JPH1071792A - 健診カード及びそのシステム - Google Patents

健診カード及びそのシステム

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JPH1071792A
JPH1071792A JP24683896A JP24683896A JPH1071792A JP H1071792 A JPH1071792 A JP H1071792A JP 24683896 A JP24683896 A JP 24683896A JP 24683896 A JP24683896 A JP 24683896A JP H1071792 A JPH1071792 A JP H1071792A
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JP24683896A
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Yuko Okada
祐子 岡田
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 健康診断を効率的に行う。 【解決手段】 カードに、健診指示や健診結果等の健診
情報を表示する健診情報表示部11を備えた健診カード
10とする。健診情報表示部には、高分子/脂肪酸複合
膜や液晶/高分子複合膜等を用い、熱や電界等の外部エ
ネルギーで表示を繰り返し印字/消去することで書換え
可能とし、カードを繰返し利用する。健診カードシステ
ムは、健診カード、カードの表示を書換える書換装置、
健診結果の入力を受ける例えばパソコン等の情報処理装
置から構成し、それに接続可能ならば健診測定装置を接
続する。また、健診カードには磁気記憶部等の情報記憶
部を設け、そこに記録した健診結果を健診完了後にホス
ト装置で機械読取りして、健診結果を一元管理する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、病院、健診センタ
ー等における健診業務で用いるカード及びそのシステム
に関する。特に、健診業務の効率化および受診者へのサ
ービス向上を図ることができるカード及びそのシステム
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、病院、健診センター等において、
健康診断(以下、健診という)を行う場合、受診者は決
められた健診項目を一定順序で受診せず、空いている健
診項目から順に受診していく等と、順不同で受診してい
く場合が多かった。そして、通常、健診結果は、後日ま
とめてプリントアウトする等して受診者に通知してい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、健診項
目を順不同で受診すると、受診忘れの項目が発生するこ
とがあった。また、健診結果を受診者に即時に渡すこと
は難しかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで上記課題を解決す
る為に本発明では、外部エネルギーで書き換え表示でき
る健診情報表示部を有する健診カードとして、健診の際
は、この健診情報表示部に健診結果等の健診情報等を表
示する様にした。この健診カードを持って受診者は必要
な各種健診を受けていく様にし、健診カードにおける健
診情報の表示を、健診項目に対応して健診情報表示部に
少なくとも健診結果を表示し、健診結果が未表示の健診
項目により、未だ受診していない未健診項目がある事を
表示して、受診者が容易に確認でき、健診忘れが起きな
い様にした。また、健診情報表示部は外部エネルギーで
書き換え表示できる、いわゆる可逆表示素子を用い、カ
ードを繰り返し利用可能とした。そこで、健診情報表示
部には、高分子/脂肪酸複合膜や液晶/高分子複合膜等
による可逆表示素子を用いた。また、健診カードに磁気
記憶部等の情報記憶部も設けて、健診結果等の健診情報
を記録できる様にして、それを健診後に読み出して健診
結果を収集する等のシステムにも対応できる様にした。
【0005】また、本発明の健診カードシステムは、上
記の様な健診カードと、健診カードの健診情報表示部を
書き換える書換手段としての書換装置と、体重、視力検
査等の測定で健診測定装置からの直接入力(自動入
力)、或いは手入力で測定結果を受けて、書換装置で健
診カードに健診結果等の健診情報を書込む情報処理手段
