作られた電極を有する
リチウムイオン電池がこれまでに得られなかった多数の
望ましい性質を有することを見いだした。例えば、その
ような電池は大きな容量で低い不可逆的容量を持つ。更
に、これらのアノード材料は他の電池成分に対して化学
的に不活性であり;それらはリチウムの凝集を最小に
し;それらは高密度を有し;そして、これらの材料はヒ
ステリシスを小さくも、大きくも設計でき、このこと
は、熱アビュース(thermal abuse)の下
で、挿入されたリチウムと電解質の間の反応速度を小さ
くし得る。
【0011】本発明はリチウムイオン電池用の電極を形
成する方法を提供する。この方法は、最初にシロキサン
ポリマーを熱分解してセラミック材料を形成することを
含む。このシロキサンポリマーは、式 (R1R2R3SiO1/2)w (R4R5SiO) x (R6SiO3/2)y (SiO4/2)z (ここに、各R1 、R2 、R3 、R4 、R5 及びR6
独立に水素原子及び炭素原子数1〜20の炭化水素基か
ら選ばれ、wは0〜0.8の範囲にあり、xは0〜0.
9の範囲にあり、yは0〜0.9の範囲にあり、zは0
〜0.9の範囲にあり、w+x+y+z=1である。)
で示される構造を有する。次いで、リチウムイオンをこ
のセラミック材料に収容させて、前記電極を形成する。
【0012】本発明は、特別のポリシロキサン(シロキ
サンポリマー又はオルガノポリシロキサンとも言う)か
ら誘導されるアノードを有するリチウムイオン電池は、
非常に望ましい性質を持つ電池を与えるという意外な発
見をに基づいている。
【0013】本発明の電極は次式 (R1R2R3SiO1/2)w (R4R5SiO) x (R6SiO3/2)y (SiO4/2)z で示されるシロキサンポリマーから形成される。(R1
2 3 SiO1/2 )単位は、しばしば“M”単位と呼
ばれる。(R4 5 SiO)単位はしばしば“D”単位
と呼ばれる。(R6 SiO3/2 )単位はしばしば“T”
単位と呼ばれる。(SiO4/2 )単位はしばしば“Q”
単位と呼ばれる。
【0014】上記式において、R1 、R2 、R3
4 、R5 及びR6 は、独立に水素原子又は炭素原子数
1〜20の炭化水素から選ばれる。これら炭化水素はア
ルキル基、例えばメチル、エチル、プロピル及びブチ
ル;アルケニル基、例えばビニル又はアリル;アリール
基、例えばフェニルを含む。更に、上記炭化水素基は、
ヘテロ原子、例えばケイ素、窒素又はホウ素を含んでい
てもよい。この式におけるw、x、y及びzは前記単位
のモル比を表し、それらの合計w+x+y+z=1であ
る。wは0〜0.8の範囲にあり、xは0〜0.9の範
囲にあり、yは0〜0.9の範囲にあり、zは0〜0.
9の範囲にある。好ましくは、wは0.6又はそれ以下
であり、xは0.8又はそれ以下であり、yは0.3〜
0.9であり、zは0.3〜0.9である。これらのポ
リマーは、当技術分野で周知である。
【0015】ここで用いられるポリシロキサンの用語
は、上記ポリシロキサンと他のポリマーとのコポリマー
及び混合物を包含することを意図している。例えば、ポ
リシロキサン並びにシルアルキレン〔R2 Si(C
2 n SiR2 O〕(例えば、シルエチレン);シル
アリーレン(例えば、シルフェニレン〔R2 Si(C6
4n SiR2 O〕);シラザン類〔R2 SiN〕;
シラン類〔R2 Si−SiR 2 〕及び有機ポリマーのコ
ポリマーがここでは使用できる。更に、ポリシロキサン
と上記ポリマーの混合物も使用できる。
【0016】通常、前記シロキサンポリマーは、セラミ
ックチャー収率(ceramicchar yeil
d)が20wt%より大きいセラミック材料に転化され
得る。しかしながら、30wt%より大きい、好ましく
は50wt%より大きい、より好ましくは70wt%よ
り大きいような高い収率のものがしばしば使用される。
【0017】上記ポリマーは、一般に少なくとも過剰の
炭素(例えば、チャーの重量を基準として>0.5wt
%)を有するチャーを与える。仮説に拘束されることを
望まないが、過剰の炭素はリチウムイオンに対する連続
的ネットワークを形成すると考えられる。より過剰の炭
素(例えば、>5wt%)がしばしば好ましい。
【0018】「過剰炭素」の意味するところは、熱分解
の間にポリシロキサンから誘導された自由炭素又は過剰
炭素(即ち、Si又はOに結合されていないもの)の、
チャーの重量に基づくwt%として表した量である。
【0019】ポリシロキサンから誘導された自由炭素の
量は、不活性雰囲気中で安定したセラミックチャーが得
られるまで、前記ポリマーを高温で熱分解することによ
り決定される。本発明にとって、「安定なセラミックチ
ャー」は高温「例えば、700〜1400℃)で製造さ
れたセラミックチャーと、定義される。
【0020】次いで、セラミック収率、並びに安定なセ
ラミックチャーの、ケイ素、酸素及び炭素の含量の両方
が測定される。混合物の組成法則(compositi
onrule)を用いて、安定なセラミックチャー中の
過剰の炭素の量が、次に計算される(チャー中の「過剰
炭素」の量は、存在する全炭素からケイ素に結合してい
る炭素の理論量を差し引くことによって計算される)。
このようにして計算された過剰の炭素の量は、通常、ポ
リシロキサンから誘導されるチャーの重量を基準とした
wt%で表される。
【0021】もし、望みの量の自由炭素がこのポリマー
中に入れられないときは、追加の炭素源が加えられる。
その例は、元素状炭素、フェノール樹脂、コールター
ル、高分子量芳香族化合物、コールタール中に含まれる
多核芳香族炭化水素の誘導体、及び芳香族炭化水素のポ
リマーを含む。
【0022】ポリシロキサンがこれらの基準を満たす限
り、その構造は限定されない。特別なシロキサン単位の
例としては、〔PhSiO3/2 〕、〔MeSi
3/2 〕、〔HSiO3/2 〕、〔MePhSiO〕、
〔Ph2 SiO〕、〔PhViSiO〕、〔ViSi
