JPH1072005A - フィルム包装体の結紮装置 - Google Patents

フィルム包装体の結紮装置

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JPH1072005A
JPH1072005A JP8225017A JP22501796A JPH1072005A JP H1072005 A JPH1072005 A JP H1072005A JP 8225017 A JP8225017 A JP 8225017A JP 22501796 A JP22501796 A JP 22501796A JP H1072005 A JPH1072005 A JP H1072005A
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勤 石井
Toshihiro Abe
利博 阿部
Kiyomi Seya
清美 瀬谷
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Fab Toyama Kk
Kureha Corp
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Fab Toyama Kk
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    • B65B9/00Enclosing successive articles, or quantities of material, e.g. liquids or semiliquids, in flat, folded, or tubular webs of flexible sheet material; Subdividing filled flexible tubes to form packages
    • B65B9/10Enclosing successive articles, or quantities of material, in preformed tubular webs, or in webs formed into tubes around filling nozzles, e.g. extruded tubular webs
    • B65B9/12Subdividing filled tubes to form two or more packages by sealing or securing involving displacement of contents
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65BMACHINES, APPARATUS OR DEVICES FOR, OR METHODS OF, PACKAGING ARTICLES OR MATERIALS; UNPACKING
    • B65B51/00Devices for, or methods of, sealing or securing package folds or closures; Devices for gathering or twisting wrappers, or necks of bags
    • B65B51/04Applying separate sealing or securing members, e.g. clips
    • B65B51/08Applying binding material, e.g. to twisted bag necks
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B65BMACHINES, APPARATUS OR DEVICES FOR, OR METHODS OF, PACKAGING ARTICLES OR MATERIALS; UNPACKING
    • B65B19/00Packaging rod-shaped or tubular articles susceptible to damage by abrasion or pressure, e.g. cigarettes, cigars, macaroni, spaghetti, drinking straws or welding electrodes
    • B65B19/34Packaging other rod-shaped articles, e.g. sausages, macaroni, spaghetti, drinking straws, welding electrodes

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Containers And Plastic Fillers For Packaging (AREA)
  • Basic Packing Technique (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 フィルム包装体をワイヤにより結紮する結紮
装置において、フィルム集束動作時にブロックを停止さ
せるときの衝撃および衝撃音が大きかった。 【解決手段】 左右の移動ブロックが接近して集束板9
3aと集束部材41とでフィルムが集束される際、左側
の先行ブロック48が緩衝ローラ118に当たり、右側
の先行ブロック92が緩衝ローラ127に当たるが、各
緩衝ローラ118と127は当たった直後に中央方向へ
わずかに移動する。よって、先行ブロック48と92が
停止するときの衝撃を緩和できる。その後に集束部材4
1と金型ブロック95が互いに接近し、フィルムの集束
部にワイヤがクリップされて結紮される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ソーセージやハ
