JP3298835B2 - 自走球葱収穫機 - Google Patents

自走球葱収穫機

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JP3298835B2
JP3298835B2 JP29876798A JP29876798A JP3298835B2 JP 3298835 B2 JP3298835 B2 JP 3298835B2 JP 29876798 A JP29876798 A JP 29876798A JP 29876798 A JP29876798 A JP 29876798A JP 3298835 B2 JP3298835 B2 JP 3298835B2
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道一 吉田
勝征 浅越
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セイレイ工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、玉葱や人参のよう
な根菜作物を圃場から掘り上げて収集処理する自走型の
収穫機(以下、単に玉葱収穫機という)に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】植立している玉葱や人参などの根菜作物
を圃場から掘り上げて揚上移送し、コンベア等の移送手
段でもって収集処理するようにした自走型の玉葱収穫機
が知られている(例えば、実開昭62−104632号
公報、実開昭57−192120号公報等参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の玉葱収穫機は、
圃場に植立する根菜作物を掘り取り、揚上移送して収集
処理できるものではあったが、収穫機全体が複雑で大型
になる難点もあった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の難点を
解消することを目的として実施したもので、目的を達成
する為に、以下の技術的手段を講じた自走玉葱収穫機に
している。請求項1においては、作業機フレ−ム(7)か
ら前方に延出する分草フレ−ム(11)の前端に固設する
固定分草板(12a)と、各固定分草板(12a)の後位に
おいて作業機フレ−ム(7)に取付け支持して前低後高に
傾斜するタイン出没式の縦回し分捌装置(12b)とで構
成されて圃場に植立している根菜作物の茎葉部分を分捌
整姿する分草装置(12)と、その分草装置(12)の後背
部位に配設されて 前記分草装置(12)によって分捌整姿
された根菜作物の茎葉部分を横幅方向の中央部分に掻き
込む掻込装置(13)と、前記分草装置(12)によって分
捌整姿される根菜作物の茎葉部分を掻込装置(13)が掻
き込んだ後に根菜作物の根部を掘削するチゼル(14)
と、前記作業機フレ−ム(7)に上下位置変更自在に取り
付けられるゲ−ジホイル(W)と、前記掻込装置(13)に
挟持始端部を連絡させて装設する茎葉部挟持移送装置
(15)と茎葉部挟持移送装置(15)の下方に配設されて
根菜作物の首部を挟持移送する首部挟持移送装置(16)
とを備えた収穫作業部(B)を、駆動車輪(4)(4)を有す
る歩行型自走車(A)の前部に設けた根菜類収穫機におい
て、前記茎葉部挟持移送装置(15)は始端側の輪体(2
6)と後部輪体とに掛回する左右一対の軟弾性の搬送無
端帯(25)(25)で構成して、該左右の搬送無端帯(2
5)(25)は前記自走車(B)のミッションケ−ス(2)及
びエンジン(1)の前側に左右向き取付けられる主フレ−
ム(5)に平行するカウンタ−軸(37)から前記後部輪体
に伝達される動力で回転駆動され、また、左右の搬送無
端帯(25)(25)を掛回する始端側の輪体(26)は輪体
支持軸(53)で支持され、該輪体支持軸(53)の上にチ
エンケ−ス(54)が左右の各々設けられ、該チエンケ−
ス(54)に内蔵されるチエン伝動機構(55)でもってチ
エンケ−ス(54)の後端部に配設されている駆動軸(5
6)を回転駆動し、該駆動軸(56)は屈折継手(57)を
介して連結された下部駆動軸(56b)を有し、該下部駆
動軸(56b)には首部挟持搬送装置(16)の搬送無端帯