3/2 〕、〔MeHSiO〕、〔MeViSiO〕、〔M
2 SiO〕、〔Me3 SiO1/2 〕、〔Ph2 ViS
iO1/2 〕、〔Ph2 HSiO1/2〕、〔H2 ViSi
1/2 〕、〔Me2 ViSiO1/2 〕及び〔Si
4/2 〕がある。上においても、以下においても、Me
はメチルを表し、Phはフェニルを表し、Viはビニル
を表す。ポリシロキサンの混合物も用いうる。
【0023】通常、フェニル基を有するポリシロキサン
が、セラミックチャー中に自由炭素を加えるので、好ま
しい。ビニル基を含むポリシロキサンも、ケイ素にくっ
ついたビニル基はポリマーを熱分解に先立って硬化させ
る機構を与えるので、好ましい。Rが殆ど専らメチル又
は水素であるポリシロキサンは、得られたセラミックチ
ャー中に自由炭素が不足するので、本発明に使用するの
に、一般に適当でない。
【0024】本発明のオルガノポリシロキサンは、当技
術分野で周知の方法で調製される。ポリシロキサンを調
製するために使用される実際の方法は、特に限定されな
い。最も一般的には、ポリシロキサンはオルガノクロロ
シラン類の加水分解によって調製される。そのような方
法、及び他の方法は、Noll,Chemistrya
nd Technology of Silicone
s,Chapter5(翻訳された第2ドイツ語版,A
cademic Press,1968)に記載されて
いる。
【0025】本発明の組成物は、硬化剤を含んでいてよ
く、これはポリマーを熱分解に先立って架橋するのに使
用される。これらの硬化剤は当技術分野で周知であり、
これら硬化剤を含むグリーン体を50〜300℃に加熱
することにより活性化(即ち、ラジカル前駆体の活性
化)されるものを含んでいてもよく、またそれらは室温
で架橋されるものであってもよい。更に、従来の縮合型
の硬化剤及び架橋剤もここでは使用できる。
【0026】硬化剤は、当技術分野で周知である。その
例としては、ラジカル前駆体、例えば有機過酸化物(ジ
ベンゾイルパーオキサイド;ビス−p−クロロベンゾイ
ルパーオキサイド;ビス−2,4−ジクロロベンゾイル
パーオキサイド;ジ−t−ブチルパーオキサイド;ジク
ミルパーオキサイド;t−ブチルパーベンゾエート;
2,5−ビス(t−ブチルパーオキシ)−2,3−ジメ
チルヘキサン、及びt−ブチルパーアセテート);又は
白金含有硬化剤、例えば金属白金、H2 PtCl 6 及び
((C4 9 3 P)2 PtCl2 がある。他の当技術
分野で知られている従来の硬化剤も用いうる。この硬化
剤は有効量、即ちシロキサンポリマー中に架橋を引き起
こすに充分な量、存在する。しかしながら、通常、過酸
化物硬化剤は、硬化されるべき化合物の重量を基準とし
て0.1〜5.0wt%、好ましくは2.0wt%存在
するであろう。白金含有硬化剤が使用されるときは、そ
の量は通常、硬化されるべき化合物の重量を基準とし
て、白金金属が1〜1000ppm 存在するような量であ
り、好ましい量は白金金属50〜150ppm であろう。
【0027】架橋剤の例としては、例えば多官能性有機
ケイ素化合物、例えばシラン類、シラザン類又はシロキ
サン類がある。好ましい架橋剤は、Si−H又はSi−
Vi官能性結合を持つ有機ケイ素化合物である。
【0028】他の物質の添加も本発明内で実行可能であ
る。例えば、本発明は、充填材、例えば無定形又はセラ
ミックの粉末(例えば、炭素、コロイド状シリカ等)、
溶媒、界面活性剤並びに加工助剤、例えば潤滑剤、解膠
剤及び分散剤を含んでもよい。
【0029】前記ポリシロキサン及びもしあるとすれ
ば、何らかの任意の成分は、チャー収率を増すために、
熱分解に先立って、しばしば硬化される。硬化方法は、
当技術分野において周知である。一般には、そのような
硬化は、物品を50〜450℃の範囲の温度に、好まし
くは不活性ガス、例えばアルゴン又は窒素中で加熱する
ことにより実施される。
【0030】次いで、ポリシロキサンは、不活性ガス中
及び/又は真空下で、700℃又はそれ以上の温度で熱
分解される。好ましい熱分解温度は800〜1400℃
である。
【0031】セラミック中への酸素の侵入を防ぎ、また
燃焼により炭素が失われるのを防ぐために、熱分解の
間、不活性雰囲気が使用される。本発明にとって、不活
性雰囲気は、不活性ガス、真空、又はその両者を含む。
もし不活性ガスが使用されるならば、それはアルゴン、
ヘリウム又は窒素であり得る。もし、真空が使用される
ならば、それは13.3kPa〜26.7MPa(0.
1〜200トル)であろう。
【0032】しかしながら、もし望むならば、不活性雰
囲気中での熱分解によって誘導されるセラミックの組成
を化学的に変えるために、反応性ガス、例えばシラン、
メタン、H2 、O2 又はNH3 を使用してもよい。
【0033】熱分解は、炉雰囲気を調節する手段を備え
た従来のいずれかの高温炉で実施される。そのような炉
は、当技術分野で周知であり、多数が商業的に入手可能
である。
【0034】熱分解用の温度スケジュールが本発明にと
って重要である。通常、加熱温度は50℃/分未満、好
ましくは10℃/未満の速度である。
【0035】得られるセラミックは、ケイ素、炭素、酸
素及び/又は水素を、ポリシロキサンの組成に基づい
て、広範囲の組み合わせ割合で含む。例えば、この物質
は、組成がSiOx y (x=0〜4で、y=0〜10
0である)であり得る。この式には明らかにされていな
いが、水素も少量(例えば、<5wt%)存在してもよ
い。
【0036】しかしながら、本発明者等は、組成SiO
x y (ここに、x=0.43〜3.5、y=0.43
〜2.8で、x+yが1.8又はそれ以上で、6.3又
はそれ以下のである)のセラミック材料を多量のリチウ
ムを可逆的に貯蔵する能力を持った電極を作ることを見
いだした。より好ましいのは、x=0.43〜2.0、
y=1.25〜2.35で、x+yが1.86又はそれ
以上であり、4.35又はそれ以下である材料である。
最も好ましいのは、x=0.43〜1.67、y=1.
