JPH1070934A - 根菜類掘り取り機 - Google Patents

根菜類掘り取り機

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JPH1070934A
JPH1070934A JP22966796A JP22966796A JPH1070934A JP H1070934 A JPH1070934 A JP H1070934A JP 22966796 A JP22966796 A JP 22966796A JP 22966796 A JP22966796 A JP 22966796A JP H1070934 A JPH1070934 A JP H1070934A
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JP
Japan
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root
soil
digging
tractor
pair
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JP22966796A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Tomabechi
力 苫米地
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Tomabechi Giken Kogyo KK
Original Assignee
Tomabechi Giken Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 根菜類の箱詰め時に、根菜類が傷付けられた
り、折れたりせずに向きを揃えて詰めることができ、長
さの異なる根菜類全般に適用させることができるように
した根菜類掘り取り機を提供する。 【解決手段】 上下振動運動をする昇降振動杆53と、
往復揺動運動をする土ほぐしクリーナー46と、根菜類
の葉茎を切断すると共に、根菜類の側方部にある余計な
土を排除するための一対の輪刀21aと、前記昇降振動
杆53の下端に枢支されトラクターの進行方向に対して
下向きに傾斜して配置された一対の土掘りおこし刃47
aと、前記土掘りおこし刃47aで掘りおこした根菜類
をベルトで挟持搬送する挟持搬送機構とで成る根菜類掘
り取り機において、前記一対の土掘りおこし刃47aを
前記トラクターの正面及び平面に対して逆ハの字状に配
置構成とすると共に、前記挟持搬送機構のベルトを搬送
途中でほぼ90度ねじる機構としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トラクターを用い
てゴボウ、大根、長いも等の根菜類を土中から掘りおこ
し採取するための根菜類掘り取り機に関する。
【0002】
【従来の技術】トラクターにメインフレームを連結し、
このメインフレームに図10に示すように一対の土掘り
おこし刃1a、1bを支持し、トラクターによってメイ
ンフレームを例えばゴボウ畑上で引っ張り、土中に入っ
ている一対の土掘りおこし刃1a、1bを同図中、紙面
垂直手前方向に上下に振動させながら移動して、ゴボウ
2を土と共に掘りおこすゴボウ掘り取り装置が開発され
ており、土中から土と共に掘りおこされたゴボウ2は、
作業者により手作業で採取されるものである。
【0003】しかし、このゴボウ掘り取り装置では、ゴ
ボウ2が土中から掘りおこされるとき、ゴボウ2に付着
する土のかたまりが十分にほぐされないことや土掘りお
こし刃1a、1bが上下に振動することによって、土の
かたまりが少しはほぐされるが十分でなく、そのため、
ゴボウ2に土のかたまりが付着したままの状態となり、
ゴボウ2を土の中から採取する作業が難しくなるばかり
でなく、土のかたまりの付いたゴボウ2は僅かな衝撃に
よって折れ易くなり、極めて扱いにくくなるという欠陥
を生じていた。
【0004】そのため、例えば図11に示されるように
トラクターに連結する一対のメインフレーム4a、4b
(一方は図示せず)に一対の土掘りおこし刃5a、5b
(一方は図示せず)を上下に振動可能に指示し、土掘り
おこし刃5a、5bの後方には、地面に向けて垂直方向
に延びる棒状部材から成る土ほぐしクリーナー6が配置