ム、チーズなどの内容物が充填されたフィルム包装体を
集束してアルミニウムなどのワイヤで絞め付けて結紮す
るフィルム包装体の結紮装置に係り、特にフィルム包装
体を集束するときに、フィルム包装体の両側から接近す
るブロックの停止時の衝撃および衝撃音を緩和できるよ
うにしたフィルム包装体の結紮装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図8は筒状のフィルム包装体に加工食肉
などが充填されたソーセージなどを示す外観図である。
フィルム包装体16は、例えば塩化ビニリデンと塩化ビ
ニールとの共重合体であって二軸延伸されたフィルム1
が筒状に成形され、その後にフィルム1の縁部どうしが
合わされて高周波溶着され溶着線2が形成され、さらに
フィルム包装体16に加工食肉など内容物が充填された
状態で、両端部にアルミニウムなどのワイヤが絞め付け
られて結紮され、ワイヤクリップ3が形成されたもので
ある。
【0003】図9は筒状のフィルム包装体16を成形し
てその内部に内容物を充填しさらにフィルム包装体16
を結紮する従来の連続充填包装装置の概略構造を示して
いる。図9において、符号4は定量ポンプ、符号5はこ
の定量ポンプ4の下方に接続された充填ノズルを示して
いる。加工食肉などの内容物は、作業場の床面などに設
置された供給ポンプ(図示せず)にて送り出され、供給
管路を経て定量ポンプ4に移送され、定量ポンプ4で
は、フィルム包装体16の製造速度に合わせて一定流量
にて内容物が充填ノズル5に送り込まれる。
【0004】充填ノズル5の図示上部の周囲には成形部
材6が設けられている。原反7から平面状に引き出され
るフィルム1は、ガイドロール9a,9bとによって導
かれ、上記成形部材6の内部に反転して供給されて筒状
に成形される。成形部材6の下方位置には高周波電極1
0,11が対向して設けられており、上記成形部材6に
よってフィルム1が筒状に成形された後、互いに合わさ
れたフィルム1の縁部どうしが高周波電極10,11に
よって高周波溶着されて溶着線2が形成される。このよ
うにして形成された筒状のフィルム包装体16の内部に
前記充填ノズル5により内容物が連続的に充填される。
【0005】充填ノズル5の下方位置にはフィルム送り
ローラ12,13が設けられており、内容物が充填され
た筒状のフィルム包装体16はフィルム送りローラ1
2,13によって下方向へ連続的に送り出される。さら
に下側には一対の分肉ローラ14,14が設けられてお
り、それは分肉機構14aにより矢印で示す方向へ周期
的に駆動され、このしごき動作によって、内容物が入っ
たフィルム包装体16が間欠的に扁平となるように分肉
される。この一対の分肉ローラ14,14のさらに下方
には結紮/切断ユニット15が配置されている。
【0006】この結紮/切断ユニット15は、分肉され
て下降するフィルム包装体16の下降速度に合わせて上
下に往復動作するようになっている。この結紮/切断ユ
ニット15では、フィルム包装体16の分肉された偏平
部16aを挟む一方の側部に移動ブロック15aが設け
られ、移動ブロック15aに集束板15bと金型15c
が設けられている。逆側の側部には、上下に配置された
一対の集束板15dと、それぞれの集束板15dの内側
に配置された上下2つの金型15eと、この金型15e
を保持する移動ブロック15gが設けられている。さら
に金型15eと15eの中間に切断刃15fが設けられ
ている。
【0007】この結紮/切断ユニット15では、両側の
移動ブロック15aと15gが偏平部16aに向けて接
近移動するときに、左側に設けられているアルミニウム
などのワイヤを切断する切断部材を保持するブロック
(図示せず)と、右側の集束板15dを支持しているブ
ロック(図示せず)とが最初に突き当てられ、この時点
で集束板15bと集束板15dとで偏平部16aのフィ
ルム1が集束させられる。さらに金型15cと金型15
eとが突き当てられてワイヤが締め付けられて、上下2
ヶ所が結紮されてリング状のワイヤクリップ3が形成さ
れる。さらに切断刃15fにより上下のワイヤクリップ
3の中間にてフィルムが切断され、図8に示すような個
々の包装体に分離される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の結紮/切断
ユニット15のワイヤ結紮作業では、両側の移動ブロッ
ク15aと15gが接近移動するときに、左側に設けら
れた切断部材を保持するブロックと、右側の集束板15
dを保持するブロックとが互いに突き当てられて位置決
めされるため、両ブロックの突き当てのための衝撃が発
生し、このときに衝撃音が発せられる。
【0009】この衝撃は金属どうしの突き当てにより生
じるものであるため、かなり大きなものとなる。また包
装体の単位時間あたりの製造本数を増やすと、左右の移
動ブロック15aと15gの接近移動の周期が速くな
り、ブロックどうしの突き当て時の加速度が大きくなっ
て、衝撃および衝撃音が非常に大きくなる。前記衝撃に
より結紮/切断ユニット15を構成する各機構部品に与
えられる応力が大きくなり、部品の摩耗などが発生しや
すくなるとともに、衝撃音が大きくなって、作業場での
騒音が非常に大きく、作業環境の劣化につながる。
【0010】本発明は上記従来の課題を解決するもので
あり、移動ブロックが接近動作するときに、先行するブ
ロックを停止させるための衝撃を緩和し、衝撃音を低減
できるようにしたフィルム包装体の結紮装置を提供する
ことを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明のフィルム包装体
の結紮装置は、内容物が充填されたフィルム包装体の両
側方から互いに接近する方向へ移動する一対の移動ブロ
ックと、それぞれの移動ブロックの接近移動方向の前方
に設けられ且つ移動ブロックから前方へスプリングによ
