JPH1070735A - デジタルスチルカメラ - Google Patents

デジタルスチルカメラ

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JPH1070735A
JPH1070735A JP8226758A JP22675896A JPH1070735A JP H1070735 A JPH1070735 A JP H1070735A JP 8226758 A JP8226758 A JP 8226758A JP 22675896 A JP22675896 A JP 22675896A JP H1070735 A JPH1070735 A JP H1070735A
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Toshinobu Haruki
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    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/46Colour picture communication systems
    • H04N1/64Systems for the transmission or the storage of the colour picture signal; Details therefor, e.g. coding or decoding means therefor
    • H04N1/646Transmitting or storing colour television type signals, e.g. PAL, Lab; Their conversion into additive or subtractive colour signals or vice versa therefor
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
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  • Signal Processing (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 デジタルスチルカメラに昇華型熱転写方式の
ページカラープリンタを接続し、色成分毎に面順次でプ
リンタに出力する際に、画像伸長出力の1画面分の全成
分データを専用のメモリに一時保管する必要があり、大
容量のメモリが不可欠であった。 【解決手段】 CCDイメージャ1からの撮像信号をA
/D変換器3にてRGBデータに変換し、第1メモリ5
に1画面分のRGBデータのいずれかを画素毎に1個保
持し、このRGBデータより画素毎にYUVデータを作
成し、これらのデータを画像圧縮して、フラッシュメモ
リ8に記憶し、再生時にこの圧縮画像データを伸長し、
得られたYUVデータよりRGBデータを作成し、その
1種類のデータのみを第1メモリ5に格納して、1画面
分の格納作業が完了した後に第1メモリ内のデータを画
面垂直方向に走査して読み出す垂直読み出し作業を、
R、G、B毎に順次実行して面順次出力を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像圧縮伸長機能
を有するデジタルスチルカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】デジタルスチルカメラは、ビテオカメラ
と同様にCCDイメージャ等の撮像素子を用いて一枚分
の静止画撮像信号を得て、これをデジタル化して、半導
体メモリ等の記録媒体に記録、保持する静止画撮影装置
であり、パソコン用の画像データの取り込み用に広く普
及しつつある。また、最近では、より手軽に静止画を印
刷する目的で、パソコンを介することなく、直接カラー
プリンタと接続して、半導体メモリに格納された静止画
に対応する画像データをカラープリンタに転送して印刷
する為の機能が追加されてきている。
【0003】このようなカラープリンタへのデータ出力
機能を持ったデジタルスチルカメラの回路ブロックの一
例を図2に示したので、以下に簡単に説明する。
【0004】CCDイメージャ1での撮影により得られ
た撮像信号は、CDS/AGC回路2で、ノイズ除去及
びレベル調整された映像信号となり、A/D変換器3で
デジタルデータに変換され、更に信号処理回路4にて周
知の白バランス調整及びガンマ補正等の処理が施された
後に、一時記憶メモリとして働く第1メモリ5に格納さ
れる。尚、CCDイメージャ1の受光部の前面には、図