され、この土ほぐしクリーナー6は、メインフレーム4
a、4bに、その進行方向に対して垂直な平面内で往復
揺動可能に指示され、土掘りおこし刃5a、5bで土中
からゴボウ2と共に掘りおこされた土のかたまりは、土
ほぐしクリーナー6の揺動運動により細かくほぐされ、
ゴボウから土のかたまりが分離されるようにしたものが
あり、上記土ほぐしクリーナー6によって付着する土が
除去されたゴボウ2は、搬送ベルト7a、7b(一方は
図示せず)間のゴボウ挟持搬送路に接近し、モータ8
a、8b(一方は図示せず)により駆動される上記搬送
ベルト7a、7bの回動によって、ゴボウ挟持搬送路の
終端に送られ、ここでホッパー9に落下し、該ホッパー
9に収納されるようになっている実開平6−60312
号公報に記載のゴボウ掘り取り機がある。
【0005】また、収穫機に簡単にまとめ拾いを可能と
するゴボウ等の根菜収穫装置において、図12に示すよ
うに根菜抜き上げに続けて根菜3を進行方向に向けて定
量貯留後に、まとめて一側方へ自動排出するドロッパ1
0を配設したことを特徴としたゴボウ等の根菜収穫装
置、例えば特開平7−222515号公報がある。この
根菜収穫装置によれば根菜3を掘削して掘り取り、挟持
搬送路11を上昇中に、上記根菜収穫装置に設けられた
ガイド輪12により根菜類3の根元が当接して垂直な姿
勢が傾斜され、根菜類挟持搬送路11の終端で根菜類3
の首部が放出されたときに、前後方向に整列貯留され
て、設定重量になると自動的に一側方へ排出放置される
ものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図11に示す従来のゴ
ボウ2の掘り取り装置では、ゴボウ2が挟持搬送路の終
端に送られ、ホッパー9に落下されるとき、ゴボウ2は
垂直状態のまま上記ホッパー9に落下させられるので、
ホッパー9内でゴボウ2はどちらにも向く可能性がある
ため整理が大変であり、また、上記ホッパー9との衝突
時に傷が付いたり、折れたりする場合もあり、商品価値
が低下するという問題点が存した。そして、図12に示
すゴボウ等の根菜収穫装置では、根菜類3の長さが必ず
しも一定でないため、上記根菜類挟持搬送路11を通っ
て上記ガイド輪12に該根菜類3の根元が当接されない
場合もあった。
【0007】本発明は上述のような事情により成された
ものであり、本発明の目的は、根菜類の箱詰め時に、根
菜類が傷付けられたり、折れたりせずに向きを揃えて詰
めることができ、長さの異なる根菜類全般に適用させる
ことができるようにした根菜類掘り取り機を提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明はトラクターを用
いてゴボウ等の根菜類を土中から掘りおこし採取するた
めの根菜類掘り取り機に関し、本発明の上記目的は、ト
ラクターにリンクを介して連結され、前記トラクターの
回転動力取り出し軸に連結可能な回転軸と、前記回転軸
の回転運動により上下振動運動をする昇降振動杆と、前
記回転軸の回転運動により往復揺動運動をする土ほぐし
クリーナーと、根菜類の葉茎を切断すると共に、根菜類
の側方部にある余計な土を排除するための一対の輪刀
と、前記昇降振動杆の下端に枢支され前記トラクターの
進行方向に対して下向きに傾斜して配置された一対の土
掘りおこし刃と、前記土掘りおこし刃で掘りおこした根
菜類をベルトで挟持搬送する挟持搬送機構とで成る根菜
類掘り取り機において、前記一対の土掘りおこし刃を前
記トラクターの正面及び平面に対して逆ハの字状の配置
構成とすると共に、前記挟持搬送機構のベルトを搬送途
中でほぼ90度ねじる機構とすることにより、前記根菜
類を縦向き搬送から横向き搬送に変えて掘り取るように
することによって達成される。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に、本発明を図面を参照して
詳細に説明する。図1は本発明の根菜類掘り取り機の側
面図を示しており、図2は平面図を示している。13
a、13bは一対の補助フレームであり、それぞれの一
方の縁端部はメインフレーム14に固着されており、他
方の縁端部には垂直フレーム16が固着されている。
又、上記メインフレーム14には垂直フレーム15が固
着されている。上記メインフレーム14側の垂直フレー
ム15の上部に回転自在にトップリンク17が連結され
