JPH1067684A - 涙液分泌促進剤 - Google Patents

涙液分泌促進剤

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JPH1067684A
JPH1067684A JP9158590A JP15859097A JPH1067684A JP H1067684 A JPH1067684 A JP H1067684A JP 9158590 A JP9158590 A JP 9158590A JP 15859097 A JP15859097 A JP 15859097A JP H1067684 A JPH1067684 A JP H1067684A
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JP
Japan
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group
serotonin receptor
agent
active ingredient
hydrogen atom
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JP9158590A
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English (en)
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Tomiya Mano
富也 真野
Shunji Sogawa
俊二 十川
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Mitsubishi Chemical Corp
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Mitsubishi Chemical Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドライアイ等に有効な涙液分泌促進剤を提供
する。 【解決手段】 セロトニン受容体リガンド、例えば特定
構造のアミノアルコキシビベンジル類を有効成分として
含有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はセロトニン受容体の
リガンドを有効成分とする涙液分泌促進剤に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】ドライアイ、眼球乾燥症、乾燥性角膜炎
などと診断される、涙液の不足に起因する疾患に多数の
人が悩んでいる。これらの疾患の大きな原因の一つは、
シェーグレン症候群と称されている自己免疫異常である
とされており、この観点からの治療の可能性が検討され
ている(あたらしい眼科、11 (8)、1187〜11
95頁,1994年)。また、シェーグレン症候群の眼
球乾燥症に対して、アネトールトリチオンが涙液分泌を
促進することが報告されている(診断と新薬、第26
巻、11号、105〜127頁、1989年)。さらに
ビタミンAの点眼がドライアイに有効であることも報告
されている(あたらしい眼科、10(10)、1685
〜1686頁、1993年)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようにドライアイ
等の涙液不足に起因する疾患に対する薬剤は種々検討さ
れているが、未だ満足すべきものは見出されていない。
従って本発明は、涙液分泌を促進する新たな薬剤を提供
することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に係る涙液分泌促
進剤は、セロトニン受容体のリガンドを有効成分とする
ものである。この発明の好ましい態様によれば、セロト
ニン受容体(2)のリガンドを有効成分とする上記涙液
分泌促進剤;セロトニン(2)の拮抗剤を有効成分とす
る上記涙液分泌促進剤;セロトニン受容体(2)の拮抗
剤が下記式(1)
【0005】
【化5】
【0006】〔ただし、式中、R1は水素原子、ハロゲ
ン原子、C1〜C5のアルコキシ基、またはC2〜C6のジ
アルキルアミノ基を表わし、R2は水素原子、ハロゲン
原子またはC1〜C5のアルコキシ基を表わし、R3は水
素原子、ヒドロキシル基、−O−(CH2n−COOH