り付勢されている先行ブロックと、両移動ブロックと共
に接近移動して前記フィルム包装体を集束させる集束部
材と、各先行ブロックの接近移動が所定位置で規制され
た後に前記各移動ブロックと共に接近移動して前記集束
部材により集束させられたフィルムにワイヤを絞め付け
て結紮する金型とを有し、前記先行ブロックの接近移動
が規制される際に、各先行ブロックの停止衝撃を緩和す
る緩衝部材が設けられていることを特徴とするものであ
る。
【0012】上記緩衝部材は、接近移動する先行ブロッ
クが当たったときに、この先行ブロックの移動方向へ所
定距離移動して停止するように、カムにより駆動される
ものであることが好ましい。ただし、緩衝部材は比較的
強い弾性力のスプリングにより先行ブロック側に付勢さ
れたものであり、先行ブロックが緩衝部材に当たったと
きに、前記スプリングが弾性的に延びて先行ブロックを
停止させる際の緩衝機能が発揮されるものであってもよ
い。
【0013】また、本発明では、一方の先行ブロックに
は集束部材が取付けられ、他方の先行ブロックには、そ
の接近移動の際に固定側から供給されるワイヤを切断す
るワイヤ切断部材が取付けられているものとして構成で
きる。この場合に、前記他方の先行ブロック側の移動ブ
ロックに金型と共に集束部材が設けられたものとなる。
ただし、前記他方の先行ブロックにワイヤ切断部材とと
もに集束部材が取付けられているものであってよい。
【0014】また、緩衝部材が例えばカムで駆動される
ものでは、ワイヤ切断部材によりワイヤが切断された後
で、且つ両側の金型によりフィルム包装体が結紮される
前の時点で、前記ワイヤ切断部材が取付けられた先行ブ
ロックが、緩衝部材により前記接近方向と逆の方向へ所
定距離戻されるように構成することが可能である。
【0015】さらに、一方の移動ブロックには、ワイヤ
切断部材が取付けられている先行ブロックの後端に係合
して移動ブロックと先行ブロックとをロックするととも
にワイヤ切断が完了した後に先行ブロックの後端から離
れる押圧ブロックが設けられ、結紮動作完了後に両移動
ブロックが互いに離れる際に、接近方向と逆の方向へ戻
されていた先行ブロックが緩衝部材により再度接近側へ
移動させられ、その後に前記押圧ブロックが先行ブロッ
クの後端に係合できる位置に復帰するものとして構成す
ることが可能である。
【0016】本発明のフィルム包装体の結紮装置では、
フィルム包装体が集束されて結紮される際、フィルム集
束時での先行ブロックを規制するための衝撃と衝撃音を
緩和できる。さらに、カムなどにより緩衝部材を駆動
し、金型が突き当てられる前にワイヤ切断部材を後退さ
せることにより、ワイヤ切断部材が金型に当たるのを防
止できる。さらに切断部材を保持する先行ブロックが押
圧ブロックにより押し出されるものでは、結紮後に先行
ブロックから一旦外れた押圧ブロックを、先行ブロック
と係合する位置に確実に復帰させることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は本発明のフィルム包装体の
製造装置に設けられている結紮/切断ユニットの平断面
図、図2は前記結紮/切断ユニットの縦断面図、図3
(A)は前記結紮/切断ユニットに設けられた緩衝機構
の駆動系を示す平断面図、図3(B)は、図3(A)の
部分正面図、図4は集束部材と金型とワイヤ切断部材と
が組み合わされた状態を示す分解斜視図、図5,図6は
動作を説明する部分平面図である。結紮/切断ユニット
20のカバー21内にはユニットベース22が収納され
ている。図2に示すように、ユニットベース22の図示
左側には入力軸23が軸受24により回転自在に設けら
れ、この入力軸23に外部から回転動力が与えられる。
入力軸23の上端には駆動回転体25が設けられ、この
駆動回転体25に回転自在に支持されている駆動ローラ
26が移動ブロック27の溝27aに挿入されている。
駆動回転体25の回転により、移動ブロック27は、図
1に示すガイド部28,29にガイドされて図1および
図2に示す位置から図示右方向へ往復駆動される。
【0018】ユニットベース22の図示右側には、入力
軸31が軸受32により回転自在に設けられ、この入力
軸32の上端には駆動ローラ34を有する駆動回転体3
3が設けられ、駆動ローラ34は移動ブロック35の溝
35aに挿入されている。入力軸31の動力により駆動
回転体33が回転駆動されると、移動ブロック35が、
前記ガイド部28と29にガイドされて、図1の位置か
ら図示左方向へ往復駆動される。左右の移動ブロック2
7と35との中間にはガイド筒36が設けられており、
図9に示した分肉ローラ14によって内容物が分肉され
たフィルム包装体16の偏平部16aがこのガイド筒3
6内を通過する。
【0019】左側の移動ブロック27上には、フィルム
集束、ワイヤ切断、結紮を行う動作機構40が設けられ
ている。この動作機構40の構造を説明する。動作機構
40には集束部材41が設けられている。図1に示すよ
うに、この集束部材41は左右に長尺なものであり、そ
の基部両側には保持溝41a,41aが形成されてい
る。前記移動ブロック27の上面には取付けブロック4
2が設けられており、この取付けブロック42と前記保
持溝41a,41aとが嵌合して集束部材41が移動ブ
ロック27上に設けられている。
【0020】図4に詳しく示すように、集束部材41の
先端には、上下2枚の集束板41b,41cが一体に設
けられており、それぞれの集束板41b,41cには、
V字形状のガイド溝41d、およびV字の底部に位置す
る集束溝41eが形成されている。集束部材41の上下
面には、集束溝41eの後端に連続する保持凹部41f
および貫通穴41gが形成されている。この保持凹部4
1fに対しては、上下面から対称形状の結紮金型43と
44とが取り付けられている。
【0021】各結紮金型43と44は前記保持凹部41
fに上下から嵌合して位置決めされ、それぞれの結紮金