ている。そして、上記メインフレーム14には一対のア
ーム20a、20bを介して土を所定の深さに切断し、
根菜類の葉茎を切断すると共に、根菜類の側方部にある
余計な土を排除する一対の輪刀21a、21bが進行方
向に対してハの字状に、しかも正面視にあっては逆ハの
字状に対向して回転自在に支承されている。
【0010】上記一対の補助フレーム13a、13bに
は補強フレーム22が、上記メインフレーム14側に傾
斜した状態で連結されており、この補強フレーム22は
上記垂直フレーム16と支持アーム23を介して連結さ
れている。また、上記補強フレーム22には一対のベル
トプーリ24a、24bが設けられており、チェーンベ
ルト25がギアボックス26を介してそれぞれのベルト
プーリ24a、24bに掛け渡されている。上記ギアボ
ックス26は、自在継手27を介して回転軸28の一端
と連結されており、回転軸28の他端はベルトプーリ2
9に連結されている。
【0011】上記ベルトプーリ29は回転軸30とチェ
ーンベルトで掛け渡されており、回転軸30の一端は、
ユニバーサルジョイント31を介してトラクターのPT
O、即ち回転動力取り出し軸に連結されていると共に、
軸体33の一端に回転自在に嵌着されている小型ベルト
プーリ34とチェーンベルトで掛け渡されている。ま
た、上記軸体33の他端は小型ベルトプーリ35を介し
てベルトプーリ36に嵌着されており、小型ベルトプー
リ35及びベルトプーリ36は、メインフレーム14に
固設されている縦フレーム41の上端に位置する軸体3
8の両端に嵌着されているベルトプーリ39、40とそ
れぞれ無端状ベルトで掛け渡されている。
【0012】図9は土ほぐしクリーナー揺動機構の正面
図を示しており、上記ベルトプーリ36の外周部にピン
42が固設されており、アーム43には、スリット板4
4が固定されている。また、上記アーム43の下部には
パイプ45が固着され、該パイプ45に土ほぐしクリー
ナー46の軸部がボルトによって固定されている。そし
て、上記軸体38の回転によりベルトプーリ40は回転
され、更に無端状ベルトを介してベルトプーリ36に減
速伝達させ、ピン42が所定の円軌道を回転する。この
ピン42の回転運動は、スリット板44のピン案内作用
によって、アーム43の軸体38を支点とする往復揺動
運動に変換され、土ほぐしクリーナー46が土掘りおこ
し刃47a、47bの進行方向に対して、垂直な平面内
で往復揺動運動する。更に、上記土ほぐしクリーナー4
6は、ゴボウから土を分離するため複数本の互いに平行
に対向する棒状部材を備えており、搬送されて来る根菜
類に付着した土を取り除くことを可能にしている。上記
スリット板44のスリットには、上記ピン42の先端が
ボールベアリングを介してスライド自在に係合してい
る。
【0013】次に、47a、47bは一対の土掘りおこ
し刃であり、図4に示すように根菜類3が深く土中に根
を張っているという特殊要因によって、正面視において
逆ハの字状に対向配置され、底部Aが開放されており、
又、上記土掘りおこし刃47a、47bの内側面には、
脱着可能に張設された樹脂板51が設けられている。上
記樹脂板51は、土掘りおこし刃47a、47bの土押
し上げ面と土との抵抗を少なくするために取り付けられ
ている。そして、図1に示すように土掘りおこし刃47
a、47bは前方部分より後方部分の方が上位となるよ
うに傾斜して配置されており、途中で支持アーム55の
先端に支点を設けて支持されている。図7は土掘りおこ
し刃47a、47b及び根菜類挟持搬送路75のみを示
した平面図であり、図7に示されるように土掘りおこし
刃47a、47bは、更に平面視においても進行方向に
対し逆ハの字状に対向配置されている。
【0014】また、図6は土掘りおこし刃の振動機構を
示す断面図であり、53はコの字状の昇降振動杆であ
り、これの両側杆部の各下端が上記土掘りおこし刃47
a、47bの中間部に回転自在に軸56により軸支され
ている。上記昇降振動杆53の上位水平部の中央にはブ
ラケット57が固定され、これにアーム58が回転自在
に軸59により軸支されている。そして、アーム58の
上端には軸受60の外輪が固着され、該軸受60の内輪
は上記回転軸33に一体的に形成された偏心軸部61に
嵌着している。これにより偏心軸部61の偏心分だけ土
掘りおこし刃47a、47bを上下に揺動することが可
