JPH1069668A - 対物レンズ駆動装置 - Google Patents

対物レンズ駆動装置

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JPH1069668A
JPH1069668A JP8228080A JP22808096A JPH1069668A JP H1069668 A JPH1069668 A JP H1069668A JP 8228080 A JP8228080 A JP 8228080A JP 22808096 A JP22808096 A JP 22808096A JP H1069668 A JPH1069668 A JP H1069668A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 対物レンズ駆動装置のフォーカス及びトラッ
ク方向の感度特性におけるQ値及び共振周波数の温度依
存性を少なくして、過酷な環境下でも良好な面振れ追従
性及び偏芯追従性と良好なトラックジャンプ整定性とを
実現する。 【解決手段】 対物レンズ201を保持するレンズホル
ダー202にトラッキングコイル203及びフォーカシ
ングコイル204が固着されている。これらコイルと対
向して基台206にマグネット205が配置されてい
る。金属ワイヤー208は、一端がレンズホルダー20
2と接続されており、他端がプリント基板209と接続
されている。プリント基板209は基台206に固定さ
れたプリント基板保持部材214に保持されており、プ
リント基板保持部材214は弾性連結部材212を介し
て粘弾性体保持部材213を支持している。粘弾性体保
持部材213に保持された粘弾性体中を金属ワイヤー2
08が貫通している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学的情報記録再
生技術の分野に属するものであり、特に光学的情報記録
再生用の光ピックアップにおける対物レンズ駆動装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】光学的情報記録再生装置の光ピックアッ
プとして図7に示す構成のものがある。
【0003】図7において、キャリッジ100に固定さ
れた光集積素子101からY方向に射出されたレーザ光
束は、キャリッジ100に固着された跳ね上げミラー1
02によって光路を90°折り曲げられてZ方向に進行
し、後述する対物レンズ駆動装置200に保持されてい
る対物レンズ201を透過して、X−Y面内に配置され
た不図示のディスク状光学的情報記録媒体(以下、単に
「ディスク」という)上にスポット結像せしめられる。
ディスクからの反射光は、該ディスクへの入射の時とほ
ぼ同じ光路を逆向きに進行し、光集積素子101内の光
センサ上に結像せしめられる。この光センサの出力に基
づき、光集積素子101からはフォーカスエラー信号、
トラックエラー信号、RF信号等の電気信号が出力され
る。
【0004】上記対物レンズ駆動装置200の構成を説
明する。対物レンズ201はレンズホルダー202に固
着されている。レンズホルダー202はトラッキングコ
イル203及びフォーカシングコイル204を固着保持
している。これらのトラッキングコイル203及びフォ
ーカシングコイル204と対向するようにマグネット2
05が配置されており、該マグネット205は基台20
6に固着されている。基台206には、プリント基板保
持部材207がマグネット205と離れた位置において
固着されている。レンズホルダー202は4本の平行配
列の金属ワイヤー208により支持されている。各金属
ワイヤー208は、一端をレンズホルダー202に、他
端をプリント基板保持部材207に固着されたプリント
基板209に、それぞれ半田付け固定されている。対物
レンズ駆動装置200の基台206はキャリッジ100
上に固定されている。尚、キャリッジ100は不図示の
X方向ガイドレールにガイドされてX方向に移動するこ
とができる。
【0005】上記構成において、フォーカシングコイル
204およびトラッキングコイル203に電流を流す
と、金属ワイヤー208の弾性変形に基づき、レンズホ
ルダー202に固着された対物レンズ201はディスク
面と垂直のZ方向およびディスク面と平行なX−Y面内
において上記ディスクの情報トラックと垂直なX方向に
移動する。これらの対物レンズ201のZ方向移動及び
X方向移動を適宜制御することにより、ディスクの面振
れや偏芯に追従してディスクに対しフォーカスずれ及び
トラックずれのない状態で良好な光スポットを形成する
ことが可能となる。
【0006】ところで、上記金属ワイヤー208はバネ
性(弾性)がある為、上記対物レンズ駆動装置200は
共振周波数を持つ、この共振モードを抑えて対物レンズ
