JPH1073461A - 全面発光指針 - Google Patents
全面発光指針Info
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- JPH1073461A JPH1073461A JP22949796A JP22949796A JPH1073461A JP H1073461 A JPH1073461 A JP H1073461A JP 22949796 A JP22949796 A JP 22949796A JP 22949796 A JP22949796 A JP 22949796A JP H1073461 A JPH1073461 A JP H1073461A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 製造が容易でかつ指示部の先端側から後端側
までを略均一に発光させ得る全面発光指針を提供するも
のである。 【解決手段】 指針キャップ5内に指針キャップ5内を
覆う白色の反射キャップ15を配設し、指示部1の両脇に
受光部2c,2dを形成して指示部1の全上下面に着色
層4を設け、指針本体3の下面側に配設する遮光部材で
ある指針座9に白色の反射部材12を配設し、この反射部
材12を介して指針座9上に指示部1を配置し、かつ受光
部2c,2dを指針座9から露出させたものである。
までを略均一に発光させ得る全面発光指針を提供するも
のである。 【解決手段】 指針キャップ5内に指針キャップ5内を
覆う白色の反射キャップ15を配設し、指示部1の両脇に
受光部2c,2dを形成して指示部1の全上下面に着色
層4を設け、指針本体3の下面側に配設する遮光部材で
ある指針座9に白色の反射部材12を配設し、この反射部
材12を介して指針座9上に指示部1を配置し、かつ受光
部2c,2dを指針座9から露出させたものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車,オ
ートバイ等車両の計器に適用される発光指針に関し、特
に指針軸上を通り指示部の先端側から後端側まで遮光キ
ャップに分断されることなく発光する全面発光指針に関
するものである。
ートバイ等車両の計器に適用される発光指針に関し、特
に指針軸上を通り指示部の先端側から後端側まで遮光キ
ャップに分断されることなく発光する全面発光指針に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の全面発光指針の従来技術とし
て、図10に示したものが知られている。すなわち、この
全面発光指針は、アクリル,ポリカーボネイト等の透明
樹脂材料からなり、線状に伸びる指示部1と指針基部2
とを備えている。この指針基部2の下側より図示しない
外部光源からの照明光の供給を受けて指示部1を発光す
る。指針基部2には、指示部1の先端側に集光点P1を
有する反射部2aと、指示部1の後端側に集光点P2を
有する反射部2bとを備え、これら反射部2a,2bに
より指示部1の先端側及び後端側に照明光を反射供給
し、指示部1を直線状に発光させるものである。この場
合、各反射部2a,2bを有する指針基部2は、図示し
ない遮光性の合成樹脂からなる黒色の指針キャップにて
覆われるが、この場合前記指針キャップは、指示部1の
前面を遮蔽しないように形成されるので、指示部1は前
記指針キャップに分断されることなく、図示しない指針
軸上を通りその先端側から後端側までを連続的に発光さ
せることができる。
て、図10に示したものが知られている。すなわち、この
全面発光指針は、アクリル,ポリカーボネイト等の透明
樹脂材料からなり、線状に伸びる指示部1と指針基部2
とを備えている。この指針基部2の下側より図示しない
外部光源からの照明光の供給を受けて指示部1を発光す
る。指針基部2には、指示部1の先端側に集光点P1を
有する反射部2aと、指示部1の後端側に集光点P2を
有する反射部2bとを備え、これら反射部2a,2bに
より指示部1の先端側及び後端側に照明光を反射供給
し、指示部1を直線状に発光させるものである。この場
合、各反射部2a,2bを有する指針基部2は、図示し
ない遮光性の合成樹脂からなる黒色の指針キャップにて
覆われるが、この場合前記指針キャップは、指示部1の
前面を遮蔽しないように形成されるので、指示部1は前
