JP2003043892A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クリーニング部材のクリーニング能力を常に
安定した状態に保ち、且つ、クリーニング部材に加えた
振動による弊害をも除去することのできる画像形成装置
を提供する。 【解決手段】 像担持体11と、像担持体11に静電潜
像を形成する静電潜像形成手段13と、像担持体11に
当接して像担持体11上に付着した現像剤を除去するた
めのクリーニング部材43と、クリーニング部材43を
振動させるための加振手段51と、を有する画像形成装
置は、加振手段51でクリーニング部材43を振動させ
る加振工程と次の画像形成工程との間に、所定の静電潜
像パターンを静電潜像形成手段13によって像担持体1
1に形成する構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、像担持体の表面を
清掃するクリーニング装置を備えた、プリンタ、複写
機、ファクシミリなどの画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】プリンタ、複写機、ファクシミリなどの
画像形成装置にて用いられるクリーニング装置におい
て、例えば、クリーニング対象物である像担持体を清掃
するクリーニング部材として、板状の弾性体にて形成さ
れるクリーニングブレードを有するものが知られてい
る。
【0003】例えば、電子写真方式の画像形成装置にお
いては、帯電プロセス、露光プロセス、現像プロセスの
各画像形成プロセスを経て、像担持体として例えばドラ
ム型の電子写真感光体(感光ドラム)上にトナー像を形
成し、このトナー像を転写プロセスによって感光ドラム
上から被転写体として記録材、例えば記録用紙、OHP
シートなどに転写する。この転写プロセスにおいて、感
光ドラム上のトナー像を構成するトナーは、その全てが
記録材に転写されるわけではなく、少量のトナーが感光
ドラム表面に残る。このようにして感光ドラム表面に残
ったトナー(以下、「残留トナー」と呼ぶ。)は、クリ
ーニングブレードによって除去される。
【0004】図9に示すように、クリーニングブレード
61は、そのエッジ61aを感光ドラム11表面に当接
させることにより、感光ドラム11の表面に付着してい
る残留トナーを掻き取る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来ク
リーニングブレード61を備えたクリーニング装置に
は、以下のような問題があった。
【0006】図9に示すように、感光ドラム11に当接
されているクリーニングブレード61のエッジ61aの
近傍には、感光ドラム11の表面から掻き取った残留ト
ナーが凝集している。通常、凝集した残留トナーは、あ
る程度の大きさでクリーニング装置のクリーニング容器
(図示せず)に落下するため問題になることはない。
【0007】ところが、近年の画像形成装置の高速化に
より感光ドラム11の周速度(プロセススピード)が上
昇したことによる影響と環境条件とによっては、凝集し
た残留トナーが落下せず成長を続け、クリーニングブレ
ード61のエッジ61aと感光ドラム11との当接部で
あるニップN(クリーニング部位)をすり抜けてしまう
現象が発生することが判明した。
【0008】こうしてニップNをすり抜けた残留トナー
が次の画像形成時に後続の記録材(シート材)に筋状に
転写され、画像不良となる問題がある。
【0009】クリーニングブレードのクリーニング性向
上の手段としては、特開平6−4014号公報、特開平
11−174922号公報に提案されているように、ク
リーニングブレードに圧電素子による振動を印加する方
法がある。しかし、この方法は、耐久によって劣化する
クリーニングブレードに圧電素子を取り付けているた
め、劣化したクリーニングブレードの交換時に圧電素子
も同時に交換されてしまい、コストアップになる。又、
この方法では、凝集し、成長した残留トナーを除去する
のに十分な振動を与えるのが難しいなどの欠点がある。
【0010】特開平9−160455号公報に提案され
ているような、クリーニングブレードに衝突振動を加え
る方法は、凝集し、成長した残留トナーを除去するのに
十分な振動を与えることが可能かもしれないが、衝突振
動が入力された際のクリーニングブレードの挙動によっ
ては、残留トナーのすり抜けなどの弊害が考えられる。
【0011】又、クリーニングブレードのエッジ近傍に
凝集した残留トナーを除去する方法として、クリーニン
グブレードの支持部材に加振器を配設し、画像形成が所
定の回数行われる毎にこの加振器を動作してエッジ部の
残留トナーを振り落とす方法もある。
【0012】しかしながら、上述のような従来技術で
は、クリーニングブレードのエッジ近傍の残留トナーを
十分に除去するためには、クリーニングブレードに十分
な振動を与えることが必要であるため、以下のような問
題が生じていた。
【0013】図9に即して説明すると、クリーニングブ
レード61に強い振動を加えると、エッジ61aの部位
に凝集していた残留トナーが振動によってニップNを越
えた部位61b、即ち、感光ドラム11の表面の移動方
向においてニップNの下流側のクリーニングブレード6
1上に移動する。
【0014】そして、このような加振工程を実施した後
の最初の画像形成工程時に、クリーニングブレード61
のエッジ61aを通過した後の感光ドラム11の静電潜
像、即ち、トナー像の転写後の感光ドラム11上の残留
潜像に、クリーニングブレード61のニップNを越えた
部位(以下、「エッジ下流部」と呼ぶ。)61b上に付
着したトナーが飛翔し、感光ドラム11の1回転後の画
像に画像欠陥を発生させることがある。
【0015】本発明者らの検討によって、上述のような
クリーニングブレード61に加えた振動による画像欠陥
は、以下のメカニズムによって発生することが判明し
た。