駆動装置200の整定性を向上させることが、良好な再
生信号を得る為の必要条件となる。
【0007】共振モードを抑える方法の1つとして、図
8に示すような方法がある。即ち、図示されているよう
に、金属ワイヤー208が貫通するプリント基板保持部
材207の部分に形成されている貫通孔内に粘弾性体2
10を充填することにより共振モードを抑えるものであ
る。
【0008】この様に構成した対物レンズ駆動装置20
0の感度特性を、図9に示す。一般的に、粘弾性体21
0は温度特性を持つ事が知られている。即ち、低域感
度、Q値(低域感度と共振ピーク値との差)及び共振周
波数は、図示のように変化する。QH ,QRT,QL はそ
れぞれ高温、室温、低温でのQ値を示す。図10にQ値
及び共振周波数の温度依存性のグラフを示す。これらの
パラメータが変化すると、対物レンズ駆動装置のディス
ク面振れや偏芯に対する追従性能が変化する為、室温に
おいて適正に調整しても、高温または低温において再生
信号の品質が悪化するという現象が発生する。特に、Q
値が変化すると、トラックジャンプが困難になり、信号
の再生が不可能になる場合がある。
【0009】上記図9に示す温度依存性を持つ対物レン
ズ駆動装置200を用いてトラックジャンプをした時の
目標値への整定性のグラフを、図11に示す。室温では
良好な整定性(整定時間TRT)を示すが、低温では応答
が遅くなり高温では発振ぎみになり、ともに室温の場合
より制定時間が長くなっている(低温での整定時間
L 、高温での整定時間TH )。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
対物レンズ駆動装置の共振モードを抑える方法として粘
弾性体を用いた場合、粘弾性体の温度特性の為、低温ま
たは高温でディスク面振れや偏芯に対する追従性が低下
したり、また、トラックジャンプ時の整定性が低下した
り不安定になったりして、ディスクからの良好な情報の
記録再生に支障をきたすことがある。特に、車載用や宇
宙空間などの過酷な環境下では、ディスクからの情報の
再生やディスクに対する情報の記録が不可能になる場合
がある。
【0011】そこで、本発明の目的は、対物レンズ駆動
装置のフォーカス方向及びトラック方向の感度特性にお
いて、Q値及び共振周波数の温度依存性を少なくして、
過酷な環境下でも良好な面振れ追従性及び偏芯追従性と
良好なトラックジャンプ整定性とを実現し、良好な光学
的情報記録再生を可能ならしめようとするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明によれ
ば、上記目的を達成するものとして、対物レンズと、該
対物レンズを保持するレンズホルダーと、該レンズホル
ダーに固着されたトラッキングコイル及びフォーカシン
グコイルと、基台と、該基台に固着され上記トラッキン
グコイル及び上記フォーカシングコイルと対向するよう
に配置されたマグネットと、上記基台に対し上記レンズ
ホルダーをトラッキング方向及びフォーカシング方向に
移動可能に支持するための複数のバネ材とを有してお
り、該バネ材は一端が上記レンズホルダーと接続されて
おり他端が上記基台または該基台に対し直接的または間
接的に固定されている第1部材と接続されており、上記
バネ材の両端の間の部分には粘弾性体が接触せしめられ
ており、該粘弾性体は粘弾性体保持部材により保持され
ており、該粘弾性体保持部材は上記基台または該基台に
対し直接的または間接的に固定されている第2部材と弾
性変形可能な連結部材を介して連結されていることを特
徴とする対物レンズ駆動装置、が提供される。
【0013】本発明の一態様においては、上記バネ材は
金属ワイヤーである。
【0014】本発明の一態様においては、上記粘弾性体
は膠質性高分子材料である。
【0015】本発明の一態様においては、上記第1部材
は電気配線の形成されたプリント基板であり、該プリン
ト基板は上記第2部材たるプリント基板保持部材により
保持されており、該プリント基板保持部材は上記基台に
固定されており、上記連結部材は上記粘弾性体保持部材
と上記プリント基板保持部材とを連結している。
【0016】本発明の一態様においては、上記第1部材
は電気配線の形成されたプリント基板であり、該プリン
ト基板は上記基台に固定されており、上記連結部材は上
記粘弾性体保持部材と上記基台とを連結している。
【0017】本発明においては、粘弾性体保持部材自体
が外乱振動に対して共振周波数を持った応答特性を持
ち、従って粘弾性体の温度特性と弾性連結部材で支持さ
れた粘弾性体保持部材の外乱振動に対する応答の温度特
性とが相乗作用をなすことにより、対物レンズ駆動装置
のフォーカシング方向およびトラッキング方向の感度特
性のQ値と共振周波数との温度依存性を抑えるようにす
ることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明の実施の形態を説明する。
