JP2724686B2 - テープ送り手段を改良した電気端子アプリケータ - Google Patents

テープ送り手段を改良した電気端子アプリケータ

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JP2724686B2
JP2724686B2 JP6330642A JP33064294A JP2724686B2 JP 2724686 B2 JP2724686 B2 JP 2724686B2 JP 6330642 A JP6330642 A JP 6330642A JP 33064294 A JP33064294 A JP 33064294A JP 2724686 B2 JP2724686 B2 JP 2724686B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一般に電気端子アプリケ
ータに係り、より詳細には、端子が横に並んだ関係で固
定されたテープのための改良された送り機構に係る。
【0002】
【従来の技術】圧着電気端子の分野では、プラスチック
のような薄い材料の連続するテープに多数の圧着電気
子を設けることが一般的に知られている。これら端子は
テープに適当に固定され、圧着装置へ送られて、テープ
先頭の端子が電線に圧着され、その後、テープから除
去される。本発明は、このような端子を電線に圧着する
ための改良された電気端子アプリケータに係るもので、
特に、テープ送り手段を改良したものである
【0003】既知の形式の電気端子アプリケータは、圧
着アンビルに向かう加工ストローク及びそこから離れる
戻りストロークをたどるプレスラムによって駆動できる
アプリケータラムを備えている。アプリケータラムは、
その各加工ストローク中に の第1部分を絶縁電線の
導電性芯線の露出端に圧着するために圧着アンビルと共
働する第1の圧着ダイを有している。又、アプリケータ
ラムは、その各加工ストローク中に端子の第2部分を
電線の絶縁被覆に圧着するために圧着アンビルと共働
する第2の圧着ダイを有している。第2の圧着ダイは、
アプリケータラムの軸方向に調整可能である。アプリケ
ータラムの軸に対して角度調整するためにプレート手段
が設けられ、アプリケータラムの長手方向に延びてい
る。このプレート手段は、プレスラムとアプリケータラ
ムとの間に第1の突起を選択的に挿入して第1及び第2
圧着ダイの加工ストロークの下死点の高さを調整する
と共に、アプリケータラムと第2の圧着ダイとの間に第
2の突起を選択的に挿入して第2の圧着ダイの加工スト
ロークの下死点の高さを独立して調整する。
【0004】この既知の電気端子アプリケータ及び他の
同様のテープ送り機構を備えた電気端子アプリケータに
おいては、アプリケータラムは、その加工ストロークを
通る第1経路において駆動できると考えることができ、
そして端子を設けたテープは、アプリケータラムの第1
経路に交差する第2経路において送られる。アプリケー
ラムの往復運動に応答してテープ上の先頭の未圧着の
端子を順次に進ませるように第2経路に沿ってテープを
インデックスするためにテープ送り手段が設けられてい
る。ある形式のテープ送り手段は、揺動式の送りリンク
又はアームを備え、この送りリンクは、その揺動運動に
応答してテープを順次に進ませるためのフィンガを備え
ている。このようなテープ送り機構は、通常は、金属材
料のような非常に堅牢なテープに限定される。というの
は、この送りリンクのフィンガは、実際にテープに係合
して、テープ圧着ダイに向けて押すからである。この
ような送りリンク/フィンガ機構は、フレキシブルな薄
いプラスチックテープには適用できない。というのは、
送りリンクのフィンガがテープを1つの場所のみで押
し、フレキシブルな薄いプラスチック材料のテープは歪
んだり裂けたりする傾向があるからである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】これらのプラスチック
テープに支持された端子を圧着するように電気端子アプ
リケータが設計される場合には、テープは通常回転可能
なホイールによって送られ、該ホイールは、テープの長
手方向に配置された一連のスロット又はインデックス穴
内に係合する歯を有している。又、一対の離間されたプ
ーリホイールにかけられたエンドレスコンベア型ベルト
に送り歯が設けられてもよい。これらの歯付きホイール
又は歯付きベルトコンベアに伴う問題は、ホイール及び
プーリホイール電気端子アプリケータ内に相当のスペ
ースを必要とすることである。このような歯付きホイー
ル及び/又はプーリホイールは、電気端子アプリケータ
の全寸法を許容寸法以上に増加する。
【0006】更に、このような回転可能なホイールは、
送りストロークを容易に変更することができない。換言
すれば、端子は、プラスチックテープに沿って所与の又
は従来のピッチ(例えば、0.6インチ)で離間され
る。しかしながら、この所与のピッチに基づいて端子を
相当に大きく離間する場合には、これまで端子はプラス
チックテープ上に「ダブルピッチ」(即ち、1.2イン
チ)で配置され、各個々の端子を圧着するために圧着プ
レスは2サイクル駆動しなければならなかった。
【0007】本発明は、非常に薄型の歯付き機構であっ
て、その送りストロークを変更して端子間のピッチが異
なるテープを受け入れるように調整できる機構を用いた
