JPH1067349A - 連結リンク式ゴムクローラ - Google Patents

連結リンク式ゴムクローラ

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JPH1067349A
JPH1067349A JP24567996A JP24567996A JPH1067349A JP H1067349 A JPH1067349 A JP H1067349A JP 24567996 A JP24567996 A JP 24567996A JP 24567996 A JP24567996 A JP 24567996A JP H1067349 A JPH1067349 A JP H1067349A
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JP
Japan
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link
core bar
rubber
parts
core
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JP24567996A
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English (en)
Inventor
Tatsuya Norifuji
達哉 乗藤
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Fukuyama Gomme Kogyo Kk
Original Assignee
Fukuyama Gomme Kogyo Kk
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ボルト取付け作業を省略して取付けを容易と
なし、またコストダウン及びリンクの軽量化を図った連
結リンク式ゴムクローラの提供。 【解決手段】 中央部と左右に延伸した翼部を備える芯
金の中央部に左右一対のリンクを一体に製造したリンク
一体型芯金であって、該リンク部及び芯金中央部の内周
側表面を除いてゴム質中に埋設すると共に、芯金に対応
した接地面側にはラグを突設し、且つ芯金間は薄肉のゴ
ム部に形成して、隣接するリンクを連結して無端帯とな
したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は建設機械、農業機械など
の装軌車両に装着するゴム製無限軌道帯に関し、詳しく
はリンクと一体に形成した連結リンク式ゴムクローラに
係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来建設機械などの足廻りには鉄クロー
ラが装着されており、図7に示すようにリンク上面16
tを転輪走行面とした左右一対のリンク16に於いて、
隣接するリンク16、16をブッシュ19を介して連結
ピン20により連結し、該リンク16と鉄シュー15と
をボルト17及びナット18によって固着して鉄クロー
ラ14を構成する。該鉄クローラ14の機体への装着方
法は連結ピン10とブッシュ19及びリンク16と鉄シ
ュー14とが順次に連続組立により構成された鉄クロー
ラ14を広げて敷いておき、機体を駆動させクローラ上
に載置し、クローラを機体間に捲装した後分離されてい
る両端を連結することによる。
【0003】しかし、一般的には機体重量が4〜5トン
以下の比較的小型の機体に装着される鉄クローラについ
ては、リンクと鉄シューの取り付けに経済性及びリンク
強度の点からボルトは使用されず、隣接するリンクを予
め連結して於いたものに、後から鉄シューを溶接する方
法で構成される。
【0004】一方、本出願人は実願平2−115462
に於いて、上記リンク16、16を装着する事により、
鉄クローラの構成でもって従来のゴムクローラにみられ
たクローラ外れや走行振動大などの欠点を解決しようと
した新規なゴムクローラである連結リンク式ゴムクロー
ラを提案した。図8A〜Cはその1実施例を示すもの
で、ゴムクローラ本体25内に埋設した芯金26の中央
部26bのボルト孔26p、26pに一対のリンク1
6、16のそれぞれのボルト孔16p,16pを対合一
致させてボルトf及びナットf’により固定せしめ、且
つリンク6の両端は連結ピン20により連結して、ゴム
クローラ本体の内周側に連結する一対のリンクによる連
続した転輪走行面を構成した。なお、図中Tは転輪であ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記連結リン
ク式ゴムクローラに於いては、リンク16との取付方法
がボルト止めであるため、上述の鉄クローラのように鉄
シューとリンクが溶接で固着して有る機体への連結リン
ク式ゴムクローラの履き替えについては、1,リンクを
連結した後に該リンクと連結リンク式ゴムクローラを溶
接する方法は、溶接を高熱で行うため芯金とゴムの接着
層が破壊されるばかりか、ゴム自身も焼ける。2,予め
連結しておいたリンクに芯金を溶接し、これを金型内に
挿入してゴムを加硫成型する方法は、芯金へのショット
ブラスト、接着剤の塗布などの前処理や重量の大きなも
のの取り扱いなどのため既存の設備では成型が困難又は
不可である。3,個々の芯金に予めリンクを溶接したの
