JPH1074153A - ファイル管理装置及びファイル転送方法 - Google Patents
ファイル管理装置及びファイル転送方法Info
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- JPH1074153A JPH1074153A JP8231153A JP23115396A JPH1074153A JP H1074153 A JPH1074153 A JP H1074153A JP 8231153 A JP8231153 A JP 8231153A JP 23115396 A JP23115396 A JP 23115396A JP H1074153 A JPH1074153 A JP H1074153A
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Abstract
アントで個別にファイル変換するのは無駄が多い。ま
た、サーバー側において各形式で同一内容のファイルを
用意するのも無駄が多い。 【解決手段】 ファイル20,22,24は実ディレク
トリ14及び仮想ディレクトリ16,18によって管理
される。実ディレクトリ14は実際にファイルを有する
ディレクトリであり、仮想ディレクトリ16は仮想的に
ファイルを有するディレクトリである。仮想ディレクト
リ16,18内に仮想的に存在しているファイルについ
て転送要求がなされると、その仮想ディレクトリに対応
付けられた実ディレクトリ14から指定ファイルが取り
出され、そのファイルに対し当該仮想ディレクトリに対
応付けられたファイル変換が自動的に実行される。そし
て、その変換後のファイルがクライアント12へ転送さ
れる。したがって、同一内容のファイルを例えば各コー
ド体系ごとに用意する必要はなく、ディレクトリの指定
によって自動的にファイル変換の指定を行える。
Description
びファイル転送方法に関し、特に、ディレクトリによっ
て管理されているファイルの転送に関する。
ト・サーバー・システムにおいて、クライアントからの
特定のファイル(プログラムファイル、データファイ
ル)の転送要求がサーバーで受け付けられると、サーバ
ーからクライアントへそのファイルが転送される。この
場合、例えばFTP(ファイル転送プロトコル)に従っ
てファイル転送が実行される。
ルをアプリケーションプログラムがそのまま処理できな
いような場合には、そのファイルに対して必要なファイ
ル変換を行う必要がある。例えば、JISコードで記述
されたテキストファイルを受け取ったが、実際にはSJ
S(シフトJISコード)やEUCなどの他のコード体
系でテキスト処理を行いたい場合には、そのアプリケー
ションの処理に先立って、テキストファイルに対しコー
ド変換が必要となる。このようなファイル変換は、クラ
イアント・サーバー間におけるコード体系の相違、デー
タフォーマットの相違、OSの相違などに起因して必要
となる。
アント毎のファイル変換によると、各クライアント毎に
必要なファイル変換プログラムを用意しておかなければ
ならず、システム全体として見た場合に無駄が多いとい
う問題がある。また、クライアント側でファイル変換が
行えないような場合にはファイルの利用が困難になると
いう問題がある。
クライアントの要求仕様を満たすように各種の仕様でフ
ァイルを格納しておくこともできるが、同一内容のファ
イルを複数の仕様で常に用意しておくのは上記同様に無
駄が多く、また効率的でないという問題がある。
ル変換を行うことにより、クライアント転送前に、その
ファイルをクラインアト要求仕様に合わせることも可能
であるが、その場合に、できる限りユーザーの負担・煩
雑さを軽減することが望まれる。
ものであり、その目的は、ファイル転送要求があった場
合に、サーバー側で必要なファイル変換を施すことがで
き、しかもユーザーがそのファイル変換の指定を簡単に
行うことができるファイル管理装置及びファイル転送方
法を提供することにある。
慣れ親しんでいるディレクトリ(あるいはフォルダ)を
活用して、ファイル転送要求時に、ユーザーがファイル
変換の指定を意識せずに自然に行える装置及び方法を提
供することにある。
所有する一般の実ディレクトリの他に、新たに“仮想デ
ィレクトリ”という概念を導入することによって、ファ
イルの管理及びその変換の管理を能率的に行える装置及
び方法を提供することにある。
を実際に有する実ディレクトリとファイルを仮想的に有
する仮想ディレクトリとにより、各ファイルを管理する
ファイル管理装置であって、前記仮想ディレクトリ内の
ファイルの出力要求があった場合に、当該仮想ディレク
トリが仮想的に有する当該ファイルの実際の所属先であ
る実ディレクトリを判定する所属先判定手段と、前記実