改良されたテープ送り機構を有する簡単な電気端子アプ
リケータを提供することにより上記の問題を解消するこ
とに向けられる。
【0008】そこで、本発明の目的は、テープ送り手段
が改良された新規で且つ改良された電気端子アプリケー
タを提供することである。
【0009】
【課題を解決する為の手段】本発明の実施例において
は、端子を電線に圧着するための電気端子アプリケータ
が開示される。端子は、横に並んだ関係でテープに固定
される。アプリケータラムは、圧着アンビル手段に向か
う加工ストローク及びそこから離れる戻りストロークを
たどる第1経路で駆動することができる。アプリケータ
ラムの圧着ダイは、アプリケータラムの各加工ストロー
ク中に圧着アンビル手段と共働して端子の一部を電線に
圧着する。アプリケータラムの第1経路に交差する第2
経路においてテープを案内するためにトラック手段が設
けられる。一般に、アプリケータラムの往復運動に応答
してテープ上の先頭の未圧着の端子を順次に進ませるよ
うに第2経路に沿ってテープをインデックスするテープ
供給リンケージでなるテープ送り手段が設けられる。
【0010】本発明の改良されたテープ送り手段によれ
ば、圧着アンビル手段に向かう前進ストローク及びそこ
から離れる戻りストロークにおいて上記テープの第2経
路に沿って直線的に往復運動されるシャトル部材と、上
記シャトル部材に設けられ、上記シャトル部材の前進ス
トロークの際にテープに係合してテープを下流方向に前
進させるための係合手段と、ピボットボルトの回りで揺
動可能に支持された揺動アームと、揺動アームの底部と
上記シャトル部材の間に設けられた相互係合接続手段と
を備えたテープ供給リンケージで構成される。上記揺動
アームの揺動に応答して上記シャトル部材が上記第2経
路に沿って往復運動可能とされている。また、上記ピボ
ットボルトが上記揺動アーム上で位置変更可能とされ
て、シャトル部材の前進および戻りストロークが調整可
能としてある。直線的に往復運動するシャトル部材は、
公知技術の回転可能なホイールに比して、送り手段とし
て非常に薄型の形状を与える。
【0011】以下に述べるように、テープは、その長さ
方向に一連のインデックス穴を含んでいる。シャトル部
材の係合手段は、テープのインデックス穴に係合できる
少なくとも1つの歯によって形成される。これらの歯
は、シャトル部材の前進ストロークの際にインデックス
穴の縁と係合関係を確立するための急峻な垂直前縁を
有する。更に、上記歯は、シャトル部材の戻りストロー
クの際にインデックス穴の後縁の下にもぐり込めるよう
面取りされた後縁を有している。
【0012】更に、シャトル部材の戻りストロークの際
にテープに係合してテープが圧着アンビル手段から離れ
るのを防止するためにテープの第2経路に沿ってストッ
プ手段が設けられる。以下に述べるように、このストッ
プ手段は、テープのインデックス穴に係合されるように
電気端子アプリケータのフレーム内に設けられた少なく
とも1つの固定歯によって形成される。これらの歯は、
インデックス穴の縁に停止係合するための急峻な垂直
縁を有し、そして、更に、上記歯は、インデックス穴
の後縁の下にもぐり込めるように面取りされた後縁を有
している。少なくとも1つのこのような固定歯は、シャ
トル部材の前方に配置されてもよいし、又はシャトル部
材の後方に配置されてもよいし、或いはその両方であっ
てもよい。
【0013】
【実施例】以下、添付図面を参照し、本発明の実施例を
詳細に説明する。図1を参照すれば、電気端子アプリケ
ータ10はフレーム12を備え、そして該フレーム12
はアプリケータラムハウジング12aを備え、該アプリ
ケータラムハウジング12a内にはアプリケータラム1
4が矢印Aの方向に垂直に往復運動するように取り付け
られている。アダプタヘッド16は、アプリケータラム
14の上方に突出してプレスラムにより係合される。プ
レスラムは、図示されていないが、当業者に良く知られ
たものである。絶縁被覆圧着ダイ18は、アプリケータ
ラムハウジング12aの下でアプリケータラム14の底
から突出し、そしてこれも又アプリケータラムハウジン
グ12aの下でアプリケータラム14から突出する芯線
圧着ダイ20と並置される。絶縁被覆圧着ダイ18は、
図1において芯線圧着ダイ20の手前に配置される。
一対の圧着アンビル22a及び22b(図2)を含む圧
着アンビル手段22は、絶縁被覆圧着ダイ18及び芯線
圧着ダイ20の下でフレーム12に配置される。本質的
に、絶縁被覆及び芯線圧着ダイ18、20及び圧着アン
ビル手段22は、電気端子アプリケータ10の圧着ステ
ーションを画成する。
【0014】電子端子アプリケータ10の一般的な動作
においては、アプリケータラム14は、二重矢印Aで示
すように、圧着アンビル手段22に向かう加工ストロー
ク及びそこから離れる戻りストロークをたどる垂直方向
第1経路に沿ってプレスラムにより駆動できる。絶縁
被覆圧着ダイ18及び芯線圧着ダイ20は、各々、圧着
アンビル22a及び22bと共働し、アプリケータラム
14加工ストローク中に端子24(以下に述べる)を
電線に圧着する。
【0015】電気端子アプリケータ10は、プラスチッ
ク材料のような薄い柔軟なテープ26により支持された
複数の端子24を順次に圧着するように設計される。こ
れらの端子24はプラスチックテープの一体的な円筒状
部分28内に固定され、テープ26の長手方向側縁から
