JPH106811A - 自動車のメータ装置 - Google Patents

自動車のメータ装置

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JPH106811A
JPH106811A JP8159532A JP15953296A JPH106811A JP H106811 A JPH106811 A JP H106811A JP 8159532 A JP8159532 A JP 8159532A JP 15953296 A JP15953296 A JP 15953296A JP H106811 A JPH106811 A JP H106811A
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meter
diagnostic
display
diagnosis
meter device
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JP8159532A
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English (en)
Inventor
Masuyuki Komoto
益行 香本
Yoshihisa Hiroyasu
良久 廣安
Kuniyasu Kono
邦康 河野
Takahiro Tanigawa
隆博 谷川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Y N S KK
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Y N S KK
Mazda Motor Corp
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Application filed by Y N S KK, Mazda Motor Corp filed Critical Y N S KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動車のメータ装置Mを通常の表示制御モー
ドから故障診断モードに切り換えて部品の故障を診断す
る場合、故障診断モードで部品の故障診断に関する多く
の情報を一度に表示し、その認識性を高める。 【解決手段】 メータ装置Mにおけるオドメータ又はト
リップメータに切換可能な距離メータ8をセグメント表
示とし、メータ装置Mが通常の表示制御モードから故障
診断モードへ切り換えられたとき、故障に関する診断情
報として部品毎のコードとその診断結果とをそれぞれ距
離メータ8のコード表示部9及び診断表示部8で分けて
セグメント表示する。また、切換スイッチ14の操作に
より距離メータ8での部品コードと診断結果とのセグメ
ント表示を順に切り換えるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のメータ装
置に関し、特にその通常の表示モードから故障診断に関
する情報を表示する診断表示モードに移行したときの表
示態様に関する技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種自動車のメータ装置と
して、例えば特開平7―244131号公報に示される
ように、電子ユニットの処理部に対し、通常の駆動信号
の入力状態とは異なる診断信号が診断スイッチから入力
されたときに故障診断モードに切り換わって診断コード
を出力する自己診断機能を加えるとともに、駆動信号及
び診断信号の入力により処理部を通常動作モードと故障
診断モードとに切り換えるようにすることにより、通常
動作モードに使用する駆動信号の入力端子を使用し、そ
の入力端子への診断信号の入力により通常動作モードか
ら故障診断モードへのモード切換えを行って、診断モー
ドのための専用入力端子を不要化することは知られてい
る。
【0003】また、特開平7―291086号公報に示
されるものでは、車両の衝突加速度を検出して作動信号
を出力する衝突判断回路と、イグニッションスイッチを
介して車載バッテリに接続され、衝突判断回路からの作
動信号によりエアバッグを展開させる作動回路とを備え
たエアバッグ装置に対し、衝突判断回路を、作動信号を
出力する許可モードと出力停止する不許可モードとにイ
グニッションスイッチの操作に基づいて切換可能とし、
この衝突判断回路が不許可モードにあるときには、その
ことを警告するようにすることが提案されている。
