JPH1069345A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH1069345A
JPH1069345A JP22637496A JP22637496A JPH1069345A JP H1069345 A JPH1069345 A JP H1069345A JP 22637496 A JP22637496 A JP 22637496A JP 22637496 A JP22637496 A JP 22637496A JP H1069345 A JPH1069345 A JP H1069345A
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JP
Japan
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memory
pen
display
coordinates
coordinate
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JP22637496A
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English (en)
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Hiroshi Nakano
浩史 中野
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
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Publication of JPH1069345A publication Critical patent/JPH1069345A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来画像データの拡大縮小処理においては、
処理範囲を指定して拡大又は縮小の指示を出すことによ
って、所定の拡大又は縮小処理を行っていたが、実際に
拡大又は縮小されるまで、処理後の大きさがわかりにく
いため、所望の大きさの拡大又は縮小を行うことは困難
であった。 【解決手段】 ペンによる入力座標及びペンの筆圧を検
知する手段を備え、ペンにより画像を指示すると、筆圧
により拡大又は縮小の速度を決定し、入力された座標を
中心として画像データを連続して拡大又は縮小すること
により、所望の拡大又は縮小画像を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表示装置と座標入
力装置が一体となったタブレットを有する機器における
画像処理に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、表示される画像などの情報を拡
大、縮小するための手法としては、あらかじめ定められ
たキーを入力することによりあらかじめ定められた倍率
に変更する方法が一般的である。あるいは、拡大縮小メ
ニューを表示させ、その中から所望の倍率もしくは任意
の倍率を入力することによって、表示倍率を変更するも
のである。
【0003】ペンなどの座標入力装置(ポインティング
デバイス)を用いて、画像の拡大縮小を行う方法として
は、例えば特開平3−80296号公報には拡大したい
ものをペンにより拡大したい大きさに囲い込み、その囲
い込んだ部分にまで拡大することによって、容易に拡大
指定が行えることが開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記したように従来の
一般的な拡大縮小処理は所定の倍率に拡大もしくは縮小
を行うものであり、実際拡大してみると実は大きすぎた
り、小さすぎたりして、さらに拡大や縮小を行ったり、
または取り消しができるものであれば一度取り消してか
ら違う倍率で拡大を行わなければならなかった。
【0005】所望の倍率を入力できる場合においても、
実際拡大されるまでその画像はわからないために、やは
り所望の大きさの拡大を行うことは困難であった。
【0006】特開平3−80296号公報にはペンによ
って拡大指示を行うものがあるが、囲み込みを行えるよ
うな例えば文字などの拡大であればよいが、連続してい
る画像データを囲み込むことはできないし、囲み込み以
上の倍率の拡大をすることはできない。
【0007】そこで本発明では、上記した問題を解決す
るために、拡大及び縮小をある点を中心として連続的に
所定の速度で行うことによって、所望の拡大及び縮小を
行うものである。つまり所望の大きさに拡大された時点
で操作を中止することによって、所望の拡大を行うこと
が容易にできるものである。
【0008】さらに、その中心とする点を指示する際