(28)を掛回する前部輪体(59)が楔着されているもの
である。
【0005】請求項2においては、請求項1記載の自走
玉葱収穫機において、茎葉部挟持移送装置(15)を構成
する左右一対の軟弾性の搬送無端帯(25)(25)を掛回
する始端側の輪体(26)は、掻込装置(13)の無端帯を
掛回する後部輪体(27)の輪体支持軸(53)と同軸に設
けられ、該輪体支持軸(53)の上端部に掻込装置(13)
の後部輪体(27)が嵌着され、左右の搬送無端帯(25)
(25)が回転すると、掻込装置(13)の左右一対の掻込
み無端帯も同時に回転するように構成したものである。
【0006】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施例について図
面を参照して説明する。図1は本発明による自走玉葱収
穫機の全体側面図、図2は自走玉葱収穫機の要部平面
図、図3は自走玉葱収穫機の後部伝動系を示す断面図、
図4は自走玉葱収穫機の前部伝動系を示す断面図、図5
は自走玉葱収穫機の結束装置部分を後方からみた概略図
である。
【0007】図示の自走玉葱収穫機は、歩行型になって
おり、自走車(A)と収穫作業部(B)とで構成されてい
る。自走車(A)は、エンジン(1)と、その出力部に連動
する伝動機構を内装したミッションケ−ス(2)と、ミッ
ションケ−ス(2)から左右に延設する伝動ケ−スに連設
された左右のファイナルケ−ス(3)(3)と、各々のファ
イナルケ−ス(3)に軸支される駆動車輪(4)(4)と、ミ
ッションケ−ス(2)及びエンジン(1)の前側に左右向き
に取付けられる主フレ−ム(5)と、主フレ−ム(5)から
後上方に延設される操縦ハンドル(6)などで構成されて
いる。
【0008】そして、自走車(A)の前部に作業機フレ−
ム(7)が設けられ、その作業機フレ−ム(7)に各種の構
成要素を取り付けて収穫作業部(B)が構成される。作業
機フレ−ム(7)は、前記主フレ−ム(5)から前延する複
数の下部フレ−ム(8)(8)と、それぞれの下部フレ−ム
(8)に前端部を支持して斜め後上方に傾設される上部フ
レ−ム(9)(9)と、後述する伝動ケ−ス(10)とで側面
視略三角形状に枠組形成され、さらに、それぞれの下部
フレ−ム(8)から前方に分草フレ−ム(11)を延設して
構成されている。なお、(W)は駆動車輪(4)(4)の双方
若しくは一方の前方の前方延長線上に設けられるゲ−ジ
ホイルであり、作業機フレ−ム(7)に上下位置変更自在
に取り付けられている。
【0009】収穫作業部(B)を構成する要素装置は、分
草装置(12)、掻込装置(13)、チゼル(14)、茎葉部
挟持移送装置(15)、首部挟持移送装置(16)、切断装
置(17)、結束装置(18)及び集束物受板(19)などで
あり、これらを作業機フレ−ム(7)の所定部位に所定の
ように取り付けて、それらのうちの所要のものを後記に
詳述する伝動機構でもって強制駆動するように構成され
ている。
【0010】分草装置(12)は、圃場に列状に植立して
いる根菜作物の茎葉部分を分捌整姿するもので、左右に
並列する複数組の固定分草板(12a)とタイン出没式の
縦回し分捌装置(12b)とで構成され、作業機フレ−ム
(7)の進行方向前端部に設けられている。即ち、下部フ
レ−ム(8)から前方に延出する分草フレ−ム(11)の前
端に固定分草板(12a)を固設すると共に、固定分草板
(12a)の後方において前低後高に傾斜する縦回し分捌
装置(12b)を、スタンド(20)と縦伝動筒(21)およ
び横伝動筒(22)とで作業機フレ−ム(7)に取付け支持
している。
【0011】なお、図示の実施例においては、3組の固
定分草板(12a)と縦回し分捌装置(12b)が横方向に
並設されており、それらのうち左側および右側に位置す
るものは作業機フレ−ム(7)に取付けることができる
が、中央部分には作業機フレ−ム(7)を構成する部材が
存在しないので、中央の縦回し分捌装置(12b)の前部
は、左又は右側の縦回し分捌装置(12b)に取付けた鞍
状支持部材(23)によって支持し、また、中央の固定分
草板(12a)は、中央の縦回し分捌装置(12b)のケ−
スに取り付けている。
【0012】掻込装置(13)は、前記分草装置(12)で
分捌整姿される根菜作物の茎葉部分を横幅方向の中央部
