JPH106822A - 車両シート用スライドおよび該スライドを備えた車両シート - Google Patents

車両シート用スライドおよび該スライドを備えた車両シート

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JPH106822A
JPH106822A JP9071743A JP7174397A JPH106822A JP H106822 A JPH106822 A JP H106822A JP 9071743 A JP9071743 A JP 9071743A JP 7174397 A JP7174397 A JP 7174397A JP H106822 A JPH106822 A JP H106822A
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JP
Japan
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cam
fixed
rail
slide
vehicle seat
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JP9071743A
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English (en)
Inventor
Patrick Feuillet
ファーイェ パトリック
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Faurecia Sieges dAutomobile SAS
Original Assignee
Bertrand Faure Equipements SA
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Publication date
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    • B60N2/04—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable the whole seat being movable
    • B60N2/06—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable the whole seat being movable slidable
    • B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60—VEHICLES IN GENERAL
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  • Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 より単純かつ低廉なアバットメント部材を有
する車両シート用スライドおよび該スライドを取り付け
た車両シートを提供する。 【解決手段】 車両シート用スライド（６）は固定レー
ル（７）と、ロック位置へ向けて弾性的に付勢されるラ
ッチ（９）により固定レールへ固定することができる移
動レール（８）と、移動レール上に載置されラッチをロ
ック解除位置に保持する活動位置に配置されるカム（２
３）と、を具備する。カムは作動フィンガ（２８）へ固
定され、それはカムが活動位置にある時に、固定レール
上に載置された弾性ブレード（３１）と協同して移動レ
ールが前方へ変位されている間は引っ込んで作動フィン
ガの邪魔にならないようにされ、移動レールが後方へ変
位されている間は作動フィンガを停止させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は車両シート用スライ
ド、およびこのようなスライドの付いたシートに関す
る。
【０００２】
【従来の技術】車両へ固定されるように設計された“固
定された”第１のレールと、シートプロパーを支持する
ように設計された“移動する”第２のレールであって、
固定レールに平行に配置され固定レールに沿って“縦方
向”にスライドするように搭載されている移動レール
と、移動レールに搭載されたラッチであって、固定レー
ルと協同して２つのレールが互いに相対的に移動するの
を防止する第１のロック位置と、固定レールとは協同せ
ず移動コイルを固定レールに対して移動できるようにす
る第２のロック解除位置との間を変位可能なラッチと、
ラッチをそのロック位置へ向けて付勢するラッチスプリ
