JP3050670B2 - 転写装置 - Google Patents
転写装置Info
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- JP3050670B2 JP3050670B2 JP3278056A JP27805691A JP3050670B2 JP 3050670 B2 JP3050670 B2 JP 3050670B2 JP 3278056 A JP3278056 A JP 3278056A JP 27805691 A JP27805691 A JP 27805691A JP 3050670 B2 JP3050670 B2 JP 3050670B2
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- toner
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- Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、静電引力により、感光
体などの像担持体上のトナーを転写する転写装置に関す
る。本発明は、電子写真法を用いた普通紙複写機、ファ
ックス、各種プリンターなどに使用できるものである。
体などの像担持体上のトナーを転写する転写装置に関す
る。本発明は、電子写真法を用いた普通紙複写機、ファ
ックス、各種プリンターなどに使用できるものである。
【０００２】
【従来の技術】従来より、電子写真装置においては、感
光体上のトナーを効率良く紙などの記録媒体に転写する
転写装置が各種提案されている。図５はそのような転写
装置を採用した電子写真装置の模式的構成図であり、電
子写真装置によりトナーが記録紙１４０に転写されてい
る状態を示す図である。同図において、感光体１０２回
りには、感光体１０２に所定極性の電荷を付与する帯電
チャージャー１０４と、感光体１０２上の静電潜像を可
視化する現像器１０６と、後述する転写装置１０８と、
感光体１０２上の残留トナーをクリーニングするクリー
ニング装置１１０と、除電ランプ１１２がそれぞれ配設
されている。
光体上のトナーを効率良く紙などの記録媒体に転写する
転写装置が各種提案されている。図５はそのような転写
装置を採用した電子写真装置の模式的構成図であり、電
子写真装置によりトナーが記録紙１４０に転写されてい
る状態を示す図である。同図において、感光体１０２回
りには、感光体１０２に所定極性の電荷を付与する帯電
チャージャー１０４と、感光体１０２上の静電潜像を可
視化する現像器１０６と、後述する転写装置１０８と、
感光体１０２上の残留トナーをクリーニングするクリー
ニング装置１１０と、除電ランプ１１２がそれぞれ配設
されている。
【０００３】転写装置１０８の上流側には、転写紙１４
０を転写位置まで搬送するレジストローラ１２６が設け
られ、転写装置１０８の下流側には、転写装置１０８の
誘電体ベルト１１４によって搬送された転写紙１４０を
熱定着する定着ローラ１２４が設けられている。転写装
置１０８は、誘電体ベルト１１４、それを張設した状態
で回転駆動する１対の駆動ローラ１１６，１１８、誘電
体ベルト１１４の内側から転写位置において転写を行な
う転写チャージャー１２０、及び誘電体ベルト１１４の
ベルト表面のクリーニングを行なうベルトクリーニング
装置１２２で構成されている。また、転写装置１０８の
下部で駆動ローラ１１６側には、駆動回路１３２によっ
て駆動される押し上げレバー１３０が設けられ、その押
し上げレバー１３０を上下動させることにより、転写装
置１０８全体を感光体１０２に当接した状態（転写状
態）と、離れた状態に選択できるように構成されてい
る。
０を転写位置まで搬送するレジストローラ１２６が設け
られ、転写装置１０８の下流側には、転写装置１０８の
誘電体ベルト１１４によって搬送された転写紙１４０を
熱定着する定着ローラ１２４が設けられている。転写装
置１０８は、誘電体ベルト１１４、それを張設した状態
で回転駆動する１対の駆動ローラ１１６，１１８、誘電
体ベルト１１４の内側から転写位置において転写を行な
う転写チャージャー１２０、及び誘電体ベルト１１４の
ベルト表面のクリーニングを行なうベルトクリーニング
