JPH1073963A - マゼンタアゾ顔料からなる電子写真用トナー及び現像剤 - Google Patents

マゼンタアゾ顔料からなる電子写真用トナー及び現像剤

Info

Publication number
JPH1073963A
JPH1073963A JP15555897A JP15555897A JPH1073963A JP H1073963 A JPH1073963 A JP H1073963A JP 15555897 A JP15555897 A JP 15555897A JP 15555897 A JP15555897 A JP 15555897A JP H1073963 A JPH1073963 A JP H1073963A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
compounds
weight
powder
toner
azo pigment
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP15555897A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3955128B2 (ja
Inventor
Hans-Tobias Dr Macholdt
トビアス・マックホルト ハンス−
Dieter Dr Baumgart
デイーター・バウムガルト
Ruediger Dr Baur
リューデイガー・バウール
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hoechst AG
Original Assignee
Hoechst AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from DE19623565A external-priority patent/DE19623565C2/de
Application filed by Hoechst AG filed Critical Hoechst AG
Publication of JPH1073963A publication Critical patent/JPH1073963A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3955128B2 publication Critical patent/JP3955128B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G9/00Developers
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D11/00Inks
    • C09D11/30Inkjet printing inks
    • C09D11/32Inkjet printing inks characterised by colouring agents
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
    • C09B63/00Lakes
    • C09B63/005Metal lakes of dyes
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D5/00Coating compositions, e.g. paints, varnishes or lacquers, characterised by their physical nature or the effects produced; Filling pastes
    • C09D5/03Powdery paints
    • C09D5/033Powdery paints characterised by the additives
    • C09D5/035Coloring agents, e.g. pigments
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G9/00Developers
    • G03G9/08Developers with toner particles
    • G03G9/09Colouring agents for toner particles
    • G03G9/0906Organic dyes
    • G03G9/091Azo dyes
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01GCAPACITORS; CAPACITORS, RECTIFIERS, DETECTORS, SWITCHING DEVICES OR LIGHT-SENSITIVE DEVICES, OF THE ELECTROLYTIC TYPE
    • H01G7/00Capacitors in which the capacitance is varied by non-mechanical means; Processes of their manufacture
    • H01G7/02Electrets, i.e. having a permanently-polarised dielectric
    • H01G7/021Electrets, i.e. having a permanently-polarised dielectric having an organic dielectric