としてのパーソナルコンピュータ等を用いた情報処理装
置とから構成され、所定の測定結果等の健診情報を健診
カードに書込むものである。さらに、健診結果を管理す
る健診情報管理手段としてのホスト装置を、上記情報処
理手段としての情報処理装置に接続した構成では、健診
カードに健診結果を書込む為に入力された健診結果を、
情報処理装置から収集して、健診結果を健診管理情報と
して一括管理できる様にした。また、ホスト装置で健診
結果を収集して健診管理情報として一括管理できる、他
のシステムとしては、健診カードに磁気記録部等の情報
記憶部も備えたカードを用いる場合において、この情報
記憶部に対する書込機を前記情報処理手段としての情報
処理装置等に備えさると共に、ホスト装置側にも、健診
カードの情報記憶部の内容を読み取る読取装置を備えさ
せたシステム構成として、健診カードの健診情報表示部
に健診結果等を書込む際に、情報記憶部にも健診結果を
書き込んでおき、健診完了後に、ホスト装置側で健診カ
ードの情報記憶部を読取装置で読取り、健診結果を収集
し、健康管理データベース等の健診管理情報として一括
管理できる様にした。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の健診カード及び健
診カードシステムを詳述する。図1は本発明の健診カー
ドの一実施形態を例示する外観図である。同図の健診カ
ード10は、カードの上部に健診情報表示部11が設け
られ、下部にそのカードを運用する施設名等の固定的情
報が印刷等で形成されたカードである。なお、施設名等
の固定情報は、表示スペースさえあれば健診情報表示部
に表示しても良い。このように印刷によらずに健診情報
表示部への表示とすることで、系列病院等でも病院名を
刷りかえずに利用することができる。
【0007】本発明の健診カードは、カード状の形状で
携帯に耐え得る強度がある事が好ましく、健診情報表示
部11が設けられるカード基材としては、ポリエチレン
テレフタレート等のポリエステル樹脂の他、ポリカーボ
ネート、ポリプロピレン、塩化ビニル樹脂等の各種樹脂
類、板紙等の紙類、金属類、或いはこれらを積層等した
複合物等のシート状、板状のものが使用でき、カード材
料として従来公知の材料を使用できる。なお、カード基
材の厚みは、材料にもよるが0.1〜2mm程度、大き
さは例えば通常多用されている縦54mm、横86mm
等である。
【0008】健診情報表示部11には、外部エネルギー
として熱、電界、磁界等を使用して可視情報を可逆的に
繰り返し書き換えできる可逆表示素子を用いる。例え
ば、加熱冷却によって、透明状態と白濁状態とに可逆的
に変化することで書換表示できる感熱記録方式の可逆表
示素子や、電界と加熱により、書換表示できる電気・熱
記録方式の可逆表示素子、磁場に感応する磁性粉をマイ
クロカプセル中に含有させた磁気マイクロカプセルを、
高分子マトリツクス中に分散した磁気マイクロカプセル
層を表示層として利用する磁気記録方式の可逆表示素子
等が使用できる。感熱記録方式の可逆表示素子には、脂
肪酸を高分子マトリックス中に分散した高分子/脂肪酸
複合膜等を、電気・熱記録方式の可逆表示素子には、液
晶を高分子マトリックス中に分散した液晶/高分子複合
膜〔別名PDLC(Polymer Dispersed Liquid Crysta
l)膜〕等を利用したもの等がある。また、可逆表示素
子としては、これら高分子/脂肪酸複合膜、液晶/高分
子複合膜、磁気マイクロカプセル層等を実際の表示層と
して、該表示層の上側を透明樹脂等からなる保護層で覆
い、下側には表示のコントラスト向上の為に、白色や黒
色の着色層、或いはアルミニウム等の光反射層を背景層
として積層することが多い。具体的には、高分子/脂肪
酸複合膜として、例えば特願平6−250126号、特
願平6−251661号等に開示されているもの等が使
用できる。また、液晶/高分子複合膜としては、例えば
特開平4−71899号公報、特開平5−301489
号公報、特願平6−33283号、特願平6−4473
5号及び特願平6−119702号等に開示されている
もの等が使用できる。また、磁気記録方式の可逆表示素
子としては、例えば特開平5−16578号公報等に開
示されているもの等が使用できる。
【0009】ところで、上記のような可逆表示素子を用
いた健診情報表示部の表示の書き換えは、採用する可逆
表示素子の記録形式に応じて、書換手段として熱印加用
のサーマルヘッドや熱板、磁気印加用の磁気ヘッド、電
