JP5471198B2 - 統合管理装置、統合管理システム、統合管理方法、統合管理プログラム、及びそのプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

統合管理装置、統合管理システム、統合管理方法、統合管理プログラム、及びそのプログラムを記録した記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は、1又は複数のアプリケーションを統合管理する統合管理装置、統合管理システムに関し、特に、アプリケーションから出力されるログを統合する技術に関するものである。
近年、MFP(Multifunction Peripheral)やLP(Laser Printer)などの画像処理装置が導入されたオフィス環境では、導入機器の運用・保守を支援する様々なサーバ機能が動作(アプリケーションが機能)している。例えば、収集した機器情報を基に導入機器を管理する機器管理機能、導入機器を用いたデータ配信ワークフローを実現する配信機能、導入機器の利用許可を制御する認証機能などがそれにあたる。
これらの機能(以下「アプリケーション」と言う)は、導入機器の運用・保守を支援するために、例えば、ユーザ操作、実行処理、及び機器動作などの履歴を記録したログデータを出力する。しかし、各アプリケーションが出力するログデータは、アプリケーションが機能目的ごとに単独で開発されたソフトウェアにより実現されていることから、データ内の項目名(情報項目)や項目値(内容情報)が必ずしも統一されていない。これでは、ユーザが、導入機器の運用・保守を効率よく支援するために、ログデータを用いたサーバ機能の統合・管理を行うことが困難である(ログデータを有効な情報として利用しづらい)。
そこで、例えば特許文献1には、各種アプリケーションに対してログ出力のための統一されたインタフェースを提供してアプリケーション開発効率を上げ、多様な手段での出力方式及び出力手段拡張機能を有し、複数のアプリケーションのログ出力設定及びログの統合管理を一元的に行うことができるログ出力統合管理システムに係る技術が開示されている。
しかしながら、特許文献1に開示される従来の統合管理機能では、次のような問題が挙げられる。
1つは、情報項目を統一したことによる情報の欠落である。ログデータは、アプリケーションが実現する機能の目的に応じて異なるデータである。よって、ログデータには、各アプリケーション共通の情報項目以外に、アプリケーション固有の情報項目が含まれている。そのため、従来の方法では、各アプリケーション共通の項目のみでログデータを構成することになり、アプリケーション固有の情報が欠落してしまう。
もう1つは、内容情報を統一したことによる情報の見づらさである。例えば、アカウント情報の項目値(内容情報)には、「ユーザ名」や「ユーザID」と言った異なるデータ種の値や、「ユーザ名」や「User Name」と言った同じデータで項目名(情報項目)が異なるものがある。そのため、従来の方法では、閲覧情報(提供情報)に、ユーザ(情報を利用する側)が意図しない余分な情報が含まれてしまうことが考えられ、閲覧時の情報が見づらくなる。
このような点を考慮し、統合管理機能では、ユーザの要求に応じた情報提供を行うことが望ましい。
本発明は上記従来技術の問題点を鑑み提案されたものであり、その目的とするところは、ユーザ要求に応じて、複数のアプリケーションから出力されるログデータを用いた情報提供を行うことができる統合管理装置、統合管理システム、統合管理方法、統合管理プログラム、及びそのプログラムを記録した記録媒体を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る統合管理装置は、1又は複数のアプリケーションが機能する情報処理装置と、所定のデータ伝送路を介して接続される統合管理装置であって、前記アプリケーションから出力されたログデータを取得する取得手段と、前記ログデータの操作要求を受け付ける要求受付手段と、前記要求受付手段により受け付けた操作要求に応じて、前記取得手段により取得した前記アプリケーションごとに情報項目及び内容情報が異なる複数のログデータを統合し、提供情報を生成する情報生成手段と、前記情報生成手段により生成した提供情報を操作要求元に応答する応答手段と、を有し、前記情報生成手段は、前記要求受付手段により前記ログデータの操作要求として、アプリケーション共通の情報項目で構成される情報提供が指示された場合、前記取得手段により取得された1又は複数のログデータのうち、提供情報として指定された各ログデータにおけるアプリケーション共通の情報項目の内容情報を抽出し、抽出した情報を情報項目ごとに統合することで、提供情報を生成する。
このような構成によって、本発明に係る統合管理装置は、各アプリケーションから出力されたログデータを取得し、アプリケーションごとに管理する。統合管理装置は、ログデータの操作要求(情報提供要求)に応じて、アプリケーションごとに情報項目や内容情報が異なる複数のログデータを統合し提供情報を生成する。統合管理装置は、生成した提供情報を要求元に応答する。つまり、本発明に係る統合管理装置では、情報項目や内容情報を予め決められたフォーマットに従ってログ統合を行うのではなく、ユーザからの情報提供要求に応じて最適なログ統合を行う。
これによって、本発明に係る統合管理装置は、ユーザ要求に応じて、複数のアプリケーションから出力されるログデータを用いた情報提供を行うことができる。
上記目的を達成するため、本発明に係る統合管理システムは、1又は複数のアプリケーションが機能する情報処理装置と、前記アプリケーションから出力されるログデータを統合する統合管理装置とが、所定のデータ伝送路を介して接続される統合管理システムであって、前記統合管理装置が、前記情報処理装置から前記ログデータを取得する取得手段と、前記ログデータの操作要求を受け付ける要求受付手段と、前記要求受付手段により受け付けた操作要求に応じて、前記取得手段により取得した前記アプリケーションごとに情報項目及び内容情報が異なる複数のログデータを統合し、提供情報を生成する情報生成手段と、前記情報生成手段により生成した提供情報を操作要求元に応答する応答手段と、を有し、前記情報生成手段は、前記要求受付手段により前記ログデータの操作要求として、アプリケーション共通の情報項目で構成される情報提供が指示された場合、前記取得手段により取得された1又は複数のログデータのうち、提供情報として指定された各ログデータにおけるアプリケーション共通の情報項目の内容情報を抽出し、抽出した情報を情報項目ごとに統合することで、提供情報を生成する。
上記目的を達成するため、本発明に係る統合管理方法は、1又は複数のアプリケーションが機能する情報処理装置と、所定のデータ伝送路を介して接続される統合管理装置における統合管理方法であって、前記アプリケーションから出力されたログデータを取得する取得手順と、前記ログデータの操作要求を受け付ける要求受付手順と、前記要求受付手順により受け付けた操作要求に応じて、前記取得手順により取得した前記アプリケーションごとに情報項目及び内容情報が異なる複数のログデータを統合し、提供情報を生成する情報生成手順と、前記情報生成手順により生成した提供情報を操作要求元に応答する応答手順と、を有し、前記情報生成手順では、前記要求受付手順により前記ログデータの操作要求として、アプリケーション共通の情報項目で構成される情報提供が指示された場合、前記取得手順により取得された1又は複数のログデータのうち、提供情報として指定された各ログデータにおけるアプリケーション共通の情報項目の内容情報を抽出し、抽出した情報を情報項目ごとに統合することで、提供情報を生成する。
このような手順によって、本発明に係る統合管理方法は、各アプリケーションから出力されたログデータを取得後、アプリケーションごとに管理し、ログデータの操作要求(情報提供要求)に応じて、アプリケーションごとに情報項目や内容情報が異なる複数のログデータを統合し提供情報を生成後、生成した提供情報を要求元に応答すると言う動作を実現する。
これによって、本発明に係る統合管理方法は、ユーザ要求に応じて、複数のアプリケーションから出力されるログデータを用いた情報提供が可能な環境を提供できる。
本発明によれば、情報提供要求に応じて、アプリケーションごとに情報項目や内容情報が異なる複数のログデータを最適に統合し、提供情報を動的に生成することで、ユーザ要求に応じて、複数のアプリケーションから出力されるログデータを用いた情報提供を行うことが可能な統合管理装置、統合管理システム、統合管理方法、統合管理プログラム、及びそのプログラムを記録した記録媒体を提供することができる。
