JPH1074012A - 定着装置 - Google Patents

定着装置

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JPH1074012A
JPH1074012A JP22976396A JP22976396A JPH1074012A JP H1074012 A JPH1074012 A JP H1074012A JP 22976396 A JP22976396 A JP 22976396A JP 22976396 A JP22976396 A JP 22976396A JP H1074012 A JPH1074012 A JP H1074012A
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fixing roller
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JP22976396A
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Yoshihisa Fujimoto
善久 藤本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 不要な離型剤を確実に回収し、定着ローラに
離型剤の筋をつけない定着装置を提供する。 【解決手段】 互いに当接する一対の定着ローラ31、
32を有し、少なくとも一方の定着ローラ31に離型剤
を塗布し、双方間を通過する記録シートSが担持してい
るトナー像を定着処理する定着装置において、定着ロー
ラ32に対し第1の当接部と、第1の当接部より定着ロ
ーラの回転方向下流側にて当接する第2の当接部とで当
接しており、前記第1の当接部にて、定着ローラの表面
に付着した余剰の離型剤を含む付着物を定着ローラ表面
から回収し、第2の当接部にて、前記第1の当接部を通
過した定着ローラ表面の付着物を均すクリーニング手段
40を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、複写機やプリンタ、ファ
クシミリ等の電子写真方式にて画像形成を行う画像形成
装置に用いられる定着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の定着装置としては、一対の定着
ローラの少なくとも一方を加熱源によって加熱し、他方
の定着ローラを一方の定着ローラに圧接して、互いに接
触する一対の定着ローラ間を通過する記録シートが担持
しているトナー像を加熱溶融定着処理する定着装置が知
られている。このような定着装置において、一対の定着
ローラのうち、記録シートのトナー像定着面と接する定
着上ローラの表面には記録シートに転写されたトナーが
付着し、これが記録シートに再度転写したり、定着下ロ
ーラに転移し、記録シートの裏面を汚すといったことが
発生していた。いわゆるオフセットと呼ばれている現象
であり、このオフセットを防止するために離型剤を定着
上ローラに塗布するユニットを備えた定着装置が知られ
ている。
【0003】カラー画像形成装置においては、単色画像
に比べ記録シートに形成されたトナー像に付着している
トナーの量が多い。このトナー像を崩さずに定着し高品
質な画像を得るために、弾性ローラが用いられている。
特に、弾性ローラを用いると、一般的にトナーが付着し
易く、トナーを定着ローラに付着させずに定着する必要
があるので、定着ローラのトナー離型性を高くするた
め、一般的に剛性のローラを用いる場合より多くの離型
剤が塗布されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述したよ
うに多量の離型剤を塗布する定着装置においては定着ロ
ーラ上に塗布された離型剤にむらが発生し、形成された
画像の品質が低下してしまうといった課題を有してい
た。
【0005】そこで、定着ローラに当接して余剰の離型
剤を回収する回収ブレードを設けると、離型剤のむら
は、いったん解消できる。しかしながら、使用を続ける
と、記録シートを通紙することによって発生する紙粉や
空気中を浮遊する埃等が回収ブレードと定着ローラの当
接部に挟まり、回収ブレードと定着ローラの間に隙間が
でき、離型剤が回収ブレードで回収されずに定着ローラ
に離型剤の筋が現れる。このように定着ローラに離型剤
の筋が現れると、離型剤が記録シートに付着して画像の
品質を落とす原因となる。
【0006】そこで、本発明においては、記録シートが
紙粉を発生し易いか否か等にかかわらず、どのような記
録シートを用いたとしても、また、埃の多い環境で使用
したとしても、不要な離型剤を確実に回収し、且つ、定
着ローラに離型剤の筋をつけない定着装置を提供するこ