(式中、nは1〜5の整数を表わす。)、または−O−
CO−(CH2l−COOH(式中、lは1〜3の整数
を表わす。)を表わし、R4は−N(R5)(R6)(式
中、R5およびR6はそれぞれ独立して水素原子またはC
1〜C8のアルキル基を表わす。)または
【0007】
【化6】
【0008】(式中、Aはカルボキシル基で置換されて
いてもよいC3〜C5のアルキレン基を表わす。)を表わ
し、mは0〜5の整数を表わす。〕で表される上記涙液
分泌促進剤;セロトニン受容体(2)の拮抗剤が下記式
(2)
【0009】
【化7】
【0010】で表される上記涙液分泌促進剤;セロトニ
ン受容体(2)の拮抗剤が下記式(3)
【0011】
【化8】
【0012】で表される上記涙液分泌促進剤;ドライア
イ、乾燥性角膜炎および眼球乾燥症のいずれかの予防お
よび/または治療剤である上記涙液分泌促進剤;点眼
剤、経口剤、注射剤または軟膏剤である上記涙液分泌促
進剤が提供される。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明について詳細に説明する
と、セロトニン受容体については広範囲の研究がなされ
ており、その成果の一つとしてセロトニン受容体のリガ
ンドに種々の生理作用のあることが報告されている(P
HARMACOLOGICAL REVIEWS Vo
l.44(3) 401)。しかし、セロトニン受容体
のリガンドが涙液分泌促進作用を有することは未だ報告
されておらず、本発明者らにより初めて見出されたもの
である。
【0014】セロトニン受容体はいくつものタイプに分
類されており、そしてそれぞれのタイプの受容体につい
て多数のリガンドが知られている。本発明ではこれらの
リガンドのいずれも用いることができるが、なかでも受
容体(2)のリガンドを用いるのが好ましい。このよう
なリガンドのいくつかを例示すると、アゴニストである
1−(2,5−ジメトキシ−4−ブロモフェニル)−2
−アミノプロパン(DOB)、1−(2,5−ジメトキ
シ−4−ヨードフェニル)−2−アミノプロパン(DO
I)、N−(3−トリフルオロメチルフェニル)ピペラ
ジン(YFMPP)、アンタゴニストであるクロロプロ
マジン(chloropromazine)、リタンセ
リン(ritanserin)、ケタンセリン(ket
anserin)、シナセリン(cinanseri
n)、ブタクラモール(butaclamol)、メテ
ルゴリン(metergoline)などがあげられる
(PHARMACOLOGICAL REVIEWS
Vol.44(3) 401)。 なかでも好ましいの
は下記式(1)で表わされるアンタゴニストであるアミ
ノアルコキシビベンジル類並びに薬学上許容し得るその
塩及びそれらの溶媒和物である(なお、本明細書におい
て塩とは、エステルをも包含する広義の意味であ
る。)。
【0015】
【化9】
【0016】〔ただし、式中、R1は水素原子、ハロゲ
ン原子、C1〜C5のアルコキシ基、またはC2〜C6のジ
アルキルアミノ基を表わし、R2は水素原子、ハロゲン
原子またはC1〜C5のアルコキシ基を表わし、R3は水
素原子、ヒドロキシル基、−O−(CH2n−COOH
(式中、nは1〜5の整数を表わす。)、または−O−
CO−(CH2l−COOH(式中、lは1〜3の整数
を表わす。)を表わし、R4は−N(R5)(R6)(式
中、R5およびR6はそれぞれ独立して水素原子またはC
1〜C8のアルキル基を表わす。)または
【0017】
【化10】
【0018】(式中、Aはカルボキシル基で置換されて
いてもよいC3〜C5のアルキレン基を表わす。)を表わ
し、mは0〜5の整数を表わす。〕 (1)式の化合物は、セロトニン拮抗剤として、脳循環
障害、虚血性心疾患、末梢循環障害等の疾患における、
血栓生成および血管収縮に基づく種々の微小循環障害の
改善に有効であることが知られており(特開平2−30
4022)、また緑内障の治療や眼圧降下に有効である
ことも知られている(特開平8−20531)。しか
し、この化合物が涙液分泌促進作用を有することは、全
く予想外のことである。
【0019】(1)式の化合物について更に具体的に説
明すると、式中、R1は水素原子;塩素原子、弗素原子
等のハロゲン原子;メトキシ基、エトキシ基、ブトキシ
基等のC1〜C5のアルコキシ基;ジメチルアミノ基、ジ
エチルアミノ基、メチルエチルアミノ基等のC2〜C6
