JP3279553B2 - 自走球葱収穫機 - Google Patents

自走球葱収穫機

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JP3279553B2
JP3279553B2 JP2001149959A JP2001149959A JP3279553B2 JP 3279553 B2 JP3279553 B2 JP 3279553B2 JP 2001149959 A JP2001149959 A JP 2001149959A JP 2001149959 A JP2001149959 A JP 2001149959A JP 3279553 B2 JP3279553 B2 JP 3279553B2
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道一 吉田
勝征 浅越
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  • Harvesting Machines For Root Crops (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、圃場に植立して
いる球葱や人参等の根菜作物の茎葉部を分草装置で分捌
整姿し、地中部のチゼルでもって掘り上げて、その根菜
作物を挟持移送装置で移送して収集する自走型の根菜作
物収穫機(以下、球葱収穫機という)に関する。
【0002】
【従来の技術】植立している根菜作物(球葱)の茎葉部
を分草装置で分捌整姿し、地中部のチゼルで掘り上げ挟
持移送装置でもって移送して収集する自走球葱収穫機
は、既に公知とされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、根菜作物の
茎葉部の分捌整姿、根部掘り上げ、揚上移送を一連に行
いながら、揚上移送途上において余計な茎葉部を切断し
て、収穫すべき根部から隔離排出することができ、能率
的な作業が行える自走球葱収穫機を提供することを目的
とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明が解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次に該課題を解決する為の
手段を説明する。分草装置(12)で茎葉部を分捌整姿
し、チゼル(14)でもって根部を掘り上げた根菜作物
を、茎葉部挟持移送装置(15)と首部挟持移送装置
(16)とで挟持し、切断装置(17)にて移送中の根
菜作物の茎葉部を切断し、切断後の茎葉部を引き続き茎
葉部挟持移送装置(15)にて移送して排出し、切断後
の根部を首部挟持移送装置(16)にて送出して収穫す
る自走球葱収穫機において、前記茎葉部挟持移送装置
(15)を左右一対の搬送無端帯(25)(25)にて
構成し、エンジン(1)の動力が伝達されるミッション
ケース(2)から前延するPTO軸(44)とカウンタ
ー軸(37)とを受動ベベルギアケース(38)を介し
て連動連結し、前記カウンター軸(37)にウオームギ
ア(45)を嵌着し、該ウオームギア(45)に噛合さ
れるウオームホイル(46)を駆動軸(47)に嵌着
し、該駆動軸(47)にミッションケース(2)からの
動力を伝達し、前記一側の搬送無端帯(25)を回転駆
動するとともに、前記駆動軸(47)からの動力をチエ
ン伝達機構を経て回転軸(52)に伝達し、他側の搬送
無端帯(25)を一側の搬送無端帯(25)に対し反対
方向に回転駆動するように構成したものである。
【0005】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の発明の実施の形
態について図面を参照して説明する。図1は本発明によ
る自走球葱収穫機の全体側面図、図2は自走球葱収穫機
の要部平面図、図3は自走球葱収穫機の後部伝動系を示
す断面図、図4は自走球葱収穫機の前部伝動系を示す断