本発明の第1の実施形態に係る統合管理システムの構成例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る統合管理装置のハードウェア構成例を示す図である。 従来のログデータを閲覧する環境を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るログ統合管理機能の構成例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るログデータの取得・保存を行う処理手順例を示すシーケンス図である。 本発明の第1の実施形態に係る出力ログ及び保存ログの例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るログデータの操作要求に応じた情報提供を行う処理手順例を示すシーケンス図である。 本発明の第1の実施形態に係る提供情報の例(その1)を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る提供情報の例(その2)を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係るログ統合管理機能の構成例を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係るログデータの操作要求に応じて情報提供を行う処理手順例(最初の操作要求時)を示すシーケンス図である。 本発明の第2の実施形態に係る保存ログの例を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係るログ統合項目の設定画面例(その1)を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る統合項目設定情報の例(その1)を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る提供情報を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係るログ統合項目の設定画面例(その2)を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る統合項目設定情報の例(その2)を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係るログデータの操作要求に応じて情報提供を行う処理手順例(2回目以降の操作要求時)を示すシーケンス図である。 本発明の変形例に係る統合管理システムの構成例(その1)を示す図である。 本発明の変形例に係るログ統合管理機能の構成例(その1)を示す図である。 本発明の変形例に係る統合管理システムの構成例(その2)を示す図である。 本発明の変形例に係るログ統合管理機能の構成例(その2)を示す図である。
以下、本発明の好適な実施の形態(以下「実施形態」と言う)について、図面を用いて詳細に説明する。
[第1の実施形態]
<システム構成>
まず、複数のサーバ機能を統合・管理するシステムの構成について説明する。
図1は、本実施形態に係る統合管理システム1の構成例を示す図である。
図1には、各種ソフトウェアを搭載したサーバA300a,サーバB300b,サーバN300nなどの複数のサーバ(情報処理装置)300と、ユーザが情報閲覧や操作要求を行うユーザ端末A200a,ユーザ端末B200b,ユーザ端末N200nなどの複数のユーザ端末(情報処理装置)200との間に、統合管理装置(統合管理サーバ)100が介在する統合管理システム1の構成例が示されている。このような構成により、統合管理装置100は、ユーザに対して、サーバ300が個々に提供する機能(アプリケーション)を統合・管理でき、一元的なサービス提供を実現する。つまり、ユーザは、ユーザ端末200を介して統合管理装置100にアクセスすることで、システム上で機能する各種アプリケーションにより提供されるサービスを受けることができる。
よって、各アプリケーションから出力されるログデータの統合は、統合管理装置100により行われ、統合管理装置100は、ユーザに対して、一元化されたログ管理に係るサービス(ログ統合管理機能)を提供することができる。
なお、図1には、システム内に複数のサーバ300が設置されている例を示したが、この構成に本発明は限定されるものではない。ログデータを出力するアプリケーションは、ソフトウェアにより実現される。そのため、1つのサーバ300内に、複数のソフトウェアをインストールすることで、複数のアプリケーションを機能させることも可能である。つまり、1つのサーバ300が、アプリケーションにより複数の機能を提供する環境も考えられる。
また、上記では、サーバ300を情報処理装置として説明を行ったが、この限りでない。例えば、サーバ300は、情報処理装置の他、MFPやLPと言った画像処理装置などの機器であってもよい。よって、以降では、「サーバ」により説明を行うが、この「サーバ」には、上記機器も含まれる。
<ハードウェア構成>
次に、上記ログ統合管理機能が動作する統合管理装置100のハードウェア構成について説明する。
図2は、本実施形態に係る統合管理装置100のハードウェア構成例を示す図である。
図2に示すように、統合管理装置100は、入力装置101、表示装置102、ドライブ装置103、RAM(Random Access Memory)104、ROM(Read Only Memory)105、CPU(Central Processing Unit)106、インタフェース装置107、及びHDD(Hard Disk Drive)108などを備え、それぞれがバスBで相互に接続されている。
入力装置101は、キーボード及びマウスなどを含み、統合管理装置100に各操作信号を入力するのに用いられる。表示装置102は、ディスプレイなどを含み、統合管理装置100による処理結果(例えば「ログ統合管理に係る情報」)などを表示する。
インタフェース装置107は、統合管理装置100をネットワークなどの所定のデータ伝送路に接続するインタフェースである。よって統合管理装置100は、インタフェース装置107を介して、ユーザ端末200やサーバ300とデータ通信を行うことができる。
HDD108は、各種プログラム及びデータを格納している不揮発性の記憶装置である。格納されるプログラム及びデータには、例えば、統合管理装置100全体を制御する情報処理システム(例えば「Windows(登録商標)」や「UNIX(登録商標)」などの基本ソフトウェアであるOS(Operating System))、及び情報処理システム上において各種機能(例えば「ログ統合管理機能」)を提供するアプリケーションなどがある。また、HDD108は、格納している上記プログラム及びデータを、所定のファイルシステム及び/又はDB(Data Base)により管理している。
ドライブ装置103は、着脱可能な記録媒体103aとのインタフェースである。これにより、統合管理装置100は、ドライブ装置103を介して、記録媒体103aの読み取り及び/又は書き込みを行うことができる。
ROM105は、電源を切っても内部データを保持することができる不揮発性の半導体メモリ(記憶装置)である。ROM105には、統合管理装置100が起動されるときに実行されるBIOS(Basic Input/Output System)や、統合管理装置100のシステム設定及びネットワーク関連設定などのデータが格納されている。
RAM104は、上記各種記憶装置から読み出されたプログラム及びデータを一時保持する揮発性の半導体メモリ(記憶装置)である。CPU106は、上記RAM104上に読み出したプログラムを実行することにより、統合管理装置100の全体制御及び各種搭載機能の動作を実現する。
このようなハードウェア構成により、統合管理装置100は、例えば、HDD108からRAM104上に読み出したプログラム(搭載機能を実現するソフトウェア部品)をCPU106により実行し、搭載機能を実現することができる。
また、統合管理装置100は、上記ハードウェア構成からも分かるようにPC(Personal Computer)などと略同一の構成をしている。
<ログ統合管理機能>
本実施形態に係るログ統合管理機能について説明する。
本実施形態に係る統合管理装置100では、各アプリケーションから出力されたログデータを取得し、アプリケーションごとに管理する。統合管理装置100は、ログデータの操作要求(情報提供要求)に応じて、アプリケーションごとに情報項目や内容情報が異なる複数のログデータを統合し提供情報を生成する。統合管理装置100は、生成した提供情報を要求元に応答する。統合管理装置100は、このようなログ統合管理機能を有している。
ここで、従来の情報提供方法について説明する。
図3は、従来のログデータを閲覧する環境を示す図である。図3に示すように、従来、ユーザは、目的に応じて、ユーザ端末200からサーバ300にアクセスすることで、アプリケーションから出力されるログデータの閲覧を行っている。つまり、ユーザは、閲覧したいログデータに応じて、アクセス先を選択しなければならない。このように、従来の情報提供方法では、ユーザが「アプリケーションがどのようなログデータを出力するのか」や、「アプリケーションがどのサーバで機能しているのか」などの情報提供リソースを把握していることを前提としており、ユーザにとって煩雑なものであった。
これに対して、統合管理装置100を用いて、各アプリケーションから出力されるログデータを統合・管理し、情報提供に係る機能を集約することで、ユーザは、上記情報提供リソースを把握しておく必要がなく、簡便にログデータを閲覧することができる。