型43と44に形成されたボルト挿入穴43c,44d
と、ねじ穴44c,43dとがボルト45にて締め付け
られる。これにより各結紮金型43と44は、集束部材
41の上下各面とほぼ同一面となるように取付けられ、
各結紮金型43と44に形成された案内凸部43eと4
4eが、集束部材41の上下面から突出する。
【0022】上下の各結紮金型43,44には、前記集
束板41b,41cの集束溝41eと連続する溝43
f,44fが形成され、且つ案内凸部43e,44eの
先端にはワイヤ締め付けのための型となる凹所43g,
44gが形成されている。後述するように、この凹所4
3g,44gは、図示右側の移動ブロック35に設けら
れた金型96,97の凹所96a,97aと協働して、
直線状のワイヤをワイヤクリップ3の形に変形させるも
のである。
【0023】前記結紮金型43と44の案内凸部43e
と44eには、それぞれワイヤ切断部材46,47の摺
動溝46a,47aが摺動自在に嵌装されている。図1
と図2に示すように、ワイヤ切断部材46と47の基部
には保持凸部46bと47bが形成されており、この保
持凸部46bと47bが先行ブロック48に固定されて
いる。この先行ブロック48には2本の案内軸49,4
9が固定され、この案内軸49,49が前記移動ブロッ
ク27に固定された軸受51,51に対して摺動自在に
挿入されている。また案内軸49,49にはスプリング
52が外装されており、このスプリング52,52によ
り先行ブロック48が図示右方向へ付勢されている。す
なわち前記集束部材41は移動ブロック27に固定され
ているが、ワイヤ切断部材46と47は、前記案内軸4
9,49と軸受51,51との摺動により、集束部材4
1ならびに各結紮金型43,44に対して相対的に移動
できるようになっている。
【0024】図4に示すように、前記各ワイヤ切断部材
46,47の先端の右縁には刃46cと47cが形成さ
れている。またワイヤ切断部材46,47の先端には、
前記集束部材41に形成された集束溝41eに対応する
溝46d,47dが形成されている。
【0025】図1と図2に示すように、移動ブロック2
7には軸55が回転自在に支持され、この軸55に押圧
アーム56が固定され、この押圧アーム56の先端には
押圧ブロック56aが設けられている。図2にて実線で
示すように、押圧ブロック56aが先行ブロック48の
後面に当接しているときには、移動ブロック27上にて
先行ブロック48が図示左方向へ相対的に移動するのが
規制され、移動ブロック27上にて、先行ブロック48
およびこれに保持された各ワイヤ切断部材46,47が
ロックされる。前記押圧アーム56はスプリング57に
より図2において時計方向へ付勢されている。図1に示
すように前記軸55の端部には駆動アーム58が固定さ
れ、これにはフォロワーローラ59が自転自在に設けら
れている。前記ガイド部29には平面カム29aが形成
され、前記フォロワーローラ59はこの平面カム29a
上を転動する。
【0026】図1と図2に示すように、移動ブロック2
7が図示左側にあるときには、スプリング57の付勢力
により時計方向へ回動している押圧アーム56の押圧ブ
ロック56aが前記先行ブロック48の後面に当ってい
る。この位置から、移動ブロック27が図示右方向へ移
動する最初の段階では、押圧ブロック56aにより先行
ブロック48の図示左方向の移動が規制されて、先行ブ
ロック48に固定されているワイヤ切断部材46と47
が、集束部材41との相対位置を変えることなく、図示
右方向へ前進する。そして後述するワイヤWがワイヤ切
断部材46と47により切断された後は、フォロワーロ
ーラ59が平面カム29aにより持ち上げられて押圧ブ
ロック56aが図2にて鎖線で示すように反時計方向へ
回動させられ、押圧ブロック56aが先行ブロック48
から外れる。その後は、先行ブロック48とワイヤ切断
部材46,47は集束部材41上にて自由状態になり、
付勢スプリング52,52により図示右方向へ弾圧され
た状態となる。
【0027】また図1に示すように、前記ワイヤ切断部
材46と47を保持している先行ブロック48の両側部
には、規制部としての一対の規制突起61,61が設け
られている。図1の例では、この規制突起61,61
が、先行ブロック48に螺着されたボルトにより構成さ
れている。図1と図2に示すように、前記ユニットベー
ス22にはガイドブロック65が固定されている。
【0028】前記集束部材41、結紮金型43,44、
およびワイヤ切断部材46,47が組み合わされたもの
は、前記ガイドブロック65内に摺動自在に挿入されて
いる。図7(A)に示すように、ガイドブロック65に
はアルミニウム製のワイヤWを案内するワイヤ供給孔6
5dが形成され、このワイヤ供給孔65dの先部が受刃
65bとなっている。前記ワイヤ供給孔65dと受刃6
5bは、2箇所に設けられて、ワイヤWが図4に示す上
下の各ワイヤ切断部材46と47の前方へ供給され、各
ワイヤ切断部材46と47が図示右方向へ移動するとき
に、ワイヤ切断部材46と47に設けられた前記刃46
c,47cと、2箇所の受刃65b,65bとでワイヤ
W,Wが切断される。
【0029】図2に示すように、前記ガイドブロック6
5の上部には軸68が回転自在に支持され、また下部に
は軸69が回転自在に支持されている。上側の軸68に
は上部ノーズ76が支持され、下側の軸69には下部ノ
ーズ77が支持されている。図7(A)(B)に示すよ
うに、上下の各ノーズ76と77がワイヤW,Wの前方
に対向している状態で、前記ワイヤ切断部材46と47
が前進すると、切断後のワイヤW,Wが、ワイヤ切断部
材46,47とノーズ76,77とで挟まれてU字形状
に曲げられる。また、ワイヤW,WがU字形状に曲げら
れた後に、駆動リンク73により各ノーズ76と77
が、集束部材41の前方から退避させられる。
