JPH1067406A - 物品保管装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 昇降台を水平姿勢に戻すためのメンテナンス
作業負担を可及的に低減する。 【解決手段】 上下方向並びに横方向に並列する状態
で、物品Ｃを収納する複数の収納部１が設けられた収納
棚２Ａ，２Ｂと、収納部１の夫々と物品搬出入部４との
間で物品の搬送を行う搬送装置ＴＲとが設けられ、搬送
装置ＴＲに、収納棚横方向に長尺状に形成された昇降台
５と、その昇降台５を、収納棚横方向の複数箇所におい
て吊下げ支持する複数の索状体３０ａ，３０ｂと、その
複数の索状体３０ａ，３０ｂをまとめて巻回駆動するこ
とにより昇降台５を昇降させる昇降駆動手段ＤＭとが備
えられた物品保管装置において、複数の索状体３０ａ，
３０ｂ夫々の伸び量がほぼ等しくなるように、複数の索
状体３０ａ，３０ｂ夫々にかかる荷重に応じて、複数の
索状体３０ａ，３０ｂ夫々の単位長さあたりの伸び率及
び長さを設定してある。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、上下方向並びに横
方向に並列する状態で、物品を収納する複数の収納部が
設けられた収納棚と、前記収納部の夫々と、前記収納棚
における物品搬出入を行うための物品搬出入部との間で
物品の搬送を行う搬送装置とが設けられ、前記搬送装置
に、収納棚横方向に長尺状に形成された昇降台と、その
昇降台を、収納棚横方向の複数箇所において吊下げ支持
する複数の索状体と、その複数の索状体をまとめて巻回
駆動することにより前記昇降台を昇降させる昇降駆動手
段とが備えられた物品保管装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】かかる物品保管装置は、収納棚の各収納
部に物品を収納して保管する設備であり、搬送装置に
て、物品搬出入部と各収納部との間で物品を搬送して、
物品の収納及び取出しを行う。収納棚の収納部は、上下
方向並びに横方向に並列する状態で設けられているの
で、物品を昇降搬送するための構成が必要となる。この
ため、収納棚横方向に長尺状に形成された昇降台を、収
納棚横方向の複数箇所において、複数の索状体にて吊下
げ支持し、その索状体を昇降駆動手段によってまとめて
巻回駆動して、昇降台を昇降駆動するように搬送装置を
構成している。昇降台を昇降させるための構成として
は、従来、例えば、図８に示すように、昇降台１００の
四隅を吊下げ支持する索状体１０１の夫々をバランスウ
ェイト１０２に接続し、その索状体１０１の途中箇所
を、収納棚横方向端部に設けた昇降駆動手段１０３にて
巻回駆動する構成が考えられている（特開平８−８５６
０３号公報参照）。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来構成では、搬送装置を長期に亘って運転すると、昇降
台における昇降駆動手段から遠い側の端部を支持する索
状体と、近い側の端部を支持する索状体とで、索状体の
長さが異なることから、伸び量が異なるものとなって、
当初は水平であった昇降台が、それの長手方向において
徐々に斜めに傾くものとなり、適宜索状体の長さを調整
する等して昇降台を水平姿勢に戻すメンテナンスが必要
となっていた。本発明は、上記実情に鑑みてなされたも
のであって、その目的は、昇降台を水平姿勢に戻すため
のメンテナンス作業負担を可及的に低減する点にある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】上記請求項１記載の構成
を備えることにより、複数の索状体にかかる荷重に応じ
て、昇降台を吊下げ支持する複数の索状体夫々の単位長
さあたりの伸び率及び長さを、複数の索状体夫々の伸び
量がほぼ等しくなるように設定してあるので、長期の使
用によって索状体が伸びても、昇降台はほぼ水平姿勢を
維持し、昇降台を水平姿勢に戻すためのメンテナンス作
業負担を可及的に低減できる。尚、索状体の伸び自体が
なくなるわけではないので、索状体の伸びに伴って、昇
降台はほぼ水平姿勢を維持する状態で、徐々に下がるこ
とになるが、これは、昇降台の昇降停止位置の調整等に
より容易に吸収できる。