【0004】さらに、特公平1―21003号公報に示
されるように、空調ユニットの制御装置を通常の制御モ
ードとセンサの異常を診断するセンサ診断モードとに切
換可能とし、センサ診断モードでのセンサの診断結果
を、通常の制御モードでは設定温度を表示するための温
度表示部により表示するようにしたものが知られてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、自動車のイ
ンストルメントパネルに取り付けられるメータ装置には
多数のセンサや表示部品が接続され或いは内蔵されてい
て、その部品の数が多い。そして、このメータ装置にお
いて、メータ装置の入出力系やメータ装置自体の故障診
断を行うために、上記多数の部品について個別に故障診
断をする場合、サービスマンの認識性及び作業性を高め
るには、部品とその故障診断に関する情報との双方を各
部品毎に一度に表示させるとともに、その各部品毎の情
報を逐次素早く変更することが望まれる。
【0006】本発明は斯かる点に鑑み、上記従来例(特
公平1―21003号公報)の考え方を押し進めてなさ
れたもので、その目的は、自動車のメータ装置に使用さ
れる既存の表示部分を利用することで、各部品等に関す
る故障診断の多くの情報を一度に表示し、その情報の部
品毎の切換変更を容易に行うようにし、サービスマンの
認識性及び作業性を高めることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成すべ
く、請求項1の発明では、自動車の走行距離を表示して
オドメータやトリップメータとなる距離メータをセグメ
ント表示するものとし、メータ装置が通常の表示モード
から故障診断の表示モードに切り換わったときには、上
記距離メータのセグメント表示により診断情報を表示す
るようにした。
【0008】具体的には、この発明では、オドメータ又
はトリップメータに切換可能なセグメント表示の距離メ
ータを有し、内蔵又は接続されて信号を発生する信号発
生部品からの所定の信号により通常の表示モードから部
品等の故障診断に関する情報を表示する診断表示モード
へ移行するように構成された自動車のメータ装置とし
て、上記診断表示モードでは、上記故障に関する診断情
報を上記距離メータによりセグメント表示するように構
成する。
【0009】上記距離メータは、自動車の走行距離を示
すものであるために、その桁数が大きく、これをセグメ
ント表示することで、その桁数分の文字や数字を表示で
きることとなる。従って、この距離メータで故障診断に
関する情報を表示することで、メータ装置に接続されて
いる部品やその故障診断に関する多数の情報を表示する
ことができ、既存の距離メータを使用しつつ、故障診断
に関する多くの情報を一度に表示してその認識性を高
め、故障診断を正確に行うことができる。
【0010】請求項2の発明では、通常の表示モードで
上記距離メータをオドメータ又はトリップメータに切り
換えるための切換スイッチを利用し、メータ装置が診断
表示モードに切り換わったときには、上記切換スイッチ
の操作により部品毎の診断情報を切換変更するようにし
た。
【0011】すなわち、この発明では、切換スイッチの
操作によりオドメータ又はトリップメータに切り換えら
れるセグメント表示の距離メータを有し、内蔵又は接続
されて信号を発生する信号発生部品からの所定の信号に
より通常の表示モードから部品等の故障診断に関する情
報を表示する診断表示モードへ移行するように構成され
た自動車のメータ装置として、上記診断表示モードで、
上記切換スイッチの操作により故障に関する診断情報の
表示を逐次切換変更するように構成する。
【0012】こうすれば、メータ装置が通常の表示モー
ドにあるとき、切換スイッチの操作に応じて距離メータ
がオドメータ又はトリップメータに交互に切り換えられ
る。そして、メータ装置が通常表示モードから診断表示
モードに切り換わると、上記切換スイッチの操作に伴
い、故障に関する診断情報の表示が逐次切換変更され
る。こうして、本来はオドメータ又はトリップメータ切
換用の切換スイッチを使用しながら、部品等の故障に関
する診断情報が逐次変更されるので、その診断情報を個
別に素早く変更することができ、診断作業の作業性を高
めることができる。
【0013】請求項3の発明は、上記請求項1及び2の
発明を組み合わせたものである。すなわち、この発明で
は、切換スイッチの操作によりオドメータ又はトリップ
メータに切り換えられるセグメント表示の距離メータを
有し、内蔵又は接続されて信号を発生する信号発生部品