【0030】図1に示すように、右側の移動ブロック3
5には2本の案内軸91,91が固定され、この案内軸
91,91に先行ブロック92が摺動自在に挿通され、
案内軸91,91の外周に設けられたスプリング94,
94により先行ブロック92が図示左方向へ付勢されて
いる。この先行ブロック92には上下に間隔を開けて対
向する集束板93aと93bが固定されている。集束板
93aと93bにはV字形状のガイド溝93cとそのV
字底部に連続する集束溝93dがそれぞれ形成されてい
る。
【0031】図1に示すように、前記先行ブロック92
の両側部には、位置決め軸78,78が図示左方向に延
びている。この位置決め軸78,78は前記先行ブロッ
ク92に螺着されており、ナット79,79により締め
付け固定されている。また移動ブロック35には、金型
ブロック95が固定されており、この金型ブロック95
には、上下に間隔を開けた金型96と97が一体に形成
されている。この金型96と97の先端にはワイヤ絞め
付け用の凹所96aと97aがそれぞれ形成されてい
る。
【0032】前記入力軸23と31の回転動力により左
右の移動ブロック27と35が互いに接近する方向へ駆
動されるが、このとき左側の集束板41bと41cが右
側の金型96と97の間の隙間に入り込み、左側の結紮
金型43と44の凹所43g,44gと右側の金型9
6,97の凹所96a,97aとが合わされる。またこ
のとき、左側の結紮金型43,44と切断部材46,4
7とが右側の集束板93a,93bの間の隙間に入り込
む。
【0033】前記右側の金型ブロック95内には、上下
の各金型96と97の中間に位置するカッター100が
設けられ、このカッター100を先端に支持しているカ
ッター支持ブロック101が、金型ブロック95に対し
左右に移動自在に支持されている。上記カッター支持ブ
ロック101の後端には駆動アーム103がピン104
により連結されている。この駆動アーム103は、移動
ブロック35に対し軸102を中心として回動自在に支
持されている。この駆動アーム103はスプリング10
5の付勢力により反時計方向、すなわちカッター100
が図1において右方向へ後退するように付勢されてい
る。
【0034】駆動アーム103の他端部にはローラ10
6が設けられている。図1に示すようにガイド部29の
上部にはストッパ107が設けられている。移動ブロッ
ク35が図示左方向へ所定距離だけ移動すると、ローラ
106がストッパ107の先端に当たり、移動ブロック
35の図示左方向への移動に伴って駆動アーム103が
時計方向へ駆動される。これによりカッター支持ブロッ
ク101が図示左方向へ駆動されて、図6に示すよう
に、カッター100が金型ブロック95内にて左方向へ
突出し、結紮後のフィルムが切断される。
【0035】次に、緩衝機構について説明する。図2に
示す左側の駆動回転体25には、円板カム25aが設け
られている。図3(A)に示すように、ユニットベース
22上には軸111が固定されて、この軸111にアー
ム112が回動自在に支持され、このアーム112には
フォロワーローラ113が転動自在に支持されている。
アーム112はスプリング114により時計方向に付勢
され、この付勢力によりフォロワーローラ113が前記
円板カム25aに圧接されている。図3(A)では、円
板カム25aの外周面の半径の変化を25bと25cで
示している。フォロワーローラ113は前記半径の変化
25bと25cに応じて図3(A)で示す実線の位置と
破線の位置との間を往復移動する。
【0036】ユニットベース22上に設けられた図示し
ない支持ブロックに、図3(B)に示す軸116が回転
自在に支持されており、この軸116の一端には緩衝ア
ーム117が固定されている。この緩衝アーム117の
下端と前記アーム112とが連結リンク115により連
結されている。前記緩衝アーム117の上端には緩衝部
材として緩衝ローラ118が転動自在に支持されてい
る。また軸116の他端にも同様に緩衝アーム117が
設けられて、この緩衝アーム117の上端に緩衝ローラ
118が支持されている。したがって、図1および図3
(A)に示すように、同じ動作を行う緩衝ローラ118
が一対設けられていることになり、それぞれの緩衝ロー
ラ118,118は、先行ブロック48に設けられた前
記規制突起61,61の図示右側の前方に対向してい
る。
【0037】前記円板カム25aの半径の変化により、
アーム112が回動させられると、連結リンク115を
介して緩衝アーム117が回動させられ、一対の緩衝ロ
ーラ118,118が、図3(A)(B)にてで示す
位置とで示す位置との間を往復移動する。で示すの
が緩衝ローラ118の原点位置であり、この例では、前
記駆動回転体25が1回転して移動ブロック27が1往
復する間、緩衝ローラ118は、−−の往復動作
を2回繰返すようになっている。
【0038】図2の図示右側に示す駆動回転体33にも
円板カム33aが設けられている。図3(A)に示すよ
うに、ユニットベース22上には軸121が設けられ、
この軸121によりアーム122が回動自在に支持され
ており、このアーム122にはフォロワーローラ123
が転動自在に支持されている。アーム122は、スプリ
ング124の付勢力を受けて図3(A)において時計方
向へ付勢されており、この付勢力で前記フォロワーロー
ラ123が円板カム33aの外周面に圧接されている。
【0039】図3(A)では、円板カム33aの外周面
の半径の変化を33bと33cとで示しており、この半
径の変化に応じて、フォロワーローラ123が実線の位
置と破線の位置との間を移動する。前記ガイドブロック
65には、図2に示す下部ノーズ77を支持する軸69
が設けられているが、ガイドブロック65には前記軸6
9と同軸に回動する第2の軸69aが設けられている。
ガイドブロック65の両側部に延びる前記軸69aの両
端には一対の緩衝アーム126,126が固定され、各