しかし、各アプリケーションが出力するログデータは、アプリケーションが機能目的ごとに単独で開発されたソフトウェアにより実現されていることから、データ内の項目名(情報項目)や項目値(内容情報)が必ずしも統一されていない。
そのため、各種アプリケーションに対してログ出力のための統一されたインタフェースを提供する技術が提案されているが、情報項目を統一したことによる情報の欠落や内容情報を統一したことによる情報の見づらさなどの問題が生じる。
そこで、本実施形態に係る統合管理装置100では、上記ログ統合管理機能により、情報提供要求に応じて、アプリケーションごとに情報項目や内容情報(データフォーマット)が異なる複数のログデータを統合し、提供情報を動的に生成する。つまり、本実施形態に係るログ統合管理機能では、予め決めておいた提供インタフェース(情報項目や内容情報が統一されたフォーマット)を用いて複数のログデータを統合するものではない。本実施形態に係るログ統合管理機能は、アプリケーションごとに情報項目や内容情報が異なる複数のログデータ同士を、ユーザからの情報提供要求に応じて統合するものである。
これによって、本実施形態に係る統合管理装置100は、情報の欠落や見づらさが生じないようにユーザから要求された情報提供要求に応じて、複数のアプリケーションから出力されるログデータを用いた情報提供を行うことができる。
以下に、本実施形態に係るログ統合管理機能の構成とその動作について説明する。
図4は、本実施形態に係るログ統合管理機能の構成例を示す図である。
まず、統合管理装置100が有する機能を説明する前に、統合管理システム1において、統合管理装置100と連係動作するユーザ端末200及びサーバ300が有する機能について説明する。
図4に示すように、ユーザ端末200は、ログ操作要求部21及びログ表示部22などを有している。これらは、ユーザ端末200上で動作する閲覧ソフトウェア(例えば「ブラウザ」)により実現される機能部である。
ログ操作要求部21は、例えば、画面上に表示されたGUI(Graphical User Interface)により受け付けた、ユーザからのログデータの操作要求(情報提供要求)を、所定のデータ伝送路を介して統合管理装置100に通知する機能部である。
ログ表示部22は、操作要求に対して、所定のデータ伝送路を介して統合管理装置100から応答された提供情報を画面上に表示する機能部である。
ユーザ端末200は、これらの機能部を有することにより、統合管理装置100から操作要求に応じた情報提供を受けることができる。
また、サーバ300は、ログ作成部41及びログ送信部42などを有している。これらは、サーバ300上で動作する各アプリケーションソフトウェア(例えば「機器管理ソフト」、「配信ソフト」、又は「認証ソフト」)により実現される機能部である。
ログ作成部41は、例えば、アプリケーションにおけるユーザ操作、実行処理、及び機器動作などの履歴を記録したログデータを作成する機能部である。
ログ送信部42は、所定のデータ伝送路を介して統合管理装置100に、ログ作成部41により作成されたログデータを送信する機能部である。
サーバ300は、これらの機能部を有することにより、統合管理装置100に対して各種アプリケーションから出力されたログデータを提供することができる。
ここから、統合管理装置100が有する機能を説明する。
図4に示すように、統合管理装置100は、ログ取得部31、ログ保持部32、ログ操作受付部33、ログ統合部34、及び情報提供部35などを有している。
ログ取得部31は、所定のデータ伝送路を介してサーバ300が有するログ送信部42から送信されたログデータを取得する機能部である。なお、ログ取得部31がサーバ300からログデータを取得する方法は、この限りでない。例えば、サーバ300にログデータの取得を要求し、応答としてログ送信部42から送信されたログデータを取得する方法でもよい。ログデータの取得方法については、統合管理装置100とサーバ300とを接続するデータ伝送路の通信状態や通信容量などに応じて決定すればよい。
ログ保持部32は、ログ取得部31により取得したログデータを所定の記憶領域に保持する機能部である。つまり、ログ保持部32は、統合管理装置100が備える記憶装置(例えば「HDD」)の記憶領域にあたる。なお、ログデータを保持する記憶領域は、揮発性、不揮発性を問わない。統合管理装置100に電源が投入された状態で、取得したログデータを保持可能な状態であればよい。ログ保持部32は、取得したログデータを、作成したアプリケーションごとに保持する。ログ保持部32によるデータ保持形態の具体例については、動作説明(処理手順説明)の中で後述する。本実施形態では、この機能部により、取得したログデータをアプリケーションごとに管理する。
ログ操作受付部33は、所定のデータ伝送路を介してユーザ端末200が有するログ操作要求部21から要求されたログデータの操作要求(情報提供要求)を受け付ける機能部である。
ログ統合部34は、ログ操作受付部33により受け付けたログデータの操作要求(情報提供要求)に基づき、ログ保持部32にアクセスし、該当する複数のログデータを統合し、提供情報を生成する機能部である。つまり、ログ統合部34は、ログデータの操作要求(情報提供要求)に応じて、アプリケーションごとに情報項目や内容情報が異なる複数のログデータを統合する。ログ統合部34によるログ統合・提供情報生成方法の具体例については、動作説明(処理手順説明)の中で後述する。本実施形態では、この機能部により、情報提供要求に応じて、アプリケーションごとに情報項目や内容情報(データフォーマット)が異なる複数のログデータを統合し、提供情報を動的に生成する。
情報提供部35は、所定のデータ伝送路を介してログデータの操作要求元(情報提供要求元)であるユーザ端末200に、ログ統合部34により生成された提供情報を送信する機能部である。
このように、本実施形態に係るログ統合管理機能は、上記各機能部が連係動作することにより実現される。
次に、ログ統合管理機能の詳細な動作(機能部群の連係動作)について、処理手順を示すシーケンス図を用いて説明する。
ログ統合管理機能は、統合管理装置100に搭載(インストール)されるプログラム(ログ統合管理に係るソフトウェア部品)が、CPU106により、格納先(例えば「ROM」)からRAM104上に読み出され、以下の処理が実行されることで実現される。
なお、以降には、ログ統合管理に係る処理を「ログデータの取得・保存を行う処理」(処理1)と「ログデータの操作要求に応じた情報提供を行う処理」(処理2)とに分けて順に説明する。また、以降の説明では、アプリケーションから出力されるログデータを、ユーザ操作の履歴を記録したデータとする。
《処理1》
図5は、本実施形態に係るログデータの取得・保存を行う処理手順例を示すシーケンス図である。
図5に示すように、サーバ300では、アプリケーションが機能することにより、次のようなログデータの作成・送信処理が行われる。
ログ作成部41は、アプリケーションにおいてユーザが行った各種操作の履歴を記録した操作ログ(ログデータ)を作成する(ステップS101)。このときログ作成部41は、例えばユーザが操作を開始されてから一連の処理が終了したタイミングで操作ログを作成する。ログ作成部41は、作成したログをログ送信部42へと渡し、ログの送信を要求する(ステップS102)。
ログ送信部42は、所定のデータ伝送路を介して、受け取ったログを統合管理装置100へと送信する(ステップS103)。このときログ送信部42は、予め設定しておいた送信先情報(例えば「統合管理装置のIPアドレス」)に基づき、ログを送信する。
一方、統合管理装置100では、ログ統合管理に係るソフトウェアが動作することにより、次のようなログデータの取得・保存処理が行われる。
統合管理装置100では、ログ取得部31によるポーリング処理により、サーバ300から送信されるログデータの受信待ちを行う。よって、上記ステップS103により、サーバ300からログデータが送信されると、ログ取得部31がログデータを受信し取得する。
ログ取得部31は、取得したログデータをログ保持部32に格納する(ステップS104)。その結果、ログ保持部32は、ログデータを所定の記憶領域に保持し、所定のデータ保持形態で保存する(ステップS105)。
図6は、本実施形態に係る出力ログ51及び保存ログ61の例を示す図である。
図6(A)及び(B)には、機能A,機能Bを実現する各アプリケーションの出力ログ51の例を示す図である。また、図6(C)には、これらの出力ログ51を保存した保存ログ61の例を示す図である。
出力ログ51(アプリケーションから出力されるログデータ)は、主に、情報項目の名称を示す「項目名」と項目ごとの内容情報である「項目値」とが関連付けられた構成となっている。また、出力ログ51の情報項目には、各アプリケーション共通の項目と、アプリケーション固有の項目とがある。