記指針キャップに分断されることなく、図示しない指針
軸上を通りその先端側から後端側までを連続的に発光さ
せることができる。
【0003】ところで、このような全面発光指針にあっ
ては、各反射部2a,2bを含む指針基部2背後に、こ
の部分を覆う遮光性の黒色の合成樹脂からなる図示しな
い指針座を設け、この指針座の各反射部2a,2bに対
応する位置に貫通孔からなる透光部を形成し、この透光
部を通じて供給された照明光のみで指示部1を発光させ
るようにした構造が採用されることがある。このような
構造によれば、前記指針座により透光部(反射部2a,
2b)以外からの照明光供給、すなわち発光指針への不
要な照明光導入を抑制することができるという利点があ
る。
ては、各反射部2a,2bを含む指針基部2背後に、こ
の部分を覆う遮光性の黒色の合成樹脂からなる図示しな
い指針座を設け、この指針座の各反射部2a,2bに対
応する位置に貫通孔からなる透光部を形成し、この透光
部を通じて供給された照明光のみで指示部1を発光させ
るようにした構造が採用されることがある。このような
構造によれば、前記指針座により透光部(反射部2a,
2b)以外からの照明光供給、すなわち発光指針への不
要な照明光導入を抑制することができるという利点があ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記指
針キャップで覆われた全面発光指針に、前記指針座を適
用し、各反射部2a,2bに供給された照明光のみで指
示部1の照明を行う場合、集光点P1,P2付近より先
端側及び後端側の各領域R1,R3は、各反射部2a,
2bによる光路解析上の発光面が存在するため明るく発
光するが、指針基部領域R2は、光路解析上の発光面が
存在せず、各領域R1,R3よりも暗くなり、均一な発
光が得られないという問題を有している。
針キャップで覆われた全面発光指針に、前記指針座を適
用し、各反射部2a,2bに供給された照明光のみで指
示部1の照明を行う場合、集光点P1,P2付近より先
端側及び後端側の各領域R1,R3は、各反射部2a,
2bによる光路解析上の発光面が存在するため明るく発
光するが、指針基部領域R2は、光路解析上の発光面が
存在せず、各領域R1,R3よりも暗くなり、均一な発
光が得られないという問題を有している。
【0005】そこで、前記指針キャップと前記指針座と
の内面を白色に着色し、前記指針キャップと前記指針座
とで形成される前記指針キャップ内の空間で、供給され
た照明光を乱反射させて指針基部領域R2を各領域R
1,R3と同様の輝度を得るようにし、指示部1が均一
に発光する構造を採用していた。しかし、小さく複雑な
形状である前記指針キャップ内面や前記指針座を白色に
着色することは容易でなく、正確に着色するためには煩
雑な作業を強いられ、生産性が向上しないという問題点
を有していた。
の内面を白色に着色し、前記指針キャップと前記指針座
とで形成される前記指針キャップ内の空間で、供給され
た照明光を乱反射させて指針基部領域R2を各領域R
1,R3と同様の輝度を得るようにし、指示部1が均一
に発光する構造を採用していた。しかし、小さく複雑な
形状である前記指針キャップ内面や前記指針座を白色に
着色することは容易でなく、正確に着色するためには煩
雑な作業を強いられ、生産性が向上しないという問題点
を有していた。
【0006】本発明はこの点に鑑みてなされたもので、
製造が容易で生産性がよくかつ指示部の先端側から後端
側までを略均一に発光させ得る全面発光指針の提供を主
な目的とするものである。
製造が容易で生産性がよくかつ指示部の先端側から後端
側までを略均一に発光させ得る全面発光指針の提供を主
な目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するため、線状の指示部とこの指示部の下方に設けた受
光部を有する指針基部とを一体形成した指針本体に前記
指示部を露出して指針キャップを被嵌し、光源からの照
明光を前記受光部を介して前記指示部に導光し、前記指
示部の先端側から後端側まで発光させるようにした全面
発光指針において、前記指針キャップ内に指針キャップ
内を覆う白色の反射キャップを配設し、前記指示部の両
脇に前記受光部を形成して前記指示部の全上下面に着色
層を設け、前記指針本体の下面側に配設する遮光部材で