【0016】つまり、振動によってクリーニングブレー
ド61のエッジ下流部61bに付着したトナーは、現像
時に現像手段によってトナーに与えられた電荷を保持し
たままである。従って、クリーニングブレード61を通
過してくる感光ドラム11上の電位が形成する電界の強
さによっては、このエッジ下流部61に付着したトナー
は感光ドラム11に飛翔する可能性を持った状態で付着
している。
【0017】現像手段の現像部位のように、近接した2
つの導体である現像剤担持体と感光ドラム11とが形成
する電界は非常に強いが、クリーニングブレード61の
エッジ下流部61bでは、感光ドラム11に近接対向す
る電極が存在しないため、たとえ感光ドラム11の表面
電位が画像暗部電位であったとしも、トナーが飛翔する
ほどの強い電荷は生じない。
【0018】しかし、例えば線状の画像のように、電位
が急激に変化するような電位の谷を持った静電潜像の場
合は、この電位の谷の部分に局部的に強い閉電界が生
じ、クリーニングブレード61のエッジ下流部61bに
付着したトナーは、その閉電界によって感光ドラム11
へ飛翔する。
【0019】こうして、クリーニングブレード61に加
えた振動によってクリーニングブレード61のエッジ下
流部61bに付着していたトナーは、次の画像形成のた
めに形成された感光ドラム11上の静電潜像に含まれる
線画像のエッジ部のように、強い閉電界を生じた部分に
飛翔し、感光ドラム11の1回転後の画像と一緒に転写
材上に転写されてしまう。これにより、画像中に欠陥を
発生させてしまうのである。
【0020】従って、本発明の目的は、クリーニング部
材のクリーニング能力を常に安定した状態に保ち、且
つ、クリーニング部材に加えた振動による弊害をも除去
することのできる画像形成装置を提供することである。
【0021】本発明の他の目的は、クリーニング部材の
先端に凝集した残留トナーを振動によって効率良く除去
して、画像形成中にトナーがクリーニング部材をすり抜
けるような不具合を防止すると共に、クリーニング部材
に振動を加えることによって、クリーニング部材の像担
持体表面との当接部より像担持体の移動方向において下
流側に移動したトナーを適時除去することが可能な画像
形成装置を提供することである。
【0022】本発明の他の目的は、上記クリーニング部
位での不具合を防止することで、斯かる不具合に起因し
て記録材が汚染されるような画像不良を有効に防止する
ことのできる画像形成装置を提供することである。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明は、
像担持体と、前記像担持体に静電潜像を形成する静電潜
像形成手段と、前記像担持体に当接して前記像担持体上
に付着した現像剤を除去するためのクリーニング部材
と、前記クリーニング部材を振動させるための加振手段
と、を有する画像形成装置において、前記加振手段で前
記クリーニング部材を振動させる加振工程と次の画像形
成工程との間に、所定の静電潜像パターンを前記静電潜
像形成手段によって前記像担持体に形成することを特徴
とする画像形成装置である。本発明の一実施態様による
と、前記所定の静電潜像パターンは、前記像担持体の移
動方向に対して直角の方向に伸びる少なくとも1本の線
状の静電潜像である。
【0024】本発明の他の態様によると、像担持体と、
前記像担持体に静電潜像を形成する静電潜像形成手段
と、前記像担持体に当接して前記像担持体上に付着した
現像剤を除去するためのクリーニング部材と、前記クリ
ーニング部材を振動させるための加振手段と、を有する
画像形成装置において、前記加振手段は、複数の条件に
対応して異なる条件の振動を前記クリーニング部材に加
えることができ、前記クリーニング部材を振動させる加
振工程において前記クリーニング部材に加えた振動の条
件に応じて、加振工程と次の画像形成工程との間に、異
なる所定の静電潜像パターンを前記静電潜像形成手段に
より前記像担持体に形成することを特徴とする画像形成
装置が提供される。本発明の一実施態様によると、前記
複数の条件として、少なくとも画像形成装置の電源投入
後最初の画像形成工程までの間の所定期間に行う加振工
程と、所定の画像形成工程回数毎に行う加振工程とで、
前記クリーニング部材に加える振動の条件を変化させ
る。又、本発明の他の実施態様によると、前記クリーニ
ング部材に加える振動の条件として、前記クリーニング
部材に加えた振動の回数に応じて、前記加振工程と次の
画像形成工程との間に形成する所定の静電潜像パターン
を変化させる。更に、本発明の他の実施態様によると、
前記所定の静電潜像パターンは、前記像担持体の移動方
向に対して直角の方向に伸びる線状の静電潜像であり、
前記クリーニング部材に加えた振動の回数に応じて、前
記線状の静電潜像の本数を変化させる。
【0025】本発明の更に他の態様によれば、像担持体
と、前記像担持体に静電潜像を形成する静電潜像形成手
段と、前記像担持体に当接して前記像担持体上に付着し
た現像剤を除去するためのクリーニング部材と、前記ク
リーニング部材を振動させるための加振手段と、を有す
る画像形成装置において、前記加振手段は、複数の条件
に対応して異なる条件の振動を前記クリーニング部材に
加えることができ、前記複数の条件のうち少なくとも1
つの条件に対応した振動を前記クリーニング部材に加え
た加振工程と次の画像形成工程との間には、所定の静電
潜像パターンを前記静電潜像形成手段により前記像担持
体に形成することを特徴とする画像形成装置が提供され
る。本発明の一実施態様によれば、前記クリーニング部
材に加えた振動の条件によっては、前記所定の静電潜像
パターンの形成を行わない。
【0026】又、上記各本発明の一実施態様によれば、
前記加振手段による加振工程は前記像担持体の停止中に
行い、前記所定の静電潜像パターンの形成工程は、加振
工程を実施した直後に行う。又、前記クリーニング部材