0〜2.2で、x+yが1.86又はそれ以上であり、
3.8又はそれ以下である材料である。
【0037】同様に、本発明者等は、組成SiOx y
(ここに、x=0.5〜1.55、y=2.5〜9.4
で、x+yが3.4又はそれ以上で、10.8又はそれ
以下のである)のセラミック材料を多量のリチウムを可
逆的に貯蔵する能力を持ち、なおかつ比較的低い充電電
圧(低ヒステリシス)を持った電極を作ることを見いだ
した。
【0038】上記熱分解から得られるセラミック材料
を、電極に使用するために、粉末の形に加工するのがし
ばしば好ましい。これは、当技術分野で、磨砕、微粉砕
及びスプレー乾燥として知られている技術で達成され
る。
【0039】しかしながら、これに代えて、前記ポリシ
ロキサンは望みの形に成形した後、熱分解し、その後加
熱して成形した電極を作ることができる。例えば、前記
ポリシロキサンは重合してゲル粒子にし、次いで熱分解
できる。
【0040】もし、セラミック粉末が使用されるなら
ば、それはしばしば種々の導電剤、希釈剤又は電極の望
みの形状を与えるのを助けるバインダーと混合される。
例えば、カーボンブラック、導電性希釈剤、N−メチル
ピロリドン、シクロヘキサノン、ジブチルフタレート、
アセトン又はポリビニリデンフルオライドバインダー、
バインダーとして水中に分散されたポリテトラフルオロ
エチレン、又はバインダーとしてシクロヘキサノン中に
溶解されたエチレンプロピレンジエンターポリマーが、
本発明の範囲で有用である。
【0041】最後に、リチウムイオンが前記電極に収容
される。これは、例えば熱分解前にリチウムをシロキサ
ンポリマー中に物理的に添加することにより、又はリチ
ウムを粉末にしたセラミック材料中に混合することによ
り、電極を電池に挿入する前に行われる。
【0042】しかしながら、好ましくは、電極を電池に
挿入した後に、リチウムイオンを挿入する。そのような
場合に、この電池は、本発明の電極及びこれと対をな
し、例えばLiCoO2 のようなリチウム遷移金属酸化
物の両方をリチウムイオン導電性、非水性電解質内に入
れることによって、単に「装填」される。次いで、リチ
ウムイオンを本発明の電極中に収容させる方向に、電流
が流される。
【0043】本発明の電極はどのような電池の形状にも
有用である。好ましい電池は従来の螺旋状に巻かれたタ
イプで、この場合カソード及びアノード(多孔質シート
で分離されている)は「ゼリーロール」に巻かれる。
【0044】このカソードは、一般に先行技術に記載さ
れているような適当なカソード材料(例えばリチウム化
金属酸化物)からなり、アルミニウムフォイルの表面に
適用される。これはしばしば、カソード物質並びにバイ
ンダー及び/又は希釈剤のスラリーを形成し、次いでこ
のスラリーをフォイル上に堆積することにより達成され
る。この希釈剤は乾燥されて、フォイル上にカソード材
料の薄いフィルムを残す。
【0045】アノードは、アノード材料として本発明の
セラミックが使用され、銅のフォイルがアルミニウムフ
ォイルの代わりに使用される外は、前記カソードと同様
にして形成される。
【0046】上記のように、ポリオレフィン材料のよう
な多孔質シートが、カソードとアノードの間に置かれ、
次いでこの構成物は巻かれる。この「ゼリーロール」は
従来の電極缶中に挿入され、この缶はヘッダー及びガス
ケットでシールされる。
【0047】この缶がシールされる前に、適当な電解質
が加えられ、この多孔質シート及び電極それ自体の中の
孔を満たし、アノード又はカソードと外部ターミナルと
の間で、電気的接続がなされる。
【0048】当業者は、電池成分の種類及び量は、電池
の成分材料の性質、望みの性能及び安全性の要請に基づ
いて注意深く選ばれることを理解するであろう。また、
この電池は一般に、その製造の間に電気的に状態調節さ
れる(充電される)。
【0049】他の形状又は成分も可能である。例えば、
コインセル(coin cells)又はプリズム形態
も、本発明にとって有用である。
【0050】
【実施例】以下の例は、当業者が本発明をより良く理解
できるようにするために示すものであり、本発明を限定
するものではない。
【0051】I.電池試験 電気化学的特性を測定するために、実験室用コインセル
電池を用いた。これらは従来の2325ハードウェアを
用いて組み立て、アルゴンを満たしたグローブボックス
中で組み立てを行った。この方法は、Dahn et
al.,Electrochimica Acta,V
ol.38,pp 1179−1191(1993)
に、より一層詳しく記載されている。分析のために、こ
れらの実験用電極材料は、これらのコインセル電池中の
リチウム金属電極に対して用いた。ステンレススチール
のキャップ及び特別な耐酸化性ケースがコンテナーを構
成し、またそれぞれ負端子及び正端子として機能した。
ガスケットを、シールとして使用し、またこれは2つの
端子を分離するように機能した。前記リチウム電極、分
離材、及び実験用電極を含むスタック(stack)
に、軟鋼円盤スプリング及びステンレススチール円盤に
より、機械的圧力をかけた。この円盤スプリングは電池
を閉じた後に1.5MPa(15バール)の圧力がかか
るように選んだ。厚さ125μm のフォイルをリチウム
電極として使用した。Celgard(商標)2502
微多孔質ポリプロピレンフィルムを、分離材として用い
た。電解質は1MのLiPF6 塩を、エチレンカーボネ
ート及びジエチルカーボネートの体積比30/70の混
合溶媒に溶解した溶液であった。
【0052】実験用材料の電極は、粉末にしたセラミッ
ク材料に、Super STM カーボンブラック導電性
希釈剤、及びポリビニリデンフルオライド(PVDF)
バインダーを加えた(それぞれサンプルに対して5〜1
0wt%の量で)混合物を薄い銅フォイル上に均一に被
覆したものを用いて作った。前記粉末にしたサンプル及
び前記カーボンブラックは、始めにN−メチルピロリド
ン(NMP)中の20%PVDFの溶液に加えてスラリ
ーを形成し、追加のNMPを加えて滑らかな粘度に到達
させた。次いで、このスラリーを小さなスプレダーを用
いて銅フォイルの複数の片の上に広げ、NMPを空気
中、100℃で蒸発させた。一旦サンプル電極が乾燥す
ると、これを平たいプレートの間で2.5MPa(25
バール)の圧力で圧縮した。次に、大きな電極から正方
形電極1.44cm2 を切り出した。次に、これらの電極
を秤量し、フォイル、PVDF及びカーボンブラックの
重量を差し引いて、活電極物質を得た。
【0053】組み立てた後、このコインセル電池をグロ
ーブボックスから取り出し、30±1℃で自動温度調節
し、次に±1%の電流安定性を持った定電流サイクラー
(cycler)を用いて充電と放電を行った。セル電
圧が0.005Vより大きく変わるときは何時でも、デ
ータを記録した。電流は、活物質の量及び望みの試験条
件に従って調節した。通常、電流18.5mAh/gの
活物質を用いた。
【0054】セルは、通常0.0Vに放電し、次に3.