際の所属先である実ディレクトリから取り出された当該
ファイルに対し、当該仮想ディレクトリに対応付けられ
たファイル変換を実行するファイル変換手段と、前記フ
ァイル変換後の当該ファイルを出力する出力手段と、を
含むことを特徴とする。
れた上でファイルの出力要求(あるいはファイル転送要
求)が受け付けられると、その指定されたディレクトリ
の属性が判定される。すなわち、実ディレクトリである
か又は仮想ディレクトリであるかが判定される。ここ
で、後述のように、その指定されたディレクトリが実デ
ィレクトリであれば、その実ディレクトリ内のファイル
が基本的にそのまま出力される。
レクトリの場合には、まず当該ファイルを実際に有する
実ディレクトリ(所属先)が特定され、その中から当該
ファイルが抜き出され、そのファイルに対して必要なフ
ァイル変換が実行される。そして、そのファイル変換後
のファイルが見掛上、仮想ディレクトリから出たように
出力されることになる。
予め固有のファイル変換が定義されており、仮想ディレ
クトリの指定は結果として特定のファイル変換の指定あ
るいはファイル仕様の指定に相当する。つまり、仮想デ
ィレクトリを介してファイルを取り出すと、自動的にそ
の仮想ディレクトリに関連付けられたファイル変換が実
行される結果となり、ユーザーにより、特定のファイル
変換プログラムの起動を別途指示するといったような煩
雑な操作は不要である。
トリ上に存在しているファイルを1又は複数の仮想ディ
レクトリを介して参照でき、ユーザー側からは、見掛
上、同一内容のファイルが複数のディレクトリにそれぞ
れ異なる仕様で格納されているように見える。この場
合、ユーザー側では仮想ディレクトリであるか実ディレ
クトリであるかを特に意識する必要はなく、ディレクト
リを指定すれば自動的に必要なファイル変換が得られた
ファイルを取得できる。
変換の各種別毎に1対1に設けることもできるが、例え
ば、複数の仮想ディレクトリに同じファイル変換を対応
付けてもよく、または、1つの仮想ディレクトリに対
し、連続実行される複数のファイル変換を対応付けても
よい。実ファイルは1つ以上存在すればよく、複数あっ
てもよい。また、1つの仮想ディレクトリに対し複数の
実ディレクトリを対応付けてもよい。
つのファイル変換処理を固定的に対応付けるのではな
く、ファイルが実ディレクトリから取り出された段階
で、そのファイルの現仕様と仮想ディレクトリが属性と
して有するクライアント要求仕様を対比・考慮して、必
要なファイル変換処理を自動判定させてもよい。
手段は、前記実ディレクトリ内のファイルの転送要求が
あった場合に、上記のファイル変換を行うことなく当該
ファイルの転送を行う。すなわち、ファイル指定による
通常の転送が実行される。
ディレクトリとそれが仮想的に有するファイルの実際の
所属先である実ディレクトリとの対応関係が登録された
ディレクトリ管理テーブルを含み、前記所属先判定手段
は、前記ディレクトリ管理テーブルを参照して、前記実
際の所属先である実ディレクトリの判定を行うことを特
徴とする。すなわち、このディレクトリ管理テーブル
(マップファイル)は、仮想ディレクトリと実ディレク
トリとの間の相関関係を記述したテーブルとして機能す
るものである。もちろん、このようなテーブルによらず
に、例えばポインタなどを利用して各ディレクトリ間の
関係を個別に定義してもよい。
想ディレクトリに対応付けられたファイル変換を判定す
る変換判定手段を含み、前記ファイル変換手段は、前記
取り出された当該ファイルに対し、前記判定されたファ
イル変換を実行することを特徴とする。この場合、例え
ば仮想ディレクトリの名称が参照され、その名称からフ
ァイル変換すなわち起動させるファイル変換部が選択さ
れる。
トリが指定されつつファイルリストの出力要求があった
場合に、当該ディレクトリが実際に又は仮想的に有する
ファイルのリストを作成して出力するファイルリスト管
理手段を含むことを特徴とする。
トが要求された場合には実ディレクトリに実際に存在し
ている1又は複数のファイルのファイル名がリスト化さ
れ、仮想ディレクトリのファイルリストが要求された場
合には仮想ディレクトリに対応付けられた実ディレクト
リ内に存在しているファイルのファイル名がリスト化さ
れる。もちろん、クライアント側ではそのディレクトリ
が仮想ディレクトリであるか実ディレクトリであるかと
いったことを特別意識してリスト要求する必要はない。
本発明は、ファイルを実際に有する実ディレクトリとフ
ァイルを仮想的に有する仮想ディレクトリとにより各フ
ァイルを管理し、ファイルの転送要求に応じてファイル
の転送を行う方法であって、ディレクトリの指定を伴う
ファイルの転送要求を受け付ける工程と、前記転送要求