分に掻き込んで茎葉部挟持移送装置(15)の挟持始端部
に引き継がせるように設けられるもので、側面視(図1
参照)で分草装置(12)の後背下部に後高に傾設され、
且つ、平面視(図2参照)で前方拡がりの八字状に掛回
装設される左右一対の掻込み無端帯を備え、それぞれの
無端帯には回動方向下手側に後退角を有し、且つ、弾性
変形可能な搬送突起が設けられている。
【0013】チゼル(14)は、分草装置(12)が分捌整
姿する根菜作物の茎葉部分を掻込装置(13)が掻込んで
から後の時点において、根菜作物の地中部分、つまり、
根部を掘り取るように地中を掘削するもので、実施例に
おいては、縦板部(14a)の下端から機体内側向きに水
平刃部(14b)を向い合わせに位置させた左右一対の刃
体で構成されている。そして、各々の刃体の縦板部(1
4a)の上下方向中程部位を枢軸(24)中心で前後に揺
動し得るように作業機フレ−ム(7)に取付けて設けられ
ている。
【0014】茎葉部挟持移送装置(15)は、作業機フレ
−ム(7)の上部フレ−ム(9)(9)に軸支される軸体群に
掛回する左右一対の軟弾性の無端帯(25)(25)で構成
され、側面視(図1参照)で上部フレ−ム(9)(9)の傾
斜に沿って前低後高に傾斜し、且つ、平面視(図2参
照)においては、略く字状を呈するよう後部が横側方に
屈曲して設けられている。そして、両無端帯(25)(2
5)の対向接触面間に前記掻込装置(13)から引き継い
だ根菜作物の茎葉部分を挟持して斜後上方に揚上移送す
るようになっている。なお、茎葉部挟持移送装置(15)
の始端側の搬送無端帯掛回輪体(26)は、掻込装置(1
3)の無端帯を掛回する後部輪体(27)と同軸に設けら
れている。
【0015】一方、茎葉部挟持移送装置(15)の下方に
配設される首部挟持移送装置(16)は、茎葉部挟持移送
装置(15)によって茎葉部分を挟持された根菜作物の首
部を挟持し、茎葉部挟持移送装置(15)と共働して根菜
作物を後方移送するものであり、該首部挟持移送装置
(16)は、作業機フレ−ム(7)の下部フレ−ム(8)に軸
支される輪体群に掛回する左右一対の軟弾性の搬送無端
帯(28)(28)で構成されて、その挟持始端部が茎葉部
挟持移送装置(15)の挟持始端部よりやや後方に位置さ
れている。そして、側面視において茎葉部挟持移送装置
(15)よりも緩い傾斜角度に傾設されて、搬送無端帯
(28)(28)の後部が、平面視で横側方に屈曲されてい
る前記搬送無端帯(25)(25)の後部に対して横方向に
位置が齟齬するように機体の略中央部に位置され、搬送
無端帯(28)(28)の移送終端部が結束装置(18)の集
束通路(29)に臨まされている。そして、前記茎葉部挟
持移送装置(15)と首部挟持移送装置(16)の移送方向
は側面視で後開拡状になっているので、茎葉部は常に上
方へ引っ張られている。
【0016】結束装置(18)は、茎葉部挟持移送装置
(15)と首部挟持移送装置(16)との間にできる側面視
三角形状の空間部に配設される。しかして、該結束装置
(18)は、結束伝動ケ−ス(30)が上方に位置して結束
伝動ケ−ス(30)の下側に前記集束通路(29)が形成さ
れるとともに、集束通路(29)を挟んでその両側に位置
する結節部(31)とニ−ドル(32)などを結束伝動ケ−
ス(30)から垂下状に支持して構成されている。
【0017】なお、前記結束装置(18)は、任意の取付
手段でもって作業機フレ−ム(7)に取付けられるのであ
るが、その取付は、例えば、図5に示しているように、
集束通路(29)および結節部(31)やニ−ドル(32)な
どの近辺部を避けて配設する取付部材(33)(34)でも
って行い、集束通路(29)およびその下方部分に広い懐
が確保されるように配慮されている。
【0018】そうして、結節部(31)やニ−ドル(32)
から適宜下方に離間した部位に集束物受板(35)が設け
られ、その集束物受板(35)が、茎葉部挟持移送装置
(15)と首部挟持移送装置(16)によって揚上移送され
る根菜作物の根部(36)を載置状に支持するように構成
されている。集束物受板(35)は、作業機フレ−ム(7)
の下部フレ−ム(8)に上下位置変更自在に取付けられて
おり、必要に応じて上下位置を調節して結節部(31)及
びニ−ドル(32)に対する相対高さを変えて結束位置を