に、その指示における筆圧に応じて拡大または縮小の速
度を決定し、連続して拡大及び縮小を行う。さらには、
拡大及び縮小と同時に画像の移動を行うことも可能とし
ている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1によれ
ば、ペンなどにより座標を入力することができる座標入
力装置と、各種データを表示する表示装置が一体となっ
た表示一体型タブレット装置であって、原画像データを
記憶する原画像メモリと、画像データを所望の倍率で拡
大または縮小する拡大縮小手段と、前記表示装置に表示
する画像データを記憶する画面メモリと、前記画面メモ
リの内容を前記表示装置に表示する表示手段と、前記座
標入力装置からの入力座標を記憶する座標メモリと、前
記座標入力装置からの入力時の筆圧を検知する筆圧検知
手段と、前記筆圧検知手段によって得られた筆圧データ
を記憶する筆圧メモリを備え、前記座標入力装置から座
標が入力されると、前記筆圧メモリの値に基づいて、拡
大または縮小の速度を決定し、前記拡大縮小手段によっ
て、前記入力座標を中心として画像データを拡大または
縮小し、前記表示手段によって表示装置に表示すること
によって、上記課題を解決する。
【0010】本発明の請求項2によれば、拡大または縮
小の速度を設定する速度乗数設定手段と、前記速度乗数
設定手段の値を記憶する速度乗数メモリとをさらに備
え、前記座標入力装置から座標が入力されると、前記筆
圧メモリの値及び前記速度乗数メモリの値に基づいて、
拡大または縮小の速度を決定し、前記拡大縮小手段によ
って、前記入力座標を中心として画像データを拡大また
は縮小し、前記表示手段によって表示装置に表示するこ
とによって、上記課題を解決する。
【0011】本発明の請求項3によれば、前記拡大縮小
手段により拡大または縮小された画像データと、原画像
データとの比率を算出する比率算出手段をさらに備え、
前記比率算出手段によって、求められた比率を表示手段
によって表示装置に表示することによって、上記課題を
解決する。
【0012】本発明の請求項4によれば、前記座標入力
装置から座標が入力され、さらに移動により新たな座標
が入力されると、その移動量に応じて画面メモリに記憶
される原画像データの表示部分を移動させることによっ
て、上記課題を解決する。
【0013】上記のような手段により、原画像メモリに
は、表示すべき画像データの全体が保持されており、画
像メモリには原画像メモリの一部が保持され、表示手段
によって視覚化されている。座標入力手段によって、ペ
ンの位置が検知され、座標メモリに格納される。このと
き筆圧検知手段によってペンを押し付ける筆圧が検知さ
れ、筆圧メモリに格納される。そして、この筆圧によっ
て拡大縮小の速度が変わる。これらのデータをもとに拡
大縮小手段によって、原画像のどの部分を切り出して表
示するかが決定され画面メモリにデータが設定され、画
面メモリの内容が表示装置に表示される。
【0014】また、予め拡大縮小の速度に対する定数を
設定し、速度定数メモリに格納する。筆圧のデータとそ
の定数を乗算することにより拡大縮小の速度を設定す
る。
【0015】原画像メモリに保持されている画像と表示
されている画像の比率を比率算出手段によって算出し、
画面メモリに設定することによって視覚化する。
【0016】さらに、ペンがタッチされている位置を保
持する座標メモリの内容の変更が検知されると、その座
標メモリの差分にしたがって原画像中の表示領域を移動
させる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明について、図面を参照して
以下に説明する。図1は、本発明による画像表示装置の
一実施例を説明するための構成図であり、(1−1)は
CPU(中央処理装置)、(1−2)は主記憶部、(1
−21)は座標メモリ、(1−22)は筆圧メモリ、
(1−23)はモードメモリ、(1−24)は速度乗数
メモリ、(1−25)は原画像メモリ、(1−26)は
画面メモリ、(1−3)はLCD(液晶表示装置)、
(1−4)はLCDコントローラ、(1−5)はタッチ
パネルコントローラ、(1−6)はタッチパネル、(1
−7)はペン、(1−71)は圧力センサー、(1−7
2)はモード切替ボタン、(1−8)は拡大縮小手段、
(1−9)は速度乗数設定手段、(1−10)は比率算
出手段である。
【0018】CPU(1−1)はシステム全体を制御す
る中枢部である。主記憶部(1−2)はプログラム、デ
ータを格納するメモリから構成される。座標メモリ(1
−21)はペンでタッチパネルをタッチした際の座標を
保持する。筆圧メモリ(1−22)はペンでタッチパネ
ルをタッチした際の強さである筆圧を保持する。モード
メモリ(1−23)はペンでタッチパネルをタッチした
際のモード切替ボタンの状態を保持する。