横に端子24が突出する状態にされる。実際に、テープ
26は、二重の厚みを有し、円筒状部分28は、図示さ
れたように、上方の厚みで形成される。テープ26はそ
側縁に長手方向に沿って一連のインデックス穴即ちス
ロット30を有する。
【0016】テープ26は、電気端子アプリケータ10
のトラック手段32へ送られ、該トラック32手段は、
アプリケータラム14の上記第1経路に略直角に交差す
水平方向の第2経路に沿ってテープ26を案内する。
図2を参照すれば、このトラック手段32は、テープ2
を支持するためのプラテン34と、これと平行のプレ
ート36とを備え、これらプレート36とプラテン34
との間にテープ26のスロット30が形成された縁をサ
ンドイッチする。
【0017】更に、図1を参照すれば、テープ送り手段
を構成するテープ供給リンケージ44は、フレーム12
アプリケータラムハウジング12aとの間に組み立て
られ、ピボットボルト又はスクリュー46と、揺動アー
ム48の形態の供給リンクと、揺動アーム48の底にロ
ッド50を含む駆動接続部とを備えている。ピボットボ
ルト又はスクリュー46は、以下に述べる目的でフレー
ム12の支持壁部分54に設けられたスロット52の長
手方向で位置調整可能である。より詳細には、ピボット
ボルト46は、ヨーク55からスロット52を経て外方
に突出し、その遠方端にはロックナット56がねじ込ま
れている。ヨーク55は、ピボットボルト46周りで
自由に回転する。ロックナット56はスロット52にま
たがりそしてフレーム12の支持壁部分54の外側に支
持される。ヨーク55もスロット52にまたがり、フレ
ーム12の支持壁部分54の内側に係合する。それ故、
ロックナット56を締めるとピボットボルト46の位
置が固定する。ヨーク55は、揺動アーム48を包囲し
てその縁に沿ってスライドするグルーブ55aを有して
いる。ロックナット56を緩めると、ヨーク55は揺動
アーム48の長手方向にスライドすることができ、ピボ
ットボルト46の位置、ひいては、揺動アーム48のピ
ボット点を変更することができる。揺動アーム48又は
テープ供給リンケージ44は、スライド可能なロッド5
8(図示せず)によりピボットボルト46の周りで回動
され、テープ26をプラテン34に沿って矢印B(第2
経路)の方向に圧着アンビル手段22に向けて供給し、
テープ26の先頭の未圧着端子24を、絶縁被覆及び
芯線圧着ダイ18、20及び圧着アンビル手段22によ
り画成された圧着ステーションに位置設定する。この分
野で知られているように、プレスラムがアプリケータラ
ム14を上記のように下方に駆動(加工ストローク)
るときは、絶縁被覆圧着ダイ18及び芯線圧着ダイ20
がテープ26上の先頭の端子24を電線に圧着する。プ
レスラム/アプリケータラム14は、テープ供給リンケ
ージ44の動作と一体で加工ストロークと戻りストロー
クのサイクルを繰り返し、端子24を順次に圧着ステー
ションへ進ませる。
【0018】絶縁被覆圧着ダイ18及び/又は芯線圧着
ダイ20の加工ストロークの下死点の高さを調整するた
めに調整プレート組立体60が設けられている。この調
整プレート組立体60は、軸66の周りで回転するよう
に各々取り付けられた第1及び第2の調整プレート62
及び64を備え、種々の高さの突起がアプリケータラム
14の移動方向に延びている。この調整プレート組立体
60は公知である。
【0019】電気端子アプリケータ10の以上の説明
は、電気端子アプリケータの分野において充分に知られ
ている。本発明は、テープ26のための改良された送り
手段を提供する。以下で明らかとなるように、本発明の
送り手段は、公知の供給ホイールに比して非常に薄型で
あり、本発明の送り手段は、異なるピッチでテープ26
に固定された端子24を受け入れるようにテープ26
前進ストロークを調整することができる。
【0020】より詳細には、図2と共に図3ないし5を
参照すれば、本発明のテープ送り手段は、圧着アンビル
手段22(図1及び2)における圧着ステーションに向
かう前進ストローク及びそこから離れる戻りストローク
においてテープ26の第2経路に沿って平行に直線往復
運動を行うためのシャトル部材70を備えている。シャ
トル部材70前進及び戻りストロークの方向は、図3
に二重矢印Cで示されている。シャトル部材70は、図
3ではその前進ストロークの端で示されており、そし
て図4ではその戻りストロークの端で示されている。
シャトル部材70の上方に突出するアーム72には、垂
直方向に細長いスロット74が設けられており、これ
は、揺動アーム48(図1)の底部に配置されたロッド
50を受け入れる。ロッド50はアーム72のスロット
74内に配置される。本質的に、テープ供給リンケージ
44又は揺動アーム48の動ピボット運動が二重矢印
D(図3)で示されており、これは、次いで、二重矢印
Cで示したように、シャトル部材70の直線往復運動を
与える。ロッド50及びスロット74付きアーム72
は、シャトル部材70と、テープ供給リンケージ44
揺動アーム48との間の相補的な相互係合接続手段を形
成する。
【0021】一般に、テープ26に係合してシャトル部
70の前進ストローク時にテープ26を前進させるた
めの係合手段がシャトル部材70に設けられている。よ
り詳細には、シャトル部材70は、一対の上方突出す
る歯76を有し、これは、テープ26のインデックス穴