は、板状の弾性体によって形成することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る画像形成装置
を図面に則して更に詳しく説明する。尚、各図面におい
て、同一の構成又は作用をなす要素には同一の符号を付
している。
【0028】実施例1 図1は、本発明に係る画像形成装置の一実施例である電
子写真複写機(レーザービームプリンタ)の概略構成を
示す。図1の画像形成装置は、プリンタ部(画像形成
部)1と、リーダ部(画像読取り部)2とを備えてい
る。
【0029】プリンタ部1には、像担持体としてドラム
型の電子写真感光体、即ち、感光ドラム11が配設され
ている。感光ドラム11の周囲には、図中矢印にて示す
その回転方向に沿ってほぼ順に、一次帯電手段としての
一次帯電器12、露光手段としての露光装置13、現像
手段としての現像器14、転写手段としての転写帯電器
15、分離帯電器16、クリーニング部材であるクリー
ニング装置17が配設されている。又、例えば記録用
紙、OHPシートなどの記録材Pの搬送方向に沿って、
その上流側から順に、給紙カセット18a、18b、給
紙ローラ19a、19b、レジストローラ20、搬送ベ
ルト21、定着ローラ22aと加圧ローラ22bとを有
する定着手段たる定着器22、排出ローラ23が配設さ
れている。
【0030】一方、リーダ部2には、プラテンガラス3
1、原稿押圧板32、光源33、反射ミラー34a、3
4b、34c、レンズ35、CCD(光電変換素子)3
6、画像処理部37などが配設されている。
【0031】上述の構成を有する本実施例の画像形成装
置の動作を説明すると、先ずプリンタ部1において、感
光ドラム11が駆動手段(図示せず)によって矢印方向
に所定のプロセススピード(周速度)、本実施例では4
80mm/secで回転駆動され、その表面が一次帯電
器12によって所定の極性・電位に均一に帯電される。
【0032】一方、リーダ部2においては、プラテンガ
ラス31上に載置されて原稿押圧板32によって押圧さ
れた原稿(図示せず)は、その画像面(下面)が光源3
3によって照射され、その反射光が反射ミラー34a、
34b、34cによって反射され、更にレンズ35を透
過してCCD36に入力される。こうしてCCD36に
入力された光は、画像処理部37によって種々の周知の
画像処理が施された後、電気信号38に変換され、画像
情報としてプリンタ部1側の露光装置13に入力され
る。
【0033】露光装置13のレーザスキャナ13aは、
画像情報に応じて変調され、反射ミラー13bを介し
て、均一帯電された感光ドラム11の表面を露光する。
この露光により、感光ドラム11の表面に静電潜像が形
成される。こうして、露光装置13は、帯電された感光
ドラム11を露光することで静電潜像を形成する静電潜
像形成手段として機能する。
【0034】感光ドラム11に形成された静電潜像は、
次いで現像器14によって現像される。現像器14に
は、現像剤(トナー)が収納されている。このトナー
は、現像剤担持体としての現像スリーブ14aによって
感光ドラム11との対向部(現像部位)に搬送され、現
像スリーブ14aに現像バイアスを印加することによ
り、感光ドラム11表面の静電潜像に付着される。こう
して、感光ドラム11に形成された静電潜像をトナー像
として現像する。
【0035】記録材Pは、給紙カセット18a又は給紙
カセット18bから給紙ローラ19a又は給紙ローラ1
9bによって給紙され、レジストローラ20によって感
光ドラム11上のトナー像とタイミングを合わせるよう
にして、感光ドラム11と転写帯電器15との間の転写
部に供給される。
【0036】こうして、感光ドラム11上に形成された
トナー像は、転写帯電器15に転写バイアスを印加する
ことで、記録材P上に転写される。
【0037】トナー像が転写された後の記録材Pは、分
離帯電器16によって感光ドラム11の表面から分離さ
れ、搬送ベルト21によって定着器22に搬送される。
そして、未定着のトナー像を担持した記録材Pは、定着
器22が備えた定着ローラ22a、加圧ローラ22bに
よって加熱、加圧され、その表面にトナー像が定着され
る。その後、記録材Pは排出ローラ23によって画像形
成装置本体外部に排出される。
【0038】又、トナー像の転写後の感光ドラム11の
表面に付着した付着物である、転写時に記録材Pに転写
されないで表面に残った残留トナーは、クリーニング装
置17によって除去され、感光ドラム11は次の画像形
成に供される。クリーニング装置17の詳細については
後述する。
【0039】尚、図1には、原稿押圧板32の上部に、
プラテンガラス31上に自動的に原稿を供給し、又プラ
テンガラス31上から自動的に原稿を排出する自動原稿
送り装置39を二点鎖線で示している。
【0040】次に、図2を参照して、本実施例の画像形
成装置が備えたクリーニング装置17について更に説明
する。図2は、感光ドラム11の長手方向(軸方向)に
直角な方向のクリーニング装置17の縦断面を示す。
【0041】クリーニング装置17は、クリーニング部
材の支持部材である第1のフレーム41、クリーニング
容器を形成する第2のフレーム42、クリーニング部材
であるクリーニングブレード43、マグネットローラ4
4、廃トナー搬送部材である搬送スクリュー45、シー
ト46、クリーニング部材の保持部材であるホルダ4
7、第1、第2のシャフト48、49、付勢手段として
の引っ張りばね50、加振手段51を備えている。
【0042】クリーニングブレード43は板状の弾性体
によって形成されており、ホルダ47を第1のフレーム
41にねじ止めすることにより第1のフレーム41とホ
ルダ47との間に挟持されて保持されている。クリーニ
ングブレード43は、その先端(自由端)の感光ドラム
11側の1つのエッジ43aを感光ドラム11の表面に
当接させている。当接方向は、感光ドラム11表面の移
動方向(矢印方向)に対してカウンタ方向である。