ジアルキルアミノ基を表わす。R2は水素原子;塩素原
子、弗素原子等のハロゲン原子;メトキシ基、エトキシ
基、ブトキシ基等のC 1〜C5のアルコキシ基を表わす。
3は水素原子;ヒドロキシル基;−O−(CH22
COOH、−O−(CH23−COOH等の−O−(C
2n−COOH(式中、nは1〜5の整数を表わ
す。);−O−CO−(CH22−COOH、−O−C
O−(CH23−COOH等の−O−CO−(CH2l
−COOH(式中、lは1〜3の整数を表わす。)を表
わす。R4はアミノ基若しくはメチルアミノ基、エチル
アミノ基、ブチルアミノ基、ヘキシルアミノ基、ヘプチ
ルアミノ基、ジメチルアミノ基、ジエチルアミノ基、メ
チルエチルアミノ基等の炭素数1〜8のアルキル基を1
〜2個有するアミノ基を表わすか、又はトリメチレンア
ミノ基、ペンタメチレンアミノ基、3−カルボキシペン
タメチレンアミノ基等の環にカルボキシル基が置換して
いてもよい4〜6員のポリメチレンアミノ基を表わす。
【0020】(1)式の化合物のうち、本発明で用いる
のに好ましいもののいくつかを表−1に示す。
【0021】
【表1】
【0022】
【表2】
【0023】これらのなかでも、アミノアルコキシ基−
OCH2C(R3)H−(CH2m−R4がフェニル基の
2−位に結合しているのが好ましい。また、R1は水素
原子、C1〜C5のアルコキシ基、又はC2〜C6のジアル
キルアミノ基が好ましく、R2は水素原子が好ましく、
4は少なくとも1個のC1〜C8のアルキル基を有する
アミノ基又はトリメチレン基ないしはペンタメチレン基
を有する4〜6員のポリメチレンアミノ基であるのが好
ましく、mは0〜2の整数であるのが好ましい。特に好
ましいのは、R1がメトキシ基であり、R2が水素原子で
あり、R3が水酸基であり、R4がジメチルアミノ基であ
るNo.15の化合物(以下、これを「M−1」とい
う)及びそのコハク酸エステルであるNO.14の化合
物である。
【0024】本発明では、一般式(1)で表わされる化
合物の薬学的に許容される塩も用いることができる。こ
のような塩を形成する酸としては、例えば塩化水素酸、
臭化水素酸、硫酸、リン酸、硝酸、酢酸、コハク酸、ア
ジピン酸、プロピオン酸、酒石酸、マレイン酸、蓚酸、
クエン酸、安息香酸、トルエンスルホン酸、メタンスル
ホン酸等が用いられる。また、一般式(1)で表わされ
る化合物やその塩の溶媒和物、例えば水和物も用いるこ
とができる。これらのうちで特に好ましいのは、下記式
(4)で表わされる(±)−1−〔O−〔2−(m−メ
トキシフェニル)エチル〕フェノキシ〕−3−(ジメチ
ルアミノ)−2−プロピル水素スクシナートの塩酸塩
(以下、これを「塩酸サルポグレラート」という)であ
る。
【0025】
【化11】
【0026】本発明で用いる一般式(1)のアミノアル
コキシビベンジル類は前述の如く公知化合物であり、特
開昭58−32847号公報に記載の方法又はそれに準
じた方法により、容易に合成できる。本発明に係る涙液
分泌促進剤は、眼刺激性を伴なわずに涙液の分泌を促進
するのでドライアイ、乾燥性角膜炎、眼球乾燥症など、
涙液分泌の促進や角膜の保護が必要とされる諸疾患及び
症状の予防、治療に有効である。
【0027】本発明に係る涙液分泌促進剤は、経口剤、
注射剤、点眼剤または軟膏剤として投与される経口剤の
場合は、錠剤、カプセル剤、粉剤、液剤、エリキシル剤
等の常用の任意の剤型とすることができる。例えばカプ
セル剤の場合には、通常のゼラチンタイプのカプセルが
用いられる。また、錠剤、粉剤の場合には、製剤で常用
されている種々の補助剤を配合することができる。これ
らのカプセル剤、錠剤、粉剤は、通常5〜95%、好ま
しくは25〜90重量%の有効成分を含んでいる。
【0028】液剤の場合には、水、ミネラル油、大豆
油、ピーナッツ油、ごま油、プロピレングリコール、ポ
リエチレングリコール等の種々の天然物起源又は合成の
液体が用いられる。経口投与の液剤の場合には、これら
の液体に有効成分が0.5〜20重量%となるように溶
解ないしは懸濁させればよい。また、香料、糖類、界面
活性剤などの常用の補助剤を含有させることもできる。
【0029】注射剤の場合には、生理食塩水に有効成分
を0.5〜20%、好ましくは1〜10重量%となるよ
うに含有させればよい。点眼剤の場合には、水に有効成
分が0.001〜1重量%となるように溶解したもの
に、緩衝剤、等張化剤、防腐剤、粘稠剤などの常用の各
