JP3647157B2 - フィルム包装体の結紮装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ソーセージやハム、チーズなどの内容物が充填されたフィルム包装体を集束してアルミニウムなどのワイヤで絞め付けて結紮するフィルム包装体の結紮装置に係り、特にフィルム包装体を集束するときに、フィルム包装体の両側から接近するブロックの停止時の衝撃および衝撃音を緩和できるようにしたフィルム包装体の結紮装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図8は筒状のフィルム包装体に加工食肉などが充填されたソーセージなどを示す外観図である。
フィルム包装体16は、例えば塩化ビニリデンと塩化ビニールとの共重合体であって二軸延伸されたフィルム1が筒状に成形され、その後にフィルム1の縁部どうしが合わされて高周波溶着され溶着線2が形成され、さらにフィルム包装体16に加工食肉など内容物が充填された状態で、両端部にアルミニウムなどのワイヤが絞め付けられて結紮され、ワイヤクリップ3が形成されたものである。
【0003】
図9は筒状のフィルム包装体16を成形してその内部に内容物を充填しさらにフィルム包装体16を結紮する従来の連続充填包装装置の概略構造を示している。
図9において、符号4は定量ポンプ、符号5はこの定量ポンプ4の下方に接続された充填ノズルを示している。加工食肉などの内容物は、作業場の床面などに設置された供給ポンプ(図示せず)にて送り出され、供給管路を経て定量ポンプ4に移送され、定量ポンプ4では、フィルム包装体16の製造速度に合わせて一定流量にて内容物が充填ノズル5に送り込まれる。
【0004】
充填ノズル5の図示上部の周囲には成形部材6が設けられている。原反7から平面状に引き出されるフィルム1は、ガイドロール9a,9bとによって導かれ、上記成形部材6の内部に反転して供給されて筒状に成形される。成形部材6の下方位置には高周波電極10,11が対向して設けられており、上記成形部材6によってフィルム1が筒状に成形された後、互いに合わされたフィルム1の縁部どうしが高周波電極10,11によって高周波溶着されて溶着線2が形成される。このようにして形成された筒状のフィルム包装体16の内部に前記充填ノズル5により内容物が連続的に充填される。
【0005】
充填ノズル5の下方位置にはフィルム送りローラ12,13が設けられており、内容物が充填された筒状のフィルム包装体16はフィルム送りローラ12,13によって下方向へ連続的に送り出される。さらに下側には一対の分肉ローラ14,14が設けられており、それは分肉機構14aにより矢印で示す方向へ周期的に駆動され、このしごき動作によって、内容物が入ったフィルム包装体16が間欠的に扁平となるように分肉される。この一対の分肉ローラ14,14のさらに下方には結紮/切断ユニット15が配置されている。
【0006】
この結紮/切断ユニット15は、分肉されて下降するフィルム包装体16の下降速度に合わせて上下に往復動作するようになっている。この結紮/切断ユニット15では、フィルム包装体16の分肉された偏平部16aを挟む一方の側部に移動ブロック15aが設けられ、移動ブロック15aに集束板15bと金型15cが設けられている。逆側の側部には、上下に配置された一対の集束板15dと、それぞれの集束板15dの内側に配置された上下2つの金型15eと、この金型15eを保持する移動ブロック15gが設けられている。さらに金型15eと15eの中間に切断刃15fが設けられている。
【0007】
この結紮/切断ユニット15では、両側の移動ブロック15aと15gが偏平部16aに向けて接近移動するときに、左側に設けられているアルミニウムなどのワイヤを切断する切断部材を保持するブロック(図示せず)と、右側の集束板15dを支持しているブロック(図示せず)とが最初に突き当てられ、この時点で集束板15bと集束板15dとで偏平部16aのフィルム1が集束させられる。さらに金型15cと金型15eとが突き当てられてワイヤが締め付けられて、上下2ヶ所が結紮されてリング状のワイヤクリップ3が形成される。さらに切断刃15fにより上下のワイヤクリップ3の中間にてフィルムが切断され、図8に示すような個々の包装体に分離される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の結紮/切断ユニット15のワイヤ結紮作業では、両側の移動ブロック15aと15gが接近移動するときに、左側に設けられた切断部材を保持するブロックと、右側の集束板15dを保持するブロックとが互いに突き当てられて位置決めされるため、両ブロックの突き当てのための衝撃が発生し、このときに衝撃音が発せられる。
【0009】
この衝撃は金属どうしの突き当てにより生じるものであるため、かなり大きなものとなる。また包装体の単位時間あたりの製造本数を増やすと、左右の移動ブロック15aと15gの接近移動の周期が速くなり、ブロックどうしの突き当て時の加速度が大きくなって、衝撃および衝撃音が非常に大きくなる。