【0019】(第1の実施形態)図1は本発明による対
物レンズ駆動装置の第1の実施形態を示す分解斜視図で
あり、図2はその部分断面図である。これらの図におい
て上記図7及び図8におけると同様の機能を有する部材
には同一の符号が付されている。
【0020】本実施形態が上記図7及び図8の装置と本
質的に異なるところは、プリント基板とプリント基板保
持部材と金属ワイヤーと粘弾性体との固着、係合あるい
は接続の形態である。
【0021】即ち、図1において、300は光学的情報
記録再生装置本体に固定されたガイドレールであり、キ
ャリッジ100にはガイドレール300に対しX方向に
スライド可能に適合せるガイド孔が形成されており、キ
ャリッジ100には不図示のX方向移動駆動手段が接続
されており、該X方向移動駆動手段によりガイドレール
300に沿ってキャリッジ100をX方向に往復移動さ
せることができる。キャリッジ100には光集積素子1
01及び跳ね上げミラー102が固着されている。光集
積素子101内にはレーザ光源や光センサや光束分離光
学素子が収容されている。
【0022】上記キャリッジ100上には対物レンズ駆
動装置200が取り付けられている。該対物レンズ駆動
装置200は、キャリッジ100に固定された基台20
6を備えている。該基台206にはマグネット205が
固着されている。
【0023】基台206には、更に、プリント基板保持
部材214が取り付けられており、該プリント基板保持
部材214には電気配線の形成されたプリント基板20
9が取り付けられている。一方、レンズホルダー202
には対物レンズ201ならびにトラッキングコイル20
3及びフォーカシングコイル204が固着されている。
これらのトラッキングコイル203及びフォーカシング
コイル204は、上記マグネット205と対向する様に
配置されている。
【0024】そして、レンズホルダー202には平行配
列の4本の金属ワイヤー208のそれぞれの一端が接続
されており、各金属ワイヤー208の他端は上記プリン
ト基板209にハンダ付けにより接続されている。金属
ワイヤー208をプリント基板209の電気回路に接続
してトラッキングコイル203及びフォーカシングコイ
ル204への電流供給に用いることができる。更に、上
記プリント基板保持部材214の下部には弾性変形可能
な連結部材212を介して粘弾性体保持部材213の下
部が接続されている。本実施形態では、連結部材21
2、粘弾性体保持部材213及びプリント基板保持部材
214はプラスチックで一体的に成形されており、連結
部材212は曲げ変形可能な程度の寸法に形成されてい
る。粘弾性体保持部材213には、Y方向の貫通孔21
3aが形成されており、これら貫通孔内を上記金属ワイ
ヤー208が貫通している。貫通孔213a内には粘弾
性体210が充填されている。粘弾性体210として
は、例えば膠質性高分子材料(紫外線硬化性樹脂など)
が用いられる。
【0025】尚、211は保護カバーである。
【0026】光集積素子101内のレーザ光源から射出
されたレーザ光束は、該光集積素子101内の光束分離
光学素子を透過し、光集積素子101を出てY方向に進
行し、跳ね上げミラー102によって光路を90°折り
曲げられてZ方向に進行し、対物レンズ駆動装置200
に保持されている対物レンズ201を透過して、X−Y
面内に配置された不図示の光学的情報記録媒体たる光デ
ィスク上にスポット結像せしめられる。光ディスクから
の反射光は、該光ディスクへの入射の時とほぼ同じ光路
を逆向きに進行し、光集積素子101内の光束分離光学
素子により射出光束と分離され光センサ上に結像せしめ
られる。この光センサの出力に基づき、光集積素子10
1からはフォーカスエラー信号、トラックエラー信号、
RF信号等の電気信号が出力される。
【0027】フォーカシングコイル204およびトラッ
キングコイル203に電流を流すと、金属ワイヤー20
8の弾性変形に基づき、レンズホルダー202に固着さ
れた対物レンズ201はディスク面と垂直のZ方向およ
びディスク面と平行なX−Y面内において上記ディスク
の情報トラックと垂直なX方向に移動する。
【0028】本実施形態では、金属ワイヤー208が振
動すると、その振動は、先ず粘弾性体210に伝達さ
れ、更に該粘弾性体210を保持せる粘弾性体保持部材
213が弾性変形可能な連結部材212を介してプリン
ト基板保持部材214に接続されていることから、粘弾
性体保持部材213にも伝達される。従って、本実施形
態の対物レンズ駆動装置200のフォーカス方向および
トラック方向の感度特性におけるQ値及び共振周波数の
温度依存性は、粘弾性体210の温度特性と振動可能に
保持された粘弾性体保持部材213の外乱振動に対する
応答の温度特性との双方の影響を受ける。