装置１２２で構成されている。また、転写装置１０８の
下部で駆動ローラ１１６側には、駆動回路１３２によっ
て駆動される押し上げレバー１３０が設けられ、その押
し上げレバー１３０を上下動させることにより、転写装
置１０８全体を感光体１０２に当接した状態（転写状
態）と、離れた状態に選択できるように構成されてい
る。
【０００４】このように構成された電子写真装置の動作
について説明する。帯電チャージャー１０４によって、
帯電された感光体１０２上に不図示の光学系から原稿画
像光Ｌが照射され、感光体１０２上に静電潜像が形成さ
れる。静電潜像は磁気ブラシ現像法などの現像方法を採
用する現像器１０６により、トナーが静電引力により吸
着され、可視画像化される。
について説明する。帯電チャージャー１０４によって、
帯電された感光体１０２上に不図示の光学系から原稿画
像光Ｌが照射され、感光体１０２上に静電潜像が形成さ
れる。静電潜像は磁気ブラシ現像法などの現像方法を採
用する現像器１０６により、トナーが静電引力により吸
着され、可視画像化される。
【０００５】一方、その感光体１０２の回転と同期して
レジストローラ１２６によって搬送された記録紙１４０
は転写装置１０８の誘電体ベルト１１４によって、転写
位置まで搬送される。この時、誘電体ベルト１１４は、
転写チャージャー１２０によって帯電しているので、記
録紙１４０は誘電体ベルト１１４に吸着されると共に、
その静電引力によって感光体１０２上のトナーｘが記録
紙１４０に転写される。トナーが転写された記録紙１４
０は、駆動ローラ１１８が導電体で構成され、接地され
ているので徐々に記録紙１４０の帯電量が緩和されるこ
とにより、誘電体ベルト１１４への吸着力が弱まり、定
着ローラ１２４へ送られ、記録紙１４０上のトナーｙが
記録紙１４０に定着される。
レジストローラ１２６によって搬送された記録紙１４０
は転写装置１０８の誘電体ベルト１１４によって、転写
位置まで搬送される。この時、誘電体ベルト１１４は、
転写チャージャー１２０によって帯電しているので、記
録紙１４０は誘電体ベルト１１４に吸着されると共に、
その静電引力によって感光体１０２上のトナーｘが記録
紙１４０に転写される。トナーが転写された記録紙１４
０は、駆動ローラ１１８が導電体で構成され、接地され
ているので徐々に記録紙１４０の帯電量が緩和されるこ
とにより、誘電体ベルト１１４への吸着力が弱まり、定
着ローラ１２４へ送られ、記録紙１４０上のトナーｙが
記録紙１４０に定着される。
【０００６】また、転写後の感光体１０２上の残留トナ
ーｚはクリーニング装置１１０により除去されると共
に、除電ランプ１１２により除電され、再び次の複写工
程の状態に戻される。ここで、通常、転写をしない場合
は、転写装置１０８を感光体１０２から離れた状態に
し、感光体１０２と誘電体ベルト１１４との接触による
機械的ダメージを防止する方法がとられている。
ーｚはクリーニング装置１１０により除去されると共
に、除電ランプ１１２により除電され、再び次の複写工
程の状態に戻される。ここで、通常、転写をしない場合
は、転写装置１０８を感光体１０２から離れた状態に
し、感光体１０２と誘電体ベルト１１４との接触による
機械的ダメージを防止する方法がとられている。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、例え
ば、図６に示すように、記録紙１４０がジャム（紙詰ま
り状態）の状態になった場合には、既に感光体１０２上
にトナーｘによる記録画像が形成されており、転写装置
１０８で転写されない、多くの量の残留トナーｘがクリ
ーニング装置１１０によってクリーニングされることと
なる。この状態はクリーニング装置１１０にとって大き
な問題となる。
ば、図６に示すように、記録紙１４０がジャム（紙詰ま
り状態）の状態になった場合には、既に感光体１０２上
にトナーｘによる記録画像が形成されており、転写装置
１０８で転写されない、多くの量の残留トナーｘがクリ
ーニング装置１１０によってクリーニングされることと
なる。この状態はクリーニング装置１１０にとって大き
な問題となる。
【０００８】このことについて更に詳しく説明すると、
通常未定着トナー（図５のｘ）の感光体１０２に付着す