からの所定の信号により通常の表示モードから部品等の
故障診断に関する情報を表示する診断表示モードへ移行
するように構成された自動車のメータ装置として、上記
診断表示モードで、上記故障に関する診断情報を上記距
離メータによりセグメント表示するとともに、上記切換
スイッチの操作により上記距離メータでの診断情報の表
示を逐次切換変更するように構成する。
【0014】このことで、両発明の作用効果が相乗的に
得られ、診断表示モードでは、距離メータにより故障診
断に関する多くの情報を一度に表示してその情報の認識
性を高めることができるとともに、オドメータ又はトリ
ップメータ切換用の切換スイッチの操作により、上記距
離メータで表示される故障に関する診断情報が逐次変更
されて、その診断情報を個別に素早く変更でき、診断作
業の作業性を高めることができる。
【0015】請求項4の発明では、上記請求項1又は3
の発明の自動車のメータ装置において、診断表示モード
では、故障に関する診断情報を診断対象部品のコードと
その診断結果とに分けてセグメント表示するように構成
する。こうすれば、診断対象部品とその診断結果とを識
別して見ることができ、診断の表示情報をさらに正確に
認識することができる。
【0016】請求項5の発明では、請求項4の発明の自
動車のメータ装置において、診断対象部品のコードは数
字により表示されるように構成する。従って、多数の診
断対象部品を表示することができる。
【0017】請求項6の発明では、請求項4又は5の発
明の自動車のメータ装置において、診断対象部品の診断
結果は、オン状態又はオフ状態を表すアルファベット文
字により表示されるように構成する。こうすると、診断
結果を一瞥して正確に判断することができる。
【0018】請求項7の発明では、請求項4、5又は6
の発明の自動車のメータ装置において、診断対象部品の
診断結果に関する所定の表示を点滅させるように構成す
る。このことで、診断結果を正確に判断することができ
る。
【0019】
【発明の実施の形態】図3は本発明の実施形態に係るメ
ータ装置Mを示し、このメータ装置Mは、自動車の運転
席前方のインストルメントパネル(いずれも図示せず)
に配置されて取り付けられている。このメータ装置Mは
メータ本体1と、このメータ本体1での各種の表示制御
のためにマイコンを内蔵したコントローラ21とを備え
てなる。
【0020】上記メータ本体1の左右中央部には車速を
指針2aにより表示するスピードメータ2が、また右側
にはエンジン(図示せず)の回転数を指針3aにより表
示するタコメータ3(エンジン回転計)がそれぞれ配置
されている。さらに、メータ本体1の左側にはエンジン
水温を指針4aにより表示する上側の水温計4と、燃料
タンク(図示せず)での燃料の量を指針5aにより表示
する下側の燃料計5とが円形の枠部6で囲まれて配置さ
れている。
【0021】また、上記スピードメータ2内の下部に
は、6桁のセグメントで表示してオドメータ(図1
(a)参照)又はトリップメータ(図1(b)参照)と
なる距離メータ8が配置され、水温計4及び燃料計5の
枠部6内の左側部には、車載の自動変速機(図示せず)
の変速レンジを表示する変速レンジ表示部12が配置さ
れている。
【0022】また、スピードメータ2とタコメータ3と
の間の下側には、メータ本体1背面にある照明バルブ
(図示せず)の発光量を変えてメータ本体1での照明用
の光を調節する調光スイッチ13が、またスピードメー
タ2と水温計4及び燃料計5の枠部6との間の下側に
は、上記距離メータ8の表示機能をオドメータ又はトリ
ップメータに選択切換えするための切換スイッチ14が
それぞれ配置されている。
【0023】尚、メータ本体1には上記表示部以外に、
方向指示器用表示部16L,16R、点灯により各種装
置の作動状態を表示する作動表示部17a〜17f、装
置の警告状態を表示するワーニング表示部18a〜18
lが配置されている。
【0024】一方、上記コントローラ21は車載バッテ
リ19に接続されている。また、コントローラ21には
上記調光スイッチ13、切換スイッチ14、エンジンの
運転状態でON操作されるイグニッションスイッチ2
2、自動車の走行速度を検出する車速センサ23、エン
ジン回転数を検出するエンジン回転センサ24、エンジ
ン水温を検出する水温センサ25、燃料タンクの燃料の
量を検出する燃料センサ26、自動車の運転席側及び助
手席側の各ドア(図示せず)が開いたときにそれぞれO
N動作するドアスイッチ27,28の各信号や、その他
の各種センサ及びスイッチ(図示せず)の各信号が入力
