JPH1072767A - 生地の柄合わせ装置 - Google Patents
生地の柄合わせ装置Info
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- JPH1072767A JPH1072767A JP22697996A JP22697996A JPH1072767A JP H1072767 A JPH1072767 A JP H1072767A JP 22697996 A JP22697996 A JP 22697996A JP 22697996 A JP22697996 A JP 22697996A JP H1072767 A JPH1072767 A JP H1072767A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 コスト負担をできるだけ小さく止めながら、
いかなる色調や濃淡度合の柄模様をもつ生地であって
も、所定の柄合わせを能率的に、かつ、高精度に行なう
ことができるようにする。 【解決手段】 生地送り出し機構4で垂下状に送り出さ
れた部分の表面側の幅方向に沿った複数箇所をスポット
照射する複数個の照射用レーザーマーカー9がそれらの
スポット照射点Sの位置を生地MAの縦方向に位置変更
可能に設けられている一方、生地MAの垂下部の裏面側
に対向して設けられた生地受止め支持板77の裏面側で
生地MAの幅方向に沿った複数箇所には前後方向および
縦方向に移動可能で、位置変更されたスポット照射点S
に対応する位置の生地MAに突き刺されて生地MAの縦
方向の位置を制御する複数の柄合わせユニット7が設け
られ、これら柄合わせユニット7の柄合わせ針6は生地
MAへの突き刺し状態のままで、自重により一斉に落下
されて所定の柄合わせを行なうように構成されている。
いかなる色調や濃淡度合の柄模様をもつ生地であって
も、所定の柄合わせを能率的に、かつ、高精度に行なう
ことができるようにする。 【解決手段】 生地送り出し機構4で垂下状に送り出さ
れた部分の表面側の幅方向に沿った複数箇所をスポット
照射する複数個の照射用レーザーマーカー9がそれらの
スポット照射点Sの位置を生地MAの縦方向に位置変更
可能に設けられている一方、生地MAの垂下部の裏面側
に対向して設けられた生地受止め支持板77の裏面側で
生地MAの幅方向に沿った複数箇所には前後方向および
縦方向に移動可能で、位置変更されたスポット照射点S
に対応する位置の生地MAに突き刺されて生地MAの縦
方向の位置を制御する複数の柄合わせユニット7が設け
られ、これら柄合わせユニット7の柄合わせ針6は生地
MAへの突き刺し状態のままで、自重により一斉に落下
されて所定の柄合わせを行なうように構成されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば横縞模様
や格子模様等のように、表面に付されている柄模様が少
なくとも横方向に連続する生地の柄合わせに用いられる
生地の柄合わせ装置に関するものである。
や格子模様等のように、表面に付されている柄模様が少
なくとも横方向に連続する生地の柄合わせに用いられる
生地の柄合わせ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年においては、洋服地や和服地等の布
状の生地として種々の素材からなるものが市販されるに
至っており、たとえば、縦編みのニット生地は、チュー
ブ状に編み立てられたものに染色および整理を施し、こ
れを切り開いた後に棒状の芯に丸く巻回させて仕上げる
のが通例である。このようにして巻回状態とされた原反
を解反させて裁断加工する場合には、まず、原反より生
地を引張り出して所定寸法に切断し、この切断した生地
を多層に重ね合わせた後に、裁断機等を用いて所望形状
に切り抜くことが行なわれる。この場合において、生地
を多層に重ね合わせる際には、各層毎に生地の柄合わせ
を行なう必要があり、特に生地の柄が縞模様や格子模様
である場合に、柄合わせが正確に行なわれていないと、
裁断後の製品に柄の斜行や曲がり等が生じ、あるいは、
各製品毎にばらつきが生じる。
状の生地として種々の素材からなるものが市販されるに
至っており、たとえば、縦編みのニット生地は、チュー
ブ状に編み立てられたものに染色および整理を施し、こ
れを切り開いた後に棒状の芯に丸く巻回させて仕上げる
のが通例である。このようにして巻回状態とされた原反
を解反させて裁断加工する場合には、まず、原反より生
地を引張り出して所定寸法に切断し、この切断した生地
を多層に重ね合わせた後に、裁断機等を用いて所望形状
に切り抜くことが行なわれる。この場合において、生地
を多層に重ね合わせる際には、各層毎に生地の柄合わせ
を行なう必要があり、特に生地の柄が縞模様や格子模様
である場合に、柄合わせが正確に行なわれていないと、
裁断後の製品に柄の斜行や曲がり等が生じ、あるいは、
各製品毎にばらつきが生じる。
【0003】このような生地の柄合わせを行なうにあた
って、作業者が生地の柄模様が曲がらぬように、かつ、
生地の柄模様が各層で全て一致するように、生地を一枚
づつ慎重に手作業で柄合わせする旧来一般の柄合わせ方
法による場合は、縞模様や格子模様が付された生地が原
反より引張り出された時点で既に多少の斜行や曲がり等
が発生しており、これが生地の癖となって現れているた
め、生地を多層に重ね合わせて柄合わせを行なう際、多
数の作業者によって生地を一枚々重ね合わせると同時
に、一人ずつが柄位置を確認しながら作業を行なう必要
があり、そのため、無駄な人手や手間を要することとな
って当該作業が煩雑、かつ面倒なものとなり、作業能率
および生産性が悪く、また、上記のような手作業による
生地の柄合わせは、一般的に作業台の上面、つまり水平
面の上において行なわれるが、水平に拡げた生地を重ね
合わせる場合に、生地個々に収縮あるいは伸張が必ず発
生し、それらが積み重ねられる全ての生地について均等
でなく、ばらつきがあるために、人手による上記のよう
な柄合わせ作業の困難性は顕著である。
って、作業者が生地の柄模様が曲がらぬように、かつ、
生地の柄模様が各層で全て一致するように、生地を一枚
づつ慎重に手作業で柄合わせする旧来一般の柄合わせ方
法による場合は、縞模様や格子模様が付された生地が原
反より引張り出された時点で既に多少の斜行や曲がり等
が発生しており、これが生地の癖となって現れているた
め、生地を多層に重ね合わせて柄合わせを行なう際、多
数の作業者によって生地を一枚々重ね合わせると同時
に、一人ずつが柄位置を確認しながら作業を行なう必要
があり、そのため、無駄な人手や手間を要することとな
って当該作業が煩雑、かつ面倒なものとなり、作業能率
および生産性が悪く、また、上記のような手作業による
生地の柄合わせは、一般的に作業台の上面、つまり水平
面の上において行なわれるが、水平に拡げた生地を重ね
合わせる場合に、生地個々に収縮あるいは伸張が必ず発
生し、それらが積み重ねられる全ての生地について均等
でなく、ばらつきがあるために、人手による上記のよう
な柄合わせ作業の困難性は顕著である。
【0004】そこで、生地の柄合わせ作業の自動化を可
能とした自動生地柄合わせ装置として、例えば本願出願
人が開発し先に特許出願した特開平5−321136号
公報に開示されたものや、特開平6−240564号公
報に開示されたものが知られている。これら公報に開示
されている自動生地柄合わせ装置は共に、原反から解反
され拡げられて縦方向へ垂下状に送り出された生地の垂
下部表面の柄模様をCCDカメラなどの光学的読取手段
を用いて読取り、その読取り信号に基づいて生地の幅方
向に沿った複数箇所に、生地の縦方向に移動可能に配設
された複数の柄合わせユニットにおける柄合わせ針を突
き刺した後、その突き刺し状態のままで複数の柄合わせ
ユニットを自重により一斉に同一平面位置まで落下させ
ることによって、生地における横方向に連続する柄模様
が横一直線状となるように生地の縦方向の位置を制御す
るように構成されたものである。
能とした自動生地柄合わせ装置として、例えば本願出願
人が開発し先に特許出願した特開平5−321136号
公報に開示されたものや、特開平6−240564号公
報に開示されたものが知られている。これら公報に開示
されている自動生地柄合わせ装置は共に、原反から解反
され拡げられて縦方向へ垂下状に送り出された生地の垂
下部表面の柄模様をCCDカメラなどの光学的読取手段
を用いて読取り、その読取り信号に基づいて生地の幅方
向に沿った複数箇所に、生地の縦方向に移動可能に配設
された複数の柄合わせユニットにおける柄合わせ針を突
き刺した後、その突き刺し状態のままで複数の柄合わせ
ユニットを自重により一斉に同一平面位置まで落下させ
ることによって、生地における横方向に連続する柄模様
が横一直線状となるように生地の縦方向の位置を制御す
るように構成されたものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように構成され
た従来の自動生地柄合わせ装置によれば、ニット生地等
の有する諸特質が原因で旧来一般の手作業では困難とさ
れていた生地の柄合わせ作業を自動化して、正確かつ良
好な柄合わせを能率的に実現することができるという利
点を有するものの、複数の柄合わせユニットにおける柄
合わせ針の突き刺し位置を生地の縦方向に制御するため
の制御信号が、CCDカメラなどの光学的読取手段を用
いて生地の柄模様における色の別異や濃淡などを読取る
ことによって送出されるように構成されたものであるた
めに、生地の柄模様の色調や濃淡度合によっては、色の
別異や濃淡などを所定通りに読取れなかったり、読取り
不能に陥るなどして、柄合わせ針の突き刺し位置を正確
に制御できず、生地の柄模様いかんによっては、所定の
柄合わせ精度が得られないという結果を招く可能性があ
った。
た従来の自動生地柄合わせ装置によれば、ニット生地等
の有する諸特質が原因で旧来一般の手作業では困難とさ
れていた生地の柄合わせ作業を自動化して、正確かつ良
好な柄合わせを能率的に実現することができるという利
点を有するものの、複数の柄合わせユニットにおける柄
合わせ針の突き刺し位置を生地の縦方向に制御するため
の制御信号が、CCDカメラなどの光学的読取手段を用
いて生地の柄模様における色の別異や濃淡などを読取る
ことによって送出されるように構成されたものであるた
めに、生地の柄模様の色調や濃淡度合によっては、色の
別異や濃淡などを所定通りに読取れなかったり、読取り
不能に陥るなどして、柄合わせ針の突き刺し位置を正確
に制御できず、生地の柄模様いかんによっては、所定の
柄合わせ精度が得られないという結果を招く可能性があ
った。
【0006】即ち、CCDカメラなどの光学的読取手段
は感度が非常に高いために、これによって確実、正確に
読取れる柄模様の色調や濃淡度合などの範囲は自ずと制
約されるものであり、その制約範囲から外れた色調や濃
淡度合などの柄模様をもつ生地が柄合わせの対象物であ
る場合は、CCDカメラなどの光学的読取手段による読
取り自体にミスを招いたり、読取り不能に陥るなどして
所定の柄合わせ精度が得られない。また、このような不
具合をなくするために、柄模様の色調や濃淡度合などが
異なる生地毎にCCDカメラなどの光学的読取手段の感
度を調整可能とすることも考えられるが、この場合は、
その光学的読取手段の感度調整のために多大な手数、時
間及び技能を要し、自動化による柄合わせの能率向上と
いう利点が半減あるいは消失してしまい、かつ、本来が
高価であるCCDカメラなどの光学的読取手段に更に感
度調整機能を付加することに伴うコスト負担は非常に大
きく、このような光学的読取手段を用いることによる技
術的な意義が損なわれるものであった。
は感度が非常に高いために、これによって確実、正確に
読取れる柄模様の色調や濃淡度合などの範囲は自ずと制
約されるものであり、その制約範囲から外れた色調や濃
淡度合などの柄模様をもつ生地が柄合わせの対象物であ
る場合は、CCDカメラなどの光学的読取手段による読
取り自体にミスを招いたり、読取り不能に陥るなどして
所定の柄合わせ精度が得られない。また、このような不
具合をなくするために、柄模様の色調や濃淡度合などが