るトナー量（重さ）を１００とすると、転写された後の
残留トナー（図５のｚ）は１０〜４０ぐらいの量であ
り、また、その帯電量も未定着トナーを＋１０とする
と、転写された後の残留トナーは−５となり、その極性
までも反転している。このような、条件の異なる残留ト
ナーを安定してクリーニングするにはクリーニング装置
１１０内のクリーニングブラシにバイアスを印加する場
合の電圧設定や、クリーニングブレードの当接圧力及び
角度の設定幅が狭まると共に、クリーニング装置１１０
自体の寿命を短くするという問題点があった。本発明の
目的は、上記問題点を解決し、常に安定したクリーニン
グを行なうことができる転写装置を提供することにあ
る。
通常未定着トナー（図５のｘ）の感光体１０２に付着す
るトナー量（重さ）を１００とすると、転写された後の
残留トナー（図５のｚ）は１０〜４０ぐらいの量であ
り、また、その帯電量も未定着トナーを＋１０とする
と、転写された後の残留トナーは−５となり、その極性
までも反転している。このような、条件の異なる残留ト
ナーを安定してクリーニングするにはクリーニング装置
１１０内のクリーニングブラシにバイアスを印加する場
合の電圧設定や、クリーニングブレードの当接圧力及び
角度の設定幅が狭まると共に、クリーニング装置１１０
自体の寿命を短くするという問題点があった。本発明の
目的は、上記問題点を解決し、常に安定したクリーニン
グを行なうことができる転写装置を提供することにあ
る。
【０００９】
【課題を解決するための手段】請求項１記載に発明は、
トナー画像を担持する像担持体と、トナー画像の記録紙
への転写部において上記像担持体に接離可能であって、
上記像担持体上のトナー画像が転写される記録紙を支持
して搬送する誘電体ベルトと、上記誘電体ベルトをクリ
ーニングするクリーニング手段と、を有する転写装置に
おいて、上記像担持体にトナー像が形成されている状態
下において上記転写部に記録紙が通紙されない記録紙の
ジャムが生じたとき、上記像担持体の駆動を停止し、上
記記録紙ジャムが解消されたのち、上記像担持体を駆動
し、かつ記録紙を支持していない上記誘電体ベルトを上
記像担持体に当接させて上記像担持体上のトナー像を上
記誘電体ベルトに転写する制御手段を有することを特徴
とする。
トナー画像を担持する像担持体と、トナー画像の記録紙
への転写部において上記像担持体に接離可能であって、
上記像担持体上のトナー画像が転写される記録紙を支持
して搬送する誘電体ベルトと、上記誘電体ベルトをクリ
ーニングするクリーニング手段と、を有する転写装置に
おいて、上記像担持体にトナー像が形成されている状態
下において上記転写部に記録紙が通紙されない記録紙の
ジャムが生じたとき、上記像担持体の駆動を停止し、上
記記録紙ジャムが解消されたのち、上記像担持体を駆動
し、かつ記録紙を支持していない上記誘電体ベルトを上
記像担持体に当接させて上記像担持体上のトナー像を上
記誘電体ベルトに転写する制御手段を有することを特徴
とする。
【００１０】
【００１１】
【作用】本発明によれば、像担持体にトナー像が形成さ
れている状態下において転写部に記録紙が通紙されない
記録紙のジャムが生じたとき、その記録紙ジャムが解消
されたのち、記録紙を支持していない誘電体ベルトが像
担持体に当接されて像担持体上のトナー像が誘電体ベル
トに転写されクリーニングされる。
れている状態下において転写部に記録紙が通紙されない
記録紙のジャムが生じたとき、その記録紙ジャムが解消
されたのち、記録紙を支持していない誘電体ベルトが像
担持体に当接されて像担持体上のトナー像が誘電体ベル
トに転写されクリーニングされる。
【００１２】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。図１は本
発明の一実施例に係る転写装置を採用した電子写真装置
の模式的構成図であり、コピー停止の状態を示す図であ
る。同図において、感光体２回りには、感光体２に所定
極性の電荷を付与する帯電チャージャー４と、感光体２
上の静電潜像を可視化する現像器６と、後述する転写装
置８と、感光体２上の残留トナーをクリーニングするク
リーニング装置１０と、除電ランプ１２がそれぞれ配設