界印加用の電極や帯電器、等を組み合わせた印字と消去
ができる書換装置で行われる。また、これら各種可逆表
示素子はそれぞれ特性に一長一短が有り、用途により適
宜選択使用する。例えば、感熱記録方式のものはカード
携帯時や保存時等に高熱を受けると表示が消え易いが、
サーマルヘッド等の加熱手段のみの書換装置が使用でき
る。電気・熱記録方式のものは書き換えに熱以外に電界
も必要だが、電界も必要な為に表示は消えにくい。磁気
記録方式のものは、書き換えが磁界によるので表示は消
えにくいが、情報記憶部として磁気記憶層も備えたカー
ドとする場合は、書き換え時の磁界の影響で磁気記憶層
の記憶内容が影響されない様に考慮する必要がある。し
たがって、健診カードに情報記憶部として磁気記憶部を
併設する場合には、磁気記録方式以外の方式の可逆表示
素子の方がデザイン上の点等で自由度が大きい。
【0010】以上の様な可逆表示素子を用いることで、
外部エネルギーで繰り返し表示を書き換えできる健診情
報表示部を備えた本発明の健診カードとすることができ
る。本発明の健診カードでは、さらに健診情報を機械読
取り可能な形態で記憶する情報記憶部を持たせても良
い。該情報記憶部を持たせれば、後述する様に、記憶さ
せた健診情報を活用した運用が可能となる。上記情報記
憶部としては、機械読取り可能なものであれば特に制限
はなく、例えば、磁気ストライプや全面の磁気記録層等
の磁気記憶部、ICメモリ、光学的に書込み読取り可能
な光学メモリ等が使用できる。
【0011】また、健診情報表示部のカード面上での位
置、大きさ、個数は任意である。図1ではカード表側の
上部に1個の健診情報表示部11を設けたが、例えばカ
ードの表側や裏面の全面に健診情報表示部を設けても良
い。また、同一側面に複数の健診情報表示部を、表裏そ
れぞれに健診情報表示部を設けても良い。また、情報記
憶部12もカードに設ける場合、その情報記憶形式によ
るが例えば、磁気記録の場合には、磁気記録部自身はカ
ードの片面の全面に、或いは磁気ストライプとしてカー
ドの一部に設けてもよい。また、カード全面の磁気記録
部上の一部に健診情報表示部を設け、残りの部分を実際
の磁気情報が記録される記録領域として使用しても良
い。例えば、図1の健診カードの外観図は表側面だが、
カード基材をポリエチレンテレフタレートシートとし
て、その裏側面の全面に磁気記録層を磁気記録部として
設けたもの等である。
【0012】次に、本発明の健診カードの具体的に使用
方法を説明する前に、その健診カードを使える様にす
る、本発明の健診カードシステムの一例についてここで
説明しておく。
【0013】図2は、健診カードシステムの一形態の概
略ブロック図であり、種々の健診測定場面におけるシス
テム構成例として、図3に体重測定における(サブ)シ
ステム構成例、図4は血圧測定における(サブ)システ
ム構成例を例示する。図2に示す概略ブロック図では、
本発明の健診カードシステムは、健診情報表示部11を
備えた健診カード10と、その健診情報表示部11の表
示を健診結果等の健診情報で書き換える書換手段21
と、体重測定や血圧測定、視力検査などの健診結果を受
けて、健診情報として所定の様式(表示すべき情報、そ
の印字位置、文字サイズ等)で、書換手段21により健
診情報表示部11に書込む処理を行う、情報処理手段2
2とからなる。体重測定、血圧測定等の健診測定手段が
測定結果を電気信号として出力する場合には、情報処理
手段22は直接それを受けて処理する。また、例えば視
力検査などで信号出力する機器の無い健診測定手段によ
る健診項目では、情報処理手段は検査者によるキーボー
ド等からの手入力も受け付ける。そして、各健診項目が
離れた場合で実施される健診では、書換手段21、情報
処理手段22、また、健診測定装置が信号出力可能な場
合には健診測定手段23を1セットとした健診サブシス
テム20として、健診項目毎に、健診サブシステム20
a、健診サブシステム20bと必要なセット数をサブシ
ステムとして、これら複数のサブシステムと(複数の)
健診カードから健診システムを構成すれば良い。もちろ
ん、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置の一台を
一つの情報処理手段として、これに複数の健診測定手段
からの直接入力や手入力を受け付ける様にして、複数の
サブシステムを組み合わせる構成によらずに、一つの健
診システムを構成しても良い。
【0014】ところで、図3は健診サブシステムのシス