異なる生地毎にCCDカメラなどの光学的読取手段の感
度を調整可能とすることも考えられるが、この場合は、
その光学的読取手段の感度調整のために多大な手数、時
間及び技能を要し、自動化による柄合わせの能率向上と
いう利点が半減あるいは消失してしまい、かつ、本来が
高価であるCCDカメラなどの光学的読取手段に更に感
度調整機能を付加することに伴うコスト負担は非常に大
きく、このような光学的読取手段を用いることによる技
術的な意義が損なわれるものであった。
【0007】本発明は上記実情に鑑みてなされたもので
あり、コスト負担をできるだけ小さく止めながら、いか
なる色調や濃淡度合の柄模様をもつ生地であっても、所
定の柄合わせを能率的に、かつ、高精度に行なうことが
できる生地の柄合わせ装置を提供することを目的として
いる。
あり、コスト負担をできるだけ小さく止めながら、いか
なる色調や濃淡度合の柄模様をもつ生地であっても、所
定の柄合わせを能率的に、かつ、高精度に行なうことが
できる生地の柄合わせ装置を提供することを目的として
いる。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明に係る生地の柄合わせ装置は、原反
から解反されて拡げられた生地を縦方向へ垂下状に送り
出す生地送り出し機構と、垂下状に送り出された生地の
垂下部表面に対向して配設されて該生地の垂下部表面の
幅方向に沿った複数箇所をスポット照射し、かつ、それ
らスポット照射点を生地の縦方向に位置変更可能とされ
た複数個の照射用マーカーと、上記生地の垂下部裏面側
に対向して設置されて、生地垂下部を受け止め支持する
生地受止め支持板と、この生地受止め支持板の裏面側に
前後方向および縦方向に移動可能に配設されて、上記複
数個の照射用マーカーによるスポット照射点に対応する
生地の幅方向に沿った複数箇所に柄合わせ針を突き刺し
て生地の縦方向の位置を制御する複数の柄合わせユニッ
トと、この柄合わせユニットで柄合わせされた生地を幅
方向へ沿って裁断処理する生地裁断装置とを備え、上記
各柄合わせユニットは、上記柄合わせ針と該柄合わせ針
を前後方向に移動させる駆動装置とからなり、上記複数
個の照射用マーカーによるスポット照射点に対応する位
置での駆動装置の個別的な作動により各柄合わせ針を生
地の所定箇所に突き刺した後、その突き刺し状態のまま
で自重により一斉に落下させて各柄合わせユニットの柄
合わせ針を水平面に沿った横一直線状に揃えるように構
成されていることを特徴とするものである。
め、請求項1の発明に係る生地の柄合わせ装置は、原反
から解反されて拡げられた生地を縦方向へ垂下状に送り
出す生地送り出し機構と、垂下状に送り出された生地の
垂下部表面に対向して配設されて該生地の垂下部表面の
幅方向に沿った複数箇所をスポット照射し、かつ、それ
らスポット照射点を生地の縦方向に位置変更可能とされ
た複数個の照射用マーカーと、上記生地の垂下部裏面側
に対向して設置されて、生地垂下部を受け止め支持する
生地受止め支持板と、この生地受止め支持板の裏面側に
前後方向および縦方向に移動可能に配設されて、上記複
数個の照射用マーカーによるスポット照射点に対応する
生地の幅方向に沿った複数箇所に柄合わせ針を突き刺し
て生地の縦方向の位置を制御する複数の柄合わせユニッ
トと、この柄合わせユニットで柄合わせされた生地を幅
方向へ沿って裁断処理する生地裁断装置とを備え、上記
各柄合わせユニットは、上記柄合わせ針と該柄合わせ針
を前後方向に移動させる駆動装置とからなり、上記複数
個の照射用マーカーによるスポット照射点に対応する位
置での駆動装置の個別的な作動により各柄合わせ針を生
地の所定箇所に突き刺した後、その突き刺し状態のまま
で自重により一斉に落下させて各柄合わせユニットの柄
合わせ針を水平面に沿った横一直線状に揃えるように構
成されていることを特徴とするものである。
【0009】上記のような構成をもつ請求項1の発明に
よれば、原反より引張り出されて拡げられた生地が送り
出し機構により送り出され、その送り出された生地は送
り出し機構の一端より垂下した状態となるので、この垂
下している生地部分はその自重により斜行や曲がり等の
癖が取り除かれた自然の状態となる。この自然状態で垂
下している生地部分の表面の幅方向に沿った複数箇所を
複数個の照射用マーカーを介してスポット照射するが、
このとき、それら複数個のスポット照射点が生地におけ
る横方向に連続する模様の特定部分に位置するように複
数個の照射用マーカーによるスポット照射点を人手によ
って生地の縦方向(垂直方向)に順次位置変更させると
ともに、その位置変更後のスポット照射点に対応する位
置まで複数の柄合わせユニットを順次生地の縦方向に移
動させた上、その位置で駆動装置を作動させることによ
り柄合わせ針を前方へ移動させて上記スポット照射点に
対応する生地の縦方向の特定部分に突き刺し、複数の柄
合わせユニットにおける柄合わせ針の全てが生地に突き
刺された後、生地を縦方向に移動させることにより、生
地がその幅方向の複数箇所において縦方向に位置決めさ
れ、最終的に、生地における横方向に連続する模様が水
平面に沿った横一直線状となる。
よれば、原反より引張り出されて拡げられた生地が送り
出し機構により送り出され、その送り出された生地は送
り出し機構の一端より垂下した状態となるので、この垂
下している生地部分はその自重により斜行や曲がり等の
癖が取り除かれた自然の状態となる。この自然状態で垂
下している生地部分の表面の幅方向に沿った複数箇所を
複数個の照射用マーカーを介してスポット照射するが、
このとき、それら複数個のスポット照射点が生地におけ
る横方向に連続する模様の特定部分に位置するように複
数個の照射用マーカーによるスポット照射点を人手によ
って生地の縦方向(垂直方向)に順次位置変更させると
ともに、その位置変更後のスポット照射点に対応する位
置まで複数の柄合わせユニットを順次生地の縦方向に移
動させた上、その位置で駆動装置を作動させることによ
り柄合わせ針を前方へ移動させて上記スポット照射点に
対応する生地の縦方向の特定部分に突き刺し、複数の柄
合わせユニットにおける柄合わせ針の全てが生地に突き
刺された後、生地を縦方向に移動させることにより、生
地がその幅方向の複数箇所において縦方向に位置決めさ
れ、最終的に、生地における横方向に連続する模様が水
平面に沿った横一直線状となる。
【0010】以上のように、生地を自然に垂下させて癖
などを取り除いた状態で複数の柄合わせ針を用いて生地
における横方向に連続する模様を横一直線状に揃える作
業を繰り返すことによって、次々と送り出されてくる全
ての生地について、それらの横方向の連続模様をばらつ
きなく均等に揃えることが可能である。このような状態
で生地を所定寸法に裁断処理し重ね合わせることによっ
て、各生地の斜行や曲がり等の癖による悪影響を回避し
て精度の良い柄合わせを行なえ、また、以後の重ね合わ
せ作業や裁断作業を良好に行なうことが可能となる。
などを取り除いた状態で複数の柄合わせ針を用いて生地
における横方向に連続する模様を横一直線状に揃える作
業を繰り返すことによって、次々と送り出されてくる全
ての生地について、それらの横方向の連続模様をばらつ
きなく均等に揃えることが可能である。このような状態
で生地を所定寸法に裁断処理し重ね合わせることによっ
て、各生地の斜行や曲がり等の癖による悪影響を回避し
て精度の良い柄合わせを行なえ、また、以後の重ね合わ
せ作業や裁断作業を良好に行なうことが可能となる。
【0011】特に、上記のような柄合わせ動作を行なう
にあたって、生地の幅方向に沿った複数箇所をスポット
照射させてそれらスポット照射点が生地における横方向
に連続する模様の特定部分に位置するように複数個の照
射用マーカーによるスポット照射点を人手によって生地
の縦方向に順次位置変更させ、その位置変更後のスポッ
ト照射点に対応する箇所の生地に順次柄合わせ針を突き
刺す手段を採用することによって、CCDなどの光学的
読取手段による読取り制御信号に基づいて柄合わせユニ
ットを縦方向に移動させる従来の自動生地柄合わせ装置
に比べて、コストの低減を図りつつ、いかなる色調や濃
淡度合などの柄模様をもつ生地を対象とする場合であっ
ても、複数の柄合わせ針を所定の位置に確実かつ正確に
突き刺して柄合わせ精度を高めることが可能であり、ま
た、複数の柄合わせユニットにおける駆動装置を個別的
に作動させて各ユニットの柄合わせ針を生地の所定箇所
に突き刺した後、その突き刺し状態のままで自重により
一斉に落下させて各柄合わせユニットの柄合わせ針を水
平面に沿った横一直線上に揃えるように動作させること
によって、各ユニットの柄合わせ針の突き刺しから、最
終的に各柄合わせ針を水平面に沿った横一直線状に揃え
て生地における横方向に連続する模様が横一直線状とな
るまでに要する時間をできるだけ短くして、所定の柄合
わせを非常に能率よく行なわせることが可能である。
にあたって、生地の幅方向に沿った複数箇所をスポット
照射させてそれらスポット照射点が生地における横方向
に連続する模様の特定部分に位置するように複数個の照
射用マーカーによるスポット照射点を人手によって生地
の縦方向に順次位置変更させ、その位置変更後のスポッ
ト照射点に対応する箇所の生地に順次柄合わせ針を突き
刺す手段を採用することによって、CCDなどの光学的
読取手段による読取り制御信号に基づいて柄合わせユニ
ットを縦方向に移動させる従来の自動生地柄合わせ装置
に比べて、コストの低減を図りつつ、いかなる色調や濃
淡度合などの柄模様をもつ生地を対象とする場合であっ
ても、複数の柄合わせ針を所定の位置に確実かつ正確に
突き刺して柄合わせ精度を高めることが可能であり、ま
た、複数の柄合わせユニットにおける駆動装置を個別的
に作動させて各ユニットの柄合わせ針を生地の所定箇所
に突き刺した後、その突き刺し状態のままで自重により
一斉に落下させて各柄合わせユニットの柄合わせ針を水
平面に沿った横一直線上に揃えるように動作させること
によって、各ユニットの柄合わせ針の突き刺しから、最
終的に各柄合わせ針を水平面に沿った横一直線状に揃え
て生地における横方向に連続する模様が横一直線状とな
るまでに要する時間をできるだけ短くして、所定の柄合
わせを非常に能率よく行なわせることが可能である。
【0012】また、請求項2の発明に係る生地の柄合わ
せ装置は、上記請求項1の発明に係る生地の柄合わせ装
置における上記複数の柄合わせユニットが上記複数個の
照射用マーカーによるスポット照射点の位置変更に対応
して、その変更後の位置まで自動的に縦方向に移動制御
可能に構成されているものであり、これによる場合は、
上記照射用マーカーによるスポット照射点の位置変更は
人手によって行なうものの、その位置変更後における柄
合わせユニットの縦方向の移動制御が自動的に行なわれ
るために、人手による作業手数をできるだけ少なくして
柄合わせ針の突き刺しまでに要する時間を一層短縮する
ことができる。
せ装置は、上記請求項1の発明に係る生地の柄合わせ装
置における上記複数の柄合わせユニットが上記複数個の
照射用マーカーによるスポット照射点の位置変更に対応
して、その変更後の位置まで自動的に縦方向に移動制御
可能に構成されているものであり、これによる場合は、
上記照射用マーカーによるスポット照射点の位置変更は
人手によって行なうものの、その位置変更後における柄
合わせユニットの縦方向の移動制御が自動的に行なわれ
るために、人手による作業手数をできるだけ少なくして
柄合わせ針の突き刺しまでに要する時間を一層短縮する
ことができる。
【0013】さらに、請求項3の発明に係る生地の柄合
わせ装置は、上記請求項1または2の発明に係る生地の
柄合わせ装置において、生地の幅方向に沿って移動する
ことにより生地の垂下部表面の模様を認識する光学的読
取手段及びこの光学的手段からの信号を受けて複数の柄
合わせユニットの柄合わせ針を生地の幅方向に沿った複
数箇所に順次突き刺して生地の縦方向の位置を制御する
自動柄合わせ処理手段が併設されており、この自動柄合
わせ処理手段と複数個の照射用マーカーによるスポット
照射点に対応して上記複数の柄合わせユニットの柄合わ