であるスロット30(図1)に係合する。これらの歯
は、シャトル部材70前進ストロークにおいてテー
プ26のスロット30の縁と係合関係を確立するため
の急峻な垂直縁76aを有している。又、これら歯
は、シャトル部材70の戻りストロークにおいてスロ
ット30の後縁のせられる面取りされた後縁76bを
有している。シャトル部材70の戻りストロークの
が図4に示されている。ストロークの長さは、矢印Eで
示されている。
【0022】一般に、テープ26に係合して、テープ
がシャトル部材70の戻りストロークに圧着ステー
ションから後方に戻って圧着ステーションから離れるの
防止するためのストップ手段が設けられている。より
詳細には、シャトル部材70前方即ち第2経路の下
に単一のストップ歯80が配置されており、そしてシャ
トル部材70の後方即ち第2経路の上流に一対の停止歯
82が配置されている。これらのストップ歯80及び
止歯82は、シャトル部材70及びその歯76の移動に
対して適当に固定される。ストップ歯80は、急峻な垂
縁80aを有し、そして停止歯82は、シャトル部
材70がその戻りストローク中に後方に移動するときに
テープ26のスロット30の縁に停止係合するための
急峻な垂直縁82aを有している。これに対して、ス
トップ歯80は、面取りされた後縁80bを有し、そし
停止歯82は、スロット30の後縁のせられる面取
りされた後縁82bを有している。換言すれば、歯7
6、ストップ歯80及び停止歯82は、全て同様の形状
にされる。
【0023】それ故、シャトル部材70及びその歯76
テープ26を圧着ステーションに向けて前進ストロー
クで進めるときには、テープ26が(スロット30の線
に沿って)各々ストップ歯80及び停止歯82の面取り
された後縁80b及び82bにのせられる。シャトル部
70がその戻りストロークを移動するときには、シャ
トル部材70の歯76の面取りされた後縁76bがスロ
ット30の後縁及びスロット30間の材料の下にもぐ
、一方ストップ歯80及び停止歯82の急峻な垂直前
縁80a、82aはテープ26のスロット30に係合し
て、テープ26がシャトル部材70と共に戻るのを防止
する。
【0024】上記のような本発明の独特の供給手段によ
り、シャトル部材70のストロークを容易に調整するこ
とができる。より詳細には、図5を参照すれば、延長さ
れたストロークが矢印Fで示されており、この延長され
たストロークは、図4のストロークEの約2倍の長さで
ある。この調整は、揺動アーム48のピボット点(即ち
ピボットボルト46)の位置を変えて、ロッド50が
動する弧の長さを変更することにより行われる。換言す
れば、図3(シャトル部材70の前方限界位置を示す)
と図4(ストロークEに対するシャトル部材70の後方
限界位置を示す)を比較すれば、ロッド50は、揺動ア
ーム48の枢着回転に応答してピボット(ピボットボ
ルト46)の周りで弧を描き、そしてスロット74の底
とその中央部との間で上下昇降する。ここで図3と図
5を比較すると、ロッド50は、シャトル部材70が図
5に矢印Fで示された2倍のストロークを移動するとき
に、スロット74の両端間を上下昇降することが明か
であろう。
【0025】図3ないし5について述べたように、シャ
トル部材70の前進及び戻りストロークを2倍にするに
は、再び図1を参照すれば、揺動アーム48のピボット
ボルト46がその端にロックナット56を有しているこ
から明らかであろう。このロックナット56を緩める
と、フレーム12支持壁部分54の細長いスロット5
2内でピボットボルト46を動かすことができる。この
スロット52内のピボットボルト46の位置は、テープ
供給リンケージ44即ち揺動アーム48の底部の弧状運
動長さを決定し、ひいては、シャトル部材70のアーム
72のスロット74内のロッド54により与えられるシ
ャトル部材70との駆動接続の弧状運動を決定する。従
って、ピボットボルト46を上方に移動することによ
り、揺動アーム48の揺動運動の長さが増加され、ひい
ては、シャトル部材70の前進及び戻りストロークが増
加される。揺動アーム48の所望の揺動程度が確立され
ると、ロックナット56を締めてピボットボルト46の
位置を固定する。シャトル部材70のアーム72のスロ
ット74内のロッド50は、ロッド50の弧状運動をシ
ャトル部材70の水平並進運動に変換するための揺動ア
ーム48とシャトル部材70との間の空動き駆動接続を
確立する。
【0026】端子24が電線に圧着された後に、端子
と電線の組立体を、端子24を保持しているテープ2
6から除去しなければならない。これは、絶縁被覆圧着
ダイ18及び芯線圧着ダイ20が圧着状態にあって圧着
された端子24と係合されているときにテープ26をこ
れらの圧着ダイ18、20から相対的に分離移動させ
て、圧着された端子24をテープ26から切り離すテー
プ移動手段によって達成される。好ましい実施例におい
ては、電気端子アプリケータ10は、プラテン34及び
プレート36の少なくとも一部分をテープ圧着手段の対
向するジョーとして使用して、テープ26の両面を係合
把持し、そして矢印B(図1)で示すように第2経路に
対し横方向に、絶縁被覆圧着ダイ18及び芯線圧着ダイ
20と圧着された端子24から離れるようにテープ26
を引っ張る。
【0027】より詳細には、図1と共に図2及び6を参
照すれば、図6に示すように、未圧着の端子24は、