4に示すようにR、G、Bの色フィルタがモザイク状に
配置され、各画素にはR、G、Bのいずれかが対応して
配置されることになる。
【0005】第1メモリ5に格納されたデータのデータ
数は、CCDイメージャ1の画素数と一致し、1画素当
たりにCCDイメージャ1の色フィルタに対応したR、
G、Bのいずれか1つの色のデータが格納されることに
なる。
【0006】こうして1画面分の全画素についてのデジ
タルデータの第1メモリ5への格納が完了すると、引き
続きこれらのデータが、マイコン7に読み出され、図5
に示すフローチャートに沿って色分離処理、YUV変換
及び画像圧縮処理の一連の処理がソフトウエア的に実行
される。
【0007】まず、マイコン7は第1メモリ5内のある
画素及びその周辺の画素のデータを読み出して、ステッ
プ51にて各画素毎に欠落したR、G、Bの内の2色の
色信号のデータを周辺の同一色の色フィルタの画素の色
信号データの平均値で補間する色分離処理を実行する。
例えば、R色の色フィルタが装着された画素について
は、G及びB信号を作成する必要があり、それぞれ近傍
に配置されたG及びBの色フィルタが装着された複数の
画素の色信号データを平均することで補間が実現する。
以下、同様の作業を行い、Gの色フィルタが装着された
画素の各々について、R及びBのデータを、またBの色
フィルタが装着された画素の各々について、R及びGの
データを作成する。このような色分離動作により、各画
素についてR、G、Bの3色の色信号データを持たせる
ことが可能になる。
【0008】こうしてある画素の色分離動作が完了する
と、得られたR、G、Bの3原色のデータを数1の演算
式に代入することで、R、G、Bのデータを輝度(Y)
信号データ及び色差BーY(=U)信号データ、色差R
ーY(=V)信号データのY、U、Vのデータに変換す
る(ステップ52)。
【0009】
【数1】
【0010】こうして得られたYUVデータは、ステッ
プ54のように画素毎に第2メモリ6に格納される。
【0011】以上の色分離処理から第2メモリ6への格
納作業までの一連の処理が、ステップ55に示すように
所定の画素数分だけ繰り返される。この所定の画素数と
は、8ライン分の全有効画素数に設定されており、1ラ
インの有効画素数をNとすると、8×Nの画素分だけ上
述の一連の処理が繰り返される。尚、第2メモリ6のメ
モリサイズとしては、8ライン分の全有効画素でのYU
Vデータを格納できる大きさに設定されている。
【0012】8ライン分にわたって一連の処理が完了
し、第2メモリ6に8ライン分の全画素でのYUVデー
タの格納が完了すると、マイコン7は色分離処理から格
納作業までの一連の処理を一旦終了して、第2メモリ6
からYUVデータを読み出して画像圧縮処理を実行する
(ステップ56)。
【0013】この画像圧縮処理では、第2メモリ6に格
納されている8ライン分のYUVデータに対応する画素
を、図6に示すように垂直方向×水平方向=8×8画素
から成る複数のブロックBij(i、j:整数)に分割
し、ブロック毎のY、U、Vの信号データについてJP
EGの規格に沿った画像圧縮が実行される。このJPE
Gの画像圧縮は、8×8画素を1ブロックとしてブロッ
ク化し、このブロック単位で2次元のDCT(離散コサ
イン変換)、量子化及び2次元のハフマン符号化の一連
の処理にて構成され、この画像処理により最終的に得ら
れる圧縮画像データがブロック順次で後段のフラッシュ
メモリ8に格納される(ステップ57)。
【0014】また、ブロック毎の画像圧縮の順序、図7
(a)に示すように点(ブロック)順次で実行される。
尚、図中、Yij、Uij、Vijはそれぞれブロック
BijでのY、U、Vの圧縮データに該当する。
【0015】こうして第2メモリ6に記憶された8ライ
ン分のYUVデータが全て画像圧縮されてフラッシュメ
モリ8に格納されると、ステップ58からステップ51
に戻って、マイコン7は画像圧縮処理を一旦終了し、再
び次の8ライン分について色分離処理、YUV変換及び
格納の処理を再開し、これらの一連の処理が終了して次
の8ライン分の全画素のYUVデータが第2メモリ6に
格納されると、これらのYUVデータに対してブロック
単位での画像圧縮を実行し、以下同様の動作を繰り返
し、最終的に1画面分の圧縮画像データがフラッシュメ
モリ8に格納されることになる。
【0016】尚、図7(b)に示すように、1画面の全
画素分のY信号データを先に信号処理してフラッシュメ
モリ8に格納した後に、全画素のU信号データ、V信号
データを引き続き格納する面順次方式も考えられるが、
特定の信号データのみを先に処理する為には、色分離及
びYUV変換後の全画素のデータを格納する為のメモリ