されている。
【0025】そして、コントローラ21はその作動モー
ドとして、各センサやスイッチから入力された信号に基
づいて上記各メータ2〜5,8及び方向指示器用表示部
16L,16Rを作動させかつ各作動表示部17a〜1
7f及び各ワーニング表示部18a〜18lを点灯表示
させる通常の表示制御モード(通常表示モード)と、そ
の入出力系の電気的な故障やメータ類の機械的な故障等
を自己診断するための故障診断モード(診断情報表示モ
ード)とを有しており、故障診断モードでは、図2に示
す如く、上記距離メータ8における6桁のセグメントで
診断対象部品毎の診断情報を部品毎のコードとその診断
結果とに分けて表示し、具体的にはセグメントのうち、
左側(上位)2桁のセグメントをコード表示部9として
該コード表示部9で診断対象の部品毎のコードを数字に
て、また右側(下位)3桁のセグメントを診断表示部1
0として該診断表示部10で診断結果を所定の表示状態
でそれぞれ表示させるようになっている。
【0026】また、このコード表示部9での部品コード
の表示及び診断表示部10での診断結果の表示の切換え
は、上記オドメータ又はトリップメータの切換スイッチ
14の操作により部品毎に逐次行うようになっている。
【0027】図1により具体例を示すと、例えば図1
(c),(d)に示すように、コード表示部9で「0
0」と表示された場合、自動変速機の変速レンジがRレ
ンジ(後退レンジ)にあるときにON動作するスイッチ
(図示せず)の入力系の故障診断を行い、変速レバーを
Rレンジに切り換えたときに、図1(c)に示すように
診断表示部10に「on」が表示されると、そのスイッ
チの入力系が正常であることを、また図1(d)に示す
如く「oFF」が表示されるときには、そのスイッチか
らの信号が入力されていなくて入力系の故障状態である
ことをそれぞれ示すようになっている。
【0028】また、図1(e)に示すように、コード表
示部9で「16」と表示された場合には、燃料タンクで
の燃料残量が設定量以下になったことを点灯によって警
告するワーニング表示部18hへの出力系の故障診断を
行い、2秒毎に上記ワーニング表示部18hと距離メー
タ8の診断表示部10の「on」表示とを3回点滅させ
て、そのワーニング表示部18hの点滅が行われたとき
に、その出力系が正常であることを、また点灯しなかっ
たときに、そのワーニング表示部18hへ信号が出力さ
れていなくて出力系の故障状態であることをそれぞれ判
断するようになっている。
【0029】さらに、図1(f),(g)に示す如く、
コード表示部9で「12」と表示された場合には、その
部品コードの設定から2秒後、スピードメータ2に対
し、その指針2aがフルスケールまで移動した後に60
km/hに保たれる信号を出力し、この動作が正常に行
われたときには、スピードメータ2の指針2aの干渉等
の移動障害がない正常状態として、図1(f)に示すよ
うに診断表示部10に「00」を、また動作異常のとき
には、スピードメータ2の故障状態として、図1(g)
に示す如く診断表示部10に「99」をそれぞれ表示す
るようになっている。
【0030】コントローラ21では、上記表示制御モー
ドから故障診断モードへの移行切換えのための条件とし
て、図4に示すように、コントローラ21へのバッテリ
電源+BがOFF状態からON状態になり、そのON状
態への切換わり時点から所定時間t1(例えばt1=3
0秒間)が経過するまでの間に、上記イグニッションス
イッチ22(信号発生部品)がOFF状態からON操作
され、その後、上記運転席側のドアスイッチ27(信号
発生部品)が3回ON/OFF切換操作されるととも
に、メータ装置Mにおけるオドメータ及びトリップメー
タ切換用の切換スイッチ14(信号発生部品)が3回O
N/OFF切換操作されたときに、故障診断モードに移
行するように設定されている。
【0031】一方、この故障診断モードをキャンセルし
て表示制御モードに戻る条件としては、同じ図4に示す
如く、上記イグニッションスイッチ22が2回目にON
操作されるか、故障診断モードの開始時点から一定時間
t2(例えばt2=45分間)が経過するか、或いは車
速センサ23から車速信号が入力されたときに、故障診
断モードがキャンセルされるようになっている。
【0032】したがって、この実施形態では、メータ装
置Mのコントローラ21は通常は表示制御モードで作動
し、各センサやスイッチから入力された信号に基づいて
メータ本体1の各メータ2〜5,8及び方向指示器用表
示部16L,16Rが作動するとともに、各表示部17