緩衝アーム126,126の上端に緩衝部材として緩衝
ローラ127が転動自在に支持されている。そして一方
の緩衝アーム126と前記アーム122とが駆動ロッド
125により連結されている。
【0040】図1と図3(A)に示すように、前記一対
の緩衝ローラ127,127は、ガイドブロック65の
両側に位置し、各緩衝ローラ127,127は、図1に
示す先行ブロック92に固定された一対の位置決め軸7
8,78の図示左側の前方に対向している。前記円板カ
ム33aが回転してアーム122が回動すると、駆動ロ
ッド125により緩衝アーム126が駆動されて、緩衝
ローラ127,127が図3(A)(B)にて実線で示
す位置と破線で示す位置との間を移動する。前記
が緩衝ローラ127,127の原点位置である。この例
では、図2に示す右側の駆動回転体33が1回転して移
動ブロック35が1往復する間、緩衝ローラ127,1
27は−−の1往復動作を行う。
【0041】次に上記構造のフィルム包装体の製造装置
の動作について説明する。図9に示すように、フィルム
1は成形部材6により筒状に成形され、高周波電極10
と11とで、フィルム1の縁部どうしが高周波溶着され
て円筒状のフィルム包装体16が形成される。この筒状
のフィルム包装体16の内部に定量ポンプ4から充填ノ
ズル5を介して加工食品などの内容物が連続的に充填さ
れる。内容物が充填されたフィルム包装体16はフィル
ム送りローラ12と13の回転により一定の速度で下方
へ連続的に送られる。分肉機構14aでは、分肉ローラ
14と14が間欠的に圧接動作を繰返し、内容物が充填
されているフィルム包装体16が間欠的に偏平に押しつ
ぶされて分肉される。この分肉された後の偏平部を符号
16aで示す。
【0042】前記結紮/切断ユニット20はその全体が
図示しないレシプロ駆動機構により、フィルム包装体1
6の分肉された偏平部16aの下降速度に合わせて上下
に駆動される。そして、フィルム包装体16の偏平部1
6aと結紮/切断ユニット20とがほぼ同じ速度で降下
するときに、以下の結紮/切断動作が行なわれる。この
結紮/切断動作では、結紮/切断ユニット20がフィル
ム包装体16の下降速度に合わせて下降するときに、図
2に示す入力軸23と31に回転動力が入力され、この
入力軸23と31およびこれと一体の駆動回転体25,
33が回転する。駆動ローラ26と34が図2において
実線で示す位置から鎖線で示す位置へ移動する間に、左
側の移動ブロック27が図示右方向へ移動し、これと同
期して右側の移動ブロック35が図示左方向へ移動す
る。
【0043】両移動ブロック27と35が互いに接近す
る方向へ移動し始めたときには、円板カム25aの半径
25cの外周面により図3(A)に示すフォロワーロー
ラ113が破線の位置へ移動させられており、一対の緩
衝ローラ118,118が原点位置にある。同様に、
右側の移動ブロック35が図示左方向へ移動し始めたと
きには、円板カム33aの半径33cで示す外周面によ
りフォロワーローラ123が図3(A)にて実線で示す
位置にあり、一対の緩衝ローラ127,127は、原点
位置にある。
【0044】左右の移動ブロック27と35が同期して
接近する際、左側の移動ブロック27に固定された集束
部材41と結紮金型43,44、および先行ブロック4
8に固定されたワイヤ切断部材46,47が、ガイドブ
ロック65内を移動する。この時点では押圧アーム56
がスプリング57により時計方向へ回動させられてお
り、押圧ブロック56aが先行ブロック48の後面に当
っている。よって移動ブロック27が移動し、これに固
定された集束部材41が図示右方向へ移動するとき、先
行ブロック48が押圧ブロック56aにより移動ブロッ
ク27上でロックされた状態となり、先行ブロック48
に保持された上下のワイヤ切断部材46と47は集束部
材41との相対位置が変ることなく前進する。
【0045】左側の移動ブロック27が図示右方向へ移
動する間に、ガイドブロック65に形成されている一対
のワイヤ供給孔65d,65dにアルミニウムのワイヤ
W,Wが供給され、前進する切断部材46,47の刃4
6cと47cとガイドブロック65の受刃65b,65
bとによりワイヤW,Wが切断される。ワイヤWが切断
される直前の状態を図7(A)に示す。このとき軸68
および軸69に支持された上部ノーズ76と下部ノーズ
77とが各ワイヤW,Wの前方に対向する。よって図7
(A)から同図(B)に至る間、前進する切断部材46
と47の溝46dと47dの中にノーズ76,77が入
り込み、切断されたワイヤW,WがU字状に曲げられ、
U字状態のワイヤW,Wが切断部材46,47の摺動溝
46a,47a内に保持される(図7(B)参照)。そ
して、ワイヤW,WがU字状態に曲げられた直後に各ノ
ーズ76と77が、切断部材46,47の前方から退避
する。
【0046】前記のワイヤW,Wの切断完了の直後に、
図1に示すフォロワーローラ59が、平面カム29aの
隆起により持ち上げられ、駆動アーム58ならびに軸5
5を介して押圧アーム56が反時計方向へ回動させら
れ、図2に鎖線で示すように押圧ブロック56aが先行
ブロック48の後面から外れ、移動ブロック27上で
の、先行ブロック48およびワイヤ切断部材46,47
のロックが解除される。押圧ブロック56aが先行ブロ
ック48の後面から外れた直後に、先行ブロック48は
図5に示す位置へ至り、先行ブロック48に設けられた
一対の規制突起61,61が原点位置にある緩衝ロー
ラ118,118に当たる。その瞬間に、円板カム25
aによりアーム112が図3(A)において時計方向へ
駆動され、一対の緩衝ローラ118,118が原点位置
からの位置に移動して停止し、規制突起61,61
はの位置に移動した緩衝ローラ118,118により
停止させられて位置決めされる。このように、先行ブロ
ック48が図示右方向へ移動して前記緩衝ローラ11