ある指針座に白色の反射部材を配設し、この反射部材を
介して指針座上に前記指示部を配置し、かつ前記受光部
を前記指針座から露出させたものである。
するため、線状の指示部とこの指示部の下方に設けた受
光部を有する指針基部とを一体形成した指針本体に前記
指示部を露出して指針キャップを被嵌し、光源からの照
明光を前記受光部を介して前記指示部に導光し、前記指
示部の先端側から後端側まで発光させるようにした全面
発光指針において、前記指針キャップ内に指針キャップ
内を覆う白色の反射キャップを配設し、前記指示部の両
脇に前記受光部を形成して前記指示部の全上下面に着色
層を設け、前記指針本体の下面側に配設する遮光部材で
ある指針座に白色の反射部材を配設し、この反射部材を
介して指針座上に前記指示部を配置し、かつ前記受光部
を前記指針座から露出させたものである。
【0008】
【発明の実施の形態】指針キャップ5内に指針キャップ
5内を覆う白色の反射キャップ15を配設し、指示部1の
両脇に受光部2c,2dを形成して指示部1の全上下面
に着色層4を設け、指針本体3の下面側に配設する遮光
部材である指針座9に白色の反射部材12を配設し、この
反射部材12を介して指針座9上に指示部1を配置し、か
つ受光部2c,2dを指針座9から露出させたので、受
光部2c,2dから導入された照明光が反射キャップ15
と反射部材12とで拡散されるため、指針基部2近傍の指
示部1前面の発光輝度不足が補われ、指示部1全体の発
光輝度が均一化される。また、反射キャップ15と反射部
材12とを別部材で設けたことにより、製造が容易となり
生産性が向上する。
5内を覆う白色の反射キャップ15を配設し、指示部1の
両脇に受光部2c,2dを形成して指示部1の全上下面
に着色層4を設け、指針本体3の下面側に配設する遮光
部材である指針座9に白色の反射部材12を配設し、この
反射部材12を介して指針座9上に指示部1を配置し、か
つ受光部2c,2dを指針座9から露出させたので、受
光部2c,2dから導入された照明光が反射キャップ15
と反射部材12とで拡散されるため、指針基部2近傍の指
示部1前面の発光輝度不足が補われ、指示部1全体の発
光輝度が均一化される。また、反射キャップ15と反射部
材12とを別部材で設けたことにより、製造が容易となり
生産性が向上する。
【0009】
【実施例】以下、添付図面に基づいて本発明の実施例を
説明する。なお、前記従来例と同一及び相当箇所には同
一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
説明する。なお、前記従来例と同一及び相当箇所には同
一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0010】指針本体3は、アクリル,ポリカーボネイ
ト等の透光性樹脂材料からなり、直線状に伸びる指示部
1の前面には先端側から後端側までの全長にわたり、ま
た背面には先端側から指針基部2の直前まで、ホットス
タンプ等の印刷により着色層4が形成されている。特に
指示部1の前面は、後述する指針キャップ5との境目か
ら光が洩れないように周辺部1aを丸めてあり、着色層
4は、その丸まった周辺部1aに回り込むように形成さ
れている。またその指針基部2両側には、下面側に図示
しない光源からの照明光の供給を受ける受光部2c,2
dを備えており、この受光部2c,2dで受けた照明光
を反射し指示部1の先端側から後端側までを連続して発
光させる複数の反射部2a,2bが形成されている。
ト等の透光性樹脂材料からなり、直線状に伸びる指示部
1の前面には先端側から後端側までの全長にわたり、ま
た背面には先端側から指針基部2の直前まで、ホットス
タンプ等の印刷により着色層4が形成されている。特に
指示部1の前面は、後述する指針キャップ5との境目か
ら光が洩れないように周辺部1aを丸めてあり、着色層
4は、その丸まった周辺部1aに回り込むように形成さ
れている。またその指針基部2両側には、下面側に図示
しない光源からの照明光の供給を受ける受光部2c,2
dを備えており、この受光部2c,2dで受けた照明光
を反射し指示部1の先端側から後端側までを連続して発
光させる複数の反射部2a,2bが形成されている。
【0011】反射部2a、2bは、指示部1の先端側及