ものにゴムを加硫成型する方法は、リンクを芯金に溶接
する際に芯金がひわり易いほか、溶接部周辺は強度が低
下するため断面係数を上げる必要があり、コストアップ
につながる。といった不具合がある。このため、リンク
と鉄シューを溶接して固着している鉄クローラを装着し
た比較的小型の建機に於いては、上記連結リンク式ゴム
クローラの装着が不可能と云った問題があった。また、
ボルト止めは時として弛むといった不具合が生じること
があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述のごとき問題点を解
決するために、中央部と左右に延伸した翼部を備える芯
金の中央部に左右一対のリンクを一体に製造したリンク
一体型芯金であって、該リンク部及び芯金中央部の内周
側表面を除いてゴム質中に埋設すると共に、芯金に対応
した接地面側にはラグを突設し、且つ芯金間は薄肉のゴ
ム部に形成して、隣接するリンクを連結して無端帯とな
したことを特徴とするリンク一体型の連結リンク式ゴム
クローラを発明した。また、上記リンク一体型芯金の一
対のリンク部の内方に突起を一体に形成すると共に、該
突起を突出させた状態でゴム質中に埋設したものや、ま
た該リンクの両脇に翼部よりも一段高い転輪走行面とな
る肩段を形成し、該リンク部及び芯金中央部内周側表面
及び該肩段頂面を除いてゴム質中に埋設した連結リンク
式ゴムクローラとしても良い。これら連結リンク式ゴム
クローラは、機体重量が5トン以下の比較的小型の走行
車両に装着することが望ましい。
【0007】
【作用】リンクと一体に製造したリンク一体型芯金をゴ
ム質中に埋設した連結リンク式ゴムクローラとしたこと
により、従来の溶接でリンクと鉄シューを固着していた
機体においても、鉄クローラとの履き替え装着が可能と
なった他、ボルト止めの作業が省略できるため、機体へ
の装着が容易に行え、組立や製造工程及び部品数が減少
することとなって、コストダウン及びリンクの軽量化が
はかれた。
【0008】
【実施例】図1A,Bはリンクと一体的に形成した芯金
を示すもので、左右に伸びた翼部1a,1aと中央部1
bとからなる芯金部1の中央部1b両端にリンク頂面2
tを転輪走行面とした左右一対のリンク部2を一体に鍛
造や鋳造で形成する。リンク部2はブッシュ3が一体的
に取り付けてある細幅端部2aとこれとクローラ周方向
反対側に伸びる広幅端部2bを備えており、両端部2
a,2bにはそれぞれピン孔2h,2h’が穿設してあ
って、該細幅端部2aの幅aは広幅端部2b,2b間の
距離bよりもやや小さくしてある。
【0009】図2A〜Cは上記芯金を埋設した本発明の
リンク一体型連結リンク式ゴムクローラを示すもので、
上記リンク一体型芯金の芯金部1の芯金翼部1a、1a
をゴムクローラ本体4内へ埋設し、芯金中央部1bの内
周側は露出させてリンク部2がゴムクローラ本体4から
突出するように形成すると共に、リンク部2の細幅端部
2a,2aを隣接するリンク部2の広幅端部2b,2b
間に嵌入し、両端部2a,2bのピン孔2h、2h’、
ブッシュ3を重ね連結ピン6を挿入してリンク部2,2
を連結する。また、芯金部1の外周側にはラグ5を突出
させると共に、芯金埋設間のゴムクローラ本体4は内周
側のおよそ連結ピン6位置まで立ち上げて湾曲部4wに
形成する。
【0010】図3は本発明のリンク一体型芯金の他の実
施例を示すもので、芯金部11は左右に伸びる翼部11
a,11aと凹陥状に形成した中央部11bとより構成
されており、連結に際してリンク部12のピン孔12
h,12h’間に別途成型したブッシュを圧入して使用
する。
【0011】図4は本発明の連結リンク式ゴムクローラ
の他の実施例を示すもので、隣接するリンク部2、2の
連結に際し、ピン孔2h、2h’に連結ピン7を挿入
し、割ピン8を使用して抜け防止としている。油圧圧入
式のピンを挿入する一般的な連結法に比べ、専用の装
置、設備が不要で、現場などで作業者が容易に連結する
ことができる。
【0012】図5A、Bは他の実施例を示すもので、芯
金中央部1bの両外側に一体形成した左右一対のリンク
部2,2の内側へ突起9,9を突出したリンク一体型芯
金1をゴムクローラ本体4内に該突起9,9を突出させ
て埋設した連結リンク式ゴムクローラである。図5Bに
示すように該リンク頂面2tを転輪Tの外つばT’が走
行し、該突起9は傾斜地などの走行で転輪Tが傾いた際
などに脱輪防止の作用をする。また、隣接するリンク部
2,2のピン孔2h,2h’を連結する連結ピン6は長
さの短いものとなし、このため該連結リンク式ゴムクロ
ーラをスプロケット(図示せず)に巻きかけた際には、
スプロケット歯が芯金中央部1bと噛み合って該連結リ
ンク式ゴムクローラに駆動力を伝達させることが可能で
ある。
【0013】図6は本発明のリンク一体型芯金の変形例
を埋設した連結リンク式ゴムクローラを示すもので、左
右一対のリンク部2,2の両外側に頂面を転輪走行面と
した肩段10を翼部1aより一段高く、且つ前後に張り
出して一体に形成したリンク一体型芯金を形成し、該リ
ンク一体型芯金の少なくとも該肩段10頂面をゴムクロ
ーラ本体4内から露出させて埋設する。なお、図6Bに
示すように転輪Tの外つばT’が該肩段10上を走行す
るのであるが、中央輪T”がリンク頂面2tに当接して
も良い。
【0014】なお、リンク部及び連結ピンの形状は上記