0Vに充電した。これが「最初のサイクル」であった。
セルを、続いて更に2回同様にサイクルを行わせた。最
初の放電の容量はQd1 とし、最初の充電はQc1
し、云々とした。可逆的容量(reversible
capacity)は、Qrev=(Qc1 +Qd1
/2で表した。不可逆的容量(irreversibl
e capacity)は、Qirr=Qd1 −Qc1
で表した。
【0055】本発明の材料の典型的な充電電圧曲線を、
図1に示す。この図面において、a)は、Ashlan
d ChemicalTM A−240として商業的に入
手可能なピッチ1000℃での熱分解から誘導される炭
素であり、b)は、商業的に入手可能なCrowly
ChemcalTM 89−6から誘導され;そしてc)
は、商業的に入手可能なCrowly Chemcal
TM 89−3から誘導される。この図はこれら種々の材
料から得られる充電電圧における差異を示している。
【0056】II.材料 全てのポリシロキサン材料は、仲介者としてのDow
Corning Corporationから得たか、
又はHuls Americaから直接に購入した。L
upersol 101TM は2,5−ビス(t−ブチ
ルパーオキシ)−2,3−ジメチルヘキサンであり、D
icup “R”TM はジクミルパーオキサイドであ
り、両方ともPennWalt Corp.から得た。
Pt#4は、1,3−ジビニル−1,1,3,3−テト
ラメチルジシロキサン中の白金の8.6wt%溶液であ
る。
【0057】ポリマーの熱分解は、LindbergTM
モデル54434又は同様な管状炉で、Euroth
ermTM温度調節器を備えたものであった。一般の熱分
解において、サンプルを秤量し(4.0g)、アルミナ
ボートに入れ、続いて炉に装填した。次いで、この炉を
アルゴンで、炉の雰囲気を3分に1回入れ替えるのに充
分な速度で、パージした。45〜60分パージした後、
この流れを6分に1回入れ替えるように減らし;温度を
最終温度に上げ、60分保持した。次いで、セラミック
サンプルを再秤量し、試験及び分析のために磨砕した。
【0058】III .分析 溶液NMRスペクトルをVarianTM VXR400
S又はVarianTM200MHz装置に記録した。ゲ
ル透過クロマトグラフィーデータを、PENelson
Turbochromソフトウェアを用いるComp
aqTM 486/33コンピューターにインターフェー
スしたモデル600Eシステム制御機,モデル410示
差屈折率検出器を備えたWatersTM GPCで得
た。得られた全ての値はポリスチレン標準に対応するも
のであった。熱重量分析をThermal Scien
cesソフトウェアを備えたIBMTM PS/2−50
ZコンピューターにインターフェースしたOmnith
ermTM TGA 951分析器に記録した。炭素、水
素及び窒素分析は、Perkin Elmer TM 24
00分析器で行った。酸素の分析は酸素測定器316
(モデル783700)及び電極炉EF100を備えた
LecoTM酸素分析器モデルRO−316で行った。ケ
イ素の分析は、固体を可溶性の形に変え、誘導結合高周
波プラズマ、及びApplied Research
Laboratories モデル3580を用いる原
子発光分光(ICP−AES)分析により溶質(sol
ute)を全ケイ素について分析することからなる溶解
法(fusion technique)により測定し
た。
【0059】X線粉末回折は、サンプルスピンナ、低バ
ックグラウンドサンプルホルダー、グラファイトモノク
ロメーター、シンチレーション計数管、長くて細い焦点
の(long fine focus)Cu管、及びコ
ンピューターで制御された操作を備えたSiemens
TM D5000水平シータ−シータ自動ゴニオメーター
で、実施した。固体サンプルは、磨砕からの汚染を最小
にするために、炭化ホウ素グラインダーを用いて、粗粒
の感触の全くない0.15mm(100メッシュ)又はこ
れ未満の微細な粉末に、常に磨砕した。走査は、40k
V及び30mAで操作されるX線管を用い、1分あたり
1度 2−シータで、6〜80 2−シータで行った。
【0060】IV.例 (例1〜14)(過酸化物により硬化されるMT材料) (ポリマーの合成)これは、有機官能性シロキサンの合
成の一般的な方法であった。フェニルトリメトキシシラ
ン(77.0g,0.39モル)、メチルトリメトキシ
シラン(742g,5.46モル)、1,1,3,3−
テトラメチル−1,3−ジビニルジシロキサン(192
g,1.03モル)トリフルオロメタンスルホン酸
(5.0mL,0.02モル)、及び脱イオン水(50
g,2.8モル)を一緒にし、加熱し、2時間還流し
た。次に、トルエン(1.5L)及び脱イオン水(41
0mL)を加え、この混合物を加熱し、更に2時間還流さ
せた。炭酸カルシウム(10g,0.1モル)を加え、
ベーパーヘッド(vapor head)温度が85℃
に増すまで、溶媒を蒸留させた。次いで、3wt%水酸
化カリウム水溶液(50mL,0.27モル)を加え、水
を共沸的に除いた。反応混合物から水を乾燥させた後、
還流を8時間係属した。その後、この混合物を50℃に
冷却し、クロロジメチルビニルシラン(50mL,0.3
7モル)を加えた。室温で3日攪拌した後、この混合物
をCelatomTMろ過助剤を有するブフナーロートを
通してろ過し、ロータリーエバポレーターを用いて溶媒
を除き、定量的収量(617.6g)の透明で、無色の
粘稠な液体を得た。 1H−NMR(10801−14
2,200MHz,CDCl3 )d 7.2(m,P
h,int=12),5.6−6.2(m,Vi,in
t=32),0.05(br s,Me,int=14
0)。組成(NMRに基づく):(PhSiO3/2
0.06(MeSiO3/2 0. 66(Me2 ViSiO1/2
0.28。他のポリマー材料を表1にまとめる。
【0061】 〔表1〕 (ポリマー合成) No. 記述 1 [PhSiO3/2]0.75[Ph2ViSiO1/2]0.25 (158.8 g PhSi(OMe)3 及び61.1 g (Ph2ViSi)2O) 2 [PhSiO3/2]0.75[Me2ViSiO1/2]0.25 (222.8 g PhSi(OMe)3 及び34.9 g (Me2ViSi)2O) 3 [PhSiO3/2]0.5[Me2ViSiO1/2]0.5 (198.0 g PhSi(OMe)3 及び93.3 g (Me2ViSi)2O) 4 [PhSiO3/2]0.5[Ph2ViSiO1/2]0.5 (105.7 g PhSi(OMe)3 及び122.3 g (Ph2ViSi)2O) 5 [MeSiO3/2]0.5[Me2ViSiO1/2]0.5 (136.0 g MeSi(OMe)3 及び 93.0 g (Me2ViSi)2O) 6 [MeSiO3/2]0.75[Me2ViSiO1/2]0.25 (204.0 g MeSi(OMe)3 及び 46.5 g (Me2ViSi)2O) 7 [PhSiO3/2]0.22[MeSiO3/2]0.55[Me2ViSiO1/2]0.23 (39.7 g PhSi(OMe)3, 74.9 g MeSi(OMe)3 及び 23.3 g (Me2ViSi)2O) 8 [ViSiO3/2]0.77[Me2ViSiO1/2]0.23 (222.0 g ViSi(OMe)3 及び 46.5 g (Me2ViSi)2O) 9 [ViSiO3/2]0.66[MeSiO3/2]0.09[Me2ViSiO1/2]0.25 (192.4 g ViSi(OMe)3, 27.2 g MeSi(OMe)3及び 16.5 g (Me2ViSi)2O) 10 [PhSiO3/2]0.06[MeSiO3/2]0.66[Me2ViSiO1/2]0.25 (77.4 g PhSi(OMe)3, 742.0 g MeSi(OMe)3及び 192.0 g (Me2ViSi)2O) 11 [PhSiO3/2]0.38[MeSiO3/2]0.39[Me2ViSiO1/2]0.23 (69.4 g PhSi(OMe)3, 54.5 g MeSi(OMe)3 及び 23.3 g (Me2ViSi)2O) 12 [PhSiO3/2]0.5[MeSiO3/2]0.23[Me2ViSiO1/2]0.27 (148.0 g PhSi(OMe)3, 51.0 g MeSi(OMe)3及び 34.9 g (Me2ViSi)2O) 13 [PhSiO3/2]0.66[MeSiO3/2]0.08[Me2ViSiO1/2]0.26 (193.0 g PhSi(OMe)3, 20.4 g MeSi(OMe)3及び 34.9 g (Me2ViSi)2O) 14 [PhSiO3/2]0.13[MeSiO3/2]0.64[Me2ViSiO1/2]0.2 (39.3 g PhSi(OMe)3, 192.4 g MeSi(OMe)3及び 46.5 g (Me2ViSi)2O)