面図、図5は自走球葱収穫機の結束装置部分を後方から
みた概略図である。
【0006】図示の自走球葱収穫機は、歩行型になって
おり、自走車(A)と収穫作業部(B)とで構成されて
いる。自走車(A)は、エンジン(1)と、その出力部
に連動する伝動機構を内装したミッションケース(2)
と、ミッションケース(2)から左右に延出する伝動ケ
ースに連設された左右のファイナルケース(3)(3)
と、各々のファイナルケース(3)に軸支される駆動車
輪(4)(4)と、ミッションケース(2)及びエンジ
ン(1)の前側に左右向きに取り付けられる主フレーム
(5)と、主フレーム(5)から後上方に延設される操
縦ハンドル(6)などで構成されている。
【0007】そして、自走車(A)の前部に作業機フレ
ーム(7)が設けられ、その作業機フレーム(7)に各
種の構成要素を取り付けて収穫作業部(B)が構成され
る。作業機フレーム(7)は、前記主フレーム(5)か
ら前延する複数の下部フレーム(8)(8)と、それぞ
れの下部フレーム(8)に前端部を支持して斜め後上方
に傾設される上部フレーム(9)(9)と、後述する伝
動ケース(10)とで側面視三角形状に枠組形成され、
さらに、それぞれの下部フレーム(8)から前方に分草
フレーム(11)を延設して構成されている。なお、
(W)は駆動車輪(4)(4)の双方若しくは一方の前
方延長線上に設けられるゲージホイルであり、作業機フ
レーム(7)に上下位置変更自在に取り付けられてい
る。
【0008】収穫作業部(B)を構成する要素装置は、
分草装置(12)、掻込装置(13)、チゼル(1
4)、茎葉部挟持移送装置(15)、首部挟持移送装置
(16)、切断装置(17)、結束装置(18)および
集束物受板(19)などであり、これ等を作業機フレー
ム(7)の所定部位に所定のように取り付けて、それら
のうち所要のものを後記に詳述する伝動機構でもって強
制駆動するように構成されている。
【0009】分草装置(12)は、圃場に列状に植立し
ている根菜作物の茎葉部分を分捌整姿するもので、左右
に並列する複数組の固定分草板(12a)とタイン出没
式の縦回し分捌装置(12b)とで構成され、作業機フ
レーム(7)の進行方向前端部に設けられている。即
ち、下部フレーム(8)から前方に延出する分草フレー
ム(11)の前端に固定分草板(12a)を固設すると
ともに、固定分草板(12a)の後方において前低後高
に傾斜する縦回し分捌装置(12b)を、スタンド(2
0)と縦伝動筒(21)および横伝動筒(22)とで作
業機フレーム(7)に取付支持している。
【0010】なお、図示の実施例においては、3組の固
定分草板(12a)と縦回し分捌装置(12b)が横方
向に並設されており、それらのうち左側および右側に位
置するものは作業機フレーム(7)に取り付けることが
できるが、中央部分には作業機フレーム(7)を構成す
る部材が存在しないので、中央の縦回し分捌装置(12
b)の前部は、左又は右側の縦回し分捌装置(12b)
に取り付けた鞍状支持部材(23)によって支持し、ま
た、中央の固定分草板(12a)は、中央の縦回し分捌
装置(12b)のケースに取り付けている。
【0011】掻込装置(13)は、前記分草装置(1
2)で分捌整姿される根菜作物の茎葉部分を横幅方向の
中央部分に掻き込んで茎葉部挟持移送装置(15)の挟
持始端部に引き継がせるように設けられているもので、
側面視(図1参照)で分草装置(12)の後背下部に後
高に斜設され、かつ、平面視(図2参照)で前方拡がり
の八字状に掛回装設される左右一対の掻込み無端帯を備
え、それぞれの無端帯には回動方向下手側に後退角を有
し、かつ、弾性変形可能な搬送突起が設けられている。
【0012】チゼル(14)は、分草装置(12)が分
捌整姿する根菜作物の茎葉部分を掻込装置(13)が掴
んでから後の時点において、根菜作物の地中部分、つま
り、根部を掘り取るように地中を掘削するもので、実施
例においては、縦板部(14a)の下端から機体内側向