【０００５】又、上記請求項２記載の構成を備えること
により、複数の索状体は、昇降台の収納棚横方向両端を
吊下げ支持するので、夫々の索状体にほぼ均等に荷重が
かかり、且つ、複数の索状体夫々は、単位長さあたりの
伸び率及び長さがほぼ同一としてあるので、長期の使用
による各索状体の伸び量はほぼ等しくなる。しかも、複
数の索状体夫々について、単位長さあたりの伸び率及び
長さをほぼ同一としてあり、同一仕様の索状体を用いる
ことができるので、実施製作面で有利なものとできる。

【０００６】又、上記請求項３記載の構成を備えること
により、複数の索状体をまとめて巻回駆動する昇降駆動
手段が設置位置が、収納棚横方向における昇降台のほぼ
中央位置に設定されているので、昇降駆動手段及び昇降
台の収納棚横方向両端を吊下げ支持する索状体が、ほぼ
対称に配置できることになる。従って、複数の索状体の
長さがほぼ同じで、且つ、昇降駆動手段を収納棚横方向
の一方側に偏位させて配置する構成に較べて、必要とな
る索状体の長さを可及的に短くすることができると共
に、索状体を取り回すための構成を簡素化でき、製造コ
ストの低減を図ることができる。

【０００７】又、上記請求項４記載の構成を備えること
により、物品を物品搬出入部と各収納部との間で搬送す
る搬送装置は、移載装置が昇降台上を収納棚横方向に移
動自在として収納棚横方向での物品の搬送を行い、収納
棚のほぼ横方向全幅に亘る長さに形成された昇降台を、
収納棚の最下段に配置された昇降駆動手段にて昇降させ
ることで上下方向での物品の搬送を行う。このように、
移載装置が昇降台上を移動自在とする構成では、主に昇
降台の上側で物品の移載を行う関係上、収納棚の最下段
に対しては物品の移載を行いにくく、通常は、収納部を
設置できないいわゆるデッドスペースとなっている場合
が多い。つまり、このデッドスペースを利用して昇降駆
動手段を配置できるので、設備全体として設置スペース
を低減することができる。

【０００８】

【発明の実施の形態】以下、本発明の物品保管装置の実
施の形態を図面に基づいて説明する。図１に、物品の一
例としてのコンテナＣを、前後に所定間隔を隔てて一対
備えられた収納棚２Ａ，２Ｂの収納部１のうちのいずれ
かの収納部１に収納させることができると共に、所定の
収納棚２Ａ，２Ｂに収納されるコンテナＣを取り出すこ
とができるようにした本発明に係る物品保管装置が示さ
れている。尚、コンテナＣには、例えば、小型部品等が
品種別に積載される。

【０００９】収納部１は、一対の収納棚２Ａ，２Ｂの夫
々において、上下方向並びに横方向に並列する状態で、
複数設けられており、一対の収納棚２Ａ，２Ｂの配置
は、夫々の収納部１の物品出し入れ側が向かい合う状態
で並んでいる。前方側に位置する収納棚２Ａの下部側の
収納部１を利用して上下２段の物品搬出入部４が設けら
れている。

【００１０】又、一対の収納棚２Ａ，２Ｂの前後中間部
には、コンテナＣを各収納部１と物品搬出入部４との間
に亘って搬送する搬送装置ＴＲの主要部が備えられてい
る。上下２段の物品搬出入部４の夫々は、いずれも、外
部からコンテナＣの搬入を行うための物品搬入部ＩＮと
しての機能と、収納棚２Ａ，２Ｂから外部へコンテナＣ
を搬出を行う物品搬出部ＯＴの機能とを兼ね備えるもの
であるが、例えば、上段の物品搬出入部４を物品搬入部
ＩＮとして使用し、下段の物品搬出入部４を物品搬出部
ＯＴとして使用する等、その使用形態は任意に設定でき
る。