とを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明にかかる定着装置は、互いに当接する一対の
定着ローラを有し、少なくとも一方の定着ローラに離型
剤を塗布し、双方間を通過する記録シートが担持してい
るトナー像を定着処理する定着装置において、定着ロー
ラに対し第1の当接部と、第1の当接部より定着ローラ
の回転方向下流側にて当接する第2の当接部とで当接し
ており、前記第1の当接部にて、定着ローラの表面に付
着した余剰の離型剤を定着ローラ表面から回収し、第2
の当接部にて、前記第1の当接部を通過した定着ローラ
表面の離型剤を均すクリーニング手段を有するものであ
る。
【0008】前記構成によると、定着ローラの回転方向
上流側の第1の当接部にて余剰の離型剤が回収されると
ともに、紙粉等がせき止められて定着ローラ上に離型剤
の筋が発生したとしても、第2の当接部で形成された離
型剤の筋が均される。従って、定着ローラに形成された
離型剤の筋によって記録シートに形成された画像の品質
を落とすことなく高品位を保つ定着装置を提供すること
ができる。
【0009】ここで、第2の当接部は、第1の当接部よ
り下流側であるが、さらに詳しくは、定着ローラの互い
に接触する接触位置より上流側である。
【0010】また、前記クリーニング手段は、第1と第
2のブレードを有し、第1のブレードを第1の当接部で
定着ローラに対し所定の角度で当接させ、第2の当接部
で第2のブレードを第1のブレードの当接角より小さい
角度で当接する構成とした。このように当接させること
により、ブレードという同じ部材を用いて、離型剤の回
収と紙粉等の除去を行う機能と、離型剤の筋が発生した
場合にも均すことができる。
【0011】さらに、前記塗布手段と、前記クリーニン
グ手段は、それぞれ異なる定着ローラに設けた構成とし
た。このように構成することにより、塗布手段の設けら
れていない定着ローラに対しても離型剤の除去と均しを
行うことができる。
【0012】加えて、前記クリーニング手段の第1と第
2の当接部のうち少なくとも一方の当接部を定着ローラ
に当接する動作状態と、定着ローラから離隔した非動作
状態に移動させる移動機構を有する。このように構成す
ることにより、定着ローラから離隔した非動作状態の時
に、動作中に付着した紙粉等を取り除くことができ、当
接部にて均一な離型剤の回収または、均しを行うことが
できる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は、本発明が適用されたカラ
ー電子写真複写機1の概略構成を示す。カラー電子写真
複写機1は、大きく分けて、原稿の画像データを読み取
るイメージリーダ部2と、転写材上に画像を印刷するプ
リンタ部3とからなる。
【0014】イメージリーダ部2は、原稿を載置する原
稿台21と、露光ランプ22及びミラー23を有し、矢
印c方向(副走査方向)に移動されるスキャナ24と、
原稿面からの反射光を電気信号に変換して出力するCC
Dセンサ25と、原稿面からの反射光をCCDセンサ2
5に導くミラー26、集光レンズ27と、CCDセンサ
25からの出力をイエロー、マゼンタ、シアン、ブラッ
クのそれぞれのレーザ駆動信号に変換する信号処理部2
8とを有する。
【0015】プリンタ部3は、その略中央部に像担持体
である感光体ドラム5を有し、感光体ドラム5に対向し
て転写ドラム6が、感光体ドラム5の上方にはレーザ光
学系8が、下方には給紙カセット9が、そして、転写ド
ラム6の左側方には定着装置7が、設けられている。
【0016】感光体ドラム5の周囲には、転写ドラム6
から、矢印aで示す感光体ドラム5の回転方向に順に、
感光体のクリーニング手段であるブレード式のクリーナ
10、感光体ドラム5を帯電する帯電チャージャ11、
そして静電潜像が形成された感光体ドラム5を現像する
イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各現像機12
Y,12M,12C,12Bkを有している。
【0017】転写ドラム6は、記録シートS等の転写材
が吸着される筒状の転写フィルム13と、転写フィルム
13の内側で感光体ドラム5の対向位置に感光体ドラム
5に形成されたトナー像を記録シートSに転写させる転
写チャージャ16、そして、転写フィルム13の回転方
向(矢印b方向)に沿って、トナー像が転写された記録
シートSを分離するための分離チャージャ17及び分離
爪18、転写フィルム13上に付着したトナーを清掃す
る静電ファーブラシローラ19、帯電した転写フィルム
13を除電する除電チャージャ20、そして、記録シー
トSが給紙されてくる給紙位置でその記録シートSを転
写フィルム13に押える用紙押えローラ14、記録シー
トSを転写フィルム13に吸着させる吸着チャージャ1
5を有している。
【0018】レーザ光学系8は、イメージリーダ部2か
ら出力される画像信号に基づいて発光するレーザダイオ