されている。転写装置８の上流側には、転写紙を転写位
置まで搬送するレジストローラ２６が設けられ、転写装
置８の下流側には、転写装置８の誘電体ベルト１４によ
って搬送された転写紙を熱定着する定着ローラ２４が設
けられている。
発明の一実施例に係る転写装置を採用した電子写真装置
の模式的構成図であり、コピー停止の状態を示す図であ
る。同図において、感光体２回りには、感光体２に所定
極性の電荷を付与する帯電チャージャー４と、感光体２
上の静電潜像を可視化する現像器６と、後述する転写装
置８と、感光体２上の残留トナーをクリーニングするク
リーニング装置１０と、除電ランプ１２がそれぞれ配設
されている。転写装置８の上流側には、転写紙を転写位
置まで搬送するレジストローラ２６が設けられ、転写装
置８の下流側には、転写装置８の誘電体ベルト１４によ
って搬送された転写紙を熱定着する定着ローラ２４が設
けられている。
【００１３】転写装置８は、誘電体ベルト１４、それを
張設した状態で回転駆動する１対の駆動ローラ１６，１
８、誘電体ベルト１４の内側から転写位置において転写
を行なう転写チャージャー２０、及び誘電体ベルト１４
のベルト表面のクリーニングを行なうベルトクリーニン
グ装置２２で構成されている。また、転写装置８の下部
で駆動ローラ１６側には、駆動回路３２によって駆動さ
れる押し上げレバー３０が設けられ、その押し上げレバ
ー３０を上下動させることにより、転写装置８全体を感
光体２に当接した状態（転写状態）と、離れた状態に選
択できるように構成されている。
張設した状態で回転駆動する１対の駆動ローラ１６，１
８、誘電体ベルト１４の内側から転写位置において転写
を行なう転写チャージャー２０、及び誘電体ベルト１４
のベルト表面のクリーニングを行なうベルトクリーニン
グ装置２２で構成されている。また、転写装置８の下部
で駆動ローラ１６側には、駆動回路３２によって駆動さ
れる押し上げレバー３０が設けられ、その押し上げレバ
ー３０を上下動させることにより、転写装置８全体を感
光体２に当接した状態（転写状態）と、離れた状態に選
択できるように構成されている。
【００１４】また、駆動回路３２には、感光体２上に未
定着トナーがある状態かどうかを検出する未定着トナー
状態検出部３４が接続され、不図示の上位判断回路（複
写機のメインＣＰＵなど）からの信号が入力されるよう
に構成されている。図１に示すコピー停止状態では、メ
インＣＰＵからの停止信号Ｓ０が未定着トナー状態検出
部３４を介して駆動回路３２に入力されることにより、
感光体２と誘電体ベルト１４の間は離れた状態にある。
これは、非転写時に感光体２と誘電体ベルト１４との接
触による感光体２の劣化を防止するためである。
定着トナーがある状態かどうかを検出する未定着トナー
状態検出部３４が接続され、不図示の上位判断回路（複
写機のメインＣＰＵなど）からの信号が入力されるよう
に構成されている。図１に示すコピー停止状態では、メ
インＣＰＵからの停止信号Ｓ０が未定着トナー状態検出
部３４を介して駆動回路３２に入力されることにより、
感光体２と誘電体ベルト１４の間は離れた状態にある。
これは、非転写時に感光体２と誘電体ベルト１４との接
触による感光体２の劣化を防止するためである。
【００１５】図２は正常な状態の通紙状態を示す図、図
３は記録紙４０がレジストローラ２６の位置で止まり、
ミスフィードが生じた状態を示す図、図４はミスフィー
ド後のジャム回復時の状態を示す図である。次に図２〜
図４を参照しつつ、本実施例の動作について説明する。
まず、図２に示すような正常な状態の通紙状態において
は、未定着トナー状態検出部３４には通常の正常信号Ｓ
１が入力され、その信号に従って、駆動回路３２が駆動
されることにより、押し上げレバー３０が押し上げら
れ、転写装置８は感光体２に接した状態で転写が行なわ
れる。
３は記録紙４０がレジストローラ２６の位置で止まり、
ミスフィードが生じた状態を示す図、図４はミスフィー
ド後のジャム回復時の状態を示す図である。次に図２〜
図４を参照しつつ、本実施例の動作について説明する。
まず、図２に示すような正常な状態の通紙状態において
は、未定着トナー状態検出部３４には通常の正常信号Ｓ
１が入力され、その信号に従って、駆動回路３２が駆動