【００１１】一対の収納棚２Ａ，２Ｂの前後中間部に備
えられた搬送装置ＴＲの主要部は、コンテナＣを各収納
部１等との間で移載する機能を備えた移載装置６と、移
載装置６を収納棚２Ａ，２Ｂの略横方向全幅に亘って駆
動移動自在に案内支持する長尺の昇降台５とからなり、
昇降台５は、搬送装置ＴＲの一部を構成する昇降機構Ｕ
Ｄにて、収納棚２Ａ，２Ｂの上下高さのほぼ全域にわた
って昇降操作自在となっている。

【００１２】一対の収納棚２Ａ，２Ｂは、支柱８と、支
柱８の夫々にわたって上下方向に所定間隔をあけて架設
連結された複数の横フレーム９と、コンテナＣの左右両
端底部を支持するべく所定間隔をあけて前後方向に沿っ
て架設連結された多数の係止部材１０と、各支柱８の上
端部を連結する横杆１１とから構成されている。係止部
材１０は、コンテナＣの横移動を阻止するように断面略
Ｌ字状に形成されている。物品搬出入部４には、コンテ
ナＣを収納棚２Ａ，２Ｂに対して搬出入するためのロー
ラコンベアＲＣが連設され、ローラコンベアＲＣには、
図示を省略するが、ローラコンベアＲＣ上を搬送される
コンテナＣを搬送横幅方向の中央に位置させるためのセ
ンタリング装置が備えられている。

【００１３】次に、昇降台５を昇降駆動する昇降機構Ｕ
Ｄについて説明する。図２に示すように、昇降台５は、
横方向両端部の夫々を索状体としてのワイヤ３０ａ，３
０ｂにて長手方向２箇所で吊り下げ支持されている。一
方のワイヤ３０ａは、水平軸芯周りに回動自在の案内プ
ーリ２９ａ，２９ｂ，２９ｃに巻回された後、収納棚２
Ａの最下段に設置されているワイヤ３０ａ用の巻き取り
ドラム２８ａに連結され、他方のワイヤ３０ｂは、水平
軸芯周りに回動自在の案内プーリ２９ｄ，２９ｅ，２９
ｆに巻回された後、収納棚２Ａの最下段に設置されてい
るワイヤ３０ｂ用の巻き取りドラム２８ｂに連結されて
いる。巻き取りドラム２８ａ及び巻き取りドラム２８ｂ
は電動モータＭ１の減速機２７の両側の出力軸に取り付
けられ、電動モータＭ１の駆動力にて同一方向に一体的
に回転駆動される。この電動モータＭ１の回転駆動によ
り昇降台５が昇降する。従って、電動モータＭ１、減速
機２７、及び、巻き取りドラム２８ａ，２８ｂを主要部
として昇降駆動手段ＤＭが構成されている。尚、ワイヤ
３０ａとワイヤ３０ｂとは、同一形状のものを使用して
おり、単位長さあたりの伸び率がほぼ同じとなってい
る。

【００１４】巻き取りドラム２８ａ，２８ｂ、減速機２
７及び電動モータＭ１は、ワイヤ３０ａの長さとワイヤ
３０ｂの長さとが等しくなるように収納棚２Ａの最下段
に配置され、巻き取りドラム２８ａ，２８ｂの存在位置
が収納棚横方向ほぼ中央位置すなわち収納棚横方向にお
ける昇降台５のほぼ中央位置となっている。夫々のワイ
ヤ３０ａ，３０ｂにかかる荷重は、移載装置６の位置に
より若干の変動はあるものの、平均的にはほぼ均等であ
り、上記の如く、ワイヤ３０ａ，３０ｂ夫々の単位長さ
あたりの伸び率及び長さがほぼ等しいので、長期の使用
によるワイヤ３０ａ，３０ｂ夫々の伸び量がほぼ等しく
なって、昇降台５がほぼ水平姿勢を維持する。