アンビル22a及び22bにより絶縁被覆圧着ダイ1
8及び芯線圧着ダイ20の下に支持され、これらの圧着
ダイ18、20は持ち上げられて未圧着状態にある。テ
ープ26は、図6において、端子24とは反対の側縁
プラテン34の一部分とプレート36の一部分との間に
ある状態で示されている。テープ26は、アプリケータ
ラム14/圧着ダイ18、20に向かい第2経路に沿っ
て自由に移動する。電気端子アプリケータ10のテープ
送り手段を形成するシャトル部材70の歯76も、図6
に示されている。
【0028】図7を説明する前に、図2に戻ると、一対
のボルト86がプレート36の一対の埋頭穴87を通し
て延び、プラテン34の一対の内部にねじの切られた穴
88へとねじ込まれる。一対のコイルスプリング89が
ボルト86を取り巻いており、ボルト86が穴88にね
じ込まれたときに、これらのコイルスプリング89は、
ボルト86の頭86aの下と埋頭穴87の埋頭部に当接
する一対のワッシャ89a間で圧縮される。これは、
レート36がプラテン34に対して「浮動」できる状態
にすると共に、テープ26プレート36とプラテン
との間で結着なく自由に移動できるようにする。又、
ボルト86は、プレート36が以下に述べるようにテー
26と把持係合するように下方にバイアスされたとき
に、プレート36に対する一般的なピボット領域を形成
する。
【0029】図7は、アプリケータラム14が矢印Gで
示すようにその加工ストロークにおいて下方に移動され
たところを示している。絶縁被覆ダイ18及び芯線圧着
ダイ20も、圧着状態へと下方に駆動されて、端子24
を電線90に圧着していることが明らかである。実際
の、この技術で明らかなように、絶縁被覆圧着ダイ18
は、端子24の一部分を電線90の絶縁被覆90aに圧
着し、そして芯線圧着ダイ20は、端子24の一部分を
電線90の導線90bの剥離部分に圧着している。
【0030】又、図7から明らかなように、アプリケー
タラム14は、94においてアプリケータフレームに枢
着された細長いL字型レバー92を有している。コイル
スプリング96のようなスプリングがL字型レバー92
プレート36との間にサンドイッチされる。アプリケ
ータラム14に係合するL字型レバー92の端には、垂
直方向に直線的に往復運動するアプリケータラム14
弧状に回転可能なL字型レバー92との間の空動きを補
償するためにローラ98が設けられている。L字型レバ
ー92が、図6に示す位置から図7に示す位置へとアプ
リケータラム14によって下方に駆動されるときには、
コイルスプリング96が圧縮されてプレート36をプラ
テン34に向けてバイアスし、それらの間にテープ26
縁をクランプする。コイルスプリング96の圧縮力
は、コイルスプリング89(図2)のスプリング負荷に
打ち勝って、浮動するプレート36を下方に枢着運動
せる
【0031】図8を参照すれば、ピストン/シリンダ装
置100は、プラテン34及びプレート36を含む可動
組立体104に接続されたピストン102を備えている
ことが明らかである。この可動組立体104は、フレー
ム12(図2)のトラック106において可動である。
ピストン/シリンダ装置100は、圧着ダイ18、20
が圧着状態にあって圧着された端子24と係合している
ときに、プラテン34及びプレート36を含む可動組立
104を絶縁被覆圧着ダイ18及び芯線圧着ダイ20
から離れる矢印H(図8)の方向に移動するように働
く。テープ26がプラテン34とプレート36との間に
クランプされた状態では、この移動により、テープ26
が矢印Hの方向に動かされて、圧着された端子24をテ
ープ26から効果的に切り離す。
【0032】テープ26の両面を更に容易に把持するた
めに、プラテン34及びプレート36の一方又は両方に
おいてそのクランプ面に鋸歯状部を設けることができ
る。これは図2に最も良く示されており、テープ26
供給方向に平行に延びる峰によって鋸歯状部が形成さ
れ、そしてテープ26は、矢印H(図8)で示されたテ
ープ26の引っ張り方向に垂直に延びる。プラテン34
及びプレート36を含む可動組立体104がピストン/
シリンダ装置100のような空気式装置によって作動さ
れる状態では、この空気式のピストン/シリンダ装置
00の動作を、アプリケータラム14を動作する空気式
プレスラムの作動サイクルで繰り返すことが当業者に良
く知られている。アプリケータラム14がその圧着状態
から上昇し始めた後に、ピストン/シリンダ装置100
は、テープ26及び未圧着の端子24を含む可動組立体
104を図6に示す位置に戻すように動作する。
【0033】通常のプレス及びアプリケータを分割サイ
クルプレスとして動作するよう変換するための機構が、
図9ないし16に概略的に示されている。これらの図
において、アプリケータラム14は、絶縁被覆圧着ダイ
18又は芯線圧着ダイ20の一方に関連して示されてい
ると共に、ピストン/シリンダ装置110は、ピストン
112がシリンダ114の底から突出しており、空気シ
リンダのように空気作動される。このピストン/シリン
装置110は、フレーム12(図1)のアプリケータ
ラムハウジング部分12aの側部に取り付けられ、ピス
トン112はフレーム12横架材116(図9−1
6)を通して突出し、118で示すようにピストン11
の遠方端において絶縁被覆圧着ダイ18に接続され
る。圧着アンビル手段22は、図10、12、14及び