されることにより、押し上げレバー３０が押し上げら
れ、転写装置８は感光体２に接した状態で転写が行なわ
れる。
【００１６】ここで、正常な場合の転写動作を説明す
る。帯電チャージャー４によって、帯電された感光体２
上に不図示の光学系から原稿画像光Ｌが照射され、感光
体２上に静電潜像が形成される。静電潜像は現像器６に
より、トナーが静電引力により吸着され、可視画像化さ
れる。一方、その感光体２の回転と同期してレジストロ
ーラ２６によって搬送された記録紙４０は転写装置８の
誘電体ベルト１４によって、転写位置まで搬送される。
この時、誘電体ベルト１４には、転写チャージャー２０
によって帯電しているので、記録紙４０は誘電体ベルト
１４に吸着されると共に、その静電引力によって感光体
２上のトナーｘが記録紙４０に転写される。
る。帯電チャージャー４によって、帯電された感光体２
上に不図示の光学系から原稿画像光Ｌが照射され、感光
体２上に静電潜像が形成される。静電潜像は現像器６に
より、トナーが静電引力により吸着され、可視画像化さ
れる。一方、その感光体２の回転と同期してレジストロ
ーラ２６によって搬送された記録紙４０は転写装置８の
誘電体ベルト１４によって、転写位置まで搬送される。
この時、誘電体ベルト１４には、転写チャージャー２０
によって帯電しているので、記録紙４０は誘電体ベルト
１４に吸着されると共に、その静電引力によって感光体
２上のトナーｘが記録紙４０に転写される。
【００１７】トナーが転写された記録紙４０は、駆動ロ
ーラ１８が導電体で構成され、接地されているので徐々
に記録紙４０の帯電量が緩和されることにより、誘電体
ベルト１４への吸着力が弱まり、定着ローラ２４へ送ら
れ、記録紙４０上のトナーｙが記録紙４０に定着され
る。また、転写後の感光体２上の残留トナーｚはクリー
ニング装置１０により除去されると共に、除電ランプ１
２により除電され、再び次の複写工程の状態に戻され
る。
ーラ１８が導電体で構成され、接地されているので徐々
に記録紙４０の帯電量が緩和されることにより、誘電体
ベルト１４への吸着力が弱まり、定着ローラ２４へ送ら
れ、記録紙４０上のトナーｙが記録紙４０に定着され
る。また、転写後の感光体２上の残留トナーｚはクリー
ニング装置１０により除去されると共に、除電ランプ１
２により除電され、再び次の複写工程の状態に戻され
る。
【００１８】次に、図３に示すように、記録紙４０がレ
ジストローラ２６の位置で止まり、ミスフィードが生じ
た状態には、未定着トナー状態検出部３４に異常が生じ
たことを示す信号Ｓ２が入力され、転写装置８が感光体
２から離されると同時に、感光体２やその他の駆動系は
停止される。この状態では、感光体２上には既に現像さ
れたトナー（未定着トナーｘ）が付着している。
ジストローラ２６の位置で止まり、ミスフィードが生じ
た状態には、未定着トナー状態検出部３４に異常が生じ
たことを示す信号Ｓ２が入力され、転写装置８が感光体
２から離されると同時に、感光体２やその他の駆動系は
停止される。この状態では、感光体２上には既に現像さ
れたトナー（未定着トナーｘ）が付着している。
【００１９】この後、図４に示すようにジャム回復時に
は、記録紙４０は取り除かれ、感光体２やその他の駆動
系は駆動され、リカバリー状態となっている。この時
は、感光体２に未定着トナーｘが付着している状態であ
ることを示す信号Ｓｉが未定着トナー状態検出部３４か
ら駆動回路３２に出力される。その信号Ｓｉにより、定
着装置８は感光体２に当接され、図３の状態で現像され
てしまった未定着トナーｘを誘電体ベルト１４上に転写
する。従って、感光体クリーニング装置１０には転写後
の残留トナーｚのみ回収されるようになる。誘電体ベル
ト１４上によって転写されたトナーｙは誘電体ベルト用
のクリーニング装置２２に回収される。このように構成
することにより、感光体２のクリーニング装置１０の負
担を軽くすることができるのである。
は、記録紙４０は取り除かれ、感光体２やその他の駆動
系は駆動され、リカバリー状態となっている。この時
は、感光体２に未定着トナーｘが付着している状態であ
ることを示す信号Ｓｉが未定着トナー状態検出部３４か
ら駆動回路３２に出力される。その信号Ｓｉにより、定