例えば、図6(A)及び(B)に示す出力ログ51a,51bの例では、機能A及び機能Bで共通する情報項目に「Account Name(アカウント情報)」、「Start Time(操作開始時間情報)」、「End Time(操作終了時間情報)」、「Device Name(利用機器情報)」、及び「Message(実行処理の説明情報)」などがある。一方、機能Aに固有の情報項目として「Document Name(処理対象の文書情報)」及び「Destination(保存先情報)」、機能Bに固有の情報項目として「Template Name(利用テンプレート情報)」がある。
ログ送信部42は、上記ステップS103において、アプリケーションごとに情報項目や内容情報が異なる上記出力ログ51を統合管理装置100に送信する。
このようにして送信された出力ログ51は、ログ保持部32により、例えば図6(C)に示すようなデータ保持形態で保存される。
保存ログ61も、出力ログ51と同様、主に、「項目名」と「項目値」とが関連付けられた構成となっている。さらに、保存ログ61では、「項目名」に対して、アプリケーションごとの該当「項目値」が関連付けられた構成となっている。
例えば、図6(C)に示す保存ログ61の例では、機能A及び機能Bで共通する情報項目「Account Name」に対して、機能Aの内容情報[USER01]と機能Bの内容情報[TARO]とが関連付けられている。一方、機能Aに固有の情報項目「Document Name」に対しては、機能Aの内容情報[Specification.doc]のみが関連付けられている。これは、情報項目「Document Name」が機能A固有の項目であり機能Bの出力ログ51bには、情報項目「Document Name」に対応する内容情報が含まれていないためである。逆の場合も同様に、機能Bに固有の情報項目「Template Name」に対しては、機能Bの内容情報[Template01]のみが関連付けられている。
ログ保持部32は、上記ステップS105において、取得した出力ログ51を保存し、ログデータを作成したアプリケーションごとにこれらの情報を管理する。
《処理2》
図7は、本実施形態に係るログデータの操作要求に応じた情報提供を行う処理手順例を示すシーケンス図である。
図7に示すように、ユーザ端末200では、動作中の閲覧ソフトウェアから情報提供を要求する指示を受け付けることにより、ログデータの操作要求処理が行われる。
ログ操作要求部21は、画面上に表示された所定のGUIを介して、ユーザからの操作要求を受け付ける(ステップS201)。このときログ操作要求部21は、ログデータを閲覧するための情報提供指示に係る情報(提供情報指定)を得る。ログ操作要求部21は、所定のデータ伝送路を介して、受け付けた情報(情報提供指示に係る情報)を統合管理装置100に送信し、操作要求を行う(ステップS202)。このときログ操作要求部21は、予め設定しておいた送信先情報(例えば「統合管理装置のIPアドレス」)に基づき、情報提供指示に係る情報を送信する。
一方、統合管理装置100では、ログ統合管理に係るソフトウェアが動作することにより、次のような情報提供処理が行われる。
統合管理装置100では、ログ操作受付部33によるポーリング処理により、ユーザ端末200から送信される情報提供指示に係る情報の受信待ちを行う。よって、上記ステップS202により、ユーザ端末200から情報提供指示に係る情報が送信されると、ログ操作受付部33がログデータの操作要求を受け付けたと判断する。
ログ操作受付部33は、受け付けた操作要求に従ってログ統合部34に指示する(ステップS203)。このときログ操作受付部33は、受信情報に基づき、ログ統合部34に情報提供要求に応じたログ統合を指示する。
ログ統合部34は、ログ保持部32にアクセスし、受信情報(ログ操作受付部33により受け取った情報提供指示に係る情報)に含まれる提供情報指定に基づき、保存ログ61を参照する(ステップS204)。その結果、ログ統合部34は、参照結果として提供情報指定に該当する保存ログ61を取得する(ステップS205)。
ログ統合部34は、情報提供要求に応じて、取得ログの統合を行い、提供情報を生成する(ステップS206)。
ここで、情報提供要求に応じたログ統合・提供情報生成処理について、統合されたデータ例を示す図を用いて説明する。
図8及び図9は、本実施形態に係る提供情報の例(その1,2)を示す図である。
ログ統合部34は、取得した提供情報指定に該当する保存ログ61を、情報提供要求に応じてログ統合し、例えば図8及び図9に示すような提供情報71を生成する。
図8には、ログ統合部34に提供情報として機能Aの出力ログ51a及び機能Bの出力ログ51bが指定された場合に、ログ統合後に生成された提供情報71の例が示されている。さらに、図8(A)には、ログ統合部34にアプリケーション共通の情報項目及び固有の情報項目の両方を含む情報提供が要求(ログ統合が指定)された場合に生成された提供情報71の例が示されている。一方、図8(B)には、ログ統合部34にアプリケーション共通の情報項目のみの情報提供が要求された場合に生成された提供情報71の例が示されている。
ログ統合部34は、アプリケーション単位の提供情報指定に基づき、ログ保持部32の保存ログ61から情報項目の内容情報(項目値)を抽出する。つまり、ログ統合部34は、指定された各アプリケーションの出力ログ51を保存ログ61から取得する。ログ統合部34は、抽出した内容情報のうち、ログ操作受付部33により受け付けたログデータの操作要求(情報提供要求)に応じた情報を情報項目ごとに関連付けてログ統合を行い、閲覧レイアウト(例えば「リスト形式」)に従って提供情報71を生成する。
例えば、図8(B)に示すように、機能A及び機能B共通の情報項目のみの情報提供が要求された場合には、ログ統合部34は、次のようなログ統合処理を行う。ログ統合部34は、保存ログ61から抽出された、機能A及び機能B共通の情報項目及び固有の情報項目の両方を含む出力ログ51a,61bから、共通の情報項目「Account Name」、「Start Time」、「End Time」、「Device Name」、及び「Message」に対応する項目値のみを、情報項目ごとに関連付けてログ統合を行う。
また、ログ統合部34は、次のようなログ統合・情報提供生成処理も行える。
図9(B)には、ログ統合部34に情報項目「Account Name」の内容情報(項目値)[TARO]を含む出力ログ51が提供情報として指定された場合に、ログ統合後に生成された提供情報71の例が示されている。
ログ統合部34は、内容情報によるアプリケーション単位の提供情報指定に基づき、ログ保持部32の保存ログ61から、該当する出力ログ51の各情報項目の内容情報を抽出する。つまり、ログ統合部34は、指定された内容情報を含む各アプリケーションの出力ログ51を保存ログ61から取得する。
例えば、ログ保持部32が図9(A)に示す機能A,B,Cの出力ログ51を含む保存ログ71を保持しているとする。この場合、ログ統合部34は、項目値の指定に基づき、保存ログ61のうち、情報項目「Account Name」の内容情報が[TARO]である機能B及び機能Cの出力ログ51を特定する。ログ統合部34は、保存ログ61から、特定した出力ログ51の情報項目の内容情報を抽出する。ログ統合部34は、抽出した内容情報のうち、ログ操作受付部33により受け付けたログデータの操作要求(アプリケーション共通の情報項目及び固有の情報項目の両方を含む情報提供要求)に応じた情報を情報項目ごとに関連付けてログ統合を行い、リスト形式の閲覧レイアウトに従って提供情報71を生成する。
図7の説明に戻る。ログ統合部34は、生成した提供情報71を情報提供部35に渡し、提供情報71の送信を要求する(ステップS207)。
情報提供部35は、所定のデータ伝送路を介して、受け取った提供情報71を情報提供要求元のユーザ端末200に送信する(ステップS208)。このとき情報提供部35は、情報提供要求元に対応する送信先情報(例えば「ユーザ端末のIPアドレス」)に基づき、提供情報71を送信する。
ユーザ端末200では、閲覧ソフトウェアにより、統合管理装置100から送信される提供情報71を受信する。よって、上記ステップS208により、統合管理装置100から提供情報71が送信されると、ログ表示部22が受信情報を画面に表示する(ステップS209)。
<まとめ>
以上のように、本実施形態に係る統合管理装置100によれば、ログ取得部31により、各アプリケーションの出力ログ51を取得し、ログ保持部32で保存ログ61としてアプリケーションごとに管理する。統合管理装置100は、ログ統合部34により、出力ログ51の操作要求(情報提供要求)に応じて、アプリケーションごとに情報項目や内容情報が異なる複数の出力ログ51を統合し提供情報71を生成する。このときログ統合部34では、次のようなログ統合・提供情報生成処理が行われる。ログ統合部34は、アプリケーション単位の提供情報指定に基づき、ログ保持部32の保存ログ61から情報項目の内容情報(項目値)を抽出する。ログ統合部34は、抽出した内容情報のうち、ログ操作受付部33により受け付けたログデータの操作要求(情報提供要求)に応じた情報を情報項目ごとに関連付けてログ統合を行い、閲覧レイアウトに従って提供情報71を生成する。統合管理装置100は、情報提供部35により、生成した提供情報71を要求元に応答する。