ード、発光したレーザ光を感光体ドラム5に導き照射す
るためのコリメートレンズ、ポリゴンミラー、Fθレン
ズ、反射ミラー等を有している。
【0019】給紙カセット9は、複数個設けられてお
り、各給紙カセット9には複数枚の記録シートが収容さ
れている。複写開始の指示に基づいて、選択された給紙
カセット9から、用紙が1枚ずつに分離されて転写ドラ
ム6に向かって給紙される。
【0020】定着装置7は、定着上ローラ31及び定着
下ローラ32を有しており、加熱加圧定着を行う。その
詳細については後述する。
【0021】給紙カセット9から送り出された記録シー
トSは、給紙ローラ39によって転写ドラム6に搬送さ
れ吸着される。そして、イメージリーダ部2から出力さ
れる信号に基づいて、イエロー、マゼンタ、シアン、ブ
ラックのトナー像が順に吸着された記録シートSに転写
される。
【0022】イエロー、マゼンタ、シアン、黒のトナー
が重ねて転写された記録シートSは、分離チャージャ1
7及び分離爪18にて転写フィルム13から分離され、
定着装置7に送られる。定着装置7では定着上ローラ3
1及び定着下ローラ32がそれぞれ矢符d,e方向に回
転しており、この定着上ローラ31と定着下ローラ32
の間に搬送された記録シートSは、加熱及び加圧作用に
より転写されたトナーが記録シートSに定着される。そ
して、トナー像が定着された記録シートSは、排出トレ
イ4上に排出される。
【0023】図2に定着装置7の拡大構成図を示す。定
着装置7は、転写ドラム6においてトナー像が転写され
た記録シートSが分離され、搬送されてきた記録シート
Sにトナー像を定着させる。この定着装置7は、その内
部にヒータ31hを備えた定着上ローラ31と、該定着
上ローラ31に圧接回転し、同様にその内部にヒータを
備えた定着下ローラ32とを中心に構成されている。上
下それぞれの定着ローラは、共に心材の上にバリア層を
設け、その上にシリコンゴムからなるトップ層を表面あ
らさRaの値が3〜5で形成した弾性ローラである。
【0024】前記定着上ローラ31の周囲には、定着下
ローラ32との接触部から回転方向である矢符d方向に
沿って、記録シートSを定着上ローラ31から分離する
分離爪34と、矢符f方向に回転して定着上ローラ31
上に付着したトナー等の残留物を清掃する定着上クリー
ニングローラ35と、定着上ローラ31の表面温度を検
出する第1サーミスタ36と、離型剤であるシリコンオ
イルを塗布する離型剤塗布ユニット33とを有する。離
型剤塗布ユニット33は、定着上ローラ31に当接して
離型剤を均して塗布する塗布ローラ33aと、塗布ロー
ラ33a表面の離型剤を均すブレード33bとを有す
る。
【0025】定着下ローラ32の周囲には、定着上ロー
ラ31との接触部から回転方向である矢符e方向に沿っ
て、記録シートSを定着下ローラ32から分離する分離
爪41と、定着下ローラ32上に付着したシリコンオイ
ルやトナー等の残留物を回収する第1ブレード42と第
1ブレード42にて回収されずに形成されたシリコンオ
イルの筋を均す第2ブレード43と、定着下ローラ32
の表面温度を検出する第2サーミスタ44とを有する。
第1ブレード42は、定着装置7本体の図示せぬフレー
ムに定着下ローラ32との当接位置よりも定着下ローラ
32の回転方向上流側で固着されており、ブレード自身
の弾性力によって、F1の圧接力で当接している。
【0026】さらに、定着装置7は、第1ブレード42
の下方に回収したシリコンオイルを蓄えるオイルパン4
9を有する。また、前記第2ブレード43には、ブレー
ド端部を定着下ローラ32に当接させた動作状態と、定
着下ローラ32から離隔した非動作状態に移動させる移
動機構45を有している。この移動機構45は、第2ブ
レード43を定着下ローラ32に圧接する圧接位置に付
勢するバネ46と、圧接を解除させるための変心カム4
7とを有している。第2ブレード43は、この移動機構
によって保持されており、バネ46の布施威力とブレー
ド自身の弾性力によって圧接力F2で当接している。
尚、第1ブレード42、第2ブレード43は、定着ロー
ラの軸方向に定着下ローラ32と同等の長さを有する。
【0027】ここで図3に示すように、第1ブレード4
2は、定着下ローラ32に対し、当接角がθ1でF1の圧
接力で当接しており、第2ブレード43は、定着下ロー
ラ32に対し、当接角がθ2でF2の圧接力で当接してい
る。尚、当接角とは、当接位置での定着ローラの接線
と、ブレードの回収側の面とによって形成される角度を
いう。第1ブレード42と第2ブレード43の定着下ロ
ーラ32への当接については、当接角がθ1≧θ2であ
り、また、圧接力がF1≧F2の関係を満たす構成とす
る。すなわち、これは、第1ブレード42によるシリコ
ンオイルや紙粉、トナーの回収能力を第2ブレード43