テム構成として体重測定例を示すものであり、また、図
4は健診サブシステムの血圧測定例である。図3の体重
測定例では、通常の体重計31で体重を測定し、この測
定結果を情報処理手段22としてのパーソナルコンピュ
ータである情報処理装置32のキーボードで手入力す
る。そして、情報処理装置32では、入力された体重デ
ータを、所定の文字サイズ、所定の印字位置等の所定の
様式で印字する様に、書換手段21としての書換装置3
3に指示し、健診カード10に表示させるというもので
ある。また、図4の血圧測定例では、血圧測定器41は
測定結果を電気信号として測定終了後に自動的に出力可
能である。また、同図の書換装置42は、書換手段21
以外に情報処理手段22として、マイクロコンピュータ
や必要な処理を行わせるプログラムを搭載しており、図
3の体重測定例で情報処理装置32で行わせた処理を、
一台の書換装置42内で処理できる様にしてある。従っ
て、血圧測定器41の測定結果は電気信号として直接に
書換装置42に入力される。そして、血圧測定器41で
測定された健診結果を、書換装置42によって適宜必要
な情報処理を行った後、健診カード10に表示させると
いうものである。
【0015】次に、図5〜図7に健診カードの健診情報
表示部に表示させる健診情報の内容例を、或る健診にお
ける健診順をおって説明する説明する。先ず最初は、図
5の如く、受付時は、受付で受診受付をすると、氏
名、受診の年月日、及び受診すべき健診項目名を、健診
情報として表示させる。同図の例では、健診項目とし
て、体重、身長、血圧、尿、視力なる順で健診項目名が
縦一列に左側に表示される。また、これら各健診項目名
が表示された右側はそれぞれに対応した結果表示部とな
る。そして、同図の如くこれら全健診項目はその結果が
未表示であり、この結果未表示を以て、表示された氏名
の者はこれらの全健診項目を受診することを指示する健
診情報を意味するものである。なお、本説明例では、こ
れら健診項目の表示順にかかわりなく、受診順は任意で
あるとする。この為、健診項目名を列記した下部には、
その旨の「空いている所から受診して下さい」なる、健
診の受け方に関する情報という健診情報が表示してあ
る。この様に、受診者は受付で書き込まれた健診カード
を見ることによって、自分がどんな健診項目を受けるべ
きかを確認することができ、またその健診カードを持っ
て必要な健診項目を確認しながら、健診を受けて行けば
良いことになる。しかも、健診項目の順番の指示等と健
診の受け方等の情報も適宜表示することで、その案内メ
ッセージにより受診者は効率的に健診を受けられ、また
運営側も効率的且つ円滑に健診業務を遂行できることに
なる。
【0016】さて、ここでは、受診者は最初に体重測定
を受けた。そして、図5の体重測定時に示す如く、体
重測定をすると、その結果がカードに表示される。結果
は、例えば65kgと体重値が、体重の項目名に対応し
た結果表示部の位置に表示される。この様にして、個別
の健診を受ける毎に対応する健診項目名に対応した位置
にその健診結果が表示されていく。そして、健診途中で
は図6の健診途中に示す如く、健診項目の第1及び第
2行目の体重及び身長は健診済で健診結果が表示され、
第3行及び第4行目の血圧及び尿は未だ健診が済んでお
らず健診結果は未表示で、これら未表示の健診項目をと
ばして、第5行目の視力は健診済で測定結果が表示され
ている。また、健診項目の下部には、「あと2項目受診
して下さい」と、受診忘れを防ぐ為のメッセージが健診
情報の一つとして表示してある。
【0017】そして、図6の最終項目健診時の如く、
上記未健診であった血圧測定が完了し、最後に残った尿
検査の健診を受ける時は、血圧の測定結果が表示され、
尿の健診結果が未表示となり、健診項目の下部には「最
後に尿検査を受診して下さい」と(健診順は任意であっ
たが残りは一つなので特定できる為)健診項目名を特定
して表示し、健診忘れを注意する旨のメッセージが健診
情報の一つとして表示してある。
【0018】そして、図7の健診完了後の如く、上記
尿検査も終了すると、「体重維持に留意して下さい」と
いう、健康管理についてのメッセージが健診情報の一つ
とし表示される。なお、この場合、尿検査の結果は尿検
査試験紙を用いその結果を即座に係員が判定して健診カ
ードの表示に反映させるのでなく、後でカルテに記録す
る等するので、尿検査を受けた事実のみ健診結果として
「済」なる表示をしてある。これは、表示する健診結果