調節設定できるようになっている。
【0019】また、集束物受板(35)は、結束装置(1
8)によって結束された根菜作物束を結束装置から排出
する案内板の役目も果すものとなっており、そのため、
受板(35)の後部は下方になだらかに傾斜されている。
なお、図示のものでは、集束受板(35)の上下位置のみ
を変更調節可能としているが、場合によっては、集束受
板(35)の全体又は一部分を前後方向に傾動調節するこ
ともできるようにして案内板としての作用をより適切に
果すようにしてもよい。また、集束受板(35)を形状の
異なるものに付替えて異種の根菜作物の収穫に対応でき
るようにすることは容易である。
【0020】切断装置(17)は、前記茎葉部挟持移送装
置(15)と首部挟持移送装置(16)で挟持して揚上移送
される根菜作物の茎葉部を、根部側に必要長さの茎葉部
を残しながら切断分離する為に設けられたものであり、
茎葉部挟持移送装置(15)の下側近傍部で、結束装置
(18)の移送上流部位に配設される。そして、揚上移送
中の根菜作物の茎葉部を切断装置(17)が切断すると、
切断された茎葉部と根部が、茎葉部挟持移送装置(1
5)、首部挟持移送装置(16)によって別々に移送され
て、次第に上下方向および横方向に離されて、根部側は
結束装置(18)の集束通路(29)に送り込まれるように
なっている。なお、図示された切断装置(17)は、回転
刃になっているが、固定刃であっても、レシプロ刃であ
ってもよい。
【0021】次に、収穫作業部(B)の要素装置のうちの
動力駆動要素、つまり、分草装置(12)、掻込装置(1
3)、チゼル(14)、茎葉部挟持移送装置(15)、首部
挟持移送装置(16)、切断装置(17)、結束装置(18)
などを駆動する伝動機構について説明する。主フレ−ム
(5)に平行するカウンタ−軸(37)が主フレ−ム(5)に
沿って配置され、その長手方向中程部に受動ベベルケ−
ス(38)、左方寄り部位にウォ−ムギアケ−ス(39)、
右端寄り部位に結束駆動ベベルケ−ス(40)が設けら
れ、これらのケ−スを支持部材(41)(42)を介して主
フレ−ム(5)に取り付けることによってカウンタ−軸
(37)を自走車(A)に支承装設している。そうして、前
記受動ベベルケ−ス(38)内において常時噛合する一対
のベベルギア(43)により、ミッションケ−ス(2)から
前延するPTO軸(44)と前記カウンタ−軸(37)とが
連動連結されている。
【0022】また、ウォ−ムギアケ−ス(39)内におい
ては、カウンタ−軸(37)に嵌着されるウォ−ムギア
(45)にウォ−ムホイル(46)が噛合されており、ウォ
−ムホイル(46)は、ウォ−ムギアケ−ス(39)から上
方に延出する駆動軸(47)に嵌着されている。駆動軸
(47)は、ウォ−ムギアケ−ス(39)から立設されて上
端部に左側の上部フレ−ム(9)が結合されている前出の
左側伝動ケ−ス(10)に内蔵され、軸上端部には、茎葉
部挟持移送装置(15)の左側搬送無端帯(25)を掛回す
る後部輪体が嵌着されて、カウンタ−軸(37)からウォ
−ムギア(45)、ウォ−ムホイル(46)、駆動軸(47)
を経て後部輪体に伝動される動力で左側搬送無端帯(2
5)を回転駆動するように構成されている。
【0023】さらに、ウォ−ムギアケ−ス(39)の上面
側に設けられるチエンケ−ス(48)には、前記駆動輪
(47)に嵌着する駆動スプロケット(69)と、従動スプ
ロケット(49)とにチエン(50)を掛回して構成される
チエン伝動機構が設けられ、チエン(50)には茎葉部挟
持移送装置(15)の右側搬送無端帯(25)を駆動するス
プロケット(51)が外接噛合されている。スプロケット
(51)は、支持部材(41)に立設されて上端部が右側上
部フレ−ム(9)に結合されている右側伝動ケ−ス(10)
に内蔵された回転軸(52)に嵌着され、駆動軸(47)か
らチエン伝動機構を経て回転軸(52)に伝達される動力
で右側搬送無端帯(25)を左側のものに対し反対方向に
回転駆動するように構成されている。
【0024】左右の搬送無端帯(25)(25)を掛回する
始端側の輪体(26)は、先にも説明したように、掻込装
置(13)の無端帯を掛回する後部輪体(27)と同軸に設
けられている、つまり、図4に示すように、上部フレ−
ム(9)などに支えられた輪体支持軸(53)の上端部に掻