【0019】速度乗数メモリ(1−24)は拡大縮小の
速さを調節するための乗数を保持する。原画像メモリ
(1−25)は表示すべき画像データの全体を保持す
る。画面メモリ(1−26)はLCD(1−3)に表示
される内容を保持する。
【0020】座標メモリ(1−21)、筆圧メモリ(1
−22)、モードメモリ(1−23)、速度乗数メモリ
(1−24)、原画像メモリ(1−25)、画面メモリ
(1−26)のそれぞれは主記憶部(1−2)上に確保
される。
【0021】LCD(1−3)は表示を行うためのもの
である。LCDコントローラ(1−4)はLCD(1−
3)を制御する表示手段である。タッチパネルコントロ
ーラ(1−5)はタッチパネル(1−6)、ペン(1−
7)を制御する。タッチパネル(1−6)はユーザから
のタッチ入力を受け付ける。
【0022】ペン(1−7)は圧力センサー(1−7
1)とモード切替ボタン(1−72)からなる。圧力セ
ンサー(1−71)はペン(1−7)をタッチパネル
(1−6)に押しつける筆圧を検知する。モード切替ボ
タン(1−72)は拡大縮小のどちらを行うかを切り替
える。
【0023】タッチパネル(1−6)とLCD(1−
3)は通常、図2(a)のように重ねて用いられ、表示
される内容を直接指し示すことが可能となっている。
【0024】また、ペン(1−7)は図2(b)のよう
な構造を取り、タッチパネル(1−6)に押し付けた際
に、ペン先が圧力センサー(1−71)を押し、その圧
力が検知される。モード切替ボタン(1−72)はペン
に付属して、ペンを持ちながら、指で押すことができ
る。
【0025】速度乗数設定手段(1−9)により、図4
の(4−3)に示すように拡大縮小の度合いを設定する
ため、画面メモリ(1−26)に選択画面が設定され、
LCD(1−3)に表示される。タッチパネル(1−
6)によって、その度合いが選択され(ここでは3が選
択されている)、速度乗数メモリ(1−24)に設定さ
れる。
【0026】原画像メモリ(1−25)には、表示すべ
き画像データの全体が保持される。画面メモリ(1−2
6)には原画像メモリ(1−25)の一部が保持され、
CPU(1−1)によってLCD(1−3)に表示され
る。
【0027】次に、タッチパネル(1−6)上のある位
置がペン(1−7)でタッチされると、その座標がCP
U(1−1)によって処理され、座標メモリ(1−2
1)に保持される。また、圧力センサー(1−71)に
よってペン(1−7)がタッチされた場合の筆圧が感知
され、CPU(1−1)によって処理された後、筆圧メ
モリ(1−22)に保持される。さらに、ペン(1−
7)でタッチした場合に、モード切替ボタン(1−7
2)が押されているかどうかがCPU(1−1)によっ
て処理され、モードメモリ(1−23)に設定される。
【0028】座標メモリ(1−21)、筆圧メモリ(1
−22)、モードメモリ(1−23)、速度乗数メモリ
(1−24)によって、次に表示すべき原画像中の領域
が決まり、CPU(1−1)によって、その領域を表示
サイズに合わせて拡大縮小手段(1−8)で拡大縮小処
理が行われ、画面メモリ(1−26)に設定される。そ
の際に、比率算出手段(1−10)によって、原画像に
対する表示比率が算出され、合わせて画面メモリ(1−
26)に設定され、CPU(1−1)によってLCD
(1−3)に図4の(4−4)のように表示される。
【0029】また、ペン(1−7)のタッチ座標を保持
する座標メモリ(1−21)の内容が変更された場合に
は、その差分の分だけ原画像中の表示領域を移動して、
画面メモリ(1−26)に設定される。その後、CPU
(1−1)によってLCD(1−3)に表示される。
【0030】ここで、この画像表示装置の動作について
更に詳しく説明する前に、図3のフローチャートで使用
される変数について説明する。本実施例では原画像、画
面上の表示領域の幅、高さが同じ(正方形の画像)であ
るとして説明する。
【0031】その変数として次のものがある。
【0032】SLは画面メモリの幅及び高さである。
(IX,IY)は、タッチパネル(1−6)から得られ
る点のX座標、Y座標を保持する変数である。(SX,
SY)は(IX,IY)の1つ前の値を保持する変数で
ある。(DX,DY)は、(IX,IY)と(SX,S
Y)の差分を保持する変数である。OLは原画像メモリ
の幅及び高さである。
【0033】(X1,Y1)及び(X2,Y2)は、原
画像メモリ内の表示対象領域の左上隅の座標及び右下隅
の座標である。Vは拡大、縮小の速さの度合いである速
度乗数、Mはペンでタッチパネルをタッチした際のモー
ドボタンの状態を保持する変数、Pはペンでタッチパネ
ルをタッチした際の筆圧を保持する変数である。
【0034】これらの変数は、主記憶部(1−2)に保
持され、必要に応じてその値が変更される。また、座標