能となる。
【0015】尚、図10で示す如く、開放部Aを根菜類
が通過するとき、一対の土掘りおこし刃1a、1bの角
部にゴボウが接触し、傷が付き、商品価値を著しく低下
させる。こうした事故を防ぐために、図5に示すよう
に、47a、47bの一対の土掘りおこし刃に、脱着可
能に張設された樹脂板51の下方に湾曲な垂下部51
a、51bを設けることにより、傷を防止することが可
能となる。
【0016】次に、根菜類搬送機構を詳細に説明する。
図3は本発明の根菜類掘り取り機を示す後面図であり、
62a、62bは一対のベルトプーリ支持アームであ
り、図1に示すように互いに平行に上記土掘りおこし刃
47a、47b側に傾斜して配置され、傾斜角の調節が
可能な支持アーム63a、63b(一方は図示せず)を
介して上記補助フレーム13a、13bに軸支されてい
る。また、ベルトプーリ支持アーム62a、62bの一
端には、土掘りおこし刃47a、47bで掘りおこした
根菜類3を挟むための一対の歯車64a、64bを備え
たベルトプーリ65a、65bが回転自在に軸支され、
根菜類3が接触搬送されないようになっている。一方、
ベルトプーリ支持アーム62a、62bの他端は上記ベ
ルトプーリ24a、24bと回転軸66a、66bを介
して嵌着しているベルトプーリ67a、67bに回転自
在に軸支されている。ベルトプーリ65a、65bとベ
ルトプーリ67a、67bの各対は、搬送用のチェーン
ベルト69a、69bによりそれぞれ掛け渡されてお
り、これにより上記ベルトプーリ24a、24bが回動
すると各対のベルトプーリ67a、67b及びベルトプ
ーリ65a、65bが回動するようになっている。
【0017】上記搬送用のチェーンベルト69a、69
bの互いに対向する側面は、根菜類3の根茎を挟持する
のに適した間隔を存した根菜類挟持搬送路75を設ける
ように平行に対向している。また、上記ベルトプーリ6
7a、67bの下部には、更にベルトプーリ68a、6
8bがベルトプーリ67a、67bと共に回動するよう
に軸支されている。このベルトプーリ68a、68bは
前方部分より後方部分の方が上位となるように傾斜した
ベルトプーリ支持アーム71a、71bの一端に回転自
在に軸支されている。一方、ベルトプーリ支持アーム7
1a、71bの他端には、上記ベルトプーリ68a、6
8bに対して直角になるようにベルトプーリ72a、7
2bが回転自在に軸支されている。そして、ベルトプー
リ72a、72bの中心は互いに離れないように、U字
型プーリ支持アーム73の一端が上記補強フレーム22
とアーム74を介して連結されている。尚、上記U字型
プーリ支持アーム73は搬送される根菜類3が引っ掛か
らない程度の長さを有している。
【0018】また、図3に示すように上記ベルトプーリ
68a、68bとベルトプーリ72a、72bの各対
は、二つの搬送用のチェーンベルト70a、70bによ
り上記ベルトプーリ支持アーム71a、71bに固設さ
れている複数のテンションプーリ78を介してそれぞれ
ねじれた状態で掛け渡されており、それぞれの搬送用の
チェーンベルト70a、70bとの互いに対向する側面
は、常時接するように作用しているが根菜類3の根茎に
合わせてテンションプーリ78とベルト70a、70b
の抱圧力によってある一定の力で挟持している。
【0019】次に、本発明による根菜類掘り取り機の作
用について図1を用いて説明する。トラクターが根菜類
3の畝上を矢印Y方向に移動すると、このトラクターの
移動により、上記一対の輪刀21a、21bは回転自在
なので、円滑に土を所定深さ切断すると共に、根菜類3
の葉茎をも切り取り、切り取られた葉茎及び余土は輪刀
21a、21bが進行方向平面視においてハの字状であ
り、正面視にあっては逆ハの字状の配置構成により、掘
り取り機の移動方向に対して、左右共に外側に排除され
る。一方、前方部が土中に位置する土掘りおこし刃47
a、47bは畑の土を根菜類3と共に掘り進み、土掘り
おこし刃47a、47bとの間の土は、土掘りおこし刃
47a、47bの矢印Y方向の移動及び揺動運動、そし
て土掘りおこし刃47a、47bの正面視及び平面視に
おける逆ハの字状の配置構成及び先下がり傾斜構成との
相互作用によって、根菜類3と共に上方に押し上げられ
る。
【0020】一方、トラクターの動力取り出し軸PTO