実施例に特に限定されることはなく、一例としてリンク
部の端部が広幅端部のみのものと細幅端部のみで形成さ
れるものとを交互にゴムクローラ本体内に配置した連結
リンク式ゴムクローラも考えられる。
【0015】
【発明の効果】リンク一体成形の芯金を埋設した連結リ
ンク式ゴムクローラであるため、リンクと鉄シューを溶
着してあった機体にも装着できることとなった他、ボル
トを使用しないことにより、作業の省略、連結の容易、
またコストダウン及びリンクの軽量化といった利点があ
る。
【0016】また、従来のボルト止め式の連結リンク式
ゴムクローラを機体に装着する際には、リンクと鉄シュ
ーがセットで販売されている場合にはリンクのみが必要
であるため鉄シューが不要となっていたが、上記リンク
一体型連結リンク式ゴムクローラでは、予め連結リンク
式ゴムクローラとリンクが一体であり、セットで販売し
ているため上記のような不要な部品が発生しなくなり無
駄がない。
【0017】更に、リンクがボルト止めされている場合
は、各社の機体によってボルトの間隔などが異なってい
たが、リンク一体型連結リンク式ゴムクローラにおいて
はリンクのピッチが同じであれば、各社の機体に装着が
可能であり、互換性に優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のリンク一体型芯金を示すもので、Aは
平面図、Bは側面図である。
【図2】本発明のリンク一体型連結リンク式ゴムクロー
ラを示すもので、Aは外周側平面図、Bは内周側平面
図、CはBのX−X線断面図、Dは一部中央断面図の側
面図である。
【図3】その他のリンク一体型芯金を示すもので、Aは
平面図、Bは幅方向断面図である。
【図4】その他のリンク一体型連結リンク式ゴムクロー
ラを示す平面図である。
【図5】その他のリンク一体型連結リンク式ゴムクロー
ラを示すもので、Aは平面図、BはAのY−Y線断面図
である。
【図6】更に別のリンク一体型連結リンク式ゴムクロー
ラを示すもので、Aは平面図、Bはクローラ幅方向断面
図である。
【図7】鉄クローラの斜視図である。
【図8】連結リンク式ゴムクローラの1実施例を示すも
ので、Aは接地面側平面図、BはAのB−B線断面図、
CはAのC−C線断面図である。
【符号の説明】
1,11 芯金部 2,12 リンク部 3 ブッシュ 4 ゴムクローラ本体 5 ラグ 6,7 連結ピン 8 割ピン 9 突起 10 肩段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央部と左右に延伸した翼部を備える芯
    金の中央部に左右一対のリンクを一体に製造したリンク
    一体型芯金であって、該リンク部及び芯金中央部の内周
    側表面を除いてゴム質中に埋設すると共に、芯金に対応
    した接地面側にはラグを突設し、且つ芯金間は薄肉のゴ
    ム部に形成して、隣接するリンクを連結して無端帯とな
    したことを特徴とする連結リンク式ゴムクローラ。
  2. 【請求項2】 上記リンク一体型芯金の一対のリンク部
    の内方に突起を芯金中央部と一体に形成すると共に、該
    突起を突出させた状態でゴム質中に埋設したことを特徴
    とする請求項1記載の連結リンク式ゴムクローラ。
  3. 【請求項3】 中央部と左右に延伸した翼部を備える芯
    金の中央部に左右一対のリンクを一体に製造したリンク
    一体型芯金であって、該リンクの両脇に翼部よりも一段
    高い転輪走行面となる肩段を形成し、該リンク部及び芯
    金中央部内周側表面及び該肩段頂面を除いてゴム質中に
    埋設すると共に、芯金に対応した接地面側にはラグを突
    設し、且つ芯金間は薄肉のゴム部に形成して、隣接する
    リンクを連結して無端帯となしたことを特徴とする連結
    リンク式ゴムクローラ。
  4. 【請求項4】 機体重量が5トン以下の比較的小型の走
    行車両に装着することを特徴とした請求項1、2又は3
    記載の連結リンク式ゴムクローラ。
JP24567996A 1996-06-18 1996-08-27 連結リンク式ゴムクローラ Pending JPH1067349A (ja)

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JP24567996A JPH1067349A (ja) 1996-06-18 1996-08-27 連結リンク式ゴムクローラ

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JP17847196 1996-06-18
JP8-178471 1996-06-18
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011132746A1 (ja) 2010-04-21 2011-10-27 株式会社ブリヂストン クローラ用の芯金及びゴムクローラ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011132746A1 (ja) 2010-04-21 2011-10-27 株式会社ブリヂストン クローラ用の芯金及びゴムクローラ
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