16に示されており、テープ26(図1)の端子24
は、これらの図では線又は一連の円で簡単に示されてい
る。更に、以下に述べる目的のために、1つ以上の希土
類磁石120の形態の磁石手段がアプリケータラム14
に取り付けられ、絶縁被覆圧着ダイ18の上部122
(例えば、図9を参照)に係合して解除可能に保持す
る。別の実施例では、スプリング負荷されたラッチ構造
体のような他の機構を用いて、絶縁被覆圧着ダイ18に
係合したり解除したりすることができる。
【0034】ピストン/シリンダ装置110の軸が
「X」(図1、10)で示されている。この軸は、アプ
リケータラム14の加工ストロークAの第1経路
行である。絶縁被覆圧着ダイ18のアーム124は、1
18においてピストン112の遠方端に接続するように
横方向外方に突出する。
【0035】電気端子アプリケータ10におけるこの機
の動作を以下に説明する。先ず、図9及び10を参
照すれば、ピストン112は、絶縁被覆圧着ダイ18を
矢印Iの方向に下方に移動しており、絶縁被覆圧着ダイ
18は、これと圧着アンビル手段22との間に未圧着の
端子24aをサンドイッチしている。これは、絶縁被覆
圧着ダイ18の予めの位置と考えられる。換言すれば、
空気式のピストン/シリンダ装置110は、絶縁被覆
着ダイ18を第1の移動部分を経て未圧着の端子24a
に係合させるように移動しており、端子24aを圧着前
の位置に設定している。この動作は端子24aを適切に
配置し、特に自動機械を使用するときに、電線90を予
め配置された端子24aに正確に挿入できるようにす
る。ピストン112によって絶縁被覆圧着ダイ18及び
圧着アンビル手段22を介して未圧着の端子24aに作
用する把持力は、シリンダ114の圧力を調整すること
により変更できる。これを行うのは、端子24a絶縁
被覆圧着ダイ18圧着アンビル手段22との間に配置
されていない場合にこれらを完全に閉じるに充分なほど
ピストン112のストロークが長いためである。
【0036】図11及び12を参照すれば、アプリケ
ータラム14は、矢印Jの方向に下方に駆動されてお
り、希土類磁石120を取り付けているその駆動肩部1
26は絶縁被覆圧着ダイ18の上部122に係合しそし
絶縁被覆圧着ダイ18を第2の移動部分を移動して予
め配置された端子24aの圧着を行っている。圧着され
た端子24が24bで示されている。換言すれば、図9
及び10は、絶縁被覆圧着ダイ18の第1の移動部分
を示しており、そして図11及び12は、絶縁被覆
着ダイ18の第2の移動部分、即ち絶縁被覆圧着ダイ
の分割動作サイクルを示している。
【0037】図13及び14は、アプリケータラム1
4及び絶縁被覆圧着ダイ18が圧着アンビル手段22か
ら上方に離れるように移動されるところを示している。
絶縁 被覆圧着ダイ18は、鉄金属等の磁気吸引性の高い
材料で形成され、希土類磁石120は、絶縁被覆圧着ダ
イ18の上部122に係合してこれを磁性で把持し、
縁被覆圧着ダイ18をアプリケータラム14と共に矢印
Kの方向に上方に引き上げる。この動作は、ピストン1
12をシリンダ114に向かって押し上げる。アプリケ
ータラム14は、絶縁被覆圧着ダイ18希土類磁石1
20により上方に引き上げ、やがて絶縁被覆圧着ダイ
の峰130(図1、13、14)が横架材116の下
面116aに当接し、これは絶縁被覆圧着ダイ18の上
方移動を制限するためのストップ手段を形成する。
【0038】図15及び16を参照すれば、絶縁被覆
圧着ダイ18が横架材116の面116aによって停
止された状態で、アプリケータラム14は、希士類磁石
120絶縁被覆圧着ダイ18の上部から引き離される
ように、矢印Lの方向に上方に移動し続ける。ここで、
アプリケータラム14は、その戻りストロークの上限位
置にある。ここで、希土類磁石120が絶縁被覆圧着ダ
イ18から離間された状態で、ピストン/シリンダ装置
110は、再び絶縁被覆圧着ダイ18を図9及び10
について述べたその予めの位置へとピストン112を
方に駆動し、アプリケータラム14の次の動作サイクル
を開始することができる。
【0039】ピストン/シリンダ装置110は、絶縁被
圧着ダイ18に上方の力を作用させて絶縁被覆圧着
18をその圧着位置から新たな作動サイクルの開始へ
と戻すように使用できることも理解されたい。しかしな
がら、これらの圧着サイクルは相対的な時間が非常に短
く、単一のサイクルの長さは、250ミリ秒程度である
ことを理解されたい。それ故、このような短い時間周期
内に空気装置の動作を適切にタイミングどりすることは
困難であり及び/又は経費がかかる。従って、希土類
石120は、タイミング回路又はサイクルに何ら左右さ
れない「機械的なラッチ」として使用される。絶縁被覆
圧着ダイ18を圧着された端子24から切り離すよう助
成するためにシリンダ114へ送風を繰り返すこともで
きるが、絶縁被覆圧着ダイ18を次の動作サイクルのた
めの上部位置へ持ち上げて戻すための主たる力は磁石手
段である。又、これは、圧着ツールと端子24がジャム
や結着を生じる場合にも助けとなる。
【0040】図1ないし8に示された電気端子アプリ
ケータ10は、胴の閉じた端子24を支持するテープ2
6と共に使用するよう構成されたが、ここに述べるテー
プ移動システムは、テープ26に支持されたいかなる形
式の端子24(胴が閉じていようといまいと)にも使用