【0029】粘弾性体210の温度特性は、上記の様に
図9及び図10に示すとおりである。粘弾性体保持部材
213の外乱応答特性の概略を図12に示す。図12に
おいては、粘弾性体保持部材213の特性に加えて、粘
弾性体210の特性(即ち、上記図9の特性)と、本実
施形態におけるレンズホルダー202の特性とが、示さ
れている。粘弾性体保持部材213の感度特性は、絶対
値は小さいけれども、粘弾性体210と同様の温度依存
性を持っている。但し、共振周波数の温度依存性は粘弾
性体210より大きい傾向にある。そして、粘弾性体保
持部材213の共振周波数は粘弾性体210の共振周波
数より僅かに高く設定されている。粘弾性体210の特
性は上記図8に関し説明した様な粘弾性体210を用い
た従来の装置のレンズホルダー202の振動の温度特性
に相当し、これに対して本発明実施形態のレンズホルダ
ー202の振動の温度特性は粘弾性体210と粘弾性体
保持部材213とを用いた場合の特性である。
【0030】本発明実施形態のレンズホルダー202の
特性において、室温での共振周波数はfRTで示されてお
り、高温での共振周波数はfH で示されており、低温で
の共振周波数はfL で示されている。図8の様な粘弾性
体210を用いた従来の装置での室温、高温及び低温で
の共振周波数のそれぞれと本発明実施形態の装置での室
温、高温及び低温での共振周波数fRT,fH ,fL のそ
れぞれとの差が、Δf RT,ΔfH ,ΔfL で示されてい
る。ΔfH >ΔfRT>ΔfL であり、ΔfL はほぼ0で
ある。
【0031】高温(例えば70℃)では、粘弾性体保持
部材213の共振周波数は室温の場合より下がり、粘弾
性体210の共振周波数に近くなる。レンズホルダー2
02の共振周波数付近の振動は、粘弾性体保持部材21
3によって増幅されるため、図4に示す様に、フォーカ
シング及びトラッキングの感度特性の共振周波数のQ値
を増幅する効果がある。また、室温の場合に対する共振
周波数の変化量(即ち、fRT−fH )が従来装置より抑
制されることが図12から分かる。
【0032】低温(例えば−25℃)では、粘弾性体支
持部材213の共振周波数は室温の場合より上がり、粘
弾性体210の共振周波数から遠くなる。レンズホルダ
ー202の共振周波数付近の振動は、粘弾性体保持部材
213によって抑制されるため、図4に示す様に、フォ
ーカシング及びトラッキングの感度特性の共振周波数の
Q値を抑制する効果がある。また、室温の場合に対する
共振周波数の変化量(即ち、fL −fRT)が従来装置よ
り抑制されることが図12から分かる。
【0033】従って、本発明実施形態の対物レンズ駆動
装置のフォーカス方向およびトラック方向の感度特性
は、図3のようになり、温度に殆ど依存しなくなる。図
4に示すように、Q値も共振周波数もほとんど温度に依
存しない。
【0034】そして、本実施形態では、図5に示されて
いるように、トラックジャンプ整定時間も温度に依存し
なくなり、安定した制御が可能となる。図5において、
H,TRT,TL は、それぞれ高温、室温、低温での整
定時間を示す。
【0035】かくして、本実施形態においては、対物レ
ンズ201のZ方向移動及びX方向移動を適宜制御する
ことにより、広範な温度範囲においてディスクの面振れ
や偏芯に追従してディスクに対しフォーカスずれ及びト
ラックずれのない状態で良好な光スポットを形成するこ
とが可能となる。
【0036】(第2の実施形態)図6は本発明による対
物レンズ駆動装置の第2の実施形態を示す部分断面図で
ある。本図は、上記第1の実施形態の図2に対応する部
分を示すものである。図6において上記図1〜図2にお
けると同様の機能を有する部材には同一の符号が付され
ている。
【0037】本実施形態では、プリント基板209をプ
リント基板保持部材により保持せずに直接基台206に
固定している(即ち、第1の実施形態において使用され
ていたプリント基板保持部材214は除外されてい
る)。そして、粘弾性体保持部材213を連結部材21
2を介して基台206に固定している。連結部材212
の基台206への固定は接着剤によりなされている。
尚、連結部材212の基台206への固定はネジ等によ
り行うこともでき、この場合も同様の効果が得られる。
【0038】本実施形態においても、上記第1の実施形
態と同等の効果が得られる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
粘弾性体保持部材を弾性を持つ連結部材を介して支持す
る事により、粘弾性体保持部材自体が振動特性を持つよ
うになるため、その温度依存性を利用して、対物レンズ
駆動装置のフォーカス方向およびトラック方向の感度特
性におよぼす粘弾性体の温度依存性の影響を低減させる
ことができる。従って、過酷な温度環境下においても、