ングと、ラッチをそのロック位置からそのロック解除位
置へ変位させる手段と、移動レール上を２つの安定な角
位置、すなわちカムがラッチに作用してロック解除位置
に保持する第１の活動位置と、カムがラッチと協同しな
い第２の停止位置と、の間で回転するカムであって、２
つのアバットメント位置間に“ニュートラル”角位置を
有しかつ剛性作動フィンガへ固定されているカムと、カ
ムをその停止位置からその活動位置へ変位させる手段
と、カムがそのニュートラル位置とその活動位置との間
の角位置にある時にカムをその活動位置へ向かって付勢
し、カムがそのニュートラル位置とその停止位置との間
の角位置にある時にカムをその停止位置へ向かって付勢
するカムスプリングと、固定レール上に搭載されカムが
停止位置にある時は作動フィンガと干渉しない少なくと
も１個のアバットメント部材であって、作動フィンガと
協同して活動位置にあるカムにより移動レールが前方へ
変位されている間は作動フィンガの邪魔にならないよう
に引っ込み、活動位置にあるカムにより移動レールが後
方へ変位されている間は作動フィンガに対して固定アバ
ットメントを構成するアバットメント部材と、を具備す
るスライドが知られており、アバットメント部材および
作動フィンガは、カムが作動フィンガによりその活動位
置からそのニュートラル位置を越えてピボットされ、次
にカムスプリングによりその停止位置へ戻されて、ラッ
チはラッチスプリングに駆動されてそのロック位置へ戻
ることができるように設計されており、スライド、はカ
ムが活動位置とされると作動フィンガによりピボットさ
れない限り前記活動位置に止まるように設計されてい
る。
【０００３】したがって、アバットメント部材および作
動フィンガにより、車両のバックシートへアクセスする
ために、フロントシートを前方へ移動させた後でフロン
トシートを戻す時に、フロントシートが所定の固定位置
に達するとすぐにスライドが再ロックされることが保証
される。
【０００４】このような周知のスライドでは、アバット
メント部材は比較的複雑で費用のかかる機構により構成
されており、それは固定レール上に搭載されたメタルサ
ポートと、前記サポートに固定された水平メタルピン
と、前記ピン上でピボットするように搭載されかつリタ
ーンスプリングにより停止位置へ向けて付勢されている
コネクションロッドと、を具備し、コネクションロッド
には活動位置にあるカムにより移動レールが前方へ変位
されている間はカム作動フィンガの邪魔にならないよう
にされた傾斜面が設けられ、さらに活動位置にあるカム
により移動レールが後方へ変位されている間は作動フィ
ンガを停止させるアバットメント面も設けられている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】問題とするスライドの
中で、本発明は特にシートプロパーを支持するように設
計されたスライドに関するものであって、それはシート
プロパーの縦方向位置をユーザに合うように調整するこ
とができ、前方へ迅速に変位させてシート後方の空間へ
アクセスすることができ、次に使用できる位置へ後ろ向
きに変位させることができる。
【０００６】このようなスライドは特に２ドアモータ車
のフロントシートを支持するのに使用され、このような
フロントシートは前方へスライドして車両のバックシー
トへの障害のないアクセスを提供する。
【０００７】バックシートへのアクセスを提供するに
は、このようなスライドをロック解除してフロントシー
トを迅速に前方へスライドできるようにし、次にフロン
トシートを後方へスライドする時に自動的に再ロックで
きなければならない。
【０００８】本発明の特別な目的は単純で低廉なアバッ
トメント部材を有する問題とするような種類のスライド
を提供することである。
【０００９】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明によ
り問題とする種類のスライドが提供されそれは固定レー
ルに固定された第１の固定端と垂直方向に変位可能な第
２の自由端との間を実質的に前記縦方向に延びる弾性メ
タルブレードによりアバットメント部材が構成され、弾
性ブレードはその固定端から前方上向きに傾斜して延び
る立上り部を有し、作動フィンガは活動位置にあるカム
により移動レールが前方へ変位されている間は前記立上
り部を押圧して弾性的に下方に曲げ、弾性ブレードはさ
らにその自由端近くに停止部を有し、この停止部が活動
位置にあるカムにより移動レールが後方へ変位されてい
る間は作動フィンガとの前記固定アバットメントを形成
することを本質的な特徴としている。
【００１０】実施形態例では、１つ以上の下記の条項が