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Developing Agents For Electrophotography (AREA)
  • Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)
  • Ink Jet (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子写真用トナー及び現像剤、粉体及び粉体
塗料、インクジェットインキ及びエレクトレット材料に
使用される、非常に安定な固有摩擦電気的効果、良好な
分散性及び高い熱安定性を有する、極めて濃い色を有
し、透明でそして青色のマゼンタ着色剤を提供するこ
と。 【解決手段】 式(1) 【化1】 で表わされるアゾ顔料を、電子写真用トナー及び現像
剤、粉体及び粉体塗料、インクジェット用インキ及びエ
レクトレット材料中で着色剤として使用する方法におい
て、アゾ顔料粉末が70m2/gよりも広い比表面積を有し、
そしてアゾ顔料粒子が平均で2.8:1 よりも低い長さ対幅
比及び 130nmよりも小さい平均粒度d50 を有することを
特徴とする上記方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、着色剤としてのC.
I.ピグメントレッド 57:1 を基体とする電子写真用トナ
ー及び現像剤に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真式記録技術においては、“潜荷
電像 (latent charge image)”が光導電体に生ずる。こ
の潜荷電像を、静電的に帯電されたトナーを付すことに
よって現像し、次いでこれを例えば、紙、繊維生地、箔
またはプラスチックに転写し、そして例えば圧力、輻射
線、熱または溶剤の作用により定着させる。典型的なト
ナーは一成分または二成分粉体トナー(一成分または二
成分現像剤とも呼ばれる)であり、更に特殊なトナー、
例えば磁気または液体トナー及び重合トナーも使用され
る(L.B. Schein,“Electrophotography and Developme
nt Physics"; Springer Series in Electrophysics 14;
Springer-Verlag, 第二版, 1992) 。
【0003】トナーの品質の一つの目安はその比帯電率
q/m (単位質量当たりの帯電量)である。静電荷の符号
及びレベルに加えて、所望の帯電レベルに迅速に到達す
ること並びに長期の活性化期間にわたってこの帯電が一
定に維持されることが、特に決定的な品質の基準とな
る。これに加えて、環境的な影響、例えば温度及び大気
湿度に対するトナーの不感性も、その適合性のためのも
う一つの重要な基準である。
【0004】正及び負に帯電可能なトナーの両方が、プ
ロセス及び装置のタイプに依存して、フォトコピア、レ
ーザープリンター、LED(発光ダイオード) 、LCS(液晶シ
ャッター) プリンターまたは電子写真法に基づく他のデ
ジタルプリンターに使用される。正または負の電荷を有
する電子写真用トナーまたは現像剤を得るためには、荷
電制御剤(charge control agent)を添加することが通例
である。カラートナー中の色付与成分としては、通常、
有機系有色顔料が使用される。染料とは異なり、有色顔
料は、それが適用媒体中に溶けないという点で顕著な利
点を有し、例えば改善された熱安定性及び耐光堅牢性が
挙げられる。
【0005】減色混合の原理に基づいて、イエロー、シ
アン及びマゼンタの三原色を用いることにより可視色の
全スペクトルを再現することが可能である。各々の原色
が、正確に定義された色の要求を満たす場合にのみ、正
確な色再現が可能である。そうでない場合は、幾つかの
色相は再現できずそしてカラーコントラストも十分では
ない。
【0006】フルカラートナーの場合は、3種のトナ
ー、つまりイエロー、シアン及びマゼンタが同じ装置中
で順次転写されるので、これらが、色に関して厳密に定
義される要求を満たすばかりでなく、これらが摩擦電気
的性質の点で互いに正確に適合する必要もある。着色剤
が場合によってはトナーの摩擦電気的帯電に持続効果を
もたらし得ることが公知である(H.-T. Macholdt, A. S
ieber, Dyes & Pigments 9 (1988), 119-127) 。着色剤
のそれぞれ異なる摩擦電気的効果と、それによって時折
非常に顕著に現れるそれのトナー帯電性への影響のた
め、一度調製したトナーベース調合物に着色剤を単純に
添加するというわけにはいかず、むしろ、必要とされる
荷電制御剤の性質と量を特別に設定して各々の着色剤に
特定の調合物を用意する必要があり得る。このような作
業は相応して非常に手間がかかり、そしてプロセスカラ
ーのためのカラートナーの場合においては、正にこれ
が、上述の問題に加えられるもう一つの困難な問題であ
る。
【0007】更に、実際の使用においては、着色剤が高
い熱安定性及び良好な分散性を有することが重要であ
る。着色剤をトナー樹脂に配合するための典型的な温度
は、配合機 (compounder) または押出機を使用した場合
には 100〜200 ℃である。それゆえ、200 ℃、または好
ましくは250 ℃の熱安定性が非常に有利である。この熱
安定性が長期間(約30分間)にわたって及び様々なバイ
ンダー系中で維持されることも重要である。典型的なト
ナーバインダーは、付加重合、重付加及び重縮合によっ
て得られる樹脂、例えばスチレン、スチレン- アクリレ
ート、スチレン-ブタジエン、アクリレート、ポリエス
テル、フェノール及びエポキシ樹脂、ポリスルホン酸及
びポリウレタン類のそれぞれ単独または組み合せであ
り、またこれは、更に別の成分、例えば荷電制御剤、ワ
ックスまたは流動助剤を含んでいてもよく、あるいはこ
れらの成分が後で添加されてもよい。
【0008】電子写真用トナーまたは現像剤のためのマ
ゼンタ顔料は様々な形態で使用される。典型的に使用さ
れるマゼンタ顔料は、キナクリドン化合物基体のC.I.ピ
グメントレッド 122、アゾ化合物基体のC.I.ピグメント
レッド 48 、C.I.ピグメントレッド 57:1 、C.I.ピグメ
ントレッド 146及びC.I.ピグメントレッド 184、及びト
リアリールカルボニウム化合物基体のC.I.ピグメントバ
イオレット1及びC.I.ピグメントレッド8である。
【0009】マゼンタ着色剤 C.I. ピグメントレッド 5
7:1 は、これが標準的なマゼンタの色相に相当するため
に特に興味深い。その色の面でC.I.ピグメントレッド 5
7:1の代わりとなるものは、C.I.ピグメントバイオレッ
ト1であるが、これは堅牢性、特に耐光堅牢性が劣るた
めに、実際にトナー中に使用する際には、通常これは耐
光堅牢性にずっと優れたC.I.ピグメントレッド 122 (2,
9-ジメチルキナクリドン)と配合しなければならない。
【0010】根本的に、非常に高い透明度、青色度、良
好な分散性及び極めて安定な固有摩擦電気効果を有する
マゼンタ顔料に対する要望がある。安定な固有摩擦電気
効果 (inherent triboelectric effect)という用語は、
顔料が、非常に短い活性化時間の後にトナーに対する最
高の摩擦電気効果に達しそしてこのレベルが非常に長い
活性化期間にわたって安定であることを意味すると解さ
れる。それゆえ、不安定なq/m 値を示すトナー及び現像
剤、つまり帯電のレベルが活性化期間に非常に依存する
ようなトナー及び現像剤は制御することが難しい。
【0011】透明度は重要性の中心になる。なぜなら
ば、フルカラー複写機の場合または印刷機においては、
イエロー、シアン及びマゼンタ色は、互いの上に複写ま
たは印刷されるからである(この際、これらの色の順番
は装置に依存する)。従って、上に重ねる色が十分に透
明でない場合は、その下の色は、十分な程度まで現れる
ことができないため色の再現に歪みをきたす。OHP に使
用するためにシート上に複写または印刷する場合は、透
明度はなおさら重要である。なぜならば、この場合は、
ただ一色が透明度に欠けていても映像全体が灰色帯びて
しまうからである。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、電子
写真用トナー及び現像剤、粉体及び粉体塗料、インクジ
ェットインキ及びエレクトレット材料に使用される、非
常に安定な固有摩擦電気的効果、良好な分散性及び高い
熱安定性を有する、極めて濃い色を有し、透明でそして
青色のマゼンタ着色剤を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】この課題は、驚くべきこ
とに今や以下に記載するアゾ顔料によって達成された。
本発明は、式(1)
【0014】
【化2】
【0015】で表されるアゾ顔料を、電子写真用トナー
及び現像剤、粉体及び粉体塗料、エレクトレット材料及
びインクジェット用インキで着色剤として使用する方法
において、このアゾ顔料粉体が、70 m2/g よりも大き
い、好ましくは80m2/gよりも大きい、特に85m2/gよりも
大きい比表面積を有し、そしてこのアゾ顔料粒子が、平
均で2.8:1 よりも小さい長さ対幅の比及び 130nmよりも
小さい平均粒度d50 を有することを特徴とする上記方法
を提供する。この顔料粉体は、200m2/g までの、特に 1
50m2/gまでの比表面積を有し得る。
【0016】式(1) の構造を有する顔料は既に公知であ
り、C.I.ピグメントレッド 57:1 の名称で市場に出てい
る。しかし、新規でありそして驚くべきところは、上記
の新規粒子形態、粒度及び比表面積を有するピグメント
レッド 57:1 が、これまで慣用のC.I.ピグメントレッド
57:1 と比べて、良好な色濃度及び分散性及び安定した
固有静電的効果と共に透明性及び青色度に関して顕著な
進歩を示すことである。特に長さ対幅の比は、平均で
2.7:1よりも低く、粒度d25 は 100nmより小さくそしてd
75 は 180nmよりも小さい。
【0017】慣用のC.I.ピグメントレッド 57:1 は、強
い負の静電効果を有する(特開昭62-71 966 号、P.Greg
ory “High Technology Applications of Organic Colo
rants ”, Plenum Press, New York 1991, 99 〜102
頁)。米国特許第4 957 841 号には、適当なアンモニウ
ム、イミニウム、ホスホニウム、アルソニウムまたはス
チボニウム化合物を添加することによって、強い負の摩
擦電気的効果の全部またはその一部を消失させることが
できることが開示されており、この際、これらの添加物
は、カップリング反応の間、レーキ化の間または顔料の
仕上げ処理の間のどこかで添加する必要がある。
【0018】また、特定のマスターバッチ、つまり、選
択された樹脂中での高濃度の予備顔料分散物を用いるこ
とによって、C.I.ピグメントレッド57:1の固有摩擦電気
的効果を抑えることができるという開示もある(V.Schl
oesser等, Society of Imaging Science and Technolog
y, Advances in Non-Impact Printing Technologiesの
第11回大会, Hilton Head, SC, 1995 年10月29日〜11月
11日, 議事録の110 〜112 頁)。追加的な作業段階の他
にも、この方法は、各々のトナー樹脂に合わせて特別に
調合したマスターバッチを使用する必要があるという欠
点を有し、これはとても面倒でしかも非経済的である。
挙げられた標準的な樹脂を基体とするマスターバッチだ
けが使用された場合は、そのトナー系は外部の樹脂によ