せ針を生地の幅方向に沿った複数箇所に突き刺して生地
の縦方向の位置を制御する手動柄合わせ処理手段とが選
択的に動作切替え可能に構成されているものであり、こ
のような構成によれば、柄模様の色調や濃淡度合などが
光学的読取手段により確実、正確に読取れるような生地
を対象とするときは、自動柄合わせ処理手段を選択動作
することで非常に能率のよい柄合わせを行なわせ、ま
た、柄模様の色調や濃淡度合などが光学的読取手段では
確実、正確に読取ることが難しい生地を対象とするとき
は、手動柄合わせ処理手段を選択動作することで動作不
能に陥ったり、読取りミスを生じたりすることなく、高
精度な柄合わせを行なわせるといったように、生地の柄
模様の色調や濃淡度合に応じて自動柄合わせ処理手段と
手動柄合わせ処理手段のと動作を任意選択的に切替える
ことが可能で、柄模様の色調や濃淡度合などが異なる幅
広い生地に対して常に最適の柄合わせを実現することが
できる。
わせ装置は、上記請求項1または2の発明に係る生地の
柄合わせ装置において、生地の幅方向に沿って移動する
ことにより生地の垂下部表面の模様を認識する光学的読
取手段及びこの光学的手段からの信号を受けて複数の柄
合わせユニットの柄合わせ針を生地の幅方向に沿った複
数箇所に順次突き刺して生地の縦方向の位置を制御する
自動柄合わせ処理手段が併設されており、この自動柄合
わせ処理手段と複数個の照射用マーカーによるスポット
照射点に対応して上記複数の柄合わせユニットの柄合わ
せ針を生地の幅方向に沿った複数箇所に突き刺して生地
の縦方向の位置を制御する手動柄合わせ処理手段とが選
択的に動作切替え可能に構成されているものであり、こ
のような構成によれば、柄模様の色調や濃淡度合などが
光学的読取手段により確実、正確に読取れるような生地
を対象とするときは、自動柄合わせ処理手段を選択動作
することで非常に能率のよい柄合わせを行なわせ、ま
た、柄模様の色調や濃淡度合などが光学的読取手段では
確実、正確に読取ることが難しい生地を対象とするとき
は、手動柄合わせ処理手段を選択動作することで動作不
能に陥ったり、読取りミスを生じたりすることなく、高
精度な柄合わせを行なわせるといったように、生地の柄
模様の色調や濃淡度合に応じて自動柄合わせ処理手段と
手動柄合わせ処理手段のと動作を任意選択的に切替える
ことが可能で、柄模様の色調や濃淡度合などが異なる幅
広い生地に対して常に最適の柄合わせを実現することが
できる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
にもとづいて説明する。図1、図2および図3はそれぞ
れ本発明の実施の形態による自動生地柄合わせ装置が適
用される設備全体を示す斜視図、側面図および正面図で
ある。
にもとづいて説明する。図1、図2および図3はそれぞ
れ本発明の実施の形態による自動生地柄合わせ装置が適
用される設備全体を示す斜視図、側面図および正面図で
ある。
【0015】図1〜図3において、この設備は、前方よ
り順に、生地MAが巻回されてなる原反Mを載置してセ
ットする原反台1と、該原反台1に載置されている原反
Mをエレベータ式に垂直に上昇移動させて解反位置まで
搬送する原反昇降機2と、原反Mを解反位置において解
反させて所定寸法に亘って拡げる自動生地解反装置3
と、拡げられた生地MAを垂下状に送り出す生地送り出
し機構4と、垂下状に送り出された上記生地MAの垂下
部前面に対向して配設されて該生地MAの垂下部表面の
幅方向に沿った複数箇所をスポット照射する複数個の照
射用レーザーマーカー9と、上記生地MAの垂下部前面
に対向して配設されて該生地MAの垂下部表面の模様を
認識し画像処理する、たとえばCCDカメラなどの光学
的読取手段5と、上記生地MAの垂下部の裏面側に対向
して生地裏面に配置されるとともに、前後方向および縦
方向に移動可能に構成された柄位置合わせ用の柄合わせ
針6を有する複数の柄合わせユニット7を収納する柄合
わせユニットボックス8と、柄位置合わせされた生地M
Aを裁断処理する裁断装置としてのロータリカッタ11
と、裁断された生地MAを受け取る生地受取り針12お
よび該生地受取り針12の前後移動用エアシリンダ13
等をもった受け台14と、受け台用駆動機構15と、生
地Mの垂下部表面に対向する箇所に設けられた生地押え
装置16とを備えている。
り順に、生地MAが巻回されてなる原反Mを載置してセ
ットする原反台1と、該原反台1に載置されている原反
Mをエレベータ式に垂直に上昇移動させて解反位置まで
搬送する原反昇降機2と、原反Mを解反位置において解
反させて所定寸法に亘って拡げる自動生地解反装置3
と、拡げられた生地MAを垂下状に送り出す生地送り出
し機構4と、垂下状に送り出された上記生地MAの垂下
部前面に対向して配設されて該生地MAの垂下部表面の
幅方向に沿った複数箇所をスポット照射する複数個の照
射用レーザーマーカー9と、上記生地MAの垂下部前面
に対向して配設されて該生地MAの垂下部表面の模様を
認識し画像処理する、たとえばCCDカメラなどの光学
的読取手段5と、上記生地MAの垂下部の裏面側に対向
して生地裏面に配置されるとともに、前後方向および縦
方向に移動可能に構成された柄位置合わせ用の柄合わせ
針6を有する複数の柄合わせユニット7を収納する柄合
わせユニットボックス8と、柄位置合わせされた生地M
Aを裁断処理する裁断装置としてのロータリカッタ11
と、裁断された生地MAを受け取る生地受取り針12お
よび該生地受取り針12の前後移動用エアシリンダ13
等をもった受け台14と、受け台用駆動機構15と、生
地Mの垂下部表面に対向する箇所に設けられた生地押え
装置16とを備えている。
【0016】上記原反昇降機2は、図4に示すように、
左右一対の垂直枠21,21の対向面の上下端部にそれ
ぞれ回動可能に取り付けられたスプロケット22…(左
方については図示せず)に無端状チェーン23,23を
巻回し、この両チェーン23,23に複数の原反昇降板
24…の両端を固着し、これら原反昇降板24…を上記
一対の垂直枠21,21の対向面に形成したレール2
5,25に沿って昇降案内させるように構成している。
そして、左右一対のスプロケット22,22は支軸26
を介して固設された状態にあり、左方の垂直枠21の下
方に設置させたモータ27に連動され、このモータ27
を介して無端状チェーン23,23を駆動回転させるこ
とによって、上記原反昇降板24…が上昇および下降を
繰り返すようになっている。したがって、図2に示すよ
うに、原反台1に載置されている原反Mは、該原反昇降
機2により自動的に一個ずつ持ち上げられ、その上端部
に達した時点で解反位置に転動して送り込まれる。
左右一対の垂直枠21,21の対向面の上下端部にそれ
ぞれ回動可能に取り付けられたスプロケット22…(左
方については図示せず)に無端状チェーン23,23を
巻回し、この両チェーン23,23に複数の原反昇降板
24…の両端を固着し、これら原反昇降板24…を上記
一対の垂直枠21,21の対向面に形成したレール2
5,25に沿って昇降案内させるように構成している。
そして、左右一対のスプロケット22,22は支軸26
を介して固設された状態にあり、左方の垂直枠21の下
方に設置させたモータ27に連動され、このモータ27
を介して無端状チェーン23,23を駆動回転させるこ
とによって、上記原反昇降板24…が上昇および下降を
繰り返すようになっている。したがって、図2に示すよ
うに、原反台1に載置されている原反Mは、該原反昇降
機2により自動的に一個ずつ持ち上げられ、その上端部
に達した時点で解反位置に転動して送り込まれる。
【0017】上記自動生地解反装置3は、図5に示すよ
うに、第1および第2の解反用ローラ31,32ならび
に生地送り出し機構4の一部を構成する補助ローラ33
を有し、第1および第2の解反用ローラ31,32はモ
ータ34およびベルト35により、また、補助ローラ3
3はモータ36によりそれぞれ正逆転可能に構成されて
いるとともに、上記第1および第2の解反用ローラ3
1,32および補助ローラ33は、エッジ検出センサ4
0(図2参照)による生地MAのエッジ検出信号に基づ
いて横移動用モータ37およびそのモータ37に連動す
るボールネジ38を介して横移動用レール39に沿って
左右横方向に移動可能に構成されており、この横移動に
よって、生地MAのエッジを揃えるようになしている。
うに、第1および第2の解反用ローラ31,32ならび
に生地送り出し機構4の一部を構成する補助ローラ33
を有し、第1および第2の解反用ローラ31,32はモ
ータ34およびベルト35により、また、補助ローラ3
3はモータ36によりそれぞれ正逆転可能に構成されて
いるとともに、上記第1および第2の解反用ローラ3
1,32および補助ローラ33は、エッジ検出センサ4
0(図2参照)による生地MAのエッジ検出信号に基づ
いて横移動用モータ37およびそのモータ37に連動す
るボールネジ38を介して横移動用レール39に沿って
左右横方向に移動可能に構成されており、この横移動に
よって、生地MAのエッジを揃えるようになしている。
【0018】また、上記第1および第2の解反用ローラ
31,32の時計方向の回転により解反された生地MA
の下端位置を検知する生地下端位置検知センサ41(図
2および図6〜8参照)が設けられているとともに、上
記補助ローラ33はその生地下端位置検知センサ41の
検知信号に基づいて補助ローラ前後移動用シリンダ42
を介して前後移動用レール43に沿って前方へ移動可能
に構成されており、この前方へ移動された補助ローラ3
3と上記第2の解反用ローラ32との間にわたって略U
字状に弛む生地MAの弛み量が所定量になったか否かを
検知するたわみ検知センサ44(図2および図7参照)
が設けられている。これら両センサ41,44および補
助ローラ33等によって上記生地送り出し機構4が構成
されている。さらに、45は生地MAの下端部を検知す
る生地寸法制御センサである。
31,32の時計方向の回転により解反された生地MA
の下端位置を検知する生地下端位置検知センサ41(図
2および図6〜8参照)が設けられているとともに、上
記補助ローラ33はその生地下端位置検知センサ41の
検知信号に基づいて補助ローラ前後移動用シリンダ42
を介して前後移動用レール43に沿って前方へ移動可能
に構成されており、この前方へ移動された補助ローラ3
3と上記第2の解反用ローラ32との間にわたって略U
字状に弛む生地MAの弛み量が所定量になったか否かを
検知するたわみ検知センサ44(図2および図7参照)
が設けられている。これら両センサ41,44および補
助ローラ33等によって上記生地送り出し機構4が構成
されている。さらに、45は生地MAの下端部を検知す
る生地寸法制御センサである。
【0019】上記構成の自動生地解反装置3による原反
Mの解反作業について、図6〜図8の動作図および図9
のフローチャートを参照しながら説明する。まず、第1
および第2の解反用ローラ31,32を時計方向へ回転
させて、解反位置に搬入された原反Mを反時計方向へ転
動させることにより、原反Mを所定寸法にわたって拡げ
るとともに、図6に示すように、原反Mの生地終端部
(巻き終わり部)Maを第2の解反ローラ32の下方へ
垂下させる。このとき、生地MAの下端部Maを生地下
端位置検知センサ41により検知する(ステップR
1)。上記生地下端位置検知センサ41の検知信号に基
づいて補助ローラ前後移動用シリンダ42が作動して補
助ローラ33がレール43に沿って前方へ移動し(ステ
ップR2)、これによって、図7に示すように、生地M
Aが補助ローラ33と第2の解反用ローラ32との間で
略U字状に弛む。この弛む量が所定量になったか否かが
たわみ検知センサ44で検知されており、所定の弛み量
になるまで上記第1および第2の解反用ローラ31,3
2の時計方向への回転が保持されて弛み量が制御される
(ステップR3,R4)。
Mの解反作業について、図6〜図8の動作図および図9
のフローチャートを参照しながら説明する。まず、第1
および第2の解反用ローラ31,32を時計方向へ回転
させて、解反位置に搬入された原反Mを反時計方向へ転
動させることにより、原反Mを所定寸法にわたって拡げ
るとともに、図6に示すように、原反Mの生地終端部