使用される。
【００１１】弾性カムの立上り部は前記停止部を構成す
る引下げ部により前方へ延びる、固定レールは弾性ブレ
ードの固定端が載置される水平ウェッブを含んでいる、
移動レールの後方スライディング行程は後方アバットメ
ント位置により制限され、固定レールには第１および第
２の弾性ブレードが設けられ、第１の弾性ブレードは移
動レールが後方アバットメント位置にある時に作動フィ
ンガと協同してカムを停止位置へピボットするように配
置され、第２の弾性ブレードは第１の弾性ブレード前面
の平均スライド設定に対応する位置に配置されている。
【００１２】また本発明により前述の少なくとも１個の
スライドにより縦方向にスライドするように搭載された
シートバックおよびシートプロパーを具備する車両シー
トが提供され、シートプロパーはスライドの移動レール
に固定されている。
【００１３】カムを停止位置から活動位置へ変位させる
手段は、前記カムをシートバックへ接続するケーブルに
固定された締付け点からなり、ケーブルは、シートバッ
クが前傾する時にカムを活動位置へ変位させるように搭
載されている。
【００１４】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態例につ
いて図面を参照して説明する。
【００１５】図１は、本発明のスライドを取付けた車両
シートの一実施例形態の概略側面図、図２は、図１の車
両シートの１個のスライドの部分切取詳細側面図、図３
は、図２のスライドの分解斜視図、図４あ、図２のスラ
イドに搭載される弾性ブレードを作動フィンガが押圧し
ている状況を示す詳細側面図、図５は、同じく、押圧し
ていない状況を示す詳細側面図である。
【００１６】図１に示すように、本発明は車両シート
１、特にツードアモータ車、すなわちバックシートへア
クセスするのに少なくとも一方のフロントシートを変位
させる必要がある車両、に応用することができる。
【００１７】シート１は、シートプロパー２およびその
上に搭載されて水平横軸４周りに傾斜するシートバック
３を具備している。
【００１８】シートプロパー２は、２個の並置されたス
ライド６（図１には１個だけを示す）により車両の床５
上に載置され縦方向Ｌを前後に並進運動できるようにさ
れている。
【００１９】各スライド６は車両の床５に実質的に固定
されたチャネル断面の第１の固定メタルレール７と、シ
ートのシートプロパー２が載置される第２の移動メタル
レール８とを含み、移動レールは固定レールに沿って前
方アバットメント位置と後方アバットメント位置間をス
ライドすることができる。
【００２０】２個のスライド６の少なくとも一方（好ま
しくは両方）は、図２および図３において一層詳細に示
すラッチ９をさらに含む。
【００２１】ラッチ９は移動レール８の外側に配置され
たメタルレバーであり、水平横軸１１周りにピボットで
きるように前記移動レールの側壁１０上に搭載されてい
る。ラッチ９は軸１１の両側に位置する第１および第２
の終端９ａ，９ｂ間を縦方向に延びている。
【００２２】ラッチの第１端９ａは、後記する理由でス
ライド６から離れる方向へ延びる頂部水平フランジ１２
と、移動レールの側壁１０を貫通する窓１５を介してあ
る量の垂直クリアランスで移動レール８内へ貫通する底
部水平フランジ１３とを有する。
【００２３】ラッチの底部フランジ１３には固定レール
７に属するサイドリップ１７の底部エッジ上に形成され
た下方に尖った歯１６と係合するように配置された複数
の孔１４が設けられている。
【００２４】さらに、ラッチの第１端９ａは移動レール
の側壁１０に固定された弾性メタルワイヤ１８により上
方へ付勢され、ラッチを固定レール上の歯１６がラッチ
の底部フランジ１３の孔１４に係合するロック位置に配
置して、移動レール８が固定レール７に対して移動する
のを防止する。
【００２５】ラッチの第２端９ｂには作動部材１９が設
けられ、それは特に前方へ延び、（不可欠ではないが）
好ましくはシートの第２のスライド６上に載置された第
２のラッチ９に接続されて両ラッチを同時に作動させる
ことができる剛性ロッドの形状とすることができる。
【００２６】作動部材１９の前端は、シートのユーザが
上方へ引き上げてラッチ９をピボットさせ、ラッチの底
部水平フランジ１３内の孔１４が固定レールの歯１６と
干渉しないロック解除位置へラッチが到達するまで、ラ
ッチの第１端９ａが下げられるようにすることができ
る。
【００２７】したがって、シート１のユーザはシートの
縦方向位置を自由に調整することができる。
【００２８】さらに、移動レール８はやはり金属製の制
御部材２１を備えたメタル支持部２０に固定されてお