って汚染される。
【0019】該新規アゾ顔料を用いることによって、こ
のような追加的な作業段階の欠点が避けられる。慣用の
C.I.ピグメントレッド57:1の製造は、例えば、“Ullman
ns Encyklopaedie der Technischen Chemie ”, 第18
巻, 661 〜695 頁, Verlag Chemie, Weinheim 1979; ま
たはW.Herbst, K.Hunger, “Industrial Organic Pigme
nts ”, VCH Weinheim 1993 または“Pigment Handboo
k”, T.C.Patton編集, J.Wiely & Sons, ニューヨーク,
1973に記載されている。本発明で使用されるアゾ顔料
は、以下の物質を基体とする助剤を、合成中の所望の時
点で添加することによって製造される:アルコール類、
脂肪アルコール類、フェノール類、アルキルフェノール
類、ナフトール類、アルキルナフトール類または脂肪ア
ミン類とエチレンオキシド及び/またはプロピレンオキ
シドとの非イオノゲンアルコキシレート、並びにエチレ
ンオキシドとプロピレンオキシドとのブロックポリマ
ー;ポリ(エチレンオキシ)鎖またはポリ(エチレンオ
キシ)- ポリ(メチルエチレンオキシ)鎖を有する化合
物、この化合物は、酸素または窒素原子を介して、以下
に挙げる種類の基に結合している;6〜26個の炭素原子
を有する第一級または第二級アルキル基、特に好ましく
は9〜18個の炭素原子の鎖長を有するアルキル基、具体
的にはノニル、デシル、ウンデシル、ドデシル、トリデ
シル、テトラデシル、ペンタデシル、ヘキサデシル、ヘ
プタデシル、オクタデシル、2-ブチルオクチル、2-フェ
ニルオクチル、2-ヘキシルデシル、2-ヘプチルウンデシ
ル、2-オクチルドデシル、2-ノニルトリデシル、2-デシ
ルテトラデシル、10- ウンデセニル、オレイル、9-オク
タデセニル、リノレイルまたはリノレニル基;6〜30個
の炭素原子を有する脂環式基;置換されたまたは置換さ
れていないフェニル基、あるいは3個までの第一級また
は第二級アルキル基を有するアルキルフェニル基、好ま
しくはヘキシルフェニル、ヘプチルフェニル、オクチル
フェニル、ノニルフェニル、ウンデシルフェニル、ドデ
シルフェニル、イソノニルフェニル、トリブチルフェニ
ルまたはジノニルフェニル基などの芳香族基、またこの
際、上記フェニル基は更に別の芳香族基によって置換さ
れていてもよく、例えばベンジル-p- フェニル- フェニ
ル基が挙げられる;ナフチルまたはアルキルナフチル
基、好ましくはα- ナフチルまたはβ- ナフチル基、あ
るいは1〜3個の非分枝状または分枝状アルキル基、例
えばメチル、ブチル、オクチル、ノニル、デシル、ドデ
シル及びテトラデシル基を有するアルキル- β- ナフチ
ル基;置換されていないかまたはアルキル基によって置
換された複素環式基、あるいは複素環式基によって置換
されたアルキル基、例えば2-[2-(8-ヘプタデセン-1- イ
ル) -4,5- ジヒドロ-1- イミダゾリル] エチル基。
【0020】上記の化合物の混合物、特にオキソ合成か
ら得られる合成脂肪アルコールまたは脂肪解裂 (fat cl
eavage) 及び還元後の天然原料由来の脂肪アルコールを
エチレンオキシド及び/ またはプロピレンオキシドを用
いてアルコキシル化して得られるような混合物を使用す
ることもできる。天然原料には、ヤシ油、パーム油、綿
実油、ひまわり油、大豆油、あまに油、なたね油、獣油
及び魚油が包含される。これらの天然原料の対応する脂
肪アミンアルコキシレート、特にヤシ脂肪アミン、獣脂
アミン、オレイルアミンまたはジアルキル脂肪アミンオ
キシド、例えばジメチルヤシアルキルアミンオキシドも
好適である 例えば、ドイツ特許出願公開第27 30 223 (A1)号、ドイ
ツ特許第21 56 603 (B2)号、ドイツ特許出願公開第30 2
6 127 (A1)号、ドイツ特許第24 21 606 (B2)号及びヨー
ロッパ特許出願公開第00 17 189 (A1)号に記載されるよ
うな、比較的高分子量のアルコキシル化された表面活性
助剤(界面活性剤)も挙げることができる。
【0021】更に、再生可能な(renewable) 原料、例え
ば糖アルキレートを基体とする最新の界面活性剤を使用
することもでき、この際、上記の非イオン性界面活性剤
の全てを陰イオン性または陽イオン性界面活性との混合
物として使用することもできる。特に興味深い陰イオン
性界面活性剤は、スルホン酸、硫酸モノエステル、燐酸
部分エステルまたはカルボキシレート官能基からなる極
性親水性基を有するもの、例えば、特に好ましくはロジ
ン、その塩及び誘導体、及びアビエチン酸、その塩及び
誘導体である。陽イオン性界面活性剤は、通常、第四級
アミン官能基(ホスホニウム官能基も可能である)及び
対応する対イオン、例えばハライドまたは主族元素の酸
素酸から誘導されるアニオンからなり、またこの際、こ
の対イオンは分子内形で存在することもできる(ベタイ
ン型界面活性剤)。第一級、第二級及び第三級アミンも
同様に使用でき、それらの界面活性作用は、助剤添加の
際のpH値に係る。本発明において特に好ましいのはロジ
ン類及びアビエチン酸類である。
【0022】助剤は、アゾカップリングの前、その間ま
たは後に及び/ または顔料仕上げ処理の前、その間また
は後に添加することができる。調製した粉末顔料が、全
重量を基準として、20〜50重量%、好ましくは25〜40重
量%の量の助剤を含むような量で助剤を添加することが
好都合である。上記の製造方法によって、上に述べたア
ゾ顔料が新規の形態で得られ、上記助剤は顔料微結晶上
に負荷される。
【0023】電子写真用トナー及び現像剤の他に、顔料
の摩擦電気的に変化された固有の効果は、粉体及び粉体
塗料の静電的帯電においても改善を導き得、特に、例え
ば金属、木材、プラスチック、ガラス、セラミック、コ
ンクリート、繊維材料、紙またはゴムから作られた物品
の表面塗装に使用されるような摩擦電気的にまたは動電
的に噴霧された粉体塗料において改善を導き得る。粉体
塗装技術は、例えば、庭用具、キャンプ用品、家庭用
品、車の部品、冷蔵庫及び棚等の小さな物を塗装する
際、及び複雑な形状の工作物を塗装する際に使用され
る。粉体塗料または粉体は、一般的に以下の2つの方法
のうちの一つを用いてその静電的電荷を得る: 1) コロナ方法において、粉体塗料または粉体を、帯電
したコロナに導き通して、そこで帯電させる。 2) 摩擦電気または動電的方法において、摩擦電気の原
理を使用する。
【0024】粉体塗料または粉体は、噴霧装置内におい
て、その摩擦パートナー、一般的には例えばポリテトラ
フルオルエチレンから作られたホースまたはスプレーパ
イプの電荷と反対の静電気的電荷を受け取る。上記の二
つの方法を組み合わせて使用することも可能である。使
用される粉体塗料樹脂の典型的な例は、エポキシ樹脂、
カルボキシル基及びヒドロキシル基を含むポリエステル
樹脂類、ポリウレタン樹脂及びアクリル樹脂であり、こ
れらは慣用の硬化剤と組み合わせて使用される。これら
の樹脂の組み合わせも使用される。例えば、エポキシ樹
脂は、しばしば、カルボキシル基及びヒドロキシル基を
含むポリエステル樹脂類と組み合わせて使用される。エ
ポキシ樹脂のための代表的な硬化成分の例は、酸無水
物、イミダゾール類及びジシアンジアミド、並びにこれ
らの誘導体である。ヒドロキシル基を含有するポリエス
テル樹脂のための代表的な硬化剤成分の例は、酸無水
物、ブロックドイソシアネート類、ビスアシルウレタン
類、フェノール樹脂及びメラミン樹脂である。カルボキ
シル基を含有するポリエステル樹脂のための代表的な硬
化剤成分の例は、トリグリシジルイソシアヌレート類ま
たはエポキシ樹脂である。アクリル樹脂では、使用され
る代表的な硬化剤成分は、例えば、オキサゾリン類、イ
ソシアネート類、トリグリシジルイソシアヌレート類ま
たはジカルボン酸類である。
【0025】不十分な帯電により生じる不都合は、とり
わけ、ポリエステル樹脂、特にカルボキシル基含有ポリ
エステルをベースとして、またはいわゆる混合粉体(ハ
イブリッド粉体とも呼ばれる)をベースとして調製し
た、摩擦電気的にまたは動電的に噴霧された粉体及び粉
体塗料の場合に見受けられる。混合粉体とは、その樹脂
ベースがエポキシ樹脂とカルボキシル基含有ポリエステ
ル樹脂の組み合わせからなる粉体塗料と解される。混合
粉体は、最も一般的に実用されている粉体塗料の基体を
なすものである。上記の粉体及び粉体塗料の帯電が不適
切に行われると、塗装されるべき工作物上において、付
着率(deposition rate) と均一付着性(throwing power)
とが不十分なものとなり、これに間連して、或る環境に
おいては、顔料の固有摩擦電気的効果も、それ自体好適
な樹脂形の帯電性の損失の原因となり得ることが知られ
ている(H-T.Macholdt, “Ladungssteuermittel als Ko
nzept fuer die triboelektrische Aufladung ”; EPS-
論文シリーズ (EPS-Schriftenreihe) “Praxis Forum,
Fachbroschuere Oberflaechentechnik 27/91” 102〜11
1 頁; Technik + Kommunikations Verlags GmbH, ベル
リン(1991)) 。“均一付着性”という用語は、粉体また
は粉体塗料が、どの程度、塗装されるべき工作物、例え
ばその裏面、空隙、割れ目及びとりわけ内部の縁及び角
に付着するかの一つの尺度である。
【0026】更に、顔料の変化された固有摩擦電気的効
果は、着色(顔料着色)されたエレクトレット材料の場
合のエレクトレット特性においても改善を導き得、ここ
で、代表的なエレクトレット材料は、ポリオレフィン、
ハロゲン化したポリオレフィン、ポリアクリレート、ポ
リアクリロニトリル、ポリスチレン類またはフルオルポ
リマー、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリテ
トラフルオルエチレン及びパーフルオル化したエチレン
及びプロピレン; あるいはポリエステル、ポリカーボネ
ート、ポリアミド、ポリイミド、ポリエーテルケトン;
ポリアリーレンスルフィド、特にポリフェニレンスルフ
ィド; ポリアセタール、セルロースエステル、ポリアル
キレンテレフタレート、及びこれらの混合物を基材とす
るものである。エレクトレット材料は多くの用途を有
し、そしてコロナまたは摩擦電気的帯電の結果、その電
荷を受け取ることができる(文献参照; G.M.Sessler,
“Electrets ”, Topics in Applied Physics, Vol.33,
Springer Verlag, ニューヨーク, ハイデルベルグ, 第
2版, 1987)。
【0027】更に、顔料の変化された固有摩擦電気的効
果は、静電的方法によって分離される着色(顔料着色)
されたポリマーの改善された分離特性を導き得る(Y.Hi
gashiyau, J. of Electrostatics, 30, 203 〜212 頁,
1993; 及びJ.A.Cross “Electrostatics - Principles,
Problems and Applications”, Adam Hilger, Bristo
l, 1987, 特にセクション 5.3の“Electostatic Separa
tion ”及びそこで引用される文献参照)。それゆえ、
顔料の固有摩擦電気的効果はプラスチックの内部着色に
も重要である。同様に、固有摩擦電気的効果は、強力な
摩擦的接触を含む方法及び方法段階、例えば紡糸方法、
カレンダリング方法または他の造形技術において重要で
ある。
【0028】また更に、該新規ピグメントレッド57:1