【0043】クリーニングブレード43の感光ドラム1
1に向かう面を表側とすると、第1のフレーム41にお
けるクリーニングブレード43の裏面との接触面41
a、及びホルダ47におけるクリーニングブレード43
の端面(固定端側)との接触面47aは高精度に加工さ
れ、又高い位置精度で配置されている。従って、クリー
ニングブレード43は、上述の接触面41a、47aに
その一部を接触させた状態で第1のフレーム41とホル
ダ47とによって挟持することで、感光ドラム11に対
して高い位置精度が実現できるようになっている。クリ
ーニングブレード43を保持している第1のフレーム4
1は、詳しくは後述する加振手段51をも保持してい
る。
【0044】第1のフレーム41は、第2のフレーム4
2の上板部42Aに対して第1のシャフト48を介して
揺動自在に取り付けられている。本実施例では長手方向
に揺動自在の構成であるが、長手方向に揺動がされない
構成にすることも可能である。
【0045】引っ張りばね50は、一方の端部が第2の
フレーム42の一部に連結され、又、他方の端部が第1
のフレーム41の一部に取り付けられている。従って、
第1のフレーム41は、この引っ張りばね50により、
第1のシャフト48を中心にして図2中の反時計回りに
付勢されている。これにより、クリーニングブレード4
3のエッジ43aが適度な押圧力で感光ドラム11の表
面に当接されている。
【0046】第2のフレーム42は、感光ドラム11か
ら遠い側において下方に延設され、又下部において感光
ドラム11に向かって延設されている底板部42Bを有
する。第2のフレーム42のこの底板部42Bによっ
て、マグネットローラ44及び搬送スクリュー45が回
転自在に支持されている。これらマグネットローラ4
4、搬送スクリュー45は、駆動手段(図示せず)によ
って回転駆動されるようになっている。
【0047】第2のフレーム42は上板部42Aと底板
部42Bとを備えてクリーニング容器を形成している。
【0048】マグネットローラ44は、クリーニングブ
レード43の下方に配置されていて、その表面に、クリ
ーニングブレード43によって掻き落とされた残留トナ
ーによるトナー層を形成している。このトナー層の厚さ
の規定は第2のシャフト49で行っている。
【0049】マグネットローラ44は、感光ドラム11
の長手方向(軸方向)にトナー層を接触させることで感
光ドラム11の表面にトナーを再コートする。これは、
再コートせずに残留トナーをクリーニングブレード43
によって掻き落とした場合の弊害、即ち、残留トナーの
ある部分とない部分とでクリーニングブレード43と感
光ドラム11との摩擦力が異なり、クリーニングブレー
ド43に不要なビビリ(細かい振動)が発生するという
弊害を防止するためである。このように残留トナーを感
光ドラム11の長手方向に均一に再コートすることでク
リーニングブレード43と感光ドラム11との摩擦力を
長手方向で安定させることができるため、クリーニング
ブレード43のビビリを防止できる。残留トナーは再コ
ートされたトナーと共にクリーニングブレード43によ
って掻き落とされ、マグネットローラ44で回収され
る。
【0050】マグネットローラの回転方向は、図2中矢
印にて示すように、感光ドラム11の表面の移動方向
(矢印方向)に対して順方向であることが望ましいが、
感光ドラム11の表面の移動方向に対して逆方向である
場合にも同様の効果を得ることが可能である。
【0051】シート46は第2のシャフト49に当接さ
れている。シート46は、マグネットローラ44に回収
されてトナー層を形成するのに余分な残留トナーを搬送
スクリュー45へ送る機能がある。搬送スクリュー45
は残留トナーをトナー回収容器(図示せず)へ搬送す
る。
【0052】次に、図4を参照して、加振手段51につ
いて説明する。加振手段51は、モータ52と、その出
力軸52aに取り付けられた錘53と、ケース54とを
備えている。モータ52は、加振手段制御回路(図6)
と接続された状態でケース54内に収納され、固定され
ている。更に、内側にモータ52が固定されたケース5
4は、図2に示すように、第1のフレーム41に固定さ
れている。
【0053】錘32は、その重心が出力軸52aに対し
て一方に偏った状態で固定されているため、制御回路に
よってモータ52の出力軸52aが回転駆動されると、
モータ52から振動が発生する。この振動がケース5
4、第1のフレーム41に伝播し、更にクリーニングブ
レード43に伝播する。ケース54は、モータ52にト
ナーが進入するのを防止する機能、及びモータ52を拘
束することで第1のフレーム41へ振動を効率的に伝播
する機能がある。
【0054】尚、加振手段51は、クリーニングブレー
ド43の先端に付着した残留トナーの凝集塊を除去する
のに十分な振動を与えることができる構成であれば、上
述の構成に限定されるものではない。
【0055】又、加振手段51は、クリーニング装置1
7の第1のフレーム41の長手方向の中央に1個配置し
ても効果があるが、この場合には、クリーニングブレー
ド43の端部まで有効に振動を伝播するには大きな振動
が必要になる。このため、図5に示すように、加振手段
51を第1のフレーム41の長手方向の両端部に配置す
るなど、複数配置することで比較的小さな振動でクリー
ニングブレード43にムラなく振動を伝播させることが
可能になる。この場合には、加振手段51は、第1のフ
レーム41の長手方向の中心Aを基準に、両端側に振り
分けた位置(中心Aから略等距離)に配置してクリーニ
ングブレード43の感光ドラム11への当接圧のバラツ
キが小さくなるようにすることが望ましい。
【0056】又、本実施例では、加振手段51とクリー
ニングブレード43とは別体とされ、個別に交換できる
ようになっている。これにより、クリーニングブレード
43、或いは加振手段51の交換によるコストアップを
抑え、又交換作業性もよい。