a〜17f,18a〜18lが点灯表示される。
【0033】また、このコントローラ21の表示制御モ
ードにおいては、距離メータ8のセグメントで自動車の
総走行距離又はトリップ距離が表示される。そして、こ
の距離メータ8の表示をオドメータ又はトリップメータ
に切り換えるときには、ユーザが切換スイッチ14を押
し操作(ON操作)すると、図1(a)のようにオドメ
ータとして表示されていればそれが図1(b)に示す如
くトリップメータに、また図1(b)に示すようにトリ
ップメータとして表示されていたものが図1(a)に示
すオドメータにそれぞれ交互に変更される。
【0034】これに対し、メータ装置M及びその信号の
入出力系の故障診断のために故障診断モードに切り換え
るときには、それを行うサービスマンは、図4に示すよ
うに、例えばバッテリ19とコントローラ21との接続
ハーネスを一旦外した後に接続することで、コントロー
ラ21へのバッテリ電源+BをOFF状態からON状態
に切り換える。そして、そのON状態へ切り換わった
後、その時点から所定時間t1(t1=30秒間)が経
過するまでの間に、イグニッションスイッチ22を操作
してOFF状態からON状態に切り換え、その後、運転
席側のドアスイッチ27を手で3回ON/OFF切換操
作するとともに、メータ装置Mにおけるオドメータ及び
トリップメータ切換用の切換スイッチ14を3回ON/
OFF切換操作すればよく、これらの条件が成立する
と、故障診断モードに移行する。
【0035】上記故障診断モードへの移行切換えのため
の条件、例えばバッテリ電源+Bの接続を外すことや、
その再接続から所定時間t1(=30秒間)にドアスイ
ッチ27及び切換スイッチ14の双方を3回続けてON
/OFF切換えする等の操作は、ユーザにとって通常は
行わない特殊な条件であって、サービスマンが意図して
操作することで初めて達成される。よって、ユーザが通
常の操作をする限り、誤って診断モードに入ってメータ
装置Mが表示を行わない状態となるのを有効に防止する
ことができる。
【0036】しかも、上記故障診断モードへの切換えに
必要なイグニッションスイッチ22や切換スイッチ1
4、ドアスイッチ27は、メータ装置Mのコントローラ
21に接続されている既存のものであるので、別途に専
用の切換手段を要することなく、上記故障診断モードへ
の切換えを行うことができる。
【0037】また、上記故障診断モードへの切換えをメ
ータ装置Mやセンサ、スイッチ等が実際に自動車に取り
付けられた実車装備状態で行うので、その診断精度を高
めることができる。
【0038】また、上記ドアスイッチ27は運転席側の
ものであるので、切換スイッチ14がメータ装置Mのメ
ータ本体1にあることと相俟って、故障診断モードの切
換時、サービスマンは自動車の運転席に着座したまま、
その運転席側のドアスイッチ27を操作することがで
き、その操作が容易となる。
【0039】そして、この故障診断モードでは、図1
(c)〜(g)に例示するように、メータ装置Mのメー
タ本体1の距離メータ8における6桁のセグメントのう
ち、左側(上位)2桁のセグメントからなるコード表示
部9で診断対象の部品毎のコードが、また右側(下位)
3桁のセグメントからなる診断表示部10で診断結果が
それぞれ表示される。このため、サービスマンは、上記
オドメータ及びトリップメータ切換用の切換スイッチ1
4の操作により順に切り換えながら、コード表示部9で
部品コードを設定し、かつその故障状態を診断表示部1
0で確認して故障診断を進めていけばよく、メータ装置
M及びその入出力系の故障状態を容易に診断することが
できる。そして、各部品コードで故障状態が診断表示部
10の表示によって確認されれば、後で故障箇所に対応
する部品等を交換すればよい。
【0040】このとき、上記距離メータ8は、自動車の
走行距離を示すために桁数の大きい6桁のセグメントで
あるので、この桁数分の文字や数字を表示できる。従っ
て、この距離メータ8で、メータ装置Mに接続されてい
る部品やその故障診断に関する多数の情報を一度に表示
することができ、その診断情報の認識性を高めて故障診
断を正確に行うことができる。
【0041】また、通常の表示制御モードでは、上記距
離メータ8をオドメータ又はトリップメータに切り換え
るための切換スイッチ14の操作により部品毎のコード
及びその診断結果が逐次切換変更されるので、本来はオ
ドメータ又はトリップメータ切換用の切換スイッチ14
を使用しながら、各部品毎の故障に関する診断情報を個
別に素早く変更して、故障診断作業の作業性を高めるこ
とができる。