込装置(13)の後部輪体(27)が嵌着されており、従っ
て、左右の搬送無端帯(25)(25)が回転すると、掻込
装置(13)の左右一対の掻込み無端帯も同時に回転する
ようになっている。
【0025】また、図4にみられるように、上下に位置
する輪体(27)(26)の間の部位にはチエンケ−ス(5
4)が各々設けられ、それに内蔵されるチエン伝動機構
(55)でもって、チエンケ−ス(54)の後端部に配設さ
れている駆動軸(56)を回転駆動するように構成されて
いる。駆動軸(56)は、屈折継手(57)を介して連結さ
れた分草駆動軸(56a)と下部駆動軸(56b)とからな
り、図4において逆く字状を呈する支持ケ−ス(58)に
軸受支持して設けられている。そして、下部駆動軸(5
6b)には首部挟持搬送装置(16)の搬送無端帯(28)
を掛回する前部輪体(59)が楔着され、また、分草駆動
軸(56a)は、縦伝動筒(21)内に収容されて、前述し
た横伝動筒(22)内に収容されている縦回し分捌装置
(12b)の駆動軸を回転駆動して、複数組の縦回し分捌
装置(12b)を共通に駆動するようになっている。な
お、分草駆動軸(56a)は、左右いずれか一方のチエン
ケ−ス(54)にのみ設けられ、他方のチエンケ−ス(5
4)においては下部駆動軸(56b)のみが設けられるも
のである。
【0026】カウンタ−軸(37)の左右の軸端部は、左
側のウォ−ムギアケ−ス(39)、右側の結束駆動ベベル
ケ−ス(40)から外方にそれぞれ突出され、各突出部に
偏芯回転子(60)(60)が取り付けられ、それぞれの偏
芯回転子(60)(60)が連杆(61)(61)を介して、上
述した左右チゼル(14)の縦板部(14a)の上端部に接
続され、偏芯回転子(60)(60)によって左右のチゼル
(14)を所定の振幅で前後に振動させるようになってい
る。
【0027】また、カウンタ−軸(37)の右端寄りに位
置する結束駆動ベベルケ−ス(40)には、ベベルギア機
構(62)でもってカウンタ−軸(37)に連動連結した結
束伝動軸(63)が設けられ、その結束伝動軸(63)が結
束駆動ベベルケ−ス(40)から上向きに突設されてい
る。そして、結束伝動軸(63)に連動するチエン伝動機
構(64)を内蔵した伝動ケ−ス(65)が結束伝動ケ−ス
(30)の上方で、且つ、結束伝動ケ−ス(30)の左脇部
を通って前方に延設され、結束伝動ケ−ス(30)の前端
部から垂下する回転軸(66)と結束入力軸(67)との間
をチエン伝動機構で連動連結して、結束装置(18)に入
力するように構成されている。
【0028】さらに、結束伝動ケ−ス(30)の前端部か
ら垂下する回転軸(66)には、切断装置駆動用の伝動装
置(68)が連動連設され、該装置(68)を経て伝達され
る動力で切断装置(17)を駆動するようになっている。
なお、切断装置(17)が駆動型である場合に、実施例の
ような伝動装置(67)によって駆動することに限られ
るものではなく、必要に応じて他の適宜の伝動軸から動
力伝達することができ、また、切断装置(17)の支持
も、結束装置や上部フレ−ムなど都合のよい部材に支持
させてもうければよい。
【0029】以上のように構成された自走玉葱収穫機
を、根菜作物が植立している圃場において所期のように
進行させると、根菜作物の茎葉部分を分草装置が分捌整
姿すると共にその茎葉部を掻込装置が掻き込む。そうし
て、茎葉部が掻込装置に掻き込まれた後の時点に根菜作
物の根を掘り取るようにチゼルが地中を掘進し、根菜作
物の茎葉部が茎葉部挟持移送装置に受け継ぎ挟持される
とともに、その根菜作物の首部が首部挟持移送装置に挟
持されて両挟持移送装置により、根菜作物が所要の場所
に送出される。
【0030】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するのである。請求項1の如く構成した
ので、茎葉部挟持移送装置(15)を構成する左右の搬送
無端帯(25)(25)が回転すると、首部挟持移送装置
(16)も同時に回転するように構成できたのである。ま
た、駆動機構を簡潔に構成することが出来たのである。
【0031】請求項2の如く構成したので、茎葉部挟持
移送装置(15)を構成する左右の搬送無端帯(25)(2
5)が回転すると、掻込装置(13)の左右一対の掻込み