前記衝撃により結紮/切断ユニット15を構成する各機構部品に与えられる応力が大きくなり、部品の摩耗などが発生しやすくなるとともに、衝撃音が大きくなって、作業場での騒音が非常に大きく、作業環境の劣化につながる。
【0010】
本発明は上記従来の課題を解決するものであり、移動ブロックが接近動作するときに、先行するブロックを停止させるための衝撃を緩和し、衝撃音を低減できるようにしたフィルム包装体の結紮装置を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明のフィルム包装体の結紮装置は、内容物が充填されたフィルム包装体の両側方から互いに接近する方向へ移動する一対の移動ブロックと、それぞれの移動ブロックの接近移動方向の前方に設けられ且つ移動ブロックから前方へスプリングにより付勢されている先行ブロックと、両移動ブロックと共に接近移動して前記フィルム包装体を集束させる集束部材と、各先行ブロックの接近移動が所定位置で規制された後に前記各移動ブロックと共に接近移動して前記集束部材により集束させられたフィルムにワイヤを絞め付けて結紮する金型とを有し、前記先行ブロックの接近移動が規制される際に、各先行ブロックの停止衝撃を緩和する緩衝部材が設けられており、前記緩衝部材は、接近移動する先行ブロックが当たったときに、この先行ブロックの移動方向へ所定距離移動して停止するように、カムにより駆動されるものであることを特徴とするものである。
【0013】
また、本発明では、一方の先行ブロックには集束部材が取付けられ、他方の先行ブロックには、その接近移動の際に固定側から供給されるワイヤを切断するワイヤ切断部材が取付けられているものとして構成できる。この場合に、前記他方の先行ブロック側の移動ブロックに金型と共に集束部材が設けられたものとなる。ただし、前記他方の先行ブロックにワイヤ切断部材とともに集束部材が取付けられているものであってよい。
【0014】
また、緩衝部材が例えばカムで駆動されるものでは、ワイヤ切断部材によりワイヤが切断された後で、且つ両側の金型によりフィルム包装体が結紮される前の時点で、前記ワイヤ切断部材が取付けられた先行ブロックが、緩衝部材により前記接近方向と逆の方向へ所定距離戻されるように構成することが可能である。
【0015】
さらに、一方の移動ブロックには、ワイヤ切断部材が取付けられている先行ブロックの後端に係合して移動ブロックと先行ブロックとをロックするとともにワイヤ切断が完了した後に先行ブロックの後端から離れる押圧ブロックが設けられ、結紮動作完了後に両移動ブロックが互いに離れる際に、接近方向と逆の方向へ戻されていた先行ブロックが緩衝部材により再度接近側へ移動させられ、その後に前記押圧ブロックが先行ブロックの後端に係合できる位置に復帰するものとして構成することが可能である。
【0016】
本発明のフィルム包装体の結紮装置では、フィルム包装体が集束されて結紮される際、フィルム集束時での先行ブロックを規制するための衝撃と衝撃音を緩和できる。さらに、カムなどにより緩衝部材を駆動し、金型が突き当てられる前にワイヤ切断部材を後退させることにより、ワイヤ切断部材が金型に当たるのを防止できる。さらに切断部材を保持する先行ブロックが押圧ブロックにより押し出されるものでは、結紮後に先行ブロックから一旦外れた押圧ブロックを、先行ブロックと係合する位置に確実に復帰させることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
図1は本発明のフィルム包装体の製造装置に設けられている結紮/切断ユニットの平断面図、図2は前記結紮/切断ユニットの縦断面図、図3(A)は前記結紮/切断ユニットに設けられた緩衝機構の駆動系を示す平断面図、図3(B)は、図3(A)の部分正面図、図4は集束部材と金型とワイヤ切断部材とが組み合わされた状態を示す分解斜視図、図5,図6は動作を説明する部分平面図である。
結紮/切断ユニット20のカバー21内にはユニットベース22が収納されている。図2に示すように、ユニットベース22の図示左側には入力軸23が軸受24により回転自在に設けられ、この入力軸23に外部から回転動力が与えられる。入力軸23の上端には駆動回転体25が設けられ、この駆動回転体25に回転自在に支持されている駆動ローラ26が移動ブロック27の溝27aに挿入されている。駆動回転体25の回転により、移動ブロック27は、図1に示すガイド部28,29にガイドされて図1および図2に示す位置から図示右方向へ往復駆動される。
【0018】
ユニットベース22の図示右側には、入力軸31が軸受32により回転自在に設けられ、この入力軸32の上端には駆動ローラ34を有する駆動回転体33が設けられ、駆動ローラ34は移動ブロック35の溝35aに挿入されている。入力軸31の動力により駆動回転体33が回転駆動されると、移動ブロック35が、前記ガイド部28と29にガイドされて、図1の位置から図示左方向へ往復駆動される。