【0057】図3は、感光ドラム11の表面とクリーニ
ングブレード43のエッジ43aとの当接部であるニッ
プN近傍を拡大して示している。
【0058】感光ドラム11に当接しているクリーニン
グブレード43のエッジ43aには、図3(a)に示す
ように、感光ドラム11の表面から掻き取った残留トナ
ーが凝集している。図3(b)に示すように、凝集した
残留トナーが成長し続けると、クリーニングブレード4
3のエッジ43aと感光ドラム11の表面との間のニッ
プNをすり抜けて、このすり抜けたトナーが記録材Pに
付着して画像不良となる虞がある。このため、エッジ4
3aから、成長し凝集塊となった残留トナーを除去する
ことが必要となる。
【0059】そこで、加振手段51を動作させて第1の
フレーム41を介してクリーニングブレード43に振動
を伝播させることにより(図3(c))、クリーニング
ブレード43のエッジ43aから、画像不良が発生する
前に残留トナーの凝集塊を除去するようにしている(図
3(d))。
【0060】ところで、加振手段51を動作させると、
その振動がクリーニングブレード43を介して感光ドラ
ム11にも伝播するため、画像形成中に行うことは望ま
しくない。又、感光ドラム11が回転中に加振手段51
を動作させると、クリーニングブレード43のエッジ4
3aが振動により感光ドラム11から部分的に離間する
ため、感光ドラム11上の残留トナーがクリーニングブ
レード43からすり抜け、このトナーが記録材Pに転写
されて画像不良が発生する。従って、加振手段51を動
作させるタイミングにおいては、感光ドラム11が完全
に停止している必要がある。
【0061】画像形成装置が動作から停止段階に移行す
る際、感光ドラム11が完全に停止するまでには、慣性
のために感光ドラム11はしばらく回転を行う。従っ
て、制御装置(図6)が感光ドラム11を停止させる信
号を発した時間から感光ドラム11が完全に停止する時
間までには、所定の時間を要する。
【0062】次に、本実施例における加振手段51の加
振動作のタイミングとその後の画像形成装置の動作につ
いて説明する。図6は加振手段51の制御態様を模式的
に示し、図7は本実施例における加振手段51の動作シ
ーケンスを示す。
【0063】図6に示すように、本実施例の画像形成装
置は、画像形成装置全体の動作を制御する制御装置3
と、加振手段51のモータ52の回転を制御する加振機
手段制御回路4と、画像形成動作の回数をカウントする
ページカウンタ5を具備する。
【0064】ページカウンタ5のカウント数は、画像形
成装置全体の電源をオン/オフするメインスイッチ6を
オンとすると同時に制御装置3によってリセットされ
る。ページカウンタ5は、記録材1枚に対して画像形成
が行われる毎にページ数をカウントする。そして、その
カウント数が1000ページになると、ページカウンタ
5から制御装置3にその旨を示す1000枚カウント信
号が送られる。又、それと同時に、制御装置5によって
再びページカウンタ5はリセットされる。
【0065】1000枚カウント信号を受け取った制御
装置3は、リーダ部2、一次帯電器12、レーザスキャ
ナ13a、現像器14などの動作を順次停止した後、最
後に感光ドラム11の回転を停止させる。
【0066】制御手段3は、感光ドラム11を停止させ
るための信号、即ち、感光ドラム11を駆動するモータ
(図示せず)への通電を停止させるための停止信号を発
した1秒後(期間A)に加振手段制御回路4にモータ5
2の回転を開始させるためのモータスタート信号を送
る。感光ドラム11の回転駆動系の慣性を考慮すると、
感光ドラム11の停止信号を発した直後ではなく、完全
に停止するまで感光ドラム11が慣性で回転する時間
(期間B)を予め計測し、その時間に0.1〜0.5秒
(期間C)加えた時間(期間A)の後に加振手段51を
振動させることが重要である。
【0067】モータスタート信号を受け取った加振手段
制御回路4は、モータ52に1秒間(期間D)通電を行
い、加振手段51を振動させる。これにより、加振手段
51の振動がクリーニングブレード43に伝播して、そ
の先端のエッジ43aに凝集した残留トナーを振るい落
とす。
【0068】次に、制御装置3は感光ドラム11の回
転、一次帯電器12、露光装置13、現像器14などの
動作を順次再開するが、出力したい画像、即ち、本実施
例ではリーダ部2で読み込んだ画像に対応した静電潜像
の形成を行う前に、レーザスキャナ13aの1回の点滅
(期間E)によって、感光ドラム11上に感光ドラム1
1の回転軸と平行方向に伸びる幅2mmの直線状の静電
潜像パターンを形成する。この静電潜像パターンの感光
ドラム11の回転軸と平行方向の長さは、例えばニップ
Nの長手長さと同等の長さ、感光ドラム11上の画像形
成領域全域に亘る長さとすればよい。
【0069】この静電潜像パターンは、感光ドラム11
上で急峻な電位の勾配(段差)を形成し、局部的に強い
閉電界を生じさせる。従って、クリーニングブレード4
3のエッジ下流部43bに付着したトナーは、この静電
潜像パターンに応じて感光ドラム11に飛翔する。
【0070】つまり、上述したように、加振手段51で
クリーニングブレード43を振動させた後に、直ちに通
常の画像形成を行うと、線状の画像などの静電潜像(ト
ナー像の転写後の残留潜像)に、加振工程でクリーニン
グブレード43のエッジ下流部43bに移動して付着し
たトナーが飛翔し、このトナーが記録材Pに転写されて
画像不良となることがある。従って、これを防止するた
めに、加振手段51にりクリーニングブレード43を振
動させる工程と、次の画像形成工程との間に、ダミーの
直線状の静電潜像パターンを形成する。
【0071】制御装置3は、この直線状の静電潜像パタ
ーンがクリーニング部位(ニップN)を2回通過した後
に(期間F)、リーダ部2での画像読み取り動作、感光
ドラム11を中心とする各部位でのトナー像の形成、記