び後端側にそれぞれ反射した照明光が集まる集光部P
1,P2を有すると共に、指示部1の先端側及び後端側
に反射光を供給して指示部1を発光させる。これら反射
部2a,2bを含む指針基部2の周囲は、指示部1の前
面を露出する黒色の合成樹脂からなる指針キャップ5に
て覆われるもので、発光する指示部1の直線状の意匠を
分断しないようになっている。
び後端側にそれぞれ反射した照明光が集まる集光部P
1,P2を有すると共に、指示部1の先端側及び後端側
に反射光を供給して指示部1を発光させる。これら反射
部2a,2bを含む指針基部2の周囲は、指示部1の前
面を露出する黒色の合成樹脂からなる指針キャップ5に
て覆われるもので、発光する指示部1の直線状の意匠を
分断しないようになっている。
【0012】指針本体3の後端側から指針基部2を超え
た指示部1側面に凹部6を備えている。この凹部6に
は、指針キャップ5の凸部5aが合致するものである。
また指針本体3の指針基部2背面には、ヒケ防止用の空
間部である空洞部7が形成されている。なお図中、符号
8は指針キャップ5装着用のフランジ部であり、このフ
ランジ部8に指針キャップ5のピン状の装着部5bが溶
着などの手段に固着される。また、かかる構成からなる
指針本体3は、指針基部2背面が後述する指針座9上に
載置され、図示しない指針軸と連結される。
た指示部1側面に凹部6を備えている。この凹部6に
は、指針キャップ5の凸部5aが合致するものである。
また指針本体3の指針基部2背面には、ヒケ防止用の空
間部である空洞部7が形成されている。なお図中、符号
8は指針キャップ5装着用のフランジ部であり、このフ
ランジ部8に指針キャップ5のピン状の装着部5bが溶
着などの手段に固着される。また、かかる構成からなる
指針本体3は、指針基部2背面が後述する指針座9上に
載置され、図示しない指針軸と連結される。
【0013】指針座9は、指針本体3の指針基部2の背
後を覆うと共に指針本体3を載置し、この指針本体3を
載置する円板上の台座部10と、図示しない指針軸を圧入
して指針本体3との連結をはかる円筒状の取付部11とか
ら構成されている。この台座部10には、上面に白色の合
成樹脂からなる反射部材12が設けられている。この反射
部材12は、指針キャップ5装着用のフランジ部8に対応
する部分を除いて、台座部10の上面を覆うように形成さ
れている。また、この反射部材12には、指針バランス用
の錘13を固定する装着ピン12aを備えており、この装着
ピン12aに錘13を装着し、装着ピン12aを溶着すること
により固定する。
後を覆うと共に指針本体3を載置し、この指針本体3を
載置する円板上の台座部10と、図示しない指針軸を圧入
して指針本体3との連結をはかる円筒状の取付部11とか
ら構成されている。この台座部10には、上面に白色の合
成樹脂からなる反射部材12が設けられている。この反射
部材12は、指針キャップ5装着用のフランジ部8に対応
する部分を除いて、台座部10の上面を覆うように形成さ
れている。また、この反射部材12には、指針バランス用
の錘13を固定する装着ピン12aを備えており、この装着
ピン12aに錘13を装着し、装着ピン12aを溶着すること
により固定する。
【0014】この指針座9の台座部10には、指針本体3
の受光部2c,2dにそれぞれ対応する位置に貫通孔か
らなる透光部10aが形成されていて、また反射部材12に
も、指針本体3の受光部2c,2dにそれぞれ対応する
位置に切り欠き部14が形成されている。この切り欠き部
14は、前述のフランジ部8に対応する部分と受光部2
c,2dに対応するように形成されている。そして、指
針本体3の受光部2c,2dはこの透光部10aと切り欠
き部14に合致し、台座部10の下面に臨み、指針座9から
露出するものである。
の受光部2c,2dにそれぞれ対応する位置に貫通孔か
らなる透光部10aが形成されていて、また反射部材12に
も、指針本体3の受光部2c,2dにそれぞれ対応する
位置に切り欠き部14が形成されている。この切り欠き部
14は、前述のフランジ部8に対応する部分と受光部2
c,2dに対応するように形成されている。そして、指
針本体3の受光部2c,2dはこの透光部10aと切り欠
き部14に合致し、台座部10の下面に臨み、指針座9から
露出するものである。
【0015】指針キャップ5は、指針基部2を覆う様に