を追加するか、あるいは色分離処理及びYUV変換をY
UVの各信号データ毎に3回実行する必要が生じ信号処
理の共通化ができず、処理時間の増加を招くことにな
る。
【0017】一方、フラッシュメモリ8に記録された圧
縮画像データを再生する場合には、フラッシュメモリ8
からマイコン7に圧縮画像データが読み出され、圧縮時
とは全く逆の作業により、ブロック毎にYUVデータが
伸長され、元のYUVデータに復元され、画像圧縮に際
しての単位であるブロックの垂直ライン数である8ライ
ン分の容量を有するストリップバッファ11に一旦格納
され、8ライン分の全画素でのYUVデータの復元が完
了すると、水平読出回路12によって1ラインづつ水平
方向に読み出し外部に出力される。
【0018】こうしてストリップバッファ11内に格納
された8ライン分の全画素のYUVデータの読み出しが
完了すると、再びフラッシュメモリ8からの読み出し、
データ伸長が実行されて次の8ライン分のデータが復元
され、水平読み出しが実行される。以下、同様の処理を
繰り返すことで1画面分の静止画の画像データが外部に
出力されることになる。
【0019】上述の方法にて、デジタルスチルカメラを
パソコンを介さずにカラープリンタに直接接続して画像
データを転送し、静止画を印刷する場合に次のような不
都合が生じる。即ち、一般にフルカラーの自然画の印刷
に用いられる昇華型熱転写方式等のページプリンタで
は、印画ヘッドのコスト低減を図るために画面の短手
方、即ち通常は垂直方向にヘッドが配置されているの
で、このヘッドへ供給される画像データも垂直方向に走
査、出力される必要がある。また、各色成分は面順次に
出力されねばならない。
【0020】そこで、通常は図3に示すような構成を採
用することで対応している。即ち、マイコン7の後段に
1画面分のRGBデータを格納する再生メモリ10を設
け、データ伸長されて得られた8ライン毎にYUVデー
タを所定の演算にてRGBデータに変換し、これらのR
GBデータを順次再生メモリ10に格納し、これが垂直
方向に繰り返され、データ伸長処理が終了して再生メモ
リ10に1画面分の全画素についてのRGBの3種類の
データが格納された後に、垂直読出回路9にて、R、
G、Bのデータの中の1種類のみを垂直方向に読み出
し、即ち、図8の実線で示すようにまず画面の左端部に
垂直方向に並ぶ複数の画素についてのR信号データのみ
を垂直方向に読み出し、次いで隣接の画素のR信号デー
タを同じく垂直方向に読み出し、これを繰り返して1画
面分のR信号データの垂直読み出しが完了すると、引き
続いて同じ要領でG信号データのみを垂直読み出しして
1画面分のG信号データを読み出し、最後にB信号デー
タを垂直読み出しして1画面分のB信号データを全て読
み出す。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】図3の従来例では、画
像伸長されたデータをR、G、Bのデータ毎に面順次
に、垂直走査出力することができるが、伸長データを格
納する再生メモリとして、少なくとも1画面の全画素の
各々について、R、G、Bの3種類のデータを格納する
メモリサイズが不可欠であり、これは第1メモリ5のメ
モリサイズの3倍となる。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明は、CCDイメー
ジャからの撮像信号をA/D変換器にてデジタルデータ
に変換し、一時記憶メモリに1画面分のデジタルデータ
を画素毎に1個保持し、この一時記憶メモリ内の画像デ
ータに基づく画像データを画像圧縮して圧縮画像データ
として画像メモリに記憶し、再生時にこの画像メモリ内
の圧縮画像データを画像伸長し、この伸長データより得
られるカラー映像信号を構成する複数の成分データ中の
1種類の成分データのみを前記一時記憶メモリに格納す
る格納作業と、1画面分の格納作業が完了した後に一時
記憶メモリ内の成分データを画面垂直方向に走査して読
み出す垂直読み出し作業を、前記複数の成分データ毎に
繰り返し実行することで各成分データの面順次出力を得
ることを特徴とする。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面に従い本発明の一実施
例について説明する。尚、前記従来例である図2及び図
3と同一部分には同一符号を付して説明を省略する。
【0024】図1は本実施例によるデジタルスチルカメ
ラのブロック図である。CCDイメージャ1からの撮像
信号をデジタル化してR、G、Bの色信号データである
画像データを第1メモリ5に一旦格納し、色分離処理、
YUV変換、第2メモリ6への格納、画像圧縮及びフラ