左右の移動ブロック27と35との中間にはガイド筒36が設けられており、図9に示した分肉ローラ14によって内容物が分肉されたフィルム包装体16の偏平部16aがこのガイド筒36内を通過する。
【0019】
左側の移動ブロック27上には、フィルム集束、ワイヤ切断、結紮を行う動作機構40が設けられている。この動作機構40の構造を説明する。
動作機構40には集束部材41が設けられている。図1に示すように、この集束部材41は左右に長尺なものであり、その基部両側には保持溝41a,41aが形成されている。前記移動ブロック27の上面には取付けブロック42が設けられており、この取付けブロック42と前記保持溝41a,41aとが嵌合して集束部材41が移動ブロック27上に設けられている。
【0020】
図4に詳しく示すように、集束部材41の先端には、上下2枚の集束板41b,41cが一体に設けられており、それぞれの集束板41b,41cには、V字形状のガイド溝41d、およびV字の底部に位置する集束溝41eが形成されている。集束部材41の上下面には、集束溝41eの後端に連続する保持凹部41fおよび貫通穴41gが形成されている。この保持凹部41fに対しては、上下面から対称形状の結紮金型43と44とが取り付けられている。
【0021】
各結紮金型43と44は前記保持凹部41fに上下から嵌合して位置決めされ、それぞれの結紮金型43と44に形成されたボルト挿入穴43c,44dと、ねじ穴44c,43dとがボルト45にて締め付けられる。これにより各結紮金型43と44は、集束部材41の上下各面とほぼ同一面となるように取付けられ、各結紮金型43と44に形成された案内凸部43eと44eが、集束部材41の上下面から突出する。
【0022】
上下の各結紮金型43,44には、前記集束板41b,41cの集束溝41eと連続する溝43f,44fが形成され、且つ案内凸部43e,44eの先端にはワイヤ締め付けのための型となる凹所43g,44gが形成されている。後述するように、この凹所43g,44gは、図示右側の移動ブロック35に設けられた金型96,97の凹所96a,97aと協働して、直線状のワイヤをワイヤクリップ3の形に変形させるものである。
【0023】
前記結紮金型43と44の案内凸部43eと44eには、それぞれワイヤ切断部材46,47の摺動溝46a,47aが摺動自在に嵌装されている。図1と図2に示すように、ワイヤ切断部材46と47の基部には保持凸部46bと47bが形成されており、この保持凸部46bと47bが先行ブロック48に固定されている。この先行ブロック48には2本の案内軸49,49が固定され、この案内軸49,49が前記移動ブロック27に固定された軸受51,51に対して摺動自在に挿入されている。また案内軸49,49にはスプリング52が外装されており、このスプリング52,52により先行ブロック48が図示右方向へ付勢されている。すなわち前記集束部材41は移動ブロック27に固定されているが、ワイヤ切断部材46と47は、前記案内軸49,49と軸受51,51との摺動により、集束部材41ならびに各結紮金型43,44に対して相対的に移動できるようになっている。
【0024】
図4に示すように、前記各ワイヤ切断部材46,47の先端の右縁には刃46cと47cが形成されている。またワイヤ切断部材46,47の先端には、前記集束部材41に形成された集束溝41eに対応する溝46d,47dが形成されている。
【0025】
図1と図2に示すように、移動ブロック27には軸55が回転自在に支持され、この軸55に押圧アーム56が固定され、この押圧アーム56の先端には押圧ブロック56aが設けられている。図2にて実線で示すように、押圧ブロック56aが先行ブロック48の後面に当接しているときには、移動ブロック27上にて先行ブロック48が図示左方向へ相対的に移動するのが規制され、移動ブロック27上にて、先行ブロック48およびこれに保持された各ワイヤ切断部材46,47がロックされる。
前記押圧アーム56はスプリング57により図2において時計方向へ付勢されている。図1に示すように前記軸55の端部には駆動アーム58が固定され、これにはフォロワーローラ59が自転自在に設けられている。前記ガイド部29には平面カム29aが形成され、前記フォロワーローラ59はこの平面カム29a上を転動する。
【0026】
図1と図2に示すように、移動ブロック27が図示左側にあるときには、スプリング57の付勢力により時計方向へ回動している押圧アーム56の押圧ブロック56aが前記先行ブロック48の後面に当っている。この位置から、移動ブロック27が図示右方向へ移動する最初の段階では、押圧ブロック56aにより先行ブロック48の図示左方向の移動が規制されて、先行ブロック48に固定されているワイヤ切断部材46と47が、集束部材41との相対位置を変えることなく、図示右方向へ前進する。そして後述するワイヤWがワイヤ切断部材46と47により切断された後は、フォロワーローラ59が平面カム29aにより持ち上げられて押圧ブロック56aが図2にて鎖線で示すように反時計方向へ回動させられ、押圧ブロック56aが先行ブロック48から外れる。その後は、先行ブロック48とワイヤ切断部材46,47は集束部材41上にて自由状態になり、付勢スプリング52,52により図示右方向へ弾圧された状態となる。