左右に分かれた形状で、指示部1後端側で連結した連結
部5cを備えている。この指針キャップ5には、前述し
た指示部1側面の凹部6に合致する凸部5aを指針キャ
ップ5の左右にそれぞれ備え、この凸部5aの段差部5
dは、連結部5cに設けた段差部5eと連続している。
また、この指針キャップ5は、その内面に下方に突出す
る前述のピン状の装着部5bを備えている。
左右に分かれた形状で、指示部1後端側で連結した連結
部5cを備えている。この指針キャップ5には、前述し
た指示部1側面の凹部6に合致する凸部5aを指針キャ
ップ5の左右にそれぞれ備え、この凸部5aの段差部5
dは、連結部5cに設けた段差部5eと連続している。
また、この指針キャップ5は、その内面に下方に突出す
る前述のピン状の装着部5bを備えている。
【0016】この指針キャップ5内には、白色の合成樹
脂からなる反射キャップ15を左右にそれぞれ備えてい
る。この反射キャップ15は、指針キャップ5の装着部5
bが貫通する貫通孔15aを備えている。このように、反
射キャップ15にピン状の装着部5bを設けずにわざわざ
指針キャップ5に装着部5bを設け、この装着部5bを
反射キャップ15の貫通孔15aを貫通させ、指針座9の台
座部10の下面に装着部5bを突出させ溶着固定すること
は、装着部5bが黒色であるため指針背後からの照明光
の供給時に、台座部10の下面で供給光が反射され図示し
ない文字板上が光輝することを防止するものである。こ
れは、装着部5bを反射キャップ15に形成した場合、台
座部10下面に溶着により変形した白色の反射キャップ15
の装着部5bによって供給光が反射され、前記文字板上
が光輝してしまうからである。
脂からなる反射キャップ15を左右にそれぞれ備えてい
る。この反射キャップ15は、指針キャップ5の装着部5
bが貫通する貫通孔15aを備えている。このように、反
射キャップ15にピン状の装着部5bを設けずにわざわざ
指針キャップ5に装着部5bを設け、この装着部5bを
反射キャップ15の貫通孔15aを貫通させ、指針座9の台
座部10の下面に装着部5bを突出させ溶着固定すること
は、装着部5bが黒色であるため指針背後からの照明光
の供給時に、台座部10の下面で供給光が反射され図示し
ない文字板上が光輝することを防止するものである。こ
れは、装着部5bを反射キャップ15に形成した場合、台
座部10下面に溶着により変形した白色の反射キャップ15
の装着部5bによって供給光が反射され、前記文字板上
が光輝してしまうからである。
【0017】指針キャップ5に指針本体3を組み付ける
と、指針本体3の凹部6に指針キャップ5の凸部5aが
合致する。この凹部6と凸部5aとが合致することと、
前述した指針本体3の指示部3の前面に設けた着色層4
が指針キャップ5に接触することにより、指示部1と指
針キャップ5との境目から光が洩れることを防止でき
る。
と、指針本体3の凹部6に指針キャップ5の凸部5aが
合致する。この凹部6と凸部5aとが合致することと、
前述した指針本体3の指示部3の前面に設けた着色層4
が指針キャップ5に接触することにより、指示部1と指
針キャップ5との境目から光が洩れることを防止でき
る。
【0018】そして、指針本体3,指針キャップ5,反
射キャップ15,反射部材12,指針座9を組み付けると、
指針本体3は、指針キャップ5と指針座9内の反射キャ
ップ15と反射部材12とで覆われる。
射キャップ15,反射部材12,指針座9を組み付けると、
指針本体3は、指針キャップ5と指針座9内の反射キャ
ップ15と反射部材12とで覆われる。
【0019】しかして、前記光源が点灯すると、その照
明光は指針座9の受光部2c,2dを通じて指針本体3
内に導入され、指針本体3内に導入された照明光は、前
述したように各反射部2a,2bにより指示部1の各集
光部P1,P2側に反射され、主に各集光部P1,P2
よりも先端側及び後端側に反射供給されてこれらの部分
を発光させる。
明光は指針座9の受光部2c,2dを通じて指針本体3
内に導入され、指針本体3内に導入された照明光は、前
述したように各反射部2a,2bにより指示部1の各集
光部P1,P2側に反射され、主に各集光部P1,P2
よりも先端側及び後端側に反射供給されてこれらの部分
を発光させる。
【0020】一方、反射キャップ15と反射部材12とによ