で仮想ディレクトリが指定されている場合に、当該仮想
ディレクトリが仮想的に有する当該ファイルの実際の所
属先である実ディレクトリを判定する工程と、前記実際
の所属先である実ディレクトリから取り出された当該フ
ァイルに対し、当該仮想ディレクトリに対応付けられた
ファイル変換を実行する工程と、前記転送要求で仮想デ
ィレクトリが指定されている場合には前記ファイル変換
後の当該ファイルを転送し、前記転送要求で実ディレク
トリが指定されている場合には前記ファイル変換を行う
ことなく前記実ディレクトリから取り出された当該ファ
イルを転送する工程と、を含むことを特徴とする。
トワーク環境下において、クライアントとファイルサー
バーとの間でファイル転送を行う場合に上記方法が活用
される。ここで、ファイルにはプログラムファイル及び
データファイルの両者が含まれる。ファイル変換の概念
には、コード変換、フォーマット変換、圧縮・伸張変
換、などの各種の変換が含まれる。
クトリは必要に応じて簡単に追加可能であるので、ファ
イル数やファイル変換の種類が増大しても柔軟に対応で
きる。また、そのような場合においても、クライアント
側での処理手順を変える必要がないという利点がある。
図面に基づいて説明する。
ている。本発明はネットワーク環境下におけるサーバー
・クライアント・システムに関するものであり、ネット
ワークにはファイルサーバーとしてのサーバー(サーバ
ーマシン)10と少なくとも1台のクライアント(クラ
イアントマシン)12とが接続されている。ちなみに、
これらのサーバー10及びクライアント12は通常コン
ピュータで構成されている。
ラムファイル、データファイル)20,22,24が保
持されており、それらのファイル20,22,24は実
ディレクトリ14と1又は複数の仮想ディレクトリ1
6,18とによって管理されている。なお、実ディレク
トリ14が複数あってもよい。
いるディレクトリと同様に、実際にファイルを有するこ
とが可能なディレクトリであって、図1に示される例で
は、実ディレクトリ14はルートディレクトリvarの
下に作成されており、そのディレクトリ名はadmであ
る。この実ディレクトリ14の中には、この例において
3つのファイルが含まれており、すなわちtmpfile.ji
s、tmpfile2.jis、tmpfile3.jisという名称のファイル
20、22、24が格納されている。ちなみに、拡張子
jisはそのファイルの形式がJISコードであることを
示している。
クトリとは異なり、それ自身実際にはファイルを有しな
いが、見掛け上あるいは仮想的にファイルを有するディ
レクトリであり、各仮想ディレクトリにはそれぞれ固有
のファイル変換が定義付けられている。図1に示す例で
は、ルートディレクトリvarの下にあるディレクトリ
tmpの下に、2つの仮想ディレクトリ16、18が作
成されており、具体的にその仮想ディレクトリ名はeu
cとsjsである。
トリ名eucは、そのディレクトリを指定すると自動的
にJISコードからEUCコードへのファイル変換が実
行されることを象徴している。これと同様に、仮想ディ
レクトリ名sjsは、その仮想ディレクトリ名を指定す
ると自動的にJISコードからシフトJISコードへの
ファイル変換が行われることを象徴している。もちろ
ん、各仮想ディレクトリごとに特定のファイル変換が対
応付けられていればよく、必ずしもファイル変換自体を
表す名称をファイル名として付けなくてもよい。転送さ
れるファイルの指定の便宜を図るためには、できる限り
変換自体を表す名称として仮想ディレクトリ名を設定す
るのが望ましい。
トリ16には、実ディレクトリ14が対応付けられてお
り、例えば、クライアント12から仮想ディレクトリ1
6を指定してファイルリストを取ると、実際には仮想デ
ィレクトリ16内に存在していないが、リンクによって
参照されている3つファイル20,22,24のファイ
ル名がリスト表示されることになる。これは仮想ディレ
クトリ18についても同様であり、その仮想ディレクト
リ18には実ディレクトリ14が対応付けられ、その実
ディレクトリ14内の3つのファイル20,22,24
が仮想ディレクトリ18内のファイルとして関連づけら
れている。
トリとの間における対応関係あるいは相関関係は、ディ
レクトリ管理テーブルとして機能するマップファイル3
0に記述されており、図示されていない管理部はそのよ
うなマップファイル30を参照することによって、各デ
ィレクトリ間の参照関係を特定している。図1に示す例
においては、マップファイル30において、仮想ディレ
クトリ16には実ディレクトリ14が対応付けられてお
り、また、仮想ディレクトリ18にも実ディレクトリ1
4が対応付けられている。
実ディレクトリ及び仮想ディレクトリのいずれも同様の