8,118に当たった直後に、緩衝ローラ118,11
8が原点位置から位置へ移動するため、先行ブロック
48の停止のための衝撃が緩和され、また停止時の音も
抑制される。
【0047】一方、右側の移動ブロック35が図示左方
向へ移動し、右側の集束板93a,93bが図5に示す
位置に至ったときに、先行ブロック92に固定されてい
る位置決め軸78,78が原点位置の緩衝ローラ12
7,127に当たる。この瞬間に、円板カム33aの外
周形状により、緩衝ローラ127,127がの原点位
置から位置へ駆動される。すなわち右側の先行ブロッ
ク92に設けられた位置決め軸78,78が緩衝ローラ
127,127に当たった直後に、緩衝ローラ127,
127が原点位置からの位置へ移動するため、集束
板93a,93bが停止する際の衝撃が緩和され、且つ
停止時の音も抑制される。そして、位置の緩衝ローラ
127,127により、集束板93a,93bが図5に
示す位置で位置決めされる。
【0048】の位置にある緩衝ローラ127,127
により右側の集束板93a,93bが図5に示す位置で
位置決めされて停止し、また左側の先行ブロック48
が、の位置にある緩衝ローラ118,118で止めら
れた状態では、左側の集束部材41の先端の集束溝41
eと、右側の集束板93a,93bの集束溝93dと
で、フィルム包装体16の偏平部16aが挟み込まれて
フィルム1がある程度集束させられる。そして、この図
5の状態の後も左右の移動ブロック27と35が引き続
き互いに接近する方向へ移動する。
【0049】このときの左側の移動ブロック27の右方
向への移動では、先行ブロック48がの位置の緩衝ロ
ーラ118により停止させられているために、移動ブロ
ック27に固定されている軸受51,51が、先行ブロ
ック48に固定されている案内軸49,49を摺動して
図示右方向へ移動し、スプリング52,52が収縮して
いく。そして先行ブロック48に固定されているワイヤ
切断部材46と47は図5の位置から動かず、ワイヤ切
断部材46,47の摺動溝46a,47a内を結紮金型
43と44の案内凸部43eと44eが摺動し、結紮金
型43,44と、集束板41b,41cがさらに図示右
方向へ移動する。一方、右側の移動ブロック35が図5
の状態からさらに左方向へ移動するときには、緩衝ロー
ラ127,127に位置決めされている先行ブロック9
2内を案内軸91,91が図示左方向へ摺動し、スプリ
ング94,94が収縮する。すなわち、集束板93a,
93bは図5の位置から動かず、金型ブロック95のみ
が図示左方向へ移動する。
【0050】このとき、左側の集束板41b,41c
が、図5の位置の集束板93a,93bに接近して、右
側の集束溝93dと左側の集束溝41eとで、フィルム
が完全に集束させられる。これと同時に結紮金型43,
44の先端の凹所43g,44gと右側の金型96,9
7の凹所96a,97aとがU字状のワイヤW,Wを挟
んで突き当てられ、図7(C)に示すように、ワイヤ
W,Wがワイヤクリップ3の形に変形してフィルム1が
2ヶ所にて絞め付けられ結紮される。
【0051】なお、結紮金型43,44と、金型96,
97とが突き当てられる直前に、図3(A)に示す円板
カム25aの外周面により、フォロワーローラ113が
図3(A)において破線の位置へ駆動され、図5に示す
の位置にある緩衝ローラ118が原点位置へ戻され
る。そして、緩衝ローラ118により先行ブロック48
が図示左方向へ移動させられ、先行ブロック48に保持
されているワイヤ切断部材46,47も図示左方向へ戻
される。よって、両移動ブロック27と35との接近動
作の最終段階において、結紮金型43,44と、金型9
6,97が突き当てられる直前に、ワイヤ切断部材46
と47が図示左方向へ退避し、図7(C)に示すよう
に、型の突き当て部に対して、ワイヤ切断部材46と4
7とがδだけ逃がされ、ワイヤ切断部材46と47が、
結紮金型43,44と、金型96,97との突き当てに
干渉しないようになっている。
【0052】前記のように、両移動ブロック27と35
が互いに接近し、結紮金型43,44と金型96,97
のそれぞれの凹所43g,44gと96a,97aとが
完全に突き合わされてワイヤW,Wの絞め付けが行なわ
れる直前に、図1に示すローラ106がストッパ107
に当たり、移動ブロック35の左方向への移動により駆
動アーム103が時計方向へ駆動され、カッター支持ブ
ロック101が図示左方向へ移動し、カッター100が
図6に示すようにフィルム1を突っ切る位置まで駆動さ
れて、ワイヤW,Wによるクリップ3,3が形成された
部分の中間においてフィルム1が切断される。これによ
り図8に示すフィルム包装体が分離される。
【0053】上記の結紮/切断作業が完了した後、図2
に示す入力軸23と31の回転の継続により、移動ブロ
ック27と35が互いに離れる方向へ駆動される。左側
の先行ブロック48が図示左方向へ復帰移動するとき、
スプリング52,52が伸びながら移動ブロック27に
設けられた軸受51,51が案内軸49,49を図示左
方向へ摺動し、移動ブロック27に固定されている結紮
金型43,44および集束部材41が図示左方向へ移動
する。このとき、円板カム25aによりフォロワーロー
ラ113が駆動されて、原点位置に移動していた緩衝
ローラ118,118が再度−−の1往復動作を
行う。前記の結紮金型43,44と金型96,97の突
き当て時にの位置へ戻り先行ブロック48を図示左方
向へ押し戻していた緩衝ローラ118,118がの位
置へ移動することにより、移動ブロック27および集束
部材41の図示左方向への移動時に、先行ブロック48
が右方向へ相対的に移動することになる。
【0054】よって、図示左方向へ移動する押圧アーム
56が図2にて鎖線で示す上昇位置から実線で示す下降
位置へ回動する際に、先行ブロック48が図示右方向へ
相対的に移動することになり、押圧アーム56の押圧ブ