【0027】
また図1に示すように、前記ワイヤ切断部材46と47を保持している先行ブロック48の両側部には、規制部としての一対の規制突起61,61が設けられている。図1の例では、この規制突起61,61が、先行ブロック48に螺着されたボルトにより構成されている。
図1と図2に示すように、前記ユニットベース22にはガイドブロック65が固定されている。
【0028】
前記集束部材41、結紮金型43,44、およびワイヤ切断部材46,47が組み合わされたものは、前記ガイドブロック65内に摺動自在に挿入されている。図7(A)に示すように、ガイドブロック65にはアルミニウム製のワイヤWを案内するワイヤ供給孔65dが形成され、このワイヤ供給孔65dの先部が受刃65bとなっている。前記ワイヤ供給孔65dと受刃65bは、2箇所に設けられて、ワイヤWが図4に示す上下の各ワイヤ切断部材46と47の前方へ供給され、各ワイヤ切断部材46と47が図示右方向へ移動するときに、ワイヤ切断部材46と47に設けられた前記刃46c,47cと、2箇所の受刃65b,65bとでワイヤW,Wが切断される。
【0029】
図2に示すように、前記ガイドブロック65の上部には軸68が回転自在に支持され、また下部には軸69が回転自在に支持されている。上側の軸68には上部ノーズ76が支持され、下側の軸69には下部ノーズ77が支持されている。図7(A)(B)に示すように、上下の各ノーズ76と77がワイヤW,Wの前方に対向している状態で、前記ワイヤ切断部材46と47が前進すると、切断後のワイヤW,Wが、ワイヤ切断部材46,47とノーズ76,77とで挟まれてU字形状に曲げられる。また、ワイヤW,WがU字形状に曲げられた後に、駆動リンク73により各ノーズ76と77が、集束部材41の前方から退避させられる。
【0030】
図1に示すように、右側の移動ブロック35には2本の案内軸91,91が固定され、この案内軸91,91に先行ブロック92が摺動自在に挿通され、案内軸91,91の外周に設けられたスプリング94,94により先行ブロック92が図示左方向へ付勢されている。この先行ブロック92には上下に間隔を開けて対向する集束板93aと93bが固定されている。集束板93aと93bにはV字形状のガイド溝93cとそのV字底部に連続する集束溝93dがそれぞれ形成されている。
【0031】
図1に示すように、前記先行ブロック92の両側部には、位置決め軸78,78が図示左方向に延びている。この位置決め軸78,78は前記先行ブロック92に螺着されており、ナット79,79により締め付け固定されている。
また移動ブロック35には、金型ブロック95が固定されており、この金型ブロック95には、上下に間隔を開けた金型96と97が一体に形成されている。この金型96と97の先端にはワイヤ絞め付け用の凹所96aと97aがそれぞれ形成されている。
【0032】
前記入力軸23と31の回転動力により左右の移動ブロック27と35が互いに接近する方向へ駆動されるが、このとき左側の集束板41bと41cが右側の金型96と97の間の隙間に入り込み、左側の結紮金型43と44の凹所43g,44gと右側の金型96,97の凹所96a,97aとが合わされる。またこのとき、左側の結紮金型43,44と切断部材46,47とが右側の集束板93a,93bの間の隙間に入り込む。
【0033】
前記右側の金型ブロック95内には、上下の各金型96と97の中間に位置するカッター100が設けられ、このカッター100を先端に支持しているカッター支持ブロック101が、金型ブロック95に対し左右に移動自在に支持されている。上記カッター支持ブロック101の後端には駆動アーム103がピン104により連結されている。この駆動アーム103は、移動ブロック35に対し軸102を中心として回動自在に支持されている。この駆動アーム103はスプリング105の付勢力により反時計方向、すなわちカッター100が図1において右方向へ後退するように付勢されている。
【0034】
駆動アーム103の他端部にはローラ106が設けられている。図1に示すようにガイド部29の上部にはストッパ107が設けられている。移動ブロック35が図示左方向へ所定距離だけ移動すると、ローラ106がストッパ107の先端に当たり、移動ブロック35の図示左方向への移動に伴って駆動アーム103が時計方向へ駆動される。これによりカッター支持ブロック101が図示左方向へ駆動されて、図6に示すように、カッター100が金型ブロック95内にて左方向へ突出し、結紮後のフィルムが切断される。
【0035】
次に、緩衝機構について説明する。