ッシュメモリ8への圧縮画像データの格納までの一連の
処理をマイコン7にて図5のフローチャートに沿って実
行する点は、前記従来例と全く同一であるので説明を省
略する。
【0025】再生時にマイコン7にて圧縮画像データが
画像伸長されて8×8画素のブロック単位でYUVデー
タが復元され、同一ブロックについてのY、U、V信号
データ、即ち画素毎の64個のY信号データ、同じく6
4個のU信号データ、64個のV信号データがマイコン
7に内蔵されるRAM(図示省略)に一旦保持され、同
一画素でのY、U、V信号データにより所定の演算式に
てR、G、Bの信号データに変換が可能になるが、マイ
コン7はR書き込みモード、G書き込みモード及びB書
き込みモードの3モードに応じていずれかの信号データ
のみを算出する。尚、YUVデータをRGBデータに変
換する前記所定の演算式には数1が用いられ、数1の
Y、U、VにYUV信号データを具体的に代入すること
でR、G、Bが求まる。
【0026】また、こうして得られたRGBデータは、
撮像時にCCDイメージャ1から得られた画像データの
一時保管用に用いた第1メモリ5に格納可能に構成され
る。
【0027】次に、再生時の動作を図9のフローチャー
トを参照にして説明すると、まずマイコン7は再生開始
と共にフラッシュメモリ8内の圧縮画像データを読み出
して、画像伸長する(ステップ71)と共にまずR書き
込みモードとなり、R信号データのみを算出して第1メ
モリ5に格納する(ステップ72)。このブロック毎の
画像伸長及びR信号データの算出処理は、ステップ81
からステップ71へとフラッシュメモリ8に格納されて
いる1画面分の圧縮画像データの全てに対して繰り返さ
れ、1画面分の処理が完了すると1画面分の全画素のR
信号データが全て第1メモリ5に格納されることにな
る。
【0028】こうしてR信号データの格納が完了する
と、垂直読出回路9は第1メモリ5内のR信号データを
画面の垂直方向に順次読み出し(ステップ73)、カメ
ラ出力としてカラープリンタに供給する。
【0029】この読み出しが完了すると、マイコン7は
フラッシュメモリ8の1画面分の圧縮画像データの画像
伸長を再び最初から行い(ステップ74)、同時にR書
き込みモードからG書き込みモードにモード移行して、
1ブロック毎にG信号データをYUVデータから算出し
て第1メモリ5に格納する(ステップ75)。従って、
第1メモリ5内のR信号データはG信号データに画素毎
に置換されることになる。このブロック毎の画像伸長及
びG信号データの算出処理もステップ82からステップ
77へと、フラッシュメモリ8に格納されている1画面
分の圧縮画像データの全てに対して繰り返され、1画面
分の処理が完了すると1画面分の全画素のG信号データ
が全て第1メモリ5に格納されることになる。
【0030】こうしてG信号データの格納が完了する
と、垂直読出回路9は第1メモリ5内のG信号データを
画面の垂直方向に順次読み出し(ステップ76)、カメ
ラ出力としてカラープリンタに供給する。
【0031】この読み出しが完了すると、マイコン7は
フラッシュメモリ8の1画面分の圧縮画像データの画像
伸長を再び最初から行い(ステップ77)、同時にG書
き込みモードからB書き込みモードにモード移行して、
1ブロック毎にB信号データをYUVデータから算出し
て第1メモリ5に格納する(ステップ78)。従って、
第1メモリ5内のG信号データはB信号データに画素毎
に置換されることになる。このブロック毎の画像伸長及
びB信号データの算出処理も、ステップ82からステッ
プ74へとフラッシュメモリ8に格納されている1画面
分の圧縮画像データの全てに対して繰り返され、1画面
分の処理が完了すると1画面分の全画素のB信号データ
が全て第1メモリ5に格納されることになる。
【0032】こうしてB信号データの格納が完了する
と、垂直読出回路9は第1メモリ5内のB信号データを
画面の垂直方向に順次読み出し(ステップ79)、カメ
ラ出力としてカラープリンタに供給する。
【0033】このように、圧縮画像データの画像伸長を
3度繰り返して、伸長毎に異なる色信号成分データのみ
を第1メモリ5に格納し、その都度垂直読み出しするこ
とで、各色信号データの面順次の垂直走査出力を得るこ
とができる。
【0034】以上のように、カメラ側から1種類ずつ面
順次で供給されるR、G、B信号データは、一旦演算部
にて各色の補色データに変換された上で、この補色デー
タがカラープリンタ内のヘッドユニットの印画ヘッドに
供給される。ここで、補色データを作成する際の演算部
での演算は、単にデジタルデータであるR、G、B信号
データの補数をとることで実現される。
【0035】ヘッドユニットは、1画面の垂直方向の画