【００１５】昇降台５は、図２に示すように、それの左
右両端夫々に取り付けられた被案内部４０の被案内溝４
０ａが、図１に示すレール支持枠４１に昇降台５側に突
出する状態で取り付けられている昇降案内用ガイドレー
ル４１ａに係合案内されて、その姿勢が規制されてい
る。図４に示すように、レール支持枠４１は、一対の収
納棚２Ａ，２Ｂのうちの一方の収納棚２Ａに支持される
フレーム１３に取り付けられ、図示を省略するが、案内
プーリ２９ａ，２９ｂ，２９ｃ，２９ｄ，２９ｅ，２９
ｆもフレーム１３に取り付けられて、昇降機構ＵＤ全体
が収納棚２Ａに支持される構成となっている。

【００１６】次に移載装置６の横移動操作構造について
説明する。図３乃至図５に示すように、移載装置６は、
主に、昇降台５の前後両側部及び上部側を覆う状態のフ
レーム４８と、フレーム４８の上部に取り付け４つの走
行輪４９と、フレーム４８の側部に縦軸芯周りに回動自
在に取り付けられた片側３個で計６個のガイド輪５０
と、フレーム４８の側部に水平軸芯周りに回動自在に取
り付けられて昇降台５に下方側から接する２つのガイド
輪５１と、フレーム４８上に取り付けられたフォーク機
構５２とから構成されている。

【００１７】フレーム４８には、昇降台５における両端
部の夫々に前後軸芯周りで回転自在に支承されたプーリ
５３，５３に巻回された駆動ベルト５４の両端部が連結
されており、一方のプーリ５３を電動モータＭ２によっ
て回動駆動することで、駆動ベルト５４が長手方向に移
動操作されて、移載装置６が横移動操作されるように構
成されている。

【００１８】フォーク機構５２は、一対の収納棚２Ａ，
２Ｂの夫々の収納部１に対して出退自在で、フォーク機
構５２の左右両側には棒状の接触センサ５７が夫々２個
ずつ備えられている。フォーク機構５２にてコンテナＣ
を移載装置６に搭載したときに、コンテナＣが、コンテ
ナＣの横方向（収納棚２Ａ，２Ｂの横方向と一致）の中
心位置とフォーク機構５２の横方向の中心位置とがほぼ
一致する標準の搭載位置に位置するときは、４つの接触
センサ５７の何れとも接触しないが、標準の搭載位置か
ら左右何れかの方向にずれて、この接触センサ５７に接
触することで、コンテナＣが設定以上ずれたことを検出
できる。接触センサ５７の検出情報は、図６に示すよう
に、コントローラＣＯに入力され、移載装置６の停止位
置の修正操作に利用される。

【００１９】昇降台５は、収納棚２Ａ，２Ｂの横方向に
おける断面形状が略工の字状に形成されているので、収
納棚２Ａ，２Ｂの横方向視で左右に凹状空間が存在し、
この凹状空間の一方に、図３及び図４に示すように、上
記の駆動ベルト５４が収まり、又、他方には、図５に示
すように、移載装置６に電力を供給する電気配線等を束
ねたケーブルベア１２が収まり、省スペース化を図って
いる。尚、昇降台５における移載装置６の搬送位置を特
定するために、駆動ベルト５４を移動操作する電動モー
タＭ２の回転軸に連動連結される状態でロータリエンコ
ーダ５５が備えられ、移載装置６に、昇降台５の適宜位
置に設けられた遮光板５６により仕切られる透過型の光
電センサ５８が備えられている。又、上記昇降機構ＵＤ
による昇降台５の昇降位置を特定するために、巻き取り
ドラム２８ａ，２８ｂの回転軸に連動連結される状態で
ロータリエンコーダ６０が備えられ、昇降台５の長手方
向端部における被案内部４０の近くに、昇降案内用ガイ
ドレール４１ａに沿った適宜位置に設けられた遮光板６
１により仕切られる光電センサ６２が備えられている。