り、それは水平横軸２２周りにピボットするように支持
部２０上に取り付けられている。
【００２９】制御部材２１は実質的にチャネル断面部材
であり、相互接続する頂壁２１ｃから下方へ延びる２つ
のサイドフランジ２１ａ，２１ｂを有する。
【００３０】制御部材の第１のフランジ２１ａは、軸２
２を中心とする円弧状の輪郭を有しラッチの頂部フラン
ジ１２上に配置されてそのフランジを押圧できるように
されたカム２３まで、下向きに延びている。
【００３１】さらに、制御部材の第１のフランジ２１ａ
は、一端において支持部２０に固定されたシース２７自
体内へスライドするように載置されているメタルケーブ
ル２５の一端に固定される締付け点２４も有する。
【００３２】ケーブルの他端は、シートバック３を前方
へ倒すとケーブル２５へトラクションが加わるように配
置された固定点２６（図１）において、シートのバック
３に固定される。
【００３３】制御部材２１の第２のフランジ２１ｂに
は、後方へ下向きに湾曲され移動レール８の頂部を貫通
するオリフィス２９と整合配置された作動フィンガ２８
が設けられており、この作動フィンガはスライド６内を
下方へ固定レール７のウェッブ３０の近辺まで貫通でき
るようにされている。
【００３４】さらに、少なくとも１個の弾性メタルブレ
ード３１、好ましくは２個のブレード３１が、固定レー
ルのウェッブ３０に固定され、作動フィンガ２８が前記
ウェッブ３０の近辺に配置される時にフィンガと干渉す
るようにされている。
【００３５】各弾性ブレードは、例えばリベット３３に
より、固定レールのウェッブ３０に固定される水平バッ
クエンド３２を有する。
【００３６】その後端３２から始まって、弾性ブレード
３１は、下方へ折り曲げられた停止部３５により構成さ
れる前端へ前方上向きに延びる立上り部３４を有する。
好ましくは各ブレード３１の立上り部３４は、ウェッブ
３０に対して４５゜よりも小さい角度をなしている。
【００３７】停止部３５は、立上り部３４を曲げること
により垂直に変位させることができ、好ましくは固定レ
ールのウェッブ３０には停止部３５に対向するオリフィ
ス３６が設けられ、立上り部３４が曲げられている間は
前記ウェッブ３０は前記停止部と干渉しないようにされ
る。
【００３８】トラクションコイルばね３７が制御部材の
それぞれ支持部２０および第２のフランジ２１ｂに属
し、それぞれ軸２２の後方および前方に位置する締付け
点３８，３９間に伸長されている。
【００３９】さらに、締付け点３８，３９のアライメン
ト方向は、通常軸２２上を通るので、スプリング３７
は、支持部２０に属するバックアバットメント４０に制
御部材２１の頂壁２１ｃがもたれかかる停止位置に、制
御部材を保持する。
【００４０】制御部材２１が停止位置にある時は、カム
２３はラッチ９と干渉せず作動フィンガ２８は、弾性メ
タルブレード３１と干渉せずに、スライド６内へ僅かに
貫通する。
【００４１】バックシートへアクセスしたい場合、車両
のユーザは、例えばハンドルやノブ４１（図１）により
シートバック３を緩めることにより、シートバック３を
前方へ倒しその動作によりケーブル２５へトラクション
が加えられる。
【００４２】次にケーブル２５により制御部材２１がピ
ボットされ、それによりカム２３および作動フィンガ２
８は下方へ変位され、こうしてケーブル２５は、スプリ
ング３７の締付け点３８，３９を結ぶ直線が軸２２と交
差するニュートラル位置を少なくとも越えるように、制
御部材２１を移動させる。
【００４３】こうして、スプリング３７により制御部材
２１はその頂壁２１ｃが支持部２０に属するフロントア
バットメント４２にもたれかかる“活動”位置に配置さ
れ保持される。
【００４４】この活動位置において、カム２３はラッチ
の頂部フランジ１２にもたれかかってロック解除位置と
され、作動フィンガ２８は固定レールのウェッブ３０の
近辺に位置される。
【００４５】次にユーザはシートプロパー２をできるだ
け前方へ押し出してバックシートへの障害のないアクセ
スを提供することができる。
【００４６】図４に示すように、この動作中に、作動フ
ィンガ２８は１個以上の弾性ブレード３１にぶつかるこ
とがある。
【００４７】その場合、作動フィンガ２８は弾性ブレー
ドの立上り部３４を押圧して下向きに曲げ、それにより
弾性ブレード３１が作動フィンガ２８の下へ引っ込めら
れて邪魔にならず、シートプロパーが前方へ変位される
のを防止しない。
【００４８】シート１を使用する位置へ戻す場合には、
シートバック３が起こされシート１は全体として後方へ
引き戻される。
【００４９】この動作中に、作動フィンガ２８が弾性ブ
レード３１の停止部３５にぶつかるとすぐに、図５に示