(巻き終わり部)Maを第2の解反ローラ32の下方へ
垂下させる。このとき、生地MAの下端部Maを生地下
端位置検知センサ41により検知する(ステップR
1)。上記生地下端位置検知センサ41の検知信号に基
づいて補助ローラ前後移動用シリンダ42が作動して補
助ローラ33がレール43に沿って前方へ移動し(ステ
ップR2)、これによって、図7に示すように、生地M
Aが補助ローラ33と第2の解反用ローラ32との間で
略U字状に弛む。この弛む量が所定量になったか否かが
たわみ検知センサ44で検知されており、所定の弛み量
になるまで上記第1および第2の解反用ローラ31,3
2の時計方向への回転が保持されて弛み量が制御される
(ステップR3,R4)。
【0020】上記生地MAの弛み量が所定量になったと
き、生地送り出し機構4を構成する補助ローラ33も回
転を開始して、生地MAが所定の位置まで降下される
(ステップR5)。このとき、生地MAのエッジがエッ
ジ検出センサ40により検出されており、生地MAの幅
方向にずれがあった場合、上記第1および第2の解反用
ローラ31,32および補助ローラ33がエッジ検出セ
ンサ40によるエッジ検出信号に基づいて横移動用モー
タ37およびそのモータ37に連動するボールネジ38
を介して横移動用レール39に沿って左右横方向に移動
され、この横移動によって、生地MAのエッジが揃えら
れる(ステップR6)。そして、生地MAの下端部Ma
が生地寸法制御センサ45により検知されており、図8
に示すように、その生地MAの下端部Maが所定位置ま
で降下されると、上記各ローラ31,32,33の回転
が停止されて生地MAの送りが停止される(ステップR
7〜R9)。
き、生地送り出し機構4を構成する補助ローラ33も回
転を開始して、生地MAが所定の位置まで降下される
(ステップR5)。このとき、生地MAのエッジがエッ
ジ検出センサ40により検出されており、生地MAの幅
方向にずれがあった場合、上記第1および第2の解反用
ローラ31,32および補助ローラ33がエッジ検出セ
ンサ40によるエッジ検出信号に基づいて横移動用モー
タ37およびそのモータ37に連動するボールネジ38
を介して横移動用レール39に沿って左右横方向に移動
され、この横移動によって、生地MAのエッジが揃えら
れる(ステップR6)。そして、生地MAの下端部Ma
が生地寸法制御センサ45により検知されており、図8
に示すように、その生地MAの下端部Maが所定位置ま
で降下されると、上記各ローラ31,32,33の回転
が停止されて生地MAの送りが停止される(ステップR
7〜R9)。
【0021】上記複数個の照射用レーザーマーカー9
は、図1に示す左右一対の装置フレーム92,92の上
端部で上記生地送り出し機構4よりも前部位置に固着し
た左右一対のブラケット110,110間に亘って固定
連結された軸体111の軸芯方向、つまり、生地MAの
幅方向に沿って適当な一定間隔を隔てた複数箇所に取付
けられている。具体的には、図10に示すように、上記
軸体111に外嵌された各ブロック112に固定の支持
板113にそれぞれレーザーマーカー9が、発射したレ
ーザー光を上記送り出し機構4により垂下状に送り出さ
れた生地MAの垂下部表面に対してその斜め前方上方か
らスポット照射するような傾斜姿勢で固定されていると
ともに、上記各ブロック112は操作具兼用のねじ部材
114を介して個別的に上記軸体111の軸芯周りに回
転及び固定自在に構成されており、これらブロック11
2を軸体111の軸芯周りに任意量回転させて固定する
ことにより、レーザー光によるスポット照射点Sを生地
MAの縦方向に位置変更可能としている。これらスポッ
ト照射点Sの位置変更量、つまり、上記各ブロック11
2の回転量は図示しない制御装置(マイコン)に入力さ
れ、その入力された位置変更量に基づいて上記柄合わせ
ユニット7の縦方向の移動量が上記制御装置(マイコ
ン)で演算されるように構成されている。
は、図1に示す左右一対の装置フレーム92,92の上
端部で上記生地送り出し機構4よりも前部位置に固着し
た左右一対のブラケット110,110間に亘って固定
連結された軸体111の軸芯方向、つまり、生地MAの
幅方向に沿って適当な一定間隔を隔てた複数箇所に取付
けられている。具体的には、図10に示すように、上記
軸体111に外嵌された各ブロック112に固定の支持
板113にそれぞれレーザーマーカー9が、発射したレ
ーザー光を上記送り出し機構4により垂下状に送り出さ
れた生地MAの垂下部表面に対してその斜め前方上方か
らスポット照射するような傾斜姿勢で固定されていると
ともに、上記各ブロック112は操作具兼用のねじ部材
114を介して個別的に上記軸体111の軸芯周りに回
転及び固定自在に構成されており、これらブロック11
2を軸体111の軸芯周りに任意量回転させて固定する
ことにより、レーザー光によるスポット照射点Sを生地
MAの縦方向に位置変更可能としている。これらスポッ
ト照射点Sの位置変更量、つまり、上記各ブロック11
2の回転量は図示しない制御装置(マイコン)に入力さ
れ、その入力された位置変更量に基づいて上記柄合わせ
ユニット7の縦方向の移動量が上記制御装置(マイコ
ン)で演算されるように構成されている。
【0022】上記光学的読取手段5は、接写照明用のラ
イト56と共に図1に示す固定フレーム51のレール5
2に沿って横方向(X,Y)へ移動可能に構成されてい
る。つまり、光学的読取手段5の載置台53は図11に
示すように、モータ54で駆動されるベルト55に連結
されており、この光学的読取手段55は、生地MAの柄
模様における色調や濃淡を読み取るものであって、その
読取り結果を電気信号として図示しない上記制御装置
(マイコン)に送出して画像処理するようになってい
る。
イト56と共に図1に示す固定フレーム51のレール5
2に沿って横方向(X,Y)へ移動可能に構成されてい
る。つまり、光学的読取手段5の載置台53は図11に
示すように、モータ54で駆動されるベルト55に連結
されており、この光学的読取手段55は、生地MAの柄
模様における色調や濃淡を読み取るものであって、その
読取り結果を電気信号として図示しない上記制御装置
(マイコン)に送出して画像処理するようになってい
る。
【0023】上記載置台53には、ロータリカッタ11
の支持用アーム57が一体に突出されており、このアー
ム57にスライダ58を介して前後方向にスライド可能
に支持されたカッタアーム59をエアーシリンダ60を
介して前後に駆動移動自在に構成しているとともに、こ
のカッタアーム59の先端部にロータリカッタ11の駆
動用エアーモータ61が固定保持されている。
の支持用アーム57が一体に突出されており、このアー
ム57にスライダ58を介して前後方向にスライド可能
に支持されたカッタアーム59をエアーシリンダ60を
介して前後に駆動移動自在に構成しているとともに、こ
のカッタアーム59の先端部にロータリカッタ11の駆
動用エアーモータ61が固定保持されている。
【0024】上記柄合わせユニットボックス8および柄
合わせユニット7は次のように構成されている。図12
において、ユニットボックス8内には、モータ71でベ
ルト72,73を介して回転駆動される複数本のボール
ネジ74が横幅方向に適当間隔を隔てて縦方向姿勢に立
設されている。これらボールネジ74の回転にともない
その軸線方向、つまり上下方向に移動可能に嵌合支持さ
れたユニット昇降用板75上に、その横幅方向に等間隔
で複数個の柄合わせユニット7が分離可能に載置保持さ
れており、これら柄合わせユニット7は、それぞれ各別
に設けた上述の柄合わせ針6とこれら各柄合わせ針6を
個別的に前後方向に移動させるための駆動装置としての
ソレノイド7Aとからなり、上記各ソレノイド7Aは図
13に示すように、上記ユニットボックス8の前面板の
内面に固定されてT字形のガイド109とこれに摺動自
在に嵌合するスライダー110を介して上下方向にのみ
移動可能に構成されており、また、各柄合わせ針6を生
地MAの垂下部の所定箇所に突き刺した後、その突き刺
し状態のままで自重により一斉に落下してくる各柄合わ
せユニット7の柄合わせ針6を上記ユニット昇降用板7
5上の水平面上に受け止めて横一直線上に揃えるととも
に、各柄合わせ針6の基端部6aの溝に係合する支板1
15をエアーシリンダ76を介して後方へ移動させるこ
とにより、複数個の柄合わせユニット7を一挙に後方の
所定位置に復帰移動させるように構成されている。
合わせユニット7は次のように構成されている。図12
において、ユニットボックス8内には、モータ71でベ
ルト72,73を介して回転駆動される複数本のボール
ネジ74が横幅方向に適当間隔を隔てて縦方向姿勢に立
設されている。これらボールネジ74の回転にともない
その軸線方向、つまり上下方向に移動可能に嵌合支持さ
れたユニット昇降用板75上に、その横幅方向に等間隔
で複数個の柄合わせユニット7が分離可能に載置保持さ
れており、これら柄合わせユニット7は、それぞれ各別
に設けた上述の柄合わせ針6とこれら各柄合わせ針6を
個別的に前後方向に移動させるための駆動装置としての
ソレノイド7Aとからなり、上記各ソレノイド7Aは図
13に示すように、上記ユニットボックス8の前面板の
内面に固定されてT字形のガイド109とこれに摺動自
在に嵌合するスライダー110を介して上下方向にのみ
移動可能に構成されており、また、各柄合わせ針6を生
地MAの垂下部の所定箇所に突き刺した後、その突き刺
し状態のままで自重により一斉に落下してくる各柄合わ
せユニット7の柄合わせ針6を上記ユニット昇降用板7
5上の水平面上に受け止めて横一直線上に揃えるととも
に、各柄合わせ針6の基端部6aの溝に係合する支板1
15をエアーシリンダ76を介して後方へ移動させるこ
とにより、複数個の柄合わせユニット7を一挙に後方の
所定位置に復帰移動させるように構成されている。
【0025】上記ユニットボックス8の前面板は、垂下
状に送り出される生地MAの垂下部裏面側に対向して、
その生地MAの垂下部を下端側ほど後方へ変位した傾斜
状態に受け止め支持する傾斜面77aをもった生地受止
め支持板77に形成されており、この生地受止め支持板
77にその横幅方向に等間隔を置いて縦長に形成したス
リット78を通じて、上記各柄合わせ針6が前後および
上下に移動するようになされている。この柄合わせユニ
ット7は上記制御装置(マイコン)からの信号に応じて
縦方向へ移動しながら、各々の柄合わせ針6をそれに対
応するソレノイド7Aの作動により前方へ移動させて生
地MAの所定箇所に突き刺し水平方向の柄合わせを行う
ものである。
状に送り出される生地MAの垂下部裏面側に対向して、
その生地MAの垂下部を下端側ほど後方へ変位した傾斜
状態に受け止め支持する傾斜面77aをもった生地受止
め支持板77に形成されており、この生地受止め支持板
77にその横幅方向に等間隔を置いて縦長に形成したス
リット78を通じて、上記各柄合わせ針6が前後および
上下に移動するようになされている。この柄合わせユニ
ット7は上記制御装置(マイコン)からの信号に応じて
縦方向へ移動しながら、各々の柄合わせ針6をそれに対
応するソレノイド7Aの作動により前方へ移動させて生
地MAの所定箇所に突き刺し水平方向の柄合わせを行う
ものである。
【0026】上記柄合わせユニットボックス8の前面板
である上記生地受止め支持板77の下部には、その横幅
方向の略全幅にわたって、上記ロータリカッタ11が一
部入り込んで回転するカッタ溝79が形成されている。
また、上記柄合わせユニットボックス8の直下部には、
その全横幅にわたる幅をもった生地落下防止板80が配
置されており、この生地落下防止板80はエアーシリン
ダ81(図19参照)を介して前後に移動可能に構成さ
れている。さらに、上記生地受止め支持板77の傾斜面
77aは約85°の傾斜角度を有しており、これにとも
なって、上記ボールネジ74も同一の角度だけ傾斜して
いる。
である上記生地受止め支持板77の下部には、その横幅
方向の略全幅にわたって、上記ロータリカッタ11が一
部入り込んで回転するカッタ溝79が形成されている。
また、上記柄合わせユニットボックス8の直下部には、