【0042】さらに、距離メータ8で故障に関する診断
情報が診断対象部品のコードとその診断結果とに分けら
れて表示されるので、両者を対応して見ることができ、
診断の表示情報をさらに正確に認識することができる。
【0043】そして、上記診断対象の部品コードは、図
1(c)〜(f)に示す如く距離メータ8のコード表示
部9で2桁の数字により表示されるので、最大10まで
の多数の診断対象部品を表示することができる。
【0044】一方、その部品の診断結果は、図1
(c),(d)に示すように診断表示部10で「on」
又は「oFF」のアルファベット文字により表示される
ので、診断結果を一瞥して正確に判断することができ
る。しかも、図1(e)に示す如く、上記のようにコー
ド表示部9で「16」と表示されて燃料残量警告用のワ
ーニング表示部18hへの出力系の故障診断を行うと
き、そのワーニング表示部18hと共に距離メータ8の
診断表示部10の「on」表示を点滅させるので、診断
結果を正確に判断することができる。
【0045】このような故障状態の診断後、サービスマ
ンがコントローラ21の故障診断モードをキャンセルし
て元の表示制御モードに戻す場合、図4に示す如く、上
記イグニッションスイッチ22を再びON操作すればよ
い(2回目のON操作)。
【0046】そして、サービスマンが上記イグニッショ
ンスイッチ22の再操作による故障診断モードのキャン
セルを忘れると、その故障診断モードのままでユーザが
使用する状況になる。しかし、この実施形態では、上記
条件の他、診断故障モードへの切換時点から一定時間t
2(=45分間)が経過するか、或いは車速センサ23
から自動車の走行状態を示す車速信号が入力されたとき
にも、故障診断モードがキャンセルされる。こうして、
サービスマンが意図してイグニッションスイッチ22の
再度のON操作により故障診断モードをキャンセルする
他、故障診断モードの開始時点から一定時間t2の経過
又は車速信号の入力があれば自動的に故障診断モードが
キャンセルされるので、サービスマンが上記イグニッシ
ョンスイッチ22の再操作による故障診断モードのキャ
ンセルを忘れていても、その故障診断モードのままでユ
ーザが使用する状況になることはない。
【0047】尚、上記実施形態では、メータ装置Mのコ
ントローラ21に接続されているイグニッションスイッ
チ22、メータ装置Mに内蔵されている切換スイッチ1
4、運転席側のドアスイッチ27からの信号を故障診断
モードへのトリガ信号としているが、これら以外の信号
発生部品を使用することもできる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よると、自動車のメータ装置におけるオドメータ又はト
リップメータに切換可能な距離メータをセグメント表示
とし、メータ装置が通常の表示モードから診断表示モー
ドへ切り換えられたとき、故障に関する診断情報を距離
メータにてセグメント表示するようにしたことにより、
既存の距離メータを使用しつつ、メータ装置に接続され
ている部品やその故障診断に関する多数の情報を一度に
表示して故障診断に関する情報の認識性の向上を図るこ
とができる。
【0049】請求項2の発明によると、メータ装置が故
障情報表示モードに切り換わったときには、距離メータ
をオドメータ又はトリップメータに切り換えるための切
換スイッチの操作により部品毎の診断情報の表示を切換
変更するようにしたことにより、オドメータ又はトリッ
プメータ切換用の切換スイッチを利用しつつ、故障に関
する診断情報を個別に素早く変更して、診断作業の作業
性の向上を図ることができる。
【0050】請求項3の発明によると、上記請求項1及
び2の発明を組み合わせたことにより、診断表示モード
で、故障診断に関する情報の認識性を高めるとともに、
切換スイッチの操作により診断情報の表示を個別に素早
く変更して、診断作業の作業性を高めることができる。
【0051】請求項4の発明によると、メータ装置の診
断表示モードでは、故障に関する診断情報を診断対象部
品のコードとその診断結果とに分けてセグメント表示す
るようにしたことにより、診断の表示情報をさらに正確
に認識することができる。
【0052】請求項5の発明によると、上記診断対象部
品のコードは数字により表示されるようにしたことによ
り、多数の診断対象部品を表示することができる。
【0053】請求項6の発明では、診断対象部品の診断
結果をオン状態又はオフ状態を表すアルファベット文字
により表示させるようにした。また、請求項7の発明で
は、診断対象部品の診断結果に関する所定の表示を点滅