とは健診の検査データのみでは無く、受診完了なる情報
も健診情報として含む一例である。また、上記「体重維
持に留意して下さい」なるメッセージの表示は、一般的
な健康管理の注意事項として表示させても良いし、測定
した体重及び身長の健診結果から、所定の計算式で算出
し、或る条件を満たす場合に表示する等と、健診結果に
基づいて各受診者毎に対応した健診情報とすることもあ
る。なお、このような条件による表示選択は、前記情報
処理手段22で処理される。
【0019】以上が実際の表示の一例であったが、それ
ら表示は、或る健診値、受診の完了の事実、健診の案
内、健診値に関係又は無関係のメッセージ等と、全て健
診情報であった。しかし、健診情報表示部には健診業務
に関連した事項、或いは無関係の事項を表示させても良
い。例えば、図8は健診業務に関連した事項として、健
診情報表示部をメッセージボードとして利用して、次回
受診年月を表示し、さらに、「ご家族の健診も承ってお
ります。ご利用ください。」と、従来のチラシ内容であ
る、健診の広告を表示したものである。これも一種の健
診情報といえる。このように、単なる健診結果以外に
も、表示エリアを活用することにより、従来、ポスタ
ー、チラシ等で行っていた、受診者へ伝えたいメッセー
ジ情報(休診日の案内等)を、健診カード上で効率的に
個人に伝達することが可能となる。
【0020】また、本発明の健診カードは、その健診情
報表示部が何度でも書き換え使用できるので再利用が可
能であることは既に説明した。そこで、再使用法である
が、例えば、図9の如く一度、受診者1人に対し1枚の
健診カードを配付したら、その個人が次回の健診以降も
継続して同じ健診カードを再使用する、1人/1カード
の使用法でも良いし、又、図10の如く個人に配付した
カードは健診完了後に回収して他の者に配付する、一つ
の健診カードを不特定多数で使い回す、不特定数/1カ
ードの使用法でも良く、再使用法は任意である。1人/
1カードの使用法の図9を説明すれば、初回健診時に受
診者Aの氏名、健診項目名等を印字した健診カードAを
発行し受診者Aに配付する。そして、初回健診終了時に
は受診者Aに当日の健診結果やアドバイス等が表示され
た健診カードAを使い、受診者Aに対して問診、アドバ
イス等を行う。その後、健診カードAは受診者Aに渡し
て持ち帰ってもらる。そして、受診者Aは次回以降の健
診時に前回渡された健診カードAを持って来て、受診す
るという使用法である。また、不特定数/1カードの使
用法の図10を説明すれば、先ず受診者Aの受診時に、
受診者Aの氏名、健診項目名等を印字した健診カードA
を発行し、受診者Aに健診カードAを配付する。そし
て、受診者Aの健診終了時には受診者Aに当日の健診結
果やアドバイス等が表示された健診カードAを使い、受
診者Aに対して問診、アドバイス等を行う。その後、健
診カードAは受診者Aに渡さず回収する。そして、健診
カードAは以降、受診に来る不特定多数の受診者nに対
して配付し、受信者nの健診終了後は、受診者nから健
診カードAを回収するという使用を繰り返して使い回し
する使用法である。
【0021】以上説明した本発明の健診カード及びその
システムでは、健診測定装置から直接入力、又は手入力
による間接入力で入力された健診結果は、健診カードに
表示されるのみであったが、システムに入力された健診
結果を、ホスト装置で収集して健診データベース等の健
診管理情報として蓄積すれば、健診結果の有効利用、ま
た健診業務もさらに効率化する。図11は、このように
ホスト装置も備えた、本発明の健診カードシステムの一
形態を示す概略システム構成図である。同図では、健診
測定項目毎の健診サブシステム(測定/入力機器及び書
換装置)20c〜20eは、健診管理手段としてのホス
ト装置24が接続されたシステム構成を示す。健診サブ
システムとホスト装置24間のデータ授受は、LAN
(ローカルエリアネットワーク)もしくは電話回線等を
使い、オンラインで健診結果をホスト装置に伝送すれば
良い。そして、ホスト装置側で健診結果を一元管理す
る。なお、健診結果のホスト装置への伝送は、健診の都
度、或いは前受診者の健診終了後等と、そのタイミング
は任意である。
【0022】図12は、図11等に示すホスト装置接続
型の、健診カードシステムの概略ブロック構成図の一例
である。同図では、健診サブシステム20fは、書換手
段21、情報処理手段22、それに適宜直接入力可能な
健診測定手段23が情報処理手段22に接続されてい