の回転動力は、回転軸33に伝達される。偏心軸部61
が具わったこの回転軸33の回転により、偏心軸部61
が内輪として具わった軸受60に連結する昇降振動杆5
3が上下に振動運動し、この振動運動は土掘りおこし刃
47a、47bの後部に伝達され、土掘りおこし刃47
a、47bは支持アーム55の先端を支点として上下に
振動する。この土掘りおこし刃47a、47bの振動に
よって、土がほぐされ、土掘りおこし刃47a、47b
による土の掘りおこしがスムーズに施行される。また土
掘りおこし刃47a、47bの後方上部に位置する土ほ
ぐしクリーナー46の往復揺動運動によって、土掘りお
こし刃47a、47bの上下振動運動では十分にほぐさ
れなかった根菜類3に付着する土のかたまりが細かくほ
ぐされる。
【0021】上記土ほぐしクリーナー46によって付着
する土が除去された根菜類3は、搬送チェーンベルト6
9a、69b間の根菜類挟持搬送路75の入口に自動的
に送られ、チェーンベルト69a、69bに挟持され回
転軸66a、66bにより駆動されるチェーンベルト6
9a、69bの回動によって、一段目の根菜類挟持搬送
路75の終端に送られる。送られた根菜類3は上記回転
軸66a、66bにより一段目と同様に駆動される二段
目のチェーンベルト70a、70b間の根菜類挟持搬送
路76に送られる。また、この二段目のチェーンベルト
70a、70bが互いに途中でねじれている作用によ
り、根菜類3は二段目の根菜類挟持搬送路76の途中ま
で縦向きに搬送されている状態から、横向きに搬送され
る状態に変えられる。そして、横向き状態のまま二段目
の根菜類挟持搬送路76の終端まで送られる根菜類3
は、プーリ72a、72b間を通りそのまま箱詰めにさ
れるか、または別途に備え付けられたベルトコンベアに
より搬送させられる。
【0022】次に、本発明の根菜類掘り取り機における
土掘りおこし刃の他の例を説明する。図8(A)及び
(B)は、それぞれ土掘りおこし刃の平面図を示してお
り、同図(A)の方は土掘りおこし刃147a、147
bの進行方向に対して中間部より後端部にかかる部分
で、且つ互いに外側に土逃げ部80a、80bが設けら
れている。この土掘りおこし刃147a、147bを本
発明の根菜類掘り取り機に、上記土掘りおこし刃47
a、47bと同様に正面から視て逆ハの字状に対向配置
させると共に、前方部分より後方部分の方を上位となる
ように傾斜して配置させ、更に進行方向平面視において
も逆ハの字状に配置させるようにする。そうすることに
より、上記土掘りおこし刃147a、147bの土に対
する抵抗面を減少させることができると共に、余計な掘
削土が上記土逃げ部80a、80bから排除されること
になる。
【0023】次に、図8(B)は同図(A)における土
掘りおこし刃147a、147bの土逃げ部80a、8
0bの進行方向側に、一対の小型輪刀82a、82bが
進行方向に対してハの字状に対向して回転自在に支承さ
れている土掘りおこし刃247a、247bを示してい
る。この土掘りおこし刃247a、247bを本発明の
根菜類掘り取り機に、上記土掘りおこし刃47a、47
bと同様に正面から視て逆ハの字状に対向配置させると
共に前方部分より後方部分の方を上位となるように傾斜
して配置させ、更に進行方向平面視においても逆ハの字
状に配置させるようにする。そうすることにより、強い
粘着力を持つ土質、例えば粘土質のような圃場にあって
も、上記土掘りおこし刃247a、247bにて根菜類
と共に持ち上げられた土のかたまりも、小型輪刀82
a、82bにて強制的に、上記土逃げ部80a、80b
より排除することができ、この作用によって、ベルトプ
ーリ65a、65bによって回動する搬送用チェーンベ
ルト69a、69bで、根菜類を確実に挟持することを
可能とさせる。
【0024】
【発明の効果】上述のように本発明によると、根菜類の
根茎を挟持し、搬送路の途中で横向きにすることによ
り、箱詰め時に根菜類の向きを揃えて詰めることがで
き、また、根菜類が傷付けられたり、折れたりして商品
価値を低下させることもない。そして、従来のように搬
送時にガイド輪により強制的に根菜類の向きを変えるも
のではないので、長さの異なる根菜類全般に適用させる
ことが可能である。更に、掘り取り機前方に具備してい
る輪刀が、進行方向に対しハの字状、正面視にて逆ハの
字状に配置されており、土を所定深さ切断すると共に、