その全横幅にわたる幅をもった生地落下防止板80が配
置されており、この生地落下防止板80はエアーシリン
ダ81(図19参照)を介して前後に移動可能に構成さ
れている。さらに、上記生地受止め支持板77の傾斜面
77aは約85°の傾斜角度を有しており、これにとも
なって、上記ボールネジ74も同一の角度だけ傾斜して
いる。
【0027】上記生地押え装置16は、図14に示すよ
うに構成されている。すなわち、複数本のシャフト82
の両端部に板部材83を固着するとともに、この両端の
板部材83の平坦部間に亘って横架した桟状板材84の
表面に厚みの大きいスポンジ85を貼着してなり、この
生地押え装置16は、上記生地受止め支持板77の傾斜
面77aに沿う姿勢で受け止められた生地MAの垂下部
をその表面側から上記傾斜面77aに押付けるものであ
る。そして、この生地押え装置16は生地押付け位置よ
りも上方に設定された支軸86の周りに回転用シリンダ
88を介して駆動回転可能とされた回転アーム87の先
端部に固定されている。また、上記桟状板材84の隣接
間にはそれぞれエアーホース89が配設され、これらエ
アーホース89に連通させて突出させたエアーノズル9
0を上記スポンジ85の複数箇所において、その厚さ方
向に貫通させて表面に開口させることで、エアー吹付け
装置91を構成している。このエアー吹付け装置91
は、上記生地押え装置16が押付け解除方向へ回転移動
するとき、上記生地MAの垂下部に向けてエアーを吹付
けるようになされている。
うに構成されている。すなわち、複数本のシャフト82
の両端部に板部材83を固着するとともに、この両端の
板部材83の平坦部間に亘って横架した桟状板材84の
表面に厚みの大きいスポンジ85を貼着してなり、この
生地押え装置16は、上記生地受止め支持板77の傾斜
面77aに沿う姿勢で受け止められた生地MAの垂下部
をその表面側から上記傾斜面77aに押付けるものであ
る。そして、この生地押え装置16は生地押付け位置よ
りも上方に設定された支軸86の周りに回転用シリンダ
88を介して駆動回転可能とされた回転アーム87の先
端部に固定されている。また、上記桟状板材84の隣接
間にはそれぞれエアーホース89が配設され、これらエ
アーホース89に連通させて突出させたエアーノズル9
0を上記スポンジ85の複数箇所において、その厚さ方
向に貫通させて表面に開口させることで、エアー吹付け
装置91を構成している。このエアー吹付け装置91
は、上記生地押え装置16が押付け解除方向へ回転移動
するとき、上記生地MAの垂下部に向けてエアーを吹付
けるようになされている。
【0028】上記生地送り出し機構4によって生地MA
の終端部が垂下状に送り出された後における柄合わせ処
理動作については、生地MAの柄模様の色調や濃淡度合
などに応じて、次の2つの手段のうちのいずれか一方が
予め選択される。すなわち、柄模様の色調や濃淡度合な
どが光学的読取手段5では確実、正確に読取ることが難
しい生地を対象とするときは、照射用レーザーマーカー
9によるスポット照射点Sを手動により位置変更するこ
とに対応して複数の柄合わせユニット7を順次縦方向に
移動させて柄合わせ針6を生地MAに突き刺す手動(半
自動)柄合わせ処理手段による動作が選択され、また、
柄模様の色調や濃淡度合などが光学的読取手段5により
確実、正確に読取れるような生地を対象とするときは、
その光学的読取手段5による読取り信号に対応して複数
の柄合わせユニット7を順次縦方向に移動させるととも
に柄合わせ針6を生地MAに突き刺す自動柄合わせ処理
手段による動作が選択されるものであり、これら手動
(半自動)および自動柄合わせ処理動作について、図1
5〜図17の動作図および図18、図19のフローチャ
ートを参照しながら説明する。
の終端部が垂下状に送り出された後における柄合わせ処
理動作については、生地MAの柄模様の色調や濃淡度合
などに応じて、次の2つの手段のうちのいずれか一方が
予め選択される。すなわち、柄模様の色調や濃淡度合な
どが光学的読取手段5では確実、正確に読取ることが難
しい生地を対象とするときは、照射用レーザーマーカー
9によるスポット照射点Sを手動により位置変更するこ
とに対応して複数の柄合わせユニット7を順次縦方向に
移動させて柄合わせ針6を生地MAに突き刺す手動(半
自動)柄合わせ処理手段による動作が選択され、また、
柄模様の色調や濃淡度合などが光学的読取手段5により
確実、正確に読取れるような生地を対象とするときは、
その光学的読取手段5による読取り信号に対応して複数
の柄合わせユニット7を順次縦方向に移動させるととも
に柄合わせ針6を生地MAに突き刺す自動柄合わせ処理
手段による動作が選択されるものであり、これら手動
(半自動)および自動柄合わせ処理動作について、図1
5〜図17の動作図および図18、図19のフローチャ
ートを参照しながら説明する。
【0029】まず、手動(半自動)柄合わせ処理動作に
ついて説明すると、図8の状態において、複数個の照射
用レーザーマーカー9を点灯させてそれらのレーザー光
により生地MAの幅方向に沿った複数箇所をスポット照
射させる。この状態で、それらスポット照射点Sが生地
MAにおける横方向に連続する模様の特定部分に位置す
るように、複数個の照射用レーザーマーカー9をそれぞ
れ固定支持するブロック112のうち生地MAの幅方向
の一端側に位置するものから幅方向の他端側に位置する
ものにかけて順番に操作具兼用のねじ部材114を介し
て軸体111の軸芯周りに任意量回転させ固定させるこ
とにより、各スポット照射点Sを生地MAの縦方向に順
次位置変更させる(ステップM1)。このとき、各スポ
ット照射点Sの位置変更量、つまり、上記各ブロック1
12の回転量は図示しない制御装置(マイコン)に入力
され、その入力された位置変更量に基づいて上記柄合わ
せユニット7の縦方向の移動量が上記制御装置(マイコ
ン)で演算される(ステップM2)。
ついて説明すると、図8の状態において、複数個の照射
用レーザーマーカー9を点灯させてそれらのレーザー光
により生地MAの幅方向に沿った複数箇所をスポット照
射させる。この状態で、それらスポット照射点Sが生地
MAにおける横方向に連続する模様の特定部分に位置す
るように、複数個の照射用レーザーマーカー9をそれぞ
れ固定支持するブロック112のうち生地MAの幅方向
の一端側に位置するものから幅方向の他端側に位置する
ものにかけて順番に操作具兼用のねじ部材114を介し
て軸体111の軸芯周りに任意量回転させ固定させるこ
とにより、各スポット照射点Sを生地MAの縦方向に順
次位置変更させる(ステップM1)。このとき、各スポ
ット照射点Sの位置変更量、つまり、上記各ブロック1
12の回転量は図示しない制御装置(マイコン)に入力
され、その入力された位置変更量に基づいて上記柄合わ
せユニット7の縦方向の移動量が上記制御装置(マイコ
ン)で演算される(ステップM2)。
【0030】次に、回転用シリンダ88を介して生地押
え装置16が支軸86の周りを下方に回転移動して、図
15に示すように、生地受止め支持板77の傾斜面77
aに沿う姿勢で受け止められた生地MAの垂下部をその
表面側から上記傾斜面77aに押付ける(ステップM
3)。このとき、上記生地MAの垂下部は受止め支持板
77の傾斜面77aに傾斜状態に受け止め支持されるだ
けでなく、その表面側からも生地押え装置16のスポン
ジ85によって押付けられるので、たとえ生地MAの垂
下部が波状に曲り変形していても、皺を有していても、
平坦状に修正されて安定支持されることになる。
え装置16が支軸86の周りを下方に回転移動して、図
15に示すように、生地受止め支持板77の傾斜面77
aに沿う姿勢で受け止められた生地MAの垂下部をその
表面側から上記傾斜面77aに押付ける(ステップM
3)。このとき、上記生地MAの垂下部は受止め支持板
77の傾斜面77aに傾斜状態に受け止め支持されるだ
けでなく、その表面側からも生地押え装置16のスポン
ジ85によって押付けられるので、たとえ生地MAの垂
下部が波状に曲り変形していても、皺を有していても、
平坦状に修正されて安定支持されることになる。
【0031】次に、図示しない動作開始スイッチをON
すると(ステップM4)、複数の柄合わせユニット7
が、モータ71、ベルト72,73、ボールネジ74、
ユニット昇降用板75により、図16に示すように降下
移動されるが、このときの各柄合わせユニット7は上記
制御装置(マイコン)により演算されている値に基づい
て位置変更後のスポット照射点Sに対応する位置まで降
下し(ステップM5)、その降下位置において各柄合わ
せユニット7のソレノイド7Aが作動することによっ
て、各柄合わせユニット7における柄合わせ針6がスリ
ット78を通じて前方へ押し出し移動されて、図16に
示すように、生地MAの横縞模様の所定の位置に突き刺
さる(ステップM6)とともに、生地押え装置16のス
ポンジ85にも突き刺さり、針6及びソレノイド7Aが
その位置に止まる。
すると(ステップM4)、複数の柄合わせユニット7
が、モータ71、ベルト72,73、ボールネジ74、
ユニット昇降用板75により、図16に示すように降下
移動されるが、このときの各柄合わせユニット7は上記
制御装置(マイコン)により演算されている値に基づい
て位置変更後のスポット照射点Sに対応する位置まで降
下し(ステップM5)、その降下位置において各柄合わ
せユニット7のソレノイド7Aが作動することによっ
て、各柄合わせユニット7における柄合わせ針6がスリ
ット78を通じて前方へ押し出し移動されて、図16に
示すように、生地MAの横縞模様の所定の位置に突き刺
さる(ステップM6)とともに、生地押え装置16のス
ポンジ85にも突き刺さり、針6及びソレノイド7Aが
その位置に止まる。
【0032】この状態から、回転用シリンダ88を介し
て生地押え装置16が支軸86の周りを図17の矢印の
ように上方に回転移動して離間するが、このとき、エア
ー吹付け装置91のエアーノズル90から上記生地MA
の垂下部に向けてエアーが吹付けられるので、生地MA
から柄合わせ針6が抜け出すことが防止され、これによ
って、生地MAが上記柄合わせ針6に完全に突き刺さっ
た状態となる(ステップM7)。同時に、上記複数の柄
合わせユニット7のソレノイド7Aと柄合わせ針6が自
重によって一斉に降下移動して、これらよりも先に降下
されている昇降用板75上の水平面上に受け止められる
ため、各柄合わせ針6が突き刺されている生地MAの横
縞模様が水平面に沿って横一直線状に位置し、所定の柄
合わせが行なわれる。このとき、上記解反ローラ31,
32及び補助ローラ33は上記各柄合わせユニット7の
一斉の降下移動を許容するように、時計方向への回転を
開始する(ステップM8)。そして、生地MAが所定の
位置まで降下されたか否かが判断されて(ステップM
9)、所定の降下位置に達したならば、上記解反ローラ
31,32および補助ローラ33の回転が停止される
(ステップM10)。
て生地押え装置16が支軸86の周りを図17の矢印の
ように上方に回転移動して離間するが、このとき、エア
ー吹付け装置91のエアーノズル90から上記生地MA
の垂下部に向けてエアーが吹付けられるので、生地MA
から柄合わせ針6が抜け出すことが防止され、これによ
って、生地MAが上記柄合わせ針6に完全に突き刺さっ
た状態となる(ステップM7)。同時に、上記複数の柄
合わせユニット7のソレノイド7Aと柄合わせ針6が自
重によって一斉に降下移動して、これらよりも先に降下
されている昇降用板75上の水平面上に受け止められる
ため、各柄合わせ針6が突き刺されている生地MAの横
縞模様が水平面に沿って横一直線状に位置し、所定の柄
合わせが行なわれる。このとき、上記解反ローラ31,
32及び補助ローラ33は上記各柄合わせユニット7の
一斉の降下移動を許容するように、時計方向への回転を
開始する(ステップM8)。そして、生地MAが所定の
位置まで降下されたか否かが判断されて(ステップM
9)、所定の降下位置に達したならば、上記解反ローラ
31,32および補助ローラ33の回転が停止される
(ステップM10)。
【0033】一方、自動柄合わせ処理動作について説明