【００２０】ロータリエンコーダ５５，６０及び光電セ
ンサ５８，６２の検出信号は、図６に示すようにコント
ローラＣＯに入力される。コントローラＣＯは、光電セ
ンサ５８の検出情報により移載装置６の基準となる搬送
位置を認識し、ロータリエンコーダ５５の検出情報によ
り、前記基準となる位置に対する相対的な位置を認識し
て移載装置６の搬送位置を特定して、収納棚横方向での
移載装置６の停止位置の制御に利用し、同様に、光電セ
ンサ６２の検出情報により昇降台５の基準となる昇降位
置を認識し、ロータリエンコーダ６０の検出情報によ
り、前記基準となる位置に対する相対的な位置を認識し
て昇降台６の昇降位置を特定して、収納棚上下方向での
移載装置６の停止位置の制御に利用する。

【００２１】以下、コントローラＣＯの制御によって実
行される、コンテナＣの物品保管装置への搬入作業及び
搬出作業について説明する。ローラコンベアＲＣにてコ
ンテナＣが物品搬出入部４に搬入されると、待機してい
た移載装置６のフォーク機構５２をコンテナＣの下側に
差し込み、その後、電動モータＭ１にて昇降台５を上昇
させて、フォーク機構５２の上面にコンテナＣが載置さ
れる状態とする。コンテナＣを載置した状態のフォーク
機構５２を移載装置６側に引退させると、移載装置６に
コンテナＣを搭載した状態となる。

【００２２】フォーク機構５２上にコンテナＣを搭載し
た状態で、昇降台５及び移載装置６を空きの収納部１に
移動させる。このとき、昇降台５の高さは、移載装置６
に搭載しているコンテナＣの下面の高さが収納部１の係
止部材１０の上面より僅かに高くなるように設定する。
この状態で、フォーク機構５２を収納部１側に突出させ
て、コンテナＣを係止部材１０の上方に位置させ、更
に、コンテナＣが係止部材１０上に載置される状態とな
るまで昇降台５を降下させた後、フォーク機構５２を移
載装置６側に引退させて、コンテナＣの収納部１への収
納を完了する。収納棚２Ａ，２Ｂに収納されているコン
テナＣを出庫コンベア４ｂに搬送する作業及び出庫コン
ベア４ｂから下側のベルトコンベア３に移し替える動作
は、上記の搬入の動作とほぼ逆の動作を行う。

【００２３】〔別実施形態〕以下、別実施形態を列記す
る。 上記実施の形態では、昇降台５を、収納棚のほぼ横
方向全幅に亘るように形成し、その昇降台５上において
移載装置６を収納棚横方向に移動自在としているが、収
納棚横方向に長尺状の昇降台を、収納棚横方向に移動自
在のマストに昇降自在に支持するいわゆるスタッカクレ
ーン形式に構成しても良い。 上記実施の形態では、昇降駆動手段ＤＭの設置位置
を、収納棚横方向における昇降台５のほぼ中央位置に設
定しているが、昇降駆動手段ＤＭを収納棚横方向の端部
に設置しても良い。この場合、索状体としてワイヤ３０
ａとワイヤ３０ｂとを同長さとしていることから、昇降
台５における昇降駆動手段ＤＭに近い側の端部を支持す
るワイヤについては本来的には必要とされない余分な部
分が生じるが、適宜設置したプーリに巻回して吸収すれ
ば良い。