きに延出する水平刃部(14b)を向い合わせに位置さ
せた左右一対の刃体で構成されている。そして、各々の
刃体の縦板部(14a)の上下方向中程部位を枢軸(2
4)中心で前後に揺動し得るように作業機フレーム
(7)に取り付けて設けられている。
【0013】茎葉部挟持移送装置(15)は、作業機フ
レーム(7)の上部フレーム(9)(9)に軸支される
輪体群に掛回する左右一対の軟弾性の搬送無端帯(2
5)(25)で構成され、側面視(図1参照)で上部フ
レーム(9)(9)の傾斜に沿って前低後高に傾斜し、
かつ、平面視(図2参照)においては、略く字状を呈す
るよう後部が横側方に屈曲にして設けられている。そし
て、両無端帯(25)(25)の対向接触面間に前記掻
込装置(13)から引き継いだ根菜作物の茎葉部分を挟
持して斜後上方に揚上移送するようになっている。な
お、茎葉部挟持移送装置(15)の始端側の搬送無端帯
掛回輪体(26)は、掻込装置(13)の無端帯を掛回
する後部輪体(27)と同軸に設けられている。
【0014】一方、茎葉部挟持移送装置(15)の下方
に配置される首部挟持移送装置(16)は、茎葉部挟持
移送装置(15)によって茎葉部分を挟持された根菜作
物の首部を挟持し、茎葉部挟持移送装置(15)と共働
して根菜作物を後方移送するものであり、該首部挟持移
送装置(16)は、作業機フレーム(7)の下部フレー
ム(8)に軸支される輪体群に掛回する左右一対の軟弾
性の搬送無端帯(28)(28)で構成され、その挟持
始端部が茎葉部挟持移送装置(15)の挟持始端部より
やや後方に位置されている。
【0015】そして、側面視において茎葉部挟持移送装
置(15)よりも緩い傾斜角度に斜設されて、搬送無端
帯(28)(28)の後部が、平面視で横側方に屈曲さ
れている前記搬送無端帯(25)(25)の後部に対し
て横方向に位置が齟齬するように機体の略中央部に位置
され、搬送無端帯(28)(28)の移送終端部が結束
装置(18)の集束通路(29)に臨まされている。
【0016】結束装置(18)は、茎葉部挟持移送装置
(15)と首部挟持移送装置(16)との間にできる側
面視三角形状の空間部に配設される。しかして、該結束
装置(18)は、結束伝動ケース(30)が上方に位置
して結束伝動ケース(30)の下側に前記集束通路(2
9)が形成されるとともに、集束通路(29)を挟んで
その両側に位置する結節部(31)とニードル(32)
などを結束伝動ケース(30)から垂下状に支持して構
成されている。
【0017】なお、前記結束装置(18)は、任意の取
付手段でもって作業機フレーム(7)に取り付けられる
のであるが、その取付は、例えば、図5に示しているよ
うに、集束通路(29)および結節部(31)やニード
ル(32)などの近辺部を避けて配設する取付部材(3
3)(34)でもって行い、集束通路(29)およびそ
の下方部分に広い懐が確保されるように配慮されてい
る。
【0018】そうして、結節部(31)やニードル(3
2)から適宜下方に離間した部位に集束物受板(35)
が設けられ、その集束物受板(35)が、茎葉部挟持移
送装置(15)と首部挟持移送装置(16)によって揚
上移送される根菜作物の根部(36)を載置状に支持す
るように構成されている。集束物受板(35)は、作業
機フレーム(7)の下部フレーム(8)に上下位置変更
自在に取り付けられており、必要に応じて上下位置を調
節して結節部(31)およびニードル(32)に対する
相対高さを変えて結束位置を調節設定できるようになっ
ている。
【0019】また、集束物受板(35)は、結束装置
(18)によって結束された根菜作物束を結束装置(1
8)から排出する案内板の役目をも果たすものとなって
おり、そのため、集束物受板(35)の後部は下方にな
だらかに傾斜されている。なお、図示のものでは、集束
物受板(35)の上下位置のみを変更調節可能としてい
るが、場合によっては、集束物受板(35)の全体又は