【0062】硬化及び熱分解 ポリマー材料のアリコート(40g)を1wt%のLu
persol 101 TMと混合し、150〜175℃に
20〜45分加熱した。この硬化ポリマーのアリコート
(4g)をグラファイト坩堝に入れ、連続的アルゴンパ
ージの下、5℃/分で1000℃に加熱し、次いでその
温度に1時間保持し、その後周囲温度に冷却した。上記
のようにして、セラミック収率を計算し、サンプル分析
した。その結果を表2にまとめる。
【0063】 〔表2〕 (セラミック転化) セラミック 収率 Cwt% Hwt% Siwt% Owt% XRD* 1 77.7 51.7 0.51 31.4 22.5 G&O 2 65.3 48.3 0.53 26.9 23.3 G&O 3 62.2 48.0 0.46 29.9 22.9 G&O 4 59.9 58.9 0.65 22.3 29.6 G&O 5 60.1 25.2 0.48 42.8 34.7 O 6 82.5 20.6 0.51 44.1 29.5 O 7 79.2 32.0 0.38 37.9 26.9 O 8 85.5 29.9 0.23 38.1 26.8 O 9 85.3 29.7 0.19 38.3 26.8 O 10 85.9 25.9 0.61 41.4 30.2 O 11 79.9 38.6 0.67 34.1 24.9 G&O 12 75.7 42.7 0.67 31.6 22.2 G&O 13 75.9 47.1 0.58 28.8 20.3 G&O 14 83.4 35.5 0.37 36.2 26.1 G&O * Oは、24°及び68°2シータに集中した広い反
射を持ったシリカガラスXRDパターンを示す。Gは、
44°2シータに集中した広い反射を持ったグラフェン
(graphene)パターンを示す。
【0064】電池セル試験 上記のようにして、セラミック材料のアリコートを用い
て電極を作り、且つ試験セルに組み立てた。その結果を
表3に示す。
【0065】 〔表3〕 (電池試験) 熱分解速度 可逆的容量 不可逆的容量 平均充電 平均放電例No. (℃/分) (mAh/g) (mAh/g) 電圧 電圧 1 45.0 564 352 1.0 0.35 5.0 574 319 0.96 0.36 2 45.0 770 378 1.0 0.34 3 45.0 669 352 0.89 0.33 5.0 696 293 0.83 0.33 4 45.0 553 337 0.95 0.34 5.0 659 275 0.83 0.35 5 45.0 758 471 1.09 0.26 6 45.0 570 573 1.15 0.26 5.0 751 580 1.03 0.22 7 5.0 846 341 1.07 0.31 8 5.0 900 304 1.05 0.32 9 5.0 870 364 1.05 0.29 10 5.0 744 360 1.12 0.25 11 5.0 800 315 1.03 0.29 12 5.0 790 300 0.91 0.32 13 5.0 740 295 0.98 0.3314 5.0 660 450 1.13 0.25
【0066】(例15〜20)(Ptにより硬化される
MT材料) (ポリマーの合成)これは、有機官能性シロキサンの合
成の一般的な方法であった。フェニルトリメトキシシラ
ン(198.0g,1.0モル)、1,1,3,3−テ
トラメチル−1,3−ジヒドリドジシロキサン(67
g,1.0グラム当量)、トリフルオロメタンスルホン
酸(2.0mL,0.01モル)、及び脱イオン水(1.
0g)を加熱し、2時間還流した。反応混合物を冷却
し、110gの追加の水を加え、この反応混合物を再び
加熱し、2時間還流させた。炭酸カルシウム(2g,
0.02モル)を加え、ベーパーヘッド温度が85℃に
増すまで、溶媒を蒸留させた。トルエン(290g)、
脱イオン水(29mL)及び三フッ化酢酸(0.9g)を
加え、この混合物を加熱して還流させ、水を共沸的に除
いた。反応混合物から水を乾燥させた後、還流を2時間
係属した。次いで、この混合物を50℃に冷却し、クロ
ロジメチルシラン(5g)を加えた。室温で16時間攪
拌した後、この混合物をCelatomTMろ過助剤を有
する焼結ガラスロートを通してろ過し、ロータリーエバ
ポレーターを用いて溶媒を除き、ほぼ定量的収量(19
5g)の透明で、無色の粘稠な液体を得た。他の物質を
表4にまとめる。
【0067】
【0068】(硬化と熱分解)ポリマー材料のアリコー
ト(20g)に、20gの対応する架橋剤物質を、Pt
#4として知られている溶液としてのPt 0.1gと
共に混合し、150〜175℃に20〜45分加熱し
た。この硬化ポリマーのアリコート(4g)をグラファ
イト坩堝に入れ、連続的アルゴンパージの下、5℃/分
で1000℃に加熱し、次いでその温度に1時間保持
し、その後周囲温度に冷却した。上記のようにして、セ
ラミック収率を計算し、サンプル分析した。その結果を
表5に示す。
【0069】 〔表5〕 (セラミック転化) セラミック 収率 Cwt% Hwt% Siwt% Owt% XRD* 15 76.3 53.8 0.82 24.2 G&O 16 69.1 60.7 0.6 22.3 G&O 17 74.9 45.7 0.61 31.3 O 18 62.1 20.2 0.26 47.0 O 19 77.1 20.2 0.19 44.6 O 20 75.6 47.7 0.48 27.8 G&O * Oは、シリカガラスXRDパターンを示す。 Gは、グラフェンパターンを示す。
【0070】電池セル試験 上記のようにして、セラミック材料のアリコートを用い
て電極を作り、且つ試験セルに組み立てた。その結果を
表6に示す。
【0071】 〔表6〕 (電池試験) 熱分解速度 可逆的容量 不可逆的容量 平均充電 平均放電例No. (℃/分) (mAh/g) (mAh/g) 電圧 電圧 15 5.0 612 357 0.96 0.36 16 5.0 630 306 0.87 0.33 17 5.0 680 300 0.89 0.32 18 5.0 293 208 0.73 0.27 19 5.0 632 310 1.09 0.4220 5.0
【0072】(例21〜24)(Ptにより硬化された
MQ材料) (ポリマー合成)これは、有機官能性シロキサンの合成
の一般的な方法であった。 (MQ(水素を有するもの))1,1,3,3−テトラ
メチル−1,3−ジヒドリドジシロキサン(0.74グ
ラム当量(mole equivalent))、水
(1.1モル)及びイソプロピルアルコール(1.4モ
ル)を、氷浴で冷却しながらフラスコに入れた。次に、
濃HCl(0.053モル)を前記混合物に入れ、その
後30分攪拌した。次いで、テトラエチルオルソシリケ
ート(0.18モル)を前記混合物に滴々加え、この混
合物周囲温度で3時間攪拌した。得られた反応混合物を
50w/vNH4 Cl水溶液で中和した。得られた有機
層をNa2 SO4 で2時間乾燥した。この乾燥された溶
液をろ過し、その後50℃で蒸発させ、更に4.0Pa
(0.03トル)及び室温でストリップした。得られた
有機溶液を減圧下に蒸留して主留分を21.3Pa
(0.16トル)で、39〜40℃で得た。収率は40
%であった。
【0073】(MQ(ビニルを有するもの))1,1,
3,3−テトラメチル−1,3−ジビニルジシロキサン
(0.53グラム当量(mole equivalen
t))、水(0.88モル)及びイソプロピルアルコー
ル(1.0モル)を、40〜50℃に加熱しながらフラ
スコに入れた。濃HCl(0.051モル)を前記混合
物に入れ、その後30分攪拌した。テトラエチルオルソ
シリケート(0.13モル)を前記混合物に滴々加え、
この混合物周囲温度で3時間攪拌した。得られた反応混
合物を50w/vNH4Cl水溶液で中和した。得られ
た有機層をNa2 SO4 で2時間乾燥した。この乾燥さ
れた溶液をろ過し、その後50℃で蒸発させ、更に4.