り拡散された供給光は、指針基部2付近の指示部1前方
に拡散供給され、主に各集光部P1,P2に挾まれた指
示部1の指針基部2付近を発光させる。
り拡散された供給光は、指針基部2付近の指示部1前方
に拡散供給され、主に各集光部P1,P2に挾まれた指
示部1の指針基部2付近を発光させる。
【0021】従って指示部1の先端側から後端側までが
連続的に発光する。この時、各反射部2a,2bによる
光路解析上の発光面を有する、指示部1の各集光部P
1,P2よりも先端側及び後端側部分と同様に、光路解
析上の発光面を有さない指示部1の指針基部2付近も、
同様の発光輝度を得ることができる。
連続的に発光する。この時、各反射部2a,2bによる
光路解析上の発光面を有する、指示部1の各集光部P
1,P2よりも先端側及び後端側部分と同様に、光路解
析上の発光面を有さない指示部1の指針基部2付近も、
同様の発光輝度を得ることができる。
【0022】従って前記のような指示部1の指針基部2
付近の発光輝度不足が反射キャップ15と反射部材12とに
より補われる。
付近の発光輝度不足が反射キャップ15と反射部材12とに
より補われる。
【0023】以上のように本実施例によれば、指示部1
の指針基部2背後に導入された照明光が反射キャップ15
と反射部材12とにより指示部1の前面側に拡散供給され
るため、各集光部P1,P2に挾まれた指示部1の指針
基部2付近の発光不足を補うことができ、従って、指示
部1全体を略均一に光輝させることができる。
の指針基部2背後に導入された照明光が反射キャップ15
と反射部材12とにより指示部1の前面側に拡散供給され
るため、各集光部P1,P2に挾まれた指示部1の指針
基部2付近の発光不足を補うことができ、従って、指示
部1全体を略均一に光輝させることができる。
【0024】また本実施例のように、指針キャップ5を
指針座9とで囲まれる空間で供給光を乱反射させるため
に、塗装でなく、反射キャップ15や反射部材12などの別
部品を設けたことにより、指示部1全体が均一に光輝す
る全面発光指針を容易に製造することができる。
指針座9とで囲まれる空間で供給光を乱反射させるため
に、塗装でなく、反射キャップ15や反射部材12などの別
部品を設けたことにより、指示部1全体が均一に光輝す
る全面発光指針を容易に製造することができる。
【0025】なお本実施例では、指示部1の前面は、後
述する指針キャップ5との境目から光が洩れないように
周辺部1aを丸めてあり、着色層4は、その丸まった周
辺部1aに回り込むように、形成したが、必ずしも周辺
部1aは丸めなくともよく、周辺部1aを傾斜面として
もよい。
述する指針キャップ5との境目から光が洩れないように
周辺部1aを丸めてあり、着色層4は、その丸まった周
辺部1aに回り込むように、形成したが、必ずしも周辺
部1aは丸めなくともよく、周辺部1aを傾斜面として
もよい。
【0026】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
線状の指示部とこの指示部の下方に設けた受光部を有す
る指針基部とを一体形成した指針本体に前記指示部を露
出して指針キャップを被嵌し、光源からの照明光を前記
受光部を介して前記指示部に導光し、前記指示部の先端
側から後端側まで発光させるようにした全面発光指針に
おいて、前記指針キャップ内に指針キャップ内を覆う白
色の反射キャップを配設し、前記指示部の両脇に前記受
光部を形成して前記指示部の全上下面に着色層を設け、
前記指針本体の下面側に配設する遮光部材である指針座
に白色の反射部材を配設し、この反射部材を介して指針
座上に前記指示部を配置し、かつ前記受光部を前記指針
座から露出させたことにより、製造が容易でかつ指示部
の指針基部領域の発光不足を補って指示部の先端側から
後端側までを略均一に発光させ得る発光指針を提供でき
る。
線状の指示部とこの指示部の下方に設けた受光部を有す
る指針基部とを一体形成した指針本体に前記指示部を露
出して指針キャップを被嵌し、光源からの照明光を前記
受光部を介して前記指示部に導光し、前記指示部の先端
側から後端側まで発光させるようにした全面発光指針に
おいて、前記指針キャップ内に指針キャップ内を覆う白
色の反射キャップを配設し、前記指示部の両脇に前記受
光部を形成して前記指示部の全上下面に着色層を設け、