すると、図8の状態において、モータ54の駆動により
CCDカメラ5がレール52に沿って横移動して生地M
Aの柄を読み取る(ステップN1)。CCDカメラ5に
より柄の読み取りが行われると(ステップN2)、その
読み取り結果に基づいて各柄合わせユニット7のソレノ
イド7Aに対して柄合わせ針6の前方への突出移動タイ
ミングが指示されている。
すると、図8の状態において、モータ54の駆動により
CCDカメラ5がレール52に沿って横移動して生地M
Aの柄を読み取る(ステップN1)。CCDカメラ5に
より柄の読み取りが行われると(ステップN2)、その
読み取り結果に基づいて各柄合わせユニット7のソレノ
イド7Aに対して柄合わせ針6の前方への突出移動タイ
ミングが指示されている。
【0034】つぎに、回転用シリンダ88を介して生地
押え装置16が支軸86の周りを下方に回転移動して、
図15に示すように、生地受止め支持板77の傾斜面7
7aに沿う姿勢で受け止められた生地MAの垂下部をそ
の表面側から上記傾斜面77aに押付ける(ステップN
3)。このとき、上記生地MAの垂下部は受止め支持板
77の傾斜面77aに傾斜状態に受け止め支持されるだ
けでなく、その表面側からも生地押え装置16のスポン
ジ85によって押付けられるので、たとえ生地MAの垂
下部が波状に曲り変形していても、皺を有していても、
平坦状に修正されて安定支持されることになる。
押え装置16が支軸86の周りを下方に回転移動して、
図15に示すように、生地受止め支持板77の傾斜面7
7aに沿う姿勢で受け止められた生地MAの垂下部をそ
の表面側から上記傾斜面77aに押付ける(ステップN
3)。このとき、上記生地MAの垂下部は受止め支持板
77の傾斜面77aに傾斜状態に受け止め支持されるだ
けでなく、その表面側からも生地押え装置16のスポン
ジ85によって押付けられるので、たとえ生地MAの垂
下部が波状に曲り変形していても、皺を有していても、
平坦状に修正されて安定支持されることになる。
【0035】次に、CCDカメラ5による柄の読み取り
結果に基づいて各柄合わせユニット7が、モータ71、
ベルト72,73、ボールネジ74、ユニット昇降用板
75により、図16に示すように降下移動され、その降
下移動中において、各柄合わせユニット7のソレノイド
7Aに対して指示されたタイミングで、各々のソレノイ
ド7Aが作動する。これによって、各柄合わせユニット
7における柄合わせ針6がスリット78を通じて前方へ
押し出し移動されて、図16に示すように、生地MAの
横縞模様の所定の位置に突き刺さる(ステップN4,N
5)とともに、生地押え装置16のスポンジ85にも突
き刺さり、針6及びソレノイド7Aがその位置に止ま
る。
結果に基づいて各柄合わせユニット7が、モータ71、
ベルト72,73、ボールネジ74、ユニット昇降用板
75により、図16に示すように降下移動され、その降
下移動中において、各柄合わせユニット7のソレノイド
7Aに対して指示されたタイミングで、各々のソレノイ
ド7Aが作動する。これによって、各柄合わせユニット
7における柄合わせ針6がスリット78を通じて前方へ
押し出し移動されて、図16に示すように、生地MAの
横縞模様の所定の位置に突き刺さる(ステップN4,N
5)とともに、生地押え装置16のスポンジ85にも突
き刺さり、針6及びソレノイド7Aがその位置に止ま
る。
【0036】この状態から、回転用シリンダ88を介し
て生地押え装置16が支軸86の周りを図17の矢印の
ように上方に回転移動して離間するが、このとき、エア
ー吹付け装置91のエアーノズル90から上記生地MA
の垂下部に向けてエアーが吹付けられるので、生地MA
から柄合わせ針6が抜け出すことが防止され、これによ
って、生地MAが上記柄合わせ針6に完全に突き刺さっ
た状態となる(ステップN6)。同時に、上記複数の柄
合わせユニット7のソレノイド7Aと柄合わせ針6が自
重によって一斉に降下移動して、これらよりも先に降下
されている昇降用板75上の水平面上に受け止められる
ため、各柄合わせ針6が突き刺されている生地MAの横
縞模様が水平面に沿って横一直線に位置し、所定の柄合
わせが行なわれる。このとき、上記解反ローラ31,3
2及び補助ローラ33は上記各柄合わせユニット7の一
斉の降下移動を許容するように、時計方向への回転を開
始する(ステップN7)。そして、生地MAが所定の位
置まで降下されたか否かが判断されて(ステップN
8)、所定の降下位置に達したならば、上記解反ローラ
31,32および補助ローラ33の回転が停止される
(ステップN9)。
て生地押え装置16が支軸86の周りを図17の矢印の
ように上方に回転移動して離間するが、このとき、エア
ー吹付け装置91のエアーノズル90から上記生地MA
の垂下部に向けてエアーが吹付けられるので、生地MA
から柄合わせ針6が抜け出すことが防止され、これによ
って、生地MAが上記柄合わせ針6に完全に突き刺さっ
た状態となる(ステップN6)。同時に、上記複数の柄
合わせユニット7のソレノイド7Aと柄合わせ針6が自
重によって一斉に降下移動して、これらよりも先に降下
されている昇降用板75上の水平面上に受け止められる
ため、各柄合わせ針6が突き刺されている生地MAの横
縞模様が水平面に沿って横一直線に位置し、所定の柄合
わせが行なわれる。このとき、上記解反ローラ31,3
2及び補助ローラ33は上記各柄合わせユニット7の一
斉の降下移動を許容するように、時計方向への回転を開
始する(ステップN7)。そして、生地MAが所定の位
置まで降下されたか否かが判断されて(ステップN
8)、所定の降下位置に達したならば、上記解反ローラ
31,32および補助ローラ33の回転が停止される
(ステップN9)。
【0037】上記生地MAを受け取る生地受取り針1
2、該生地受取り針12の前後移動用エアシリンダ13
等をもった受け台14および受け台用駆動機構15は、
図20および図21に示すように構成されている。図2
0および図21において、92は上記解反装置3、送り
出し機構4、柄合わせユニットボックス8等を一体に連
結保持する左右一対の装置フレームであり、この左右の
装置フレーム92の対向する内面に固定されたレール9
3にスライダ94が前後方向にスライド自在に係合支持
されている。上記受け台14は、上記スライダ94上に
固定した受け台ロックシリンダ95に回転軸96を介し
てその軸芯周りに回動可能に支持されており、テーパピ
ン97および受け台14の側板部に形成した位置決め穴
98を介して正規の生地受取り姿勢と受け取った生地を
取り出す姿勢とに切替え可能に構成されている。
2、該生地受取り針12の前後移動用エアシリンダ13
等をもった受け台14および受け台用駆動機構15は、
図20および図21に示すように構成されている。図2
0および図21において、92は上記解反装置3、送り
出し機構4、柄合わせユニットボックス8等を一体に連
結保持する左右一対の装置フレームであり、この左右の
装置フレーム92の対向する内面に固定されたレール9
3にスライダ94が前後方向にスライド自在に係合支持
されている。上記受け台14は、上記スライダ94上に
固定した受け台ロックシリンダ95に回転軸96を介し
てその軸芯周りに回動可能に支持されており、テーパピ
ン97および受け台14の側板部に形成した位置決め穴
98を介して正規の生地受取り姿勢と受け取った生地を
取り出す姿勢とに切替え可能に構成されている。
【0038】また、上記受け台14の両側板部からそれ
ぞれ横外方へ突出させた固定軸99の先端部には、それ
ぞれベアリング100が回転自在に支承されており、こ
れらベアリング100を転動自在に転載するガイド溝1
02をもった受け台移動用ガイド板101が上記装置フ
レーム92の内面側に固定されている。この受け台移動
用ガイド板101におけるガイド溝102は水平面に沿
って直線状であり、その後端部には、1/4の円弧状の
受け台転回用ガイド溝103(図27参照)が連通形成
されており、受け台14をレール93に沿って裁断台1
04(図2及び図30参照)側へ後退移動させると、上
記ベアリング100がその転回用ガイド溝103に移行
して、受け台14が自然に90°転回され、裁断生地の
取り出し姿勢に変更されるようになっている。
ぞれ横外方へ突出させた固定軸99の先端部には、それ
ぞれベアリング100が回転自在に支承されており、こ
れらベアリング100を転動自在に転載するガイド溝1
02をもった受け台移動用ガイド板101が上記装置フ
レーム92の内面側に固定されている。この受け台移動
用ガイド板101におけるガイド溝102は水平面に沿
って直線状であり、その後端部には、1/4の円弧状の
受け台転回用ガイド溝103(図27参照)が連通形成
されており、受け台14をレール93に沿って裁断台1
04(図2及び図30参照)側へ後退移動させると、上
記ベアリング100がその転回用ガイド溝103に移行
して、受け台14が自然に90°転回され、裁断生地の
取り出し姿勢に変更されるようになっている。
【0039】さらに、上記生地受取り針12は前後移動
用エアシリンダ13を介してレール105に沿って前後
に移動可能であるだけでなく、その受取り針ユニット前
後移動用シリンダ106を介してレール107に沿って
前後に移動可能に構成されており、以上の各構成要素に
よって受け台用駆動機構15が構成されている。
用エアシリンダ13を介してレール105に沿って前後
に移動可能であるだけでなく、その受取り針ユニット前
後移動用シリンダ106を介してレール107に沿って
前後に移動可能に構成されており、以上の各構成要素に
よって受け台用駆動機構15が構成されている。
【0040】次に、上述のような生地MAの柄合わせ動
作につづく、生地MAの裁断およびその裁断生地の受け
台14側への受け渡し処理について、図22〜図25に
示す動作図および図26に示すフローチャートを参照し
ながら説明する。まず、図22に示すように、受取り針
前後移動用エアシリンダ13および受取り針ユニット前
後移動用シリンダ106の伸張動作により生地受取り針
12を前方へ移動させて、生地MAの垂下部へ刺し込む
(ステップS1)。
作につづく、生地MAの裁断およびその裁断生地の受け
台14側への受け渡し処理について、図22〜図25に
示す動作図および図26に示すフローチャートを参照し
ながら説明する。まず、図22に示すように、受取り針
前後移動用エアシリンダ13および受取り針ユニット前
後移動用シリンダ106の伸張動作により生地受取り針
12を前方へ移動させて、生地MAの垂下部へ刺し込む
(ステップS1)。
【0041】ついで、エアーシリンダ76を介して各柄
合わせ針6がスリット78を通して後方へ移動されて、
生地MAから抜き取られるとともに、エアー吹付けノズ
ル109からのエアーの吹付けにより生地MAの余分な
たるみを除去する。つぎに、エアーシリンダ60の伸張
動作によりロータリーカッタ11を前方へ移動させて裁
断可能な状態とする(ステップS2)。この状態で、エ
アーモータ61を駆動してロータリカッタ11を回転さ
せながら、これを図23に示すように、モータ54の駆
動を介してレール52に沿って横移動させることによ
り、受取り針12の約3mm上の位置で生地MAを裁断
する(ステップS3)。このような生地MAの裁断が終
了したならば(ステップS4)、エアーシリンダ60の
収縮動作によりロータリーカッタ11を後方へ移動させ
るとともに、受取り針前後移動用エアシリンダ13およ
び受取り針ユニット前後移動用シリンダ106の収縮動
作により生地受取り針12を後方へ移動させる。同時
に、図24に示すように、シリンダ81を介して生地落
下防止板80を前方へ移動させて、生地受取り針12か
ら裁断生地MBが落下することを防止する(ステップS
5)。
合わせ針6がスリット78を通して後方へ移動されて、
生地MAから抜き取られるとともに、エアー吹付けノズ
ル109からのエアーの吹付けにより生地MAの余分な
たるみを除去する。つぎに、エアーシリンダ60の伸張
動作によりロータリーカッタ11を前方へ移動させて裁
断可能な状態とする(ステップS2)。この状態で、エ
アーモータ61を駆動してロータリカッタ11を回転さ
せながら、これを図23に示すように、モータ54の駆