これによって、本実施形態に係る統合管理装置100では、ユーザが提供情報71の項目構成を制御可能な環境を提供している。また、統合管理装置100では、アプリケーションごとに情報項目や内容情報が異なる複数の出力ログ51を、そのままのデータフォーマットでログ統合・提供情報生成処理が行える。
その結果、本実施形態に係る統合管理装置100は、ユーザ要求に応じて、複数のアプリケーションから出力される出力ログ51を用いた情報提供を行うことができる。
[第2の実施形態]
第1の実施形態で述べたように、統合管理装置では、情報提供時のログ統合・提供情報生成処理をユーザが制御可能な構成となっている。そのため、ユーザがログデータの閲覧を行う際に、情報提供に係る各種設定が行える。その中には、例えば、提供情報に係る項目名(情報項目)や項目値(内容情報)の統合設定などがある。
そこで、本実施形態では、一度行ったユーザ設定を記憶し、次回の閲覧時から記憶しておいたユーザ設定に基づくログ統合を行い、より簡便に情報を提供する。これにより、ユーザ操作に係る煩雑さが軽減され、閲覧の利便性が向上する。
なお、以降の本実施形態に係る説明では、第1の実施形態と同じ点について同一符号を付してその説明を省略し、異なる点についてのみ行う。
<ログ統合管理機能>
図10は、本実施形態に係るログ統合管理機能の構成例を示す図である。
図10に示すように、機能構成における第1の実施形態との違いは、設定保持部36を有する点である。
設定保持部36は、ユーザが行った情報提供に係る各種設定を所定の記憶領域に保持する機能部である。つまり、設定保持部36は、ログ保持部32と同様、統合管理装置100が備える記憶装置(例えば「HDD」)の記憶領域にあたる。なお、設定を保持する記憶領域は、揮発性、不揮発性を問わない。統合管理装置100に電源が投入された状態で、情報提供に係る設定を保持可能な状態であればよい。設定保持部36は、情報提供に係る設定を、設定したユーザごとに保持する。設定保持部36による設定保持形態の具体例については、動作説明(処理手順説明)の中で後述する。本実施形態では、この機能部により、情報提供に係る設定をユーザごとに管理する。
また、情報提供に係る設定は、ログ統合部34により設定保持部36に格納される。情報提供に係る設定は、ユーザ端末200が有するログ操作要求部21により、統合管理装置100にログデータの操作要求(情報提供要求)されるときに、情報提供指示に係る情報として送信される。
ログ統合部34は、ユーザにとって最初のログ統合・提供情報生成処理を行うときに、ログ操作受付部33により受け取った情報提供指示に係る情報から設定情報を取得し、設定保持部36に格納する。また、ログ統合部34は、ユーザにとって2回目以降のログ統合・提供情報生成処理を行うときに、設定保持部36にアクセスし、情報提供に係る設定を参照し、参照結果に基づく処理を行う。ログ統合部34によるログ統合・提供情報生成方法の具体例については、動作説明(処理手順説明)の中で後述する。
よって、ユーザ端末200では、例えば、閲覧ソフトウェアにより、操作要求を一度行っているユーザ(設定保持部36に設定情報が保持されているユーザ)に対して、既存の設定を提示し、その内容を確認させるだけで、ログデータを閲覧可能な環境が提供できる。その結果、ユーザは、2回目以降のログデータの操作要求において同じ設定でよければ、再度、情報提供に係る各種設定を行う必要がない。
このように、本実施形態に係るログ統合管理機能は、上記各機能部が連係動作することにより実現される。
次に、ログ統合管理機能の詳細な動作(機能部群の連係動作)について、処理手順を示すシーケンス図を用いて説明する。
ログ統合管理機能は、統合管理装置100に搭載(インストール)されるプログラム(ログ統合管理に係るソフトウェア部品)が、CPU106により、格納先(例えば「ROM」)からRAM104上に読み出され、以下の処理が実行されることで実現される。
なお、以降には、ログ統合管理に係る処理のうち、第1の実施形態の処理手順と異なる「ログデータの操作要求に応じた情報提供を行う処理」(処理2)についてのみ説明する。
さらに「ログデータの操作要求に応じた情報提供を行う処理」(処理2)は、「ユーザにとって最初の操作要求」と、「2回目以降の操作要求」とで処理が異なる。よって、「ユーザの最初の操作要求に応じた情報提供を行う処理」(処理2−1)と「2回目以降の操作要求に応じた情報提供を行う処理」(処理2−2)とに分けて順に説明する。
また、以降の説明では、アプリケーションから出力されるログデータを、ユーザ操作の履歴を記録したデータとする。
《処理2−1》
図11は、本実施形態に係るログデータの操作要求に応じて情報提供を行う処理手順例(最初の操作要求時)を示すシーケンス図である。
図11に示すように、ユーザ端末200では、動作中の閲覧ソフトウェアから情報提供を要求する指示を受け付けることにより、ログデータの操作要求処理が行われる。
ログ操作要求部21は、画面上に表示された所定のGUIを介して、ユーザからの操作要求を受け付ける(ステップS301)。このときログ操作要求部21は、ログデータを閲覧するための情報提供指示に係る情報(提供情報指定,統合項目設定,ユーザ識別)を得る。上記「統合項目設定」は、情報提供に係る設定の1つであり、統合項目指定を示す設定情報である。また、上記「ユーザ識別」は、ユーザの識別情報である。
ここで、ユーザが行う上記統合項目設定について説明する。
図12は、本実施形態に係る保存ログ61の例を示す図である。
例えば、ユーザが、図12に示す保存ログ61の提供情報71を指定し、さらにユーザ識別に係る情報項目の統合を設定する場合、次のような操作で統合項目設定を行う。
まず、ユーザは、閲覧ソフトウェアにより提示される保存ログ61の一覧から、統合する情報項目を選択する。図12には、データ種が同じで項目名が異なる統合対象の情報項目R(「User ID」と「ユーザID」の情報項目R1,「User Name」と「ユーザ名」の情報項目R2)が選択された例が示されている。
このように、統合対象の情報項目が選択されると、閲覧ソフトウェアにより、例えば図13に示すような設定画面がユーザに提示される。
図13は、本実施形態に係るログ統合項目の設定画面例(その1)を示す図である。
図13に示す設定画面には、ユーザが選択した統合対象の情報項目R(複数の情報項目R1,R2)がプルダウンメニューM(メニューM1,M2)として表示される例が示されている。プロダウンメニューMは、統合対象の情報項目Rの選択数に応じて表示される。ユーザは、このような設定画面を介して、データ種が同じで項目名が異なる情報項目をどの項目名で統一するかを指定(統一項目名を指定)できる。なお、図13に示す設定画面例では、メニューMから統一項目名を指定する例が示されているが、この限りでない。例えば、統一項目名の指定は、テキストボックス(非図示)などを介して、任意の項目名を入力させ指定させてもよい。
アプリケーション(ログを出力する機能)が異なると、項目値(内容情報)が同じデータ種であっても、項目名(情報項目)の表現が異なる場合があり、一覧表示を行った場合、情報を見づらくすることがある。例えば、項目名「User ID」及び「ユーザID」では、同じデータ種のユーザを識別する数値が項目値として含まれる。また、項目名「User Name」及び「ユーザ名」では、ユーザの名前を示す文字列が項目値をとして含まれる。その他にも、例えば、項目名「Machine Name」,「Device Name」,及び「機器名」や、項目名「End Time」,「Finish Time」,「終了時間」などが考えられる。このような場合、ユーザは、上記操作により統合対象を選択することで、同じデータ種の項目値を統一した項目名に統合することができる。
統合項目設定は、ログ統合部34が、アプリケーションごとに情報項目や内容情報が異なる複数の出力ログ51をログ統合するときに参照される設定である。つまり、ログ統合部34は、統合項目設定に従ってログ統合・提供情報生成処理を行う。ログ統合・提供情報生成処理の詳細については、ステップS308にて後述する。
図11の説明に戻る。ログ操作要求部21は、所定のデータ伝送路を介して、受け付けた情報(情報提供指示に係る情報)を統合管理装置100に送信し、操作要求を行う(ステップS302)。このときログ操作要求部21は、予め設定しておいた送信先情報に基づき、情報提供指示に係る情報を送信する。
一方、統合管理装置100では、ログ統合管理に係るソフトウェアが動作することにより、次のような情報提供処理が行われる。
統合管理装置100では、ログ操作受付部33によるポーリング処理により、ユーザ端末200から送信される情報提供指示に係る情報の受信待ちを行う。よって、上記ステップS302により、ユーザ端末200から情報提供指示に係る情報が送信されると、ログ操作受付部33がログデータの操作要求を受け付けたと判断する。