図2に示す左側の駆動回転体25には、円板カム25aが設けられている。図3(A)に示すように、ユニットベース22上には軸111が固定されて、この軸111にアーム112が回動自在に支持され、このアーム112にはフォロワーローラ113が転動自在に支持されている。アーム112はスプリング114により時計方向に付勢され、この付勢力によりフォロワーローラ113が前記円板カム25aに圧接されている。図3(A)では、円板カム25aの外周面の半径の変化を25bと25cで示している。フォロワーローラ113は前記半径の変化25bと25cに応じて図3(A)で示す実線の位置と破線の位置との間を往復移動する。
【0036】
ユニットベース22上に設けられた図示しない支持ブロックに、図3(B)に示す軸116が回転自在に支持されており、この軸116の一端には緩衝アーム117が固定されている。この緩衝アーム117の下端と前記アーム112とが連結リンク115により連結されている。前記緩衝アーム117の上端には緩衝部材として緩衝ローラ118が転動自在に支持されている。また軸116の他端にも同様に緩衝アーム117が設けられて、この緩衝アーム117の上端に緩衝ローラ118が支持されている。したがって、図1および図3(A)に示すように、同じ動作を行う緩衝ローラ118が一対設けられていることになり、それぞれの緩衝ローラ118,118は、先行ブロック48に設けられた前記規制突起61,61の図示右側の前方に対向している。
【0037】
前記円板カム25aの半径の変化により、アーム112が回動させられると、連結リンク115を介して緩衝アーム117が回動させられ、一対の緩衝ローラ118,118が、図3(A)(B)にて▲1▼で示す位置と▲2▼で示す位置との間を往復移動する。▲1▼で示すのが緩衝ローラ118の原点位置であり、この例では、前記駆動回転体25が1回転して移動ブロック27が1往復する間、緩衝ローラ118は、▲1▼−▲2▼−▲1▼の往復動作を2回繰返すようになっている。
【0038】
図2の図示右側に示す駆動回転体33にも円板カム33aが設けられている。図3(A)に示すように、ユニットベース22上には軸121が設けられ、この軸121によりアーム122が回動自在に支持されており、このアーム122にはフォロワーローラ123が転動自在に支持されている。アーム122は、スプリング124の付勢力を受けて図3(A)において時計方向へ付勢されており、この付勢力で前記フォロワーローラ123が円板カム33aの外周面に圧接されている。
【0039】
図3(A)では、円板カム33aの外周面の半径の変化を33bと33cとで示しており、この半径の変化に応じて、フォロワーローラ123が実線の位置と破線の位置との間を移動する。
前記ガイドブロック65には、図2に示す下部ノーズ77を支持する軸69が設けられているが、ガイドブロック65には前記軸69と同軸に回動する第2の軸69aが設けられている。ガイドブロック65の両側部に延びる前記軸69aの両端には一対の緩衝アーム126,126が固定され、各緩衝アーム126,126の上端に緩衝部材として緩衝ローラ127が転動自在に支持されている。そして一方の緩衝アーム126と前記アーム122とが駆動ロッド125により連結されている。
【0040】
図1と図3(A)に示すように、前記一対の緩衝ローラ127,127は、ガイドブロック65の両側に位置し、各緩衝ローラ127,127は、図1に示す先行ブロック92に固定された一対の位置決め軸78,78の図示左側の前方に対向している。
前記円板カム33aが回転してアーム122が回動すると、駆動ロッド125により緩衝アーム126が駆動されて、緩衝ローラ127,127が図3(A)(B)にて実線で示す位置▲3▼と破線で示す位置▲4▼との間を移動する。前記▲3▼が緩衝ローラ127,127の原点位置である。この例では、図2に示す右側の駆動回転体33が1回転して移動ブロック35が1往復する間、緩衝ローラ127,127は▲3▼−▲4▼−▲3▼の1往復動作を行う。
【0041】
次に上記構造のフィルム包装体の製造装置の動作について説明する。
図9に示すように、フィルム1は成形部材6により筒状に成形され、高周波電極10と11とで、フィルム1の縁部どうしが高周波溶着されて円筒状のフィルム包装体16が形成される。この筒状のフィルム包装体16の内部に定量ポンプ4から充填ノズル5を介して加工食品などの内容物が連続的に充填される。内容物が充填されたフィルム包装体16はフィルム送りローラ12と13の回転により一定の速度で下方へ連続的に送られる。分肉機構14aでは、分肉ローラ14と14が間欠的に圧接動作を繰返し、内容物が充填されているフィルム包装体16が間欠的に偏平に押しつぶされて分肉される。この分肉された後の偏平部を符号16aで示す。
【0042】
前記結紮/切断ユニット20はその全体が図示しないレシプロ駆動機構により、フィルム包装体16の分肉された偏平部16aの下降速度に合わせて上下に駆動される。そして、フィルム包装体16の偏平部16aと結紮/切断ユニット20とがほぼ同じ速度で降下するときに、以下の結紮/切断動作が行なわれる。