動を介してレール52に沿って横移動させることによ
り、受取り針12の約3mm上の位置で生地MAを裁断
する(ステップS3)。このような生地MAの裁断が終
了したならば(ステップS4)、エアーシリンダ60の
収縮動作によりロータリーカッタ11を後方へ移動させ
るとともに、受取り針前後移動用エアシリンダ13およ
び受取り針ユニット前後移動用シリンダ106の収縮動
作により生地受取り針12を後方へ移動させる。同時
に、図24に示すように、シリンダ81を介して生地落
下防止板80を前方へ移動させて、生地受取り針12か
ら裁断生地MBが落下することを防止する(ステップS
5)。
【0042】つぎに、柄合わせユニット7におけるモー
タ71が駆動されて、ボールネジ74の回転にともない
ユニット昇降用板75がボールネジ74の軸線方向、つ
まり上方へ移動されるので、全ての柄合わせユニット7
が所定の上限位置(ホームポジション)に復帰移動さ
れ、かつ、裁断生地MBを懸垂状態に保持している生地
受取り針12も図25に示すように、元の位置に復帰移
動して、裁断生地MBが垂直姿勢にある受け台14に対
向させる(ステップS6)。そして、上記と同様な動作
を裁断生地MBが所定枚数になるまで繰り返して行なう
(ステップS7,S8)。
タ71が駆動されて、ボールネジ74の回転にともない
ユニット昇降用板75がボールネジ74の軸線方向、つ
まり上方へ移動されるので、全ての柄合わせユニット7
が所定の上限位置(ホームポジション)に復帰移動さ
れ、かつ、裁断生地MBを懸垂状態に保持している生地
受取り針12も図25に示すように、元の位置に復帰移
動して、裁断生地MBが垂直姿勢にある受け台14に対
向させる(ステップS6)。そして、上記と同様な動作
を裁断生地MBが所定枚数になるまで繰り返して行なう
(ステップS7,S8)。
【0043】所定枚数の裁断生地MBが生地受取り針1
2に多層に重ね合わせられて垂直に懸垂されている状態
から、それを裁断台104上に取り出して水平な重ね合
わせ状態へ変更させる処理について、図27〜図30に
示す動作図および図31に示すフローチャートを参照し
ながら説明する。まず、受け台ロックシリンダ95を介
して受け台14の位置固定を解除した上で、該受け台1
4の全体を人手によって後方へ移動させる。このとき、
ベアリング100が直線状のガイド溝102に沿って転
動しながら後方へ移動し、その終端部に達すると、ベア
リング100が円弧状の受け台転回用ガイド溝103に
移行するために、図28および図29に示すように、垂
直姿勢の受け台14が自然に90°転回されて、裁断生
地MBを水平面上に重ね合わせた取り出し姿勢に変更さ
れる(ステップT1)。
2に多層に重ね合わせられて垂直に懸垂されている状態
から、それを裁断台104上に取り出して水平な重ね合
わせ状態へ変更させる処理について、図27〜図30に
示す動作図および図31に示すフローチャートを参照し
ながら説明する。まず、受け台ロックシリンダ95を介
して受け台14の位置固定を解除した上で、該受け台1
4の全体を人手によって後方へ移動させる。このとき、
ベアリング100が直線状のガイド溝102に沿って転
動しながら後方へ移動し、その終端部に達すると、ベア
リング100が円弧状の受け台転回用ガイド溝103に
移行するために、図28および図29に示すように、垂
直姿勢の受け台14が自然に90°転回されて、裁断生
地MBを水平面上に重ね合わせた取り出し姿勢に変更さ
れる(ステップT1)。
【0044】この状態になったならば、受取り針前後移
動用エアシリンダ13の収縮動作により生地受取り針1
2を積層状の裁断生地MBから抜き取る(ステップT
2)。その生地受取り針12の裁断生地MBからの抜き
取りが確認されると(ステップT3)、図示省略した移
載装置を介して積層状の裁断生地MBを図30に示すよ
うに、裁断台104上に移載する(ステップT4)。そ
の後は、上記受け台14を垂直姿勢にして裁断生地の受
け取り出し位置に戻し、かつ、受け台ロックシリンダ9
5を介して固定させる(ステップT5)。なお、裁断台
104上に移載された積層状の裁断生地MBは、図外の
裁断機により所定形状に裁断される。
動用エアシリンダ13の収縮動作により生地受取り針1
2を積層状の裁断生地MBから抜き取る(ステップT
2)。その生地受取り針12の裁断生地MBからの抜き
取りが確認されると(ステップT3)、図示省略した移
載装置を介して積層状の裁断生地MBを図30に示すよ
うに、裁断台104上に移載する(ステップT4)。そ
の後は、上記受け台14を垂直姿勢にして裁断生地の受
け取り出し位置に戻し、かつ、受け台ロックシリンダ9
5を介して固定させる(ステップT5)。なお、裁断台
104上に移載された積層状の裁断生地MBは、図外の
裁断機により所定形状に裁断される。
【0045】なお、上記実施の形態では、照射用レーザ
ーマーカー9によるスポット照射点Sを手動により位置
変更し、これに対応して複数の柄合わせユニット7を順
次縦方向に移動させて柄合わせ針6を生地MAに突き刺
す手動(半自動)柄合わせ処理手段と、柄模様の色調や
濃淡度合などを光学的読取手段5により読取らせて、そ
の読取り信号に対応して複数の柄合わせユニット7を順
次縦方向に移動させるとともに柄合わせ針6を生地MA
に突き刺す自動柄合わせ処理手段とを併設し、これら両
手段を選択的に動作切替え可能としたものについて説明
したが、手動(半自動)柄合わせ処理手段のみを設けた
ものであってもよい。
ーマーカー9によるスポット照射点Sを手動により位置
変更し、これに対応して複数の柄合わせユニット7を順
次縦方向に移動させて柄合わせ針6を生地MAに突き刺
す手動(半自動)柄合わせ処理手段と、柄模様の色調や
濃淡度合などを光学的読取手段5により読取らせて、そ
の読取り信号に対応して複数の柄合わせユニット7を順
次縦方向に移動させるとともに柄合わせ針6を生地MA
に突き刺す自動柄合わせ処理手段とを併設し、これら両
手段を選択的に動作切替え可能としたものについて説明
したが、手動(半自動)柄合わせ処理手段のみを設けた
ものであってもよい。
【0046】また、上記実施の形態では、照射用マーカ
ーとして、レーザーマーカーを使用したが、これ以外に
いかなる照射用マーカーを用いてもよく、かつ、生地裁
断装置としては、ロータリカッタ11を使用し、これを
生地の幅方向に移動させることで裁断するもので示した
が、その他のいかなる裁断装置を用いてもよく、また、
この生地裁断装置は、上記実施の形態のように、垂下状
に送り出された生地MAの前方部に設置されたものに限
らず、垂下状生地MAの裏面側で柄合わせユニットボッ
クス8の直下位置に設置してもよい。
ーとして、レーザーマーカーを使用したが、これ以外に
いかなる照射用マーカーを用いてもよく、かつ、生地裁
断装置としては、ロータリカッタ11を使用し、これを
生地の幅方向に移動させることで裁断するもので示した
が、その他のいかなる裁断装置を用いてもよく、また、
この生地裁断装置は、上記実施の形態のように、垂下状
に送り出された生地MAの前方部に設置されたものに限
らず、垂下状生地MAの裏面側で柄合わせユニットボッ
クス8の直下位置に設置してもよい。
【0047】さらに、上記実施の形態では、各柄合わせ
ユニット7における柄合わせ針6の前後移動用の駆動装
置として、応答性のよいソレノイド7Aを使用したが、
エアシリンダなどの流体シリンダを用いてもよい。
ユニット7における柄合わせ針6の前後移動用の駆動装
置として、応答性のよいソレノイド7Aを使用したが、
エアシリンダなどの流体シリンダを用いてもよい。
【0048】
【発明の効果】以上のように、請求項1の本発明によれ
ば、生地送り出し機構で垂下状に送り出された生地の垂
下部の裏面側に対向して配置した複数の柄合わせユニッ
トの各柄合わせ針を順次生地に刺し込んで該生地を垂直
方向に移動させて位置決めを行なるようにしたので、生
地を自重によって下方へ引き伸ばして自然な状態のまま
で癖などを取り除くことが可能であり、人手による強制
的な癖取り作業が一切不要としつつ、次々と送り出され
てくる全ての生地について、それらの横方向の連続模様
をばらつきなく均等に揃えることができ、また、この状
態で生地を所定寸法に裁断することにより、生地の斜行
や曲がり等による悪影響を回避した上で、以後の重ね合
わせ作業や裁断作業を良好に行なうことができる。
ば、生地送り出し機構で垂下状に送り出された生地の垂
下部の裏面側に対向して配置した複数の柄合わせユニッ
トの各柄合わせ針を順次生地に刺し込んで該生地を垂直
方向に移動させて位置決めを行なるようにしたので、生
地を自重によって下方へ引き伸ばして自然な状態のまま
で癖などを取り除くことが可能であり、人手による強制
的な癖取り作業が一切不要としつつ、次々と送り出され
てくる全ての生地について、それらの横方向の連続模様
をばらつきなく均等に揃えることができ、また、この状
態で生地を所定寸法に裁断することにより、生地の斜行
や曲がり等による悪影響を回避した上で、以後の重ね合
わせ作業や裁断作業を良好に行なうことができる。
【0049】しかも、上記のような柄合わせ動作に際し
て、生地の幅方向に沿った複数箇所をスポット照射させ
てそれらスポット照射点が生地における横方向に連続す
る模様の特定部分に位置するように複数個の照射用マー
カーによるスポット照射点を人手によって生地の縦方向
に順次位置変更させ、その位置変更後のスポット照射点
に対応する箇所の生地に順次柄合わせ針を突き刺す手段
を採用することによって、CCDなどの光学的読取手段
を用いて柄模様を認識させ、その読取り信号に基づいて
柄合わせユニットを縦方向に移動させる従来の自動生地
柄合わせ装置に比べて、コストの低減を図りつつ、いか
なる色調や濃淡度合などの柄模様をもつ生地を対象とす
る場合であっても、誤動作や動作不能などを招くことな
く、複数の柄合わせ針を所定の位置に確実かつ正確に突
き刺して柄合わせ精度を高めることができる。その上、
複数の柄合わせユニットにおける駆動装置を個別的に作
動させて各ユニットの柄合わせ針を生地の所定箇所に突
き刺した後、その突き刺し状態のままで自重により一斉
に落下させて各柄合わせユニットの柄合わせ針を水平面
に沿った横一直線上に揃えるように動作させることによ
って、各ユニットの柄合わせ針の突き刺しから、最終的
に各柄合わせ針を水平面に沿った横一直線状に揃えて生
地における横方向に連続する模様が横一直線状となるま
でに要する時間をできるだけ短くして、人手を介するも
のでありながら、所定の柄合わせを非常に能率よく行な
わせることができるという効果を奏する。
て、生地の幅方向に沿った複数箇所をスポット照射させ
てそれらスポット照射点が生地における横方向に連続す
る模様の特定部分に位置するように複数個の照射用マー
カーによるスポット照射点を人手によって生地の縦方向
に順次位置変更させ、その位置変更後のスポット照射点
に対応する箇所の生地に順次柄合わせ針を突き刺す手段
を採用することによって、CCDなどの光学的読取手段
を用いて柄模様を認識させ、その読取り信号に基づいて
柄合わせユニットを縦方向に移動させる従来の自動生地
柄合わせ装置に比べて、コストの低減を図りつつ、いか
なる色調や濃淡度合などの柄模様をもつ生地を対象とす
る場合であっても、誤動作や動作不能などを招くことな
く、複数の柄合わせ針を所定の位置に確実かつ正確に突
き刺して柄合わせ精度を高めることができる。その上、
複数の柄合わせユニットにおける駆動装置を個別的に作
動させて各ユニットの柄合わせ針を生地の所定箇所に突
き刺した後、その突き刺し状態のままで自重により一斉
に落下させて各柄合わせユニットの柄合わせ針を水平面
に沿った横一直線上に揃えるように動作させることによ
って、各ユニットの柄合わせ針の突き刺しから、最終的
に各柄合わせ針を水平面に沿った横一直線状に揃えて生
地における横方向に連続する模様が横一直線状となるま
でに要する時間をできるだけ短くして、人手を介するも
のでありながら、所定の柄合わせを非常に能率よく行な
わせることができるという効果を奏する。
【0050】また、請求項2の発明によれば、人手によ