より高くした構成である。これは、第2ブレードがシリ
コンオイルの筋を均すことを主たる目的としており、定
着ローラに必要以上の負荷をかけないためである。
【0028】この定着装置7では、トナーが定着ローラ
31、32に付着するのを防止するため、トナー像と直
接接触する定着上ローラ31に離型剤塗布ユニット33
によってシリコンオイルが塗布されている。また、定着
下ローラ32には、予備回転等の時に定着上ローラ31
に塗布されたシリコンオイルが接触部で転移して塗布さ
れることになる。
【0029】しかしながら、記録シートSにトナー像を
定着する際に、定着上ローラ31、定着下ローラ32に
は、トナー、紙粉等が付着するとともに、余剰のシリコ
ンオイルが残留する。この付着物や残留したシリコンオ
イルを清掃するために、定着上ローラ31では、定着上
クリーニングローラ35を定着上ローラ31に接触さ
せ、余剰のシリコンオイルや付着したトナー、紙粉等を
回収する。そして、定着上クリーニングローラ35を通
過した定着上ローラ31は、離型剤塗布ユニット33の
塗布ローラ33aによってシリコンオイルが均一に塗布
され、定着下ローラ32との接触位置に搬送される。
【0030】そして、定着下ローラ32には、第1ブレ
ード42と第2ブレード43からなる定着下ローラクリ
ーニング手段40が設けられており、残留したシリコン
オイルや紙粉等の付着物を回収する。詳しくは、上流側
に設けた第1ブレード42にてシリコンオイルや、紙
粉、トナーの大部分が回収され、オイルパン49に収容
される。第1ブレード42で紙粉等のつまりによって生
じるオイルの筋を第2ブレード43よって均一になるよ
うに均す。加えて、この第2ブレード43は、オイルの
筋と共にトナー等が通過したとしても回収する。
【0031】ここで、第2のブレード43には、前記移
動機構45が設けられており、所定のタイミングで当接
解除が行われる。その移動のタイミングを図4に示す。
定着ローラ31、32は、記録シートSにトナー像が転
写されている間の所定のタイミングで回転駆動を開始す
る。第2ブレード43は、定着ローラ31、32の回転
開始と同時に定着下ローラ32に当接され、記録シート
Sが定着装置7から排出されると直ちに当接を解除され
る。また、このとき同時に定着ローラ31、32の回転
駆動を停止する。
【0032】よって、少なくとも記録シートSが定着装
置内を搬送されている間は、第2ブレード43が当接状
態にあり、シリコンオイルの筋等が防止されることにな
る。また、第2ブレード43に紙粉やトナー等が回収さ
れ定着下ローラ32との間につまりを発生させ、シリコ
ンオイルの均しが不十分になったとしても、第2ブレー
ド43を離隔させる時に、つまりの原因となっていた紙
粉やトナー等が第2ブレード43先端での挟持から開放
される。そして、再当接時に定着下ローラ32に転移し
てその回転にともない再び、第1ブレード42にて回収
されることが多い。したがって、再当接時のつまりを軽
減することができる。また、1枚の記録シートSの定着
ごとに当接、離隔を繰り返すことにより、たえず、第2
ブレード43でのつまりを防止することになり、シリコ
ンオイルの筋等が記録シートSに付着するのを防止する
ことができる。
【0033】以上のように、定着上ローラ31、定着下
ローラ32共、記録シートSと当接する位置では、適切
な量のシリコンオイルが塗布され付着物のない状態であ
り、記録シートSを汚すことなく、また、シリコンオイ
ルの筋のない高品質な画像形成に貢献することができ
る。また、定着上ローラ31、定着下ローラ32共にそ
れぞれのクリーニング手段35、40の直後にサーミス
タ36、44を設けているので、サーミスタ36、44
が汚れることなく適切に温度を検出することが可能とな
る。
【0034】尚、この実施の形態においては、第2ブレ
ード43のみに移動機構45を設け、動作位置と、非動
作位置とを移動するようにしたが、さらに、第1ブレー
ド42にも移動機構を設けてより確実にシリコンオイル
の筋の防止と、紙粉やトナー等の回収を行うようにして
も良い。また、第1ブレードのみに移動機構を設けるよ
うにしても良い。
【0035】図5に第2の実施の形態の定着装置72を
示す。以下、前記第1の実施の形態と同一のものについ
ては、同一の符号を付してその説明を省略する。図5に
示す定着装置72は、第1の実施の形態と同様に定着上
ローラ31に離型剤であるシリコンオイルを塗布する。
定着下ローラ32には、第1の当接部と第2の当接部と
で定着下ローラクリーニング手段40が当接している。
クリーニング手段40は、第1の当接部で定着下ローラ
32に当接する第1ブレード42と、第2の当接部で定
着下ローラ32に当接するローラ51とを有する。
【0036】前記第1の実施の形態では、各ブレード4
2、43の圧接力と当接角度を適切に規定して、第1ブ
レード42によって残留シリコンオイルや紙粉等の回収