ログ操作受付部33は、受け付けた操作要求に従ってログ統合部34に指示する(ステップS303)。このときログ操作受付部33は、受信情報に基づき、ログ統合部34に情報提供要求に応じたログ統合を指示する。
ログ統合部34は、受信情報(ログ操作受付部33により受け取った情報提供指示に係る情報)から統合項目設定情報を取得し、設定保持部36に格納する(ステップS304)。その結果、設定保持部36は、取得した統合項目設定情報を所定の記憶領域に保持し、所定のデータ保持形態で保存する(ステップS305)。
図14は、本実施形態に係る統合項目設定情報81の例(その1)を示す図である。
設定保持部36が保持する統合項目設定情報81は、主に、「ユーザ識別」と「統合項目設定」とが関連付けられた構成となっている。
例えば、図14に示す統合項目設定情報81の例では、ユーザ識別[User01]に、ユーザが指定した統一項目名「User ID」及び「User Name」が関連付けられている。
設定保持部36は、上記ステップS305において、取得した統合項目設定情報81を保存し、情報提供に係る設定を行ったユーザごとにこれらの情報を管理する。
図11の説明に戻る。ログ統合部34は、ログ保持部32にアクセスし、受信情報に含まれる提供情報指定に基づき、保存ログ61を参照する(ステップS306)。その結果、ログ統合部34は、参照結果として提供情報指定に該当する保存ログ61を取得する(ステップS307)。
ログ統合部34は、情報提供要求に応じて、取得ログの統合を行い、提供情報を生成する(ステップS308)。このときログ統合部34は、統合項目設定によるアプリケーション単位の提供情報指定に基づき、ログ保持部36の保存ログ61から、該当する出力ログ51の各情報項目の内容情報を抽出する。つまり、ログ統合部34は、指定された内容情報を含む各アプリケーションの出力ログ51を保存ログ61から取得する。
例えば、ログ統合部34は、統合項目設定として、統合対象の情報項目R1,R2が選択され、それぞれの統一項目名「User ID」及び「User Name」がメニューMにより指定されていた場合、次のようなログ統合・提供情報生成処理を行う。ログ統合部34は、統合項目設定に基づき、保存ログ61のうち、情報項目「User ID」又は「ユーザID」、情報項目「User Name」又は「ユーザ名」を含む出力ログ51を特定する。ログ統合部34は、保存ログ61から、特定した出力ログ51の情報項目の内容情報を抽出する。ログ統合部34は、抽出した内容情報のうち、ログ操作受付部33により受け付けたログデータの操作要求に応じた情報を、統一項目名「User ID」及び「User Name」ごとに関連付けてログ統合を行い、リスト形式の閲覧レイアウトに従って提供情報71を生成する。
図15は、本実施形態に係る提供情報71を示す図である。
図15には、上記ログ統合により生成された提供情報71の例が示されている。
図15に示すように、ログ統合部34は、情報項目「User ID」又は「ユーザID」を含む出力ログ51の抽出内容情報(抽出項目値)を、項目名「User ID」で統一し、統合する。また、ログ統合部34は、情報項目「User Name」又は「ユーザ名」を含む出力ログ51の抽出内容情報(抽出項目値)を、項目名「User Name」で統一し、統合する。
図11の説明に戻る。ログ統合部34は、生成した提供情報71を情報提供部35に渡し、提供情報71の送信を要求する(ステップS309)。
情報提供部35は、所定のデータ伝送路を介して、受け取った提供情報71を情報提供要求元のユーザ端末200に送信する(ステップS310)。このとき情報提供部35は、情報提供要求元に対応する送信先情報に基づき、提供情報71を送信する。
ユーザ端末200では、閲覧ソフトウェアにより、統合管理装置100から送信される提供情報71を受信する。よって、上記ステップS310により、統合管理装置100から提供情報71が送信されると、ログ表示部22が受信情報を画面に表示する(ステップS311)。
また、次のようなログ統合も考えられる。
図16は、本実施形態に係るログ統合項目の設定画面例(その2)を示す図である。
ユーザは、図16に示すような設定画面を介して、統合対象の情報項目を選択し、さらに選択した情報項目の内容情報(項目値)を、任意の情報項目(項目名)で統一する設定(統一項目名の設定)が行える。
アプリケーション(ログを出力する機能)が異なると、項目値(内容情報)がもつ意味が同じであっても、項目値(内容情報)のデータ種が異なる場合があり、一覧表示を行った場合、情報を見づらくすることがある。例えば、項目名「User ID」及び「User Name」には、異なるデータ種であるユーザを識別する数値又は文字列が項目値として含まれるが、項目値がもつ意味は同じである。その他にも、例えば、項目名「Device ID」及び「Device Name」などが考えられる。このような場合、ユーザは、上記操作により統合対象を選択することで、同じ意味をもつ項目値を統一した項目名に統合することができる。
図16に示す設定画面には、情報項目「User ID」及び「User Name」、「Device ID」及び「Device Name」が、統合対象の情報項目として選択された例が示されている。さらに、情報項目「User ID」及び「User Name」の統一項目名として、「Account ID」が入力され、情報項目「Device ID」及び「Device Name」の統一項目名として、「Machine ID」が入力されている。
設定された統合項目設定は、上記ステップS305において説明したように、設定保持部36に保存される。
図17は、本実施形態に係る統合項目設定情報81の例(その2)を示す図である。
例えば、図17に示す統合項目設定情報81の例では、ユーザ識別[User01]のユーザが入力指定した統一項目名「Account ID」に、選択した統合対象の情報項目「User ID」及び「User Name」が関連付けられている。また、ユーザが入力指定した統一項目名「Machine ID」に、統合対象の情報項目「Device ID」及び「Device Name」が関連付けられている。
これら統合項目設定は、設定保持部36により保存され、情報提供に係る設定を行ったユーザごとに管理される。
統合項目設定情報81は、上記ステップS308において説明したように、ログ統合部34により参照され、取得ログの統合が行われ、提供情報が生成される。
例えば、統合項目設定として、統合対象の情報項目「User ID」及び「User Name」が選択され、入力された統一項目名が「Account ID」であった場合には、ログ統合部34は、次のようなログ統合・提供情報生成処理を行う。ログ統合部34は、統合項目設定に基づき、保存ログ61のうち、情報項目「User ID」又は「User Name」を含む出力ログ51を特定する。ログ統合部34は、保存ログ61から、特定した出力ログ51の情報項目の内容情報を抽出する。ログ統合部34は、抽出した内容情報のうち、ログ操作受付部33により受け付けたログデータの操作要求に応じた情報を、統一項目名「Account ID」に関連付けてログ統合を行い、リスト形式の閲覧レイアウトに従って提供情報71を生成する。
《処理2−2》
図18は、本実施形態に係るログデータの操作要求に応じて情報提供を行う処理手順例(2回目以降の操作要求時)を示すシーケンス図である。
図18に示す「2回目以降の操作要求に応じた情報提供を行う処理」と、図11に示す「ユーザの最初の操作要求に応じた情報提供を行う処理」との違いは、設定保持部36に保持する統合項目設定情報に従ってログ統合・提供情報処理を行う点である。
上記異なる処理手順について説明する。
図18に示すように、ログ統合部34は、設定保持部36にアクセスし、受信情報(ログ操作受付部33により受け取った情報提供指示に係る情報)に含まれるユーザ識別に基づき、保存された統合項目設定情報を参照する(ステップS404)。その結果、ログ統合部34は、参照結果としてユーザ識別に対応する統合項目設定情報(操作要求を行ったユーザの情報提供に係る設定情報)取得する(ステップS405)。
ログ統合部34は、ログ保持部32にアクセスし、受信情報に含まれる提供情報指定に基づき、保存ログ61を参照する(ステップS406)。その結果、ログ統合部34は、参照結果として提供情報指定に該当する保存ログ61を取得する(ステップS407)。
ログ統合部34は、情報提供要求に応じて、取得ログの統合を行い、提供情報を生成する(ステップS408)。このときログ統合部34は、統合項目設定によるアプリケーション単位の提供情報指定に基づき、ログ保持部36の保存ログ61から、該当する出力ログ51の各情報項目の内容情報を抽出する。つまり、ログ統合部34は、指定された内容情報を含む各アプリケーションの出力ログ51を保存ログ61から取得する。ログ統合部34は、統合項目設定に基づき、保存ログ61のうち、情報項目とその内容情報が設定情報に該当する出力ログ51を特定する。ログ統合部34は、保存ログ61から、特定した出力ログ51の情報項目の内容情報を抽出する。ログ統合部34は、抽出した内容情報のうち、ログ操作受付部33により受け付けたログデータの操作要求(情報提供要求)に応じた情報を情報項目ごとに関連付けてログ統合を行い、リスト形式の閲覧レイアウトに従って提供情報71を生成する。