メモリ(1−21)、筆圧メモリ(1−22)、モード
メモリ(1−23)、速度乗数メモリ(1−24)、原
画像メモリ(1−25)および画面メモリ(1−26)
の内容は、それぞれ主記憶部(1−2)中に記憶されて
いる。
【0035】以下、本発明の画像表示装置の動作につい
て、図3(a)及び(b)のフローチャート、図4〜図
7の画面例を用いて更に詳しく、以下の各ステップに従
って順に説明する。
【0036】まず、ステップS1では、原画像メモリ内
の表示対象領域を初期化するため、原画像メモリ内の表
示対象領域の左上隅の点の座標として(0,0)を、右
下隅の点の座標として(OL−1,OL−1)を設定す
る。この実施例では、初期状態として、原画像メモリの
全領域を指定している。また、1つ前のタッチ座標(S
X,SY)に何も設定されていないことを表すために
(−1,−1)を設定する。
【0037】ステップS2では、速度乗数設定手段(1
−9)により、拡大縮小の度合いを決める速度乗数を選
択し、Vに設定する。選択に当たっては、図4の(4−
3)の領域の1、2、…、8の枠をタッチする。タッチ
された枠は反転表示される。図4の場合、「3」が選択
されている。
【0038】ステップS3では、初期状態での画面表示
を行う。この場合、拡大縮小手段(1−8)で縮小処理
が行われ、図4のように、原画像全体(4−1)が縮小
されて,画面メモリ上の(4−2)に設定され、直ちに
視覚化される。
【0039】ステップS4では、ペンでタッチパネルを
タッチしたかどうかを判定し、タッチがあるまで待ち続
ける。タッチがある場合にはS5に進む。ステップS5
では、タッチされた画面上の座標をIX,IYに保存す
る。
【0040】ステップS6では、SX,SYが無効、つ
まり(−1,−1)でない場合に、前回の座標との変動
量を算出してDX,DYに設定する。
【0041】ステップS7では、タッチされた時のモー
ド切替ボタン(1−72)の状態をMに保存する。モー
ド切替ボタン(1−72)が押されていない場合には、
Mに0が設定され、拡大処理が行われる。モード切替ボ
タン(1−72)が押されている場合にはMに1が設定
され、縮小処理が行われる。
【0042】原画像上の表示対象領域を画面上の表示領
域に合わせるように表示を行うため、拡大処理の場合に
は、表示対象領域を狭めて、狭い範囲の画像を大きく表
示するようにし、縮小表示の際には、表示対象領域を広
げて、広い範囲の画像を小さく表示する。
【0043】ステップS8では、タッチされた時の筆圧
をPに保存する。ステップS9では、Mが0すなわち拡
大処理か、1すなわち縮小処理かを判定し、0の場合に
はステップS10に、1の場合にはステップS17に進
む。
【0044】ステップS10では、原画像メモリ上の表
示対象領域(5−1)の幅、高さが拡大の変移量P*V
(記号*は乗算を示す)より大きいかを判定し、大きい
場合にはS11へ、そうでない場合にはS12へ進む。
【0045】ステップS11では、(IX,IY)を中
心に拡大処理を行うため、(X1,Y1)の座標に対し
て、変移量P*VのうちのIX/SL分、すなわちP*
V*(IX/SL)を増加させる。この増加量は、図5
において(5−11)(5−12)として表されてい
る。また、(X2,Y2)に対しては1−IX/SL
分、すなわちP*V*(1−IX/SL)を減少させ
る。この減少量は図5において(5−13)(5−1
4)として表される。
【0046】さらに、タッチされた状態でのペンの座標
変動量DX,DYを加算する。この変動量は、図7にお
いて、(7−9)(7−10)(7−11)(7−1
2)として表されている。
【0047】ステップS12では、表示対象領域として
最小の領域を設定する。つまり最大に拡大した場合であ
る。すなわち、(X1,Y1)の座標を固定したまま
で、X2としてX1+1を、Y2としてY1+1を設定
する。さらに、タッチされた状態でのペンの座標変動量
DX,DYを加算する。この変動量は、図7において、
(7−9)(7−10)(7−11)(7−12)とし
て表されている。
【0048】ステップS13では、決定した表示対象領
域にもとづいて、拡大縮小手段(1−8)により、画面
メモリの設定を行う。このとき、比率算出手段(1−1
0)において表示比率の設定も行う。画面メモリに設定
された内容は、直ちに視覚化される。
【0049】ステップS14では、現在のIX,IYを
保存するため、SX,SYに設定する。ステップS15
では、ペンが押されたままかどうかを判定し、押された
ままの場合にはステップS5へ、離された場合にはステ
ップS4に進む。
【0050】ステップS16では、ペンが離された場合
に、SX,SYの設定値を無効にするため、(−1,−
1)を設定する。
【0051】ステップS17では、(IX,IY)を中
心に縮小処理を行うため、(X1,Y1)の座標に対し