を行い、第2ブレード43によってシリコンオイル筋の
均し機能をもたせていたが、この実施の形態では、ロー
ラ51を定着下ローラ32の回転に逆らう矢印g方向に
回転させて、オイル筋の均しを行わせるようにしたもの
である。このようにローラ51を用いたとしても十分な
均し機能を有する。
【0037】図6に第3の実施の形態を示す。図6に示
す定着装置73は、第1の実施の形態とほぼ同一であ
り、異なる点について述べる。第1の実施の形態では、
定着下ローラクリーニング手段40の第1ブレード42
が順ブレード、すなわち、ブレードの保持位置が被クリ
ーニング面の搬送方向と逆方向側で保持されていた。し
かし、この実施の形態では、第1ブレード42が逆ブレ
ード、すなわち、ブレードの保持位置が当接位置から被
クリーニング面の搬送方向側で保持する構成とした。
尚、この実施形態においても第1ブレード42と定着下
ローラ32との当接角は、第2ブレード43と定着下ロ
ーラ32との当接角より大きく、且つ、圧接力について
も、同等または第1ブレード42の方が大きく、第1ブ
レード42での余剰の離型剤を含む付着物の回収力が強
い。さらに、第2ブレード43についても動作位置と非
動作位置との間の移動機構45を省略した構成とした。
このように構成することにより、定着装置73をコンパ
クトに構成することができる。尚、順ブレードであって
も逆ブレードであっても、定着ローラに残留したシリコ
ンオイル等の離型剤や、紙粉、トナー等の付着物の回収
には、特に、影響はない。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は定着ロー
ラに複数の部材を当接させることにより、定着ローラの
クリーニングを行うようにしたので、紙粉等の影響によ
るオイル筋をなくすことができ、高品質な画像形成に寄
与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した定着装置を有するカラー電子
写真複写機の概略構成を示す図である。
【図2】本発明を適用した定着装置の概略構成を示す図
である。
【図3】定着下ローラとクリーニング手段の両ブレード
との当接関係を示す図である。
【図4】第2ブレードの当接、解除のタイミングを示す
タイミングチャートである。
【図5】第2の実施の形態を示す定着装置の概略図であ
る。
【図6】第3の実施の形態を示す定着装置の概略図であ
る。
【符号の説明】
1…カラー電子写真複写機、7…定着装置、31…定着
上ローラ、32…定着下ローラ、33…離型剤塗布ユニ
ット、40…定着下ローラクリーニング手段。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに当接する一対の定着ローラを有
    し、少なくとも一方の定着ローラに離型剤を塗布し、双
    方間を通過する記録シートが担持しているトナー像を定
    着処理する定着装置において、 定着ローラに対し第1の当接部と、第1の当接部より定
    着ローラの回転方向下流側にて当接する第2の当接部と
    で当接しており、前記第1の当接部にて、定着ローラの
    表面に付着した余剰の離型剤を定着ローラ表面から回収
    し、第2の当接部にて、前記第1の当接部を通過した定
    着ローラ表面の離型剤を均すクリーニング手段を有する
    ことを特徴とする定着装置。
  2. 【請求項2】 前記クリーニング手段は、第1と第2の
    ブレードを有し、第1のブレードを第1の当接部で定着
    ローラに対し所定の角度で当接させ、第2の当接部で第
    2のブレードを第1のブレードの当接角より小さい角度
    で当接させたことを特徴とする請求項1に記載の定着装
    置。
  3. 【請求項3】 前記塗布手段と、前記クリーニング手段
    は、それぞれ異なる定着ローラに設けられていることを
    特徴とする請求項1または2に記載の定着装置。
  4. 【請求項4】 前記クリーニング手段の第1と第2の当
    接部のうち少なくとも一方の当接部を定着ローラに当接
    する動作状態と、定着ローラから離隔した非動作状態に
    移動させる移動機構を有することを特徴とする請求項1
    乃至3に記載の定着装置。
JP22976396A 1996-08-30 1996-08-30 定着装置 Pending JPH1074012A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7953357B2 (en) * 2008-02-01 2011-05-31 Canon Kabushiki Kaisha Image heating apparatus

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