は、水性及び非水性ベース両方のインクジェット用イン
キ、特にホットメルトプロセスに従い働くインキにおけ
る着色剤として適している。本発明は、0.01〜50重量
%、好ましくは 0.5〜20重量%の量で特許請求の範囲第
1項または2項に記載のアゾ顔料を含むインクジェット
用インキを提供する。
【0029】該新規アゾ顔料、特にトナーバインダー中
での該新規アゾ顔料の特別な利点は、C.I.ピグメントレ
ッド 57:1 にこれまで標準であったもの[Permanent Rub
in L6B02 (登録商標)]との比較の下に見ることができ
る。例えば、該新規ピグメントレッド57:1(実施例1)
は、実質的に改善された透明度(評価単位で5段階高い
透明度及び評価単位で5段階向上した青色度)を示し、
これは実際の用途における極めて顕著な改善を意味す
る。特に該新規顔料が、公知の標準物と比較して、より
小さい粒度を有するばかりでなく、際立った針状から立
方形の方向に変化したという点で改善された粒子形態を
有するということは強調するに値する。この改善は、ポ
リマー材料及び(有機)溶剤中でのより容易な分散性及
び懸濁性をもたらす。
【0030】透明度の点で達成される改善は実用上非常
に有利であり、人の目に直ぐに明らかでもある。更に、
極めてより大きい非表面積の結果として透明度に関して
顕著な改善を持つにも係らず、顔料の他の有利な色特
性、例えば色相、熱安定性及び耐光堅牢性に全く損失が
ないことは驚くべきことである。これは、例えばX線回
折図において、結晶変態と反射線の位置及び中間ピーク
幅 (mid-peak width) の両方が実質的に変化しないとい
う事実から明らかとなる。
【0031】更に、従来技術と比較すると、該新規顔料
の固有摩擦電気的効果に明らかな改善がみられる。比較
例に記載したC.I.ピグメントレッド57:1は、非常に不安
定な摩擦電気的帯電効果を示すが、この効果は該新規顔
料においては非常に安定している。つまり、最高帯電値
は迅速に達成されそして24時間実質的に一定に維持され
る。それゆえ、該新規顔料を5%含む試験トナー(実施
例1.3.1 )はちょうど5分後にはピークレベルにまで帯
電するが、従来の顔料を含む比較試験トナー(比較例1.
3.1)は24時間後でさえ摩擦的帯電の一定の最終値を示さ
ない。
【0032】該新規アゾ顔料は、多くの荷電制御剤、す
なわち正及び負の両方の制御を与える制御剤と組み合わ
せることができ、そして応用技術上の良好な帯電性が達
成できる。該新規アゾ顔料と組み合わせることができる
好適な荷電制御剤は、トリフェニルメタン類; アンモニ
ウム及びイミニウム化合物(インモニウム化合物); フ
ッ素化アンモニウム及びイミニウム化合物; ビスカチオ
ン酸アミド類; ポリマー性アンモニウム化合物; ジアリ
ル- アンモニウム化合物; アリールスルフィド誘導体;
フェノール誘導体; ホスホニウム化合物及びフッ素化さ
れたホスホニウム化合物; カリックスアレーン類 (cali
x(n)arenes); 環状に結合したオリゴサッカライド類
(シクロデキストリン類); ポリエステル塩類; 金属錯
体化合物、特にサリチレート- 金属及びサリチレート-
非金属錯体及びα- ヒドロキシカルボン酸- 金属及び-
非金属錯体; ベンゾイミダゾロン類; アジン類、チアジ
ン類またはオキサジン類であり、これらはピグメント
(顔料) 、ソルベントダイ (溶剤染料) 、ベーシックダ
イ (塩基性染料) またはアシッドダイ (酸性染料) とし
てカラーインデックス中に記載されている。
【0033】特に好ましいものは、以下に記載する荷電
制御剤であり、これらは各々単独で、または二種以上の
ものの混合物として、該新規アゾ顔料と配合される。ト
リアリールメタン誘導体、例えば:カラーインデックス
ピグメントブルー1、1:2 、2、3、8、9、9:1 、1
0、10:1、11、12、14、18、19、24、53、56、57、58、5
9、61、62、67または、例えばカラーインデックスソル
ベントブルー2、3、4、5、6、23、43、54、66、7
1、72、81、124 、125 、並びに温度安定性及び加工性
の点で適当なものであることを前提にアシッドブルー及
びベーシックダイとしてカラーインデックス中に記載さ
れるトリアリールメタン化合物、例えばカラーインデッ
クスベーシックブルー1、2、5、7、8、11、15、1
8、20、23、26、36、55、56、77、81、83、88、89、カ
ラーインデックスベーシックグリーン1、3、4、9、
10、ここで、カラーインデックスソルベントブルー125
、66及び124 が特に非常に適している。
【0034】極めて好適な顔料は、高度結晶質のスルフ
ェートの形またはトリクロロトリフェニルメチルテトラ
クロロアルミネートの形のカラーインデックスソルベン
トブルー124 である。また、以下のCAS ナンバーを有す
る金属錯体; 84179-66-8 (クロムアゾ錯体)、115706
-73-5 (鉄アゾ錯体)、31714-55-3(クロムアゾ錯
体)、84030-55-7(クロムサリチレート錯体)、42405-
40-3(クロムサリチレート錯体): 並びに第四級アンモ
ニウム化合物 CAS No.116810-46-9 も特に非常に好まし
い。
【0035】エレクトレット繊維を製造するために非常
に適したトリフェニルメタンシリーズの荷電制御剤の例
は、ドイツ特許出願公開第1 919 724 号及びドイツ特許
出願公開第1 644 619 号に記載されている化合物であ
る。米国特許第5 051 585 号に記載されるようなトリフ
ェニルメタン類、特に式(2)
【0036】
【化3】
【0037】[式中、R1及びR3は、同一かまたは異なっ
ていて、-NH2、1〜4個、好ましくは1または2個の炭
素原子を含むアルキル基を有するモノ- またはジアルキ
ルアミノ基、2〜4個、好ましくは2個の炭素原子を含
むアルキル基を有するモノ-またはジ- オメガ- ヒドロ
キシアルキルアミノ基、置換されていないかまたはN-ア
ルキル置換のフェニルアミノまたはフェナルキル (phen
alkyl)アミノ基(この際、アルキルは、1〜4個、好ま
しくは1または2個の炭素原子を有し、フェナルキル基
はその脂肪族橋中に1〜4個、好ましくは1または2個
の炭素原子を有し、そしてフェニル核は、以下の置換基
のうちの一つまたは二つを有し得る;1または2個の炭
素原子を有するアルキル、1または2個の炭素原子を有
するアルコキシ、及びスルホン酸基)、R2は、水素であ
るかまたはR1及びR3に特定した意味のうちの一つを有
し、R4及びR5は、水素、ハロゲン、好ましくは塩素、ま
たはスルホン酸基であるか、またはR4は、R5と一緒にな
って、縮合したフェニル環を形成し、R6、R7、R9及びR
10 は、それぞれ水素あるいは1または2個の炭素原子
を有するアルキル基、好ましくはメチルであり、そして
R8は水素またはハロゲン、好ましくは塩素であり、そし
てX - は、化学量論的当量のアニオン、特にクロライ
ド、スルフェート、モリブデート(molybdate) 、ホスホ
ロモリブデートまたはボレートアニオンである]で表さ
れるトリフェニルメタン類も好適である。
【0038】特に好ましいものは、式(2) 中、R1及びR3
がフェニルアミノ基であり、R2がm-メチルフェニルアミ
ノ基であり、そして基R4〜R10 が全て水素である荷電制
御剤である。米国特許第5 015 676 号に記載されるアン
モニウム及びイミニウム化合物も好適である。
【0039】また、米国特許第5 069 994 号に記載され
るフッ素化されたアンモニウム及びイミニウム化合物、
特に式(3)
【0040】
【化4】
【0041】[式中、R13 は5〜11個の炭素原子を有す
るパーフルオル化されたアルキルであり、R23 、R33
びR43 は、同一かまたは異なっていて、1〜5個、好ま
しくは1〜2個の炭素原子を有するアルキルであり、そ
してY - は、化学量論的当量のアニオン、好ましくはテ
トラフルオルボレートまたはテトラフェニルボレートア
ニオンである]で表される化合物も好適である。
【0042】好ましくは、R13 は、5〜11個の炭素原子
を有するパーフルオル化されたアルキルであり、R23
びR33 はエチルであり、そしてR43 はメチルである。米
国特許第5 342 723 号に記載されるビスカチオン酸アミ
ド類、特に式(4)
【0043】
【化5】
【0044】[式中、R14 、R24 及びR34 は、同一かま
たは異なっていて、1〜5個の炭素原子を有するアルキ
ル基、好ましくはメチルであり、nは2〜5の整数であ
り、そしてZ - は、化学量論的当量のアニオン、好まし
くはテトラフェニルボレートアニオンである]で表され
るビスカチオン酸アミド類も好適である。
【0045】米国特許第5 475 119 号に記載されるジア
リルアンモニウム化合物、特に式(5)
【0046】
【化6】
【0047】[式中、R15 及びR25 は、同一かまたは異
なっていて、1〜5個、好ましくは1または2個の炭素
原子を有するアルキル基、特にメチル基であり、そして
A - は、化学量論的当量のアニオン、好ましくはテトラ
フェニルボレートアニオンである]で表されるジアリル
アンモニウム化合物、並びにこれから得ることができる
ドイツ特許出願公開第4 029 652 号または米国特許第5
187 038 号に記載される式(6)
【0048】
【化7】
【0049】[式中、nは、5000〜500,000 の分子量の
相当する値である]で表されるポリマー性アンモニウム
化合物も好適である。特に好ましいものは、40,000〜40
0,000 の分子量を有する式(6) の化合物である。米国特
許第5 378 571 号に記載されるアリールスルフィド誘導
体、特に、式(7)
【0050】
【化8】
【0051】[式中、R17 、R27 、R37 及びR47 は、同
一かまたは異なっていて、1〜5個、好ましくは2また
は3個の炭素原子を有するアルキル基であり、R57 は、
二価の基 -S-、-S-S- 、-SO-または-SO2- のうちの一つ
である]で表されるアリールスルフィド誘導体も好適で
ある。
【0052】例えば、R17 〜R47 はプロピル基であり、
そしてR57 は基-S-S- である。米国特許第4 795 690 号
に記載されるフェノール誘導体、特に式(8)
【0053】
【化9】
【0054】[式中、R18 及びR38 は、1〜5個、好ま
しくは1〜3個の炭素原子を有するアルキルまたはアル
ケニル基であり、そしてR28 及びR48 は水素または1〜
3個の炭素原子を有するアルキル、好ましくはメチルで
ある]で表されるフェノール誘導体も好適である。
【0055】挙げ得る例は、R18 〜R48 がメチル基であ
るか、あるいはR28 及びR48 が水素でありそしてR18
びR38 が基-CH2-CH=CH2 である化合物である。米国特許
第5 021 473 号及び米国特許第5 147 748 号に記載され
るホスホニウム化合物及びフッ素化されたホスホニウム
化合物、特に式(9)
【0056】
【化10】
【0057】[式中、R19 、R29 、R39 及びR49 は、同
一かまたは異なっていて、1〜8個、好ましくは3〜6
個の炭素原子を有するアルキル基であり、そしてE θ
は、化学量論量的当量のアニオン、好ましくはハライド
アニオンである]で表される化合物、及び式(10)
【0058】
【化11】
【0059】[式中、R110は、5〜15、好ましくは6〜1
0個の炭素原子を有する高度にフッ素化されたアルキル
基であり、R210、R310及びR410は、3〜10個の炭素原子
を有するアルキルまたはフェニルである]で表される化
合物も好ましい。
【0060】挙げ得る式(9) の化合物の例は、テトラブ
チルホスホニウムブロマイドであり、そして挙げ得る式