根菜類の葉茎をも切り取り、切り取られた葉茎及び余土
は掘り取り機の左右外側に排除され、根菜類を掘り取り
易くしている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の根菜類掘り取り機を示す側面図であ
る。
【図2】本発明の根菜類掘り取り機を示す平面図であ
る。
【図3】本発明の根菜類掘り取り機を示す後面図であ
る。
【図4】土掘りおこし刃を示す正面図である。
【図5】土掘りおこし刃を示す正面断面図である。
【図6】土掘りおこし刃の振動機構を示す断面図であ
る。
【図7】土掘りおこし刃及び根菜類挟持搬送路を示した
平面図である。
【図8】土掘りおこし刃の例を示す平面図である。
【図9】土ほぐしクリーナーの揺動機構を示す正面図で
ある。
【図10】従来の土掘りおこし刃を示す正面図である。
【図11】従来のゴボウ掘り取り装置を示す側面図であ
る。
【図12】従来の根菜収穫装置を示す側面図である。
【符号の説明】
1a,1b 土掘りおこし刃 4a,4b メインフレーム 7a,7b 搬送ベルト 8a,8b モータ 9 ホッパー 10 ドロッパ 11 挟持搬送路 12 ガイド輪 13a,13b 補助フレーム 14 メインフレーム 15,16 垂直フレーム 17 トップリンク 20a,20b アーム 21a,21b 輪刀 22 補強フレーム 23 支持アーム 24a,24b ベルトプーリ 25 チェーンベルト 26 ギアボックス 27 自在継手 28,30 回転軸 31 ユニバーサルジョイント 33,38 軸体 36,39,40 ベルトプーリ 41 縦フレーム 42 ピン 44 スリット板 45 パイプ 46 土ほぐしクリーナー 47a,47b 土掘りおこし刃 51 樹脂板 53 昇降振動杆 55 支持アーム 61 偏心軸部 62a,62b,71a,71b ベルトプーリ支持
アーム 73 U字型プーリ支持アーム 75,76 根菜類挟持搬送路 77 支持アーム

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トラクターにリンクを介して連結され、
    前記トラクターの回転動力取り出し軸に連結可能な回転
    軸と、前記回転軸の回転運動により上下振動運動をする
    昇降振動杆と、前記回転軸の回転運動により往復揺動運
    動をする土ほぐしクリーナーと、根菜類の葉茎を切断す
    ると共に、根菜類の側方部にある余計な土を排除するた
    めの一対の輪刀と、前記昇降振動杆の下端に枢支され前
    記トラクターの進行方向に対して下向きに傾斜して配置
    された一対の土掘りおこし刃と、前記土掘りおこし刃で
    掘りおこした根菜類をベルトで挟持搬送する挟持搬送機
    構とで成る根菜類掘り取り機において、前記一対の土掘
    りおこし刃を前記トラクターの正面及び平面に対して逆
    ハの字状の配置構成とすると共に、前記挟持搬送機構の
    ベルトを搬送途中でほぼ90度ねじる機構とすることに
    より、前記根菜類を縦向き搬送から横向き搬送に変えて
    掘り取るようにしたことを特徴とする根菜類掘り取り
    機。
  2. 【請求項2】 前記一対の輪刀が前記トラクターの進行
    方向に対してはハの字状に、しかも正面視にあっては逆
    ハの字状に配置構成され、且つ回転自在に支承されてい
    る請求項1に記載の根菜類掘り取り機。
  3. 【請求項3】 前記一対の土掘りおこし刃が、前記トラ
    クターの進行方向に対して中間部より後端部にかかる部
    分で互いに外側に土逃げ部を設けられている請求項1又
    は請求項2に記載の根菜類掘り取り機。
  4. 【請求項4】 前記一対の土掘りおこし刃が、前記トラ
    クターの進行方向に対して中間部より後端部にかかる部
    分で互いに外側に土逃げ部を設けられ、更に前記土逃げ
    部の進行方向側に一対の小型輪刀が前記トラクターの進
    行方向に対してハの字状に且つ回転自在に支承されてい
    る請求項1又は請求項2に記載の根菜類掘り取り機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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