この結紮/切断動作では、結紮/切断ユニット20がフィルム包装体16の下降速度に合わせて下降するときに、図2に示す入力軸23と31に回転動力が入力され、この入力軸23と31およびこれと一体の駆動回転体25,33が回転する。駆動ローラ26と34が図2において実線で示す位置から鎖線で示す位置へ移動する間に、左側の移動ブロック27が図示右方向へ移動し、これと同期して右側の移動ブロック35が図示左方向へ移動する。
【0043】
両移動ブロック27と35が互いに接近する方向へ移動し始めたときには、円板カム25aの半径25cの外周面により図3(A)に示すフォロワーローラ113が破線の位置へ移動させられており、一対の緩衝ローラ118,118が原点位置▲1▼にある。同様に、右側の移動ブロック35が図示左方向へ移動し始めたときには、円板カム33aの半径33cで示す外周面によりフォロワーローラ123が図3(A)にて実線で示す位置にあり、一対の緩衝ローラ127,127は、原点位置▲3▼にある。
【0044】
左右の移動ブロック27と35が同期して接近する際、左側の移動ブロック27に固定された集束部材41と結紮金型43,44、および先行ブロック48に固定されたワイヤ切断部材46,47が、ガイドブロック65内を移動する。この時点では押圧アーム56がスプリング57により時計方向へ回動させられており、押圧ブロック56aが先行ブロック48の後面に当っている。よって移動ブロック27が移動し、これに固定された集束部材41が図示右方向へ移動するとき、先行ブロック48が押圧ブロック56aにより移動ブロック27上でロックされた状態となり、先行ブロック48に保持された上下のワイヤ切断部材46と47は集束部材41との相対位置が変ることなく前進する。
【0045】
左側の移動ブロック27が図示右方向へ移動する間に、ガイドブロック65に形成されている一対のワイヤ供給孔65d,65dにアルミニウムのワイヤW,Wが供給され、前進する切断部材46,47の刃46cと47cとガイドブロック65の受刃65b,65bとによりワイヤW,Wが切断される。ワイヤWが切断される直前の状態を図7(A)に示す。このとき軸68および軸69に支持された上部ノーズ76と下部ノーズ77とが各ワイヤW,Wの前方に対向する。よって図7(A)から同図(B)に至る間、前進する切断部材46と47の溝46dと47dの中にノーズ76,77が入り込み、切断されたワイヤW,WがU字状に曲げられ、U字状態のワイヤW,Wが切断部材46,47の摺動溝46a,47a内に保持される(図7(B)参照)。そして、ワイヤW,WがU字状態に曲げられた直後に各ノーズ76と77が、切断部材46,47の前方から退避する。
【0046】
前記のワイヤW,Wの切断完了の直後に、図1に示すフォロワーローラ59が、平面カム29aの隆起により持ち上げられ、駆動アーム58ならびに軸55を介して押圧アーム56が反時計方向へ回動させられ、図2に鎖線で示すように押圧ブロック56aが先行ブロック48の後面から外れ、移動ブロック27上での、先行ブロック48およびワイヤ切断部材46,47のロックが解除される。
押圧ブロック56aが先行ブロック48の後面から外れた直後に、先行ブロック48は図5に示す位置へ至り、先行ブロック48に設けられた一対の規制突起61,61が原点位置▲1▼にある緩衝ローラ118,118に当たる。その瞬間に、円板カム25aによりアーム112が図3(A)において時計方向へ駆動され、一対の緩衝ローラ118,118が原点位置▲1▼から▲2▼の位置に移動して停止し、規制突起61,61は▲2▼の位置に移動した緩衝ローラ118,118により停止させられて位置決めされる。このように、先行ブロック48が図示右方向へ移動して前記緩衝ローラ118,118に当たった直後に、緩衝ローラ118,118が原点位置から位置▲2▼へ移動するため、先行ブロック48の停止のための衝撃が緩和され、また停止時の音も抑制される。
【0047】
一方、右側の移動ブロック35が図示左方向へ移動し、右側の集束板93a,93bが図5に示す位置に至ったときに、先行ブロック92に固定されている位置決め軸78,78が原点位置▲3▼の緩衝ローラ127,127に当たる。この瞬間に、円板カム33aの外周形状により、緩衝ローラ127,127が▲3▼の原点位置から位置▲4▼へ駆動される。すなわち右側の先行ブロック92に設けられた位置決め軸78,78が緩衝ローラ127,127に当たった直後に、緩衝ローラ127,127が原点位置▲3▼から▲4▼の位置へ移動するため、集束板93a,93bが停止する際の衝撃が緩和され、且つ停止時の音も抑制される。そして、位置▲4▼の緩衝ローラ127,127により、集束板93a,93bが図5に示す位置で位置決めされる。
【0048】