ディレクトリとして見ることができ、tmpfileというフ
ァイルについては、JISコードのファイルと、EUC
コードのファイルと、シフトJISコードのファイルの
3つのファイルがあたかも存在しているように見える。
しかしながら、実際には、図1に示されるように、JI
Sコードのファイルしか存在しておらず、このような管
理によってメモリの浪費や無駄なファイルの格納といっ
た問題を解消できる。
12から例えば仮想ディレクトリ16に仮想的に存在し
ているファイル20が指定されつつその転送要求がなさ
れると、サーバー10では、図1のIで示される段階に
おいて、当該ファイル20に対してJISコードからE
UCコードへのファイル変換が実行され、その変換後の
ファイルがクライアント12へ出力される。これは、図
1の(2)で示される場合においても同様であり、その
ような場合には仮想ディレクトリ18内に仮想的に存在
する例えばファイル22が指定されつつその転送要求が
なされると、図1のIIの段階においてJISコードか
らシフトJISコードへのファイル変換が実行され、フ
ァイル変換後のファイルがクライアント12へ転送され
る。
に、実ディレクトリ14内のファイルの転送が直接的に
指定された場合には、従来同様に当該ファイルがクライ
アント12へ転送される。
想ディレクトリ16についてのリスト表示を行った場合
の表示の内容が示されている。図2に示されるように、
リスト表示の要求が行われると、図示されていない管理
部は、マップファイル30を参照して対応関係にある実
ディレクトリを特定し、それに含まれているファイルを
仮想ディレクトリ16内のファイルとしてクライアント
12に通知する。ちなみに、例えばこのようなリスト表
示において図2の符号100で示すように、ある特定の
ファイルに対して転送を指定すれば、そのファイル名と
それが属する仮想ディレクトリ名とがサーバー10へ転
送要求の一部として送信され、上述のようなファイル特
定及びファイル変換が実行されて、ファイル変換後のフ
ァイルをクライアント12において入手することができ
る。
イアント・サーバー・システム上で実現する場合の構成
例が示されている。なお、図1に示した構成と同様の構
成には同一の構成を付す。
などで構成されるサーバー10とクライアント12が接
続されている。サーバー10はいわゆるファイルサーバ
ーとして機能するものであり、クライアント12の要求
に応じてサーバー10が保有しているファイルを転送す
る。
からのリクエスト(リスト要求又は転送要求)は、まず
通信部50において受け付けられ、そのリクエストの内
容は転送管理部52によって解釈される。ここで、この
転送管理部52はファイル転送の全体的な制御を行うも
のであり、同時に、図1に示した各ディレクトリの管理
部としても機能している。この転送管理部52の機能及
び動作については後に図4及び図5を用いて詳述する。
トリ管理空間54Aが形成されており、すなわち図1に
示した実ディレクトリ14や仮想ディレクトリ16,1
8がそのディレクトリ管理空間54A上に形成される。
この図3の例においても実ディレクトリ14内には3つ
のファイル20,22,24が含まれている。
成されており、このマップファイルの作成は転送管理部
52によって行われている。転送管理部52には複数の
ファイル変換部58、60などで構成されるファイル変
換モジュール56が接続されており、転送管理部52
は、後に詳述するように、仮想ディレクトリ16を介し
て特定されるファイルに対して、当該仮想ディレクトリ
に対応するファイル変換部を利用してファイル変換を実
行する。ここで、ファイル変換には、上記の例で示した
ようなコード変換の他、フォーマット変換、コンパイ
ル、圧縮・伸長、などのファイルに対する各種の処理が
含まれる。もちろん、実ディレクトリ14内に格納され
ているファイルの仕様とクライアント12が要求する仕
様の組み合わせに応じてファイル変換部を設ける必要が
ある。
てサーバー10の動作、特にディレクトリ管理部として
機能する転送管理部52の動作について詳述する。
おいて作成されたリクエストが通信部50によって受信
される。S102では、転送管理部52によって、その
リクエストがリスト要求であるかまたは転送要求である
かが判定される。ここで、例えばリスト要求であると判
定された場合には、S103において、転送管理部52
によってリクエスト内に含まれるディレクトリ名が参照
され、その転送要求されたファイルが属するディレクト
リが実ディレクトリであるかあるいは仮想ディレクトリ
であるかが判別される。ここで、そのディレクトリが実
ディレクトリであれば、S104からS105が実行さ
れ、実際に指定された実ディレクトリ内の各ファイルの
ファイル名が参照される。一方、S103の判別結果が