るスポット照射点の位置変更後の柄合わせユニットの縦
方向の移動制御を自動的に行なえるために、人手による
作業手数をできるだけ少なくして柄合わせ針の突き刺し
までに要する時間を短縮して、どのような色調や濃淡度
合などの柄模様をもつ生地であっても、柄合わせの信頼
性向上とともに能率の一層の向上を図ることができ
る。。
るスポット照射点の位置変更後の柄合わせユニットの縦
方向の移動制御を自動的に行なえるために、人手による
作業手数をできるだけ少なくして柄合わせ針の突き刺し
までに要する時間を短縮して、どのような色調や濃淡度
合などの柄模様をもつ生地であっても、柄合わせの信頼
性向上とともに能率の一層の向上を図ることができ
る。。
【0051】さらに、請求項3の発明によれば、柄模様
の色調や濃淡度合などを光学的読取手段により確実、正
確に読取れるような生地を対象とするときと、柄模様の
色調や濃淡度合などを光学的読取手段では確実、正確に
読取ることが難しい生地を対象とするときとで、自動柄
合わせ処理手段と手動柄合わせ処理手段とを選択動作す
ることにより、柄模様の色調や濃淡度合などが異なる幅
広い生地に対して能率面および信頼性の面を考慮して、
常に最適の柄合わせを実現することができる。
の色調や濃淡度合などを光学的読取手段により確実、正
確に読取れるような生地を対象とするときと、柄模様の
色調や濃淡度合などを光学的読取手段では確実、正確に
読取ることが難しい生地を対象とするときとで、自動柄
合わせ処理手段と手動柄合わせ処理手段とを選択動作す
ることにより、柄模様の色調や濃淡度合などが異なる幅
広い生地に対して能率面および信頼性の面を考慮して、
常に最適の柄合わせを実現することができる。
【図1】本発明の実施の形態による生地の柄合わせ装置
を適用した装置設備の全体構成のを示す斜視図である。
を適用した装置設備の全体構成のを示す斜視図である。
【図2】同装置設備の全体構成を示す側面図である。
【図3】同装置設備の全体構成を示す正面図である。
【図4】原反昇降機の斜視図である。
【図5】自動生地解反装置の駆動部の一部破断斜視図で
ある。
ある。
【図6】同上自動生地解反装置による解反から柄の読取
りまでの動作の第1工程を示す要部の拡大側面図であ
る。
りまでの動作の第1工程を示す要部の拡大側面図であ
る。
【図7】同上自動生地解反装置による解反から柄の読取
りまでの動作の第2工程を示す要部の拡大側面図であ
る。
りまでの動作の第2工程を示す要部の拡大側面図であ
る。
【図8】同上自動生地解反装置による解反から柄の読取
りまでの動作の第3工程を示す要部の拡大側面図であ
る。
りまでの動作の第3工程を示す要部の拡大側面図であ
る。
【図9】解反から柄の読取りまでの動作を説明するフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
【図10】照射用レーザーマーカーの取付け部の構造を
示す一部破断拡大側面図である。
示す一部破断拡大側面図である。
【図11】ロータリカッタおよびCCDの駆動部を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図12】柄合わせユニットボックスおよび柄合わせユ
ニット駆動部の一部破断拡大斜視図である。
ニット駆動部の一部破断拡大斜視図である。
【図13】柄合わせユニットの要部の拡大横断面図であ
る。
る。
【図14】生地押え装置の駆動部を示す一部破断拡大斜
視図である。
視図である。
【図15】柄合わせ動作の第1工程を示す要部の拡大側
面図である。
面図である。
【図16】同上の第2工程を示す要部の拡大側面図であ
る。
る。
【図17】同上の第3工程を示す要部の拡大側面図であ
る。
る。
【図18】手動(半自動)柄合わせ処理動作を説明する
フローチャートである。
フローチャートである。
【図19】自動柄合わせ処理動作を説明するフローチャ
ートである。
ートである。
【図20】受け台駆動部を示す一部破断の拡大斜視図で
ある。
ある。
【図21】裁断処理から生地受渡し動作の第1工程を示
す要部の拡大側面図である。
す要部の拡大側面図である。
【図22】同上の第2工程を示す要部の拡大側面図であ
る。
る。
【図23】同上の第3工程を示す要部の拡大側面図であ
る。
る。
【図24】同上の第4工程を示す要部の拡大側面図であ
る。
る。
【図25】同上の第5工程を示す要部の拡大側面図であ
る。
る。
【図26】図21〜図25までの動作を説明するフロー
チャートである。
チャートである。
【図27】裁断生地の取り出し動作の第1工程を示す要
部の拡大側面図である。
部の拡大側面図である。
【図28】同上の第2工程を示す要部の拡大側面図であ
る。
る。
【図29】同上の第3工程を示す要部の拡大側面図であ
る。
る。
【図30】同上の第4工程を示す要部の拡大側面図であ
る。
る。
【図31】図27〜図30までの動作を説明するフロチ
ャートである。
ャートである。
3 解反装置 4 生地送り出し機構 5 光学的読取手段 6 柄合わせ針 7 柄合わせユニット 7A ソレノイド(駆動装置) 9 照射用レーザーマーカー(照射用マーカー) 11 ロータリカッタ(生地裁断装置) M 原反 MA 生地 S スポット照射点
Claims (3)
- 【請求項1】 原反から解反されて拡げられた生地を縦
方向へ垂下状に送り出す生地送り出し機構と、 垂下状に送り出された生地の垂下部表面に対向して配設
されて該生地の垂下部表面の幅方向に沿った複数箇所を
スポット照射し、かつ、それらスポット照射点を生地の
縦方向に位置変更可能とされた複数個の照射用マーカー
と、 上記生地の垂下部裏面側に対向して設置されて、生地垂
下部を受け止め支持する生地受止め支持板と、 この生地受止め支持板の裏面側に前後方向および縦方向
に移動可能に配設されて、上記複数個の照射用マーカー
によるスポット照射点に対応する生地の幅方向に沿った
複数箇所に柄合わせ針を突き刺して生地の縦方向の位置
を制御する複数の柄合わせユニットと、 この柄合わせユニットで柄合わせされた生地を幅方向へ
沿って裁断処理する生地裁断装置とを備え、 上記各柄合わせユニットは、上記柄合わせ針と該柄合わ
せ針を前後方向に移動させる駆動装置とからなり、上記
複数個の照射用マーカーによるスポット照射点に対応す
る位置での駆動装置の個別的な作動により各柄合わせ針
を生地の所定箇所に突き刺した後、その突き刺し状態の
ままで自重により一斉に落下させて各柄合わせユニット
の柄合わせ針を水平面に沿った横一直線状に揃えるよう
に構成されていることを特徴とする生地の柄合わせ装
置。 - 【請求項2】 上記複数の柄合わせユニットは、上記複
数個の照射用マーカーによるスポット照射点の位置変更
に対応して、その変更後の位置まで自動的に縦方向に移
動制御可能に構成されている請求項1に記載の生地の柄
合わせ装置。 - 【請求項3】 生地の幅方向に沿って移動することによ
り上記生地の垂下部表面の模様を認識する光学的読取手
段及びこの光学的手段からの信号を受けて上記複数の柄
合わせユニットの柄合わせ針を生地の幅方向に沿った複
数箇所に順次突き刺して生地の縦方向の位置を制御する
自動柄合わせ処理手段が併設されており、 この自動柄合わせ処理手段と上記複数個の照射用マーカ
ーによるスポット照射点に対応して上記複数の柄合わせ
ユニットの柄合わせ針を生地の幅方向に沿った複数箇所
に突き刺して生地の縦方向の位置を制御する手動柄合わ
せ処理手段とが選択的に動作切替え可能に構成されてい
る請求項1または2に記載の生地の柄合わせ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8226979A JP2844061B2 (ja) | 1996-08-28 | 1996-08-28 | 生地の柄合わせ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8226979A JP2844061B2 (ja) | 1996-08-28 | 1996-08-28 | 生地の柄合わせ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1072767A true JPH1072767A (ja) | 1998-03-17 |
JP2844061B2 JP2844061B2 (ja) | 1999-01-06 |
Family
ID=16853614
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8226979A Expired - Fee Related JP2844061B2 (ja) | 1996-08-28 | 1996-08-28 | 生地の柄合わせ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2844061B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1225535A2 (de) * | 2001-01-12 | 2002-07-24 | JENOPTIK Automatisierungstechnik GmbH | Verfahren zur Bearbeitung einer Materialbahn |
CN114908551A (zh) * | 2022-04-21 | 2022-08-16 | 东莞市科迪实业有限公司 | 一种无纺布生产用裁切系统 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0693557A (ja) * | 1991-05-23 | 1994-04-05 | Fuatetsuku:Kk | 柄物布地用延反装置及び柄物布地の延反方法 |
JPH06240564A (ja) * | 1993-02-15 | 1994-08-30 | K F C:Kk | 自動生地柄合わせ装置 |
JPH0823107A (ja) * | 1994-07-06 | 1996-01-23 | Hitachi Ltd | 半導体装置 |
-
1996
- 1996-08-28 JP JP8226979A patent/JP2844061B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0693557A (ja) * | 1991-05-23 | 1994-04-05 | Fuatetsuku:Kk | 柄物布地用延反装置及び柄物布地の延反方法 |
JPH06240564A (ja) * | 1993-02-15 | 1994-08-30 | K F C:Kk | 自動生地柄合わせ装置 |
JPH0823107A (ja) * | 1994-07-06 | 1996-01-23 | Hitachi Ltd | 半導体装置 |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1225535A2 (de) * | 2001-01-12 | 2002-07-24 | JENOPTIK Automatisierungstechnik GmbH | Verfahren zur Bearbeitung einer Materialbahn |
EP1225535A3 (de) * | 2001-01-12 | 2003-10-29 | JENOPTIK Automatisierungstechnik GmbH | Verfahren zur Bearbeitung einer Materialbahn |
CN114908551A (zh) * | 2022-04-21 | 2022-08-16 | 东莞市科迪实业有限公司 | 一种无纺布生产用裁切系统 |
CN114908551B (zh) * | 2022-04-21 | 2023-01-17 | 东莞市科迪实业有限公司 | 一种无纺布生产用裁切系统 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP2844061B2 (ja) | 1999-01-06 |
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