一部分を前後方向に傾動調節することもできるようにし
て案内板としての作用をより適切に果たすようにしても
よい。また、集束物受板(35)を形状の異なるものに
付替えて異種の根菜作物の収穫に対応できるようにする
ことは容易である。
【0020】切断装置(17)は、前記茎葉部挟持移送
装置(15)と首部挟持移送装置(16)で挟持して揚
上移送される根菜作物の茎葉部を、根部側に必要長さの
茎葉部を残しながら切断分離するために設けられたもの
であり、茎葉部挟持移送装置(15)の下側近傍部で、
結束装置(18)の移送上流部位に配設される。そし
て、揚上移送中の根菜作物の茎葉部を切断装置(17)
が切断すると、切断された茎葉部と根部が、茎葉部挟持
移送装置(15)、首部挟持移送装置(16)によって
別々に移送されて、次第に上下方向および横方向に離さ
れて、根部側は結束装置(18)の集束通路(29)に
送り込まれるようになっている。なお、図示された切断
装置(17)は、回転刃になっているが、固定刃であっ
ても、レシプロ刃であってもよい。
【0021】つぎに、収穫作業部(B)の要素装置のう
ちの動力駆動要素、つまり、分草装置(12)、掻込装
置(13)、チゼル(14)、茎葉部挟持移送装置(1
5)、首部挟持移送装置(16)、切断装置(17)、
結束装置(18)などを駆動する伝動機構について説明
する。主フレーム(5)に平行するカウンター軸(3
7)が主フレーム(5)に沿って配置され、その長手方
向中程部に受動ベベルケース(38)、左方寄り部位に
ウオームギアケース(39)、右端寄り部位に結束駆動
ベベルケース(40)が設けられ、これらのケースを支
持部材(41)(42)を介して主フレーム(5)に取
り付けることによってカウンター軸(37)を自走車
(A)に支承装設している。そうして、前記受動ベベル
ケース(38)内において常時噛合する一対のベベルギ
ア(43)により、ミッションケース(2)から前延す
るPTO軸(44)と前記カウンター軸(37)とが連
動連結されている。
【0022】また、ウオームギアケース(39)内にお
いては、カウンター軸(37)に嵌着されるウオームギ
ア(45)にウオームホイル(46)が噛合されてお
り、ウオームホイル(46)は、ウオームギアケース
(39)から上方に延出する駆動軸(47)に嵌着され
ている。駆動軸(47)は、ウオームギアケース(3
9)かち立設されて上端部に左側の上部フレーム(9)
が結合されている前出の左側伝動ケース(10)に内蔵
され、軸上端部には、茎葉部挟持移送装置(15)の左
側搬送無端帯(25)を掛回する後部輪体が嵌着され
て、カウンター軸(37)からウオームギア(45)、
ウオームホイル(46)、駆動軸(47)を経て後部輪
体に伝動される動力で左側搬送無端帯(25)を回転駆
動するように構成されている。
【0023】さらに、ウオームギアケース(39)の上
面側に設けられるチエンケース(48)には、前記駆動
軸(47)に嵌着する駆動スプロケット(69)と、従
動スプロケット(49)とにチエン(50)を掛回して
構成されるチエン伝動機構が設けられ、チエン(50)
には、茎葉部挟持移送装置(15)の右側搬送無端帯
(25)を駆動するスプロケット(51)が外接噛合さ
れている。スプロケット(51)は、支持部材(41)
に立設されて上端部が右側上部フレーム(9)に結合さ
れている右側伝動ケース(10)に内蔵された回転軸
(52)に伝達される動力で右側搬送無端帯(25)を
左側のものに対し反対方向に回転駆動するように構成さ
れている。
【0024】左右の搬送無端帯(25)(25)を掛回
する始端側輪体(26)は、先にも説明したように、掻
込装置(13)の無端帯を掛回する後部輪体(27)と
同軸に設けられている。つまり、図4に示すように、上
部フレーム(9)などに支えられた輪体支持軸(53)
の上端部に掻込装置(13)の後部輪体(27)が嵌着
されている。したがって、左右の搬送無端帯(25)