ロック56aが先行ブロック48の図示左側の背部に当
たることなく下降し、押圧アーム56が図2に示す実線
状態に確実に復帰できるようになる。
【0055】また移動ブロック27が左方向へ復帰する
際に、緩衝ローラ118,118がからの位置へ向
かって移動し先行ブロック48の右方向へ相対的に移動
すると、それまで収縮されていたスプリング52,52
が急激に伸びずに徐々に伸ばされることになる。よっ
て、集束部材41が左方向へ移動し、結紮金型43と4
4の案内凸部43e,44eの後端部(i)(図4参
照)が、ワイヤ切断部材46,47の摺動溝46a,4
7aの終端部(ii)に当たるときに、スプリング5
2,52の反発弾性力を緩和できる。よって、前記後端
部(i)と終端部(ii)とがスプリング52,52の
弾性力で勢いよく衝突しないようになり、この衝突音を
抑制できる。また、両側の移動ブロック27と35と
が、図1および図2に示す位置へ復帰したときには、緩
衝ローラ118と127はそれぞれ原点位置とに復
帰する。そして、フィルム包装体16の下降動作に合わ
せて、前記結紮/切断動作が繰返される。
【0056】
【発明の効果】以上のように、本発明では、移動ブロッ
クが接近してフィルムが集束される際に、先行ブロック
を位置決め規制する際の衝撃を緩和でき、また衝撃音を
抑制できる。さらに、金型によりフィルムが結紮される
際に、緩衝部材でワイヤ切断部材を戻すことにより、金
型の突き当て部にワイヤ切断部材が干渉しなくなる。さ
らに、ワイヤ切断部材を保持している先行ブロックの背
部に押圧ブロックを確実に係合させることも可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のフィルム包装体の結紮装置の実施の形
態である結紮/切断ユニットを示す平断面図、
【図2】図1に示す結紮/切断ユニットの縦断面図、
【図3】(A)は結紮/切断ユニットに設けられた緩衝
部材の動力伝達経路を示す平断面図、(B)は(A)の
部分正面図、
【図4】集束部材、結紮金型、ワイヤ切断部材の組み合
わされた状態を示す分解斜視図、
【図5】フィルムが集束された状態を示す結紮/切断ユ
ニットの部分平面図、
【図6】金型の合わせにより結紮が完了しさらにフィル
ムが切断された状態を示す部分平面図、
【図7】(A)(B)(C)はワイヤ切断、U字曲げ、
結紮のそれぞれの動作を示す動作説明図、
【図8】完成したソーセージなどのフィルム包装体の正
面図、
【図9】従来の連続充填包装装置の構造説明図、
【符号の説明】
1 フィルム 16 フィルム包装体 20 結紮/切断ユニット 22 ユニットベース 25a,33a 円板カム 27,35 移動ブロック 41 集束部材 41b,41c 集束板 43,44 結紮金型 46,47 ワイヤ切断部材 46c,47c 刃 48,92 先行ブロック 52,94 スプリング 56 押圧アーム 56a 押圧ブロック 61 規制突起 65 ガイドブロック 76,77 ノーズ 78 位置決め軸 93a,93b 集束板 95 金型ブロック 96,97 金型 100 カッター 117,126 緩衝アーム 118,127 緩衝ローラ(緩衝部材) W ワイヤ 、 緩衝ローラの原点位置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内容物が充填されたフィルム包装体の両
    側方から互いに接近する方向へ移動する一対の移動ブロ
    ックと、それぞれの移動ブロックの接近移動方向の前方
    に設けられ且つ移動ブロックから前方へスプリングによ
    り付勢されている先行ブロックと、両移動ブロックと共
    に接近移動して前記フィルム包装体を集束させる集束部
    材と、各先行ブロックの接近移動が所定位置で規制され
    た後に前記各移動ブロックと共に接近移動して前記集束
    部材により集束させられたフィルムにワイヤを絞め付け
    て結紮する金型とを有し、前記先行ブロックの接近移動
    が規制される際に、各先行ブロックの停止衝撃を緩和す
    る緩衝部材が設けられていることを特徴とするフィルム
    包装体の結紮装置。
  2. 【請求項2】 緩衝部材は、接近移動する先行ブロック
    が当たったときに、この先行ブロックの移動方向へ所定
    距離移動して停止するように、カムにより駆動されるも
    のである請求項1記載のフィルム包装体の結紮装置。
  3. 【請求項3】 一方の先行ブロックには集束部材が取付
    けられ、他方の先行ブロックには、その接近移動の際に
    固定側から供給されるワイヤを切断するワイヤ切断部材
    が取付けられている請求項1または2記載のフィルム包
    装体の結紮装置。
  4. 【請求項4】 ワイヤ切断部材によりワイヤが切断され
    た後で、且つ両側の金型によりフィルム包装体が結紮さ
    れる前の時点で、前記ワイヤ切断部材が取付けられた先
    行ブロックが、緩衝部材により前記接近方向と逆の方向
    へ所定距離戻される請求項3記載のフィルム包装体の結
    紮装置。
  5. 【請求項5】 一方の移動ブロックには、ワイヤ切断部
    材が取付けられている先行ブロックの後端に係合して移
    動ブロックと先行ブロックとをロックするとともにワイ
    ヤ切断が完了した後に先行ブロックの後端から離れる押
    圧ブロックが設けられ、結紮動作完了後に両移動ブロッ
    クが互いに離れる際に、接近方向と逆の方向へ戻されて
    いた先行ブロックが緩衝部材により再度接近側へ移動さ
    せられ、その後に前記押圧ブロックが先行ブロックの後
    端に係合できる位置に復帰する請求項4記載のフィルム
    包装体の結紮装置。
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