ログ統合部34は、生成した提供情報71を情報提供部35に渡し、提供情報71の送信を要求する(ステップS409)。
<まとめ>
以上のように、本実施形態に係る統合管理装置100によれば、ログ取得部31により、各アプリケーションの出力ログ51を取得し、ログ保持部32で保存ログ61としてアプリケーションごとに管理する。統合管理装置100は、ログ統合部34により、出力ログ51の操作要求(情報提供要求)に応じて、アプリケーションごとに情報項目や内容情報が異なる複数の出力ログ51を統合し提供情報71を生成する。このときログ統合部34では、次のようなログ統合・提供情報生成処理が行われる。ログ統合部34は、アプリケーション単位の提供情報指定に基づき、ログ保持部32の保存ログ61から情報項目の内容情報(項目値)を抽出する。ログ統合部34は、抽出した内容情報のうち、ログ操作受付部33により受け付けたログデータの操作要求(情報提供要求)に応じた情報を情報項目ごとに関連付けてログ統合を行い、閲覧レイアウトに従って提供情報71を生成する。統合管理装置100は、情報提供部35により、生成した提供情報71を要求元に応答する。
その結果、本実施形態に係る統合管理装置100でも、第1の実施形態と同様の効果を奏することができる。
さらに、統合管理装置100では、一度行ったユーザによる情報提供に係る設定を記憶し、次回の閲覧時から記憶しておいたユーザ設定に基づくログ統合を行い、より簡便に情報を提供する。ログ統合部34は、ユーザからの出力ログ51の操作要求が最初の要求である場合(設定保持部36にユーザ設定が保存されていない場合)、ログ操作受付部33により受け取った情報提供指示に係る情報に含まれる統合項目設定を、設定保持部36の所定の記憶領域に格納する。ログ統合部34は、ユーザからの出力ログ51の操作要求が二回目以降の要求である場合(設定保持部36にユーザ設定が保存されている場合)、設定保持部36が保持する統合項目設定情報を参照し、その設定情報に従って、ログ統合・提供情報生成処理を行う。
これによって、本実施形態に係る統合管理装置100では、ユーザにより行われる情報提供の設定操作に係る煩雑さが軽減され、閲覧の利便性が向上する。
[変形例]
上記各実施形態に係る統合管理システム1では、機器製造メーカが提供する、ログ統合管理機能を実現するソフトウェアをインストールした統合管理装置100を導入する構成について説明を行った。ユーザへの上記ログ統合管理機能の提供方法については、この限りでない。統合管理装置100を提供する以外には、ログ統合管理機能を実現するソフトウェアを提供する方法などがある。
例えば、図19〜図22に、ソフトウェアを提供することにより、ユーザ環境においてログ統合管理機能を実現するシステム及びその機能構成例を示す。以下に、これらの図を用いて、上記各実施態に係る変形例について説明する。
《その1》
図19は、本変形例に係る統合管理システム1の構成例(その1)を示す図である。
図19に示すように、ログ統合管理機能を実現するソフトウェアを、ユーザ端末200にインストールし、ユーザ端末200を統合管理装置とする構成であってもよい。この場合、例えば図20に示すような機能構成となる。
図20は、本変形例に係るログ統合管理機能の構成例(その1)を示す図である。
図4に示す機能構成との違いは、図20に示すように、本変形例に係るログ統合機能では、ログ操作受付部33及び情報提供部35を有しておらず、ログ操作要求部21及びログ表示部22がログ統合部34と連係動作する構成となっている点である。
《その2》
図21は、本変形例に係る統合管理システムの構成例(その2)を示す図である。
図21に示すように、ログ統合管理機能を実現するソフトウェアを、ユーザ端末200にインストールし、ユーザ端末200を統合管理装置とするとともに、アプリケーションからの出力ログ51を取得・保存する機能のみを情報収集装置400(データ管理サーバ)で一元管理する構成であってもよい。
図22は、本変形例に係るログ統合管理機能の構成例(その2)を示す図である。
図20に示す機能構成との違いは、図22に示すように、本変形例に係るログ統合機能では、情報収集装置400がログ取得部31及びログ保持部32を有し、統合管理装置であるユーザ端末200が、ログ操作要求部21、ログ表示部22、及びログ統合部34を有する構成となっている点である。
以上のように、ログ統合管理機能は、ソフトウェアにより実現できることから、ユーザ環境に応じた機能提供が可能である。
ここまで、上記実施形態の説明を行ってきたが、上記実施形態に係る統合管理装置100が有する「ログ統合管理機能」は、図を用いて説明を行った各処理手順を、動作環境(プラットフォーム)にあったプログラミング言語でコード化したプログラムが、CPU106により実行されることで実現される。
上記プログラムは、コンピュータが読み取り可能な記録媒体103aに格納することができる。上記記録媒体103aには、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、CD(Compact Disk)、及びDVD(Digital Versatile Disk)、ならびにSDメモリカード(SD Memory Card)及びUSB(Universal Serial Bus)メモリなどがある。
よって、上記プログラムは、上記記録媒体103aに記憶させることで、記録媒体103aを読み取り可能なドライブ装置103などを介して統合管理装置100にインストールすることができる。また、統合管理装置100は、インタフェース装置107を備えていることから、インターネットなどの電気通信回線を用いて上記プログラムをダウンロードし、インストールすることもできる。
最後に、上記実施形態に挙げた形状や構成に、その他の要素との組み合わせなど、ここで示した要件に、本発明が限定されるものではない。これらの点に関しては、本発明の主旨をそこなわない範囲で変更することが可能であり、その応用形態に応じて適切に定めることができる。
1 統合管理システム
21 ログ表示部
22 ログ操作要求部
31 ログ取得部
32 ログ保持部
33 ログ操作受付部
34 ログ統合部
35 ログ出力部
36 設定保持部
41 ログ作成部
42 ログ送信部
51 出力ログ
61 保存ログ
71 提供情報
81 統合項目設定情報
100 統合管理装置(統合管理サーバ)
101 入力装置
102 表示装置
103 ドライブ装置(a:記録媒体)
104 RAM(揮発性の半導体メモリ)
105 ROM(不揮発性の半導体メモリ)
106 CPU(中央処理装置)
107 インタフェース装置(NIC:Network I/F Card)
108 HDD(不揮発性の記憶装置)
200 ユーザ端末(情報処理装置)
300 サーバ(情報処理装置)
400 情報収集装置(データ管理サーバ)
特開2004−78401号公報

Claims (12)

  1. 1又は複数のアプリケーションが機能する情報処理装置と、所定のデータ伝送路を介して接続される統合管理装置であって、
    前記アプリケーションから出力されたログデータを取得する取得手段と、
    前記ログデータの操作要求を受け付ける要求受付手段と、
    前記要求受付手段により受け付けた操作要求に応じて、前記取得手段により取得した前記アプリケーションごとに情報項目及び内容情報が異なる複数のログデータを統合し、提供情報を生成する情報生成手段と、
    前記情報生成手段により生成した提供情報を操作要求元に応答する応答手段と、
    を有し、
    前記情報生成手段は、前記要求受付手段により前記ログデータの操作要求として、アプリケーション共通の情報項目で構成される情報提供が指示された場合、前記取得手段により取得された1又は複数のログデータのうち、提供情報として指定された各ログデータにおけるアプリケーション共通の情報項目の内容情報を抽出し、抽出した情報を情報項目ごとに統合することで、提供情報を生成することを特徴とする統合管理装置。
  2. 1又は複数のアプリケーションが機能する情報処理装置と、所定のデータ伝送路を介して接続される統合管理装置であって、
    前記アプリケーションから出力されたログデータを取得する取得手段と、
    前記ログデータの操作要求を受け付ける要求受付手段と、
    前記要求受付手段により受け付けた操作要求に応じて、前記取得手段により取得した前記アプリケーションごとに情報項目及び内容情報が異なる複数のログデータを統合し、提供情報を生成する情報生成手段と、
    前記情報生成手段により生成した提供情報を操作要求元に応答する応答手段と、
    を有し、
    前記情報生成手段は、前記要求受付手段により前記ログデータの操作要求として、アプリケーション固有の情報項目で構成される情報提供が指示された場合、前記取得手段により取得された1又は複数のログデータのうち、提供情報として指定された各ログデータにおけるアプリケーション固有の情報項目の内容情報を抽出し、抽出した情報を情報項目ごとに統合することで、提供情報を生成することを特徴とする統合管理装置。