0Pa(0.03トル)及び室温でストリップした。得
られた有機溶液を減圧下に蒸留して主留分を8.0Pa
(0.06トル)で、65〜66℃で得た。収率は50
%であった。他の物質を表7にまとめる。
【0074】 〔表7〕 No. 記述 21 〔HMe2 SiO1/2 0.8 〔SiO4/2 0.2 及び 〔ViMe2 SiO1/2 0.8 〔SiO4/2 0.2 22 〔HMe2 SiO1/2 0.33〔SiO4/2 0.67及び 〔ViMe2 SiO1/2 0.33〔SiO4/2 0.67 23 〔HPh2 SiO1/2 0.33〔SiO4/2 0.67及び 〔ViPh2 SiO1/2 0.33〔SiO4/2 0.67 24 〔HPh2 SiO1/2 0.8 〔SiO4/2 0.2 及び 〔ViPh2 SiO1/2 0.8 〔SiO4/2 0.2
【0075】(硬化及び熱分解)SiH含有MQ樹脂及
びSiVi含有MQ樹脂を表8に示した割合で50mLの
トルエンに溶解した。100ppm の白金#4溶液及び1
000ppm のMeSi(OC(Me2 )C≡CH)
3 を、前記MQ樹脂溶液に加えた。得られた溶液を炉中
30℃に放置してトルエンを蒸発させた。次いで、この
物質を、60℃で2時間加熱し、その後この物質を10
℃/分で120℃に加熱し、120℃で2時間保持し、
その後−10℃/時間で冷却することによって、硬化し
た。
【0076】〔表8〕 1−35gの水素含有MQ及び30.9gのビニル含有
MQ 2−35gの水素含有MQ及び36.8gのビニル含有
MQ 3−21.5gの水素含有MQ及び27.3gのビニル
含有MQ 2−5gの水素含有MQ及び6.3gのビニル含有MQ
【0077】この硬化ポリマーのアリコート(4g)を
グラファイト坩堝に入れ、連続的アルゴンパージの下、
5℃/分で1000℃に加熱し、次いでその温度に1時
間保持し、その後周囲温度に冷却した。上記のようにし
て、セラミック収率を計算し、サンプル分析した。その
結果を表9に示す。
【0078】 〔表9〕 (セラミック転化) セラミック 収率 Cwt% Hwt% Siwt% Owt% XRD* 21 77.1 17.1 0.19 44.6 G&O 22 55.9 26.3 0.33 47.6 O 23 84.1 14.1 0.25 47.9 G&O 24 69.9 38.7 0.47 30.4 G&O * Oは、シリカガラスXRDパターンを示す。 Gは、グラフェンパターンを示す。
【0079】電池セル試験 上記のようにして、セラミック材料のアリコートを用い
て電極を作り、且つ試験セルに組み立てた。その結果を
表10に示す。
【0080】 〔表10〕 (電池試験) 熱分解速度 可逆的容量 不可逆的容量 平均充電 平均放電例No. (℃/分) (mAh/g) (mAh/g) 電圧 電圧 21 5.0 684 344 1.1 0.26 22 5.0 352 759 1.5 0.90 23 5.0 701 351 1.08 0.3324 5.0 663 320 0.89 0.32
【0081】(例25〜35)(ゾル−ゲル) (ゾル−ゲル合成)これらの前駆体は、米国特許No.4
460639に記載された方法に類似の方法で調製し
た。コロイド状シリカ(NalcoTM 1034A,固
形分34%)及び対応するメトキシシランを、急速な攪
拌をしながら酸性条件下に共加水分解した。次いで、こ
の反応混合物のpHを1%アンモニアで7.5〜8.0に
調節し、この混合物をゲル化させ、揮発分を5日間蒸発
させた。次に、このゲルを100℃の炉中で、16時間
更に乾燥させ、250℃の炉中で更に16時間乾燥させ
た。これらの反応体及びそれらの比を表11に示す。
【0082】 〔表11〕 No. 記述 25 141.0gのコロイド状シリカ 26 126.9gのコロイド状シリカ、6.8gのMeSi(OMe)3 27 98.7gのコロイド状シリカ、20.4gのMeSi(OMe)3 28 70.5gのコロイド状シリカ、34.0gのMeSi(OMe)3 29 42.3gのコロイド状シリカ、47.6gのMeSi(OMe)3 30 14.1gのコロイド状シリカ、61.2gのMeSi(OMe)3 及び15.0gの水 31 126.9gのコロイド状シリカ、9.9gのMeSi(OMe)3 32 98.7gのコロイド状シリカ、29.7gのMeSi(OMe)3 33 70.5gのコロイド状シリカ、49.5gのMeSi(OMe)3 34 42.3gのコロイド状シリカ、69.3gのMeSi(OMe)3 35 14.1gのコロイド状シリカ、89.1gのMeSi(OMe)3 及び15.0gの水
【0083】(熱分解)この乾燥ゲルのアリコート(4
g)をグラファイト坩堝に入れ、連続的アルゴンパージ
の下、5℃/分で1000℃に加熱し、次いでその温度
に1時間保持し、その後周囲温度に冷却した。上記のよ
うにして、セラミック収率を計算し、サンプル分析し
た。その結果を表12に示す。
【0084】 〔表12〕 (セラミック転化) セラミック 収率 Cwt% Hwt% Siwt% Owt% XRD* 25 99.2 0 0 51.7 O 26 99.4 0.7 0 49.8 O 27 94.7 2.5 0 54.0 O 28 90.8 4.8 0 46.6 O 29 60.3 4.6 0 45.6 O 30 61.5 10.5 0.1 52.0 O 31 96.3 4.4 0 44.5 O 32 91.6 11.6 0 37.4 O 33 87.2 18.8 0.2 31.6 O 34 86.8 24.3 0.3 34.5 G&O 35 69.3 41.6 0.5 27.9 G&O * Oは、シリカガラスXRDパターンを示す。 Gは、グラフェンパターンを示す。
【0085】(電池セル試験)上記のようにして、セラ
ミック材料のアリコートを用いて電極を作り、且つ試験
セルに組み立てた。その結果を表13に示す。
【0086】 〔表13〕 (電池試験) 熱分解速度 可逆的容量 不可逆的容量 平均充電 平均放電例No. (℃/分) (mAh/g) (mAh/g) 電圧 電圧 25 5.0 22 24 26 5.0 15 30 27 5.0 12 32 28 5.0 6 32 29 5.0 14 21 30 5.0 190 476 0.86 0.14 31 5.0 32 5.0 347 420 1.25 0.12 33 5.0 34 5.0 636 343 1.13 0.3335 5.0
【0087】(例36〜43)(有機変性ゾル−ゲル) (合成)Schneider in J.Europ
Ceram Soc; 15,1995, 675−8
1 に記載された方法を用いて、種々のメトキシシラン
物質をフェノール樹脂と共に、72時間攪拌し、溶媒を
蒸発しながら加水分解した。その後、ゲルを80℃で2
4時間、更に175℃で24時間乾燥した。これらの物
質に使用された反応体を表14に示す。