録材Pの供給動作などの通常の画像形成動作を再開させ
る。
【0072】直線状の静電潜像パターンがクリーニング
部位を2回通過した後に通常の画像形成動作を再開する
理由は、1回目の通過時にクリーニングブレード43の
エッジ下流部43bから感光ドラム11上に飛翔して付
着したトナーが、2回目の通過時にクリーニング部位
(ニップN)で除去されるのを待つためである。従っ
て、この直線状の潜像パターンのクリーニング部位通過
待ちのための感光ドラム11の回転数は2回以上であれ
ばよい。
【0073】その後、ページカウンタ5のカウント数が
再び1000ページになった後、前述と同様のシーケン
スでクリーニングブレード43に振動が加えられる。
【0074】こうして、画像形成動作1000ページ毎
にクリーニングブレード43のエッジ部43aに凝集し
た残留トナーを振動で振り落とす。そして、その振動よ
ってクリーニングブレード43のエッジ下流部43bに
移動してしまうトナーを、次の画像形成工程の前に感光
ドラム11上に形成するダミーの線状の静電潜像パター
ンで除去する。これにより、常に良好なクリーニング工
程が実行できると同時に、クリーニングブレード43の
振動に伴う画像欠陥の発生を未然に防止するとこができ
る。
【0075】以上、本実施例によれば、簡易な構成にて
大きなコストアップを伴うことなく、クリーニングブレ
ード43の先端のエッジに滞留して凝集した残留トナー
が画像形成中にクリーニングブレード43をすり抜ける
ような不具合を防止すると同時に、クリーニングブレー
ド43に振動を加えたことによる弊害をも防止すること
ができる。
【0076】実施例2 次に、本発明の他の実施例を説明する。本実施例の画像
形成装置の基本構成は、実施例1と同様である。従っ
て、実施例1の画像形成装置と同様の構成、機能を有す
る要素には同一符号を付し、詳しい説明は省略する。
【0077】本実施例では、実施例1で説明した画像形
成動作1000ページ毎に行うクリーニングブレード4
3の加振工程に加え、画像形成装置のメインスイッチ6
をオンとした後の最初の画像形成動作の前にも、クリー
ニングブレード43に振動を加える場合について説明す
る。図7は、本実施例における加振手段51の動作シー
ケンスを示す。
【0078】クリーニングブレード43のエッジ部43
aに凝集す残留トナーは、長時間感光ドラム11が停止
した状態が続くと、その凝集度が増してしまう。そのた
め、例えば前日の画像形成動作によって凝集した残留ト
ナーは、夜間の放置中に固まってしまい、1秒間の振動
をクリーニングブレード43に1回加えるだけでは十分
に除去できない場合がある。
【0079】そこで、本実施例では、通常、長時間の放
置後である可能性が考えられるメインスイッチ6のオン
時には、定着器22の定着ローラー22aの加熱中(以
下、「ウォームアップ中」と呼ぶ。)に、所定のタイミ
ングで制御装置3から加振手段制御回路4に2秒間隔で
5回のモータスタート信号を送る。ウォームアップ中の
所定のタイミングとは、感光ドラム11が停止している
ときであれば、任意のタイミングでよい。本実施例で
は、1回のモータスタート信号に対して1秒間のモータ
52への通電が行われる。これにより、加振手段51は
2秒間隔(それぞれ期間G)で1秒間(それぞれ期間
D)の振動を5回行う。
【0080】このように、クリーニングブレード43に
加える振動を反復することで、例えば夜間放置中に固く
なったエッジ部43aの残留トナーを確実に除去するこ
とができる。
【0081】一方、クリーニングブレード43に加わる
振動の回数が増したことで、クリーニングブレード43
のニップ下流部43bに移動してしまうトナーの量も増
大する虞がある。多量のトナーがニップNの下流側に付
着した場合、このトナーを除去するためのダミーの静電
潜像として、1本の直線状の静電潜像パターンでは付着
トナーの全てを取り除くことができない場合がある。
【0082】そこで、本実施例では、メインスイッチ6
をオンとした後のウォームアップ中に5回の振動をクリ
ーニングブレード43に加えた場合には、加振工程終了
後のウォームアップ中に、制御装置3が感光ドラム11
の回転、一次帯電器12、露光装置13、現像器14な
どの動作を順次スタートした後、レーザスキャナ13a
が5回点滅(それぞれ期間E)して、感光ドラム11上
に感光ドラム11の回転軸と平行方向に伸びる幅2mm
の直線状の静電潜像パターンを5本形成する。
【0083】その後、制御装置3は、5本目の直線状の
静電潜像パターンがクリーニング部位(ニップN)を2
回通過した後に、一次帯電器12、レーザスキャナ13
a、現像器14などの動作を順次停止した後、感光ドラ
ム11の回転を停止させる(期間F)。5本目の直線状
の静電潜像パターンがニップNを2回通過するのを待つ
理由は、実施例1と同様である。
【0084】ウォームアップの時間が不用意に長くなら
ないように、加振手段51の振動開始から直線状の静電
潜像パターン形成までの動作がウォームアップ中に完了
することを考慮して、最初のモータスタート信号を発す
るタイミングを決定することが望ましい。
【0085】こうして、ウォームアップを終了した画像
形成装置は、いつでも画像形成動作が可能な状態とな
る。
【0086】そして、実施例1と同様にして、画像形成
動作回数が1000ページに到達する毎に感光ドラム1
1を停止して、1回のクリーニングブレード43の加振
動作と、1本のダミーの直線状の静電潜像パターンの形
成を繰り返す。
【0087】ここで、画像形成動作1000ページ毎に
5回の加振動作と5本の直線状のダミー静電潜像パター
ンの形成を行わないのは、画像形成動作の中断時間を最
小限に止めるためである。
【0088】本実施例によれば、メインスイッチ6をオ
ンとした後のウォームアップ中の時間を利用し、効果的
にクリーニングブレード43のエッジ部43aの残留ト
ナーを除去することができ、且つ、振動を加えたことに