(10)の化合物の例は、R110がC8F17-CH2-CH2-であり、R
210及びR310及びR410が全てフェニルであり、そしてE
θがPF6 θまたはテトラフェニルボレートアニオンであ
る化合物である。米国特許第5 049 467 号及びヨーロッ
パ特許出願公開第0 516 434 号に記載されるカリックス
アレーン類、特に式(11)
【0061】
【化12】
【0062】[式中、R は、水素、ハロゲン、好ましく
は塩素、1〜12個の炭素原子を有する直鎖状または分枝
状アルキル、アラルキル、例えばベンジルまたはフェネ
チル、-NO2、-NH2またはNHR111(ここで、R111は1〜8
個の炭素原子を有するアルキル、置換されていないかま
たはC1-C4-アルキルによって置換されたフェニル、また
は-Si(CH3)3 である)である]で表されるカリックスア
レーン類も好適である。
【0063】また、式(12)
【0064】
【化13】
【0065】[式中、M は、2または3の原子価を有す
る金属原子、好ましくはクロム、コバルト、鉄、亜鉛ま
たはアルミニウム、あるいは硼素またはSi等の非金属で
あり、Y'及びZ'は、二価の芳香族環、好ましくは以下の
【0066】
【化14】
【0067】で表される芳香族環であり、mは1または
2であり、そしてGは、錯体を中性にする対イオン、好
ましくは一つまたはそれ以上のプロトン、あるいは一つ
またはそれ以上のアルカリ金属またはアンモニウムイオ
ンである] 、式(13)
【0068】
【化15】
【0069】[式中、M'は2または3の原子価を有する
金属原子、好ましくはクロム、コバルトまたは鉄であ
り、R113は水素、ハロゲン、好ましくはCl、ニトロまた
はアミドスルホニルであり、R213は水素またはニトロで
あり、R313は水素、スルホン酸基または-CO-NH-R
413 (ここで、R413はフェニルまたは1〜5個の炭素原
子を有するアルキル──これは、置換されていないかあ
るいはモノ- 、ジ- またはトリアルキルアミノ基によっ
て置換されている───である)であり、そしてGは、
錯体を中性にする対イオン、好ましくは一つまたはそれ
以上のプロトン、または一つまたはそれ以上のアルカリ
金属またはアンモニウムイオンである] 、及び式(14)
【0070】
【化16】
【0071】[式中、M * は二価の中心金属原子、好ま
しくは亜鉛原子であり、R114及びR214は、同一かまたは
異なっていて、1〜8個、好ましくは3〜6個の炭素原
子を有する直鎖状または分枝状アルキル基、例えばtert
- ブチル基である]で表される、クロム、コバルト、
鉄、亜鉛またはアルミニウムアゾ錯体、あるいはクロ
ム、コバルト、鉄、亜鉛またはアルミニウムサリチル酸
または硼酸錯体等の金属錯体化合物も好適である。
【0072】この種の化合物は、ヨーロッパ特許出願公
開第0 162 632 号、米国特許第4 908 225 号、ヨーロッ
パ特許出願公開第0 393 479 号、ヨーロッパ特許出願公
開第0 360 617 号、ヨーロッパ特許出願公開第0 291 93
0 号、ヨーロッパ特許出願公開第0 280 272 号、ヨーロ
ッパ特許出願公開第0 255 925 号、ヨーロッパ特許出願
公開第0 251 326 号、ヨーロッパ特許出願公開第0 180
655 号、ヨーロッパ特許出願公開第0 141 377 号、米国
特許第4 939 061 号、米国特許第4 623 606 号、米国特
許第4 590 141 号に記載され及び/ またはCAS No.31714
-55-3 、104815-18-1 、84179-68-8、110941-75-8 、32
517-36-5、38833-00-00 、95 692-86-7、85414-43-3、1
36709-14-3 、135534-82-6 、135534-81-5 、127800-82
-2 、114803-10-0 、114803-08-6 によって示される。
【0073】式(13)の特に好ましい金属錯体化合物の例
を以下の表1に示す。 ヨーロッパ特許出願公開第0 347 695 号に記載されるベ
ンゾイミダゾロン類、特に式(15)
【0074】
【化17】
【0075】[式中、R115は、1〜5個の炭素原子を有
するアルキルであり、R215は、1〜12個の炭素原子を有
するアルキルであり、そしてLは、化学量論的当量のア
ニオン、特にクロライドまたはテトラフルオルボレート
アニオンである]で表されるベンゾイミダゾロン類も好
適である。
【0076】挙げ得る例は、R115がCH3 でありそしてR
215がC11H23である化合物である。米国特許第5 585 216
号に記載される環状に結合したオリゴサッカライド
類、特に式(16)
【0077】
【化18】
【0078】[式中、R16 は3〜100 の数であり、R116
及びR216はOHまたはOR316 (ここで、R316は置換されて
いるかまたは置換されていないアルキル-(C1-C18) 、ア
リール-(C6-C12) またはトシルであり、そしてX16 は、
CH2OH またはCH2COR316 の意味を有する]で表される化
合物も好適である。挙げ得る例は: n16 = 6、 R116及びR216 = OH 、 X16 = CH2OH n16 = 7、 R116及びR216 OH 、 X16 = CH2OH n16 = 8、 R116及びR216 OH 、 X16 = CH2OH 以下の各々の成分a)、b)及びc)、及び場合によっては
d)、及び場合によってはe): a) スルホ基を含まないジカルボン酸またはジカルボン
酸の反応性誘導体、 b) ヒドロキシルまたはカルボキシル官能基、あるいは
ヒドロキシルとカルボキシル両方の官能基を有する、二
官能芳香族、脂肪族または脂環式スルホ化合物、 c) 脂肪族、脂環式または芳香族ジオール、ポリエーテ
ルジオールまたはポリカーボネートジオール、 d) ヒドロキシルまたはカルボキシル官能基、あるいは
ヒドロキシルとカルボキシル両方の官能基を有する、多
官能化合物(官能価>2)、 e) モノカルボン酸の反応生成物からなるポリエステル
がアニオン成分で、そして水素原子または金属カチオン
からなるカチオン成分を持つ、米国特許第5 502 118 号
に記載のポリマー塩も好適である。
【0079】以下のカラーインデックスナンバーのアジ
ン類も好適である:C.I.ソルベントブラック5、5:1 、
5:2 、7、31及び50; C.I.ピグメントブラック1、C.I.
ベーシックレッド2及びC.I.ベーシックブラック1及び
2。原則的には、該新規顔料は、正及び負の荷電制御剤
(CCAs)との組み合せに適している。これに間連して、所
望の極性を達成するために賢明な荷電制御剤量は、電子
写真用トナーまたは現像剤、粉体または粉体塗料の全重
量を基準として、0.01〜20重量%、好ましくは 0.1〜5
重量%である。これに間連して特に有利な点は、最大帯
電値が迅速に達成されること及びその非常に良好な不変
性である。良好な摩擦電気的(トナー)帯電は、高いト
ナー絶縁破壊抵抗(=低い導電性)を必要とするため、
該新規マゼンタ顔料の誘電特性は、良好な摩擦電気的性
質に貢献する(Ku/Liepins“Electrical Properties of
Polymers ”, Hanser Publishers, ミュンヘン- ウィ
ーン- ニューヨーク, 1987)。
【0080】顔料と荷電制御剤の組み合せは、顔料合成
の間または仕上げ処理の間に物理的に混合することによ
って、あるいは顔料表面に相応して適用(顔料コーティ
ング)することによって引き続いて行うことができる。
更に本発明は、慣用のトナーバインダー、0.01〜50重量
%、好ましくは 0.5〜20重量%の量の該新規アゾ顔料、
及び0〜20重量%、好ましくは 0.1〜5重量%の量の以
下の群から選択される荷電制御剤;トリフェニルメタン
類、アンモニウム及びイミニウム化合物; フッ素化され
たアンモニウム及びイミニウム化合物; ビスカチオン酸
アミド; ポリマー性アンモニウム化合物; ジアリルアン
モニウム化合物; アリールスルフィド誘導体; フェノー
ル誘導体; ホスホニウム化合物及びフッ素化されたホス
ホニウム化合物; カリックスアレーン類; シクロデキス
トリン類; ポリエステル塩; 金属錯体化合物;ベンゾイ
ミダゾロン類; アジン類; チアジン類またはオキサジン
類:を含む電子写真用トナーまたは現像剤を提供する。
【0081】特に好ましいものは、荷電制御剤として、
式(17)
【0082】
【化19】
【0083】で表される化合物;または、上記の式(3)
で表される化合物;または、R15 及びR25 がそれぞれメ
チルでありそして Aθがテトラフェニルボレートアニオ
ンである上記式(5) の化合物;または、R15 及びR25
それぞれメチルであり、 Aθがテトラフェニルボレート
アニオンでありそしてnが5000〜500,000 の分子量に相
当する値である上記式(6) の化合物;または、上記式(7)
の化合物;または、R113が塩素であり、R213及びR313
水素であり、M'がクロム、コバルトまたは鉄であり、そ
してGが一つまたは二つのプロトンである上記式(13)の
化合物;または、アニオン成分がポリエステルである上
記ポリマー塩、を含む電子写真用トナーまたは現像剤で
ある。
【0084】粉体塗料への応用に該新規アゾ顔料が非常
に適しているという事実は、僅か3bar の噴霧圧におい
て達成できる高い帯電電流 (Charge current) (実施例
1.3.2 において1.2 μA )から明らかであり、この際、
典型的には満足な帯電には1μA の帯電電流が最小限必
要とされるものとみなされる。この高い帯電電流には、
全ての場合において70%よりも著しく高い良好な付着率
が伴う。
【0085】更に本発明は、エポキシド基、カルボキシ
ル基またはヒドロキシル基を含むアクリル樹脂またはポ
リエステル樹脂あるいはこのような樹脂の組み合せ、0.
01〜50重量%、好ましくは 0.1〜5重量%の量の該新規
アゾ顔料、及び電子写真用トナーに関して上述した群及
び好ましい化合物から選択される0〜20重量%、好まし
くは 0.1〜5重量%の量の荷電制御剤を含む粉体または
粉体塗料を提供する。
【0086】本発明に従い使用される顔料は、例えば押
出しまたは混練することによって、混合物全重量を基準
として、0.01〜50重量%、好ましくは 0.5〜20重量%、
特に好ましくは 0.1〜5.0 重量%の濃度で、トナー、現
像剤、塗料、粉体塗料、エレクトレット材料各々のバイ
ンダーまたは静電的に分離するべきポリマーのバインダ
ーに均一に配合される。これに間連して、本発明におい
て使用される顔料は、乾燥及び粉砕した粉体として、有
機または無機溶剤中の分散液または懸濁液として、フィ
ルターケーク、マスターバッチ、調合物 (preparatio
n)、こねたペーストとして、適当なキャリア、例えば珪
藻土、TiO2、Al2O3 上に水性または非水性溶液から吸着
させた化合物として、あるいは他の幾つかの形態で加え
ることができる。本発明で使用される顔料は、原則的に
は、各々のバインダーの実際の製造の間、すなわちそれ
らの付加重合、重付加または重縮合の間に加えることも
できる。
【0087】該新規顔料が均一に配合される電子写真用
トナーまたは粉体塗料の静電的帯電のレベルは予測する
ことができず、同一の条件(同一の分散時間、同一の粒
度分布、同一の粒子形態)の下に約20℃の温度及び50%
の相対大気湿度において標準試験システム上で測定され
る。トナーの静電的帯電は、ローラーベンチを用いて
(一分間当たり150 回転)、キャリアー、つまり標準化
した摩擦パートナー(キャリアー97重量部当たりトナー
3重量部)と一緒に流動させることによって行う。この
静電的帯電を次いで慣用のq/m 測定スタンドを用いて測