▲4▼の位置にある緩衝ローラ127,127により右側の集束板93a,93bが図5に示す位置で位置決めされて停止し、また左側の先行ブロック48が、▲2▼の位置にある緩衝ローラ118,118で止められた状態では、左側の集束部材41の先端の集束溝41eと、右側の集束板93a,93bの集束溝93dとで、フィルム包装体16の偏平部16aが挟み込まれてフィルム1がある程度集束させられる。そして、この図5の状態の後も左右の移動ブロック27と35が引き続き互いに接近する方向へ移動する。
【0049】
このときの左側の移動ブロック27の右方向への移動では、先行ブロック48が▲2▼の位置の緩衝ローラ118により停止させられているために、移動ブロック27に固定されている軸受51,51が、先行ブロック48に固定されている案内軸49,49を摺動して図示右方向へ移動し、スプリング52,52が収縮していく。そして先行ブロック48に固定されているワイヤ切断部材46と47は図5の位置から動かず、ワイヤ切断部材46,47の摺動溝46a,47a内を結紮金型43と44の案内凸部43eと44eが摺動し、結紮金型43,44と、集束板41b,41cがさらに図示右方向へ移動する。一方、右側の移動ブロック35が図5の状態からさらに左方向へ移動するときには、緩衝ローラ127,127に位置決めされている先行ブロック92内を案内軸91,91が図示左方向へ摺動し、スプリング94,94が収縮する。すなわち、集束板93a,93bは図5の位置から動かず、金型ブロック95のみが図示左方向へ移動する。
【0050】
このとき、左側の集束板41b,41cが、図5の位置の集束板93a,93bに接近して、右側の集束溝93dと左側の集束溝41eとで、フィルムが完全に集束させられる。これと同時に結紮金型43,44の先端の凹所43g,44gと右側の金型96,97の凹所96a,97aとがU字状のワイヤW,Wを挟んで突き当てられ、図7(C)に示すように、ワイヤW,Wがワイヤクリップ3の形に変形してフィルム1が2ヶ所にて絞め付けられ結紮される。
【0051】
なお、結紮金型43,44と、金型96,97とが突き当てられる直前に、図3(A)に示す円板カム25aの外周面により、フォロワーローラ113が図3(A)において破線の位置へ駆動され、図5に示す▲2▼の位置にある緩衝ローラ118が原点位置▲1▼へ戻される。そして、緩衝ローラ118により先行ブロック48が図示左方向へ移動させられ、先行ブロック48に保持されているワイヤ切断部材46,47も図示左方向へ戻される。よって、両移動ブロック27と35との接近動作の最終段階において、結紮金型43,44と、金型96,97が突き当てられる直前に、ワイヤ切断部材46と47が図示左方向へ退避し、図7(C)に示すように、型の突き当て部に対して、ワイヤ切断部材46と47とがδだけ逃がされ、ワイヤ切断部材46と47が、結紮金型43,44と、金型96,97との突き当てに干渉しないようになっている。
【0052】
前記のように、両移動ブロック27と35が互いに接近し、結紮金型43,44と金型96,97のそれぞれの凹所43g,44gと96a,97aとが完全に突き合わされてワイヤW,Wの絞め付けが行なわれる直前に、図1に示すローラ106がストッパ107に当たり、移動ブロック35の左方向への移動により駆動アーム103が時計方向へ駆動され、カッター支持ブロック101が図示左方向へ移動し、カッター100が図6に示すようにフィルム1を突っ切る位置まで駆動されて、ワイヤW,Wによるクリップ3,3が形成された部分の中間においてフィルム1が切断される。これにより図8に示すフィルム包装体が分離される。
【0053】
上記の結紮/切断作業が完了した後、図2に示す入力軸23と31の回転の継続により、移動ブロック27と35が互いに離れる方向へ駆動される。左側の先行ブロック48が図示左方向へ復帰移動するとき、スプリング52,52が伸びながら移動ブロック27に設けられた軸受51,51が案内軸49,49を図示左方向へ摺動し、移動ブロック27に固定されている結紮金型43,44および集束部材41が図示左方向へ移動する。このとき、円板カム25aによりフォロワーローラ113が駆動されて、原点位置▲1▼に移動していた緩衝ローラ118,118が再度▲1▼−▲2▼−▲1▼の1往復動作を行う。前記の結紮金型43,44と金型96,97の突き当て時に▲1▼の位置へ戻り先行ブロック48を図示左方向へ押し戻していた緩衝ローラ118,118が▲2▼の位置へ移動することにより、移動ブロック27および集束部材41の図示左方向への移動時に、先行ブロック48が右方向へ相対的に移動することになる。
【0054】
よって、図示左方向へ移動する押圧アーム56が図2にて鎖線で示す上昇位置から実線で示す下降位置へ回動する際に、先行ブロック48が図示右方向へ相対的に移動することになり、押圧アーム56の押圧ブロック56aが先行ブロック48の図示左側の背部に当たることなく下降し、押圧アーム56が図2に示す実線状態に確実に復帰できるようになる。
【0055】