【0088】 〔表14〕 (ポリマー合成) No. 記述 36 40.0gのVarcumTMフェノール樹脂、21.0gの Si(OEt)4 、7.5gの水、及び20.0gのメタノール 37 40.0gのVarcumTMフェノール樹脂、26.5gの Ph(OMe)3 、7.5gの水、及び20.0gのメタノール 38 30.0gのVarcumTMフェノール樹脂、36.0gの Ph2 Si(OMe)2 、5.5gの水、及び20.0gのメタノール 39 40.0gのVarcumTMフェノール樹脂 40 40.0gの Georgia PacificTMフェノール樹脂、21.0gの Si(OEt)4 、7.5gの水、及び20.0gのメタノール 41 40.0gの Georgia PacificTMフェノール樹脂、26.5gの Ph(OMe)3 、7.5gの水、及び20.0gのメタノール 42 30.0gの Georgia PacificTMフェノール樹脂、36.0gの Ph2 Si(OMe)2 、5.5gの水、及び20.0gのメタノール 43 40.0gの Georgia PacificTMフェノール樹脂
【0089】(熱分解)この乾燥ゲルのアリコート(4
g)をグラファイト坩堝に入れ、連続的アルゴンパージ
の下、5℃/分で1000℃に加熱し、次いでその温度
に1時間保持し、その後周囲温度に冷却した。上記のよ
うにして、セラミック収率を計算し、サンプル分析し
た。その結果を表15に示す。
【0090】 〔表15〕 (セラミック転化) セラミック 収率 Cwt% Hwt% Siwt% Owt% XRD* 36 63.8 58.7 0.2 16.4 G&O 37 62.5 78.2 0.3 8.9 G&O 38 38.8 86.3 0.3 4.0 G&O 39 56.0 95.4 0.3 0 G 40 67.0 61.4 0.1 17.7 G&O 41 58.0 67.4 0.9 15.7 G&O 42 35.6 75.6 1.0 8.9 13.3 G&O 43 54.0 94.7 1.0 0 3.4 G
【0091】(電池セル試験)上記のようにして、セラ
ミック材料のアリコートを用いて電極を作り、且つ試験
セルに組み立てた。その結果を表16に示す。
【0092】 〔表16〕 (電池試験) 熱分解速度 可逆的容量 不可逆的容量 平均充電 平均放電例No. (℃/分) (mAh/g) (mAh/g) 電圧 電圧 36 5.0 160 120 0.71 0.34 37 5.0 450 230 1.05 38 5.0 39 5.0 40 5.0 420 220 1.08 0.33 41 5.0 42 5.0 43 5.0
【0093】(例44〜48)(ピッチ誘導体) (例44)磁気攪拌棒を備えた150mLフラスコ中に、
アルゴンの下で75mLのTHF中に溶解した26gのピ
ッチ(Ashland ChemicalTM A−24
0)を入れた。これに0.1mLの白金#4溶液を加え
た。この攪拌された溶液に、30分かけて12gのメチ
ルハイドロジェンシクロシロキサンを加えた。次いで、
この混合物を65℃で48時間加熱した。ポリマー生成
物をろ過により分離し、溶媒をロータリーエバポレータ
ー蒸発により除いた。この物質を、熱分解の前に、更に
硬化させるための何らの加熱もしなかった。
【0094】(例45)磁気攪拌棒を備えた500mLフ
ラスコ中に、アルゴンの下で250gのTHF中に溶解
した26gのピッチ(CrowleyTM Chemic
al)を入れた。これに0.1mLの白金#4溶液を加え
た。この攪拌された溶液に、60分かけて45gの例1
9用の物質を加えた。次いで、この混合物を65℃で1
6時間加熱した。ポリマー生成物をろ過により分離し、
溶媒をロータリーエバポレーター蒸発により除いた。こ
の物質を、熱分解の前に、硬化させるための更なる処理
も加熱もしなかった。
【0095】(例46)磁気攪拌棒を備えた250mLフ
ラスコ中に、アルゴンの下で150gのTHF中に溶解
した26gのピッチ(CrowleyTM Chemic
al)を入れた。これに0.1mLの白金#4溶液を加え
た。この攪拌された溶液に、60分かけて20gの例1
6用の物質を加えた。次いで、この混合物を65℃で1
6時間加熱した。ポリマー生成物をろ過により分離し、
溶媒をロータリーエバポレーター蒸発により除いた。こ
の物質も、硬化させるための更なる処理も加熱もしなか
った。
【0096】(例47)磁気攪拌棒を備えた250mLフ
ラスコ中に、アルゴンの下で150mLのTHF中に溶解
した26gのピッチ(CrowleyTM Chemic
al)を入れた。これに0.1mLの白金#4溶液を加え
た。この攪拌された溶液に、30分かけて12gの複数
のメチルハイドロジェンシクロシロキサンを加えた。次
いで、この混合物を65℃で48時間加熱した。ポリマ
ー生成物をろ過により分離し、溶媒をロータリーエバポ
レーター蒸発により除いた。この物質を、熱分解の前
に、硬化させるための更なる何らの処理も加熱もしなか
った。
【0097】(例48)磁気攪拌棒を備えた250mLフ
ラスコ中に、アルゴンの下で150mLのTHF中に溶解
した26gのピッチ(CrowleyTM Chemic
al)を入れた。これに0.1mLの白金#4溶液を加え
た。この攪拌された溶液に、30分かけて13gの複数
のテトラメチルジシロキサンを加えた。次いで、この混
合物を65℃で48時間加熱した。ポリマー生成物をろ
過により分離し、溶媒をロータリーエバポレーター蒸発
により除いた。この物質を、熱分解の前に、硬化させる
ための更なる何らの処理も加熱もしなかった。
【0098】(熱分解)この乾燥ゲルのアリコート(4
g)をグラファイト坩堝に入れ、連続的アルゴンパージ
の下、5℃/分で1000℃に加熱し、次いでその温度
に1時間保持し、その後周囲温度に冷却した。上記のよ
うにして、セラミック収率を計算し、サンプル分析し
た。その結果を表17に示す。
【0099】 〔表17〕 (セラミック転化) セラミック 収率 Cwt% Hwt% Siwt% Owt% XRD* 44 47.5 56.0 0.46 22.1 G&O 45 61.0 56.2 0.5 23.8 G&O 46 44.6 77.9 0.74 10.7 G&O 47 52.7 60.0 0.45 23 4 G 48 36.4 94.7 0.68 2.2 G
【0100】(電池セル試験)上記のようにして、セラ
ミック材料のアリコートを用いて電極を作り、且つ試験
セルに組み立てた。その結果を表18に示す。
【0101】 〔表18〕 (電池試験) 熱分解速度 可逆的容量 不可逆的容量 平均充電例No. (℃/分) (mAh/g) (mAh/g) 電圧 44 5.0 694 202 1.08 45 5.0 700 300 46 5.0 450 200 47 5.0 660 230 48 5.0
【0102】(例49〜51)(シリルアルキレン及び
シリルアリーレン物質) (例49)(PhMeViSiO3/2)0.5(MeSiCH2C)0.5 底部排出管を備えた2Lのネック付きフラスコに、オー
バーヘッド攪拌機、水冷コンデンサー及び500mL添加
ロートを取り付けた。このフラスコにアルゴン下で50
0gの蒸留水を入れた。前記添加ロートに、1,1,
4,4−テトラクロロ−1,4−ジメチルシリルエチレ
ン63.5gのトルエン(250g)溶液及びフェニル
メチルビニルクロロシラン91gを入れた。次いで、こ
のクロロシラン混合物を45分かけて添加し、更に15
分激しく攪拌した。次いで、下部水層を除き、洗浄水の
pHが6より大きくなるまで500gの水で繰り返し洗っ
た。次いで、この有機層をロートベープして(roto
vape)乾燥させ、次に18.5gのトルエンを加え