よる弊害を確実に防止することができる。又、画像形成
動作中には、最小限の時間で同様な効果を得ることがで
きる。
【0089】上述にて明らかなように、クリーニングブ
レード43を振動させる工程と、次の画像形成工程との
間に、加振手段51によりクリーニングブレード43へ
加える振動の条件、本実施例ではクリーニングブレード
43に加えた振動の回数に対応して、異なった静電潜像
パターン、本実施例では本数の異なる線状の静電潜像を
感光ドラム11に形成する。これにより、振動によりク
リーニングブレード43のエッジ下流部43bに移動し
て付着したトナー量に応じて、そのトナーを有効に除去
することができる。
【0090】以上、本実施例によれば、簡易な構成にて
大きなコストアップを伴うことなく、たとえ長期の使用
停止によりクリーニングブレード43の先端のエッジに
滞留して凝集した残留トナーの凝集度が増しているよう
な場合でも、これを効果的に除去し、画像形成中にクリ
ーニングブレード43をトナーがすり抜けるような不具
合を防止することができる。同時に、クリーニングブレ
ード43に振動を加えたことによる弊害をも防止するこ
とができる。
【0091】又、本実施例によれば、加振手段51によ
りクリーニングブレード43へ加える振動の条件、例え
ば反復回数に応じて、加振工程と次の画像形成工程との
間に感光ドラム11に異なったダミーの静電潜像パター
ン、例えば本数を変化させた線状の静電潜像パターンな
どを形成することで、クリーニングブレード43のエッ
ジ下流部43bに付着したトナーを確実にクリーニング
ブレード43のエッジ下流部43bに付着したトナーを
除去することができる。
【0092】以上、本発明を具体的実施例に則して説明
したが、本発明は上記各実施例に限定されるものではな
いことを理解されたい。
【0093】上記各実施例では加振手段51の1回の振
動を1秒間とし、振動回数を1回(画像形成動作中)と
5回(ウォームアップ中)の組合せとしたが、トナーの
特性、画像形成装置のプロセススピード(周速度)、ク
リーニングブレードの材質などの設計条件に応じて適切
な振動時間を選択することができる。
【0094】又、クリーニングブレード43を振動させ
る工程と、次の画像形成工程との間に形成する線状の静
電潜像パターンの幅は、上記各実施例における2mmに
限定するものではないし、加える振動が弱い場合は線状
の静電潜像パターンを形成しない組合せを含んでいても
よい。
【0095】静電潜像パターンは急激な電位の段差があ
ることだけが不可欠な条件である。従って、例えばこの
静電潜像パターンの感光ドラム11の進行方向の幅は1
00mm以上であっても本発明の効果は十分に得られ
る。
【0096】更に、画像形成動作中にクリーニングブレ
ード43に振動を加えるタイミングも画像形成回数10
00ページ毎に限定するものではなく、設計事項として
自由度を与えても十分な効果が得られることは言うまで
もない。
【0097】一例として、メインスイッチ6をオンとし
た後のウォームアップ中の加振工程では、0.5秒間の
振動を5回、その後の線状の静電潜像パターンは幅12
0mmのものを3本として、画像形成回数が500ペー
ジ毎に0.5秒間の振動を1回、その後の線状の静電潜
像パターンは形成しないという組合せでもよい。
【0098】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
クリーニング部材の先端に凝集した残留トナーを振動に
よって効率良く除去して、画像形成中にクリーニング部
材をトナーがすり抜けるような不具合現象を防止すると
共に、クリーニング部材に振動を加えることによって、
クリーニング部材の像担持体との当接部より像担持体の
移動方向において下流側に移動したトナーを適時除去す
ることが可能である。又、本発明によれば、上記クリー
ニング部位での不具合を防止することで、斯かる不具合
に起因して記録材が汚染されるような画像不良を有効に
防止することができる。従って、本発明によれば、クリ
ーニング部材のクリーニング能力を常に安定した状態に
保ち、且つ、クリーニング部材に加えた振動による弊害
をも除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置の一実施例の概略構
成を示す縦断面図である。
【図2】図1の画像形成装置が備えたクリーニング装置
の概略構成を示す縦断面図である。
【図3】クリーニングブレードのエッジの近傍に凝集し
たトナーを振動によって除去する様子を説明するため
の、クリーニングブレードと感光ドラムとのニップ近傍
の拡大図である。
【図4】加振手段を構成するモータ及びケースの斜視図
である。
【図5】フレームに2個の加振手段を取り付けた状態を
示す斜視図である。
【図6】加振手段の制御態様を説明するためのブロック
図である。
【図7】加振手段の動作シーケンスの一実施例を示すチ
ャート図である。
【図8】加振手段の動作シーケンスの他の実施例を示す
チャート図である。
【図9】従来のクリーニングブレードのエッジ近傍にト
ナーが凝集する様子を示す、クリーニングブレードと感
光ドラムとのニップ近傍の拡大図である。
【符号の説明】 11 感光ドラム(クリーニング対象物) 13 露光装置(静電潜像形成手段) 14 現像器(現像手段) 17 クリーニング装置(クリーニング手段) 41 第1のフレーム(クリーニング部材の支持
部材) 42 第2のフレーム(クリーニング容器) 43 クリーニングブレード(クリーニング部