る。ここまでは、図2で説明したシステムのブロック図
と同じである。但し、情報処理手段22aには、ホスト
装置を構成する健診情報管理手段25が接続され、情報
処理手段22fは健診管理手段と健診結果等のデータ授
受機能を持つ。そして、ホスト装置たる健診管理装置2
4は、健診管理手段25と、健診管理情報である健診デ
ータベース26とから構成される。
【0023】また、健診結果をホスト装置で一括管理す
るシステムとしては、ホスト装置が行う健診結果の収集
を、健診カード経由で行う形態も可能である。すなわ
ち、図13に示す本発明の健診カードシステムでは、ホ
スト装置である健診管理手段24aは、健診結果を健診
カード10の情報記憶部12から取得する。このため、
健診管理手段24aは、リーダライタ等の読書き手段2
7を備えており、これと健診情報管理手段25、健診デ
ータベース26等から構成される。なお、健診カード1
0の情報記憶部12からデータを読み出すだけでよけれ
ば、読書き手段27は、読出手段としても良い。一方、
健診測定装置側の健診サブシステム20eは、図2の例
に対して、健診カード10の情報記憶部12に少なくと
も健診結果を書込むための書込手段を備えることが必要
であり、図13の一例ではこの為に、読書き手段27が
情報処理手段22に接続した構成となっている。また,
情報処理手段22bは、読書き手段27を用いて所望の
情報を、健診カード10の情報記憶部12に対して読書
きできる機能も備えている。そして、図14は、このよ
うな健診カードシステムにおけるホスト装置の概略シス
テム構成の一例を示すものである。ホスト装置24a
は、パーソナルコンピュータを健診情報管理手段25及
び健診データベース26として用い、リーダライタを読
書き手段27として用いたものである。
【0024】以上の如く、本発明の健診カード及び健診
カードシステムによって、健診が円滑に且つ効率的に行
うことができる。
【0025】なお、本発明が対象とする健診項目は、上
述の例に限定されるものではなく、健康診断として検査
対象となるいずれの項目であっても良いことは言うまで
もない。例えば、レントゲン検査、採血、問診などであ
る。また、上述の説明からも分かる様に、本発明の説明
では、「健診結果」とは「健診情報」なる情報の一つの
形態であり、健診情報に含まれる情報である。そして、
健診結果とは、健診で得られた測定値のみを意味するの
ではなく、健診を受けた事実(「健診済み」、或いは文
字表示の他に「○」や「●」等のマーク表示でも良い)
等も健診結果の意味に含まれる。また、健診結果以外の
健診情報とは、健診にいずれかの意味で関係する情報で
あれば、特に限定されるものではない。例えば、上述の
様に、健診項目の受診順の有無、受診順がある場合はそ
の受診順、健診に対する広告、また、健診で得られた測
定値に基づいた情報でもよい。健診で得られた測定値に
基づいた情報とは、例えば、測定値の正常又は異常の判
定結果、測定値からの日常の生活指導等である。また、
図6では健診情報の一種として、健診手順に対する案内
メッセージの一例も説明したが、健診手順に対する案内
メッセージとしては、例えば、「視力は6Fです。」等
と、受診場所の案内等をしても良く、こうすれば、受診
者は場所を迷わずに効率よく健診を受けていくことがで
きる。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、健康診断の受診者は、
各種健診項目を受診する際にカードを持って受診すれば
良いので従来のカルテ等の紙片よりも持ち歩き易く、さ
らに、カードに表示された健診結果を活用して問診を行
うことで、受診者の健康意識アップも図れる。しかも、
健診カードの健診情報表示部は何度でも繰り返し書き換
えでき再利用ができるので、カードであっても、コトス
面での効率的な運用ができる。また、従来、受診者が決
められた健診項目を順不動で受診していく際、予めカー
ドに健診項目を表示しておき、受診した度に健診結果が
即時にカード上に表示されるため、結果が表示されてい
ない項目、つまり、受診していない項目を一目で認識す
ることができ、受診忘れの項目を防ぐことができる。ま
た、健診の運営者側でも、受診項目忘れの確認が簡便に
なる。
【0027】健診情報表示部を、高分子/脂肪酸複合
膜、または液晶/高分子複合膜からなる健診カードとす
れば、見易い表示のカードにできる。また、これらは書
き換えに磁界を用いないので、磁気記録部等を併用して
も、健診情報表示部の大きさ、設ける場所の制約が少な
くできる。また、磁気記録部などの情報記憶部を併用す
ることで、健診結果等の健診情報を情報記憶部にも記録
させ、健診完了後に記録された健診情報を管理装置等で
一括して読取り、健診情報を一括管理することもでき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の健診カードの1形態を示す外観図。
【図2】本発明の健診カードシステムの1形態の概略ブ
ロック図。
【図3】本発明の健診カードシステムの一形態として体
重測定用の機器構成例。
【図4】本発明の健診カードシステムの一形態として血
圧測定用の機器構成例。
【図5】本発明の健診カードの表示内容例(1/3)。
【図6】本発明の健診カードの表示内容例(2/3)。
【図7】本発明の健診カードの表示内容例(3/3)。
【図8】本発明の健診カードの広告表示例。
【図9】本発明の健診カードの、1人/1カードの使用
法。
【図10】本発明の健診カードの、不特定数/1カード
の使用法。
【図11】本発明の健診カードシステムでホスト装置を
用いる概略システム構成図。
【図12】本発明の健診カードシステムでホスト装置を
用いる概略ブロック図。
【図13】本発明の健診カードシステムでホスト装置を
用いる他の形態の概略ブロック図。
【図14】図13の健診カードシステムにおけるホスト
装置の概略システム構成図の一例。
【符号の説明】
10 健診カード 11 健診情報表示部 12 情報記憶部 20、20a〜20g 健診サブシステム 21 書換手段 22、22a、22b 情報処理手段 23 健診測定手段 24、24a 健診管理装置(ホスト装置) 25 健診情報管理手段 26 健診データベース 27 読書き手段(リーダライタ) 31 体重計 32 情報処理装置 33 書換装置 41 血圧測定装置 42 書換装置

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部エネルギーで書き換え表示できる健
    診情報表示部を有し、該健診情報表示部に健診結果を含
    む健診情報を表示する健診カード。
  2. 【請求項2】 健診情報の表示として、健診項目に対応
    して健診情報表示部に健診結果を表示し、健診結果の未
    表示をもって未健診項目を表示する、請求項1記載の健
    診カード。
  3. 【請求項3】 健診情報表示部が、高分子/脂肪酸複合
    膜からなる請求項1又は2記載の健診カード。
  4. 【請求項4】 健診情報表示部が、液晶/高分子複合膜
    からなる請求項1又は2記載の健診カード。
  5. 【請求項5】 機械読取可能な情報記憶部を有し、該情
    報記憶部に健診情報を記憶する、請求項4記載の健診カ
    ード。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか1項に記載の健
    診カードと、 該健診カードが有する健診情報表示部の表示を書き換え
    る書換手段と、該書換手段を用いて健診情報表示部に健
    診結果を含む健診情報を表示させ、健診結果の入力を受
    ける情報処理手段と、を備え、 健診カードの健診情報表示部に健診結果を含む健診情報
    を表示する、健診カードシステム。
  7. 【請求項7】 健診結果を上記情報処理手段から受け
    て、健診管理情報として管理する健診情報管理手段を備
    え、 入力された健診結果を健診管理情報として収集する、請
    求項6記載の健診カードシステム。
  8. 【請求項8】 健診情報表示部及び機械読取り可能な情
    報記憶部を有する請求項5記載の健診カードと、 上記健診情報表示部の表示を書き換える書換手段と、上
    記情報記憶部に情報を書込む書込み手段と、 前記書換手段を用いて健診情報表示部に健診結果を含む
    健診情報を表示させ、上記書込み手段を用いて上記情報
    記憶部に健診結果を書込み、健診結果の入力を受ける、
    情報処理手段と、 情報記憶部の健診結果を読み出す読出し手段と、健診結
    果を該読出し手段で読み出して、健診管理情報として管
    理する健診情報管理手段と、を備え、 入力された健診結果を、健診カードの情報記憶手段経由
    で健診管理情報として収集する、請求項6記載の健診カ
    ードシステム。
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