させるようにした。これらの発明によると、診断結果を
正確に判断することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】距離メータでの種々の表示状態を例示する図で
ある。
【図2】メータ部におけるオドメータ又はトリップメー
タの表示のための距離メータを示す拡大図である。
【図3】本発明の実施形態に係るメータユニットを示す
全体図である。
【図4】本発明の実施形態においてメータユニットが故
障診断モードへ移行する状態と、その後に故障診断モー
ドがキャンセルされる状態とを示すタイムチャート図で
ある。
【符号の説明】
M メータ装置 1 メータ本体 8 距離メータ 9 コード表示部 10 診断表示部 14 切換スイッチ 21 コントローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河野 邦康 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)発明者 谷川 隆博 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オドメータ又はトリップメータに切換可
    能なセグメント表示の距離メータを有し、内蔵又は接続
    されて信号を発生する信号発生部品からの所定の信号に
    より通常の表示モードから部品等の故障診断に関する情
    報を表示する診断表示モードへ移行するように構成され
    た自動車のメータ装置であって、 上記診断表示モードでは、上記故障に関する診断情報を
    上記距離メータによりセグメント表示するように構成さ
    れていることを特徴とする自動車のメータ装置。
  2. 【請求項2】 切換スイッチの操作によりオドメータ又
    はトリップメータに切り換えられるセグメント表示の距
    離メータを有し、内蔵又は接続されて信号を発生する信
    号発生部品からの所定の信号により通常の表示モードか
    ら部品等の故障診断に関する情報を表示する診断表示モ
    ードへ移行するように構成された自動車のメータ装置で
    あって、 上記診断表示モードでは、上記切換スイッチの操作によ
    り故障に関する診断情報の表示を逐次切換変更するよう
    に構成されていることを特徴とする自動車のメータ装
    置。
  3. 【請求項3】 切換スイッチの操作によりオドメータ又
    はトリップメータに切り換えられるセグメント表示の距
    離メータを有し、内蔵又は接続されて信号を発生する信
    号発生部品からの所定の信号により通常の表示モードか
    ら部品等の故障診断に関する情報を表示する診断表示モ
    ードへ移行するように構成された自動車のメータ装置で
    あって、 上記診断表示モードでは、上記故障に関する診断情報を
    上記距離メータによりセグメント表示するとともに、上
    記切換スイッチの操作により上記距離メータでの診断情
    報の表示を逐次切換変更するように構成されていること
    を特徴とする自動車のメータ装置。
  4. 【請求項4】 請求項1又は3記載の自動車のメータ装
    置において、 診断表示モードでは、故障に関する診断情報を診断対象
    部品のコードとその診断結果とに分けてセグメント表示
    するように構成されていることを特徴とする自動車のメ
    ータ装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の自動車のメータ装置にお
    いて、 診断対象部品のコードは、数字により表示されるように
    構成されていることを特徴とする自動車のメータ装置。
  6. 【請求項6】 請求項4又は5記載の自動車のメータ装
    置において、 診断対象部品の診断結果は、オン状態又はオフ状態を表
    すアルファベット文字により表示されるように構成され
    ていることを特徴とする自動車のメータ装置。
  7. 【請求項7】 請求項4、5又は6記載の自動車のメー
    タ装置において、 診断対象部品の診断結果に関する所定の表示を点滅させ
    るように構成されていることを特徴とする自動車のメー
    タ装置。
JP8159532A 1996-06-20 1996-06-20 自動車のメータ装置 Pending JPH106811A (ja)

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