【００２４】 上記実施の形態では、昇降台５を吊り
下げ支持するワイヤ３０ａ，３０ｂを同一形状のものと
して、その単位長さあたりの伸び率及び長さをほぼ同一
としているが、例えば索状体の太さを変える等して索状
体の伸び率を複数の索状体間で異ならせて、各索状体の
伸び量がほぼ等しくなるようにしても良い。この場合
は、各索状体の長さが異なるものとなる。具体的には、
例えば、図８に示す従来技術と同様に昇降駆動手段ＤＭ
の設置位置を収納棚横方向の端部に設定して、昇降台に
おける昇降駆動手段ＤＭに遠い側の端部を支持する索状
体すなわち索状体の長さが相対的に長くなる側の索状体
の太さを太くして、単位長さあたりの伸び率を小さくす
ることにより、各索状体の伸び量がほぼ等しくなるよう
にしても良い。

【００２５】 上記実施の形態では、昇降駆動手段Ｄ
Ｍを収納棚２Ａの最下段すなわち地上側に設置している
が、図７に示すように、昇降台５に設けても良い。すな
わち、上記実施の形態とほぼ同一構成の昇降駆動手段Ｄ
Ｍを、昇降台５における収納棚横方向のほぼ中央位置の
下側に取り付け、昇降台５の収納棚横方向の両端夫々に
取り付けたプーリ８１を経由して収納棚の上端枠８２の
横方向両端に、一対の索状体８３ａ，８３ｂを接続する
構成としても良い。この場合は、上記実施の形態と同様
に、一対の索状体８３ａ，８３ｂは、同一形状のものと
して、その単位長さあたりの伸び率及び長さをほぼ同一
とすれば良い。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施の形態にかかる物品保管装置の外
観斜視図

【図２】本発明の実施の形態にかかる昇降機構の説明図

【図３】本発明の実施の形態にかかる搬送装置の正面図

【図４】本発明の実施の形態にかかる搬送装置の平面図

【図５】本発明の実施の形態にかかる移載装置の側面図

【図６】本発明の実施の形態にかかる制御ブロック図

【図７】本発明の別実施形態にかかる搬送装置の概略構
成図

【図８】従来技術の説明図

【符号の説明】

１ 収納部 ２Ａ，２Ｂ 収納棚 ４ 物品搬出入部 ５ 昇降台 ６ 移載装置 ３０ａ，３０ｂ 索状体 Ｃ 物品 ＴＲ 搬送装置 ＤＭ 昇降駆動手段

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 上下方向並びに横方向に並列する状態
   で、物品を収納する複数の収納部が設けられた収納棚
   と、 前記収納部の夫々と、前記収納棚における物品搬出入を
   行うための物品搬出入部との間で物品の搬送を行う搬送
   装置とが設けられ、 前記搬送装置に、 収納棚横方向に長尺状に形成された昇降台と、 その昇降台を、収納棚横方向の複数箇所において吊下げ
   支持する複数の索状体と、 その複数の索状体をまとめて巻回駆動することにより前
   記昇降台を昇降させる昇降駆動手段とが備えられた物品
   保管装置であって、 前記複数の索状体夫々の伸び量がほぼ等しくなるよう
   に、前記複数の索状体夫々にかかる荷重に応じて、前記
   複数の索状体夫々の単位長さあたりの伸び率及び長さを
   設定してある物品保管装置。
2. 【請求項２】 前記複数の索状体は、前記昇降台の収納
   棚横方向両端を吊下げ支持するように構成され、 前記複数の索状体夫々の単位長さあたりの伸び率及び長
   さがほぼ同一となるように構成されている請求項１記載
   の物品保管装置。
3. 【請求項３】 収納棚横方向における前記昇降駆動手段
   の設置位置が、収納棚横方向における前記昇降台のほぼ
   中央位置に設定されている請求項２記載の物品保管装
   置。
4. 【請求項４】 前記昇降台は、前記収納棚のほぼ横方向
   全幅に亘る長さに形成され、 前記昇降台上を収納棚横方向に移動自在で、且つ、前記
   収納部及び前記搬出入部との間で前記物品の移載を行う
   移載装置が設けられ、 前記昇降駆動手段は、前記収納棚の最下段に配置されて
   いる請求項３記載の物品保管装置。