種の補助剤を適宜添加すればよい。
【0030】緩衝剤としては、たとえばリン酸緩衝剤、
ホウ酸緩衝剤、クエン酸塩緩衝剤、酒石酸緩衝剤、酢酸
塩緩衝剤、アミノ酸などが用いられる。等張化剤として
は、たとえばソルビトール、グルコース、マンニトール
などの糖類、グリセリン、プロピレングリコールなどの
多価アルコール類、塩化ナトリウムなどの塩類などが用
いられる。
【0031】防腐剤としては、たとえば塩化ベンザルコ
ニウム、塩化ベンゼトニウムなどの第四級アンモニウム
塩、パラヒドロキシ安息香酸メチル、パラヒドロキシ安
息香酸エチルなどのパラヒドロキシ安息香酸エステル
類、ベンジルアルコール、フェネチルアルコール、ソル
ビン酸およびそれらの塩、チメロサール、クロロブタノ
ールなどが用いられる。
【0032】粘稠剤としては、たとえばヒドロキシエチ
ルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、メチル
セルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、カ
ルボキシメチルセルロースおよびそれらの塩などが用い
られる。軟膏剤の場合は、ワセリン等の適当な基剤に有
効成分が0.1〜1重量%となるように配合して均一に
混和し、さらに必要に応じて保存剤、安定剤、その他の
適当な添加剤を加えて調製される。
【0033】本発明に係る涙液分泌促進剤の投与量は患
者の年令、体重、症状、疾患の重篤度等により変動し、
最終的には臨床医によって決定されるべきものである
が、一般には有効成分として0.5〜50mg/kg体
重/日、通常1〜30mg/kg体重/日であり、一日
あるいはそれ以上投与される。具体的には、経口剤の場
合には有効成分を50mgまたは100mg含有させて
単位投与剤型とし、それを通常一日1〜3回投与する。
注射剤の場合には有効成分として10〜30mg/回を
通常一日1〜4回投与する。点眼剤の場合には、1日1
〜4回適用する。
【0034】
【実施例】体重が約2〜2.5kgの雄性日本白色家兎
を用いて、塩酸サルポグレラート、M−1及びケタンセ
リンの涙液分泌促進作用を試験した。塩酸サルポグレラ
ート及びM−1は、生理食塩水に各々0.1重量%(p
H6.5〜7.0及びpH5.5〜5.8)、ケタンセ
リンは生理食塩水に0.4重量%(pH4.7)となる
ように溶解して用いた。なお、塩酸サルポグレラート及
びM−1は特開平昭58−32847号公報の記載に従
って合成したものを、またケタンセリンは市販品(フナ
コシ社より購入)を使用した。
【0035】実施例1 家兎5羽の眼に0.4%塩酸オキシブプロカイン(参天
製薬)を3分間隔で2回、各30μl点眼し、3分後に
吸水紙にて結膜嚢内の水分を吸収した後、片眼に塩酸サ
ルポグレラート溶液、他眼に生理食塩水を、それぞれ5
0μl点眼した。点眼の3分後に再度吸水紙にて結膜嚢
内の水分を吸収し、さらに10分後に3x30mmの大
きさの短冊状濾紙を下眼瞼と球結膜の間に挿入して涙液
を採取し、その重量を測定した。その結果、塩酸サルポ
グレラート溶液を点眼した眼の涙液量が6.0±0.4
mgであったのに対し、生理食塩水を点眼した眼の涙液
量は2.1±0.6mgであり、有意に少なかった。な
お、点眼後に閉眼や舜目等の投与薬剤の眼刺激性を示す
顕著な行動は認められなかった。
【0036】実施例2 家兎10羽を用い、5x30mmの大きさの濾紙を用い
た以外は、実施例1と全く同様の試験を行った。その結
果、塩酸サルポグレラート溶液を点眼した眼の涙液量が
7.4±0.8mgであったのに対し、生理食塩水を点
眼した眼の涙液量は5.1±0.6mgであり、有意に
少なかった。なお、点眼後に閉眼や舜目等の投与薬剤の
眼刺激性を示す顕著な行動は認められなかった。
【0037】実施例3 家兎10羽の眼に0.4%塩酸オキシブプロカイン(参
天製薬)を3分間隔で2回、各30μl点眼し、3分後
に吸水紙にて結膜嚢内の水分を吸収した後、片眼にM−
1溶液、あるいは生理食塩水を、それぞれ50μl点眼
した。点眼の3分後に再度吸水紙にて結膜嚢内の水分を
吸収し、さらに10分後および20分後に5x30mm
の大きさの短冊状濾紙を下眼瞼と球結膜の間に挿入して
涙液を採取し、その重量を測定した。その結果、点眼1
0分後における涙液量は、M−1溶液点眼群が6.7±
0.9mgであったのに対し、生理食塩水点眼群は4.