(25)が回転すると、掻込装置(13)の左右一対の
掻込み無端帯も同時に回転するようになっている。
【0025】また、図4にみられるように、上下に位置
する輪体(27)(26)の間の部位には、チエンケー
ス(54)が各々設けられ、それに内蔵されるチエン伝
動機構(55)でもって、チエンケース(54)の後端
部に配設されている駆動軸(56)を回転駆動するよう
に構成されている。駆動軸(56)は、屈折継手(5
7)を介して連結された分草駆動軸(56a)と下部駆
動軸(56b)とからなり、図4において逆く字状を呈
する支持ケース(58)に軸受支持して設けられてい
る。そして、下部駆動軸(56b)には、首部挟持移送
装置(16)の搬送無端帯(28)を掛回する前部輪体
(59)が楔着され、また、分草駆動軸(56a)は、
縦伝動筒(21)内に収容されて、前述した横伝動筒
(22)内に収容されている縦回し分捌装置(12b)
の駆動軸を回転駆動して、複数組の縦回し分捌装置(1
2b)を共通に駆動するようになっている。なお、分草
駆動軸(56a)は、左右いずれか一方のチエンケース
(54)にのみ設けられ、他方のチエンケース(54)
においては下部駆動軸(56b)のみが設けられるもの
である。
【0026】カウンター軸(37)の左右の軸端部は、
左側のウオームギアケース(39)、右側の結束駆動ベ
ベルケース(40)から外方にそれぞれ突出され、各突
出部に偏芯回転子(60)(60)が取り付けられ、そ
れぞれの偏芯回転子(60)(60)が連杆(61)
(61)を介して、上述した左右チゼル(14)の縦板
部(14a)の上端部に接続され、偏芯回転子(60)
(60)によって左右のチゼル(14)を所定の振幅で
前後に振動させるようになっている。
【0027】また、カウンター軸(37)の右端寄りに
位置する結束駆動ベベルケース(40)には、ベベルギ
ア機構(62)でもってカウンター軸(37)に連動連
結した結束伝動軸(63)が設けられ、その結束伝動軸
(63)が結束駆動ベベルケース(40)から上向きに
突設されている。そして、結束伝動軸(63)に連動す
るチエン伝動機構(64)を内蔵した伝動ケース(6
5)が結束伝動ケース(30)の上方で、かつ、結束伝
動ケース(30)の左脇部を通って前方に延設され、結
束伝動ケース(30)の前端部から垂下する回転軸(6
6)と結束入力軸(67)との間をチエン伝動機構で連
動連結して、結束装置(18)に入力するように構成さ
れている。
【0028】さらに、結束伝動ケース(30)の前端部
から垂下する回転軸(66)には、切断装置駆動用の伝
動装置(68)が連動連設され、該装置(68)を経て
伝達される動力で切断装置(17)を駆動するようにな
っている。なお、切断装置(17)が駆動型である場合
に、実施例のような伝動装置(67)によって駆動する
ことに限られるものではなく、必要に応じて他の適宜の
伝動軸から動力伝達することができ、また、切断装置
(17)の支持も、結束装置や上部フレームなど都合の
よい部材に支持させて設ければよい。
【0029】本発明による自走球葱収穫機を稼動する
と、カウンター軸(37)から収穫作業部(B)の各部
に動力伝達されるとともに、伝動ケース(37)を経て
結束装置(18)に入力されて結束装置(18)が作動
する状態になる。そして、自走球葱収穫機を圃場におい
て所期のように進行させると、分草装置(12)によっ
て根菜作物の茎葉部分が分捌整姿され、チゼル(14)
で根部が掘り上げられて、その根菜作物の茎葉部が茎葉
部挟持移送装置(15)に挟持されるとともに、根菜作
物の首部が首部挟持移送装置(16)に挟持されて両挟
持移送装置(15)(16)の共働によって揚上移送さ
れる。しかして、移送される根菜作物が結束装置(1
8)の移送上手部位に設けられている切断装置(17)
に至ると、根菜作物の茎葉部が切り離され、切離された
茎葉部は引き続き茎葉部挟持移送装置(15)で揚上移
送されて次第に根菜作物の根部側から隔離される。ま