て固形分%を40に調節し、次に、185gの3%KO
H水溶液を加えた。次いで、この反応を4時間還流し、
共沸させて乾燥した。このポリマーを10gのジメチル
ビニルシロキサンでキャップし、ろ過し、ロートベープ
して乾燥させた。
【0103】 (例50)(Me2ViSiO3/2)0.5(MeSiCH2C)0.5 底部排出管を備えた2Lのネック付きフラスコに、オー
バーヘッド攪拌機、水冷コンデンサー及び500mL添加
ロートを取り付けた。このフラスコにアルゴン下で50
0gの蒸留水を入れた。前記添加ロートに、1,1,
4,4−テトラクロロ−1,4−ジメチルシリルエチレ
ン63.5gのトルエン(250g)溶液及びフェニル
メチルビニルクロロシラン60gを入れた。次いで、こ
のクロロシラン混合物を45分かけて添加し、更に15
分激しく攪拌した。次いで、下部水層を除き、洗浄水の
pHが6より大きくなるまで500gの水で繰り返し洗っ
た。次いで、この有機層をロートベープして乾燥させ、
次に185gのトルエンを加えて固形分%を40に調節
し、次に、10.5gの3%KOH水溶液を加えた。次
いで、この反応を4時間還流し、共沸させて乾燥した。
このポリマーを10gのジメチルビニルシロキサンでキ
ャップし、ろ過し、ロートベープして乾燥させた。
【0104】 (例51)(ViSiO3/2)0.2(Ph2SiC6H4SiPh2O)0.8 底部排出管を備えた500mL三ツ口丸底フラスコに、オ
ーバーヘッド攪拌機及び水冷コンデンサーを取り付け
た。これに、HOPh SiC H SiPhOH(9
4.8g)及びビニルトリメトキシシラン(7.4g)
を、トルエン125mL溶液として加えた。これに、水
(0.25g)及びトリフルオロ酢酸(0.5g)を加
えた。次いで、反応混合物2時間還流し、追加の20g
の水を加え、更に2時間還流した。この反応混合物を冷
却し、CaCO3 (0.5g)で中和し、反応混合物を
90℃より高い頭部温度(head temperat
ure)で蒸留した。残渣をトルエン(143g)に溶
解し、14.3gのKOHの3%水溶液を加えた。この
反応混合物を2gのジメチルビニルクロロシランで共沸
乾燥キャップした(was azeotroped d
ry cappedwith)。このポリマーをろ過に
より分離し、この溶液をロートベープして乾燥した。
【0105】(熱分解)この乾燥ゲルのアリコート(4
g)をグラファイト坩堝に入れ、連続的アルゴンパージ
の下、5℃/分で1000℃に加熱し、次いでその温度
に1時間保持し、その後周囲温度に冷却した。上記のよ
うにして、セラミック収率を計算し、サンプル分析し
た。その結果を表19に示す。
【0106】 〔表19〕 (セラミック転化) セラミック 収率 Cwt% Hwt% Siwt% Owt% XRD* 49 46.1 45.2 0.48 33.8 G&O 50 64.8 31.4 0.43 43.1 G&O 51 58.1 68.3 0.74 17.6 G&O
【0107】(電池セル試験)上記のようにして、セラ
ミック材料のアリコートを用いて電極を作り、且つ試験
セルに組み立てた。その結果を表20に示す。
【0108】 〔表20〕 (電池試験) 熱分解速度 可逆的容量 不可逆的容量 平均充電例No. (℃/分) (mAh/g) (mAh/g) 電圧 49 5.0 620 326 1.00 50 5.0 388 375 1.0751 5.0 437 224 0.78
【0109】(例52)表21に示した物質のアリコー
ト(4g)をグラファイト坩堝に入れ、連続的アルゴン
パージの下、5℃/分で1000℃に加熱し、次いでそ
の温度に1時間保持し、その後周囲温度に冷却した。上
記のようにして、セラミック収率を計算し、セラミック
材料を用いて電極を作り、試験セルを組み立てた。その
結果を表21に示す。
【0110】 〔表21〕 可逆的 不可逆的 平均充電例No. ポリマー チャー収率 容量 容量 電圧 52 例22 59.2 850 230 1.05
【0111】(例53〜54)表22に示した物質のア
リコート(4g)をグラファイト坩堝に入れ、連続的ア
ルゴンパージの下、5℃/分で800℃に加熱し、次い
でその温度に1時間保持し、その後周囲温度に冷却し
た。上記のようにして、セラミック収率を計算し、セラ
ミック材料を用いて電極を作り、試験セルを組み立て
た。その結果を表22に示す。
【0112】 〔表22〕 可逆的 不可逆的 平均充電例No. ポリマー チャー収率 容量 容量 電圧 53 例7 85 310 400 1.1254 例8 93 150 170 1.24
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の材料の典型的な充電圧曲線を示すグラ
フ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アルフ エム.ウィルソン カナダ国,ブイ5ブイ 1ブイ9,ブリテ ィッシュ コロンビア,バンクーバー,イ ースト トゥエンティーセカンド アベニ ュ 906 (72)発明者 ウェイビーング イクシング カナダ国,ブイ51 1エス6,ブリティッ シュ コロンビア,バーナビー,デパート メント オブ フィジィックス,シモン フレイザー ユニバーシティー (72)発明者 グレッグ アラン ザンク アメリカ合衆国,ミシガン 48640,ミド ランド,シルバン レーン 500 (72)発明者 江口 勝哉 神奈川県南足柄市岩原28−6

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次のことを含むリチウムイオン電池用の
    電極材料を形成する方法: (A)次式 (R1R2R3SiO1/2)w (R4R5SiO) x (R6SiO3/2)y (SiO4/2)z (ここに、各R1 、R2 、R3 、R4 、R5 及びR6
    独立に水素原子及び炭素原子数1〜20の炭化水素基か
    ら選ばれ、wは0〜0.8の範囲にあり、xは0〜0.
    9の範囲にあり、yは0〜0.9の範囲にあり、zは0
    〜0.9の範囲にあり、w+x+y+z=1である。)
    で示されるシロキサンポリマーを含む組成物を熱分解し
    てセラミック材料を形成すること;及び(B)前記セラ
    ミック材料中にリチウムイオンを導入して電極材料を形
    成すること。
  2. 【請求項2】 前記シロキサンポリマーを含む組成物
    が、硬化剤も含む、請求項1の方法。
  3. 【請求項3】 前記シロキサンポリマーが炭素質物質も
    含む請求項1又は2の方法。
  4. 【請求項4】 前記シロキサンポリマーが充填材も含む
    請求項1〜3のいずれか1項の方法。
  5. 【請求項5】 前記シロキサンポリマーが、シルアルキ
    レン、シルアリーレン、シラザン類、シラン類及び有機
    ポリマーから選ばれるポリマー又はコポリマーを配合さ
    れている請求項1〜4のいずれかの方法。
JP9153426A 1996-06-11 1997-06-11 ポリシロキサンを用いるリチウムイオン電池用の電極 Withdrawn JPH1074506A (ja)

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