すように、弾性メタルブレードは制御部材２１がそのニ
ュートラル位置を通り過ぎるまで作動フィンガ２８を上
向きにピボットさせるように楔止めすることによりフィ
ンガ２８を停止させる。
【００５０】次にスプリング２７は制御部材２１をその
停止位置へ戻し、弾性メタルワイヤ１８はラッチ９をそ
のロック位置へ戻し、シートプロパー２は車両の床５に
対して移動するのを再び防止するようにされる。
【００５１】好ましくは、スライド６には２個の弾性ブ
レード３１が設けられており、一方のブレードはシート
の大概のユーザに受け入れられる縦方向の設定に対応す
る平均位置にシートプロパー２が再ロックされるように
配置され、他方のブレードは固定レール７の背面近辺に
配置される。最後方の弾性ブレード３１は、固定レール
７の後端に形成され移動レール８により変位させること
ができる（図示せぬ）対応部分と協同するアバットメン
ト４３により画定される、後方アバットメント位置へシ
ートプロパー２が変位される時に制御部材２１をその停
止位置へ戻しラッチ９をロックさせるように、構成され
ている。
【００５２】最後方弾性ブレード３１は、シートプロパ
ー２を前方へ変位させずにシートバック３が前方へ倒さ
れているか、あるいは作動フィンガ２８が最前方弾性ブ
レード３１を通り過ぎるには短かすぎる距離しかシート
プロパー２が変位されていない場合に、有用である。
【００５３】その場合、ユーザがシートバック３を起こ
すと、加えられるトラクション力によりシートプロパー
２は不可避的にバックアバットメントされ、最後方弾性
ブレード３１がスライド６をロックし、この弾性ブレー
ドによりスライドはあらゆる状況の元で再ロックされる
ことが保証される。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明のスライドを取付けた車両シートの一実
施例形態の概略側面図である。
【図２】図１の車両シートの１個のスライドの部分切取
詳細側面図である。
【図３】図２のスライドの分解斜視図である。
【図４】図２のスライドに搭載される弾性ブレードを作
動フィンガが押圧している状況を示す詳細側面図であ
る。
【図５】同じく、押圧していない状況を示す詳細側面図
である。
【符号の説明】
１ シート ２ シートプロパー ３ シートバック ４，１１ 水平横軸 ６ スライド ７ 固定メタルレール ８ 移動メタルレール ９ ラッチ １２ 頂部水平フランジ １３ 底部水平フランジ １６ 歯 １７ サイドリップ １８ 弾性メタルワイヤ １９ 作動部材 ２０ メタル支持部 ２１ 制御部材 ２１ａ，２１ｂ フランジ ２２ 水平横軸 ２３ カム ２５ メタルケーブル ２７ シース ２８ 作動フィンガ ２９，３６ オリフィス ３０ ウェッブ ３１ 弾性メタルブレード ３３ リベット ３４ 立上り部 ３５ 停止部 ３７ トラクションコイルばね ４０ バックアバットメント ４１ ノッブ ４２ フロントアバットメント ４３ アバットメント

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 車両シート用スライド（６）であって、
    該スライドは、 車両へ固定されるように設計された“固定された”第１
    のレール（７）と、 シートプロパー（２）を支持するように設計された“移
    動する”第２のレール（８）であって、固定レールに平
    行に配置され前記固定レールに沿って“縦方向”と呼ば
    れる方向へスライドするように搭載されている“移動す
    る”第２のレール（８）と、 移動レール（８）上に載置されたラッチ（９）であっ
    て、固定レール（７）と協同して２つのレールが互いに
    移動するのを防止する第１のロック位置と、固定レール
    とは協同せず移動レールを固定レールに対して移動でき
    るようにする第２のロック解除位置と、の間を変位する
    ことができるラッチ（９）と、 ラッチをそのロック位置へ向けて付勢するラッチスプリ
    ング（１８）と、 ラッチをそのロック位置からロック解除位置へ変位させ
    る手段（１９）と、 移動レール（８）上の２つの安定角位置、すなわちカム
    がラッチ（９）に作用してロック解除位置に保持する第
    １の活動位置と、カムがラッチと協同しない第２の停止
    位置と、の間で回転するカム（２３）であって、２つの
    アバットメント位置間に“ニュートラル”角位置をも有
    しさらに剛性作動フィンガ（２８）に固定されているカ
    ム（２３）と、 カム（２３）をその停止位置からその活動位置へ変位さ