素数に相当する個数、例えば垂直方向の有効画素数が4
80画素である場合には、480個の印画ヘッドにて構
成され、これらの印画ヘッドは垂直方向に1列に並んで
配置され、ヘッドユニットの水平方向の走査に際して全
印画ヘッドが一体に水平方向に移動する。
【0036】RGBデータに基づくカラープリンタでの
静止画の印刷手順を簡単に説明すると、まず垂直読み出
しされて順次入力されたR信号データは、演算部にてR
の補色データに変換されて印画ヘッドに順に供給され、
各データに応じた印画が実行され、垂直方向の1列分の
画素のRの補色データの印画が完了すると、ヘッドユニ
ットは初期位置から1ステップ分だけ水平移動し、次の
垂直方向の1列分の画素のRの補色データの印画が為さ
れ、更にヘッドユニットが1ステップ分だけ垂直移動
し、以下同様の動作が繰り返され、水平方向の有効画素
数に対応するステップ数だけヘッドユニットの水平方向
の移動が完了すると、1画面分のRの補色データの印画
が完了したことになる。
【0037】こうして、R信号データに基づく印画が完
了すると、ヘッドユニットは元の初期位置に復帰し、次
に垂直読出回路9にてG信号データの垂直読み出しを実
行させて、G信号データがR信号データに代えて順にカ
ラープリンタに入力され、演算部にてGの補色データに
変換された上で、この補色データが印画ヘッドに供給さ
れ、Rの補色データが印画された位置の上にGの補色デ
ータの印画が為され、垂直方向の1列分の画素のGの補
色データの印画が完了すると、ヘッドユニットが初期位
置から1ステップ分水平移動し、以後垂直方向の1列分
の画素の印画が完了する毎にヘッドユニットが1ステッ
プずつ水平移動する動作を繰り返す。こうして、ヘッド
ユニットの水平方向の走査が完了すると、1画面分のG
の補色データの印画が完了したことになる。
【0038】こうして、G信号データに基づく印画が完
了すると、ヘッドユニットは再び元の初期位置に復帰
し、次に垂直読出回路9にてB信号データの垂直読み出
しを実行させて、B信号データがG信号データに代えて
順にカラープリンタに入力され、演算部にてBの補色デ
ータに変換された上で、この補色データが印画ヘッドに
供給され、R及びGの補色データが印画された位置の上
にBの補色データの印画が為され、垂直方向の1列分の
画素のBの補色データの印画が完了すると、ヘッドユニ
ットが初期位置から1ステップ分水平移動し、以後垂直
方向の1列分の画素の印画が完了する毎にヘッドユニッ
トが1ステップずつ水平移動する動作を繰り返す。こう
して、ヘッドユニットの水平方向の走査が完了すると、
1画面分のBの補色データの印画が完了したことにな
る。
【0039】こうして、ヘッドユニットの水平方向の3
度の走査が完了すると、映像信号を構成するR、G、B
の3種類の成分に基づく印画が完了し、1枚の静止画の
印刷が終了する。
【0040】本実施例によれば、画像伸長処理は繰り返
し3度実行する必要があり、処理に若干の時間を要する
ことになるが、実際の印画速度はカメラ側での画像伸長
速度に対して十分に遅く、プリンタ側での印画時に画像
伸長が終わるのを待つような不都合は生じない。即ち、
1回目の画像伸長により第1メモリ5に格納されたR信
号データを垂直読み出ししてカラープリンタ側に転送
し、これらのデータを基にプリンタの印画ヘッドがR信
号データに基づく印画を完了するまでの間に、カメラ側
では2回目の画像伸長が実行されて第1メモリ5にG信
号データの格納が開始され、R信号データの印画完了後
にG信号データの印画に速やかに移行できることにな
る。
【0041】また、前記実施例では、CCDイメージャ
1の有効画素毎にR、G、B信号の一つを取り出し、色
分離により欠落する2色の色信号の補間を行う方式を説
明したが、本件出願人が先に特願平7−38632号に
て提案しているように、色分離の際にCCDイメージャ
の画素の欠落色信号を補間するのに代えて、各画素を水
平及び垂直方向に半画素分ずらせた位置でのR、G、B
の3原色信号を周囲の画素の色信号から作成して、これ
以後の信号処理に際して、この半画素ずれた位置を画素
と見なして扱うことも可能であることはいうまでもな
い。
【0042】また、前記実施例では、CCDイメージャ
1に装着された色フィルタは、R、G、Bの原色フィル
タをモザイク状に配置したものを用いたが、特にモザイ
ク状に配置するものに限定されることはない。また、原
色フィルタに代えて補色フィルタを用いることも可能で
あることはいうまでもない。
【0043】また、前記実施例では、画像圧縮前に実行
されるYUV変換に際して、Y信号データは全画素につ
いて作成したが、U及びV信号データに関しては、水平