仮想ディレクトリである場合には、S104からS10
6が実行され、転送管理部52によってまずマップファ
イル30が参照され、その仮想ディレクトリに対応する
実ディレクトリが特定される。そして、S107では、
S105同様に、その実ディレクトリ内のファイルのフ
ァイル名が参照される。
参照されたファイル名で構成されるファイルリストが作
成され、S109では通信部50及び通信回線8を介し
てファイルリストがクライアント12へ出力される。こ
れによりクライアント12では、図2に示したように、
そのディスプレイ上にファイルリストが表示されること
になる。
されたリクエストが転送要求であると判断されると、ま
ずS110においてそのリクエストに含まれるディレク
トリの指定が参照され、その指定されたディレクトリが
実ディレクトリであるかあるいは仮想ディレクトリであ
るかが判別される。ここで、実ディレクトリが判別され
た場合には、S111からS112が実行され、転送管
理部52により、当該実ディレクトリから、指定された
ファイルが取り出され、S117においてそのファイル
が通信部50及び通信回線8を介してクライアント12
へ転送される。この場合にはファイル変換は行われな
い。
クトリが仮想ディレクトリである場合には、S111か
らS113が実行され、S113では、転送管理部52
によりマップファイル30が参照され、指定された仮想
ディレクトリに対応する実ディレクトリが特定される。
そして、S114においてはその対応する実ディレクト
リから指定されたファイルがコピーにより取り出され
る。S115においては、当該仮想ディレクトリに定義
されたすなわち対応付けられたファイル変換が転送管理
部52によって特定される。本実施形態では、転送管理
部52により仮想ディレクトリのディレクトリ名が参照
され、例えば、第1図の例ではそのディレクトリ名がe
ucであればJISコードからEUCコードへの変換を
行うファイル変換部が起動され、その一方、仮想ディレ
クトリのディレクトリ名がsjsであれば、JISコー
ドからシフトJISコードへの変換を行うファイル変換
が起動される。ここで、実ディレクトリ内に格納されて
いる各ファイルのコード形式が異なるような場合には、
さらに各ファイルの拡張子あるいはファイル形式などを
参照することにより、そのようなファイルの現仕様と要
求された要求仕様との組み合わせから、適宜必要なファ
イル変換を特定してもよい。
ール56内のいずれかのファイル変換部が起動され、S
114で取り出されたファイルに対して必要なファイル
変換が実行される。そして、S117においては変換後
のファイルがあたかも仮想ディレクトリから読み出され
たように通信部50及び通信回線8を介してクライアン
ト12へ転送される。
する場合の処理が示されている。S201では、ディレ
クトリ名が指定されつつ新しい仮想ディレクトリが生成
される。これは図3に示したディレクトリ管理空間54
A上に生成される。S202では、このように生成され
た仮想ディレクトリとそれに対応する実ディレクトリと
の対応関係がマップファイル30に登録される。上記の
実施形態では、仮想ディレクトリのディレクトリ名によ
って、それに対応するファイル変換が判別されていた
が、例えばそのようなファイル名から一意的にファイル
変換を定義できないような場合には、例えば図5に示す
S203のように各種の条件に応じて各仮想ディレクト
リごとに変換方法を登録してもよい。S204では、以
上の仮想ディレクトリ生成処理を続行するか否かが判定
される。
見ると、ディレクトリの指定に当たって、それが実ディ
レクトリかあるいは仮想ディレクトリであるかといった
意識をする必要はなく、単に自己が欲しい仕様に対応す
るディレクトリを指定すればその指定により自動的にフ
ァイル転送の際に必要なファイル変換を行わせることが
できる。したがってユーザーの操作に関わる煩雑さは著
しく解消される。また、仮想ディレクトリは必要に応じ
て簡単に追加することができ、例えばファイル数やファ
イル変換の種類が増大した場合でもフレキシブルに対応
することができる。また、そのような場合においてもク
ライアント側における処理手順を特別変更する必要はな
い。したがって、拡張性に富むシステムを構築できる。
ファイル転送要求があった場合に、サーバー側で必要な
ファイル変換を自動的に施すことができ、しかもユーザ
ーがそのファイル変換の指定を簡単に行うことができる
という利点がある。また、本発明によれば、ユーザーが
ファイル変換の指定を意識せずに自然に行うことがで
き、その操作性を向上することができる。また、本発明
によれば仮想ディレクトリという概念を導入することに
よってファイルの管理及びその変換の管理を能率的に行