ては変移量P*VのうちのIX/SL分、すなわちP*
V*(IX/SL)を減少させる。この減少量は、図6
において(6−11)(6−12)として表されてい
る。また、(X2,Y2)に対しては1−IX/SL
分、すなわちP*V*(1−IX/SL)を増加させ
る。この増加量は図6において(6−13)(6−1
4)として表される。
【0052】さらに、タッチされた状態でのペンの座標
変動量DX,DYを加算する。この変動量は、図7にお
いて、(7−9)(7−10)(7−11)(7−1
2)として表されている。
【0053】以下のステップS18からステップS25
の処理は、ステップS17において表示対象領域を広げ
ようとして(X1,Y1)(X2,Y2)を設定した場
合に、限界値を超えた場合の処理を記述している。つま
り縮小の限界の場合の処理である。
【0054】まず、ステップS18では、X1が原画像
の座標の最小値0を下回るかどうかを判定し、下回る場
合には、ステップS19において最小値0をX1に設定
する。ステップS20では、Y1が原画像の座標の最小
値0を下回るかどうかを判定し、下回る場合には、ステ
ップS21において最小値0をY1に設定する。ステッ
プS22では、X2が原画像の座標の最大値OL−1を
上回るかどうかを判定し、上回る場合には、ステップS
23において最大値OL−1をX2に設定する。ステッ
プS24では、X1が原画像の座標の最大値OL−1を
上回るかどうかを判定し、上回る場合には、ステップS
25において最大値OL−1をY2に設定する。
【0055】次に、ステップS3、ステップS13の画
面表示処理内容について、図3(b)を用いて、詳細に
以下に説明する。まず、ステップS26では、原画像メ
モリの(X1,Y1)の位置を画面メモリの(0,0)
に、(X2,Y2)の位置を画面メモリの(SL−1,
SL−1)の位置に合わせるように、拡大縮小手段(1
−8)によって拡大・縮小処理を行う。
【0056】ステップS27では、比率算出手段(1−
10)によって、原画像の表示対象領域の幅、高さと画
面メモリの幅、高さの比率SL/(X2−X1+1)を
画面メモリ上の(4−4)にセットして表示し、図3
(a)のフローに戻る。
【0057】図4は原画像メモリ、画面メモリの初期状
態の一例で、(4−1)は原画像全体を表し、初期状態
では、X1=0,Y1=0,X2=OL−1,Y2=O
L−1と設定され、画面全体が表示対象領域となってい
る。画面メモリは、表示領域(4−2)、速度乗数選択
領域(4−3)、表示比率領域(4−4)から成ってい
る。表示領域(4−2)には原画像全体が縮小されて保
持されている。速度乗数選択領域(4−3)には速度乗
数が選択されて反転表示されている。表示比率領域(4
−4)には原画像のサイズと表示領域のサイズの比率が
計算されて表示されている。
【0058】図5は拡大処理を説明するもので、図中、
(5−1)の枠は拡大前の表示対象領域を表しており、
原画像メモリ上の(5−3)の点が、画面メモリの(5
−7)の点に、(5−4)の点が(5−8)の点に対応
するように拡大縮小処理される。ペンでタッチパネルに
タッチすることで、表示対象領域が(5−2)の枠まで
狭まる。この時、原画像メモリ上の(5−5)の点が、
画面メモリの(5−7)の点に、(5−6)の点が(5
−8)の点に対応するように拡大縮小処理される。表示
対象領域が狭まることで(5−15)のように画面メモ
リに設定される内容は大きくなる。
【0059】それに対し、図6は縮小処理を説明するも
ので、図中、(6−1)の枠は縮小前の表示対象領域を
表しており、原画像メモリ上の(6−3)の点が、画面
メモリの(6−7)の点に、(6−4)の点が(6−
8)の点に対応するように拡大縮小処理される。ペンで
タッチパネルにタッチすることで、表示対象領域が(6
−2)の枠まで広がる。この時、原画像メモリ上の(6
−5)の点が、画面メモリの(6−7)の点に、(6−
6)の点が(6−8)の点に対応するように拡大縮小処
理される。表示対象領域が広がることで(6−15)の
ように画面メモリに設定される内容は小さくなる。
【0060】また、図7は表示対象領域の移動処理を説
明するもので、図中、(7−1)の枠は移動前の表示対
象領域を表しており、原画像メモリ上の(7−3)の点
が、画面メモリの(7−7)の点に、(7−4)の点が
(7−8)の点に対応するように拡大縮小処理される。
ペンのタッチ位置が移動することで、表示対象領域が
(7−2)の枠に移動する。この時、原画像メモリ上の
(7−5)の点が、画面メモリの(7−7)の点に、
(7−6)の点が(7−8)の点に対応するように拡大
縮小処理される。表示対象領域が移動することで(7−
15)のように画面メモリに設定される内容が変わる。
【0061】このように、タッチを行った場合に、その