着装置８は感光体２に当接され、図３の状態で現像され
てしまった未定着トナーｘを誘電体ベルト１４上に転写
する。従って、感光体クリーニング装置１０には転写後
の残留トナーｚのみ回収されるようになる。誘電体ベル
ト１４上によって転写されたトナーｙは誘電体ベルト用
のクリーニング装置２２に回収される。このように構成
することにより、感光体２のクリーニング装置１０の負
担を軽くすることができるのである。
【００２０】
【００２１】
【発明の効果】本発明によれば、像担持体にトナー像が
形成されている状態下で転写部に記録紙が通紙されない
記録紙ジャムが生じたとき、記録紙を支持していない誘
電体ベルトを像担持体に当接させて像担持体上のトナー
像を誘電体ベルトに転写するようにしたので、像担持体
のクリーニング手段の負担を軽減することができる。
形成されている状態下で転写部に記録紙が通紙されない
記録紙ジャムが生じたとき、記録紙を支持していない誘
電体ベルトを像担持体に当接させて像担持体上のトナー
像を誘電体ベルトに転写するようにしたので、像担持体
のクリーニング手段の負担を軽減することができる。
【図１】本発明の一実施例に係る転写装置を採用した電
子写真装置の模式的構成図であり、コピー停止の状態を
示す図である。
子写真装置の模式的構成図であり、コピー停止の状態を
示す図である。
【図２】本発明の一実施例に係る転写装置を採用した電
子写真装置の模式的構成図であり、正常な状態の通紙状
態を示す図である。
子写真装置の模式的構成図であり、正常な状態の通紙状
態を示す図である。
【図３】本発明の一実施例に係る転写装置を採用した電
子写真装置の模式的構成図であり、記録紙がレジストロ
ーラの位置で止まり、ミスフィードが生じた状態を示す
図である。
子写真装置の模式的構成図であり、記録紙がレジストロ
ーラの位置で止まり、ミスフィードが生じた状態を示す
図である。
【図４】本発明の一実施例に係る転写装置を採用した電
子写真装置の模式的構成図であり、ミスフィード後のジ
ャム回復時の状態を示す図である。
子写真装置の模式的構成図であり、ミスフィード後のジ
ャム回復時の状態を示す図である。
【図５】従来の電子写真装置によりトナーが記録紙に転
写されている状態を示す図である。
写されている状態を示す図である。
【図６】従来の電子写真装置において、記録紙がジャム
（紙詰まり状態）の状態になった場合を示す図である。
（紙詰まり状態）の状態になった場合を示す図である。
２ 感光体 ４ 帯電チャージャー ８ 転写装置 １０ クリーニング装置 １４ 誘電体ベルト １６、１８ 駆動ローラ ２０ 転写チャージャー ２２ ベルトクリーニング装置 ３０ 押し上げレバー ３２ 駆動回路 ３４ 未定着トナー状態検出部（制御手段）
Claims (1)
- 【請求項１】トナー画像を担持する像担持体と、トナー
画像の記録紙への転写部において上記像担持体に接離可
能であって、上記像担持体上のトナー画像が転写される
記録紙を支持して搬送する誘電体ベルトと、上記誘電体
ベルトをクリーニングするクリーニング手段と、を有す
る転写装置において、 上記像担持体にトナー像が形成されている状態下におい
て上記転写部に記録紙が通紙されない記録紙のジャムが
生じたとき、上記像担持体の駆動を停止し、上記記録紙
ジャムが解消されたのち、上記像担持体を駆動し、かつ
記録紙を支持していない上記誘電体ベルトを上記像担持
体に当接させて上記像担持体上のトナー像を上記誘電体
ベルトに転写する制御手段を有することを特徴とする転
写装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3278056A JP3050670B2 (ja) | 1991-10-24 | 1991-10-24 | 転写装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3278056A JP3050670B2 (ja) | 1991-10-24 | 1991-10-24 | 転写装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
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