  3. 前記情報生成手段は、
    前記要求受付手段により前記ログデータの操作要求として、指定された情報項目の内容情報を含むログデータの情報提供が指定された場合、
    前記取得手段により取得された1又は複数のログデータのうち、指定された情報項目の内容情報を含むログデータを特定し、特定した各ログデータの情報項目の内容情報を抽出し、抽出した情報を情報項目ごとに統合することで、提供情報を生成する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の統合管理装置。
  4. 前記要求受付手段により前記ログデータの操作要求として受け付けた情報提供指示に係る情報に含まれる、統合対象の情報項目に係る設定情報を、ユーザごとに保持する保持手段
    を有し、
    前記保持手段は、
    前記要求受付手段により受け付けた前記ログデータの操作要求が、ユーザからの最初の操作要求であった場合、
    受け付けた情報提供指示に係る情報に含まれる統合項目設定情報を、受け付けた情報提供指示に係る情報に含まれるユーザを識別するユーザ識別と関連付けて保持する
    ことを特徴とする請求項1ないしのいずれか一項に記載の統合管理装置。
  5. 前記情報生成手段は、
    前記要求受付手段により受け付けた前記ログデータの操作要求が、ユーザからの二回目以降の操作要求であった場合、
    前記ユーザ識別に基づき、前記保持手段で保持する操作要求を行ったユーザに対応する統合項目設定情報を特定し、特定した統合項目設定情報に従って、提供情報として指定された各ログデータの情報項目の内容情報を抽出し、抽出した情報を情報項目ごとに統合することで、提供情報を生成する
    ことを特徴とする請求項に記載の統合管理装置。
  6. 1又は複数のアプリケーションが機能する情報処理装置と、前記アプリケーションから出力されるログデータを統合する統合管理装置とが、所定のデータ伝送路を介して接続される統合管理システムであって、
    前記統合管理装置が、
    前記情報処理装置から前記ログデータを取得する取得手段と、
    前記ログデータの操作要求を受け付ける要求受付手段と、
    前記要求受付手段により受け付けた操作要求に応じて、前記取得手段により取得した前記アプリケーションごとに情報項目及び内容情報が異なる複数のログデータを統合し、提供情報を生成する情報生成手段と、
    前記情報生成手段により生成した提供情報を操作要求元に応答する応答手段と、
    を有し、
    前記情報生成手段は、前記要求受付手段により前記ログデータの操作要求として、アプリケーション共通の情報項目で構成される情報提供が指示された場合、前記取得手段により取得された1又は複数のログデータのうち、提供情報として指定された各ログデータにおけるアプリケーション共通の情報項目の内容情報を抽出し、抽出した情報を情報項目ごとに統合することで、提供情報を生成することを特徴とする統合管理システム。
  7. 1又は複数のアプリケーションが機能する情報処理装置と、前記アプリケーションから出力されるログデータを統合する統合管理装置とが、所定のデータ伝送路を介して接続される統合管理システムであって、
    前記統合管理装置が、
    前記情報処理装置から前記ログデータを取得する取得手段と、
    前記ログデータの操作要求を受け付ける要求受付手段と、
    前記要求受付手段により受け付けた操作要求に応じて、前記取得手段により取得した前記アプリケーションごとに情報項目及び内容情報が異なる複数のログデータを統合し、提供情報を生成する情報生成手段と、
    前記情報生成手段により生成した提供情報を操作要求元に応答する応答手段と、
    を有し、
    前記情報生成手段は、前記要求受付手段により前記ログデータの操作要求として、アプリケーション固有の情報項目で構成される情報提供が指示された場合、前記取得手段により取得された1又は複数のログデータのうち、提供情報として指定された各ログデータにおけるアプリケーション固有の情報項目の内容情報を抽出し、抽出した情報を情報項目ごとに統合することで、提供情報を生成することを特徴とする統合管理システム。
  8. 1又は複数のアプリケーションが機能する情報処理装置と、所定のデータ伝送路を介して接続される統合管理装置における統合管理方法であって、
    前記アプリケーションから出力されたログデータを取得する取得手順と、
    前記ログデータの操作要求を受け付ける要求受付手順と、
    前記要求受付手順により受け付けた操作要求に応じて、前記取得手順により取得した前記アプリケーションごとに情報項目及び内容情報が異なる複数のログデータを統合し、提供情報を生成する情報生成手順と、
    前記情報生成手順により生成した提供情報を操作要求元に応答する応答手順と、
    を有し、
    前記情報生成手順では、前記要求受付手順により前記ログデータの操作要求として、アプリケーション共通の情報項目で構成される情報提供が指示された場合、前記取得手順により取得された1又は複数のログデータのうち、提供情報として指定された各ログデータにおけるアプリケーション共通の情報項目の内容情報を抽出し、抽出した情報を情報項目ごとに統合することで、提供情報を生成することを特徴とする統合管理方法。
  9. 1又は複数のアプリケーションが機能する情報処理装置と、所定のデータ伝送路を介して接続される統合管理装置における統合管理方法であって、
    前記アプリケーションから出力されたログデータを取得する取得手順と、
    前記ログデータの操作要求を受け付ける要求受付手順と、
    前記要求受付手順により受け付けた操作要求に応じて、前記取得手順により取得した前記アプリケーションごとに情報項目及び内容情報が異なる複数のログデータを統合し、提供情報を生成する情報生成手順と、
    前記情報生成手順により生成した提供情報を操作要求元に応答する応答手順と、
    を有し、
    前記情報生成手順では、前記要求受付手順により前記ログデータの操作要求として、アプリケーション固有の情報項目で構成される情報提供が指示された場合、前記取得手順により取得された1又は複数のログデータのうち、提供情報として指定された各ログデータにおけるアプリケーション固有の情報項目の内容情報を抽出し、抽出した情報を情報項目ごとに統合することで、提供情報を生成することを特徴とする統合管理方法。
  10. 1又は複数のアプリケーションが機能する情報処理装置と、所定のデータ伝送路を介して接続される統合管理装置における統合管理プログラムであって、
    コンピュータを、
    前記アプリケーションから出力されたログデータを取得する取得手段と、
    前記ログデータの操作要求を受け付ける要求受付手段と、
    前記要求受付手段により受け付けた操作要求に応じて、前記取得手段により取得した前記アプリケーションごとに情報項目及び内容情報が異なる複数のログデータを統合し、提供情報を生成する情報生成手段と、
    前記情報生成手段により生成した提供情報を操作要求元に応答する応答手段として機能させ
    前記情報生成手段として機能させる際に、前記要求受付手段により前記ログデータの操作要求として、アプリケーション共通の情報項目で構成される情報提供が指示された場合、前記取得手段により取得された1又は複数のログデータのうち、提供情報として指定された各ログデータにおけるアプリケーション共通の情報項目の内容情報を抽出し、抽出した情報を情報項目ごとに統合することで、提供情報を生成させる統合管理プログラム。
  11. 1又は複数のアプリケーションが機能する情報処理装置と、所定のデータ伝送路を介して接続される統合管理装置における統合管理プログラムであって、
    コンピュータを、
    前記アプリケーションから出力されたログデータを取得する取得手段と、
    前記ログデータの操作要求を受け付ける要求受付手段と、
    前記要求受付手段により受け付けた操作要求に応じて、前記取得手段により取得した前記アプリケーションごとに情報項目及び内容情報が異なる複数のログデータを統合し、提供情報を生成する情報生成手段と、
    前記情報生成手段により生成した提供情報を操作要求元に応答する応答手段として機能させ
    前記情報生成手段として機能させる際に、前記要求受付手段により前記ログデータの操作要求として、アプリケーション固有の情報項目で構成される情報提供が指示された場合、前記取得手段により取得された1又は複数のログデータのうち、提供情報として指定された各ログデータにおけるアプリケーション固有の情報項目の内容情報を抽出し、抽出した情報を情報項目ごとに統合することで、提供情報を生成させる統合管理プログラム。
  12. 請求項10または11に記載のプログラムを記憶した、コンピュータが読み取り可能な記録媒体。
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