座標、筆圧、モード、速度乗数にもとづいて、画面に見
える表示内容を拡大、縮小し、かつ、筆圧により、1回
の変移量を変えることで、スムーズな拡大、縮小を実現
する。また、ペンのタッチ位置の移動に応じて、表示対
象領域を手軽に移動することが可能となる。
【0062】
【発明の効果】表示比率が離れている場合には、強くタ
ッチする、近づいてくると軽くタッチするというような
操作が可能となり、原画像の中の希望する部分を素早く
検索して表示することができる。また、原画像に対する
表示比率が数値で表示されるため、正確な比率を把握す
ることができる。さらに、ペンだけの操作で表示される
領域を変更しながら原画像の内容を確認することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による画像表示装置の一例を示す構成図
である。
【図2】本発明における座標入力装置の例を示す図であ
る。
【図3】本発明における処理の流れを示すフローチャー
トである。
【図4】本発明における初期状態の原画像メモリ、画面
メモリの内容を示す図である。
【図5】本発明における拡大処理の原画像メモリ、画面
メモリの内容を示す図である。
【図6】本発明における縮小処理の原画像メモリ、画面
メモリの内容を示す図である。
【図7】本発明における移動処理の原画像メモリ、画面
メモリの内容を示す図である。
【符号の説明】
1−1 CPU 1−2 主記憶部 1−21 座標メモリ 1−22 筆圧メモリ 1−23 モードメモリ 1−24 速度乗数メモリ 1−25 原画像メモリ 1−26 画面メモリ 1−3 LCD 1−4 LCDコントローラ 1−5 タッチパネルコントローラ 1−6 タッチパネル 1−7 ペン 1−71 圧力センサー 1−72 モード切換ボタン 1−8 拡大縮小手段 1−9 速度乗数設定手段 1−10 比率算出手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G09G 5/36 520 G09G 5/36 520E H04N 1/393 H04N 1/393

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ペンなどにより座標を入力することがで
    きる座標入力装置と、各種データを表示する表示装置が
    一体となった表示一体型タブレット装置であって、 原画像データを記憶する原画像メモリと、 画像データを所望の倍率で拡大または縮小する拡大縮小
    手段と、 前記表示装置に表示する画像データを記憶する画面メモ
    リと、 前記画面メモリの内容を前記表示装置に表示する表示手
    段と、 前記座標入力装置からの入力座標を記憶する座標メモリ
    と、 前記座標入力装置からの入力時の筆圧を検知する筆圧検
    知手段と、 前記筆圧検知手段によって得られた筆圧データを記憶す
    る筆圧メモリ、とを備え、 前記座標入力装置から座標が入力されると、前記筆圧メ
    モリの値に基づいて、拡大または縮小の速度を決定し、
    前記拡大縮小手段によって、前記入力座標を中心として
    画像データを拡大または縮小し、前記表示手段によって
    表示手段に表示することを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 拡大または縮小の速度を設定する速度乗
    数設定手段と、 前記速度乗数設定手段の値を記憶する速度乗数メモリと
    をさらに備え、 前記座標入力装置から座標が入力されると、前記筆圧メ
    モリの値及び前記速度乗数メモリの値に基づいて、拡大
    または縮小の速度を決定し、前記拡大縮小手段によっ
    て、前記入力座標を中心として画像データを拡大または
    縮小し、前記表示手段によって表示装置に表示すること
    を特徴とする前記請求項1記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記拡大縮小手段により拡大または縮小
    された画像データと、原画像データとの比率を算出する
    比率算出手段をさらに備え、 前記比率算出手段によって、求められた比率を表示手段
    によって表示装置に表示することを特徴とする前記請求
    項1または2記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記座標入力装置から座標が入力され、
    さらに移動により新たな座標が入力されると、その移動
    量に応じて画面メモリに記憶される原画像データの表示
    部分を移動させることを特徴とする前記請求項1または
    2記載の画像処理装置。
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