定する(J.H. Dessauer, H.E. Clark,“Xerography and
related Processes”, Focal Press, N.Y., 1965,第28
9 頁; J.F. Hughes,“Electrostatic Powder Coatin
g”, ResearchStudies Press Ltd.,レッチウォース(Let
chworth), ハートフォードシャー, イギリス, 1984, 第
2章) 。q/m 値または粉体塗料の摩擦電気的帯電の測定
においては、粒度が大きな影響度を持ち、このためスク
リーニングすることにより得られるトナーサンプルまた
は粉体塗料サンプルの場合には、均一な粒度分布に細心
の注意が払われる。例えば、トナーについては10μm の
平均粒度が狙いとなり、そして粉体塗料には50μm の平
均粒度が実用的である。
【0088】粉体(粉体塗料)の摩擦電気的噴霧は、標
準の噴霧パイプ及び星形内部ロッドを有する噴霧装置を
用いて、3bar の噴霧圧力で最大の粉体処理量で行う。
このためには、噴霧する対象物を噴霧ブース中に吊り下
げそして約20cmの間隔をもって全面から直接噴霧し、こ
の際噴霧装置を更に動かすことはしない。次いで、噴霧
した粉体のその帯電を、Intec(Dortmund) 製の“Messge
raet zur Messung vontriboelektrischer Ladung von P
ulvern ”(粉体の摩擦電気的帯電を測定するための装
置)を用いて測定する。その測定のためには、噴霧装置
から雲状に出てくる粉体のところに直接、測定装置の測
定アンテナを拡げる。粉体塗料または粉体の静電的帯電
から生じる電流強度が示される(μA )。次いで、噴霧
した粉体塗料と付着したその塗料の重量の差から付着率
を決定する(単位: %)。
【0089】トナーバインダー系中での該新規アゾ顔料
の透明度は以下のように検査される: 顔料着色した試
験トナー(その調製は実施例1.3.1 参照)30重量部を、
溶解機(5000 rpm で5分間)を用いて、原料ワニス(各
々のトナー樹脂15重量部及び酢酸エチル85重量部からな
る)70重量部中に攪拌して導入する。得られた試験トナ
ーワニスを、ハンドコーター (RK Chemical Co. Ltd,
イギリス) を用いて、同様に調製した標準顔料ワニスと
対照させて適当な紙(例えば、活版紙)の上にナイフ塗
布する。ドクターブレードの適当なサイズは、例えばK
bar N3(=24μm ナイフ塗布厚さ)である。透明度の測
定を補助するために、この紙に黒い棒状模様を印刷しそ
して透明度の差を、DIN 55 988に従いまたは1990年9月
13日の顔料マーケッティング, ヘキストAG“Visuelle u
nd Farbmetrische Bewertung”[ 視覚的及び測色的評
価] (No.1/1)からの試験手順に従いdL値で測定する。
【0090】顔料の特性付けの間連で示す残留塩含有量
は、水性顔料懸濁液の抽出物の比導電率を示し(顔料マ
ーケッティング, ヘキストAG No.1/10(2/91)“Bestimmu
ng der spezifischen Leitfaehigkeit am Extrakt eine
r waessrigen Pigmentsuspension”[ 水性顔料懸濁液の
抽出物の比導電率の測定] からの試験手順に従う)、そ
して対応して示されるpHは、顔料マーケッティング, ヘ
キストAG, 1/9(2/91)“Bestimmung des pH-Wertes am E
xtrakt einer waessrigen Pigmentsuspension”[ 水性
顔料懸濁液の抽出物のpHの測定] からの試験手順に従い
測定し、この両方の測定方法は、試験手順文書に規定さ
れる脱イオン水の代わりに二回蒸留した水を使用する。
【0091】以下の実施例1で言及される該新規C.I.ピ
グメントレッド57:1は、助剤として、カルシウム塩の形
のアビエチン酸を含む (CAS No. 13463-98-4)(約30%)
。比較例1のピグメント57:1は Permanent Rubin L6B0
2 (ヘキストAG, 登録商標) である。以下の実施例にお
いて、部及び%は重量に基づく。
【0092】
【実施例】
合成 4-アミノトルエン- 3-スルホン酸 37.4 部を、水 500部
及び水酸化ナトリウム溶液(33%) 26.1 部中に溶解し
た。氷で0℃まで冷却した後、塩酸 (31%) 56部を添加
し、次いでこの混合物を、亜硝酸ナトリウム溶液 (40
%) 34.5部を用いて、0〜5℃の温度下に10分間ジアゾ
化した。
【0093】更に、β- ヒドロキシナフトエ酸 39 部を
水1000部及び水酸化ナトリウム溶液(33 %) 70部中に20
℃で溶解した。次いで上記ジアゾ懸濁液を、20℃の温度
下に30分間にわたってこの溶液に添加した。水 380部及
び水酸化ナトリウム溶液(33%) 15部中のアビエチン酸3
7.8部の溶液を添加した後、希塩酸を用いてpHを9.0に調
節した。レーキに化するために、水 100部中の塩化カル
シウム35部の溶液 (77〜80%) を次いで5分間にわたっ
て滴下した。希塩酸を用いてpHを6.0 に調節した後、こ
の顔料懸濁液を先ず80〜85℃に加熱し、この温度で30分
間攪拌し次いで吸引濾過し、そして固形生成物を、中性
及び塩不含になるまで水で洗浄し、そして一定重量にな
るまで80℃で乾燥した。赤色のレーキ 126.2部が得られ
た。 1.1 顔料特性 BET 表面積: 90m2/g 残留湿分 (加熱バルブ (heating bulb) ): 1.0% (カールフ
ィッシャー: 4.9 %, 結晶水を含む) 残留塩含分: 0.4 mS/cm pH: 7.4 熱安定性: 250 ℃よりも著しく高い熱安定性が示され
る; DTA (示差熱分析),3℃/ 分の加熱速度, 密閉ガ
ラスアンプル。 粒度及び形態(電子顕微鏡で数えた質量分布):粒度及
び粒子形態は、顔料粉体の電子顕微鏡写真によって測定
した。このために、顔料を水中に15分間分散させ次いで
噴霧塗布した。顕微鏡写真は、13,000及び29,000の倍率
で撮影した。 粒度: d50 = 120nm; d25 = 88nm; d75 = 160nm 粒子形態: 長さ: 幅比は、2.65:1と測定された。 誘電特性: Ω・ cm: 4・1015 ε: (1 kHz) 3.7 tan δ (1 kHz) 4・10-3 X-線回折図(CuKα線) 2シータ (S=強, m=中, w=弱) 4.72(s); 11.06(w); 13.74(w); 15.07(m); 15.62(m); 1
8.34(s); 18.70(s); 19.42(w); 21.44(m); 26.05(s); 2
7.31(m) 1.2 透明度 一つのトナー樹脂(ビスフェノールAベースのポリエス
テル)において、改善された透明度が測定された(24μ
m 膜厚さ)。この際、その顔料着色された試験トナーは
実施例1.3.1 のように調製されたものである。
【0094】比較例に示した標準物と比較して、評価単
位で5段階上がった透明度及び評価単位で5段階強まっ
た青色度が、同じ色濃度において観測された。 試験手順1/1 による透明度の差異の評価 1=僅かにより透明, 2=若干より透明; 3=目にとまるほど
より透明; 4=明らかなほどより透明; 5=顕著により透
明; 6=かなりより透明 1.3 静電的性質 1.3.1 実施例1.1 の顔料5部を、トナーバインダー(ビスフェ
ノールAベースのポリエステル)95部中に配合機を用い
て45分間にわたって均一に配合する。次いでこの混合物
を一般的な実験室用ミルにより粉砕し次いで遠心式分級
機を用いて分級する。所望の粒子フラクション (4〜25
μm )を、50〜200 μm のサイズを有するシリコン塗布
したフェライト粒子(嵩密度 2.75g/cm3)(FBM 96-100;
PowderTechn)からなるキャリアで活性化する。
【0095】慣用のq/m 測定スタンドで測定を行う。25
μm のメッシュサイズを有する篩を用いることによっ
て、トナーが吹き出される際にキャリアがそれに持ち込
まれないことが確実に達成される。この測定は40〜60%
の相対大気湿度において行われる。活性化期間の関数と
して、以下のq/m 値 [μC/g]が測定される。 1.3.2 実施例1.3.1 のように顔料5部を、TGICポリエステルを
基体とする粉体塗料バインダー、例えばUralac P 5010
(登録商標, DSM, オランダ) 95部中に均一に配合す
る。付着率を測定するために、この試験粉体塗料30g を
所定の圧力下に摩擦電気式ガン (triboelectric gun)に
より噴霧する。重量差により、付着した粉体塗料の量を
測定すること及び付着率(%) を決定することができ、ま
たその電荷移動から電流流量値 (μA)が誘導できる。
【0096】 1.3.3 該新規マゼンタ顔料5部及び式
【0097】
【化20】
【0098】で表わされるドイツ特許出願公開第4 031
705 号の実施例5に記載の荷電制御剤1部を、実施例1.
3.1 に記載のように、トナーバインダー(ビスフェノー
ルAベースのポリエステル)中に配合し、そして測定を
行う。活性化期間の関数として、以下のq/m 値 [μC/g]
が測定される: 1.3.4 該新規マゼンタ顔料5部及び式
【0099】
【化21】
【0100】で表わされるドイツ特許出願公開第3 901
153 号の製造実施例1に記載される荷電制御剤混合物
(2〜5のnを有する高度にフッ素化されたアンモニウ
ム塩)1部を、実施例1.3.1 に記載したように、トナー
バインダー(ビスフェノールAベースのポリエステル)
中に配合しそして測定を行う。活性化期間の関数とし
て、以下のq/m 値 [μC/g]が測定される: 1.3.5 該新規顔料5部及び式
【0101】
【化22】
【0102】で表わされる米国特許第5 187 038 号の製
造実施例2に記載の荷電制御剤混合物(xが 150〜800
のカチオンポリマー)1部を、実施例1.3.1 に記載のよ
うに、トナーバインダー(ビスフェノールAベースのポ
リエステル)中に配合し、そして測定を行う。活性化期
間の関数として、以下のq/m 値 [μC/g]が測定される: 比較例1 比較例1で使用される慣用のC.I.ピグメントレッド57:1
は以下の性質を特性とする: 1.1 顔料特性 BET 表面積: 35 m2/g 残留湿分: 0.5 % (カールフィッシャー: 3.6 %,
結晶水を含む) 残留塩含分: 0.1 mS/cm pH: 7.1 熱安定性: 250 ℃より高い分解温度 (DTA) 粒度: d50 = 160nm; d25 = 103nm; d75 = 187nm 粒子形態: 長さ: 幅比は2.85:1と測定された。 誘電特性 Ω・ cm: 3・1015 ε: (1 kHz) 4.2 tan δ (1 kHz) 3・10-2 X-線回折図 (CuKα線) 2シータ (S=強, m=中, w=弱): 4.85(s); 11.94(w); 15.09(m); 15.66(m); 18.34(s); 1
8.68(s); 21.44(m); 26.06(s); 27.31(m) 比較例1.2 試験トナーの調製及び測定は実施例1.2 に記載のように
行った。 比較例1.3 - 静電的性質 比較例1.3.1 顔料5部を実施例1.3.1 に記載のようにトナーバインダ
ー中に配合し、そして測定を行った:
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 9/097 G03G 9/08 344 381 (72)発明者 リューデイガー・バウール ドイツ連邦共和国、65817 エップシユタ イン、ガルテンストラーセ、26