うことができる。
テムを示すブロック図である。
トである。
作を示すフローチャートである。
クトリ、16,18仮想ディレクトリ、20,22,2
4 ファイル、30 マップファイル(ディレクトリ管
理テーブル)、50 通信部、52 転送管理部、56
ファイル変換モジュール、58,60 ファイル変換
部。
Claims (6)
- 【請求項1】 ファイルを実際に有する実ディレクトリ
とファイルを仮想的に有する仮想ディレクトリとによ
り、各ファイルを管理するファイル管理装置であって、 前記仮想ディレクトリ内のファイルの出力要求があった
場合に、当該仮想ディレクトリが仮想的に有する当該フ
ァイルの実際の所属先である実ディレクトリを判定する
所属先判定手段と、 前記実際の所属先である実ディレクトリから取り出され
た当該ファイルに対し、当該仮想ディレクトリに対応付
けられたファイル変換を実行するファイル変換手段と、 前記ファイル変換後の当該ファイルを出力する出力手段
と、 を含むことを特徴とするファイル管理装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の装置において、 前記出力手段は、前記実ディレクトリ内のファイルの転
送要求があった場合に、上記のファイル変換を行うこと
なく当該ファイルの転送を行うことを特徴とするファイ
ル管理装置。 - 【請求項3】 請求項1記載の装置において、 前記仮想ディレクトリとそれが仮想的に有するファイル
の実際の所属先である実ディレクトリとの対応関係が登
録されたディレクトリ管理テーブルを含み、 前記所属先判定手段は、前記ディレクトリ管理テーブル
を参照して、前記実際の所属先である実ディレクトリの
判定を行うことを特徴とするファイル管理装置。 - 【請求項4】 請求項1記載の装置において、 前記各仮想ディレクトリに対応付けられたファイル変換
を判定する変換判定手段を含み、 前記ファイル変換手段は、前記取り出された当該ファイ
ルに対し、前記判定されたファイル変換を実行すること
を特徴とするファイル管理装置。 - 【請求項5】 請求項1記載の装置において、 ディレクトリが指定されつつファイルリストの出力要求
があった場合に、当該ディレクトリが実際に又は仮想的
に有するファイルのリストを作成して出力するファイル
リスト管理手段を含むことを特徴とするファイル管理装
置。 - 【請求項6】 ファイルを実際に有する実ディレクトリ
とファイルを仮想的に有する仮想ディレクトリとにより
各ファイルを管理し、ファイルの転送要求に応じてファ
イルの転送を行う方法であって、 ディレクトリの指定を伴うファイルの転送要求を受け付
ける工程と、 前記転送要求で仮想ディレクトリが指定されている場合
に、当該仮想ディレクトリが仮想的に有する当該ファイ
ルの実際の所属先である実ディレクトリを判定する工程
と、 前記実際の所属先である実ディレクトリから取り出され
た当該ファイルに対し、当該仮想ディレクトリに対応付
けられたファイル変換を実行する工程と、 前記転送要求で仮想ディレクトリが指定されている場合
には前記ファイル変換後の当該ファイルを転送し、前記
転送要求で実ディレクトリが指定されている場合には前
記ファイル変換を行わずに前記実ディレクトリから取り
出された当該ファイルを転送する工程と、 を含むことを特徴とするファイル転送方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8231153A JPH1074153A (ja) | 1996-08-30 | 1996-08-30 | ファイル管理装置及びファイル転送方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8231153A JPH1074153A (ja) | 1996-08-30 | 1996-08-30 | ファイル管理装置及びファイル転送方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1074153A true JPH1074153A (ja) | 1998-03-17 |
Family
ID=16919134
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8231153A Pending JPH1074153A (ja) | 1996-08-30 | 1996-08-30 | ファイル管理装置及びファイル転送方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1074153A (ja) |
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