前記指針本体の下面側に配設する遮光部材である指針座
に白色の反射部材を配設し、この反射部材を介して指針
座上に前記指示部を配置し、かつ前記受光部を前記指針
座から露出させたことにより、製造が容易でかつ指示部
の指針基部領域の発光不足を補って指示部の先端側から
後端側までを略均一に発光させ得る発光指針を提供でき
る。
【図1】本発明の一実施例の一部を切り欠いた分解断面
図である。
図である。
【図2】同実施例の全面発光指針の上面図である。
【図3】同実施例の指針本体の上面図である。
【図4】同実施例の指針キャップの上面図である。
【図5】同実施例の全面発光指針の側面図である。
【図6】同実施例を背面から見た分解説明図である。
【図7】同実施例の指針キャップに反射キャップを組み
付けた背面図である。
付けた背面図である。
【図8】同実施例の図2中A−A線の分解断面図であ
る。
る。
【図9】同実施例の図2中A−A線で切断した指針キャ
ップと反射キャップと指針本体とを組み付けた断面図で
ある。
ップと反射キャップと指針本体とを組み付けた断面図で
ある。
【図10】従来例を示す上面図である。
1 指示部 2 指針基部 2c,2d 受光部 3 指針本体 4 着色層 5 指針キャップ 9 指針座 12 反射部材 15 反射キャップ
Claims (1)
- 【請求項1】 線状の指示部とこの指示部の下方に設け
た受光部を有する指針基部とを一体形成した指針本体に
前記指示部を露出して指針キャップを被嵌し、光源から
の照明光を前記受光部を介して前記指示部に導光し、前
記指示部の先端側から後端側まで発光させるようにした
全面発光指針において、前記指針キャップ内に指針キャ
ップ内を覆う白色の反射キャップを配設し、前記指示部
の両脇に前記受光部を形成して前記指示部の全上下面に
着色層を設け、前記指針本体の下面側に配設する遮光部
材である指針座に白色の反射部材を配設し、この反射部
材を介して指針座上に前記指示部を配置し、かつ前記受
光部を前記指針座から露出させたことを特徴とする全面
発光指針。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22949796A JP2885196B2 (ja) | 1996-08-30 | 1996-08-30 | 全面発光指針 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22949796A JP2885196B2 (ja) | 1996-08-30 | 1996-08-30 | 全面発光指針 |
Related Child Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16405198A Division JP2885245B2 (ja) | 1998-06-12 | 1998-06-12 | 全面発光指針 |
JP16405098A Division JP2885244B2 (ja) | 1998-06-12 | 1998-06-12 | 全面発光指針 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1073461A true JPH1073461A (ja) | 1998-03-17 |
JP2885196B2 JP2885196B2 (ja) | 1999-04-19 |
Family
ID=16893104
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22949796A Expired - Fee Related JP2885196B2 (ja) | 1996-08-30 | 1996-08-30 | 全面発光指針 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2885196B2 (ja) |
-
1996
- 1996-08-30 JP JP22949796A patent/JP2885196B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2885196B2 (ja) | 1999-04-19 |
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