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式(1) 【化1】 で表わされるアゾ顔料を、電子写真用トナー及び現像
    剤、粉体及び粉体塗料、インクジェット用インキ及びエ
    レクトレット材料中で着色剤として使用する方法におい
    て、アゾ顔料粉末が70m2/gよりも大きい比表面積を有
    し、そしてアゾ顔料粒子が平均で2.8:1 よりも小さい長
    さ対幅比及び 130nmよりも小さい平均粒度d50を有する
    ことを特徴とする上記方法。
  2. 【請求項2】 顔料粉末の比表面積が80m2/gよりも大き
    い、好ましくは85m2/gよりも大きい請求項1の方法。
  3. 【請求項3】 アゾ顔料が、ロジン類またはアビエチン
    酸類の群から選択される助剤を、助剤とアゾ顔料の総重
    量を基準として、20〜50重量%、好ましくは25〜40重量
    %の量で含む請求項1または2の方法。
  4. 【請求項4】 トリフェニルメタン類、アンモニウム及
    びイミニウム化合物; フッ素化されたアンモニウム及び
    フッ素化されたイミニウム化合物; ビスカチオン酸アミ
    ド類; ポリマー性アンモニウム化合物; ジアリルアンモ
    ニウム化合物; アリールスルフィド誘導体; フェノール
    誘導体; ホスホニウム化合物及びフッ素化されたホスホ
    ニウム化合物; カリックスアレーン類; 環状に結合した
    オリゴサッカライド類; ポリエステル塩類; 金属錯体化
    合物; ベンゾイミダゾロン類;アジン類; チアジン類及
    びオキサジン類からなる群から選択される荷電制御剤を
    追加的に使用する請求項1〜3のいずれか一つの方法。
  5. 【請求項5】 電子写真用トナーまたは現像剤、粉体ま
    たは粉体塗料の全重量を基準として、0.01〜20重量%、
    好ましくは 0.1〜5重量%の量で荷電制御剤を使用する
    請求項4の方法。
  6. 【請求項6】 慣用のトナーバインダー、0.01〜50重量
    %、好ましくは 0.5〜20重量%の量の請求項1または2
    に定義されるアゾ顔料、及び0〜20重量%、好ましくは
    0.1〜5重量%の量のトリフェニルメタン類、アンモニ
    ウム及びイミニウム化合物; フッ素化されたアンモニウ
    ム及びフッ素化されたイミニウム化合物; ビスカチオン
    酸アミド類; ポリマー性アンモニウム化合物; ジアリル
    アンモニウム化合物; アリールスルフィド誘導体; フェ
    ノール誘導体; ホスホニウム化合物及びフッ素化された
    ホスホニウム化合物; カリックスアレーン類; シクロデ
    キストリン類; ポリエステル塩類; 金属錯体化合物; ベ
    ンゾイミダゾロン類; アジン類; チアジン類及びオキサ
    ジン類の群から選択される荷電制御剤を含む電子写真用
    トナーまたは現像剤。
  7. 【請求項7】 エポキシド基、カルボキシル基またはヒ
    ドロキシル基を含むアクリル樹脂またはポリエステル樹
    脂あるいはこれらの樹脂の組み合わせ、0.01〜50重量
    %、好ましくは 0.1〜5重量%の量の請求項1または2
    で定義されるアゾ顔料、及び0〜20重量%、好ましくは
    0.1〜5重量%の量のトリフェニルメタン類、アンモニ
    ウム及びイミニウム化合物; フッ素化されたアンモニウ
    ム及びフッ素化されたイミニウム化合物; ビスカチオン
    酸アミド類; ポリマー性アンモニウム化合物; ジアリル
    アンモニウム化合物; アリールスルフィド誘導体; フェ
    ノール誘導体; ホスホニウム化合物及びフッ素化された
    ホスホニウム化合物; カリックスアレーン類; シクロデ
    キストリン類; ポリエステル塩類; 金属錯体化合物; ベ
    ンゾイミダゾロン類; アジン類、チアジン類及びオキサ
    ジン類の群から選択される荷電制御剤を含む粉体または
    粉体塗料。
  8. 【請求項8】 アゾ顔料及び場合によっては荷電制御剤
    を、トナー、現像剤、粉体または粉体塗料各々のバイン
    ダーまたは樹脂に均一に配合することからなる請求項6
    または7に記載の電子写真用トナーまたは現像剤、粉体
    または粉体塗料の調製方法。
  9. 【請求項9】 請求項1または2で定義されるアゾ顔料
    を 0.01 〜50重量%、好ましくは 0.5〜20重量%の量で
    含むインクジェット用インキ。
JP15555897A 1996-06-13 1997-06-12 マゼンタアゾ顔料からなる電子写真用トナー及び現像剤 Expired - Fee Related JP3955128B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE19623565:0 1996-06-13
DE19623565A DE19623565C2 (de) 1996-06-13 1996-06-13 Toner für elektrophotographische Entwickler, enthaltend ein Azomagentapigment