4±0.5mgであり、点眼20分後における涙液量
は、M−1溶液点眼群が7.3±0.7mgであったの
に対し、生理食塩水点眼群は5.1±0.4mgであり
有意に少なかった。なお、点眼後に閉眼や舜目等の投与
薬剤の眼刺激性を示す顕著な行動は認められなかった。
【0038】実施例4 家兎5羽を用い、ケタンセリン溶液を家兎の一方の眼に
50μl点眼したところ、著しい流涙が認められた。な
お、閉眼や舜目等の投与薬剤の眼刺激性を示す顕著な行
動は認められなかった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 9/08 A61K 9/08 W 31/135 ABL 31/135 ABL 31/195 31/195 31/215 31/215 31/445 31/445 C07D 211/62 C07D 211/62 295/08 295/08 Z

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セロトニン受容体のリガンドを有効成分
    として含有する涙液分泌促進剤。
  2. 【請求項2】 セロトニン受容体(2)のリガンドを有
    効成分として含有する涙液分泌促進剤。
  3. 【請求項3】 セロトニン受容体(2)の拮抗剤を有効
    成分として含有する涙液分泌促進剤。
  4. 【請求項4】 セロトニン受容体(2)の拮抗剤が、下
    記式(1)で表わされるアミノアルコキシビベンジル
    類、薬学上許容し得るその塩及びそれらの溶媒和物から
    選ばれたものであることを特徴とする請求項3記載の涙
    液分泌促進剤。 【化1】 〔ただし、式中、R1 は水素原子、ハロゲン原子、C1
    〜C5のアルコキシ基、またはC2〜C6のジアルキルア
    ミノ基を表わし、R2は水素原子、ハロゲン原子または
    1〜C5のアルコキシ基を表わし、R3は水素原子、ヒ
    ドロキシル基、−O−(CH2n−COOH(式中、n
    は1〜5の整数を表わす。)、または−O−CO−(C
    2l−COOH(式中、lは1〜3の整数を表わ
    す。)を表わし、R4は−N(R5)(R6)(式中、R5
    およびR6はそれぞれ独立して水素原子またはC1〜C8
    のアルキル基を表わす。)または 【化2】 (式中、Aはカルボキシル基で置換されていてもよいC
    3〜C5のアルキレン基を表わす。)を表わし、mは0〜
    5の整数を表わす。〕
  5. 【請求項5】 セロトニン受容体(2)の拮抗剤が、下
    記式(2)で表わされる化合物、その塩及びそれらの溶
    媒和物から選ばれたものであることを特徴とする請求項
    3記載の涙液分泌促進剤。 【化3】
  6. 【請求項6】 セロトニン受容体(2)の拮抗剤が、下
    記式(3)で表わされる化合物、その塩及びそれらの溶
    媒和物から選ばれたものであることを特徴とする請求項
    3記載の涙液分泌促進剤。 【化4】
  7. 【請求項7】 ドライアイ、乾燥性角膜炎及び眼球乾燥
    症のいずれかの予防及び/又は治療剤であることを特徴
    とする請求項1ないし6のいずれかに記載の涙液分泌促
    進剤。
  8. 【請求項8】 点眼剤であることを特徴とする請求項1
    ないし7のいずれかに記載の涙液分泌促進剤。
  9. 【請求項9】 経口剤であることを特徴とする請求項1
    ないし7のいずれかに記載の涙液分泌促進剤。
  10. 【請求項10】 注射剤であることを特徴とする請求項
    1ないし7のいずれかに記載の涙液分泌促進剤。
  11. 【請求項11】 軟膏剤であることを特徴とする請求項
    1ないし7のいずれかに記載の涙液分泌促進剤。
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