良好な光学的情報記録再生動作と安定したアクセス制御
とを保証できる光ピックアップを提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による対物レンズ駆動装置の第1の実施
形態を示す分解斜視図である。
【図2】本発明による対物レンズ駆動装置の第1の実施
形態の部分断面図である。
【図3】本発明による対物レンズ駆動装置の第1の実施
形態のフォーカス方向およびトラック方向感度特性の温
度依存性を示すグラフである。
【図4】図3に示す特性のQ値及び共振周波数の温度依
存性を示すグラフである。
【図5】本発明による対物レンズ駆動装置の第1の実施
形態のトラックジャンプ整定性の温度依存性を示すグラ
フである。
【図6】本発明による対物レンズ駆動装置の第2の実施
形態の部分断面図である。
【図7】対物レンズ駆動装置を示す分解斜視図である。
【図8】図7に示す対物レンズ駆動装置の部分断面図で
ある。
【図9】図7および図8に示す対物レンズ駆動装置のフ
ォーカス方向およびトラック方向感度特性の温度依存性
を示すグラフである。
【図10】図9に示す特性のQ値及び共振周波数の温度
依存性を示すグラフである。
【図11】図7および図8に示す対物レンズ駆動装置の
トラックジャンプ整定性の温度依存性を示すグラフであ
る。
【図12】粘弾性体保持部材の外乱応答特性、粘弾性体
の特性及びレンズホルダーの特性を示すグラフである。
【符号の説明】
100 キャリッジ 101 光集積素子 102 ミラー 200 対物レンズ駆動装置 201 対物レンズ 202 レンズホルダー 203 トラッキングコイル 204 フォーカシングコイル 205 マグネット 206 基台 208 金属ワイヤー 209 プリント基板 210 粘弾性体 211 保護カバー 212 連結部材 213 粘弾性体保持部材 214 プリント基板保持部材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対物レンズと、該対物レンズを保持する
    レンズホルダーと、該レンズホルダーに固着されたトラ
    ッキングコイル及びフォーカシングコイルと、基台と、
    該基台に固着され上記トラッキングコイル及び上記フォ
    ーカシングコイルと対向するように配置されたマグネッ
    トと、上記基台に対し上記レンズホルダーをトラッキン
    グ方向及びフォーカシング方向に移動可能に支持するた
    めの複数のバネ材とを有しており、該バネ材は一端が上
    記レンズホルダーと接続されており他端が上記基台また
    は該基台に対し直接的または間接的に固定されている第
    1部材と接続されており、上記バネ材の両端の間の部分
    には粘弾性体が接触せしめられており、該粘弾性体は粘
    弾性体保持部材により保持されており、該粘弾性体保持
    部材は上記基台または該基台に対し直接的または間接的
    に固定されている第2部材と弾性変形可能な連結部材を
    介して連結されていることを特徴とする対物レンズ駆動
    装置。
  2. 【請求項2】 上記バネ材は金属ワイヤーであることを
    特徴とする、請求項1に記載の対物レンズ駆動装置。
  3. 【請求項3】 上記粘弾性体は膠質性高分子材料である
    ことを特徴とする、請求項1〜2のいずれかに記載の対
    物レンズ駆動装置。
  4. 【請求項4】 上記第1部材は電気配線の形成されたプ
    リント基板であり、該プリント基板は上記第2部材たる
    プリント基板保持部材により保持されており、該プリン
    ト基板保持部材は上記基台に固定されており、上記連結
    部材は上記粘弾性体保持部材と上記プリント基板保持部
    材とを連結していることを特徴とする、請求項1〜3の
    いずれかに記載の対物レンズ駆動装置。
  5. 【請求項5】 上記第1部材は電気配線の形成されたプ
    リント基板であり、該プリント基板は上記基台に固定さ
    れており、上記連結部材は上記粘弾性体保持部材と上記
    基台とを連結していることを特徴とする、請求項1〜3
    のいずれかに記載の対物レンズ駆動装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6643073B1 (en) 1998-02-18 2003-11-04 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Device for driving object lens
CN1302473C (zh) * 2003-10-08 2007-02-28 蒂雅克股份有限公司 光读取装置

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