た、茎葉部が切り離された根部側は、首部挟持移送装置
(16)によって結束装置(18)に送り込まれ、結束
して茎葉部とは異なる個所に送出される。
【0030】
【発明の効果】本発明は、以上の如く構成したので、次
のような効果を奏するものである。分草装置(12)で
茎葉部を分捌整姿し、チゼル(14)でもって根部を掘
り上げた根菜作物を、茎葉部挟持移送装置(15)と首
部挟持移送装置(16)とで挟持し、切断装置(17)
にて移送中の根菜作物の茎葉部を切断し、切断後の茎葉
部を引き続き茎葉部挟持移送装置(15)にて移送して
排出し、切断後の根部を首部挟持移送装置(16)にて
送出して収穫する自走球葱収穫機において、前記茎葉部
挟持移送装置(15)を左右一対の搬送無端帯(25)
(25)にて構成し、エンジン(1)の動力が伝達され
るミッションケース(2)から前延するPTO軸(4
4)とカウンター軸(37)とを受動ベベルギアケース
(38)を介して連動連結し、前記カウンター軸(3
7)にウオームギア(45)を嵌着し、該ウオームギア
(45)に噛合されるウオームホイル(46)を駆動軸
(47)に嵌着し、該駆動軸(47)にミッションケー
ス(2)からの動力を伝達し、前記一側の搬送無端帯
(25)を回転駆動するとともに、前記駆動軸(47)
からの動力をチエン伝達機構を経て回転軸(52)に伝
達し、他側の搬送無端帯(25)を一側の搬送無端帯
(25)に対し反対方向に回転駆動するように構成した
ので、茎葉部の分捌整姿、根部掘り上げ、揚上移送を一
連に行いながら、揚上移送途上において余計な茎葉部を
切断して、収穫すべき根部から隔離排出することがで
き、能率的な作業が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による自走球葱収穫機の全体側面図であ
る。
【図2】自走球葱収穫機の要部平面図である。
【図3】自走球葱収穫機の後部伝動系を示す断面図であ
る。
【図4】自走球葱収穫機の前部伝動系を示す断面図であ
る。
【図5】自走球葱収穫機の結束装置部分を後方からみた
概略図である。
【符号の説明】
A 自走車 B 収穫作業部 12 分草装置 14 チゼル 15 茎葉部挟持移送装置 16 首部挟持移送装置 17 切断装置 18 結束装置 29 集束通路 37 カウンター軸 65 伝動ケース

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分草装置(12)で茎葉部を分捌整姿
    し、チゼル(14)でもって根部を掘り上げた根菜作物
    を、茎葉部挟持移送装置(15)と首部挟持移送装置
    (16)とで挟持し、切断装置(17)にて移送中の根
    菜作物の茎葉部を切断し、切断後の茎葉部を引き続き茎
    葉部挟持移送装置(15)にて移送して排出し、切断後
    の根部を首部挟持移送装置(16)にて送出して収穫す
    る自走球葱収穫機において、 前記茎葉部挟持移送装置(15)を左右一対の搬送無端
    帯(25)(25)にて構成し、 エンジン(1)の動力が伝達されるミッションケース
    (2)から前延するPTO軸(44)とカウンター軸
    (37)とを受動ベベルギアケース(38)を介して連
    動連結し、 前記カウンター軸(37)にウオームギア(45)を嵌
    着し、該ウオームギア(45)に噛合されるウオームホ
    イル(46)を駆動軸(47)に嵌着し、該駆動軸(4
    7)にミッションケース(2)からの動力を伝達し、前
    記一側の搬送無端帯(25)を回転駆動するとともに、 前記駆動軸(47)からの動力をチエン伝達機構を経て
    回転軸(52)に伝達し、他側の搬送無端帯(25)を
    一側の搬送無端帯(25)に対し反対方向に回転駆動す
    るように構成したことを特徴とする自走球葱収穫機。
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