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1073963A true JPH1073963A (ja) 1998-03-17
JP3955128B2 JP3955128B2 (ja) 2007-08-08

Family

ID=7796828

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15555897A Expired - Fee Related JP3955128B2 (ja) 1996-06-13 1997-06-12 マゼンタアゾ顔料からなる電子写真用トナー及び現像剤

Country Status (7)

Country Link
EP (1) EP0813117B1 (ja)
JP (1) JP3955128B2 (ja)
KR (1) KR100510618B1 (ja)
CA (1) CA2207666A1 (ja)
DE (2) DE19654959A1 (ja)
IN (1) IN192121B (ja)
MX (1) MX9704371A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10239905A (ja) * 1997-03-03 1998-09-11 Toyo Ink Mfg Co Ltd 静電荷像現像用カラートナー及びその製造方法、並びに画像形成方法
JP2001075312A (ja) * 1999-07-07 2001-03-23 Mitsubishi Chemicals Corp 非磁性一成分系トナー
JP2002338841A (ja) * 2001-05-18 2002-11-27 Dainippon Ink & Chem Inc アゾレーキ顔料、アゾレーキ顔料の製造方法及び印刷インキ
JP2003122055A (ja) * 2001-10-18 2003-04-25 Dainippon Ink & Chem Inc 静電荷現像用トナー
JP2003165936A (ja) * 2001-03-22 2003-06-10 Ricoh Co Ltd 水性インク組成物並びにそれを用いたインクジェット記録方法及びインクジェット記録装置
JP2020094133A (ja) * 2018-12-13 2020-06-18 Dic株式会社 被覆アゾレーキ顔料

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19832371A1 (de) * 1998-07-18 2000-01-20 Clariant Gmbh Verwendung von Aluminium-Azokomplexfarbstoffen als Ladungssteuermittel
US6248161B1 (en) 1999-01-11 2001-06-19 Hewlett-Packard Company Preparation of permanent color inks from water-soluble colorants using specific phosphonium salts
DE10027671C2 (de) * 2000-06-03 2002-10-02 K & S Ag Einfärbung von mineralischen Düngemitteln
JP4387613B2 (ja) * 2000-07-10 2009-12-16 キヤノン株式会社 マゼンタトナー
CN109478029B (zh) * 2016-07-29 2022-07-29 日本瑞翁株式会社 品红调色剂

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB1252665A (ja) * 1969-01-14 1971-11-10
DE3039642A1 (de) * 1980-10-21 1982-05-27 Hoechst Ag, 6000 Frankfurt Verfahren zur herstellung von figmentgranulaten und ihre verwendung
DE3120697A1 (de) * 1981-05-23 1982-12-09 Hoechst Ag, 6000 Frankfurt Anionische verbindungen auf basis modifizierter novolack-oxalkylate, ihre herstellung und ihre verwendung als schaumfreie grenzflaechenaktive mittel
JPH0656506B2 (ja) * 1985-04-26 1994-07-27 キヤノン株式会社 トナ−
JPH0753835B2 (ja) * 1985-05-20 1995-06-07 大日本インキ化学工業株式会社 アゾレ−キ顔料の製造法
DK467285D0 (da) * 1985-10-11 1985-10-11 Koege Kemisk Vaerk Fremgangsmaade til fremstilling af en organisk pigmentdispersion
JPH0619591B2 (ja) * 1986-11-20 1994-03-16 キヤノン株式会社 カラ−電子写真用トナ−
DE3831384A1 (de) * 1988-09-15 1990-03-29 Hoechst Ag Verfahren zur gezielten beeinflussung des triboelektrischen effektes von azopigmenten
US5190585A (en) * 1988-10-06 1993-03-02 Ciba-Geigy Corporation Production of pigment compositions
JPH087457B2 (ja) * 1991-08-27 1996-01-29 株式会社巴川製紙所 正帯電性マゼンタトナー
DE4137476A1 (de) * 1991-11-14 1993-05-19 Basf Ag Verwendung von pigmentzubereitungen zur herstellung von pasten, druckfarben und lacken
JP3073821B2 (ja) * 1991-11-18 2000-08-07 株式会社リコー 静電写真用マゼンタ液体現像剤
JP3028276B2 (ja) * 1993-10-29 2000-04-04 キヤノン株式会社 静電荷像現像用カラートナー,その製造方法及びカラー画像形成方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10239905A (ja) * 1997-03-03 1998-09-11 Toyo Ink Mfg Co Ltd 静電荷像現像用カラートナー及びその製造方法、並びに画像形成方法
JP2001075312A (ja) * 1999-07-07 2001-03-23 Mitsubishi Chemicals Corp 非磁性一成分系トナー
JP2003165936A (ja) * 2001-03-22 2003-06-10 Ricoh Co Ltd 水性インク組成物並びにそれを用いたインクジェット記録方法及びインクジェット記録装置
JP2002338841A (ja) * 2001-05-18 2002-11-27 Dainippon Ink & Chem Inc アゾレーキ顔料、アゾレーキ顔料の製造方法及び印刷インキ
JP2003122055A (ja) * 2001-10-18 2003-04-25 Dainippon Ink & Chem Inc 静電荷現像用トナー
JP2020094133A (ja) * 2018-12-13 2020-06-18 Dic株式会社 被覆アゾレーキ顔料

Also Published As

Publication number Publication date
DE19654959A1 (de) 1998-06-04
EP0813117A1 (de) 1997-12-17
JP3955128B2 (ja) 2007-08-08
IN192121B (ja) 2004-02-21
MX9704371A (es) 1998-04-30
DE59710105D1 (de) 2003-06-26
KR100510618B1 (ko) 2005-12-30
CA2207666A1 (en) 1997-12-13
EP0813117B1 (de) 2003-05-21
KR980003895A (ko) 1998-03-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3323371B2 (ja) 電子写真トナーおよび現像剤用顔料
JP4462723B2 (ja) 電子写真用トナー及び現像剤、粉末塗料並びにインクジェットインクにおける改良されたシアン顔料の使用
JP3917764B2 (ja) 電子写真トナー及び現像剤、粉末塗料及びインクジェットインク中にピグメントイエロー155を使用する方法
US6251553B1 (en) Use of mixed-crystal pigments of the quinacridone series in electrophotographic toners and developers, powder coatings and inkjet inks
US20020098435A1 (en) Use of coated pigment granules in electrophotographic toners and developers, powder coatings and inkjet inks
JP3955128B2 (ja) マゼンタアゾ顔料からなる電子写真用トナー及び現像剤
US6159649A (en) Electrophotographic, resin-containing, electret, or inkjet compositions containing magenta azo pigment and use thereof
US20020028401A1 (en) Use of iron azo complex compounds as charge control agents
US7621967B2 (en) Blue dye with particularly high purity and positive triboelectric control effect
DE4435543C2 (de) Pigment für elektrophotographische Toner und Entwickler
DE19744097A1 (de) Verwendung von Pigment Yellow 155 in elektrophotographischen Tonern und Entwicklern, Pulverlacken und Ink-Jet-Tinten
DE19804899A1 (de) Verwendung von Pigment Yellow 155 in elektrophotographischen Tonern und Entwicklern, Pulverlacken und Ink-Jet-Tinten
MXPA98008214A (en) Utilization of the yellow pigment no. 155 in electrophotographic virators and revelers, powder coatings and inks for it jet printers
CZ254499A3 (cs) Použití barviv na basi aluminium-azokomplexu jako prostředku pro řízení náboje

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040518

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040518

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050809

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20051109

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20051114

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051121

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20051121

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060207

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060606

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20060726

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061010

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061026

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070417

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070501

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees