JPH1071535A - エンジン加工用クランプ装置 - Google Patents
エンジン加工用クランプ装置Info
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- JPH1071535A JPH1071535A JP9157231A JP15723197A JPH1071535A JP H1071535 A JPH1071535 A JP H1071535A JP 9157231 A JP9157231 A JP 9157231A JP 15723197 A JP15723197 A JP 15723197A JP H1071535 A JPH1071535 A JP H1071535A
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- operating rod
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- clamp
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- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B25—HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
- B25B—TOOLS OR BENCH DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, FOR FASTENING, CONNECTING, DISENGAGING OR HOLDING
- B25B5/00—Clamps
- B25B5/06—Arrangements for positively actuating jaws
- B25B5/08—Arrangements for positively actuating jaws using cams
- B25B5/087—Arrangements for positively actuating jaws using cams actuated by a hydraulic or pneumatic piston
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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- B23Q—DETAILS, COMPONENTS, OR ACCESSORIES FOR MACHINE TOOLS, e.g. ARRANGEMENTS FOR COPYING OR CONTROLLING; MACHINE TOOLS IN GENERAL CHARACTERISED BY THE CONSTRUCTION OF PARTICULAR DETAILS OR COMPONENTS; COMBINATIONS OR ASSOCIATIONS OF METAL-WORKING MACHINES, NOT DIRECTED TO A PARTICULAR RESULT
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- Y10T409/309016—Work support with work holder or guide
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- Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】鋳造されたエンジンのミーリング切削加工時に
震えることなく安定的に固定して加工作業の安定性を図
り、且つ、加工精密度を向上させ、過度なるクランプ力
を分散させて部材の変形を防止するエンジン加工用クラ
ンプ装置を提供する。 【解決手段】エンジン加工用クランプ装置において、ピ
ストンロッドが水平に往復移動するようにベース部材１
０の本体内部又は下部に装着された油圧シリンダー５０
と、ピストンロッド５１の移動により水平方向に移動す
る水平作動ロッド６０と、水平作動ロッド６０の前進
時、これに連動して垂直に上昇する垂直作動ロッド７０
と、垂直作動ロッド６０の上昇時、これに連動して水平
に移動することによりシリンダーブロック４０のジャー
ナル部４１に押圧力を加えて固定するプッシュロッドと
を有するものとした。
震えることなく安定的に固定して加工作業の安定性を図
り、且つ、加工精密度を向上させ、過度なるクランプ力
を分散させて部材の変形を防止するエンジン加工用クラ
ンプ装置を提供する。 【解決手段】エンジン加工用クランプ装置において、ピ
ストンロッドが水平に往復移動するようにベース部材１
０の本体内部又は下部に装着された油圧シリンダー５０
と、ピストンロッド５１の移動により水平方向に移動す
る水平作動ロッド６０と、水平作動ロッド６０の前進
時、これに連動して垂直に上昇する垂直作動ロッド７０
と、垂直作動ロッド６０の上昇時、これに連動して水平
に移動することによりシリンダーブロック４０のジャー
ナル部４１に押圧力を加えて固定するプッシュロッドと
を有するものとした。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用エンジンの
シリンダーブロックの前後面の荒削又は精削する切削加
工において、シリンダーブロックのスラスト方向の遊動
を防止して堅固な固定が可能なエンジン加工用クランプ
装置に関する。
シリンダーブロックの前後面の荒削又は精削する切削加
工において、シリンダーブロックのスラスト方向の遊動
を防止して堅固な固定が可能なエンジン加工用クランプ
装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般的に、エンジンのシリンダーブロッ
クは鋳造されており、荒面が多くなるために後加工が必
要である。特に、シリンダーブロックの前後面を荒削又
は精削するには、ミーリングカッタ(Milling Cutter)に
よって切削加工する。
クは鋳造されており、荒面が多くなるために後加工が必
要である。特に、シリンダーブロックの前後面を荒削又
は精削するには、ミーリングカッタ(Milling Cutter)に
よって切削加工する。
【０００３】このような切削加工時に、シリンダーブロ
ックには非常に強い衝撃が加わる。このような衝撃に対
してシリンダーブロックを強固に固定させるためには、
クランプ装置が使用される。
ックには非常に強い衝撃が加わる。このような衝撃に対
してシリンダーブロックを強固に固定させるためには、
クランプ装置が使用される。
【０００４】従来、エンジンを固定させるクランプ装置
としては、例えば、図５に示すように、垂直方向よりエ
ンジンを押さえ付けて固定する装置が主に使用されてい
る。
としては、例えば、図５に示すように、垂直方向よりエ
ンジンを押さえ付けて固定する装置が主に使用されてい
る。
【０００５】このようなクランプ装置は、サブクランプ
３０上にエンジン４０を載せた状態でメインクランプ２
０で押さえ付けてエンジン４０を固定するものである。
３０上にエンジン４０を載せた状態でメインクランプ２
０で押さえ付けてエンジン４０を固定するものである。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようなクランピング方式によれば、素材の上下方向だけ
を加圧して固定させるようになっており、ミーリング切
削加工時に両側方、すなわちトラスト方向に作用する圧
力に対しては支持力が弱いために、切削力が大きく作用
すると、素材が震動することがあるという問題点が指摘
されている。
ようなクランピング方式によれば、素材の上下方向だけ
を加圧して固定させるようになっており、ミーリング切
削加工時に両側方、すなわちトラスト方向に作用する圧
力に対しては支持力が弱いために、切削力が大きく作用
すると、素材が震動することがあるという問題点が指摘
されている。
【０００７】また、上下方向にのみ大きな押圧力を加え
て固定すると、加工を完了した後、クランピング解除
時、素材の変形を招来することもある。
て固定すると、加工を完了した後、クランピング解除
時、素材の変形を招来することもある。
【０００８】特に、シリンダーブロック４０の切削加工
時に加える押圧力は非常に大きいために、このような素
材の震動が発生すると、作業者に不安感を与える上、加
工精密度が低下するという問題点がある。
時に加える押圧力は非常に大きいために、このような素
材の震動が発生すると、作業者に不安感を与える上、加
工精密度が低下するという問題点がある。
【０００９】従って、本発明は、上記のような問題点を
解決するために提案されたもので、鋳造されたシリンダ
ーブロックの切削加工時に、震動が発生しないように安
定的に固定することが可能で、安定した加工作業を遂行
することができるクランプ装置を提供することを目的と
する。
解決するために提案されたもので、鋳造されたシリンダ
ーブロックの切削加工時に、震動が発生しないように安
定的に固定することが可能で、安定した加工作業を遂行
することができるクランプ装置を提供することを目的と
する。
【００１０】本発明の他の目的は、加工されるエンジン
の震えを防止して加工精密度を向上させることができる
クランプ装置を提供することにある。
の震えを防止して加工精密度を向上させることができる
クランプ装置を提供することにある。
【００１１】本発明のさらに他の目的は、エンジンを固
定するために作用する力を分散して過度なクランプ力に
よる部材の変形を防止することができるクランプ装置を
提供することにある。
定するために作用する力を分散して過度なクランプ力に
よる部材の変形を防止することができるクランプ装置を
提供することにある。
【００１２】
【発明を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、本発明は、ベース部材と、前記ベース部材上に固定
されたエンジンのシリンダーブロックの底面を支持する
サブクランプと、前記サブクランプにより支持されるシ
リンダーブロックを垂直に上部より加圧して固定させる
メインクランプとを有するエンジン加工用クランプ装置
において、ピストンロッドが水平に往復移動するように
前記ベース部材の本体内部又は下部に装着された液圧シ
リンダーと、前記ピストンロッドの移動により水平方向
に移動する水平作動ロッドと、前記水平作動ロッドの前
進時、これに連動して垂直方向に上昇する垂直作動ロッ
ドと、前記垂直作動ロッドの上昇時、これに連動して水
平方向に移動することにより前記シリンダーブロックの
ジャーナル部に押圧力を加えて固定するプッシュロッド
とを有することを特徴とする。
め、本発明は、ベース部材と、前記ベース部材上に固定
されたエンジンのシリンダーブロックの底面を支持する
サブクランプと、前記サブクランプにより支持されるシ
リンダーブロックを垂直に上部より加圧して固定させる
メインクランプとを有するエンジン加工用クランプ装置
において、ピストンロッドが水平に往復移動するように
前記ベース部材の本体内部又は下部に装着された液圧シ
リンダーと、前記ピストンロッドの移動により水平方向
に移動する水平作動ロッドと、前記水平作動ロッドの前
進時、これに連動して垂直方向に上昇する垂直作動ロッ
ドと、前記垂直作動ロッドの上昇時、これに連動して水
平方向に移動することにより前記シリンダーブロックの
ジャーナル部に押圧力を加えて固定するプッシュロッド
とを有することを特徴とする。
【００１３】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
した図面に基づいて説明する。
した図面に基づいて説明する。
【００１４】図１は、本発明の一実施形態を示したエン
ジンのミーリング加工用クランプ装置の正断面図であ
り、図中の符号１０はベース部材である。
ジンのミーリング加工用クランプ装置の正断面図であ
り、図中の符号１０はベース部材である。
【００１５】ベース部材１０には、シリンダーブロック
４０の底面の両側を支持するサブクランプ３０が固定装
着されている。また、メインクランプ２０は、サブクラ
ンプ３０上に載せられたシリンダーブロックを垂直に押
し下げてシリンダブロック４０を固定する。
４０の底面の両側を支持するサブクランプ３０が固定装
着されている。また、メインクランプ２０は、サブクラ
ンプ３０上に載せられたシリンダーブロックを垂直に押
し下げてシリンダブロック４０を固定する。
【００１６】ベース部材１０の下部または本体内には、
一側より油圧シリンダー５０が押入装着されている。こ
の前方には、油圧シリンダー５０の作動により往復運動
するピストンロッド５１に連動して水平にスライディン
グ往復移動する水平作動ロッド６０が連設されている。
また、ベース部材１０の本体内には、水平作動ロッド６
０の水平移動に連動して垂直に昇下降作動する垂直作動
ロッド７０が設けられており、この垂直作動ロッド７０
の上端は、シリンダーブロック４０がサブクランプ３０
上に支持された状態で凹溝部即ちクランク室上部のジャ
ーナル部４１に位置するようになる。
一側より油圧シリンダー５０が押入装着されている。こ
の前方には、油圧シリンダー５０の作動により往復運動
するピストンロッド５１に連動して水平にスライディン
グ往復移動する水平作動ロッド６０が連設されている。
また、ベース部材１０の本体内には、水平作動ロッド６
０の水平移動に連動して垂直に昇下降作動する垂直作動
ロッド７０が設けられており、この垂直作動ロッド７０
の上端は、シリンダーブロック４０がサブクランプ３０
上に支持された状態で凹溝部即ちクランク室上部のジャ
ーナル部４１に位置するようになる。
【００１７】また、垂直作動ロッド７０の上端には、水
平にプッシュロッド８０が設けられおり、垂直作動ロッ
ド７０の上昇に連動してプッシュロッド８０が水平に移
動し、シリンダーブロック４０のジャーナル部４１内壁
面を押圧して当該シリンダーブロック４０を固定する。
平にプッシュロッド８０が設けられおり、垂直作動ロッ
ド７０の上昇に連動してプッシュロッド８０が水平に移
動し、シリンダーブロック４０のジャーナル部４１内壁
面を押圧して当該シリンダーブロック４０を固定する。
【００１８】水平作動ロッド６０の円筒状のガイド部材
１１と垂直作動ロッド７０の円筒状のガイド部材１２の
案内に応じてスライディング往復運動をしてベース部材
１０の上部へ突出する垂直作動ロッド７０の上部は、ベ
ース部材１０上にボルト固定されるハウジング１３によ
り保護される。
１１と垂直作動ロッド７０の円筒状のガイド部材１２の
案内に応じてスライディング往復運動をしてベース部材
１０の上部へ突出する垂直作動ロッド７０の上部は、ベ
ース部材１０上にボルト固定されるハウジング１３によ
り保護される。
【００１９】プッシュロッド８０は、ハウジング１３の
壁面を水平に貫通して摺動しながら案内され、ハウジン
グ１３の上部はカバー１４によって閉鎖されている。
壁面を水平に貫通して摺動しながら案内され、ハウジン
グ１３の上部はカバー１４によって閉鎖されている。
【００２０】一方、図２に示すように、垂直作動ロッド
７０の下端部および該下端部を支持する水平作動ロッド
６０の接触面は、それぞれ傾斜したテーパ面７１，６３
によって形成されている。これらテーパ面７１，６３に
よって、水平作動ロッド６０の前進時（図示状態を基準
して左側に移動時）に、垂直作動ロッド７０は垂直に押
し上げられて上昇する。また、垂直作動ロッド７０とプ
ッシュロッド８０の接触面も、それぞれテーパ面７２、
８１によって形成することによって、垂直作動ロッド７
０が上昇した時に、プッシュロッド８０が水平に出没し
てシリンダーブロック４０に圧力を加え、当該シリンダ
ーブロック４０を固定することができる。
７０の下端部および該下端部を支持する水平作動ロッド
６０の接触面は、それぞれ傾斜したテーパ面７１，６３
によって形成されている。これらテーパ面７１，６３に
よって、水平作動ロッド６０の前進時（図示状態を基準
して左側に移動時）に、垂直作動ロッド７０は垂直に押
し上げられて上昇する。また、垂直作動ロッド７０とプ
ッシュロッド８０の接触面も、それぞれテーパ面７２、
８１によって形成することによって、垂直作動ロッド７
０が上昇した時に、プッシュロッド８０が水平に出没し
てシリンダーブロック４０に圧力を加え、当該シリンダ
ーブロック４０を固定することができる。
【００２１】また、図２に示すように、水平作動ロッド
６０の後端部には、空間部６１が形成されており、その
内部には緩衝手段としてスプリング６２が収容されてお
り、油圧シリンダー５０のピストンロッド５１の末端部
に形成された円板部５２を弾性的に支持する。これによ
り、前記の油圧シリンダー５０の作動によってピストン
ロッド５１が前進した時、スプリング６２を介して水平
作動ロッド６０が前進するため、ダンピング作用を持た
せることができ、水平作動ロッド６０のスライディング
移動時の衝撃力を減少させることができる。また、円板
部５２に多数個のホールを形成し、前記空間部５２に当
該ホールを充填させ、円板部５２が前進時にホールを介
するオイルのオリフィス作用によってダンピング作用を
起こさせ、水平作動ロッド６０のスライディング移動時
の衝撃力を減少させるように構成することも可能であ
る。
６０の後端部には、空間部６１が形成されており、その
内部には緩衝手段としてスプリング６２が収容されてお
り、油圧シリンダー５０のピストンロッド５１の末端部
に形成された円板部５２を弾性的に支持する。これによ
り、前記の油圧シリンダー５０の作動によってピストン
ロッド５１が前進した時、スプリング６２を介して水平
作動ロッド６０が前進するため、ダンピング作用を持た
せることができ、水平作動ロッド６０のスライディング
移動時の衝撃力を減少させることができる。また、円板
部５２に多数個のホールを形成し、前記空間部５２に当
該ホールを充填させ、円板部５２が前進時にホールを介
するオイルのオリフィス作用によってダンピング作用を
起こさせ、水平作動ロッド６０のスライディング移動時
の衝撃力を減少させるように構成することも可能であ
る。
【００２２】また、前記水平作動ロッド６０および垂直
作動ロッド７０とプッシュロッド８０の各接触端部は、
互いに一定なる傾斜角を維持するように対応される形状
のテーパ面６３、７１、７２、８１によって形成されて
おり、図３に示すように、水平作動ロッド６０と垂直作
動ロッド７０とは、互いにダブテイル結合(Dovtail joi
nt) されている。このような構造とすることにより、連
動動作に一層効果的である。なお、垂直作動ロッド７０
とプッシュロッド８０とは、図示しないが、同様にダブ
テイル結合されている。
作動ロッド７０とプッシュロッド８０の各接触端部は、
互いに一定なる傾斜角を維持するように対応される形状
のテーパ面６３、７１、７２、８１によって形成されて
おり、図３に示すように、水平作動ロッド６０と垂直作
動ロッド７０とは、互いにダブテイル結合(Dovtail joi
nt) されている。このような構造とすることにより、連
動動作に一層効果的である。なお、垂直作動ロッド７０
とプッシュロッド８０とは、図示しないが、同様にダブ
テイル結合されている。
【００２３】一方、油圧シリンダー５０の作動を一定時
点で停止できるようにするために、図１に示すように、
油圧シリンダー５０の後方に延長されたピストンロッド
５１上に作動ストロークを制限するためのストッパー９
０とリミットスイッチ１００を設けて油圧シリンダー５
０の作動を制御している。
点で停止できるようにするために、図１に示すように、
油圧シリンダー５０の後方に延長されたピストンロッド
５１上に作動ストロークを制限するためのストッパー９
０とリミットスイッチ１００を設けて油圧シリンダー５
０の作動を制御している。
【００２４】なお、図１において、未説明符号１５は作
動油が流出入されるドレインホールである。
動油が流出入されるドレインホールである。
【００２５】前記の構成による本発明は、まず、鋳造さ
れたシリンダーブロック４０の素材をラインで自動移送
した後、本発明のベース部材１０のサブクランプ３０上
に正確にセッティングする。そして、メインクランプ２
０と、サブクランプ３０とにより、前記のシリンダーブ
ロック４０の素材に垂直方向に力を加えてクランピング
する。
れたシリンダーブロック４０の素材をラインで自動移送
した後、本発明のベース部材１０のサブクランプ３０上
に正確にセッティングする。そして、メインクランプ２
０と、サブクランプ３０とにより、前記のシリンダーブ
ロック４０の素材に垂直方向に力を加えてクランピング
する。
【００２６】このように固定された状態で、油圧シリン
ダー５０を作動させれば、図２に示すように、ピストン
ロッド５１の端部の円板部５２が前進しながらスプリン
グ６２を押圧し、前記スプリング６２の弾性反発力によ
って水平作動ロッド６０が前進する。
ダー５０を作動させれば、図２に示すように、ピストン
ロッド５１の端部の円板部５２が前進しながらスプリン
グ６２を押圧し、前記スプリング６２の弾性反発力によ
って水平作動ロッド６０が前進する。
【００２７】しかるに、水平作動ロッド６０をピストン
ロッド５１に直接連結しないで、前記のように、スプリ
ング６２等の緩衝手段を介在させて水平作動ロッド６０
を移動させる構成にした理由は、ピストンロッド５１に
よって直接に水平作動ロッド６０を前進させる場合には
過大な高い加圧力が直接両側傾斜面（テーパ面）６３、
７１に作用しやすく、両側傾斜面６３、７１の接触部位
が固着して原状復帰が困難となる問題が発生するのを防
止するためである。上記構成によれば、両側部材６０、
７０の円滑なる滑り運動速度を超過する作動力はスプリ
ング６１によって吸収され緩衝されるようになり、両側
傾斜面部６３、７１の固着を未然に防止することができ
る。
ロッド５１に直接連結しないで、前記のように、スプリ
ング６２等の緩衝手段を介在させて水平作動ロッド６０
を移動させる構成にした理由は、ピストンロッド５１に
よって直接に水平作動ロッド６０を前進させる場合には
過大な高い加圧力が直接両側傾斜面（テーパ面）６３、
７１に作用しやすく、両側傾斜面６３、７１の接触部位
が固着して原状復帰が困難となる問題が発生するのを防
止するためである。上記構成によれば、両側部材６０、
７０の円滑なる滑り運動速度を超過する作動力はスプリ
ング６１によって吸収され緩衝されるようになり、両側
傾斜面部６３、７１の固着を未然に防止することができ
る。
【００２８】油圧が供給されシリンダー５０が作動する
ことにより、水平作動ロッド６０が前進すると、テーパ
面６３、７１により垂直作動ロッド７０を垂直方向に押
し上げるようになる分力が作用する。テーパ面６３の案
内によって上昇する垂直作動ロッド７０は、再びテーパ
面７２、８１に接触するプッシュロッド８０に水平方向
の分力を作用させ、プッシュロッド８０がハウジング１
３から突出しながらシリンダーブロック４０のジャーナ
ル部４１の内壁面を加圧（押圧）し、これによってシリ
ンダーブロック４０を固定する。
ことにより、水平作動ロッド６０が前進すると、テーパ
面６３、７１により垂直作動ロッド７０を垂直方向に押
し上げるようになる分力が作用する。テーパ面６３の案
内によって上昇する垂直作動ロッド７０は、再びテーパ
面７２、８１に接触するプッシュロッド８０に水平方向
の分力を作用させ、プッシュロッド８０がハウジング１
３から突出しながらシリンダーブロック４０のジャーナ
ル部４１の内壁面を加圧（押圧）し、これによってシリ
ンダーブロック４０を固定する。
【００２９】このように、シリンダーブロック４０のク
ランク室内側に垂直作動ロッド７０を位置させジャーナ
ル部４１をクランピングする理由は、サイズがそれぞれ
異なる多様なシリンダーブロックに共用（対応）するた
めである。すなわち、シリンダーブロック４０の外側を
クランピングする場合には、車種に応じてシリンダーブ
ロックのサイズ及び外部形状が異なるため、外部形状に
応じて固定ポイントを変更させなければならない。この
ため、素材に応じてトラスト方向の遊動防止のための固
定用クランプを別途に設けなければならない。しかしな
がら、本発明では、ジャーナル部４１は、直径において
だけ車種に応じて若干の差異があるだけで、形状は常に
一定であるから、ジャーナル部４１をクランピングすれ
ば、シリンダーブロックのサイズ及び外形に関係なく、
すべてのシリンダーブロックのクランピングが可能であ
る。
ランク室内側に垂直作動ロッド７０を位置させジャーナ
ル部４１をクランピングする理由は、サイズがそれぞれ
異なる多様なシリンダーブロックに共用（対応）するた
めである。すなわち、シリンダーブロック４０の外側を
クランピングする場合には、車種に応じてシリンダーブ
ロックのサイズ及び外部形状が異なるため、外部形状に
応じて固定ポイントを変更させなければならない。この
ため、素材に応じてトラスト方向の遊動防止のための固
定用クランプを別途に設けなければならない。しかしな
がら、本発明では、ジャーナル部４１は、直径において
だけ車種に応じて若干の差異があるだけで、形状は常に
一定であるから、ジャーナル部４１をクランピングすれ
ば、シリンダーブロックのサイズ及び外形に関係なく、
すべてのシリンダーブロックのクランピングが可能であ
る。
【００３０】一方、プッシュロッド８０の加圧力を一定
値以内に制限するために、ピストンロッド５１が前進す
る途中に前側のストッパー９０がリミットスイッチ１０
０に接触すれば、油圧シリンダー５０に供給される油圧
が遮断され、その状態での加圧力でシリンダーブロック
４０を固定する。
値以内に制限するために、ピストンロッド５１が前進す
る途中に前側のストッパー９０がリミットスイッチ１０
０に接触すれば、油圧シリンダー５０に供給される油圧
が遮断され、その状態での加圧力でシリンダーブロック
４０を固定する。
【００３１】したがって、プッシュロッド８０がシリン
ダーブロック４０にトラスト方向へ一定なる力を加え、
シリンダーブロック４０を固定し、ミーリング加工時の
震えを防止することができる。
ダーブロック４０にトラスト方向へ一定なる力を加え、
シリンダーブロック４０を固定し、ミーリング加工時の
震えを防止することができる。
【００３２】なお、上記の実施形態では、油圧によって
作動する油圧シリンダー５０を用いた場合について説明
したが、本発明はこれに限定されるわけではなく、他の
液圧によって作動するシリンダーを用いることが可能で
ある。
作動する油圧シリンダー５０を用いた場合について説明
したが、本発明はこれに限定されるわけではなく、他の
液圧によって作動するシリンダーを用いることが可能で
ある。
【００３３】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、シリン
ダーブロックを垂直方向と共にトラスト方向で同時にク
ランピングができるので、エンジンのシリンダーブロッ
クのミーリング切削加工時の素材震動を防止でき、シリ
ンダーブロックの固定力を大いに増大させることがで
き、切削加工作業を一層安定された状態で遂行すること
ができ、作業の効率を向上させることができ、特に、エ
ンジンの種類に関係なくクランピングすることができる
ので設備費用を節減することができ、垂直方向の過度な
圧力を減ずることができるようになってシリンダーブロ
ックの変形を防止することができる。
ダーブロックを垂直方向と共にトラスト方向で同時にク
ランピングができるので、エンジンのシリンダーブロッ
クのミーリング切削加工時の素材震動を防止でき、シリ
ンダーブロックの固定力を大いに増大させることがで
き、切削加工作業を一層安定された状態で遂行すること
ができ、作業の効率を向上させることができ、特に、エ
ンジンの種類に関係なくクランピングすることができる
ので設備費用を節減することができ、垂直方向の過度な
圧力を減ずることができるようになってシリンダーブロ
ックの変形を防止することができる。
【図１】本発明の一実施形態を示したミーリング加工用
クランプ装置の正断面図である。
クランプ装置の正断面図である。
【図２】図１に示すクランプ装置の部分拡大図である。
【図３】図２のＡ−Ａ線拡大断面図である。
【図４】図１に示すクランプ装置のプッシュロッド作動
構造図である。
構造図である。
【図５】従来のエンジンクランプ状態を示す図である。
１０…ベース部材 ４０…シリンダーブロック ５０…油圧シリンダー ６０…水平作動ロッド ７０…垂直作動ロッド ８０…プッシュロッド １００…リミットスイッチ
Claims (6)
- 【請求項１】ベース部材と、前記ベース部材上に固定さ
れたエンジンのシリンダーブロックの底面を支持するサ
ブクランプと、前記サブクランプにより支持されるシリ
ンダーブロックを垂直に上部より加圧して固定させるメ
インクランプとを有するエンジン加工用クランプ装置に
おいて、 ピストンロッドが水平に往復移動するように前記ベース
部材の本体内部又は下部に装着された液圧シリンダー
と、 前記ピストンロッドの移動により水平方向に移動する水
平作動ロッドと、 前記水平作動ロッドの前進時、これに連動して垂直方向
に上昇する垂直作動ロッドと、 前記垂直作動ロッドの上昇時、これに連動して水平方向
に移動することにより前記シリンダーブロックのジャー
ナル部に押圧力を加えて固定するプッシュロッドとを有
することを特徴とするエンジン加工用クランプ装置。 - 【請求項２】前記水平作動ロッドと前記垂直作動ロッド
との各接触部及び前記垂直作動ロッドとプッシュロッド
との各接触部は、それぞれテーパ面として形成されてい
る請求項１記載のエンジン加工用クランプ装置。 - 【請求項３】前記水平作動ロッドは、前記ピストンロッ
ドから緩衝手段を介して駆動力が伝達される請求項１ま
たは２記載のエンジン加工用クランプ装置。 - 【請求項４】前記テーパ面で互いに接触する前記水平作
動ロッドと前記垂直作動ロッドとプッシュロッドとは、
ダブテイルにより結合されている請求項２または３記載
のエンジン加工用クランプ装置。 - 【請求項５】前記ピストンロッドの作動ストロークは、
前記ベース部材に対して固定されたリミットスイッチ
と、前記ピストンロッドに連結され、当該ピストンロッ
ドの作動伴って前記リミットスイッチに当接可能なスト
ッパ部材とにより制限される請求項１記載のエンジン加
工用クランプ装置。 - 【請求項６】ベース部材と、 前記ベース部材上に固定されたエンジンのシリンダーブ
ロックの底面側を支持するサブクランプと、 前記サブクランプにより支持される前記シリンダーブロ
ックを垂直方向に上部より加圧して固定させるメインク
ランプと、 往復移動可能なピストンロッドを有し、前記ベース部材
に対して固定された液圧シリンダーと、 前記ピストンロッドの移動に伴って移動する第１の作動
ロッドと、 前記第１の作動ロッドに連動して第１の作動ロッドと直
交する方向に移動する第２の作動ロッドと、 前記第２の作動ロッドに連動して当該第２の作動ロッド
と直交する方向に移動し、前記シリンダーブロックのジ
ャーナル部を押圧して当該シリンダーブロックのジャー
ナル部を固定するプッシュロッドとを有するエンジン加
工用クランプ装置。
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|---|---|---|---|
| KR1996-21371 | 1996-06-14 | ||
| KR1019960021371A KR0156838B1 (ko) | 1996-06-14 | 1996-06-14 | 엔진의 밀링 가공용 클램프 장치 |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1071535A true JPH1071535A (ja) | 1998-03-17 |
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Family Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP9157231A Pending JPH1071535A (ja) | 1996-06-14 | 1997-06-13 | エンジン加工用クランプ装置 |
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| US (1) | US5865577A (ja) |
| JP (1) | JPH1071535A (ja) |
| KR (1) | KR0156838B1 (ja) |
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- 1996-06-14 KR KR1019960021371A patent/KR0156838B1/ko not_active IP Right Cessation
-
1997
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- 1997-06-13 JP JP9157231A patent/JPH1071535A/ja active Pending
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