無端帯も、首部挟持移送装置(16)も同時に回転するよ
うに構成することができたのである。また、駆動機構を
簡潔に構成することが出来たのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による自走玉葱収穫機の全体側面図であ
る。
【図2】自走玉葱収穫機の要部平面図である。
【図3】自走玉葱収穫機の後部伝動系を示す断面図であ
る。
【図4】自走玉葱収穫機の前部伝動系を示す断面図であ
る。
【図5】自走玉葱収穫機の結束装置部分を後方からみた
概略図である。
【符号の説明】
12 分草装置 13 掻込装置 14 チゼル 15 茎葉部挟持移送装置 16 首部挟持移送装置 18 結束装置 29 集束通路 30 結束伝動ケ−ス 31 結節部 32 ニ−ドル 35 集束物受板

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作業機フレ−ム(7)から前方に延出する
    分草フレ−ム(11)の前端に固設する固定分草板(12
    a)と、各固定分草板(12a)の後位において作業機フ
    レ−ム(7)に取付け支持して前低後高に傾斜するタイン
    出没式の縦回し分捌装置(12b)とで構成されて圃場に
    植立している根菜作物の茎葉部分を分捌整姿する分草装
    置(12)と、その分草装置(12)の後背部位に配設され
    て前記分草装置(12)によって分捌整姿された根菜作物
    の茎葉部分を横幅方向の中央部分に掻き込む掻込装置
    (13)と、前記分草装置(12)によって分捌整姿される
    根菜作物の茎葉部分を掻込装置(13)が掻き込んだ後に
    根菜作物の根部を掘削するチゼル(14)と、前記作業機
    フレ−ム(7)に上下位置変更自在に取り付けられるゲ−
    ジホイル(W)と、前記掻込装置(13)に挟持始端部を連
    絡させて装設する茎葉部挟持移送装置(15)と茎葉部挟
    持移送装置(15)の下方に配設されて根菜作物の首部を
    挟持移送する首部挟持移送装置(16)とを備えた収穫作
    業部(B)を、駆動車輪(4)(4)を有する歩行型自走車
    (A)の前部に設けた根菜類収穫機において、前記茎葉部
    挟持移送装置(15)は始端側の輪体(26)と後部輪体と
    に掛回する左右一対の軟弾性の搬送無端帯(25)(25)
    で構成して、該左右の搬送無端帯(25)(25)は前記自
    走車(B)のミッションケ−ス(2)及びエンジン(1)の前
    側に左右向き取付けられる主フレ−ム(5)に平行するカ
    ウンタ−軸(37)から前記後部輪体に伝達される動力で
    回転駆動され、また、左右の搬送無端帯(25)(25)を
    掛回する始端側の輪体(26)は輪体支持軸(53)で支持
    され、該輪体支持軸(53)の上にチエンケ−ス(54)が
    左右の各々設けられ、該チエンケ−ス(54)に内蔵され
    るチエン伝動機構(55)でもってチエンケ−ス(54)の
    後端部に配設されている駆動軸(56)を回転駆動し、該
    駆動軸(56)は屈折継手(57)を介して連結された下部
    駆動軸(56b)を有し、該下部駆動軸(56b)には首部
    挟持搬送装置(16)の搬送無端帯(28)を掛回する前部
    輪体(59)が楔着されていることを特徴とする自走玉葱
    収穫機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の自走玉葱収穫機におい
    て、茎葉部挟持移送装置(15)を構成する左右一対の軟
    弾性の搬送無端帯(25)(25)を掛回する始端側の輪体
    (26)は、掻込装置(13)の無端帯を掛回する後部輪体
    (27)の輪体支持軸(53)と同軸に設けられ、該輪体支
    持軸(53)の上端部に掻込装置(13)の後部輪体(27)
    が嵌着され、左右の搬送無端帯(25)(25)が回転する
    と、掻込装置(13)の左右一対の掻込み無端帯も同時に
    回転するように構成したことを特徴とする自走玉葱収穫
    機。
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