方向に1/2に間引いて作成することも可能である。こ
れは、人間の目が輝度の変化には敏感であるが、色の変
化には比較的鈍感であるという特性を利用したものであ
る。このようにU及びVの信号データを間引き処理すれ
ば、画像圧縮時にU及びV信号データは8×8画素の1
ブロックを水平方向に隣接する2ブロック単位で圧縮で
きることになり、フラッシュメモリ8の記憶容量を前記
実施例より軽減することが可能になる。尚、画像伸長時
にYUVデータをRGBデータに逆変換する際には、間
引き処理により水平方向に隣接する2画素毎にU及びV
信号データが1個ずつしか得られないので、これらの隣
接する2画素についてそれぞれ1個のデータを兼用する
ことで対応可能である。
【0044】更に、前記実施例では、CCDイメージャ
の色フィルタに原色フィルタを用い、フラッシュメモリ
への記憶をYUVのデータで行うように構成しているの
で、画像圧縮前及び伸長後にRGBデータからYUVデ
ータへの変換及びその逆の逆変換を実行しているが、フ
ラッシュメモリにRGBデータをそのまま記憶するよう
に構成することも可能であり、この場合、上述の変換及
び逆変換処理は不要となる。
【0045】また、前記実施例では、色分離処理から画
像圧縮までの一連の処理及び画像伸長からRGBへの逆
変換の処理を単一のマイコンでソフトウエア的に実行し
たが、専用の回路により処理可能であることはいうまで
もない。
【0046】
【発明の効果】上述の如く本発明によれば、単一の一時
保管用のメモリを画像伸長毎に得られる異なる成分デー
タの保管に兼用できるので、各成分データ毎にメモリを
設けることなしに各成分データの面順次の垂直走査の出
力を得ることが可能になる。
【0047】特に、撮像素子からの撮像信号を一時的に
保管するメモリを画像伸長後の各成分データ保管用に兼
用できるので、面順次での垂直読み出し用に専用のメモ
リを設ける必要がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のブロック図である。
【図2】従来例のブロック図である。
【図3】別の従来例のブロック図である。
【図4】CCDイメージャ1に装着された色フィルタを
説明する図である。
【図5】本発明の一実施例の記録時のフローチャートで
ある。
【図6】本発明の一実施例の画像圧縮時のブロックを説
明する図である。
【図7】従来例のデータ読み出しの説明図である。
【図8】本発明の一実施例に係わり、メモリの垂直読み
出しを説明する図である。
【図9】本発明の一実施例の再生時のフローチャートで
ある。
【符号の説明】
1 CCDイメージャ 3 A/D変換器 5 第1メモリ 7 マイコン 8 フラッシュメモリ 9 垂直読出回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像信号を出力する撮像素子と、 該撮像信号をデジタル値に変換するA/D変換器と、 該A/D変換器出力に基づく画像データを画像圧縮して
    圧縮画像データとして出力する画像処理手段と、 該圧縮画像データを記憶する画像メモリと、 該画像メモリ内の圧縮画像データを画像伸長する画像伸
    長手段とを備え、 該画像伸長手段出力より得られるカラー映像信号を構成
    する複数の種類の成分データ中の1個の成分データのみ
    を第1メモリに格納する格納作業と、1画面分の該格納
    作業が完了した後に該第1メモリ内の成分データを画面
    垂直方向に走査して読み出す垂直読み出し作業を、成分
    データの種類毎に順次実行することを特徴とするデジタ
    ルスチルカメラ。
  2. 【請求項2】 前記A/D変換器出力を1画面分保持す
    る一時記憶メモリを備え、前記一時記憶メモリを前記第
    1メモリに兼用することを特徴とする請求項1記載のデ
    ジタルスチルカメラ。
  3. 【請求項3】 前記A/D変換器出力は、R、G、Bの
    色信号データのいずれかであり、前記複数の種類の成分
    データはR、G、Bの色信号データであることを特徴と
    する請求項1記載のデジタルスチルカメラ。
  4. 【請求項4】 前記A/D変換器出力は、R、G、Bの
    色信号データのいずれかであり、前記複数の種類の成分
    データは輝度信号データ及び色差信号データであること
    を特徴とする請求項1記載のデジタルスチルカメラ。
  5. 【請求項5】 前記画像処理手段及び前記画像伸長手段
    は、単一のマイクロコンピュータにより構成されること
    を特徴とする請求項1記載のデジタルスチルカメラ。
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