できることを理解されたい。又、テープ送り機構は、
ープ26の形式に係わりなく、いかなる形式の端子24
にも使用できる。同様に、通常のプレスを分割サイクル
プレスとして動作するように変換する機構も、テープ2
の形式に係わりなく、いかなる形式の胴の閉じた端子
24にも使用できる。即ち、プラスチックテープ、連続
成形されたプラスチックキャリア、メタルキャリア、又
は自動的に供給されるゆるい部片に支持された胴の閉じ
た端子24にも使用することができる。このような他の
形式のテープ/キャリアの場合には、テープ送り機構
テープ26からの端子24の除去方法は、この技術で
明らかなように、上記したものとは変更されることにな
る。
【0041】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
により、テープ送り機構が改良された新規で且つ改良さ
れた電気端子アプリケータが提供され、更に、非常に薄
型の歯付き機構であってその送りストロークを変更して
端子間のピッチが異なるテープを受け入れるように調整
できる機構を用いた改良されたテープ送り機構を有する
簡単な電気端子アプリケータが提供された。テープは、
そのインデックス穴であるスロットと係合する歯を備え
たシャトル部材を介して送る機構であるので、送り手段
として非常に薄型の形状を与えることができる。また、
シャトル部材の前進及び戻りストロークの動作をピボッ
トボルトで支持された揺動アームの揺動で行う構成と
し、揺動アーム上のピボットボルトの位置を変更できる
構成であるので、シャトル部材の前進及び戻りストロー
クを変更して端子の送りピッチを変えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による電気端子アプリケータの斜視図で
ある。
【図2】テープ供給手段及びテープ移動手段を組み込ん
電気端子アプリケータの内部エリアの分解斜視図であ
る。
【図3】シャトル部材がその前進ストロークの端にあ
る状態でシャトル部材及びを概略的に示した図であ
る。
【図4】図3と同様であるが、シャトル部材がその戻り
ストロークの端にある状態を示した図である。
【図5】図4と同様の図であるが、図3及び4よりも
長いストロークの端においてシャトル部材を示した図
である。
【図6】端子圧着手段及びテープ移動手段をそれらの不
作動状態において示した概略図である。
【図7】図6と同様の図であるが、圧着手段及びテープ
移動手段を圧着状態で示した図である。
【図8】図7と同様の図であるが、圧着された端子をテ
ープから切り離すようにテープ移動手段が横方向に移動
された状態を示す図である。
【図9】分割サイクルシステムの第1部分において絶縁
被覆圧着ダイの予めの配置状態を説明するために、アプ
リケータラム、絶縁被覆圧着ダイ、圧着アンビル手段及
びピストン/シリンダ装置を電気端子アプリケータから
分離して示した側面図である。
【図10】図9と同様の状態を示した前面図である。
【図11】図9と同様であるが、分割サイクルシステム
の第2の部分中にアプリケータラム及び絶縁被覆圧着ダ
イが圧着位置へ移動したところを示す側面図である。
【図12】図11と同様の状態を示した前面図である。
【図13】図11と同様であるが、アプリケータラムの
戻りストローク中に絶縁被覆圧着ダイが圧着された端子
から離されるところを示す側面図である。
【図14】図13と同様の状態を示した前面図である。
【図15】図13と同様であるが、アプリケータラムが
その全戻りストロークの終わりに戻りそして希土類磁石
絶縁被覆圧着ダイから解離されたところを示す側面
である。
【図16】図15と同様の状態を示した前面図である。
【符号の説明】
10 電気端子アプリケータ 12 フレーム 12a アプリケータラムハウジング 14 アプリケータラム 16 アダプタヘッド 18 絶縁被覆圧着ダイ 20 芯線圧着ダイ 22 圧着アンビル手段 22a、22b 圧着アンビル 24、24a、24b 端子 26 テープ 28 テープの円筒状部分 30 テープのインデックス穴であるスロット 32 トラック手段 34 プラテン 36 プレート 44 テープ供給リンケージ 46 ピボットボルト 48 揺動アーム 50 ロッド 52 スロット 54 支持壁部分 55 ヨーク 56 ロックナット 60 調整プレート組立体 62、64 調整プレート 70 シャトル部材 72 アーム 74 スロット 76 歯76a 垂直前縁 76b 後縁 80 ストップ歯80a 垂直前縁 80b 後縁 82 停止歯 82a 垂直前縁 82b 後縁 100 ピストン/シリンダ装置 104 可動組立体

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端子24を電線90に圧着するための電
    気端子アプリケータ10であって、上記端子24は、横
    に並んだ関係でテープ26に固定され、上記電気端子
    プリケータ10は、上下に貫通する通路を有するアプリ
    ケータラムハウジング12aと、上記通路に配置されそ
    して圧着アンビル手段22に向かう加工ストローク及び
    そこから離れる戻りストロークをたどる第1経路におい
    て駆動できるアプリケータラム14と、該アプリケータ
    ラム14の下部に取り付けられて上記圧着アンビル手段
    22と共働し上記アプリケータラム14の各加工ストロ