材) 50 引っ張りばね(付勢手段) 51 加振手段 52 モータ 52a モータの出力軸 53 錘 N 当接部(ニップ) P 記録材(シート材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浅井 淳 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2H027 DA32 DA35 DE07 DE09 EA02 EA09 EC06 EC14 EC18 ED01 ED04 ED06 ED25 ED28 EE01 EE04 EE07 EF04 EF12 ZA07 2H134 GA01 GB02 HC01 HD01 HD06 HD07 HD11 HD16 HD18 HF16 JA02 KA08 KA11 KA18 KA33 KB06 KB08 KB14 KC01 KD05 KF03 KG02 KG08 KH01 KH15 MA04 MA07

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体と、前記像担持体に静電潜像を
    形成する静電潜像形成手段と、前記像担持体に当接して
    前記像担持体上に付着した現像剤を除去するためのクリ
    ーニング部材と、前記クリーニング部材を振動させるた
    めの加振手段と、を有する画像形成装置において、 前記加振手段で前記クリーニング部材を振動させる加振
    工程と次の画像形成工程との間に、所定の静電潜像パタ
    ーンを前記静電潜像形成手段によって前記像担持体に形
    成することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記加振手段による加振工程は前記像担
    持体の停止中に行い、前記所定の静電潜像パターンの形
    成工程は、加振工程を実施した直後に行うことを特徴と
    する請求項1の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記所定の静電潜像パターンは、前記像
    担持体の移動方向に対して直角の方向に伸びる少なくと
    も1本の線状の静電潜像であることを特徴とする請求項
    1又は2の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記クリーニング部材は、板状の弾性体
    によって形成されることを特徴とする請求項1、2又は
    3の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 像担持体と、前記像担持体に静電潜像を
    形成する静電潜像形成手段と、前記像担持体に当接して
    前記像担持体上に付着した現像剤を除去するためのクリ
    ーニング部材と、前記クリーニング部材を振動させるた
    めの加振手段と、を有する画像形成装置において、 前記加振手段は、複数の条件に対応して異なる条件の振
    動を前記クリーニング部材に加えることができ、前記ク
    リーニング部材を振動させる加振工程において前記クリ
    ーニング部材に加えた振動の条件に応じて、加振工程と
    次の画像形成工程との間に、異なる所定の静電潜像パタ
    ーンを前記静電潜像形成手段により前記像担持体に形成
    することを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記加振手段による加振工程は前記像担
    持体の停止中に行い、前記所定の静電潜像パターンの形
    成工程は、加振工程を実施した直後に行うことを特徴と
    する請求項5の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記複数の条件として、少なくとも画像
    形成装置の電源投入後最初の画像形成工程までの間の所
    定期間に行う加振工程と、所定の画像形成工程回数毎に
    行う加振工程とで、前記クリーニング部材に加える振動
    の条件を変化させることを特徴とする請求項5又は6の
    画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記クリーニング部材に加える振動の条
    件として、前記クリーニング部材に加えた振動の回数に
    応じて、前記加振工程と次の画像形成工程との間に形成
    する所定の静電潜像パターンを変化させることを特徴と
    する請求項5、6又は7の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記所定の静電潜像パターンは、前記像
    担持体の移動方向に対して直角の方向に伸びる線状の静
    電潜像であり、前記クリーニング部材に加えた振動の回
    数に応じて、前記線状の静電潜像の本数を変化させるこ
    とを特徴とする請求項8の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記クリーニング部材は、板状の弾性
    体によって形成されることを特徴とする請求項5〜9の
    いずれかの項に記載の画像形成装置。
  11. 【請求項11】 像担持体と、前記像担持体に静電潜像
    を形成する静電潜像形成手段と、前記像担持体に当接し
    て前記像担持体上に付着した現像剤を除去するためのク
    リーニング部材と、前記クリーニング部材を振動させる
    ための加振手段と、を有する画像形成装置において、 前記加振手段は、複数の条件に対応して異なる条件の振
    動を前記クリーニング部材に加えることができ、前記複
    数の条件のうち少なくとも1つの条件に対応した振動を
    前記クリーニング部材に加えた加振工程と次の画像形成
    工程との間には、所定の静電潜像パターンを前記静電潜
    像形成手段により前記像担持体に形成することを特徴と
    する画像形成装置。
  12. 【請求項12】 前記クリーニング部材に加えた振動の
    条件によっては、前記所定の静電潜像パターンの形成を
    行わないことを特徴とする請求項11の画像形成装置。
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