    せる手段（２４）と、 前記カムがそのニュートラル位置とその活動位置間の角
    位置にある時にカム（２３）をその活動位置へ向けて付
    勢し、前記カムがそのニュートラル位置とその停止位置
    間の角位置にある時にカムをその停止位置へ向けて付勢
    するカムスプリング（３７）と、 固定レール（７）上に載置されカム（２３）が停止位置
    にある時は作動フィンガ（２８）と干渉しない少なくと
    も１個のアバットメント部材（３１）であって、前記作
    動フィンガと協同して移動レール（８）が活動位置にあ
    るカムによりも前方へ変位されている間は作動フィンガ
    の邪魔にならないように引っ込み、移動レール（８）が
    活動位置にあるカムによりも後方へ変位されている間は
    作動フィンガに対して固定アバットメントを構成し、ア
    バットメント部材（３１）および作動フィンガ（２８）
    は作動フィンガによりカム（２３）がその活動位置から
    そのニュートラル位置を越えてピボットされ次にカムス
    プリングによりその停止位置へ戻されてラッチ（９）が
    ラッチスプリング（１８）から駆動されてそのロック位
    置へ戻ることができるように設計されており、スライド
    はカムがその活動位置とされると作動フィンガによりピ
    ボットするようにされない限り前記活動位置に止まるよ
    うに設計されている少なくとも１個のアバットメント部
    材と、を具備する車両シート用スライドにおいて、 前記スライドは、アバットメント部材（３１）が固定レ
    ール（７）に固定された第１の固定端（３２）と、垂直
    に変位させることができる第２の自由端（３５）と、の
    間を実質的に前記縦方向に延びる弾性メタルブレードに
    より構成されており、該弾性ブレードは、その固定端か
    ら前方上向きに傾斜して延びる立上り部（３４）を有
    し、作動フィンガ（２８）は、前記立上り部を押圧して
    移動レール（８）が活動位置にあるカム（２３）により
    前方へ変位されている間に前記立上り部を弾性的に下方
    へ曲げ、弾性ブレード（３１）はさらにその自由端近辺
    に停止部（３５）を有し、該停止部（３５）は、移動レ
    ール（８）が活動位置にあるカム（２３）により後方へ
    変位されている間に作動フィンガ２８に対する前記固定
    アバットメントを形成することを特徴とする車両シート
    用スライド。
  2. 【請求項２】 弾性カムの立上り部（３４）は、前記停
    止部を構成する引下げ部（３５）により前方へ延ばされ
    ている、請求項１記載の車両シート用スライド。
  3. 【請求項３】 固定レール（７）は、弾性ブレード（３
    １）の固定端（３２）が載置される水平ウェッブ（３
    ０）を含む、請求項１または２記載の車両シート用スラ
    イド。
  4. 【請求項４】 移動レール（８）の後方スライディング
    行程はバックアバットメント位置により制限され、固定
    レールには第１および第２の弾性ブレード（３１）が設
    けられ、第１の弾性ブレードは移動レール（８）がその
    バックアバットメント位置にある時に作動フィンガ（２
    ８）と協同してカム（２３）をその停止位置へピボット
    させるように配置され、第２の弾性ブレードは第１の弾
    性ブレードの前面の平均スライド設定に対応する位置に
    配置されている、請求項１ないし３のいずれか１項記載
    の車両シート用スライド。
  5. 【請求項５】 請求項１ないし４のいずれか１項記載
    の、少なくとも１個のスライド（６）により縦方向にス
    ライドするように搭載されたシートバック（３）および
    シートプロパー（２）を具備する車両シートであって、
    シートプロパーはスライドの移動レール（８）に固定さ
    れている車両シート。
  6. 【請求項６】 カム（２３）をその停止位置からその活
    動位置へ変位させる手段は、前記カムをシートバック
    （３）に接続するケーブル（２５）に固定された締付け
    点（２４）を具備し、ケーブルはシートバックが前方へ
    倒されている時にカムをその活動位置へ変位させるよう
    に載置されている、請求項５記載の車両シート。
JP9071743A 1996-03-25 1997-03-25 車両シート用スライドおよび該スライドを備えた車両シート Pending JPH106822A (ja)

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