また移動ブロック27が左方向へ復帰する際に、緩衝ローラ118,118が▲1▼から▲2▼の位置へ向かって移動し先行ブロック48の右方向へ相対的に移動すると、それまで収縮されていたスプリング52,52が急激に伸びずに徐々に伸ばされることになる。よって、集束部材41が左方向へ移動し、結紮金型43と44の案内凸部43e,44eの後端部(i)(図4参照)が、ワイヤ切断部材46,47の摺動溝46a,47aの終端部(ii)に当たるときに、スプリング52,52の反発弾性力を緩和できる。よって、前記後端部(i)と終端部(ii)とがスプリング52,52の弾性力で勢いよく衝突しないようになり、この衝突音を抑制できる。
また、両側の移動ブロック27と35とが、図1および図2に示す位置へ復帰したときには、緩衝ローラ118と127はそれぞれ原点位置▲1▼と▲3▼に復帰する。そして、フィルム包装体16の下降動作に合わせて、前記結紮/切断動作が繰返される。
【0056】
【発明の効果】
以上のように、本発明では、移動ブロックが接近してフィルムが集束される際に、先行ブロックを位置決め規制する際の衝撃を緩和でき、また衝撃音を抑制できる。さらに、金型によりフィルムが結紮される際に、緩衝部材でワイヤ切断部材を戻すことにより、金型の突き当て部にワイヤ切断部材が干渉しなくなる。さらに、ワイヤ切断部材を保持している先行ブロックの背部に押圧ブロックを確実に係合させることも可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のフィルム包装体の結紮装置の実施の形態である結紮/切断ユニットを示す平断面図、
【図2】図1に示す結紮/切断ユニットの縦断面図、
【図3】(A)は結紮/切断ユニットに設けられた緩衝部材の動力伝達経路を示す平断面図、(B)は(A)の部分正面図、
【図4】集束部材、結紮金型、ワイヤ切断部材の組み合わされた状態を示す分解斜視図、
【図5】フィルムが集束された状態を示す結紮/切断ユニットの部分平面図、
【図6】金型の合わせにより結紮が完了しさらにフィルムが切断された状態を示す部分平面図、
【図7】(A)(B)(C)はワイヤ切断、U字曲げ、結紮のそれぞれの動作を示す動作説明図、
【図8】完成したソーセージなどのフィルム包装体の正面図、
【図9】従来の連続充填包装装置の構造説明図、
【符号の説明】
1 フィルム
16 フィルム包装体
20 結紮/切断ユニット
22 ユニットベース
25a,33a 円板カム
27,35 移動ブロック
41 集束部材
41b,41c 集束板
43,44 結紮金型
46,47 ワイヤ切断部材
46c,47c 刃
48,92 先行ブロック
52,94 スプリング
56 押圧アーム
56a 押圧ブロック
61 規制突起
65 ガイドブロック
76,77 ノーズ
78 位置決め軸
93a,93b 集束板
95 金型ブロック
96,97 金型
100 カッター
117,126 緩衝アーム
118,127 緩衝ローラ(緩衝部材)
W ワイヤ
▲1▼、▲3▼ 緩衝ローラの原点位置

Claims (4)

  1. 内容物が充填されたフィルム包装体の両側方から互いに接近する方向へ移動する一対の移動ブロックと、それぞれの移動ブロックの接近移動方向の前方に設けられ且つ移動ブロックから前方へスプリングにより付勢されている先行ブロックと、両移動ブロックと共に接近移動して前記フィルム包装体を集束させる集束部材と、各先行ブロックの接近移動が所定位置で規制された後に前記各移動ブロックと共に接近移動して前記集束部材により集束させられたフィルムにワイヤを絞め付けて結紮する金型とを有し、前記先行ブロックの接近移動が規制される際に、各先行ブロックの停止衝撃を緩和する緩衝部材が設けられており、前記緩衝部材は、接近移動する先行ブロックが当たったときに、この先行ブロックの移動方向へ所定距離移動して停止するように、カムにより駆動されるものであることを特徴とするフィルム包装体の結紮装置。
  2. 一方の先行ブロックには集束部材が取付けられ、他方の先行ブロックには、その接近移動の際に固定側から供給されるワイヤを切断するワイヤ切断部材が取付けられている請求項1記載のフィルム包装体の結紮装置。
  3. ワイヤ切断部材によりワイヤが切断された後で、且つ両側の金型によりフィルム包装体が結紮される前の時点で、前記ワイヤ切断部材が取付けられた先行ブロックが、緩衝部材により前記接近方向と逆の方向へ所定距離戻される請求項記載のフィルム包装体の結紮装置。
  4. 一方の移動ブロックには、ワイヤ切断部材が取付けられている先行ブロックの後端に係合して移動ブロックと先行ブロックとをロックするとともにワイヤ切断が完了した後に先行ブロックの後端から離れる押圧ブロックが設けられ、結紮動作完了後に両移動ブロックが互いに離れる際に、接近方向と逆の方向へ戻されていた先行ブロックが緩衝部材により再度接近側へ移動させられ、その後に前記押圧ブロックが先行ブロックの後端に係合できる位置に復帰する請求項記載のフィルム包装体の結紮装置。
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