    ーク中に端子24の一部分を電線90に圧着するための
    圧着ダイ18、20と、上記アプリケータラム14の上
    部にあってプレスラムに係合されるアダプタヘッド16
    と、上記アプリケータラム14の第1経路に交差する第
    2経路においてテープ26を案内するトラック手段32
    と、上記アプリケータラム14の往復運動に応答してテ
    ープ26上の先頭の未圧着端子24を順次に進めるよう
    に上記第2経路に沿ってテープ26をインデックスする
    ためのテープ送り手段44とを備えた電気端子アプリケ
    ータ10において、 上記テープ送り手段44は、圧着アンビル手段22に向
    かう前進ストローク及びそこから離れる戻りストローク
    において上記テープ26の第2経路に沿って直線的に往
    復運動されるシャトル部材70と、上記シャトル部材
    に設けられ、上記シャトル部材70の前進ストローク
    の際にテープ26に係合してテープ26を下流方向
    進させるための係合手段76と、ピボットボルト46の
    回りで揺動可能に支持された揺動アーム48と、揺動ア
    ーム48の底部と上記シャトル部材70の間に設けられ
    た相互係合接続手段50、72、74とを備えたテープ
    供給リンケージ44で構成されて、上記揺動アーム48
    の揺動に応答して上記シャトル部材70が上記第2経路
    に沿って往復運動可能とされていると共に、上記ピボッ
    トボルト46が上記揺動アーム48上で位置変更可能と
    されて、シャトル部材70の前進および戻りストローク
    が調整可能としてあることを特徴とする電気端子アプリ
    ケータ。
  2. 【請求項2】 上記シャトル部材70の戻りストローク
    の際にテープ26に係合してテープ26が上記圧着アン
    ビル手段22から後方に戻って圧着ステーションから
    るのを防止するためにテープ26の第2経路に沿って
    ストップ手段80、82を備えている請求項1に記載の
    電気端子アプリケータ。
  3. 【請求項3】 上記テープ26は、その側縁に長手方向
    沿って一連のインデックス穴となるスロット30を含
    み、そして上記ストップ手段80、82は、電気端子
    プリケータ10内に設けられた少なくとも1つの固定歯
    であって上記テープ26のインデックス穴となるスロッ
    ト30に係合可能な固定歯80、82を備えている請求
    項1又は2に記載の電気端子アプリケータ。
  4. 【請求項4】 上記シャトル部材70の係合手段76
    は、上記シャトル部材70の前進ストロークの際に上記
    インデックス穴となるスロット30の縁と係合関係を
    確立するための急峻な垂直前縁76aを有し、そして更
    上記シャトル部材70の戻りストロークの際に上記
    スロット30の後縁の下にもぐる面取りされた後縁76
    bを有している歯76とした請求項3に記載の電気端子
    アプリケータ。
  5. 【請求項5】 上記シャトル部材70の戻りストローク
    の際にテープ26に係合してテープ26が上記圧着アン
    ビル手段22から後方に戻って圧着ステーションから
    るのを防止するためにテープ26の第2経路に沿って
    ストップ手段80、82を備えている請求項4に記載の
    電気端子アプリケータ。
  6. 【請求項6】 上記ストップ手段80、82は、電気端
    アプリケータ10内に設けられた少なくとも1つの固
    定歯であって上記テープ26のインデックス穴となる
    スロット30に係合可能な固定歯80、82を備えてい
    る請求項5に記載の電気端子アプリケータ。
  7. 【請求項7】 上記少なくとも1つの固定歯80、82
    は、上記インデックス穴となるスロット30の縁に
    するための急峻な垂直前縁80a、82aを有し、そ
    して更に、上記固定80、82は、上記スロット30
    の後縁の下にもぐる面取りされた後縁80b、82bを
    有している請求項3に記載の電気端子アプリケータ。
  8. 【請求項8】 上記少なくとも1つの固定歯80は、上
    記シャトル部材70 より上流に配置される請求項7に記
    載の電気端子アプリケータ。
  9. 【請求項9】 上記少なくとも1つの固定歯82は、上
    記シャトル部材70より下流に配置される請求項7に記
    載の電気端子アプリケータ。
  10. 【請求項10】 上記シャトル部材70流及び
    の両方に配置された複数の上記固定歯80、82を備え
    ている請求項7に記載の電気端子アプリケータ。
  11. 【請求項11】 上記シャトル部材70はフレーム12
    内に第2経路に沿って可動に取り付けられる請求項1に
    記載の電気端子アプリケータ。
  12. 【請求項12】 上記テープ供給リンケージ44のシャ
    トル部材70は、上記第2経路に対し略直角に設置され
    たトラック106上の可動組立体104上に設けられ、
    トラック106に沿って横方向に移動可能とされている
    請求項1に記載の電気端子アプリケータ。
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